JPS62198669A - 安定な微細結晶およびその製造法 - Google Patents

安定な微細結晶およびその製造法

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JPS62198669A
JPS62198669A JP3828686A JP3828686A JPS62198669A JP S62198669 A JPS62198669 A JP S62198669A JP 3828686 A JP3828686 A JP 3828686A JP 3828686 A JP3828686 A JP 3828686A JP S62198669 A JPS62198669 A JP S62198669A
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JP
Japan
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crystals
type
microcrystals
dimethylaminobenzylsulfinyl
benzimidazole
Prior art date
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Pending
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JP3828686A
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English (en)
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Mitsuo Mazaki
光夫 真崎
Terumasa Moriga
守賀 輝正
Tomio Yamakawa
富雄 山川
Hiromitsu Takeda
武田 裕光
Mitsuko Yoshioka
吉岡 満子
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Nippon Chemiphar Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemiphar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は次の一般式で表われる2−(2−ジメチルアミ
ノベンジルスルフィニル)ベンズイミダゾールの熱室定
形微細結晶に関する。
αΣA−倶や 、      、CH。
2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフィニル)ベン
ズイミダゾール(以下化合物工と略す)は一連のベンズ
イミダゾール誘導体の研究により見い出された抗潰瘍薬
であり、その作用機序は、胃壁細胞に特異的に存在する
 H++KATPアーゼ阻害作用にもとすくものであり
、胃酸分泌抑制作用はシメチジンをはるかに上回る。(
特願昭59−182400) さらに化合物Iは強力な胃粘膜保護作用をも有すること
が動物実験などにより明らかになった。
(特願昭60−178951) 当該化合物は、比較的熱に不安定であり長期保存のため
には高温条件に晒きないなどの配慮が必要となる。 従
って熱安定性の向上を計ることが望まれた。
ところで、当該化合物は、ジクロロメタン−アセトニト
リルや酢酸エチル−アセトニトリル等の有機溶媒により
再結晶が可能であるが、この系で析出する結晶は50〜
100ミクロンの無色柱状結晶が得られる。
一方クロロホルムを用いて再結晶を行うと無色針状結晶
が得られ、このものはX線回折により結晶が異なること
が判明している。以後前者をA形結晶、後者をB形結晶
と呼ぶ。A形結晶とB形結晶とはX線回折以外にも示差
熱分析でも異なる物理的データを示す。
A形結晶とB形結晶の熱安定性を比較するとB形結晶の
方が安定であるが、B形結晶は吸湿性が強く、乳鉢粉砕
やボールミル粉砕など、条件により結晶の転移を起こし
A形結晶が混入してくることが判明した。
黙粉砕は原末の製剤化の段階で行う工程であることから
B形結晶は医薬品として必ずしも適当でないことが明ら
かとなった。尚、B形結晶は粉砕ばかりでなく加熱によ
ってもA形結晶へ少しずつ転移することから結晶学的に
はA形結晶が安定形、B形結晶が準安定形結晶であると
いうことができる。
従って、A形結晶を熱に対して安定化する方法を確立す
ることは当該分野において意義を持つも持つものと考え
られる。
本発明者らは上記問題点を解決するために鋭意研究を行
った結果、A形結晶の化合物Iを粉砕し微細結晶とする
ことにより、伊わめて熱安定性が向上することを見出し
本発明を完成した。
すなわち本発明は 1) 平均粒径が10ミクロン以下で分解点が121〜
128℃である2−(2−ジメチルアミノベンジルスル
フィニル)ベンズイミダゾールのA形微細結晶 2)  2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフィニ
ル)ベンズイミダゾールの結晶を平均粒径が10ミクロ
ン以下に粉砕することを特徴とする熱安定形 2−(2
−ジメチルアミノベンジルスルフィニル)ベンズイミダ
ゾールのA形mar結晶の製造法に関するものである。
本発明における分解点とは日局方の融点測定基準に従7
て測定した値である。平均粒径は二〇粒径の和を粒径の
個数で割って得られた値である。
ここでいう粒径d とは粒子の長径をa 1短径をb 
とするとき  i下 で表される。
次に、本発明において泪いられる粉砕機としてはメカニ
カルマイクロナイザー(機械的微小化)又は流体エネル
ギーマイクロナイザーがある。メカニカルマイクロナイ
ザーにはパンミル、アトリションミル、スクリュークラ
ッシャー、リングローラーミル、ボールミルなどがあり
、流体エネルギーマイクロナイザーには、ジェットミル
、ジェットパルベライブ、ミクロナイザー、リザクショ
ナイザ噴射式粉砕機、エアーミルなどがある。
好ましくは流体エネルギーマイクロナイザーを月いる方
法であり、この粉砕機では微小化すべき化合物の粒子を
はげしいガス流によりサーキット内に引きずり込み、粒
子はサーキットの壁部に衝突し又粒子同志も(衝突しこ
れによって粒子が粉砕される。この流動エネルギーアナ
ザイザーの主な利点は得られた微小化された粒子の粒子
径が非常に均一でありすなわち粒子径範囲の幅が狭いと
いうことである。ガス圧力としては4−8 K g /
 c m2好ましくは5−7 K g / 0m2  
である。粉砕処理量はIK g / h r’ −15
K g / h rの処理が可能である。また、粒子径
は10ミクロン以下好ましくは5ミクロン以下が良い。
このようにして得られるA形の化合物工の微細結晶を7
5℃48時間の苛酷安定性試験を行ったところ、後述の
表1に示すようい未粉砕のものより明らかに安定性の向
上が確認された。すなわち室温での長期安定性試験にお
いてもこれらの粉砕品は未粉砕品にくらべて安定性が向
上し医薬品としての長期保存が可能となる。つぎに参考
例、実施例を記載して本発明をより具体的に説明する。
参考例1.A形結晶の合成法 (a)2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)ベンズ
イミダゾール400g (1,4mo l)に塩化メチ
レン1.Ol及びメタノール1.Olを加え、室温下1
0分間攪拌し、酢酸210m1を加え結晶が完全に溶解
するまで攪拌した。この溶液を内温2〜5℃まで冷却し
、35%冷過酸化水素水180m1及び水120 m 
lを加える。メタバナジン酸アンモニウム8.8gを添
加後、内温2〜5℃を保ちながら9時間攪拌した。20
%炭酸ナトリウム水を徐々に加え、十分に攪拌後塩化メ
チレン層を分取し、10%炭酸ナトリウム水、10%チ
オ硫酸ナトリウム水及び飽和食塩水1゜Olで洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去した。残渣にアセト
ニトリル2.Olを加え、析出した結晶を濾取し、2−
 (2−ジメチルアミノベンジルスルフィニル)ベンズ
イミダゾールのA形結晶317g(収″47S%)を得
た。
mp  116℃(分解) に8r 、   −1 1Ry、。、−am  3170,1485゜1435
.1400゜ 1260.1040 (b)2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)ベンズ
イミダゾール10g920%NaOH溶液(30ml)
及び酢酸エチル(120ml)に溶解した。氷水で冷却
後、3〜5℃を保ちながら12%Na0Cl溶液70 
m lと20%Na0Hi3′液30m1の混合液を8
0分間で滴下した。
反応液をざらに同温度で1時間攪拌した後、10%チオ
硫酸ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和
食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去した。残渣をアセト
ニトリルで再結晶し7.9gの2−(2−ジメチルアミ
ノベンジルスルフィニル)ベンズイミダゾールのA形結
晶を得た。
mp   116℃(分解) 参考例2. 8形結晶の合成法 A形結晶35.7gをクロロホルム180m1に溶解し
室温で2時間静置した。析出した結晶を濾取し室温で1
2時間減圧乾燥し28.4g (80%)のB形結晶を
無色針状晶として得た。
A形結晶とB形結晶の比較 A形結晶  B形結晶 外観   無色柱状晶 無色針状晶 分解点  116℃    116℃ 示差熱分析  図1      図2 X線回折   図4      図5 示差熱分析  理学電機社製 (昇温スピード 5℃/ m i n 示差走査熱量天秤装置 (TO−DSC8L 13S形)) 実施例1 無色柱状結晶のA形結晶1.0Kgをジェットミル10
0AS (富土産業株式会社)を用いて5゜5 K g
 / c m2  の気流圧(こよりI K g / 
h rの導入速度で粉砕し収′495%で2−(2−ジ
メチルアミノベンジルスルフィニル)ベンズイミダゾー
ルの微細結晶を得た。この微細結晶の平均粒子径は2.
0ミクロンであることが判明した。
外観 白色結晶性粉末 分解点  121−127℃ 示差熱分析  図3 X線回折  図4と同じ 熱安定性試験 未粉砕A形結晶及び実施例1で得られた結晶を75℃、
48時間放置した。定量は半径4.6mm1長ざ150
mmのODS (山村化学)  カラムを用い、移動相
はメタノールとPh7.5の10ミリモルリン酸バッフ
ァ(65:35)の混合溶液を用い、検出は282 n
 m (D U Vによや絶対検量線法による面積計算
で求めた。
表1 表1から未粉砕品に比べ、本発明の方法により得られた
化合ウニの微細結晶の安定性が高いことが明らかである
実施例2゜ 製剤例(錠剤) 1錠(180mg)中下記成分を含む。
活性成分            75mg乳糖   
   4゜ 結晶セルロース         3゜カルボキシメチ
ルtルα−スカんシウム              
 25ヒトaキシプロピルtルα−ス        
             8ステアリン酸マグネシウ
ム                     2実施
例3゜ 製剤例(カプセル剤) 硬カプセル1球(200mg)中下記成分を含有する。
活性成分           150 m g乳糖 
     20 結晶セルロース         23タルク    
          5ステアリン酸マグネシウム  
    2
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、それぞれ2−(2−ジメチルアミノベン
ジルスルフィニル)ベンズイミダゾールのA形結晶、B
形結晶及びA形結晶の微細結晶のDSC曲線を示す。 
第4〜5図は、それぞれ2−(2−ジメチルアミノベン
ジルスルフィニル)ベンズイミダゾールのA形結晶及び
B形結晶の粉末X線回折スペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平均粒径が10ミクロン以下で分解点が121〜1
    28℃である2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフ
    ィニル)ベンズイミダゾールの微細結晶。 2 2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフィニル)
    ベンズイミダゾールの結晶を、平均粒径が10ミクロン
    以下に粉砕することを特徴とする熱安定形2−(2−ジ
    メチルアミノベンジルスルフィニル)ベンズイミダゾー
    ルの微細結晶の製造法。
JP3828686A 1986-02-25 1986-02-25 安定な微細結晶およびその製造法 Pending JPS62198669A (ja)

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