JPS62202325A - 滑面性磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野１ 本発明は磁気記録媒体、特に磁気テープに関する。 【発明の背景】 磁気テープ、磁気シート、磁気ディスクのような磁気記
録媒体は、オーディオ分野、ビデオ分野、コンピュータ
分野で広くｊ史われている。これらのうち、例えばビデ
オ分野の磁気テープについていえば、カセットに収納さ
れた磁気テープは両像の記録やその再生を行うときには
、このカセットがビデオデツキに装着され、そのテープ
がガイ−ボールや〃イドローラにその表裏を摺擦されな
がら巡路を走行し、磁気ヘッドによって摺擦走査される
。このような磁気テープの巡路走行に際して磁気ヘッド
に対する磁気テープの摺擦状態が変動しないように磁性
層の表面は平滑に仕上げられ′Ｃいる。 しかし磁気テープの磁性層の反対側面も前記変動に対し
同様の影響を及ぼし、該反対側面の走行性が良くないと
きは、走イテする磁気テープに過度のテンシランがかか
り、磁性層の損傷、粉落ちが起こるのみならずその巻姿
が乱れてテープの二ンノが不４！１こなり、スキュー、
ノ・ンター、クロマＳ／Ｎ等の画像あるいは電磁変換特
性が悪くなる。 そのため、磁気テープの支持体の裏面には、〃イドボー
ル、〃イドロールあるいはガイドビン等に対する走行性
、耐用走イテ性がよくなるようにバックコート層が設け
られており、このバックコート層のうちには無磯貿粉末
をフィラーとして該層に含有させたものがある。これは
、バックコート層の表面をｌｉｔ面１こしてガイドボー
ル等との接触面積を少なくし、その摩擦抵抗を少なくし
たもので、例えば特１用昭５７−１３０２３４号、トｉ
　５８−１６１１３５号、同５７−５３８２５号、同５
８−２４１５号、特公昭５０−３９２７号には−ずれも
無機質粉末を用いた例が示され、さらにこれらの多くに
はその粒径を限定したものが示されている。 しかしながら、これらの無機質粉末を使用したものでも
十分な滑面性が得られないだけでなく、例えば特公昭５
０−３９２７号１こ記載されているアルミナ粒子のよう
にバックコート層がガイドピン等と接触するとき、特に
該ガイドピン等が有＠用脂部材であると外には二のピン
等を削ってし±５％、その磁気テープを円滑に案内走行
させるがイドビンの８！能を害する。 これらの原囚の一つは、無機質粉末は一般１こ粒子形状
が多種多様で一定でなく、且つその粒径の分布も広いこ
とによりバックコート層の表面が必要以上に粗面化する
ことによる。 また過度の粗面化は無機質粉末（例えば二酸化チタン、
α−酸化鉄等）の硬度が高い二とと相俟って磁性層に凹
凸の転写を起１、各種の電磁変換特性上に支１卓をもな
ら虹。 また、無機質粉末は水との親和性が比較的強いため使用
中に空電中の水分を１汲収し、バラフコ−）層表面はガ
イドボール等１こ対して粘着し易くなり、粘着によって
走行する磁気テープが急停止、急発進を繰返す所謂ステ
ィ・／り入リップを起し易い、また該水分によって磁性
粉が変質して性能の劣化を生ずることがある。 ！ｉだ１１ｑ記した無機質粉末のような固体粉末のフィ
ラーは充分良好な分散状態でバックコート層等に含有さ
れている必要がある。従って使用するフィラー類１こは
分散性のよいことが要求される。 分散性の恋いフィラーを分散不良のよ）使用したり、分
故後再′４１災したものを使用すると、バックコート層
表面の粗さの制御が不充分にな１）その凹凸が磁性層に
転写されて電磁変換特性が劣化したり、ビデオデツキの
部材を損傷する等の問題を起す。囚み１こ無＠質粉末は
あまＩ）分散性はよ（な′ｖ１　。 分散性の向上には分散剤の面からも幾多の技術ｌｔｌ示
があり、各種の１眉肪酸、高級アルコール、界面活性剤
が挙げられる。 また、一般に無機質粉末はパイングー用Ｕ（脂とのなじ
みが良くなくて分散性に問題が多く、樹脂から分離して
粉落ち等を生じ、例えばビデオデツキを汚したり、この
粉落ちのした部分に対応する磁性層の画像の再生にドロ
ップア・クトを生じる原囚になることがある。 一方バツクコート層に用いられるバインダーは、磁性粉
を対象に電磁変換特性及びテープ物性の、１′４整のた
めに多種多様の添加剤が加えられる磁性層用のバインダ
ーとは異なる観点から選定する必要があり、磁性層パイ
ングー組成をそのまま流用することは過剰処置であり反
って無用の欠陥を付与することにさえなる０例えば塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体とポリツレクンａ〕脂をポ
リイソシアネートで硬化させた場合には、耐摩耗性、靭
性が不充分で摩擦係数が大きいことから走行トルクの上
昇、従ってテープ折れ、テープ伸び、巻乱れなどが生じ
ＲＦ出力変動が大きくなり、また層間粘着に不安を残し
、更に工程上ポットライフが不安定でフィラーの再凝集
を起すことがある。 更にバックコート層面の滑りをよ＜−ｉるために摩擦係
数を下げる滑面剤についても多くの提案があり、シリコ
ーンオイル、グラ７アイ）、ＩＩＴｔ肋酸エステル等が
知られている。 このことから、例えばバックコート）＆の表面１１１さ
のカットオフ　　（ｃｕｔ　ｏｒｌ）　０，０８ｚａの
中心線乎均粗さＲａを０．０１０−０．０５０μｍ、動
摩擦係数μを０．１０以上で０．３６以下にして、磁性
層に凹凸が写されないでバックコート層の走行性、耐用
性を」１昇させること等がはかられる。 しかしながら曲記分散剤、滑面剤のりｔ用、バインダー
の選択では問題を解決し難く且つＩｔ！！種の問題を新
に生ずることが多い。例えばグラファイト車用では基テ
ィックスリップを起し易く、またこれら低分子添加剤は
多量に用いるとブルーミングを起し粘着その池の故障を
起し易く、磁気テープの構成層として磁性層、バックコ
ート層の他にオーバコート層その他の補助層が設けられ
る例が多くなって米でいる。 特に最近ビデオ機器の小型化、高密度化は磁気テープの
通路を複雑化し、このテープのがイドボールやガイドロ
ール、さらには磁気ヘッド等と接触する機会が多くなり
擦すられる頻度も多く、一層の走行性と粉落ち等を防止
する耐摩耗性、耐用性の向上が要求されている。

【発明の目的】

本発明の目的は、 （１）フィラーの分散性のよい、 （２）バンクコート層から磁性層への表面状態の転写の
ない、 （３）帯電性が少なくてドロップアウトの少い、（４）
走行耐用性の優れた バックコート層を有した磁気記録媒体の提供にある。

【発明の構成】

前記した本発明の目的は、支持体の片面に磁性層、その
他面にバックコート層の少くとも２つのｆ１弯成層を有
する磁気記録媒体に於て、前記少くとも２つの構成層の
任意の構成層にシリコーン樹脂粉末を含有ｒることを特
徴とする滑面性磁気記録媒体によって達成される。 本発明に係るシリコーン０１脂粉末は、他のフィラーに
比べて撥水性（疎水性）で吸湿性がなく、摩擦係数が小
さくて層表に滑面性を与えるに好都合であり、有機溶媒
に不溶且つ非熔融性で粉末粒子として形状安定である。 また有機質フィラーより耐熱性があり、無８！ｆ！！フ
イラーよりも比重１．３で小であり塗料中で沈降を起し
生産工程上に支障をもたらすこと石少く、磁気テープ用
のフィラーとして好しい資質を備えている。 シリコーン樹脂の球状粒子からなる粉末をフィラーとし
て用いると、シリコーン樹脂自体の物性として冷凍係数
が小であるため該粉末を含有するＮ表に脂滑性を与え、
また粒子としての体積を有ｒることから該粒子を含む／
ｉｉ１表に多数のは）゛高さの揃った突起を蹟めること
になり、該層表面と摺擦する面を該突起で支えて両面間
の接触面積を大きく減少させ、前記層表に交情性を与え
る。粉末粒子が球状であれば交情性には更に好都合であ
る６上記のようにシリコーン樹脂１脂の球状粒子粉末は
、ｍ滑性、交情性更に球状である３つの因子から、該粉
末を含有する層表の滑面性に大きく寄与する。 本発明に用いるシリコーン樹脂粉末は、好しくは球状で
あり、平均粒径は４μｍ以下、ＢＥＴ値１０〜３０ｍ２
／ｇであることが好しい。 またシリコーン樹脂の添加量は、併用する他のフィラー
と合せた全量の１７２〜１／１００を用い、バックコー
ト層に例をとれば表面粗度（Ｒａ）　０．０５μｍ（中
心線平均粗さ、カットオフ０．２５μｍ）以下に調整す
ることが好しい。 前記の添加量でバックコート層は、その動摩擦係数の低
下に伴いテープの走行テンションが低下し、走行性が均
一で滑らかなテープ損傷の少い磁気テープかえられる。 尚表面粗度が０．０５μｍ以上になると、バックコート
層の粗さが磁性層に転写され電磁変換特性が劣化する。 また本発明に係るシリコーンＯ（脂粉末は、何例バック
コート層のみならず、磁性粉等を懸濁、含有している磁
性塗料を塗布して形成する懸濁型磁性層に添加してもよ
い。該添加量は磁性粉に対し０．０１−３（ｈｔ％、好
しくは０．１−２（Ｊｕｔ％であり、磁性層の滑面性を
上げることができる。 また蒸着等の気相堆積法で積層した堆積型磁性層に対し
てはそのオーバコート層に含有せしめることができる。 本発明に係るシリコーン樹脂粉末は、磁気テープの構成
層のすべてに含有させてもよいし、いづれかの層を選ん
で添加してもよい。 本発明に係るバックコート層塗料に於て、本発明に係る
シリコーン０１脂粉末を含めた全フィラー重量は、バイ
ンダー１００瓜量部に対して、１０〜５００重皿部、好
しくは、２０〜４００重量部である。 また本発明に係るシリコーン樹脂粉末以外のフィラーと
して他の有機質フィラーを併用してもよいし、また磁気
テープの遮光性併せて導電性の改碧のだめにカーボンブ
ラックを混用してもよい。 またパイングーには、磁気テープ用として従来用いられ
ている各種樹脂をすべて流用することができるが特にポ
リウレタン樹脂と繊維素系ａ１脂にポリイソシアネート
を添加したものが好しい。 更に物性、引いては電磁変換特性、及び生産性を改善、
向上するための従来用いられる各種添加剤を加えてもよ
い。 前記本発明に係るシリコーン樹脂粉末と併用される他の
有８！質フィラーとしては、アクリルスチレン系樹脂、
ベンゾグアナミン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、フ
タロシアニン系顔料が好ましいが、ポリオレフィン系樹
脂粉末、ポリエステル系υＩＮ粉末、ポリアミド系樹脂
粉末、ポリイミド系樹脂粉末、ポリ７フ化エチレン樹脂
粉末等が挙げられる。 また、無機質粉末としては酸化珪素、酸化チタン、酸化
亜鉛、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウ
ム、硫酸バリウム、硫酸カルシ９ム、硫酸亜鉛、酸化錫
、酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシウム、α−Ｆ（！
２０５、タルク、カオリン、窒化硼素、弗化亜鉛、二酸
化モリブデンが挙げられる。 前記バックコート層に混用されるカーボンブラックは導
電性改善の０的に叶うものとして粒子同士がいわばブド
ウの房状に連なったものが好適であり、多孔質で比表面
積の大さい、いわゆるストラフチア−レベルの高いもの
が望ましい。こうしたカーボンブラックとしては、例え
ばコロンビアカーボン社製のコングクテ？クス　（Ｃｏ
ｎｄｕｃ　Ｌｅｘ　）９７５（比表面積２７０舗２／ｇ
１粒径２４−μ）、コンブツクテックス９５０（比表面
積２４５瞳２／ｇ１粒径４６ωμ）、カボット・パルカ
ン（Ｃａｂｏｔ　Ｖｕｌｃａｎ）　ＸＣ７２（比表面Ｉ
Ｊｊ２５７＋ａ２／ｇ、粒径３０ｗμ）等が使用可能で
ある。 一方遮光用カーボンプラックとしては、粒径が小さくて
ストラフチャーレベルの比較的低く、しかも比表面積が
比較的低いもの、例えばコロンビアカーボン社製のラー
ベン　（Ｒｅνｅｎ）　２０００　（比表面ｍ１８０ａ
＋２／ｇ−粒径１９　Ｉａμ）、４３０．４２０．１４
．２１００．１１７０．１０００．１２５５．１２５０
．３２００．３５００．５２５０．５７５０．７０００
　；三菱化成（株）！！の＃３０、＃３５、＃４０、＃
４４、＃７５、井１００、＃９７０％　＃１０００、＃
２２００、＄　２３５０、＄　２４００、ＭＡ７、Ｈ＾
８．８＾１１、Ｈ＾１００；　キャボット社製のブラッ
クバール７００．８００．１１００．１３００、　Ｌ、
　　リー〃ル４００．５００．６６０等が使用可能であ
る。 更に本発明に於てはｐＨが７以下のものが好ましく、良
好な均一分散性を与える。 前記ｐｉが７以下のカーボンブラックとしては、コロン
ビアカーボン社製； ラーベン１０００．１１７０．１２５０．１２５５．２
０００．３２００．３５００、５２５０．５７５０．７
０００、フングクテックス　９７５、 キャボット社製； ブラックパール　１０００．１１００．１３００、Ｌ１
三菱化成（株）製　； ＃１００、＃９７０、＃１０００．　　＃２２００Ｂ、
　　＃２３５０、＃　２４００８、 Ｈ＾７、ＭＡ８、ＨΔ１１、Ｈ＾１００等が挙げられる
。 本発明に係るバックコート層に用いられるバイングーと
しては、＠摩耗性のあるポリウレタンが挙げられる。こ
れは、他の物質に対する接着力が強く、反復して加わる
応力または屈曲に耐えて機械的に強靭であり、且つ耐摩
耗性、耐候性が良好である。 またポリウレタンの他に、繊４１ｉ　ｆｖ　Ｍ　ａ（脂
及び塩化ビニル系共重合体ら含有せしめれば、バックコ
ート層中のフィラーの分散性が向上してその機械的強度
が増大する。但し繊維素系樹脂及び塩化ビニル系共重合
体のみでは層が硬くなりすぎるが、これは上述のポリウ
レタンの含有によって防止できる。 使用可能なａ、ｍ素糸樹脂には、セルロースエーテル、
セルロース無機酸エステル、セルロース有機酸エステル
等が使用できる。上記の塩化ビニル系共重合体は、部分
的に加水分Ｍされていてもよい。塩化ビニル系共重合体
として、好ましくは、塩化ビニル−酢酸ビニルを含んだ
共重合体が挙げられる。 また７エ７キシ街１ｆｆｌも使用することができる。 ７エ７キシ樹脂は８！械的強度が大きく、寸度安定性に
ｒぐれ、耐熱、耐水、耐薬品性がよく、接着性がよい等
の長所を有する。 これらの長所は前記したポリウレタンと長短相補い更に
相助けてテープ物性に於て経時安定性を者しく高めるこ
とができる。 更に前記したバイングーの他、熱可塑性樹脂、熱硬化性
用謂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂との混合物が
１１２！用されてもよい。 前記バインダーの中、バックコート層に用いる樹脂とし
てはポリウレタン樹脂とａ維素系？ｊｆ脂待にニドミセ
ルロースとの組合せが好しい、１ｉｌｉｉ者の；昆合重
量比はポリウレタンを分子として９７２〜２／８であり
、好しくは８／２〜３／７である。 本発明に於ては、前記バインダーに対し硬化剤としてポ
リイソシアネートが含有させることが好しい。 使用できる芳香族ポリイソシアネートは、例えｔｒ　）
リレンノインン７ネー）　　（ＴＤＩ”）等及びこれら
ポリイソシアネートと活性水素化合物との付加体などが
あり、平均分子量としては１００〜３．０００の範囲の
ものが好適である。 また脂肪族ポリイソシアネートとしては、ヘキサメチレ
ンジイソシアネー）　　（１１８０１）等及びこれらイ
ンシアネートと活性水素化合物の付加体等が挙げられる
。これらの脂肪族ポリインシアネート及びこれらのポリ
イソシアネートと活性水素化合物の付加体などの中でも
、好しいのは分子量が１００〜３　、０００の範囲のも
のである。脂肪族ポリイソシアネートのなかでも非詣環
式のポリイソシアネート及びこれらの化合物と活性水素
化合物の付加体が好ましい。 前記ポリイソシアネートの前記バインダーに対する添加
量は両者のｆｆ１ｆｆｌ和の０．１〜０．７特に好しく
は０．１５〜０．５である。 上記バックコート層を形成するのに使用される塗料には
必要に応じて分散剤、滑面剤、帯電防止剤等の添加剤を
含有させてもよい。 本発明に係るバックコート層に使用される分散剤として
は、レシチン、リン酸エステル、アミン化合物、アルキ
ルサルフェート、脂肪酸アミド、高級７ルコール ホコハク酸、スルホコハク酸エステル、公知の界面活性
剤等及びこれらの塩があり、また、陰性有機基（例乏ば
一ＣＯＯＨ、−ｆ’０，＋＋）を有する重合体分散剤の
塩を使用することもできる。これら分散剤は１種類のみ
で用いても、あるいは２種類以上を併用してもよい。こ
れらの分散剤はバイングー１００重量部に対し１〜２０
３ｆｉ　ｉ部の範囲で添加される。 また、滑面剤としては、シリコーンオイル、グラファイ
ト、カーボンブラックグラフトポリマー、二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン、ラウリン酸、パルミチン酸
、オレイン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ミリスチン酸
等の脂肪酸とブチルステアレート、オクチルパルミテー
ト、オクチルミリテート等の脂肪酸エステル等も使用で
きる。 これらの滑面剤はバイングー１００爪量部に対して０．
２〜２０重量部の範囲で添加される。 帯電防止剤としては、前記カーボンブラックをはじめ、
グラ７フイト、酸化スズ−酸化アンチモン系化合物、酸
化チタン−酸化スズ−酸化アンチモン系化合物などの導
電性粉末；サポニンなどの天然界面活性剤；アルキレン
オキサイド系、グリセリン系、グリシドール系などの７
ニオン界面活性Ｍ；高級アルキルアミン顆、第４級アン
モニウム塩類、ピリジン、その他の複素環類、ホスホニ
ウムまたはスルホニツム類などのカチオン界面活性斉り
；カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐
酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤；ア
ミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミ／アルコールの硫
酸または燐酸エステル鼠等の両性活性剤などが挙げられ
る。 以上のように五η成されたバックコート塗料は乾燥厚み
０．２〜２．０μｍ、好しくは０．３〜１．５μ論とな
るように塗設される。 本発明に係る磁性層としては、磁性粉、バインダー及び
分散剤、滑面剤等を使用した懸濁型磁性層であっても良
いし、蒸ＸＪ法、スパ／ター法、べ−パーデボフシ３ン
法等によって形成された堆積型磁性層であっても良い。 磁性材料としては、例えばγ−Ｆｅ２０＊、Ｃｏ含含有
−Ｆｅ２０．、Ｃｏ＠Ｘｉγ−Ｆｅ２０３、ＦｅｚＯ１
、Ｃｏ含有Ｆｅ＝０．、Ｃｏ被ＣＦｅ５Ｏ４、ＣｒＯ□
’７の酸化物磁性体、例えばＦｅ１旧、Ｃｏ、　Ｆｅ−
旧合金、Ｆｅ−Ｃｏ合金、Ｆｅ　−Ｎｉ　　Ｐ合金、Ｆ
ｅ−Ｎｉ−Ｃｏ合金、Ｆｅ　−Ｍｎ　−Ｚｎ合金、Ｆｅ
−−Ｎｉ　　Ｚｎ合金、Ｆｅ−Ｃｏ−Ｎｉ−Ｃｒ合金、
Ｆｅ−Ｃｏ−Ｎ１−Ｐ合金、Ｃｏ　　Ｎｉ合金、Ｃｏ−
Ｐ合金、Ｃｏ−Ｃｒ合金”；Ｆｅ、Ｎｉ％Ｃｏを主体と
するメタル磁性粉等各種の強磁性体が挙げられる。これ
らの金属磁性体に対する添加物としてはＳｉ、　Ｃｕ、
　Ｚｎ、＾ｌ、　Ｐ、　Ｍｎ、　Ｃｒ等の元素又はこれ
らの化合物が含まれていても良い。またバリウムフェラ
イト等の六方晶系フェライト、窒化鉄も使用される。 また磁性層に用いられるバイングーは、硬化剤、分散剤
、滑面削、帯電防止剤及びフィラーについては前記バッ
クコート層に於て説明したものが流用できる。 さらに必要に応じ研磨剤を添加することができる。研磨
剤としては、一般に使用される材料で熔融アルミナ、炭
化ケイ素、酸化クロム、コランダム、人造コランダム、
ダイヤモンド、人造ダイヤモンド、ザクロ石、エメリー
　（主成分；コランダムと磁鉄鉱）等が使用される。こ
れらの研磨剤は平均粒子０．０５μＩ１１〜５μ石の大
きさのものが使用され、特に好しくは０．１〜２μ鵠で
ある。これらの研磨斉りはバイングー１００重量部に対
して１〜２０重量部の範囲で添加される。 上記バンクコート及び磁性塗料に配合される溶媒或はこ
の塗料の塗布時の希釈溶媒としては、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブナルケトン、シクロヘキサ
ノン等のケトン類；　メタノール、エタノール、プロパ
／−ル、ブタ７−ル等のアルコール類；酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、エチレングリコー
ルセノアセテート等のエステル煩；グリコールジメチル
エーテル、グリコ−ホモ／エチルエーテル、ノオキサン
、テトラヒドロ７ラン等のエーテル類；ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素；メチレンクロライ
ド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、
シクロベンゼン等のハロゲン化炭化水素等のものが使用
できる。 また、支持体としては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレン−２，６−す７タレート等のポリエステル
類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルロース
トリアセテート、セルロースグイアセテート等のセルロ
ース誘導体、ポリアミド、ポリカーボネートなどのプラ
スチックが挙げられるが、Ｃｕ、＾１ｒＺｎ等の金属、
ガラス、［ＩＮ。 Ｓｉカーバイド、磁器質、陶器質等のセラミックなどら
使用できる。 これらの支持体の厚みはフィルム、シート状の場合は約
３〜１００μｍ程度、好ましくは５〜５０μ齢であり、
ディスク、カード状の場合は３０μ争〜１０１１１ｒａ
程度であり、ドラム状の場合は円筒状で用いられ、使用
するレコーダ１こ応じてその型は決められる。 上記支持体とバックコート層或は磁性層の中間には接着
性を向上させる中間層を設けても良い。 支持体上に塗布方式により上記層を形成するための塗布
方法としては、エアードクターフート、ブレードコート
、エアーナイフコート、スクイズコー）、ｆ浸コート、
リバースロールコート、トランスファークールコート、
グラビアコート、キスコート、キャストコート、スプレ
ィコート等が利用できるがこれらに限らない。

【実施例】

本発明を実施例を用いて具体的に説明する。 実施例１〜４並びに比較例（１）及び（２）下記処方Ｉ
の磁性塗料をボールミルで和分にｊＩＬ合分散し、硬化
剤として多官能インシアネート５部を添加し、１μＩａ
フイルターで濾過し、Ｉ！７さ１３μ論のポリエチレン
テレフタレートベース；こ※２燥膜厚４．５μ随となる
ようにリバースロールコータで塗布し、試料用フィルム
をえた。該フィルムにスーパカレンダー処理を施した。 次いで表−１に示す試料毎に異るバックコート塗料（処
方■）の組成物をボールミルで５時間分散し各試料のバ
ックコート塗料とした。該塗料を曲記試ｕ　用フィルム
の裏面にリバースロールコータで乾燥膜Ｆｆ、０．５μ
ｍになるよう塗布、乾燥しバ。 クコ−）／Ｗを夫々に形成し、１７２インチ幅にスリッ
トして実施例試料テープ１〜４、及び比較例試料テープ
（１）及Ｖ（２）をえた。 処方Ｉ　（磁性塗料）　　　　　　（ｍ１部）ＣＯ含含
有−Ｆ　ｅ　２０３　　　　　１００ポリウレタン　　
　　　　　１２ 塩ビー酢ビ共重合体　　　　８ ステアリン酸ブチル　　　０．８ ミリスチン酸　　　　　　　０．８ アルミナ　　　　　　　　　５ カーボンブラック　　　　　５ レシチン　　　　　　　　　４ シクロヘキサノン　　　　１００ メチルエチルケトン　　　　５０ トルエン　　　　　　　　　ｌＯ ・−） 以下奈品 処方■（バックコート塗料） 表−１単位；重■部 表−２から明かなようにシリコーン樹脂粉末を添加した
、実施例１〜４は、動摩擦が小さく、くり返し走性後の
ＩｔＦ出力変動が小さく、テープ損傷も極めて少なく、
耐用走行性に優れたバックコート層である。 また、シリコーン？３１脂粉末を含有しない比較例（１
）、（２）は耐用走行性が劣る。 実施例５並びに比較例（３） 下記処方■の各磁性塗料をボールミルで十分に混合分散
し、硬化剤として多官能イソシアネート５部を添加し、
１μ齢のフィルターでろ過し、１７さ１３μ鎗のポリエ
チレンテレフタレートベースに乾燥膜厚４＋５μ麺とな
るようにリバースロールコータで、塗布し、試料用フィ
ルムをえた。該フィルムにスーパカレンダー処理を施し
た。 次いで表−４に示すバンクコート塗料（処方■）の組成
物をボールミルで５時間分散し各試料のバンクコート塗
料とした。該塗料を前記試料用フィルムの裏面にリバー
スロールコータで乾燥膜厚０．５μＩ１１になるよう塗
布、乾燥し、バックコート／？？を形成し、１７２イン
チ幅にスリットして実施例試料テープ５及び比較例試料
テープ（３）をえた。 表−３ 処方■　（磁性塗料）　　　　（重量部）実施例５　比
較例（３） ＣＯ含含有−ＦｅｚＯｚ　　　　　　１００　　　　１
００ポリウレタン　　　　　　１２１２ 塩ビ一酢ビ共重介体　　　８８ ステアリン酸ブチル　　０．８　　　　０．８ミリスチ
ン酸　　　　　　０．８　　　　０．８アルミナ　　　
　　　　　　５５ カーボンブラック　　　　　５５ シリコーン８１脂粉末　　　２　　　　−レシチン　　
　　　　　　　４４ シクロヘキサノン　　　１００　　　　１００メチルエ
チルケトン トルエン　　　　　　　　１０１０ 表−４　（バックフート塗料）　　　　　重量部ポリウ
レタン０１　ＩＩけ にツボラン２３０４；　　　　　　　　　　　２５日本
ポリウレタン製） ニトロセルロース　　　　　　　　　　２０（セルツバ
、泡化成製） ポリイソシアネート （コロネートし，１５ 日本ポリウレタン製） カーボンブラック　　　　　　　　　　４０（平均粒子
径０．０２μｍ） メチルエチルケトン　　　　　　　　５００トルエン　
　　　　　　　　　　　　４００以下余゛白 シリコーン８１脂粉末を添加した実施例５は、無添加の
比較例（３）と比較してくり返し走イデ後の出力低下及
び動摩擦係数の増加が小さく、ドロップアウト及び磁気
ヘッドの汚れも少ない走行耐久性に優れたテープである
。 実施例及び比較例に関する測定方法 （ａ）　　テープをＶＩＩＳカセットに詰め、２０℃、
６０％旧１中で、ＮＹ−６２００　（松下電気製）デツ
キを使用し、２００パスくり返し走行させた．同時に、
ＩＦ出力低下も測定した。 （ｂ）　　テープ損傷は２００バス走行後のテープを目
視で評価した。 （ｃ）　　動摩擦係数・・・２３℃、６０％Ｒ１１中で
、横浜システム社製走行性試験機（ＴＢＴ　−３００　
−Ｄ　）を使用し、入ロテンシ３ン２０ｇに設定し、直
径３．８＋＋ｕ＋＋のステンレスビンに試料テープを１
８０°巻っけ、３．３ｃｍ７ｓｅｃで走行させ、−０後
の出口テンションを測定し、次式より求めた。 （ｄ）　　層間摩擦係数・・・２３°Ｃ，６０％旧１中
で、（Ｃ）と同様の装置を使用し、入口テンション２０
ｇに設定し、直径６２ｍｍのステンレンドラムに磁性層
を上側にして巻きつけ、その上に試料テープを１８０°
巻きつけ、ＤＣ面を０．２ｃｍ／ｓｅｅで走行させ一分
後の出口テンションを測定し、（１）式より求めた。 （ｅ）　　表面粗さＲａ（μ、）・・・三次元粗さ測定
器５Ｅ−３ＦＫ（小板研究所）で、力２トオ７０，２５
、針圧３０ｍｇで試料面を２，５ａ＋ｍ長測定して求め
た。 （ｆ）　　クロマＳ／Ｎの測定・・・ＩＩＲ−７１００
（日本ビクター製）を用いて最大記り電流で４．５旧１
ｚを記録し、再生時のノイズ電圧を測定して求めた。 （ｇ）　　Ｍ間粘着テスト・・・１７２インチ幅のテー
プを１８０ｋｇの圧で巻き、６０℃、８０％ＲＨで２４
時間放置後、さらに２４時間常温で放置して巻き戻し、
その引き離すときの抵抗があるものを有り、ないものを
なしとして評価した。 （１１）デツキテンション・・・ＶＩＩＳ方式ビデオチ
ープレコーグＩＩＲ−６５００（日本ビクター（株））
を使用し、回転シリング−人ロテンシ」ン　（Ｔ１）と
出口テンション　（Ｔ２）を測定して求めた。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支持体の片面に磁性層、その他面にバックコート層の少
   なくとも２つの構成層を有する磁気記録媒体に於て、前
   記少なくとも２つの構成層の任意の構成層にシリコーン
   樹脂粉末を含有することを特徴とする滑面性磁気記録媒
   体。