JPS62201368A - 電圧センサ - Google Patents
電圧センサInfo
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- JPS62201368A JPS62201368A JP60251495A JP25149585A JPS62201368A JP S62201368 A JPS62201368 A JP S62201368A JP 60251495 A JP60251495 A JP 60251495A JP 25149585 A JP25149585 A JP 25149585A JP S62201368 A JPS62201368 A JP S62201368A
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Landscapes
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明は電圧センサに関するものである。
(従来の技術)
・ 従来から交流の電圧検出をザる電圧センサとしては
一般に商用周波において計器用変圧器(以下、PTとい
う)、又はコンデンナ分圧形計器用変圧器(以下、P[
)という)が使用されており、又、近年PT以外ではオ
プトエレクトロニクス技術を応用したものも提案されて
いる。前記オプトエレクトロニクス技術のものは計測周
光変圧器(以下、光PTという)と呼ばれ、多くのもの
が研究されている。
一般に商用周波において計器用変圧器(以下、PTとい
う)、又はコンデンナ分圧形計器用変圧器(以下、P[
)という)が使用されており、又、近年PT以外ではオ
プトエレクトロニクス技術を応用したものも提案されて
いる。前記オプトエレクトロニクス技術のものは計測周
光変圧器(以下、光PTという)と呼ばれ、多くのもの
が研究されている。
この光PTはポッケルス効果を右する素子を電界中にお
き、これに電界と同じ方向に直線偏光を入射させると、
その直交二成分に対する屈折率が電界の強さに対して異
なる変化を示すとともに伝播速度も異なり、その結果、
光の直交二成分間に位相差が生じ、出射光は楕円偏光に
なることを利用したものである。
き、これに電界と同じ方向に直線偏光を入射させると、
その直交二成分に対する屈折率が電界の強さに対して異
なる変化を示すとともに伝播速度も異なり、その結果、
光の直交二成分間に位相差が生じ、出射光は楕円偏光に
なることを利用したものである。
(発明が解決しようとする問題点)
前記のような従来のPT又はPDは配電線路に対しては
直接ケーブル等の帯電部に取着する接触方式であり、そ
のため、絶縁を考慮する必要があるばかりか、PT、P
Dにおいてはコイル、鉄芯。
直接ケーブル等の帯電部に取着する接触方式であり、そ
のため、絶縁を考慮する必要があるばかりか、PT、P
Dにおいてはコイル、鉄芯。
コンデンサ等を使用することから全体が大型化するとと
もに重量が巾くなる問題があり、そのため取付作業に手
間がかかる問題がある。
もに重量が巾くなる問題があり、そのため取付作業に手
間がかかる問題がある。
又、後者の光PTのものは非接触方式のものであり、絶
縁性には優れるが直線偏光を得るためにレーザ発振器等
が必要であり、装置全体としては高価になる問題がある
。
縁性には優れるが直線偏光を得るためにレーザ発振器等
が必要であり、装置全体としては高価になる問題がある
。
この発明は前記問題点を解消するためになされたもので
あって、帯電部に対し離間して配置することができると
ともに、構成が簡単でしかも安価な電圧センサを提供す
ることを目的としている。
あって、帯電部に対し離間して配置することができると
ともに、構成が簡単でしかも安価な電圧センサを提供す
ることを目的としている。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
前記問題点を解消するために第1発明では帯電部と基準
電位点との間に、同帯電部の絶縁のための空間の静電容
量を介して帯電部から流入する変位電流に比例した電位
差を生じさせる増幅回路を直列に接続し、同増幅回路に
は所定の周波数を1qるフィルタを接続したことを要旨
としている。
電位点との間に、同帯電部の絶縁のための空間の静電容
量を介して帯電部から流入する変位電流に比例した電位
差を生じさせる増幅回路を直列に接続し、同増幅回路に
は所定の周波数を1qるフィルタを接続したことを要旨
としている。
又、第2発明では前記第1発明の構成に加え、増幅回路
の入力端側には前記帯電部からの変位電流を捕集しうる
ようにした検出電極を具備させ、同検出電極の変位電流
流入部を除いて基¥=電位点に保ったシールド電極で覆
うようにしたことを要旨としている。
の入力端側には前記帯電部からの変位電流を捕集しうる
ようにした検出電極を具備させ、同検出電極の変位電流
流入部を除いて基¥=電位点に保ったシールド電極で覆
うようにしたことを要旨としている。
(作用)
前記第1発明の構成により、帯電部と検出電極の間に生
じる空間の静電容量を介して増幅回路が接続されている
ので帯電部から検出される変位電流は増幅回路により増
幅され、その出力端子からは前記変位電流に比例した電
位差を漏えた信号が出力される。さらに、増幅回路によ
り増幅された信号はフィルタを介して所定の周波数を1
qる。
じる空間の静電容量を介して増幅回路が接続されている
ので帯電部から検出される変位電流は増幅回路により増
幅され、その出力端子からは前記変位電流に比例した電
位差を漏えた信号が出力される。さらに、増幅回路によ
り増幅された信号はフィルタを介して所定の周波数を1
qる。
又、第2発明では前記第1発明の作用に加え、帯電部か
らの変位電流が検出電極にて捕集され、その検出電極を
介して変位電流は増幅回路に流れる。又、検出電極はそ
の変位電流流入部を除いて基準電位点に保ったシールド
電極で覆われているため、被測定対象物である帯電物以
外の帯電物からの変位電流の流入が防止される。
らの変位電流が検出電極にて捕集され、その検出電極を
介して変位電流は増幅回路に流れる。又、検出電極はそ
の変位電流流入部を除いて基準電位点に保ったシールド
電極で覆われているため、被測定対象物である帯電物以
外の帯電物からの変位電流の流入が防止される。
(実施例)
以下、この発明を零相電圧検出装置の電圧センサに具体
化した第1実施例を第1図〜第7図に従って説明する。
化した第1実施例を第1図〜第7図に従って説明する。
各相の配電線路Lu、Lv、Lwに対しほぼ等距離をお
いて離間配置される電圧センサSu、sv、Swは同一
構成のため、電圧センサSuについて説明する。
いて離間配置される電圧センサSu、sv、Swは同一
構成のため、電圧センサSuについて説明する。
電圧センサ3 LJのケース1は断面チャンネル状に形
成され、互いに相対する側壁の両端部及び底壁の両端部
には取付片2がそれぞれ内方へ直角に折曲げ形成されて
いる。前記ケース1の取付片2にはケース1の両端開口
部及び上方を覆うように逆チャンネル状に形成された蓋
3がその両端壁がら挿通されるビス4により締付固定さ
れ、同着3の上面には長方形状をなす変位電流流入部と
しての窓5が透設されている。このケース1と蓋3とは
アルミニウム等の導電体にて形成され、後記する検出電
極10のシールド電極となっている。
成され、互いに相対する側壁の両端部及び底壁の両端部
には取付片2がそれぞれ内方へ直角に折曲げ形成されて
いる。前記ケース1の取付片2にはケース1の両端開口
部及び上方を覆うように逆チャンネル状に形成された蓋
3がその両端壁がら挿通されるビス4により締付固定さ
れ、同着3の上面には長方形状をなす変位電流流入部と
しての窓5が透設されている。このケース1と蓋3とは
アルミニウム等の導電体にて形成され、後記する検出電
極10のシールド電極となっている。
前記ケース1の四隅上面には支持部材6を介して基板7
が固設され、同基板7には後記する信号処理回路8が設
けられている。又、前記基板7の四隅上には間隔保持部
材9が立設されており、同間隔保持部材9に対して平板
状の検出電極10がビス11により締付は固定されてい
る。従って、前記検出電極10は蓋3に対して平行に配
置されるとともに、窓5を除いて前記ケース1及びM3
にて覆われるようになっている。
が固設され、同基板7には後記する信号処理回路8が設
けられている。又、前記基板7の四隅上には間隔保持部
材9が立設されており、同間隔保持部材9に対して平板
状の検出電極10がビス11により締付は固定されてい
る。従って、前記検出電極10は蓋3に対して平行に配
置されるとともに、窓5を除いて前記ケース1及びM3
にて覆われるようになっている。
なお、前記検出電極10は金属、導電性樹脂。
導電性ゴム等の導電性部材にても1成し、この実施例で
は加工しやすいアルミニウムが使用されている。そして
、前記のように基板7及び検出電極10を組付けた後ケ
ース1内には高誘電率を備えた充填剤12が充填されて
いる。
は加工しやすいアルミニウムが使用されている。そして
、前記のように基板7及び検出電極10を組付けた後ケ
ース1内には高誘電率を備えた充填剤12が充填されて
いる。
前記信号処理回路8について説明すると、この信号処理
回路8は大きく分けて増幅回路へとバンドパスフィルタ
回路Bとから構成されている。
回路8は大きく分けて増幅回路へとバンドパスフィルタ
回路Bとから構成されている。
増幅回路Aは前記検出電極10からの変位電流を入力す
ると、その変位電流を積分して増幅し、変位電流に比例
した電位差を出力するようになっており、具体的には以
下のように構成されている。
ると、その変位電流を積分して増幅し、変位電流に比例
した電位差を出力するようになっており、具体的には以
下のように構成されている。
すなわち、信号処理回路8の入力端子P1は可変抵抗R
1を介して接地I!1lE1に接続され、又、シールド
電極を構成するケース1及び蓋3は端子P2を介して接
地線[1に接続されている。前記可変抵抗R1の両端子
間には互いに逆を向く一対のダイオードD1.D2の並
列回路が接続され、検出電極10が過電圧を検出したと
きの保護回路となっている。
1を介して接地I!1lE1に接続され、又、シールド
電極を構成するケース1及び蓋3は端子P2を介して接
地線[1に接続されている。前記可変抵抗R1の両端子
間には互いに逆を向く一対のダイオードD1.D2の並
列回路が接続され、検出電極10が過電圧を検出したと
きの保護回路となっている。
前記可変抵抗R1は演算増幅器OP1の反転入力端子に
接続されており、又、同演算増幅器OP1の非反転入力
端子は抵抗R3を介して接地線E1に接続されている。
接続されており、又、同演算増幅器OP1の非反転入力
端子は抵抗R3を介して接地線E1に接続されている。
前記演算増幅器OP1の反転入力端子と出力端子間には
コンデンサC1と抵抗R4との並列回路が接続されてい
る。
コンデンサC1と抵抗R4との並列回路が接続されてい
る。
前記抵抗R1〜R4、ダイオードD1.D2、コンデン
サC1及び演算増幅器OP1とにより増幅回路Aが構成
されるとともに、同増幅回路Aの出力端子は演算増幅器
OP2を使用した電圧ホロ7を介して次段のバンドパス
フィルタBに接続されている。この電圧ホロ7は入力イ
ンピーダンスを高くして出力インピーダンスを低くし、
インピーダンスの変換を行っている。
サC1及び演算増幅器OP1とにより増幅回路Aが構成
されるとともに、同増幅回路Aの出力端子は演算増幅器
OP2を使用した電圧ホロ7を介して次段のバンドパス
フィルタBに接続されている。この電圧ホロ7は入力イ
ンピーダンスを高くして出力インピーダンスを低くし、
インピーダンスの変換を行っている。
バンドパスフィルタBは前記電圧ホロ7を構成する演算
増幅器OP2から変位電流に比例した電圧が印加される
と、その電圧に基づいて周波数60H2を中心周波数と
して選択的に増幅して取り出すように設定されており、
具体的には次のように構成されている。すなわち、演算
増幅器OP2の出力端子と演算増幅器OP3の反転入力
端子間にはコンデンサC2と抵抗R5の直列回路が接続
され、又、同演算増幅器OP3の非反転入力端子は抵抗
R6を介して接地線E1に接続されている。
増幅器OP2から変位電流に比例した電圧が印加される
と、その電圧に基づいて周波数60H2を中心周波数と
して選択的に増幅して取り出すように設定されており、
具体的には次のように構成されている。すなわち、演算
増幅器OP2の出力端子と演算増幅器OP3の反転入力
端子間にはコンデンサC2と抵抗R5の直列回路が接続
され、又、同演算増幅器OP3の非反転入力端子は抵抗
R6を介して接地線E1に接続されている。
前記演算増幅器OP3の反転入力端子と出力端子間には
コンデンサC3,C4の直列回路と、抵抗R7,R8の
直列回路とからなる並列回路が接続されている。又、前
記コンデンサC3,04間のa点と接地線E1との間に
は抵抗R9が接続され、前記抵抗R7,R8間のb点と
接地線E1との間にはコンデンサC5接続されている。
コンデンサC3,C4の直列回路と、抵抗R7,R8の
直列回路とからなる並列回路が接続されている。又、前
記コンデンサC3,04間のa点と接地線E1との間に
は抵抗R9が接続され、前記抵抗R7,R8間のb点と
接地線E1との間にはコンデンサC5接続されている。
前記抵抗R5〜R9、コンデンサC2〜C5及び演算増
幅器OP3とによりバンドパスフィルタBが構成される
とともに、同バンドパスフィルタBの出力端子は演算増
幅器OP4を使用した電圧ホロ7を介して出力端子pu
に接続されている。
幅器OP3とによりバンドパスフィルタBが構成される
とともに、同バンドパスフィルタBの出力端子は演算増
幅器OP4を使用した電圧ホロ7を介して出力端子pu
に接続されている。
なお、この電圧ホロ7は入力インピーダンスを高くして
出力インピーダンスを低くし、インピーダンスの変換を
行っている。なお、他の電圧センサ3v’、3wの出力
端子は説明の便宜上Puの代りにPv、Pwで表わす。
出力インピーダンスを低くし、インピーダンスの変換を
行っている。なお、他の電圧センサ3v’、3wの出力
端子は説明の便宜上Puの代りにPv、Pwで表わす。
前記各相の配電線路LLI、LV、LWに配置される電
圧ヒンサsu、sv、swは零相検出器20に接続され
ていて、同零相検出器20に内装される検出回路21は
加算回路22と、同加算回路22、°前記電圧センサ用
の電源回路23とから構成されている。
圧ヒンサsu、sv、swは零相検出器20に接続され
ていて、同零相検出器20に内装される検出回路21は
加算回路22と、同加算回路22、°前記電圧センサ用
の電源回路23とから構成されている。
前記加算回路22は各電圧センサ3u、3v。
Swから出力された所定の周波数に選択された信号を合
成してその出力端子Pに零相電圧■0信号を出力するよ
うになっている。具体的には加算回路22は次のように
なっている。
成してその出力端子Pに零相電圧■0信号を出力するよ
うになっている。具体的には加算回路22は次のように
なっている。
すなわち、演算増幅器OP5の反転入力端子のG点には
それぞれ可変の入力抵抗R11,R12゜R1,3を介
して前記電圧センサSu、Sv、Swの出力端子Pu、
Pv、Pwが接続され、又、その非反転入力端子は抵抗
R14を介して接地されている。なお、前記抵抗R12
,抵抗R13は互いに等しい抵抗値に設定されている。
それぞれ可変の入力抵抗R11,R12゜R1,3を介
して前記電圧センサSu、Sv、Swの出力端子Pu、
Pv、Pwが接続され、又、その非反転入力端子は抵抗
R14を介して接地されている。なお、前記抵抗R12
,抵抗R13は互いに等しい抵抗値に設定されている。
又、演算増幅器OP5の出力端子は抵抗R15を介して
前記G点に接続されている。
前記G点に接続されている。
さらに前記演算増幅器OP5の出力端子は演算増幅器O
P6を使用した電圧ホロ7を及び抵抗[く16を介して
出力端子Pに接続されている。この電圧ホロ7は入力イ
ンピーダンスを高くして出力インピーダンスを低くし、
インピーダンスの変換を行っている。
P6を使用した電圧ホロ7を及び抵抗[く16を介して
出力端子Pに接続されている。この電圧ホロ7は入力イ
ンピーダンスを高くして出力インピーダンスを低くし、
インピーダンスの変換を行っている。
+Wi記抵抗抵抗R11〜R16演算増幅器OP5゜O
R3により加算回路22が構成されている。
R3により加算回路22が構成されている。
電源回路23について説明すると、配電線路しUに取着
された電流変成器CTに対して一時側が接続される゛名
流変成器24の二次側eは全波整流器25が接続されて
いる。前記電流変成器24の二次側にお【プる0点は接
地線E2が接続されていて、前記全波整流器25のプラ
ス端子と接地線E2との間には平滑コンデンサC6及び
コンデンサC7が接続されている。
された電流変成器CTに対して一時側が接続される゛名
流変成器24の二次側eは全波整流器25が接続されて
いる。前記電流変成器24の二次側にお【プる0点は接
地線E2が接続されていて、前記全波整流器25のプラ
ス端子と接地線E2との間には平滑コンデンサC6及び
コンデンサC7が接続されている。
又、全波整流器25のプラス端子と接地線12間には三
端子レギュレータ26が接続され、その三端子レギュレ
ータ26の出力端子は十VCC端子に接続されるととも
に、三端子レギュレータ26の出力端子と接地線E2聞
にはコンデンサC8及びコンデンサC9が接続されてい
る。
端子レギュレータ26が接続され、その三端子レギュレ
ータ26の出力端子は十VCC端子に接続されるととも
に、三端子レギュレータ26の出力端子と接地線E2聞
にはコンデンサC8及びコンデンサC9が接続されてい
る。
又、前記全波整流器25のマイナス端子と接地線E2と
の間には平滑コンデンサC10及びコンデンサC11が
接続されている。又、全波整流器25のマイナス端子と
接地線12間には三端子レギュレータ27が接続され、
その三端子レギュレータ27の出力端子は−Vcc端子
に接続されるとともに、三端子レギュレータ27の出力
端子と接地線12間にはコンデン1すC12及びコンデ
ン!すC13が接続されている。
の間には平滑コンデンサC10及びコンデンサC11が
接続されている。又、全波整流器25のマイナス端子と
接地線12間には三端子レギュレータ27が接続され、
その三端子レギュレータ27の出力端子は−Vcc端子
に接続されるとともに、三端子レギュレータ27の出力
端子と接地線12間にはコンデン1すC12及びコンデ
ン!すC13が接続されている。
さて、以上のように構成された零相電圧検出装置の作用
について説明する。
について説明する。
第1図では帯電部としての各相の配電線路しU。
lv、1wに対応して電圧センサsu、sv、sWはそ
れぞれほぼ同距離1にて離間配置されている。配電線路
に定常の負荷電流が流れている場合には配電線路1−u
、LV、LWと基準電位点であるアースとの間にそれぞ
れ静電容ff1cu、cv。
れぞれほぼ同距離1にて離間配置されている。配電線路
に定常の負荷電流が流れている場合には配電線路1−u
、LV、LWと基準電位点であるアースとの間にそれぞ
れ静電容ff1cu、cv。
CWが形成され、同静電容量 Cu 、 Cv 、 C
w ニ基づいて流れる変位電流が変位電流流入部として
の各電圧センサSu、Sv、Swの窓5を通して検出電
極10に捕集される。
w ニ基づいて流れる変位電流が変位電流流入部として
の各電圧センサSu、Sv、Swの窓5を通して検出電
極10に捕集される。
そして、この変位電流は各電圧センサSu、SV、SW
における信号処理回路8の増幅回路Aに出力され、増幅
回路Aはその変位電流を積分して増幅し、変位電流に比
例した電位差を演算増幅器OP2に出力する。
における信号処理回路8の増幅回路Aに出力され、増幅
回路Aはその変位電流を積分して増幅し、変位電流に比
例した電位差を演算増幅器OP2に出力する。
次に、バンドパスフィルタBは前記電圧ホロアを構成す
る演算増幅器OP2を介して変位電流に比例した電圧が
印加されると、その電圧に基づいて周波数60Hzを中
心周波数とする信号を選択的に増幅して取り出す。そし
て、零相検出器20の加算回路22は各電圧センサSU
、Sv、Swから出力された所定の周波数に選択された
信号を合成してその出力端子Pに零相電圧VO倍信号出
力する(第7図参照)。この第7図においてα。
る演算増幅器OP2を介して変位電流に比例した電圧が
印加されると、その電圧に基づいて周波数60Hzを中
心周波数とする信号を選択的に増幅して取り出す。そし
て、零相検出器20の加算回路22は各電圧センサSU
、Sv、Swから出力された所定の周波数に選択された
信号を合成してその出力端子Pに零相電圧VO倍信号出
力する(第7図参照)。この第7図においてα。
β、γは各配電線路1u、LV、1wに印加された電圧
の波形である。
の波形である。
このように通常の場合には各相の対地電圧が平衡である
ため、加算回路22において合成されて得られる零相電
圧vOはOとなる。
ため、加算回路22において合成されて得られる零相電
圧vOはOとなる。
次に配電線路LLJ、l−V、l−wのうちいずれか一
相の配電線路に地絡故障が生ずると、各相の対地電圧の
平衡が崩れるため、各電圧センサ3u。
相の配電線路に地絡故障が生ずると、各相の対地電圧の
平衡が崩れるため、各電圧センサ3u。
Sv、Swの信号処理回路8を経て零相検出器20に出
力された信号が加算回路22にて合成されると、零相電
圧が検出される。そのことにより配電線路に地絡故障が
生じたことが検知される。
力された信号が加算回路22にて合成されると、零相電
圧が検出される。そのことにより配電線路に地絡故障が
生じたことが検知される。
又、前記電圧センサ3u、 Sv、3wはケース1及び
M3がシールド電極となっており、被測定物である配電
線路以外からの変位電流の流入を防止するため、被測定
物である配電線路以外の他の配電線路の悪影響を受ける
ことがない。
M3がシールド電極となっており、被測定物である配電
線路以外からの変位電流の流入を防止するため、被測定
物である配電線路以外の他の配電線路の悪影響を受ける
ことがない。
前記のような零相電圧検出装置にJjける電圧センサの
出力特性と、従来構成のポッケルス素子を利用した電圧
センサX及びPDの出力特性とを比較するために計測を
行った。すなわち、第8図に示すように各相の配電線路
LLJ、LV、1.wに対して電圧センサXは直付状態
で取付し、又、P I)は配電線路の絶縁被覆の外周に
取付する。又、本願の電圧センサの配電線路に対する配
置位置は各相の配電線路の真下方向でその離間距離1は
10Qmmとした。そして、配電線路のうち一相を地絡
と同様の状態にし、各相に対応して配置された電圧セン
サ及びPDから出力された信号は前記実施例と同様の加
惇回路22にて合成することにより胴側した。
出力特性と、従来構成のポッケルス素子を利用した電圧
センサX及びPDの出力特性とを比較するために計測を
行った。すなわち、第8図に示すように各相の配電線路
LLJ、LV、1.wに対して電圧センサXは直付状態
で取付し、又、P I)は配電線路の絶縁被覆の外周に
取付する。又、本願の電圧センサの配電線路に対する配
置位置は各相の配電線路の真下方向でその離間距離1は
10Qmmとした。そして、配電線路のうち一相を地絡
と同様の状態にし、各相に対応して配置された電圧セン
サ及びPDから出力された信号は前記実施例と同様の加
惇回路22にて合成することにより胴側した。
そして、線間電圧をいずれも6.9KVにしたとき、電
圧センサXを使用した場合の残留電圧は65mV、本願
の電圧センυ゛を使用した場合の残留電圧は13.5m
v及びPDを使用した場合の残留電圧は4.38111
Vであった。
圧センサXを使用した場合の残留電圧は65mV、本願
の電圧センυ゛を使用した場合の残留電圧は13.5m
v及びPDを使用した場合の残留電圧は4.38111
Vであった。
次に第2実施例を第5図に従って説明する。
この実施例では前証第1実施例における電圧センサの増
幅回路への構成中、抵抗R1が省略され、検出電極10
の出力端子P1は抵抗R2を介して演算増幅器OP1の
反転入力端子に接続されているところのみが異なってい
る。
幅回路への構成中、抵抗R1が省略され、検出電極10
の出力端子P1は抵抗R2を介して演算増幅器OP1の
反転入力端子に接続されているところのみが異なってい
る。
この実施例の作用については面記第1実施例と同様であ
る。
る。
次に第3実施例を第6図に従って説明する。
前記第1実施例では充填剤12をケース1内にのみ充填
するようにしたが、この第3実施例ではさらにケース1
及び縣3の外部をも同じ高誘電率を備える充填剤12に
てモールド形成し、その上面には円弧状の曲面が形成さ
れているところが異なっている。
するようにしたが、この第3実施例ではさらにケース1
及び縣3の外部をも同じ高誘電率を備える充填剤12に
てモールド形成し、その上面には円弧状の曲面が形成さ
れているところが異なっている。
従って、この電圧センサを屋外に配置し!ご場合、この
ように電圧センサの上面が曲面に形成されていることに
より、電圧センナの上面に高話°電率を備えた雨水がた
まることが防止されるため、電圧センサの一定の検出感
度を維持することができる。
ように電圧センサの上面が曲面に形成されていることに
より、電圧センナの上面に高話°電率を備えた雨水がた
まることが防止されるため、電圧センサの一定の検出感
度を維持することができる。
なお、この実施例ではモールド形成した上面を曲面に形
成したが、これに限定されるものではなく、例えば上面
を山型状にしたり、上面全体を斜状平面に形成したりし
て雨水が排除し1nる形状であればよい。
成したが、これに限定されるものではなく、例えば上面
を山型状にしたり、上面全体を斜状平面に形成したりし
て雨水が排除し1nる形状であればよい。
なお、この発明は前記各実施例に限定されるものではな
く以下のように構成してもよい。
く以下のように構成してもよい。
(イ)検出電極10よりも上方位ばである変位電流流入
部に高誘電率材を配置すること。
部に高誘電率材を配置すること。
(ロ)例えば第1実施例においてはケース1内全体を高
誘電率を備えた充填剤12にて充填したが、その代わり
に検出電極10のみを高誘電率を備えたモールド材によ
りモールド形成すること。
誘電率を備えた充填剤12にて充填したが、その代わり
に検出電極10のみを高誘電率を備えたモールド材によ
りモールド形成すること。
前記(イ) (ロ)においては被測定物である配電線路
と検出電極10との間に高誘電率体が介在するため、検
出電極10の検出感度を向上することができる。
と検出電極10との間に高誘電率体が介在するため、検
出電極10の検出感度を向上することができる。
(ハ)第1実施例の蓋3を省略し、その代りにケース1
を四方を囲む有底箱状に形成するとともに、その四方を
囲む側壁を検出電極10の取付位置よりも高く形成し、
前記側壁の上端部にて囲まれる上端開口部を変位電流流
入部とすること。
を四方を囲む有底箱状に形成するとともに、その四方を
囲む側壁を検出電極10の取付位置よりも高く形成し、
前記側壁の上端部にて囲まれる上端開口部を変位電流流
入部とすること。
発明の効果
以上詳述したように第1発明は帯電部に対しては離間し
て配置する非接触方式を採用することができ、゛構成が
簡単でしかも安価にすることができ、従来の電圧センサ
と置換えて種々の検知装置に採用することも可能である
。さらにこの電圧センサはコンパクトなものにできるた
め、増幅回路をバッテリー等にて駆動すれば携帯して使
用することも可能である。
て配置する非接触方式を採用することができ、゛構成が
簡単でしかも安価にすることができ、従来の電圧センサ
と置換えて種々の検知装置に採用することも可能である
。さらにこの電圧センサはコンパクトなものにできるた
め、増幅回路をバッテリー等にて駆動すれば携帯して使
用することも可能である。
又、第2発明では前記第1発明の効果に加え、検出電極
の変位電流流入部を除いて基準電位点に保ったシールド
電極にて覆ったため、帯電部の7ラツシオ一バ時におけ
る増幅回路の保護を図ることができるとともに増幅回路
のシールドも図ることができ、さらには被測定物である
帯電部以外の他の帯電部の電界を遮蔽してその悪影響を
排除することができる。
の変位電流流入部を除いて基準電位点に保ったシールド
電極にて覆ったため、帯電部の7ラツシオ一バ時におけ
る増幅回路の保護を図ることができるとともに増幅回路
のシールドも図ることができ、さらには被測定物である
帯電部以外の他の帯電部の電界を遮蔽してその悪影響を
排除することができる。
第1図はこの発明の第1実施例の零相電圧検出装置の全
体図、第2図は電圧センサの断面図、第3図はモールド
材を除いた同じく電圧セン1ノの分解斜視図、第4図は
同じく電気回路図、第5図は増幅回路及びフィルタの電
気回路図、第6図は零相検出器の検出回路の電気回路図
、第7図はこの零相電圧検出装置にて検出された零相電
圧と各相配電線の電圧オシログラフ、第8図tよ比較例
を説明するための概念図、第9図は第2実施例の電気回
路図、第10図は第3実施例の断面図である。 1・・・ケース(シールド電極)、3・・・蓋(シール
ド電極)、5・・・窓(変位電流流入部)、7・・・基
板、8・・・信号処理回路、10・・・検出電極、12
・・・充填剤、20・・・零相検出器、21・・・開回
路、A・・・増幅回路、B・・・バンドパスフィルタ、
El、E2・・・接地線、OP1〜OP6・・・演算増
幅器、R1−R16・・・抵抗、C1〜C13・・・コ
ンデンサ、Pl・・・入力端子、P2・・・端子、Pu
、pv、pw・・・出力端子、Cu、Cv、Cw・・・
静電容量、LLJ、LV。 1−w・・・配電線路。 特許出願人 株式会社 高松電気製作所代 理 人
弁理士 恩1)博宣第2図 [株]Lu、〜、Lw 1自5を手続ネ111正画 昭和61年1月31日 持訂庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示
−I11和60年特n願第251495号2
、発明の名称 電圧センサ 3、補正をする者 事件との関係: 特許出願人 氏 名 株式会社 高松電気製作所(名 称) 4、代理人 住所 〒500 岐串市端詰町2番装置 <058
2>65−1810(代表)ファックス専用 <058
2> 66−13396、補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通り補正する。 (2)図面中筒5,6図を別紙の通り補正する。 −’;−++、、−1.、 明 細 書 1、発明の名称 電圧センサ 2、特許請求の範囲 1、帯電部と基準′電位点との間に、同帯電部の絶縁の
ための空間を介して帯電部から流入する変位゛逝流に相
似な出力を生じさせる増幅回路を直列るフィルタを接続
し、同帯電部の電位に相似な交流波形を出力するように
したことを特徴とする゛電圧センサ。 2、帯電部と基準電位点との間に、同帯°心部の絶縁の
ための空間を介して帯電部から流入する変位電流に相似
な出力を生じさせる増幅回路を+に列に接続し、同増幅
回路の入力端側には前記?flrjr部からの変位電流
を捕集しうるようにした検出電性を具備させ、同検出電
極の変位電流流入部を除いて基準電位点に保ったシール
ド電(由で覆うようにし、同増幅回路は低入力インピー
ダンス及び高量64.、 fHI増幅回路には所定周波
数の出力を得るフィルタを接続し、同帯電部の電位に相
似な交流波形を出ツノするようにしたことを特徴とする
電圧センサ。 3、発明の詳細な説明 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は電圧センサに関するものである。 (従来の技術〉 従来から交流の電圧検出をする電圧センサとしては一般
に商用周波において計器用変圧器(以下、PTという)
、又はコンデンサ分圧形計器用変圧器(以下、PDとい
う)が使用されており、又、近年PT以外て1まオプト
エレクトロニクス技術を応用したものも提案されている
。前記オプトエレクトロニクス技術のものは計測月光変
圧器(以下、光PTという)と呼ばれ、多くのものが研
究されている。 この光PTはポッケルス効果を有する素子を電界中にお
き、これに電界と同じ方向tこ直線漏光を大剣きせると
、その直交二成分に対する屈折率が電界の強さに対して
異なる変化を示すとともに伝播速度も異なり、その結果
、光の直交二成分間に位相差が生じ、出射光は惰円鍋光
になることを利用したものである。 又、送電線等の高電位の帯電部に対しては、同帯電部の
絶縁のための空間が形成する静電容量に直列に分圧用の
静電容ωあるいは発光要素等を接続し、帯電部の帯電の
有無を検出するめだの@電器形式のものが知られている
。 (発明が解決しようとする問題点) 前記のような従来のPT又はPDは配電線路に対しては
直接ケーブル等の帯電部に取@する接触方式であり、そ
のため、絶縁を考慮する必要があるばかりか、PT、P
Dにおいてはコイル、鉄芯。 コンデンサ等を使用することから全体が大型化するとと
もに重但が重くなる問題があり、そのため取付作業に手
間がかかる問題がある。 又、光P]−は非接触方式のものであり、絶縁性には優
れるが直線偏光を得るためにレーザ発振器等が必要Cあ
り、装置全体としては高価になる問題がある。 eらに検゛竜器形式のものにあっては、空間の形成する
静電容量を介して検出された信号を増幅するための増幅
回路の入力インピーダンスは一般に高く形成されている
。このため、増幅回路の入力端子に直接に接続されてい
る支持物、構造材による漏洩抵抗の変化が増幅回路の実
効的な入力インピーダンスに影響し、特にセンサーを屋
外、器外に設置すると帯電部の電位の正確な瞬時値を得
ることは困難であった。 これを解決するために、単に入力インピーダンスを低減
させれば、出力°電圧が減少し、特に帯電部の電位が低
い配電系統に対しては安定かつ正確な電圧検出は不可能
であった。 一以上のような状況から非接触方式の上記検電器形式も
帯電部の電位のアナログ波形をその瞬時値。 位相差も含めて各相ごとに正確に検出測定し、その出力
を演算処理して、結果が系統の事故保護等の配電技術に
利用するまでに至っていない。 この発明は前記問題点を解消するためになされたもので
あって、帯電部に対し離間して配置することができると
ともに、構成が簡単で帯電部電位に相似な信号波形を正
確に測定でき、しかも安1曲な電圧センサを提供するこ
とを目的どしている。 発明の構成 く問題点を解決するための手段〉 前記問題点を解消するために第1発明では配電線等の所
定周波数の帯電部と基準′電位点との間に、同帯電部の
絶縁のための空間の静電容量を介して帯゛躍部から流入
する変位電流に相似な出力を生じさせる増幅回路を直列
に接続し、同増幅回路は低入力インピーダンス及び高閉
ループ利得を漏える負帰還増幅回路に構成し、さらに同
増幅回路には所定周波数の出力を得るフィルタを接続し
たことを要旨としている。 又、第2発明では前記第1発明の構成に加え、増幅回路
の入力端側には前記帯電部からの変位電流を捕集しうる
ようにした検出電極を具備させ、同検出゛心極の変位電
流流入部を除いて基準電位点に保ったシールド電極で覆
うようにしたことを要旨としている。 (作用) 前記第1発明の構成により、帯電部と検出電極の間に生
じる空間の静電容量を介して低入力インピーダンス、高
閉ループ利得の負帰還型増幅回路が接続されているので
帯電部から検出される変位電流は増幅回路により安定、
正確に増幅され、その出力端子からは前記変位電流に相
似な充分に大きい出力が得られる。さらに、増幅回路に
より増幅された信号はフィルタを介して所定周波数を得
る。 又、第2発明では前記第1発明の作用に加え、帯電部か
らの変位電流が検出電極にて捕集され、その検出電極を
介して変位電流は増幅回路に流れる。又、検出電極はそ
の変位電流流入部を除いて基準電位点に保ったシールド
電極で覆われているため、被測定対象物である帯電物以
外の帯電物からの変位電流の流入が防止さ机る。 (実施例) 以下、この弁明を零相電圧検出装置の電圧センサに具体
化した第1実施例を第1図〜第7図に従って説明する。 60H2の各相配電線路1u、IV、1wに対しほぼ等
距離をおいて離間配置される電圧センサSu、Sv、S
wは同一構成のため、電圧センサSuについて説明する
。 電圧センサSuのケース1は断面チャンネル状に形成さ
れ、互いに相対する側壁の両端部及び底壁の両端部には
取付片2がそれぞれ内方へ直角に折曲げ形成されている
。前記ケース1の取付片2にはケース1の両端開口部及
び上方を覆うように逆チヤンネル状に形成された蓋3が
その両端壁から挿通されるビス4により締付固定され、
同N3の上面には長方形状をなす変位電流流入部として
の窓5が透設されている。このケース1と蓋3とはアル
ミニウム等の導電体にて形成され、後記する検出電極1
0のシールド電極となっている。 前記ケース1の四隅上面には支持部材6を介して基板7
が固設され、同基板7には後記する信号処理回路8が設
けられている。又、前記基板7の四隅上には間隔保持部
材9が立設されており、同間隔保持部材9に対して平板
状の検出電極10がヒ′ス11により締付は固定されて
いる。従って、前記検出電極10は蓋3に対して平行に
配置されるとともに、窓5を除いて前記ケース1及び蓋
3にて覆われている。 なお、前記検出電極10は金属、導電性樹脂。 導電性ゴム等の導電性部材にて構成し、この実施例では
加工しやすいアルミニウムが使用されている。そして、
前記のように基板7及び検出電極10を組付けた後ケー
ス1内には高誘電率を備えた充填剤12が充填されてい
る。 前記信号処理回路8について説明すると、この信号処理
回路8は大きく分けて増幅回路Aとバンドパスフィルタ
回路Bとから構成されている。 増幅回路Aは前記検出電極10からの変位電流を入力す
ると、その変位電流を増幅し、変位電流に相似な波形を
出力するようになっており、具体的には以下のように構
成されている。すなわち、信号処理回路8の入力端子P
1は可変抵抗R1を介して情地線E1に接続され、又、
シールド電極を構成するケース1及びM3は端子P2を
介して接地線E1に接続されている。前記可変抵抗R1
の両端子間には互いに逆を向く一対のダイオードD1.
D2の並列回路が接続され、検出電極10からの過大入
力阻止のための保護回路となっている。 前記可変抵抗R1は演算増幅器OP1の反転入力端子に
接続されており、又、同演算増幅器OP1の非反転入力
端子は抵抗R3を介して接地′gAE1に接続されてい
る。前記演算増幅器OP1の反転入力端子と出力端子間
にはコンデンサC1と抵抗R4との並列回路が接続され
ている。 前記抵抗R1〜R4、ダイオードD1.D2、コンデン
サC1及び演算増幅器OP1とにより増幅回路Aが構成
されるとともに、同増幅回路Aの出力端子は演算増幅器
OP2を使用した電圧ホロアを介して次段のバンドパス
フィルタBに接続されている。この電圧ホロ7は入力イ
ンピーダンスを高くして出力インピータンスを低くし、
インピータンスの変換を行っている。 バンドパスフィルタBは前記電圧ホロアを構成する演算
増幅器○P2から変位電流に相似な信号が印加されると
、その信号に基づいて周波数60H2を中心周波数とし
て選択的に増幅して取り出すように設定されており、具
体的には次のように構成されている。すなわち、演算増
幅器OP2の出力端子と演算増幅器OP3の反転入力端
子間にはコンデンサC2と抵抗R5の直列回路が接続さ
れ、又、同演算増幅器O[〕3の非反転入力端子は抵抗
R6を介して接地線E1に接続されている。 前記演算増幅器OP3の反転入力端子と出力端子間には
コンデンサC3,C4の直列回路と、抵抗R7,R8の
直列回路とからなる並列回路が接続ごれている。又、前
記コンデンサC3,04間のa点と接地線E1との間に
は抵抗R9が接続され、前記抵抗R7,R8間のb点と
接地線E1との間にはコンデンサC5が接続されている
。 前記抵抗R5〜R9、コンデンサC2〜C5及び演算増
幅器OP3とによりバンドパスフィルタBが構成される
とともに、同バンドパスフィルタ日の出力端子は演算増
幅器OP4を使用した電圧ホロアを介して出力端子Pu
に接続されている。 この電圧ホロアは入力インピーダンスを高くして出力イ
ンピーダンスを低くし、インピーダンスの変換を行って
いる。なお、他の電圧センサS。 Swの出力端子は説明の便宜上Puの代りにP。 Pwで表わす。 6η記各相の配電線路1u、LV、LWに配置される電
圧センサSu、Sv、Swは零相電圧検出器20に接続
されていて、同零相電圧検出器20に内装される検出回
路21は加算回路22と、同加算回路22.前記゛心圧
センサ用の゛昆源回路23とから構成されている。 前記加算回路22は各電圧センサSu、S。 Swから出力された所定の周波数に選択されt、:信号
を合成してその出力端子Pに零(l電圧vO信号を出ツ
ノするようになっている。具体的には加算回路22は次
のようになっている。 丁なわち、演算増幅器OP5の反転入力端子のG点には
それぞれ可変の入力抵抗R11,R12゜R13を介し
て前記゛電圧センサ3u、SV、 Swの出力端子pu
、pv、pwが接続され、又、その非反転入力端子は抵
抗R14を介して接地されている。又、演算増幅器OP
5の出力端子は抵抗R15を介して前記G点に接続され
ている。 さらに前記演算増幅器○P5の出力端子は演算増幅器O
P6を使用した電圧ホロアを及び抵抗R16を介して出
力端子Pに接続されている。この電圧小ロアは入力イン
ピーダンスを高くして出力インピーダンスを低くし、イ
ンピーダンスの変換を行っている。 前記抵抗R11〜R16及び演算増幅器OP5゜OR3
により加算回路22か構成されている。 電源回路23について説明すると、100VAC電源端
子には電源変圧器24が接続され、同電源変圧器24の
二次側には全波整流器25が接続されている。前記電源
変圧器24の二次側におけるd点は接地線E2が接続さ
れていて、前記全波整流器25のプラス端子と接地線E
2との間には平滑コンデンサC6及びコンデンサC7が
接続されている。 又、全波整流器25のプラス端子と接地線52間には三
端子レギュレータ26が接続され、その三端子レギュレ
ータ26の出力端子をよ+VCC端子に接続されるとと
もに、三端子レギュレータ26の出)〕端子と接地#j
l E 2間にはコンデンサC8及びコンデンサC9が
接続されている。 又、前記全波整流器25のマイナス端子と接地線E2と
の間には平滑コンデンサ010及びコンデンサC11が
接続されている。又、全波整流器25のマイナス端子と
接地線52間には三端子レギュレータ27が接続され、
その三端子レギュレータ27の出力端子は−Vcc端子
に接続されるとともに、三端子レギュレータ27の出力
端子と接地線52間にはコンデンサC12及びコンデン
サC13が接続されている。 己で、以上のように構成された零相電圧検出装置の作用
について説明する。 第1図では帯′爪部としての各相の配電線路LLJ。 1−V、1wに対応して電圧センサSu、Sv、SWは
それぞれほぼ同罪Mlにて離間配置されている。配電線
路に通常の相回転に従った三相電圧が印加され定常の負
荷電流が流れている場合には配電線路LLJ、lv、1
wと基準電位点であるアースとの間にそれぞれ形成され
る静電容ff1cu、 cv、Cwを介して流れる変位
電流が変位電流流入部としての各電圧センサSu、Sv
、Swの窓5を通して検出電極10に捕集される。 そして、この変位電流は各電圧センサSu、Sv、Sw
における信号処理回路8の増幅回路Aに与えられ、増幅
回路Aはその変位電流を増幅し、変位電流に相似な波形
を演算増幅器OP2に出力する。 この場合、端子Pi、P2からみた入力インピーダンス
は抵抗R1と抵抗R2どの並列値と考えられる。周知の
ように演算増幅器の典型的な使用例においては抵抗R2
はにΩオーダの値である。 閉ループ利得R4/R2は充分な出力を得るために10
0Of’i!度に取られる。又、抵抗R1は検出電極を
支える部材の沿面漏洩抵抗より低い値に取られ、入力の
安定化あるいは出力の微調整に利用される。 従って、上記の入力インピーダンスは率実上抵抗R2に
より充分に低い値に保たれ、しかも高い閉ループ利得の
ために演算増幅器01〕1の出力には大きな信号が得ら
れる。なあ、周知のように演算増幅器OP1の入出力の
位相差は抵抗R4,コンデンサC1のインピーダンスの
大小関係により変化し、前者が相対的に小さ【プれば位
相差は無視され、変位電流に比例した出ノ〕が(qられ
る。逆の場合には位相差は90°に近く、出力には変位
電流の積分値すなわち配電線路の電位に比例した値が得
られる。いずれにしてもこの出力には変位電流に相似な
波形が得られる。 次に、バンドパスフィルタBは前記電圧ホロアを構成す
る′@暮増幅器OP2を介し−C変位電流に相似な信号
が印加されると、その信号に基づいて周波a6ohzを
中心周波数とする信号を選択的に増幅して取り出す。そ
して、零相電圧検出器20の加算回路22は各電圧セン
サSu、Sv、sWから出力された所定の周波数に選択
された信号を合成してその出力端子Pに零相電圧Vo倍
信号出力する(第7図参照〉。この第7図においてα。 β、γは各配電線路LLJ、Lv、Lwに印加された電
圧の波形である。 このように通帛の場合には各相の対地電圧が平衡である
ため、加算回路22において合成されて得られるR相″
冷圧VoはOとなる。 次に配電線路Lu、Lv、Lwのうちいずれが一相の配
電線路に地絡故障が生ずると、各相の対地電圧の平衡が
崩れるため、各電圧センサ3u。 SV、SWの信号処理回路84!−経て零相電圧検出器
20に出力された信号が加蓮回路22にて合成8れると
、零相電圧が検出される。そのことにより配電線路に地
絡故障が生じたことが検知される。 又、前記電圧センサSu、Sv、Swはケース1及び蓋
3がシールド電極となっており、被測定物である配電線
路以外からの変位電流の流入を効果的に防止するため、
被測定物である配電線路以外の他の配電線路の悪影口を
事実上受けることがない。 しかし、各電圧センサには僅かではあるが、位相の異な
る他相の変位電流も流入する。又、各相電圧センサの実
効利得にも多少の差が生じる。このような場合には各相
の対地電圧が平衡していても出力端子Pには零相出力が
生ずるので、抵抗R11、R12,R13をそれぞれ変
化させて、零相出力がなるべく零に近づくように調整す
る。 前記のような零相電圧検出装置における電圧センサの出
力特性と、従来構成のポッケルス素子を利用した電圧セ
ンサXあるいはPDの出力特性とを比較するために計測
を行った。Jなわち、第8図に示すように各相の配電線
路LU、Lv、Lwに対して電圧センサXは直付状態で
取付し、又、PDは配電線路の絶縁液rRの外周に取付
する。又、本願の電圧センサの配電4’W路に対する配
置位置は各相の配電線路の真下方向でその離間距離 は
1QQmlllとした。そして、配電線路のうち一相を
地絡と同様の状態にし、各相に対応して配置された電圧
センサXあるいはPDから出力された信号は前記実施例
と同様の加算回路22にて合成することにより計測した
。その結果、10%地絡時の零相電圧は電圧センサXを
使用した場合は3V、本願の電圧センサを使用した場合
はIV、及びPDを使用した場合は100111であっ
た。 又、線間電圧をいずれも6.9KVにした健全時の残留
電圧は、電圧センサXを使用した場合は65mv、本願
の電圧センサを使用した場合は13゜5mv及び1フD
を使用した場合は4.38mvであつノこ 。 次に第2実施例を第9図に従って説明する。 この実施例では前記第1実施例における電圧センサの増
幅回路Aの構成中、抵抗R1が省略され、検出電極10
の出力端子P1は抵抗R2を介して2M 締11’j
fi47.′:、r2 T jの反転入力端子に接続さ
れているところのみが異なっている。 この実施例の作用については前記第1実施例と同様であ
る。 次に第3実施例を第10図に従って説明する。 前記第1実施例では充填剤12をケース1内にのみ充填
するようにしたが、この第3実施例ではさらにケース1
及びN3の外部をも同じ高誘電率を備える充填剤12に
てモールド形成し、その上面には円弧状の曲面が形成さ
れているところが異なっている。 従って、この゛電圧センサを屋外に配置した場合、この
ように電圧センサの上面が曲面に形成されていることに
より、電圧センサの上面に高誘電率を有する雨水がたま
ることが防止されるため、電圧センサの一定の検出感度
を維持覆ることができる。 なお、この実施例ではモールド形成した上面を曲面に形
成したが、これに限定されるものではなく、例えば上面
を山型状にしたり、上面全体を斜状平面に形成したりし
て雨水が排除し得る形状であればよい。 なお、この発明は前記各実施例に限定されるbのではな
く以下のように構成してもよい。 (イ)検出電極10よりも上方位置である変位電流流入
部に高誘電率材を配置すること。 (ロ)例えば第1実施例においてはケース1内全体を高
誘電率を喝えた充填剤12にて充填したが、その代わり
に検出電極10のみを高誘電率を備えたモールド材によ
りモールド形成すること。 前記(イ)(ロ)においては被測定物である配電′fA
路と検出電極10との間に高誘電率体が介在するため、
検出電極10の検出感度を向上することができる。 (ハ)第1実施例の蓋3を省略し、その代りにケース1
を四方を囲む有底箱状に形成するとともに、その四方を
囲む側壁を検出電極10の取付位置よりも高く形成し、
前記側型の上端部にて囲まれる上端開口部を変位電流流
入部とすること。 発明の効果 以上詳述したように第1発明はセンサの絶縁上好ましい
非接触方式によって、帯電部の電位波形に相似な信号を
安定かつ正確に測定できるようにしたものであるから、
この発明による電圧センササは簡易な構成で安価に提供
でき、センサの出力波形の演篩処理を必要とJるような
配電技術の多くの部分に従来のPT、PDに換えて利用
できるという利点がある。 又、第2発明では前記第1発明の効果に加え、検出電極
の変位電流流入部を除いて基準“電位点に保ったシール
ド電極にて覆ったため、帯電部のフラッジオーバ時にお
ける増幅回路の保護を図ることができるとともに増幅回
路のシールドも図ることができ、さらには被測定物であ
る帯電部以外の他の帯電部の電界をa蔽してその悪影響
を排除することができる。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明の第1実施例のユτ相電圧検出装置の
全体図、第2図は電圧センサの断面図、第3図はモール
ド材を除いた同じく電圧センサの分解斜視図、第4図は
同じく電気回路図、第5図は増幅回路及びフィルタの“
電気回路図、第6図は零相電圧検出器の検出回路の電気
回路図、第7図はこの零相電圧検出装置にて検出された
零相電圧と各相配電線の電圧オシログラフ、第8図は比
較例を説明するための概念図、第9図は第2実施例の電
気回路図、第10図は第3実施例の断面図である。 1・・・ケース(シールド電極)、3・・・N(シール
ド電極)、5・・・窓く変位電流流入部)、7・・・基
板、8・・・信号処理回路、10・・・検出電極、12
・・・充填剤、20・・・零相電圧検出器、21・・・
検出回路、A・・・増幅回路、B・・・バンドパスフィ
ルタ、El、E2・・・接地線、OP1〜OP6・・・
演算増幅器、R1−R16・・・抵抗、C1〜C13・
・・コンデンサ、Pl・・・入力端子、P2・・・端子
、pu、pv、pw・・・出力端子、Cu 、 CV
、 (:、 W−・・静電容(6)、LLJ。 L l W・・・配電線路。 特許出願人 株式会社 日松電気製作所代 理 人
弁理士 恩1)博宜自5で手続?i’li
正四 21発明の名称 電圧センサ 3、補正をする者 事件との関係: 特許出願人 氏 名 株式会社 高松電気製作所(名 称) 4、代理人 住所 〒500 岐串市端詰町2番装置 <058
2> 65−1810(代表)ファックス専用 <05
82> 66’−13396、補正の内容 のオーダの出である。Jと更に補正する。
体図、第2図は電圧センサの断面図、第3図はモールド
材を除いた同じく電圧セン1ノの分解斜視図、第4図は
同じく電気回路図、第5図は増幅回路及びフィルタの電
気回路図、第6図は零相検出器の検出回路の電気回路図
、第7図はこの零相電圧検出装置にて検出された零相電
圧と各相配電線の電圧オシログラフ、第8図tよ比較例
を説明するための概念図、第9図は第2実施例の電気回
路図、第10図は第3実施例の断面図である。 1・・・ケース(シールド電極)、3・・・蓋(シール
ド電極)、5・・・窓(変位電流流入部)、7・・・基
板、8・・・信号処理回路、10・・・検出電極、12
・・・充填剤、20・・・零相検出器、21・・・開回
路、A・・・増幅回路、B・・・バンドパスフィルタ、
El、E2・・・接地線、OP1〜OP6・・・演算増
幅器、R1−R16・・・抵抗、C1〜C13・・・コ
ンデンサ、Pl・・・入力端子、P2・・・端子、Pu
、pv、pw・・・出力端子、Cu、Cv、Cw・・・
静電容量、LLJ、LV。 1−w・・・配電線路。 特許出願人 株式会社 高松電気製作所代 理 人
弁理士 恩1)博宣第2図 [株]Lu、〜、Lw 1自5を手続ネ111正画 昭和61年1月31日 持訂庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示
−I11和60年特n願第251495号2
、発明の名称 電圧センサ 3、補正をする者 事件との関係: 特許出願人 氏 名 株式会社 高松電気製作所(名 称) 4、代理人 住所 〒500 岐串市端詰町2番装置 <058
2>65−1810(代表)ファックス専用 <058
2> 66−13396、補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通り補正する。 (2)図面中筒5,6図を別紙の通り補正する。 −’;−++、、−1.、 明 細 書 1、発明の名称 電圧センサ 2、特許請求の範囲 1、帯電部と基準′電位点との間に、同帯電部の絶縁の
ための空間を介して帯電部から流入する変位゛逝流に相
似な出力を生じさせる増幅回路を直列るフィルタを接続
し、同帯電部の電位に相似な交流波形を出力するように
したことを特徴とする゛電圧センサ。 2、帯電部と基準電位点との間に、同帯°心部の絶縁の
ための空間を介して帯電部から流入する変位電流に相似
な出力を生じさせる増幅回路を+に列に接続し、同増幅
回路の入力端側には前記?flrjr部からの変位電流
を捕集しうるようにした検出電性を具備させ、同検出電
極の変位電流流入部を除いて基準電位点に保ったシール
ド電(由で覆うようにし、同増幅回路は低入力インピー
ダンス及び高量64.、 fHI増幅回路には所定周波
数の出力を得るフィルタを接続し、同帯電部の電位に相
似な交流波形を出ツノするようにしたことを特徴とする
電圧センサ。 3、発明の詳細な説明 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は電圧センサに関するものである。 (従来の技術〉 従来から交流の電圧検出をする電圧センサとしては一般
に商用周波において計器用変圧器(以下、PTという)
、又はコンデンサ分圧形計器用変圧器(以下、PDとい
う)が使用されており、又、近年PT以外て1まオプト
エレクトロニクス技術を応用したものも提案されている
。前記オプトエレクトロニクス技術のものは計測月光変
圧器(以下、光PTという)と呼ばれ、多くのものが研
究されている。 この光PTはポッケルス効果を有する素子を電界中にお
き、これに電界と同じ方向tこ直線漏光を大剣きせると
、その直交二成分に対する屈折率が電界の強さに対して
異なる変化を示すとともに伝播速度も異なり、その結果
、光の直交二成分間に位相差が生じ、出射光は惰円鍋光
になることを利用したものである。 又、送電線等の高電位の帯電部に対しては、同帯電部の
絶縁のための空間が形成する静電容量に直列に分圧用の
静電容ωあるいは発光要素等を接続し、帯電部の帯電の
有無を検出するめだの@電器形式のものが知られている
。 (発明が解決しようとする問題点) 前記のような従来のPT又はPDは配電線路に対しては
直接ケーブル等の帯電部に取@する接触方式であり、そ
のため、絶縁を考慮する必要があるばかりか、PT、P
Dにおいてはコイル、鉄芯。 コンデンサ等を使用することから全体が大型化するとと
もに重但が重くなる問題があり、そのため取付作業に手
間がかかる問題がある。 又、光P]−は非接触方式のものであり、絶縁性には優
れるが直線偏光を得るためにレーザ発振器等が必要Cあ
り、装置全体としては高価になる問題がある。 eらに検゛竜器形式のものにあっては、空間の形成する
静電容量を介して検出された信号を増幅するための増幅
回路の入力インピーダンスは一般に高く形成されている
。このため、増幅回路の入力端子に直接に接続されてい
る支持物、構造材による漏洩抵抗の変化が増幅回路の実
効的な入力インピーダンスに影響し、特にセンサーを屋
外、器外に設置すると帯電部の電位の正確な瞬時値を得
ることは困難であった。 これを解決するために、単に入力インピーダンスを低減
させれば、出力°電圧が減少し、特に帯電部の電位が低
い配電系統に対しては安定かつ正確な電圧検出は不可能
であった。 一以上のような状況から非接触方式の上記検電器形式も
帯電部の電位のアナログ波形をその瞬時値。 位相差も含めて各相ごとに正確に検出測定し、その出力
を演算処理して、結果が系統の事故保護等の配電技術に
利用するまでに至っていない。 この発明は前記問題点を解消するためになされたもので
あって、帯電部に対し離間して配置することができると
ともに、構成が簡単で帯電部電位に相似な信号波形を正
確に測定でき、しかも安1曲な電圧センサを提供するこ
とを目的どしている。 発明の構成 く問題点を解決するための手段〉 前記問題点を解消するために第1発明では配電線等の所
定周波数の帯電部と基準′電位点との間に、同帯電部の
絶縁のための空間の静電容量を介して帯゛躍部から流入
する変位電流に相似な出力を生じさせる増幅回路を直列
に接続し、同増幅回路は低入力インピーダンス及び高閉
ループ利得を漏える負帰還増幅回路に構成し、さらに同
増幅回路には所定周波数の出力を得るフィルタを接続し
たことを要旨としている。 又、第2発明では前記第1発明の構成に加え、増幅回路
の入力端側には前記帯電部からの変位電流を捕集しうる
ようにした検出電極を具備させ、同検出゛心極の変位電
流流入部を除いて基準電位点に保ったシールド電極で覆
うようにしたことを要旨としている。 (作用) 前記第1発明の構成により、帯電部と検出電極の間に生
じる空間の静電容量を介して低入力インピーダンス、高
閉ループ利得の負帰還型増幅回路が接続されているので
帯電部から検出される変位電流は増幅回路により安定、
正確に増幅され、その出力端子からは前記変位電流に相
似な充分に大きい出力が得られる。さらに、増幅回路に
より増幅された信号はフィルタを介して所定周波数を得
る。 又、第2発明では前記第1発明の作用に加え、帯電部か
らの変位電流が検出電極にて捕集され、その検出電極を
介して変位電流は増幅回路に流れる。又、検出電極はそ
の変位電流流入部を除いて基準電位点に保ったシールド
電極で覆われているため、被測定対象物である帯電物以
外の帯電物からの変位電流の流入が防止さ机る。 (実施例) 以下、この弁明を零相電圧検出装置の電圧センサに具体
化した第1実施例を第1図〜第7図に従って説明する。 60H2の各相配電線路1u、IV、1wに対しほぼ等
距離をおいて離間配置される電圧センサSu、Sv、S
wは同一構成のため、電圧センサSuについて説明する
。 電圧センサSuのケース1は断面チャンネル状に形成さ
れ、互いに相対する側壁の両端部及び底壁の両端部には
取付片2がそれぞれ内方へ直角に折曲げ形成されている
。前記ケース1の取付片2にはケース1の両端開口部及
び上方を覆うように逆チヤンネル状に形成された蓋3が
その両端壁から挿通されるビス4により締付固定され、
同N3の上面には長方形状をなす変位電流流入部として
の窓5が透設されている。このケース1と蓋3とはアル
ミニウム等の導電体にて形成され、後記する検出電極1
0のシールド電極となっている。 前記ケース1の四隅上面には支持部材6を介して基板7
が固設され、同基板7には後記する信号処理回路8が設
けられている。又、前記基板7の四隅上には間隔保持部
材9が立設されており、同間隔保持部材9に対して平板
状の検出電極10がヒ′ス11により締付は固定されて
いる。従って、前記検出電極10は蓋3に対して平行に
配置されるとともに、窓5を除いて前記ケース1及び蓋
3にて覆われている。 なお、前記検出電極10は金属、導電性樹脂。 導電性ゴム等の導電性部材にて構成し、この実施例では
加工しやすいアルミニウムが使用されている。そして、
前記のように基板7及び検出電極10を組付けた後ケー
ス1内には高誘電率を備えた充填剤12が充填されてい
る。 前記信号処理回路8について説明すると、この信号処理
回路8は大きく分けて増幅回路Aとバンドパスフィルタ
回路Bとから構成されている。 増幅回路Aは前記検出電極10からの変位電流を入力す
ると、その変位電流を増幅し、変位電流に相似な波形を
出力するようになっており、具体的には以下のように構
成されている。すなわち、信号処理回路8の入力端子P
1は可変抵抗R1を介して情地線E1に接続され、又、
シールド電極を構成するケース1及びM3は端子P2を
介して接地線E1に接続されている。前記可変抵抗R1
の両端子間には互いに逆を向く一対のダイオードD1.
D2の並列回路が接続され、検出電極10からの過大入
力阻止のための保護回路となっている。 前記可変抵抗R1は演算増幅器OP1の反転入力端子に
接続されており、又、同演算増幅器OP1の非反転入力
端子は抵抗R3を介して接地′gAE1に接続されてい
る。前記演算増幅器OP1の反転入力端子と出力端子間
にはコンデンサC1と抵抗R4との並列回路が接続され
ている。 前記抵抗R1〜R4、ダイオードD1.D2、コンデン
サC1及び演算増幅器OP1とにより増幅回路Aが構成
されるとともに、同増幅回路Aの出力端子は演算増幅器
OP2を使用した電圧ホロアを介して次段のバンドパス
フィルタBに接続されている。この電圧ホロ7は入力イ
ンピーダンスを高くして出力インピータンスを低くし、
インピータンスの変換を行っている。 バンドパスフィルタBは前記電圧ホロアを構成する演算
増幅器○P2から変位電流に相似な信号が印加されると
、その信号に基づいて周波数60H2を中心周波数とし
て選択的に増幅して取り出すように設定されており、具
体的には次のように構成されている。すなわち、演算増
幅器OP2の出力端子と演算増幅器OP3の反転入力端
子間にはコンデンサC2と抵抗R5の直列回路が接続さ
れ、又、同演算増幅器O[〕3の非反転入力端子は抵抗
R6を介して接地線E1に接続されている。 前記演算増幅器OP3の反転入力端子と出力端子間には
コンデンサC3,C4の直列回路と、抵抗R7,R8の
直列回路とからなる並列回路が接続ごれている。又、前
記コンデンサC3,04間のa点と接地線E1との間に
は抵抗R9が接続され、前記抵抗R7,R8間のb点と
接地線E1との間にはコンデンサC5が接続されている
。 前記抵抗R5〜R9、コンデンサC2〜C5及び演算増
幅器OP3とによりバンドパスフィルタBが構成される
とともに、同バンドパスフィルタ日の出力端子は演算増
幅器OP4を使用した電圧ホロアを介して出力端子Pu
に接続されている。 この電圧ホロアは入力インピーダンスを高くして出力イ
ンピーダンスを低くし、インピーダンスの変換を行って
いる。なお、他の電圧センサS。 Swの出力端子は説明の便宜上Puの代りにP。 Pwで表わす。 6η記各相の配電線路1u、LV、LWに配置される電
圧センサSu、Sv、Swは零相電圧検出器20に接続
されていて、同零相電圧検出器20に内装される検出回
路21は加算回路22と、同加算回路22.前記゛心圧
センサ用の゛昆源回路23とから構成されている。 前記加算回路22は各電圧センサSu、S。 Swから出力された所定の周波数に選択されt、:信号
を合成してその出力端子Pに零(l電圧vO信号を出ツ
ノするようになっている。具体的には加算回路22は次
のようになっている。 丁なわち、演算増幅器OP5の反転入力端子のG点には
それぞれ可変の入力抵抗R11,R12゜R13を介し
て前記゛電圧センサ3u、SV、 Swの出力端子pu
、pv、pwが接続され、又、その非反転入力端子は抵
抗R14を介して接地されている。又、演算増幅器OP
5の出力端子は抵抗R15を介して前記G点に接続され
ている。 さらに前記演算増幅器○P5の出力端子は演算増幅器O
P6を使用した電圧ホロアを及び抵抗R16を介して出
力端子Pに接続されている。この電圧小ロアは入力イン
ピーダンスを高くして出力インピーダンスを低くし、イ
ンピーダンスの変換を行っている。 前記抵抗R11〜R16及び演算増幅器OP5゜OR3
により加算回路22か構成されている。 電源回路23について説明すると、100VAC電源端
子には電源変圧器24が接続され、同電源変圧器24の
二次側には全波整流器25が接続されている。前記電源
変圧器24の二次側におけるd点は接地線E2が接続さ
れていて、前記全波整流器25のプラス端子と接地線E
2との間には平滑コンデンサC6及びコンデンサC7が
接続されている。 又、全波整流器25のプラス端子と接地線52間には三
端子レギュレータ26が接続され、その三端子レギュレ
ータ26の出力端子をよ+VCC端子に接続されるとと
もに、三端子レギュレータ26の出)〕端子と接地#j
l E 2間にはコンデンサC8及びコンデンサC9が
接続されている。 又、前記全波整流器25のマイナス端子と接地線E2と
の間には平滑コンデンサ010及びコンデンサC11が
接続されている。又、全波整流器25のマイナス端子と
接地線52間には三端子レギュレータ27が接続され、
その三端子レギュレータ27の出力端子は−Vcc端子
に接続されるとともに、三端子レギュレータ27の出力
端子と接地線52間にはコンデンサC12及びコンデン
サC13が接続されている。 己で、以上のように構成された零相電圧検出装置の作用
について説明する。 第1図では帯′爪部としての各相の配電線路LLJ。 1−V、1wに対応して電圧センサSu、Sv、SWは
それぞれほぼ同罪Mlにて離間配置されている。配電線
路に通常の相回転に従った三相電圧が印加され定常の負
荷電流が流れている場合には配電線路LLJ、lv、1
wと基準電位点であるアースとの間にそれぞれ形成され
る静電容ff1cu、 cv、Cwを介して流れる変位
電流が変位電流流入部としての各電圧センサSu、Sv
、Swの窓5を通して検出電極10に捕集される。 そして、この変位電流は各電圧センサSu、Sv、Sw
における信号処理回路8の増幅回路Aに与えられ、増幅
回路Aはその変位電流を増幅し、変位電流に相似な波形
を演算増幅器OP2に出力する。 この場合、端子Pi、P2からみた入力インピーダンス
は抵抗R1と抵抗R2どの並列値と考えられる。周知の
ように演算増幅器の典型的な使用例においては抵抗R2
はにΩオーダの値である。 閉ループ利得R4/R2は充分な出力を得るために10
0Of’i!度に取られる。又、抵抗R1は検出電極を
支える部材の沿面漏洩抵抗より低い値に取られ、入力の
安定化あるいは出力の微調整に利用される。 従って、上記の入力インピーダンスは率実上抵抗R2に
より充分に低い値に保たれ、しかも高い閉ループ利得の
ために演算増幅器01〕1の出力には大きな信号が得ら
れる。なあ、周知のように演算増幅器OP1の入出力の
位相差は抵抗R4,コンデンサC1のインピーダンスの
大小関係により変化し、前者が相対的に小さ【プれば位
相差は無視され、変位電流に比例した出ノ〕が(qられ
る。逆の場合には位相差は90°に近く、出力には変位
電流の積分値すなわち配電線路の電位に比例した値が得
られる。いずれにしてもこの出力には変位電流に相似な
波形が得られる。 次に、バンドパスフィルタBは前記電圧ホロアを構成す
る′@暮増幅器OP2を介し−C変位電流に相似な信号
が印加されると、その信号に基づいて周波a6ohzを
中心周波数とする信号を選択的に増幅して取り出す。そ
して、零相電圧検出器20の加算回路22は各電圧セン
サSu、Sv、sWから出力された所定の周波数に選択
された信号を合成してその出力端子Pに零相電圧Vo倍
信号出力する(第7図参照〉。この第7図においてα。 β、γは各配電線路LLJ、Lv、Lwに印加された電
圧の波形である。 このように通帛の場合には各相の対地電圧が平衡である
ため、加算回路22において合成されて得られるR相″
冷圧VoはOとなる。 次に配電線路Lu、Lv、Lwのうちいずれが一相の配
電線路に地絡故障が生ずると、各相の対地電圧の平衡が
崩れるため、各電圧センサ3u。 SV、SWの信号処理回路84!−経て零相電圧検出器
20に出力された信号が加蓮回路22にて合成8れると
、零相電圧が検出される。そのことにより配電線路に地
絡故障が生じたことが検知される。 又、前記電圧センサSu、Sv、Swはケース1及び蓋
3がシールド電極となっており、被測定物である配電線
路以外からの変位電流の流入を効果的に防止するため、
被測定物である配電線路以外の他の配電線路の悪影口を
事実上受けることがない。 しかし、各電圧センサには僅かではあるが、位相の異な
る他相の変位電流も流入する。又、各相電圧センサの実
効利得にも多少の差が生じる。このような場合には各相
の対地電圧が平衡していても出力端子Pには零相出力が
生ずるので、抵抗R11、R12,R13をそれぞれ変
化させて、零相出力がなるべく零に近づくように調整す
る。 前記のような零相電圧検出装置における電圧センサの出
力特性と、従来構成のポッケルス素子を利用した電圧セ
ンサXあるいはPDの出力特性とを比較するために計測
を行った。Jなわち、第8図に示すように各相の配電線
路LU、Lv、Lwに対して電圧センサXは直付状態で
取付し、又、PDは配電線路の絶縁液rRの外周に取付
する。又、本願の電圧センサの配電4’W路に対する配
置位置は各相の配電線路の真下方向でその離間距離 は
1QQmlllとした。そして、配電線路のうち一相を
地絡と同様の状態にし、各相に対応して配置された電圧
センサXあるいはPDから出力された信号は前記実施例
と同様の加算回路22にて合成することにより計測した
。その結果、10%地絡時の零相電圧は電圧センサXを
使用した場合は3V、本願の電圧センサを使用した場合
はIV、及びPDを使用した場合は100111であっ
た。 又、線間電圧をいずれも6.9KVにした健全時の残留
電圧は、電圧センサXを使用した場合は65mv、本願
の電圧センサを使用した場合は13゜5mv及び1フD
を使用した場合は4.38mvであつノこ 。 次に第2実施例を第9図に従って説明する。 この実施例では前記第1実施例における電圧センサの増
幅回路Aの構成中、抵抗R1が省略され、検出電極10
の出力端子P1は抵抗R2を介して2M 締11’j
fi47.′:、r2 T jの反転入力端子に接続さ
れているところのみが異なっている。 この実施例の作用については前記第1実施例と同様であ
る。 次に第3実施例を第10図に従って説明する。 前記第1実施例では充填剤12をケース1内にのみ充填
するようにしたが、この第3実施例ではさらにケース1
及びN3の外部をも同じ高誘電率を備える充填剤12に
てモールド形成し、その上面には円弧状の曲面が形成さ
れているところが異なっている。 従って、この゛電圧センサを屋外に配置した場合、この
ように電圧センサの上面が曲面に形成されていることに
より、電圧センサの上面に高誘電率を有する雨水がたま
ることが防止されるため、電圧センサの一定の検出感度
を維持覆ることができる。 なお、この実施例ではモールド形成した上面を曲面に形
成したが、これに限定されるものではなく、例えば上面
を山型状にしたり、上面全体を斜状平面に形成したりし
て雨水が排除し得る形状であればよい。 なお、この発明は前記各実施例に限定されるbのではな
く以下のように構成してもよい。 (イ)検出電極10よりも上方位置である変位電流流入
部に高誘電率材を配置すること。 (ロ)例えば第1実施例においてはケース1内全体を高
誘電率を喝えた充填剤12にて充填したが、その代わり
に検出電極10のみを高誘電率を備えたモールド材によ
りモールド形成すること。 前記(イ)(ロ)においては被測定物である配電′fA
路と検出電極10との間に高誘電率体が介在するため、
検出電極10の検出感度を向上することができる。 (ハ)第1実施例の蓋3を省略し、その代りにケース1
を四方を囲む有底箱状に形成するとともに、その四方を
囲む側壁を検出電極10の取付位置よりも高く形成し、
前記側型の上端部にて囲まれる上端開口部を変位電流流
入部とすること。 発明の効果 以上詳述したように第1発明はセンサの絶縁上好ましい
非接触方式によって、帯電部の電位波形に相似な信号を
安定かつ正確に測定できるようにしたものであるから、
この発明による電圧センササは簡易な構成で安価に提供
でき、センサの出力波形の演篩処理を必要とJるような
配電技術の多くの部分に従来のPT、PDに換えて利用
できるという利点がある。 又、第2発明では前記第1発明の効果に加え、検出電極
の変位電流流入部を除いて基準“電位点に保ったシール
ド電極にて覆ったため、帯電部のフラッジオーバ時にお
ける増幅回路の保護を図ることができるとともに増幅回
路のシールドも図ることができ、さらには被測定物であ
る帯電部以外の他の帯電部の電界をa蔽してその悪影響
を排除することができる。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明の第1実施例のユτ相電圧検出装置の
全体図、第2図は電圧センサの断面図、第3図はモール
ド材を除いた同じく電圧センサの分解斜視図、第4図は
同じく電気回路図、第5図は増幅回路及びフィルタの“
電気回路図、第6図は零相電圧検出器の検出回路の電気
回路図、第7図はこの零相電圧検出装置にて検出された
零相電圧と各相配電線の電圧オシログラフ、第8図は比
較例を説明するための概念図、第9図は第2実施例の電
気回路図、第10図は第3実施例の断面図である。 1・・・ケース(シールド電極)、3・・・N(シール
ド電極)、5・・・窓く変位電流流入部)、7・・・基
板、8・・・信号処理回路、10・・・検出電極、12
・・・充填剤、20・・・零相電圧検出器、21・・・
検出回路、A・・・増幅回路、B・・・バンドパスフィ
ルタ、El、E2・・・接地線、OP1〜OP6・・・
演算増幅器、R1−R16・・・抵抗、C1〜C13・
・・コンデンサ、Pl・・・入力端子、P2・・・端子
、pu、pv、pw・・・出力端子、Cu 、 CV
、 (:、 W−・・静電容(6)、LLJ。 L l W・・・配電線路。 特許出願人 株式会社 日松電気製作所代 理 人
弁理士 恩1)博宜自5で手続?i’li
正四 21発明の名称 電圧センサ 3、補正をする者 事件との関係: 特許出願人 氏 名 株式会社 高松電気製作所(名 称) 4、代理人 住所 〒500 岐串市端詰町2番装置 <058
2> 65−1810(代表)ファックス専用 <05
82> 66’−13396、補正の内容 のオーダの出である。Jと更に補正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、帯電部と基準電位点との間に、同帯電部の絶縁のた
めの空間を介して帯電部から流入する変位電流に比例し
た電位差を生じさせる増幅回路を直列に接続し、同増幅
回路には所定の周波数を得るフィルタを接続し、交流波
形を出力するようにしたことを特徴とする電圧センサ。 2、帯電部と基準電位点との間に、同帯電部の絶縁のた
めの空間を介して帯電部から流入する変位電流に比例し
た電位差を生じさせる増幅回路を直列に接続し、同増幅
回路の入力端側には前記帯電部からの変位電流を捕集し
うるようにした検出電極を具備させ、同検出電極の変位
電流流入部を除いて基準電位点に保ったシールド電極で
覆うようにし、同増幅回路には所定の周波数を得るフィ
ルタを接続し、交流波形を出力するようにしたことを特
徴とする電圧センサ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60251495A JPH0668510B2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-09 | 電圧センサ |
US06/923,560 US4804922A (en) | 1985-11-01 | 1986-10-27 | Voltage sensor |
DE8686115140T DE3678387D1 (de) | 1985-11-01 | 1986-10-31 | Spannungsfuehler. |
EP19860115140 EP0222278B1 (en) | 1985-11-01 | 1986-10-31 | Voltage sensor |
EP19900113317 EP0398396A3 (en) | 1985-11-01 | 1986-10-31 | Voltage sensor |
US07/261,441 US4879509A (en) | 1985-11-01 | 1988-10-24 | Zero-phase-sequence voltage sensing apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60-246763 | 1985-11-01 | ||
JP24676385 | 1985-11-01 | ||
JP60251495A JPH0668510B2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-09 | 電圧センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62201368A true JPS62201368A (ja) | 1987-09-05 |
JPH0668510B2 JPH0668510B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=26537900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60251495A Expired - Lifetime JPH0668510B2 (ja) | 1985-11-01 | 1985-11-09 | 電圧センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668510B2 (ja) |
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Also Published As
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JPH0668510B2 (ja) | 1994-08-31 |
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