JPS62200625A - キ−ボ−ド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はキーボード装置に関するものである。

［従来の技術］ 多くのキーから成るキーボード装置は、ワードプロセッ
サやコンピュータなどの入力装置として広く用いられて
いる。

このようなキーボード装器を構成するキーの中には、い
わゆるメンプレムキーや自由に昇降する突出したキーボ
タンを有するものがある。

このようなキーの中で、昇降するキーボタンを有するキ
ーボードの従来構造を第５図及び第６図に示す。

第５図及び第６図において符号１で示すものはキーボタ
ンで、はぼ正方形状に形成され、その中央部の下面には
、例えば四辺形状の断面を有する案内軸９が突設されて
いる。

この案内軸９は、電子式卓上計算機（以下電卓と略称す
る）などの電子機器の上ケース３に形成された案内軸９
と同一の断面形状を有する開口部１０中に祠動自在に嵌
合される。

キーボタン１のほぼ対角線方向には係止爪２゜２が下方
に向かって突設されており、その下端にはフック２ａが
形成されている。

係止爪２．２は上ケース３に形成された開口部３ａ、３
ａ中に昇、降自在に嵌合される。

フック２ａを開口部３ａ中に嵌合させる時には、フック
をも含めた係止爪２の全体を弾性変形させ、開口部３ａ
を通過した後、フック２ａを上ケース３の下面に係止さ
せ、キーボタン１の抜け止めを行なっている。

一方、符号６で示すものは下ケースで、その上には回路
パターンを形成したプリト基板５が重ねられており、更
にその上にはゴム板４が重ねられている。

弾性板の一例として例示するゴム板４にはキーボタンｌ
の案内軸９と対応した位置にドーム状の膨出部１５が形
成されており、この膨出部１５の頂部の下面には導電材
７が形成されている。

この導電材７と対応してプリン基板５上にはキーパター
ン８が固定接点として形成されている。

上述したような構造のもとでは、キーボタン１が押下さ
れると、膨出ｓ１５が弾性変形して圧縮され、導電材７
とキーパターン８とが接触しキー人力が成される。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、上述したような構造を有するキーボタンを持
つキーボードにおいては、キーボタン１が昇降自在であ
るため、案内軸９や係止爪２が昇降自在に嵌合する開口
部１０．３ａとの間には必ず一定のクリアランスが必要
である。

このクリアランスは少なくした方がキーボタンｌのＡ降
時におけるガタが少なくてすむが、極端に少なくすると
キーボタン１のスムーズな昇降は阻害されてしまう。

この結果、必ずクリアランスが必要であり、キーボタン
１は第６図に符号１２で示すように正常な位置において
昇降できず、符号１１で示すように必ずキーボタンの回
動が生じてしまう。

このようなガタが生じると、キーボタンの各部の上ケー
ス３に対する接触状態が変化するため。

操作者の指先に微妙なキータッチの変化が生じ、違和感
を感じる。

また、多数個あるキーボタンのそれぞれが、上述したガ
タによってそれぞれ微妙に傾き、外観上も極めて不快感
がある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明においては上述したような問題点を解決するため
に、プリント基板上に配置されたゴム板にキーボタンの
案内軸を支持するように形成された部分を挟んで、キー
ボタンの係止爪の下端を弾性的に支持する部分を設けた
構造を採用した。

［作　用］ 上述したような構造を採用すると、キーボタンの案内軸
は膨出部によって支持され、係止爪もそれぞれ膨出部に
よって弾性的に支持された構造となり、キーボタンの押
下時において３点でキーボタンが支持されることになり
、キーボタンの回動や傾きが生じることがなく、スムー
ズなキーボタン操作を行なうことができる。

［実施例］ 以下１図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図〜第４図は本発明の一実施例を説明するもので、
各図中第５図と同一部分または相当する部分には同一符
号を付し、その説明は省略する。

本実施例にあってはキーボタン１の案内軸９を弾性的に
支持するゴム板４に形成された膨出部１５の外に、これ
を挟んで係止爪２の下端のフック２ａの部分が嵌合され
、かつこれを弾性的に支持する膨出部４ａ、４ｂを形成
した。そして、これら膨出部４ａ、４ｂと対向した位置
において。

プリント基板５には開口部５ａ、５ｂが形成されている
。

この開口部５ａ、５ｂは膨出部４ａ、４ｂが後述するよ
うにして弾性変形した場合に、下方への変形分を吸収す
ることができるような大きさを有する。

＆１４図は、上述したような構造を有するキーボタンが
採用された電子機器の一例としての電卓を示している。

第４図において符号１３で示すものは液晶表示器、符号
１４で示すものは太陽電池である。

次に、以上のように構成された本実施例の動作について
説明する。

キーボタン１が装着され、キーボタンが押下されない状
態においては、第２図に示すようにキーボタン１の案内
軸９は膨出部１５によって弾性的に支持され、係止爪２
の下端のフック２ａの部分は膨出部１５を挟んで形成さ
た膨出部４ａ、４ｂのＬ端の凹部中に嵌合し、かつ弾性
的に支持されている。

また図示の例にあっては膨出部４ａ、４ｂはプリント基
板５に形成された開口部５ａ、５ｂ中に嵌入された状態
となっている。

一方、キーボタンｌが押下されると第３図に示すように
キーボタン１が下降し、案内軸９は膨出部１５を弾性変
形させ、導電材７がキーパターン８と接触し、キー人力
が成されると共に、係止爪２．２の下端のフック２ａの
部分が膨出部４ａ。

４ｂを弾性変形させる。この膨出部４ａ　、４ｂのりｉ
性交形はプリント基板５に形成された開口部５ａ、５ｂ
内によって行なわれる。

このように膨出部４ａ、４ｂが開口部５ａ。

５ｂと対応して配置され、かつ膨出部４ａ、４ｂが開口
部５ａ、５ｂ中に嵌合された構造をとると、１膨出部４
ａ、４ｂの突出量が少〈なり、機器の薄型化を実現する
ことができる。

［効　果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、プリ
ント基板上に重ねられたゴム板に形成されたキーパター
ンの案内軸を弾性的に支持する部分と、この部分を挟ん
でゴム板に形成された係止爪の下端を弾性的に支持する
部分を設けた構造を採用しているため、キーボタンは３
つの部分によって支持された状態となり、キーボタンの
押下時においてキーボタンの回動や傾きが生じることが
なく、キーを押下しない状態にあってもキーボタンが傾
くような不都合が生じず、外観上も体裁がよく、キータ
ッチ感覚が良好なキーボード装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を説明するもので、
第１図は要部の分解斜視図、第２図は要部の縦断側面図
、第３図は押下時における要部の縦断側面図、第４図は
電卓の斜視図、第５図は従来のキーボード装置の要部の
縦断側面図、第６図は第５図のＡ−Ａ線断面図である。 １・・・キーボタン　　　２・・・係止爪４・・・ゴム
板 ４ａ、４ｂ、１５・・−膨出部 ５・・・プリント基板　　７・・・導電材８・・・キー
パターン　　９・・・案内軸す 弓「昔”ｆ）冷斗才屍匹口 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 案内軸と複数本の抜け止め用の係止爪を有する複数個の
   キーボタンと、これらキーボタンの下側においてプリン
   ト基板上に重ねられた弾性板とを備え、前記弾性板には
   キーボタンの案内軸を弾性的に支持する部分が形成され
   たキーボード装置において、前記弾性板にキーボタンの
   係止爪を弾性的に支持する部分を形成したことを特徴と
   するキーボード装置。