JPS62201551A

JPS62201551A - 麺帯製造方法及び装置

Info

Publication number: JPS62201551A
Application number: JP61044384A
Authority: JP
Inventors: Hidefumi Watabe; 英文渡部
Original assignee: Daieigiken Inc
Current assignee: Daieigiken Inc
Priority date: 1986-02-28
Filing date: 1986-02-28
Publication date: 1987-09-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ギョーザや春巻、或いはクレープ等の各種籾
み食品の包み皮として使用される麺帯を、麺帯材料押し
出し用フィーダーと押し出し成形口とを備えた押し出し
製麺機を利用して製造する方法及び装置に関するもので
ある。

（従来の技術及びその問題点）従来、前記のような押し出し製麺機を利用して麺帯を製
造する場合、その製麺機に於ける押し出し成形口を、製
造する麺帯の断面形状と同一の横長扁平スリット状に形
成していた。従って幅広の麺帯を製造しようとする場合
にはその麺帯の幅と同一の幅広押し出し成形口が必要と
なる。一方、この押し出し成形口に麺帯材料を供給する
麺帯材料押し出し通路が押し出し成形口の横幅と比較し
て小径である場合には、押し出し成形口に至る押し出し
通路を扁平ラッパ状に形成して麺帯材料が押し出し成形
口の全幅にわたって均等に供給されるように構成しなけ
ればならないが、押し出し通路の直径と押し出し成形口
の横幅との差が大きいと、麺帯材料を押し出し成形口の
全幅にわたって均等に供給することが困難になる。即ち
、押し出し成形口の両側端に麺帯材料が供給され難くな
り、麺帯の品質が低下する恐れがある。

従って従来の方法では、幅広の押し出し成形口を使用し
て幅広の麺帯を製造する場合には、押し出し通路までも
直径を太き（する必要が生じ、装置全体が大型になり、
大幅なコストアップにつながる欠点があった。

（第１発明による問題点解決のための手段）本発明は上
記のような従来の問題点を解決し得る麺帯製造方法を提
案するものであって、その特徴は、フィーダーによって
押し出される麺帯材料を、上部が押し出し方向に破断さ
れたチューブ形に成形し、このチューブ状成形物を押し
出し移動に伴わせて前記上部の破断箇所から両側に広げ
て帯状にする点にある。

（第１発明の作用及び効果）このような本発明方法によれば、押し出し成形されるチ
ューブ状成形物の断面形状は円筒形や角筒形等、任意に
設定し得るが、仮に円筒形のチューブ状成形物として麺
帯材料を押し出し成形する場合には、このチューブ状成
形物を押し出し移動に伴わせて前記上部の破断箇所から
両側に広げて帯状にした場合の麺帯の幅は、円環状にな
る押し出し成形口の直径の３倍以上となる。換言すれば
、円環状の押し出し成形口の直径は製造しようとする麺
帯の幅の３分の１以下で良いことになり、仮に横長扁平
状の角筒形にチューブ状成形物を押し出し成形する場合
でも、その押し出し成形口の横幅は製造使用とする麺帯
の幅の２分の１以下で良いことになる。

従って本発明方法によれば、非常に幅広の麺帯を製造す
る場合でも小径又は横幅の小なる押し出し成形口を利用
することが出来、従ってこの押し出し成形口への麺帯材
料押し出し通路の直径も小さくて済み、コンパクトで安
価に構成することの出来る製造装置を活用して幅広の麺
帯を製造することが出来る。又、幅広の麺帯を製造する
場合でも押し出し通路と押し出し成形口との横幅（直径
）の差を小さくし、或いは差を無くすことが出来、麺帯
の幅が大きくなければ押し出し成形口よりも押し出し通
路の横幅（直径）の方を大きくすることも可能であるか
ら、環状の押し出し成形口の全周に均等に麺帯材料を供
給し、高品質の麺帯を製造することが出来る。

（第２発明による問題点解決のための手段）本発明は又
、上記の製造方法を実施するのに好適な製造装置をも提
案するものであって、その特徴は、麺帯材料押し出し用
フィーダーを備えた押し出し！！麺機の押し出゛し部に
中型を同心状に嵌合支持させて環状の押し出し成形口を
形成すると共に、この環状押し出し成形口内に、押し出
されるチューブ状成形物の上部を押し出し方向にそうで
分断する仕切り部を設け、上部が分断されて押し出され
るチューブ状成形物を押し出し移動に伴わせて両側に広
げるガイドを設けた点にある。

（第２発明の作用及び効果）上記の本発明装置によれば、押し出し成形されるチュー
ブ状成形物は押し出し成形口から出たとき既に上部が押
し出し方向にそって分断されており、後は前記ガイドに
よって当該チューブ状成形物を左右両側に広げるだけで
良いので、押し出し成形口の外側でチューブ状成形物の
上部をカッター等で破断する場合と比較して、装置が構
造簡単でシンプルとなり、先に説明した本発明の麺帯製
造方法を極めて安価に実施することが出来る。

（第３発明による問題点解決のための手段）本発明は更
に、先に説明した製造方法を実施するのに好適な別の製
造装置についても提案するものであって、その特徴は、
麺帯材料押し出し用フィーダーを備えた押し出し製麺機
の押し出し部に中型を同心状に嵌合支持させて環状の押
し出し成形口を形成すると共に、この環状押し出し成形
口から押し出されたチューブ状成形物の上部を切断する
カッターを設け、上部が分断されたチューブ状成形物を
押し出し移動に伴わせて両側に広げるガイドを設けた点
にある。

（第３発明の作用及び効果）このような本発明装置によれば、押し出し成形口からは
上部が分断されていない完全なチューブ状の成形物を押
し出し成形することが出来るので、上部が分断されたチ
ューブ状成形物を押し出し成形する場合と比較して、全
周にわたって均質なチューブ状成形物を押し出し成形す
ることが出宗る。そしてこの押し出されたチューブ状成
形物の上部をカッターによって切断するのであるから、
この切断箇所、即ち広げられた麺帯の左右両側縁がシャ
ープで美麗な状態となり、全体として高品質の麺帯を製
造することが出来る。

（第１実施例）以下に本発明の第１実施例を添付の第１図乃至第４図に
基づいて説明すると、１は麺帯材料を収容するホッパー
であり、下部には垂直な押し出し通路２が連設され、こ
の垂直押し出し通路２の下端から直角横向きに水平の押
し出し通路３が連設されている。４はスクリューフィー
ダーであって、ホンパー１の下端円錐状部分内に位置す
る円錐状スクリュ一部分５と、垂直押し出し通路２内に
位置するスクリュ一部分６とから成り、軸受７によって
垂直に支持された駆動軸８によって回転駆動される。前
記駆動軸８は図外のモーターにチェ７及び当該駆動軸８
に固定の歯輪９を介して連動連結されている。１０はス
クリューフィーダー４の下端に設けた逆ねじのシール用
スクリューである。

前記水平押し出し通路３の開口部内には同心状に中型１
１が遊嵌され、この中型１１とその周囲の外型１２との
間に円環状の押し出し成形口１３が形成されている。こ
の中型１１には水平押し出し通路３内に同心状に延びる
円錐状先端部１１ａが設けられ、押し出し成形口１３か
ら外方に突出する部分には、側面視に於いて上側辺が前
記押し出し成形口１３を形成する中型１１の下辺部と略
同−レベルで水平に延出すると共に上側辺が斜め下方に
延出し、後端部１４ａが水平横長扁平状となるように平
面視に於いてラッパ状に広がるチューブ状成形物押し広
げ用ガイド１４が一体に形成されている。１５は中型１
１の吊下支持部材を兼用する仕切り部であって、押し出
し通路３側の先端１５ａは押し出される麺帯材料を左右
に分断し得るように船首形に形成されている。１６は押
し出し成形される麺帯を支持するフリーローラーコンベ
ヤであって、押し出し方向に適当間隔置きに水平に軸支
された多数の自由回転ローラー１６ａから構成されてい
る。

上記のように構成された麺帯製造装置に於いて、ホッパ
ー１内に麺帯材料を収容し、駆動軸８によりスクリュー
フィーダー４を所定の方向に回転させることにより、ホ
ッパー１内の麺帯材料が混練されながら垂直押し出し通
路２から水平押し出し通路３へと押し出される。そして
円環状の押し出し成形口１３を通過することにより麺帯
材料は円筒形のチューブ状成形物１７となって押し出さ
れるが、押し出し成形口１３から押し出される直前に仕
切り部１５によって上部が左右に分断される。

このように上部が押し出し方向にそって分断されたチュ
ーブ状成形物１７は、押し出し成形口１３から遠ざかる
ように移動するに従って押し広げ用ガイド１４によって
左右両側に押し広げられ、最終的にはローラーコンベヤ
１６上に乗る水平の扁平な麺帯１８となる。このように
押し出し成形された麺帯１８は、従来周知のようにギョ
ーザ等の包み食品製造ラインに供給され、適当寸法に切
断された後、供給された具を包み込むように折り畳まれ
る。

尚、押し出し成形口１３を円環状に形成して、円筒形の
チューブ状成形物１７を押し出し成形するように構成し
たが、押し出し成形口１３は環状であれば良く、真円形
に限定されない。例えば横長の長円形や第５図に示す横
長の角形に構成することも出来る。

（第２実施例）第６図及び第７図に於いて、１９は水平押し出し通路３
内に同心状に嵌合させた尖った先端１９ａを有する砲弾
形の中型であって、外形１２との間に円環状の押し出し
成形口１３を形成する点では先の実施例の中型１１と同
一のものである。２０は先端１９ａの近傍位置で中型１
９を外型１２に支持する周方向複数本のステーであって
、麺帯材料はこのステー２０によって一旦分断されるが
、通過後にその分断部は消失する。

２１は回転カッターであって、前記押し出し成形口１３
から外方に延出する中型１９の上部に近接し且つ駆動軸
２２が押し出し方向に対して水平に直交する向きに軸支
され、駆動用モーター２３に連動連結されている。

２４はチューブ状成形物押し広げ用ガイドであって、先
に説明した実施例のガイド１４と同一の作用を行うもの
である。このガイド２４や中型１９の後端部は回転カッ
ター２１の後方中央位置で上方に延出するステーにより
図外の適当な固定フレームに支持させることが出来る。

この製造装置に於いては、円環状の押し出し成形口１３
から押し出される円筒形のチューブ状成形物２５は全周
にわたって連続した完全な筒状である。このチューブ状
成形物２５は押し出し成形口１３から出た直後に回転カ
ッター２１によって上部を押し出し方向にそって切断さ
れ、その後ガイド２４によって上部の分断箇所が左右両
側に押し広げられ、最終的には先の実施例と同様に水平
の扁平状麺帯１８となってローラーコンベヤ１６上に乗
り移ることになる。

この実施例に於いても、押し出し成形口１３の形状は真
円形に限定されない、又、モーター２３によって回転駆
動するカッター２１を使用したが、固定のナイフ形カッ
ターを使用することも出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例を示す縦断側面図、第２図は要部の
拡大縦断正面図、第３図は同横断平面図、第４図は同正
面図、第５図は変形例を示す縦断正面図、第６図は第２
実施例を示す要部の縦断側面図、第７図は同縦断正面図
である。１・・・ホッパー、２・・・垂直押し出し通路、３・・
・水平押し出し通路、４・・・スクリューフィーダー、
８・・・駆動軸、１１．１９・・・中型、１２・・・外
型、１３・・・環状の押し出し成形口、１４．２４・・
・チューブ状成形物の押し広げ用ガイド、１５・・・仕
切り部、１６・・・ローラーコンベヤ、１７．２５・・
・チューブ状成形物、１８・・・麺帯、２０・・・ステ
ー、２１・・・回転カッター、２３・・・カッター駆動
用モーター。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）フィーダーによって押し出される麺帯材料を、上
部が押し出し方向に分断されたチューブ形に成形し、こ
のチューブ状成形物を押し出し移動に伴わせて前記上部
の分断箇所から両側に広げて帯状にすることを特徴とす
る麺帯製造方法。
（２）麺帯材料押し出し用フィーダーを備えた押し出し
製麺機の押し出し部に中型を同心状に嵌合支持させて環
状の押し出し成形口を形成すると共に、この環状押し出
し成形口内に、押し出されるチューブ状成形物の上部を
押し出し方向にそって分断する仕切り部を設け、上部が
分断されて押し出されるチューブ状成形物を押し出し移
動に伴わせて両側に広げるガイドを設けて成る麺帯製造
装置。
（３）麺帯材料押し出し用フィーダーを備えた押し出し
製麺機の押し出し部に中型を同心状に嵌合支持させて環
状の押し出し成形口を形成すると共に、この環状押し出
し成形口から押し出されたチューブ状成形物の上部を切
断するカッターを設け、上部が分断されたチューブ状成
形物を押し出し移動に伴わせて両側に広げるガイドを設
けて成る麺帯製造装置。