JPS6220222B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6220222B2
JPS6220222B2 JP4583882A JP4583882A JPS6220222B2 JP S6220222 B2 JPS6220222 B2 JP S6220222B2 JP 4583882 A JP4583882 A JP 4583882A JP 4583882 A JP4583882 A JP 4583882A JP S6220222 B2 JPS6220222 B2 JP S6220222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
printing ink
adhesion
weight
parts
Prior art date
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Expired
Application number
JP4583882A
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English (en)
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JPS58162650A (ja
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Achilles Corp filed Critical Achilles Corp
Priority to JP4583882A priority Critical patent/JPS58162650A/ja
Publication of JPS58162650A publication Critical patent/JPS58162650A/ja
Publication of JPS6220222B2 publication Critical patent/JPS6220222B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、印刷インク特に静電複写機のインク
の付着を防止した軟質塩化ビニルシートに係るも
のである。 従来、可塑剤を含む軟質塩化ビニルシートで作
られたデスクマツトや書類ホルダー等のカバー
に、静電複写機でコピーされた書類をはさんだ
り、内部に収容した場合、紙面にコピーされた印
刷面がデスクマツトや書類ホルダー等の透明のカ
バーに接触すると、極めて短期間のうちに印刷イ
ンクがカバーに移行してカバーを汚損し、また、
書類を破損させるという問題があつた。特に透明
性のものは、デスクマツトや書類ホルダー等のカ
バーを通して印刷面を透視させる目的で使用され
るものであるため、カバーにコピーのインクが吸
着されるとカバーを通して印刷面の文字等を読み
とることが出来なくなり、極めて不都合である。 このような問題を生じる原因は、可塑剤を含む
軟質塩化ビニルシート表面が、可塑剤等の為に粘
着性を有している為及び印刷インクへの可塑剤の
移行により、印刷インク自体が極めて粘着を帯び
る為に、軟質塩化ビニルシート表面と印刷インク
が密着し、書類を塩化ビニルシートからはがす時
に、インクが塩化ビニルシートに付着してしまう
為である。 本発明者らは、静電複写された書類を塩化ビニ
ルシートからはずす時に、印刷インクが付着しな
い方法を研究した結果、可塑剤を含む塩化ビニル
シートに滑剤を添加することにより、目的を達成
出来ることを見い出した。 つまり、本発明は、塩化ビニル樹脂100重量部
に対して、アマイド系滑剤0.2〜2.0重量部添加し
てなる静電複写機用印刷インクの軟質塩化ビニル
シートへの付着防止方法に関するものである。 アマイド系滑剤の添加により、印刷インクの付
着を防止出来る理由としては、軟質塩化ビニルシ
ートの表面にアマイド系滑剤がわずかに析出する
事により、印刷インクと軟質塩化ビニルシートの
剥離性が良くなり、軟質塩化ビニルシートへの印
刷インクの付着が防止出来るものである。 本発明に使用し得る塩化ビニル系樹脂とは、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニルと他の単量体、例えば
エチレン、酢酸ビニル、ビニルエーテル、マレイ
ン酸エステル等との共重合体を含む。ポリ塩化ビ
ニルと他のポリマーとのブレンドされたものも含
むものである。 塩化ビニル樹脂シートに可撓性を付与する為、
適量の可塑剤を添加される。可塑剤の種類には何
ら制限されるものでない。更に必要に応じ、安定
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、顔料、無機物
質、帯電防止剤等を含むことが出来る。 アマイド系滑剤としては、−CONH−基を有す
る滑剤が使用出来る。例えば、メチレンビスステ
アロアミド、メチレンビスラウレロアミド、メチ
レンビスオレイロアミド、エチレンビスステアロ
アミド、エチレンビスラウレロアミド、エチレン
ビスオレイロアミド、ブチレンビスステアロアミ
ド、ブチレンビスラウレロアミド、ブチレンビス
オレイロアミド、ヘキサメチレンビスステアロア
ミド、ヘキサメチレンビスラウレロアミド、ヘキ
サメチレンビスオレイロアミド等のビスアミド
系、N・N′−ジオレイルアジプアミド、N・
N′−ジステアリルアジプアミド、N・N′−ジオ
レイルフタロアミド、N・N′−ジステアリルフ
タロアミド等のジアミド系、N−オレイルオレイ
ロアミド、N−オレイルステアロアミド、N−オ
レイルラウレロアミド、N−ラウリルオレイロア
ミド、N−ラウリルラウレロアミド、N−ラウリ
ルステアロアミド、N−ステアリルオレイロアミ
ド、N−ステアリルラウレロアミド、N−ステア
リルステアロアミド等のモノアミド系が使用出来
るが、軟質塩化ビニルシート表面のふき出し性か
ら、ビスアミド系、モノアミド系が好ましい。塩
化ビニルト系樹脂100重量部に対して0.2〜2重量
部のアマイド系滑剤を添加することが好ましい。
0.2重量部未満では印刷インクの付着防止効果が
少なく、又2重量部より多いと軟質塩化ビニルシ
ート表面のアミド系滑剤のふき出しが多く製品上
好ましくない。印刷インクの付着防止性及びふき
出し性から特に0.3〜1重量部のアマイド系滑剤
の添加がさらに好ましい。 アマイド系以外の滑剤例えば、パラフイン系、
ワツクス系、高級脂肪酸系、エステル系、アルコ
ール系では軟質塩化ビニルに添加しても印刷イン
クの付着防止効果は殆んどなく、アマイド系滑剤
の使用が印刷インクの付着防止効果に有効に働
く。アマイド系滑剤に他の滑剤を混合することは
何ら差しつかえない。 本発明の使用出来る用途としては、デスクマツ
ト、カルテホルダー、文具用の書類ホルダー等、
静電複写した紙をはさんだり入れたりする軟質塩
化ビニルシートに利用出来る。 本発明をさらに詳細に説明する為に以下実施例
を記載する。 実施例及び比較例 試験は、第一表の配合の各種樹脂材料をカレン
ダー加工にて0.3m/mのシートに加工したもの
について行なつた。数値はいずれも重量部を示
す。
【表】 静電複写機の印刷インクの付着性試験 各実施例のシートを5cm角に裁断し、このフ
イルムに静電複写機(ゼロツクス#4600)でコ
ピーした紙を、印刷面がシートに接触するよう
に重ね合せ、一対のガラス板の間にはさんで1
Kgの荷重をかけ25℃にて1ケ月放置した。次に
紙片をシートよりはがし、シート面へのインク
の付着状態を観察した。 その結果を第二表に示す。(◎)は全く付着
のないもの、(〇)はかすかに付着したもの、
(△)はかなり付着したもの、(×)は著しく付
着したものを表わしている。 ふき出し性試験 各実施例のシートを温度50℃、湿度90%の室
に1週間放置した後、シートの表面への滑剤の
ふき出し状態を目視で観察した。 その結果を第二表に示す。(〇)は全くふき
出しがないもの、(△)は若干ふき出しがある
もの、(×)はふき出しが著しいものを表わし
ている。
【表】 以上の実験の結果により、滑剤としてアマイド
系を0.2重量部以上使用したものは、印刷インク
の付着性が極めてすぐれておるが、2重量部を超
すとふき出しが悪くなり、実用上好ましくない。 アマイド系以外の滑剤では、印刷インクの付着
性が悪い。つまり、本発明は、塩化ビニル樹脂
100重量部に対し、アマイド系滑剤0.2〜2重量部
添加することにより、静電複写機の印刷インクの
付着を防止した軟質塩化ビニルシートを提供する
ものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塩化ビニル樹脂100重量部に対して、アマイ
    ド系滑剤0.2〜2.0重量部を添加してなる静電複写
    機用印刷インクの付着防止軟質塩化ビニルシー
    ト。
JP4583882A 1982-03-23 1982-03-23 印刷インクの付着防止軟質塩化ビニルシ−ト Granted JPS58162650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4583882A JPS58162650A (ja) 1982-03-23 1982-03-23 印刷インクの付着防止軟質塩化ビニルシ−ト

Applications Claiming Priority (1)

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JP4583882A JPS58162650A (ja) 1982-03-23 1982-03-23 印刷インクの付着防止軟質塩化ビニルシ−ト

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6982188A Division JPS63270757A (ja) 1988-03-25 1988-03-25 静電複写機用印刷インクの付着防止軟質塩化ビニルシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58162650A JPS58162650A (ja) 1983-09-27
JPS6220222B2 true JPS6220222B2 (ja) 1987-05-06

Family

ID=12730359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4583882A Granted JPS58162650A (ja) 1982-03-23 1982-03-23 印刷インクの付着防止軟質塩化ビニルシ−ト

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JP (1) JPS58162650A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59155450A (ja) * 1983-02-24 1984-09-04 Okamoto Kk 耐インキ性可塑化ポリ塩化ビニル樹脂製シ−ト状物
JPH07110913B2 (ja) * 1990-12-14 1995-11-29 オカモト株式会社 印刷インク付着防止シート
CN110234702B (zh) * 2017-02-06 2022-01-04 日本瑞翁株式会社 氯乙烯树脂组合物、氯乙烯树脂成型体及层叠体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58162650A (ja) 1983-09-27

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