JPH02376B2 - - Google Patents
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- JPH02376B2 JPH02376B2 JP16143282A JP16143282A JPH02376B2 JP H02376 B2 JPH02376 B2 JP H02376B2 JP 16143282 A JP16143282 A JP 16143282A JP 16143282 A JP16143282 A JP 16143282A JP H02376 B2 JPH02376 B2 JP H02376B2
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、印刷インク特に静電複写機のインク
の付着を防止した軟質塩化ビニルシートに係るも
のである。 従来、可塑剤を含む軟質塩化ビニルシートで作
られたデスクマツトや書類ホルダー等のカバー
に、静電複写機でコピーされた書類をはさんだ
り、内部に収容した場合、紙面にコピーされた印
刷面がデスクマツトや書類ホルダー等の透明のカ
バーに接触すると、極めて短時間のうちに印刷イ
ンクがカバーに移行してカバーを汚損し、また、
書類を破損させるという問題があつた。特に透明
性のものは、デスクマツトや書類ホルダー等のカ
バーを通して印刷面を透視させる目的で使用され
るものであるため、カバーにコピーのインクが吸
着されるとカバーを通して印刷面の文字等を読み
とることが出来なくなり、極めて不都合である。 このような問題を生じる原因は、可塑剤を含む
軟質塩化ビニルシート表面が、可塑剤等の為に粘
着性を有している為及び印刷インクへの可塑剤の
移行により、印刷インク自体が極めて粘着を帯び
る為に、軟質塩化ビニルシート表面と印刷インク
が密着し、書類を塩化ビニルシートからはがす時
に、インクが塩化ビニルシートに付着してしまう
為である。 本発明者らは、静電複写された書類を塩化ビニ
ルシートからはずす時に、印刷インクが付着しな
い方法を研究した結果、可塑剤を含む塩化ビニル
シートに一般式RNHCONHR′NHCONHR″(R,
R″はアルキル基、R′はジイソシアネート化合物
の骨格部分を示す)で表わされるアルキルアミン
化合物とジイソシアネート化合物の反応生成化合
物を添加することにより、目的を達成出来ること
を見い出した。 つまり、本発明は、塩化ビニル樹脂100重量部
に対して、アルキルアミン化合物とジイソシアネ
ート化合物の反応生成化合物(以下反応生成化合
物と称す)を0.1〜1.0重量部添加してなる静電複
写機用印刷インクの軟質塩化ビニルシートへの付
着防止方法に関するものである。 反応生成化合物の添加により、印刷インクの付
着を防止出来る理由としては、軟質塩化ビニルシ
ートの表面に反応生成化合物がわずかに析出する
事により、印刷インクと軟質塩化ビニルシートの
剥離性が良くなり、軟質塩化ビニルシートへの印
刷インクの付着が防止出来るものである。 本発明に使用し得る塩化ビニル系樹脂とは、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニルと他の単量体、例えば
エチレン、酢酸ビニル、ビニルエーテル、マレイ
ン酸エステル等との共重合体を含む。ポリ塩化ビ
ニルと他のポリマーとのブレンドされたものも含
むものである。 塩化ビニル樹脂シートに可撓性を付与する為、
適量の可塑剤を添加される。可塑剤の種類には何
ら制限されるものではない。更に必要に応じ、安
定剤、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、顔料、
無機物質、帯電防止剤等を含むことが出来る。 本発明に使用するアルキルアミン化合物とジイ
ソシアネート化合物の反応生成化合物は
RNHCONHR′NHCONHR″の化学構造を有する
物質(R,R″は、例えばC18H37−等のアルキル
基を示し、R′はジイソシアネート化合物の骨格
部分、例えば2,4−トリレンジイソシアネート
の場合には
の付着を防止した軟質塩化ビニルシートに係るも
のである。 従来、可塑剤を含む軟質塩化ビニルシートで作
られたデスクマツトや書類ホルダー等のカバー
に、静電複写機でコピーされた書類をはさんだ
り、内部に収容した場合、紙面にコピーされた印
刷面がデスクマツトや書類ホルダー等の透明のカ
バーに接触すると、極めて短時間のうちに印刷イ
ンクがカバーに移行してカバーを汚損し、また、
書類を破損させるという問題があつた。特に透明
性のものは、デスクマツトや書類ホルダー等のカ
バーを通して印刷面を透視させる目的で使用され
るものであるため、カバーにコピーのインクが吸
着されるとカバーを通して印刷面の文字等を読み
とることが出来なくなり、極めて不都合である。 このような問題を生じる原因は、可塑剤を含む
軟質塩化ビニルシート表面が、可塑剤等の為に粘
着性を有している為及び印刷インクへの可塑剤の
移行により、印刷インク自体が極めて粘着を帯び
る為に、軟質塩化ビニルシート表面と印刷インク
が密着し、書類を塩化ビニルシートからはがす時
に、インクが塩化ビニルシートに付着してしまう
為である。 本発明者らは、静電複写された書類を塩化ビニ
ルシートからはずす時に、印刷インクが付着しな
い方法を研究した結果、可塑剤を含む塩化ビニル
シートに一般式RNHCONHR′NHCONHR″(R,
R″はアルキル基、R′はジイソシアネート化合物
の骨格部分を示す)で表わされるアルキルアミン
化合物とジイソシアネート化合物の反応生成化合
物を添加することにより、目的を達成出来ること
を見い出した。 つまり、本発明は、塩化ビニル樹脂100重量部
に対して、アルキルアミン化合物とジイソシアネ
ート化合物の反応生成化合物(以下反応生成化合
物と称す)を0.1〜1.0重量部添加してなる静電複
写機用印刷インクの軟質塩化ビニルシートへの付
着防止方法に関するものである。 反応生成化合物の添加により、印刷インクの付
着を防止出来る理由としては、軟質塩化ビニルシ
ートの表面に反応生成化合物がわずかに析出する
事により、印刷インクと軟質塩化ビニルシートの
剥離性が良くなり、軟質塩化ビニルシートへの印
刷インクの付着が防止出来るものである。 本発明に使用し得る塩化ビニル系樹脂とは、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニルと他の単量体、例えば
エチレン、酢酸ビニル、ビニルエーテル、マレイ
ン酸エステル等との共重合体を含む。ポリ塩化ビ
ニルと他のポリマーとのブレンドされたものも含
むものである。 塩化ビニル樹脂シートに可撓性を付与する為、
適量の可塑剤を添加される。可塑剤の種類には何
ら制限されるものではない。更に必要に応じ、安
定剤、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、顔料、
無機物質、帯電防止剤等を含むことが出来る。 本発明に使用するアルキルアミン化合物とジイ
ソシアネート化合物の反応生成化合物は
RNHCONHR′NHCONHR″の化学構造を有する
物質(R,R″は、例えばC18H37−等のアルキル
基を示し、R′はジイソシアネート化合物の骨格
部分、例えば2,4−トリレンジイソシアネート
の場合には
【式】を示す)である。この化
合物を生成するのに使用出来るアルキルアミンと
しては、エチルアミン、ブチルアミン、オクチル
アミン、ラウリルアミン、ミリスチルアミン、ス
テアリルアミン、エイコシルアミンなどがある。
ジイソシアネート化合物としては、例えばトリレ
ンジイソシアネート、4,4′−ジフエニルメタン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、ジアニシジンジイソシアネート、パラフエニ
レンジイソシアネート、2−クロロ−1,4−フ
エニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジ
イソシアネート、トリデンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート等が使用出来る。
塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.1〜1.0重
量部の反応生成化合物を添加することが好まし
い。0.1重量部未満では印刷インクの付着防止効
果が少なく、又1.0重量部より多いと軟質塩化ビ
ニルシート表面の反応生成化合物のふき出しが多
く製品上好ましくない。印刷インクの付着防止性
及びふき出し性から特に0.2〜0.7重量部の添加が
さらに好ましい。 本発明の使用出来る用途としては、デスクマツ
ト、カルテホルダー、文具用の書類ホルダー等、
静電複写した紙をはさんだり入れたりする軟質塩
化ビニルシートを利用出来る。 本発明をさらに詳細に説明する為に以下実施例
を記載する。 実施例及び比較例 試験は、第一表の各種樹脂材料をカレンダー加
工にて0.3m/mのシートに加工したものについて
行なつた。数値はいずれも重量部を示す。
しては、エチルアミン、ブチルアミン、オクチル
アミン、ラウリルアミン、ミリスチルアミン、ス
テアリルアミン、エイコシルアミンなどがある。
ジイソシアネート化合物としては、例えばトリレ
ンジイソシアネート、4,4′−ジフエニルメタン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、ジアニシジンジイソシアネート、パラフエニ
レンジイソシアネート、2−クロロ−1,4−フ
エニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジ
イソシアネート、トリデンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート等が使用出来る。
塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.1〜1.0重
量部の反応生成化合物を添加することが好まし
い。0.1重量部未満では印刷インクの付着防止効
果が少なく、又1.0重量部より多いと軟質塩化ビ
ニルシート表面の反応生成化合物のふき出しが多
く製品上好ましくない。印刷インクの付着防止性
及びふき出し性から特に0.2〜0.7重量部の添加が
さらに好ましい。 本発明の使用出来る用途としては、デスクマツ
ト、カルテホルダー、文具用の書類ホルダー等、
静電複写した紙をはさんだり入れたりする軟質塩
化ビニルシートを利用出来る。 本発明をさらに詳細に説明する為に以下実施例
を記載する。 実施例及び比較例 試験は、第一表の各種樹脂材料をカレンダー加
工にて0.3m/mのシートに加工したものについて
行なつた。数値はいずれも重量部を示す。
【表】
【表】
静電複写機の印刷インクの付着性試験
各実施例のシートを5cm角に裁断し、このフ
イルムに静電複写機(ゼロツクス#4000、ゼロ
ツクス#4600、リコーFT6200)でコピーした
紙を、印刷面がシートに接触するように重ね合
せ、一対のガラス板の間にはさんで1Kgの荷重
をかけ30℃にて2ケ月放置した。次に紙片をシ
ートよりはがし、シート面へのインクの付着状
態を観察した。 その結果を第二表に示す。(◎)は全く付着
のないもの、(○)はかすかに付着したもの、
(△)はかなり付着したもの、(×)は著しく付
着したものを表わしている。 ふき出し性試験 各実施例のシートを温度50℃、湿度90%の室
に1週間放置した後、シートの表面への滑剤の
ふき出し状態を目視で観察した。 その結果を第二表に示す。(○)は全くふき
出しがないもの、(△)は若干ふき出しがある
もの、(×)はふき出しが著しいものを表わし
ている。
イルムに静電複写機(ゼロツクス#4000、ゼロ
ツクス#4600、リコーFT6200)でコピーした
紙を、印刷面がシートに接触するように重ね合
せ、一対のガラス板の間にはさんで1Kgの荷重
をかけ30℃にて2ケ月放置した。次に紙片をシ
ートよりはがし、シート面へのインクの付着状
態を観察した。 その結果を第二表に示す。(◎)は全く付着
のないもの、(○)はかすかに付着したもの、
(△)はかなり付着したもの、(×)は著しく付
着したものを表わしている。 ふき出し性試験 各実施例のシートを温度50℃、湿度90%の室
に1週間放置した後、シートの表面への滑剤の
ふき出し状態を目視で観察した。 その結果を第二表に示す。(○)は全くふき
出しがないもの、(△)は若干ふき出しがある
もの、(×)はふき出しが著しいものを表わし
ている。
【表】
以上の結果の如くアルキルアミン化合物とジイ
ソシアネート化合物の反応生成化合物を0.1重量
部以上使用したものは印刷インクの付着性が極め
て優れているが、1.0重量部を越えるとふき出し
性が悪くなり実用上好ましくない。 ポリエチレンワツクス、ステアリン酸の滑剤を
添加した物に比較しても印刷インクの付着性が少
なく、本発明のインク付着防止性が優れているこ
とがわかる。
ソシアネート化合物の反応生成化合物を0.1重量
部以上使用したものは印刷インクの付着性が極め
て優れているが、1.0重量部を越えるとふき出し
性が悪くなり実用上好ましくない。 ポリエチレンワツクス、ステアリン酸の滑剤を
添加した物に比較しても印刷インクの付着性が少
なく、本発明のインク付着防止性が優れているこ
とがわかる。
Claims (1)
- 1 塩化ビニル樹脂100重量部に対して、アルキ
ルアミン化合物とジイソシアネート化合物の反応
生成化合物RNHCONHR′NHCONHR″(R,
R″はアルキル基、R′はジイソシアネート化合物
の骨格部分を表わす)を0.1〜1.0重量部添加して
なる静電複写機用印刷インクの付着防止軟質塩化
ビニルシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16143282A JPS5949251A (ja) | 1982-09-16 | 1982-09-16 | 印刷インクの付着防止軟質塩化ビニルシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16143282A JPS5949251A (ja) | 1982-09-16 | 1982-09-16 | 印刷インクの付着防止軟質塩化ビニルシ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5949251A JPS5949251A (ja) | 1984-03-21 |
JPH02376B2 true JPH02376B2 (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=15734995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16143282A Granted JPS5949251A (ja) | 1982-09-16 | 1982-09-16 | 印刷インクの付着防止軟質塩化ビニルシ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5949251A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6144938A (ja) * | 1984-08-09 | 1986-03-04 | Mitsubishi Kasei Vinyl Co | 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フイルム |
WO2005006190A1 (ja) | 2003-07-11 | 2005-01-20 | Fujitsu Limited | ラック管理システム,管理端末,構成記録装置およびラック装置 |
-
1982
- 1982-09-16 JP JP16143282A patent/JPS5949251A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5949251A (ja) | 1984-03-21 |
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