JPS62202842A - 紫外線硬化樹脂被覆光フアイバの高速被覆方法 - Google Patents

紫外線硬化樹脂被覆光フアイバの高速被覆方法

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JPS62202842A
JPS62202842A JP61045641A JP4564186A JPS62202842A JP S62202842 A JPS62202842 A JP S62202842A JP 61045641 A JP61045641 A JP 61045641A JP 4564186 A JP4564186 A JP 4564186A JP S62202842 A JPS62202842 A JP S62202842A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ファイバの被覆方法に関するものであり、
更に詳述すれば、紫外線硬化樹脂で光ファイバを高速被
覆する方法に関するものである。
従来の技術 紫外線(以下U■と略す)硬化樹脂を光ファイバに被覆
する工程では、UV硬化樹脂はUV光を照射するだけで
硬化するため、被覆が容易であることが知られている。
このため、このようなUV硬化樹脂被覆ファイバは広く
使用されている(例えば、国分性「UV硬化樹脂被覆光
ファイバテープの設計」昭和59年度電子通信学会通信
部門全国大会、 476)。しかし、被覆時にLIV硬
化樹脂を高速で硬化させてUV硬化樹脂被覆光ファイバ
を製造する方法の検討は、はとんど行われていなかった
。このため、従来の技術による光ファイバの被覆方法に
おいては、被覆工程に時間を要すること、製造コストが
高いことなど重大な問題点があった。
一方、LIV硬化反応は、一般の化学反応の1つとして
理論的に検討されてきた。この種の反応は、ラジカル反
応と呼ばれ、材料のモノマー濃度〔M〕の時間tに対す
る変化を表わす式として次式(例えば、鶴田他「高分子
の構成」化学同人、 1966)が知られている。
Cl3 = (Io ’1exp(kd t)    
   (2)ここで、kd :光開始剤の光吸収係数k
p :成長反応の速度定数 kd:停止反応の速度定数 f :光開始効率 L :紫外線強度 〔■〕 :光開始剤の濃度 〔Io〕 :光開始剤の初期濃度 式(1)および(2)を、時間t=0で〔M〕=〔Mo
a(Moモノマー初期濃度)として解くと次式を得る。
上式(3)により、UV硬化樹脂のモノマー濃度〔M〕
の時間変化、すなわち硬化により初期のモノマー濃度か
らの濃度変化分を知ることができる。
しかし、モノマー43度の値を求めるのに必要なパラメ
ータkd、kpSk、及びfは材料に依存する量であり
、被覆材料の変化に伴い変化する。通常、市販されてい
る被覆の材料についての上記パラメータ値は知られてい
ない。
さらkd式(3)は、モノマー濃度の変化しか示してい
ない。硬化により樹脂としての特性が生じるが、被覆光
ファイバに必要な特性と樹脂の硬化の程度との関係は、
式(3)では不明である。
また、光ファイバを被覆するとき、被覆層によって必要
な硬化条件は変化するが、式(3)では厚さの効果は表
現されていない。したがって、高速被覆に対する必要条
件は不明である。
上記のようkd従来知られている一般的な反応式では、
UV硬化樹脂を高速で硬化させるのに必要な条件が明確
でなかった。したがって、高速被覆を行うことができず
、製造コストが高いという問題があった。
発明が解決しようとする問題点 従来の紫外線硬化樹脂被覆光ファイバの被覆方法におい
ては、紫外線硬化樹脂を高速で硬化させるのに必要な条
件が明確でなかった。このため、被覆を高速で行うこと
ができず、製造コストが高いという問題があった。
そこで、本発明は、紫外線硬化樹脂を高速で硬化させる
のに必要な条件を明確にして、被覆ファイバを高速で製
造する方法を提供せんとするものである。
問題点を解決するための手段 すなわち、本発明によるならば、紫外線を吸収して硬化
する紫外線硬化樹脂を光ファイバに被覆する方法におい
て、 被覆厚りの紫外線硬化樹脂の光吸収係数αと該樹脂のヤ
ング率を測定して求まる2つの定数kd及びCを用いて
、式 を満足する紫外線光強度り。及び紫外線光照射時間tを
求め、該紫外線光強度り。および紫外線光照射時間tで
被覆することを特徴とする紫外線硬化樹脂被覆光ファイ
バの高速被覆方法が提供される。
作用 U■硬化樹脂による光フアイバ被覆モデルを示す第1図
において、厚さhのU■硬化樹脂lは、Z軸方向に速度
Vで動いている。U■硬化樹脂1には、下方からのLI
V光り。が長さβの範囲にわたり照射される。このとき
、U■硬化樹脂の光吸収係数をαとすれば、樹脂内光強
度りは、となる。ここで、樹脂表面の反射は無視した。
式(3)及び式(4)から硬化後生酸物の飽和率Sは、
となる。厚さhのU■硬化樹脂の特性は、断面内で硬化
度が異なるため一定値で表わせないが、飽和率の平均値
を求めることが適当と考えられる。
このSの平均値Sは次式で表わせる。
ば、次式が得られる。
次kd硬化後の樹脂の特性として評価すべき項目を考え
る。式(6)は硬化後生酸物の割合を示すもので、これ
に対応する評価法としては、従来のゲル分率が知られて
いる。これは、生成物から未硬化部分を溶剤により一定
時間抽出し、残った硬化物の割合を求めた値である。
一方、光ファイバの被覆剤として用いる場合、その機械
的および耐マイクロベンド特性は、被覆材のヤング率に
大きく依存することが知られている(例えば、国分性「
U■硬化樹脂被覆光ファイバテープの設計」昭和59年
度電子通信学会通信部門の全国大会、 476)。そこ
で、硬化樹脂の特性としてヤング率を採用することも考
えられる。ゲル分率とヤング率のいずれを採用すること
が適切かを検討するため、照射する光強度り。を変化さ
せ、両特性の値を測定した。
第2図は、照射したU■光強度り。と硬化した樹脂の上
記両特性の測定結果を示す。樹脂の厚さは0.25mm
である。ヤング率Eは、十分大きなし。
を照射したときの値をEOOとし、これとの比E/E∽
で無次元化して示した。第2図から明らかなようkd両
特性ともし。を大きくするに従い単調に飽和に向う傾向
が認められるが、ゲル分率はヤング率に比して早く飽和
する傾向がある。特にり。
が小さい範囲では、ヤング率のほうが硬化の程度を良く
表わしている。この理由は明確ではないが、樹脂は溶剤
で抽出されなくてもし。が小さい範囲では完全に硬化し
ていないので、ヤング率は小さな値として測定され得る
と考えられる。
以上の結果より、硬化の程度を表わす値として、光ファ
イバの特性に密接に関連し、かつ硬化の程度を良く表現
できるヤング率を採用するのが適切であると判断できる
次kd硬化を表わす値としてヤング率を採用したときの
、式(6)の妥当性を検討する。
第1表に示す5種類の樹脂を用い、硬化条件を変化させ
るヤング率を測定した。樹脂A1−八3は1次被覆用の
軟質材であり、Bl及びB2は2次被覆用硬質材である
。試料寸法は60mmX10mmの長方形で、ヤング率
の測定は、標点間隔25mm、引張り速度1mm/分の
条件で、2.5%伸びに対する値を求めた。ますU■樹
脂をガラス面上に塗布し、U■光り。のもとを一定速度
Vで通過させて硬化させた。速度Vを変化させ、更に照
射時間tを変化させて測定し、樹脂A1〜A3について
結果を第3図kdB1及びB2についての結果を第4図
にそれぞれ示す。
各測定点は、5個の測定値の平均値であり、横軸は秒(
s)単位で示した。また、両図には、式(6)を用いて
、E/E∽=Sと仮定し、測定結果と最もよく一致する
ようにパラメータkd及びCを定め、計算した結果を合
せて示した。求めたパラメータkd及びCの値を第1表
に示す。
第3図、第4図から明らかなようkdパラメータkd及
びCを適切に定めれば、式(6)は測定値とよく一致す
ることがわかる。逆に言えば、この測定を行えば、樹脂
の硬化速度を規定するパラン2−タkd及びCを求める
ことができる。k、及びCを式(6)から定めるには、
原理的には異なる2点の値があればよいが、2つの値が
近いときは、数式上、根が誤差を含みやすい。従って、
できるだけ多くの測定点をもって上記パラメータの値を
求めるのが望ましい。
次kd樹脂の厚さのヤング率に対する依存性について検
討する。樹脂A1及びB1について、樹脂の厚さhを変
えてヤング率を測定した結果を第5図に示す。また、既
に求めたkd及びCの値を用い、式(6)から厚さ依存
性を計算した結果を第5図に合せて示す。この結果から
、得られたkd及びCを用いれば、式(6)は、厚さh
を変化させた場合も実験値をよく表現することがわかる
同様kdLIV光強度り。を変化させて硬化させた試料
のヤング率を測定した。測定結果を第6図及び第7図に
示す。樹脂の厚さh及び照射時間tは各試料について、
それぞれA l ; 0.25mm、 0.3秒、A 
2 : 0.25mm、 1.5秒、A 3 ; 0.
2n++n、2.3秒、B1;0.25mm、  3秒
、B2 :0.25mm、  3秒である。同図には、
既に求めたkdとCの値を用い式(6)からし。
依存性を計算した結果を合せて示す。この結果がら、(
尋られたkdとCを用いれば、式(6)は、UV光強度
り。を変化させた場合も実験値をよく表現することがわ
かる。
以上のようkdU■硬化樹脂の硬化率を表わす式(6)
を導出し、その硬化率を表わす特性としてヤング率を採
用すれば、これが計算式とよく一致することかわかった
。したがって、この式を用いて、硬化条件を定めること
ができる。式(6)をさらに変形すれば となる。・ ここで、ηは不飽和率を表わし、η=1−E/EOQ、
(E/EoO=S)である。
不飽和率ηの値の適正値については、これを十分検討す
る必要がある。ηを極端に小さくすれば、硬化に必要な
時間が長くなり、高速化が達成できない。一方、ηが大
きいと未硬化部分が残ったまま使用するため、経時変化
など信頼性に問題が生じる恐れがある。
したがって、ηの適正値について十分な裏づけをするに
は多くの試験を必要とし、時間がかかるものと考えられ
る。現在、既に得た結果の中から妥当な値η=0.1と
して製造した被覆光ファイバのヒートサイクル試験を実
施中であるが、特に問題は現われていない。
上記説明で、光吸収係数αについては、光の波長を特に
指定しなかった。樹脂の硬化に有効な光の波長λは0.
3〜0.4μm程度であり、光吸収係数αとして、この
波長範囲に対する値を使用している。
以上、詳述したようkdη=0.1として式(7)を満
たすよう樹脂の定数と硬化条件を定めれば、被覆材料と
して必要なりフグ率が9割以上飽和した状態で硬化させ
ることができる。従来技術ではこのような条件は全く不
明であった。
実施例 以下、本発明による紫外線硬化樹脂被覆光ファイバの高
速被覆方法の実施例を説明する。
実施例1 樹脂A1及びA2について第1表に示す測定値に基づき
、式(7)を満たすU■光強度り。及び照射時間tの領
域を計算した結果を、第8図にハツチングして示す。硬
化させる条件としてこの領域内の任意のり。とtの組合
せを採用すればよいが、高速で硬化させるには、すなわ
ち照射時間tを短くするには、Loを大きくする必要が
あることがわかる。
Loは樹脂表面での値であり、市販されているUV光ラ
ンプでは、50mW/mm”程度である。さらに大出力
のランプを使用することも考えられるが、強いUV光ラ
ンプは赤外線も多量に出すため被覆時に樹脂の温度が上
昇し、樹脂の変質の恐れがある。これを避けるため、第
8図に示すようにり。
<50mW/mm2の条件を定めれば、この中で最小の
tはA1についてt=0.105秒、A2についてt=
0.31秒となる。市販の照射長lが250+++mの
UV光ランプを用いれば、被覆線速v (=i/l)と
して樹脂A1ではv=143m/’分、A2ではv=4
8m/分で硬化させることが可能である。
両樹脂についてこれらの条件で被覆実験を行ったところ
、適切に被覆されたファイバが得られた。
このようkd樹脂の特性に応じてU■光強度と照射時間
tを定めることができる。そして可能な範囲でり。を大
きく、tを小さく設定できるため、高速被覆が可能であ
る。そのため、硬化率が明確、な被覆光ファイバを高速
で、すなわち加工費を小さく経済的に製造できる。
実施例2 実施例1と同じ樹脂へ1とA2について、より高速被覆
を実施した。同じUV光ランプを2台並べて設置し、等
価的な照射長を1 = 500mmと実施例1の場合の
2倍にした。また各ランプの出力をLo=50mW/m
m”とした。!を2倍ニI、t、:、(D−Q、被覆線
速Vも2倍にした。すなわち樹脂A1についてV=28
6m/分、A2についてv=96m/分の高速で被覆実
験を行った。
この結果、実施例1と同様に良好な被覆ファイバが得ら
れた。本実施例においても、実施例1と同様に硬化率の
明確な被覆ファイバを高速に且つ経済的に製造できると
いう効果が確かめられた。
実施例3 光ファイバにU■硬化樹脂を厚さh=0.2mmで被覆
する実験を行った。照射長Z=300mmのUV光ラン
プ1台で、樹脂表面にLIV光強度り。=50mW/m
m2を照射する条件を設定した。
高速硬化の例として線速Vを50m/分及び100m/
分とすれば、照射時間tはそれぞれt=β/v=0.3
6秒及び0.18秒となる。さらに不飽和率をη=0.
1とすれば、式(7)を満たすkd及びCの領域は、第
9図の曲線のハツチングで示す上部で表わされる。
第1表に示す5種類のU■硬化樹脂のkd及びCの値を
第9図にプロットした。この結果から、上記照射条件で
100m/分以上の高速で被覆する場合、樹脂A1、A
2及びB1は不飽和率η<0.■で硬化させることがで
きるが、樹脂A3及びB2は硬化させることができない
ことがわかる。
なお第9図では、光吸収係数αをパラメータにして示し
たが、樹脂によってそれぞれαが異なる。
したがって対応する計算値は、対応するαを代入して求
めるべきであるが、第9図からα依存性は小さいことが
わかる。このため、厳しい条件になるようαの大きい方
の値(第9図ではα=4)に対する計算値を採用すれば
、安全設定とすることができる。
このようkd設定した硬化条件に対し、適した樹脂を選
定することができる。第9図から、樹脂Blを選び、被
覆線速V=100m/分で硬化させた。この結果良好な
被覆ファイバが得られた。このようにして得られた被覆
ファイバは、一定のU■光照射条件のもとて明確な硬化
率を有するため、安定な特性を有する。
実施例4 実施効果をより定量的に確認するため、被覆実験により
得られた被覆光ファイバの伝送損失を評価した。
第10図kd製造した光フアイバテープの断面図を示す
。11はグレーデッドインデックス形多モード光ファイ
バで、コア径/外径=50/125μm1比屈折率差1
%の標準ファイバである。12は1次被覆で樹脂A2を
、13は2層目の被覆で樹脂B1を使用した。光フアイ
バ線引きと同時に被覆12及び13を施し、13の外径
を0.2mmとして、これを素線とした。被覆線速は1
00 m /分である。14は素線10心をまとめてテ
ープ状に被覆するテープ被覆である。
テープ被覆14に用いた樹脂のヤング率比E/EOOの
照射時間を依存性の測定結果を第11図に示す。
また式(6)でE/EOO=Sとし、測定結果を最もよ
く表わすように定数kd及びCを定めて、ヤング率比を
計算した結果も第11図に合せて示す。得られた定数は
、kd = 0,6S−’、C= 4.1mm(mJ)
−”である。また、光吸収係数α=2mm−’である。
この樹脂を用いてテープ被覆14を形成し、第10図に
示す光フアイバテープとした。その寸法は、幅2.1m
m、厚さ0.3順である。テープ被覆14は、10心の
光フアイバ素線の周囲を被覆しており、厚さhは場所に
より変化するが、最大でもh =0.15mmである。
U■照射長さj2=350mmのランプを用い、樹脂1
4を100 m /分で被覆するには、照射時間t=0
゜21秒となる。このとき、η=0.1とするには、式
(7)からし。>55mW/mm2とする必要がある。
不飽和率η=0.1とした場合の影響の有無を検討する
ため、Lo =55mW/mm2の条件で100 m 
/分で被覆して、第1O図の10心光フアイバテープを
IKm製造した。
素線の光損失を規準とし、テープ被覆による損失変化測
定結果のヒストグラムを第12図に示す。
0.85μmと1.3μmの両波長で、それぞれ10心
測定したところ変化の平均値は、0.02dB / K
mと測定誤差以内の小さい値であった。
続いてこの光フアイバテープを恒温槽に入れ、−40〜
+60℃の温度範囲で光損失の変化を測定した。20℃
での光損失を規準とした変化を第13図に示す。損失変
化は一40℃で少し増加する傾向があるものの、平均値
で±0.05dB/Km以内と小さな値であった。
このようkd本発明による方法によれば、樹脂の特性に
応じて高速で被覆できるようU■光照射条件を定めるこ
とができるため、特性の安定した被覆光ファイバを高速
で製造することができる。
発明の効果 以上の説明から明らかなようkd本発明による紫外線硬
化樹脂被覆光ファイバの高速被覆方法によれば、各紫外
線硬化樹脂の特性に応じて一定の硬化率で高速被覆を実
現することができる。このため、加工費を低減できるほ
か、硬化率が一定であるため安定した特性の被覆ファイ
バを製造することができる。すなわち、高品質で且つ低
価格な被覆ファイバを提供することができる。従って、
本発明による紫外線硬化樹脂被覆光ファイバの高速被覆
方法は、広い範囲にわたって活用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、U■硬化樹脂の硬化状態を模式的に説明する
図であり、 第2図は、照射したU■光強度り。に対する硬化した樹
脂の特性の測定結果を示す図であり、第3図及び第4図
は、一定のU■光強度り。で照射時間tを変化させて硬
化させた樹脂のヤング率を、測定値と計算値について比
較した図であり、第5図は、硬化した樹脂のヤング率の
厚さ依存性を測定値と計算値で比較した図であり、第6
図及び第7図は、硬化した樹脂のヤング率のU■光強度
依存性を測定値と計算値で比較した図であり、 第8図は、UV光の照射時間を及び強度り。の設定法を
示す図であり、 第9図は、一定のU■光照射条件でパラメータkd及び
Cの設定範囲を示す図であり、第10図は、光フアイバ
テープ断面図であり、第11図は、被覆ファイバに用い
た樹脂の特性を示す図であり、 第12図は、被覆ファイバの製造による光損失変化を測
定した結果を示すヒストグラムであり、第13図は、製
造した被覆ファイバの温度変化試験結果を示す図である
。 (主な参照番号) 1・・U゛■硬化樹脂、  11・・光ファイバ、12
・・1次被覆用LJV硬化樹脂、 13・・保護被覆用UV硬化樹脂、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紫外線を吸収して硬化する紫外線硬化樹脂を光フ
    ァイバに被覆する方法において、 被覆厚hの紫外線硬化樹脂の光吸収係数αと該樹脂のヤ
    ング率を測定して求まる2つの定数k_d及びCを用い
    て、式 [e^−^β/(αβh/2)][exp(αβh/2
    )−1]<0.1但し、 β=C[√(L_0/k_d)][1−exp(−k_
    d t/2)]を満足する紫外線光強度L_0及び紫外
    線光照射時間をを求め、該紫外線光強度L_0および紫
    外線光照射時間tで被覆することを特徴とする紫外線硬
    化樹脂被覆光ファイバの高速被覆方法。
  2. (2)紫外線光照射時間tが可能な限り小さくなるよう
    に、前記式を満足するL_0とtとを決定することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)前記定数k_d及びCは、未硬化樹脂を様々な紫
    外線光強度L_0および紫外線光照射時間tで硬化させ
    て厚さhの膜を作成してヤング率Eを求め、十分大きな
    L_0あるいは十分長いtで照射した樹脂膜のヤング率
    をE_∽とし、E/E_∽を求め、E/E_∽が互いに
    異なるL_0とtの組合わせを少なくとも2組選び、該
    値を式 E/E_∽=1−[e^−^β/(αβh/2)][e
    xp(αβh/2)−1]β=C[√(L_0/k_d
    )][1−exp(−k_d t/2)]に代入し、k
    _dとCに関する連立方程式として、該式から定めるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載
    の方法。
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