JPS6219768A - 高比重リポ蛋白コレステロ−ル測定用沈殿試薬 - Google Patents
高比重リポ蛋白コレステロ−ル測定用沈殿試薬Info
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- JPS6219768A JPS6219768A JP15771985A JP15771985A JPS6219768A JP S6219768 A JPS6219768 A JP S6219768A JP 15771985 A JP15771985 A JP 15771985A JP 15771985 A JP15771985 A JP 15771985A JP S6219768 A JPS6219768 A JP S6219768A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は血清中の高比重リポ蛋白コレステロール測定に
おいて1分離剤を使用する測定法に用いられる沈殿試薬
の改良に関する。
おいて1分離剤を使用する測定法に用いられる沈殿試薬
の改良に関する。
「従来の技術」
血液中に存在する脂質は遊離脂肪酸がアルブミンと結合
している以外はリポ蛋白の構造の中に組み込まれていて
、カイロミクロン(CHM ) 、 m低比重リポ蛋白
(VLDL)、低比重リポ蛋白(I、DI、 )、高比
重り一蛋白(HDL )等として存在し、その内=xv
ステロールは特にVLDL 、 LDL 、 HDLに
分布している。HDLは動脈硬化による心疾患の予防因
子とされてお夛、従ってHDLの代シに高比重リポ蛋白
コレステロール(HDL−コレステロール)t−測定す
ることは臨床的によル重要な意義を有している。
している以外はリポ蛋白の構造の中に組み込まれていて
、カイロミクロン(CHM ) 、 m低比重リポ蛋白
(VLDL)、低比重リポ蛋白(I、DI、 )、高比
重り一蛋白(HDL )等として存在し、その内=xv
ステロールは特にVLDL 、 LDL 、 HDLに
分布している。HDLは動脈硬化による心疾患の予防因
子とされてお夛、従ってHDLの代シに高比重リポ蛋白
コレステロール(HDL−コレステロール)t−測定す
ることは臨床的によル重要な意義を有している。
現在HDLコレステロール測定法としては、1)超遠心
法、2)電気泳動法、3)沈澱法が広く知られでいる。
法、2)電気泳動法、3)沈澱法が広く知られでいる。
1)は分離操作に長時間必要なのと機器そのものが高価
で安価な測定が望めない点など日常検査には不向きであ
シ、2)は支持体の違いによシ分離能が異なシ使用され
る検出試薬によって差異が生じるなど定量面で問題が残
っている。従って現在日常検査としては3)沈澱法が広
く使われている。
で安価な測定が望めない点など日常検査には不向きであ
シ、2)は支持体の違いによシ分離能が異なシ使用され
る検出試薬によって差異が生じるなど定量面で問題が残
っている。従って現在日常検査としては3)沈澱法が広
く使われている。
この沈澱法は沈澱試薬としてポリアニオンと二価金属イ
オンを使用してCHM 、 LDL 、 VLDLを沈
澱させ、上澄中に残るHDL中のコレステロール、即ち
HDL−コレステロールを化学的にあるいは酵素を使用
して測定する方法であって沈澱試薬としては従来、ヘパ
リン−カルシウム法、デキストラン硫酸−マグネシウム
法、リンタングステン酸−マグネシウム法等が広く使わ
れている。
オンを使用してCHM 、 LDL 、 VLDLを沈
澱させ、上澄中に残るHDL中のコレステロール、即ち
HDL−コレステロールを化学的にあるいは酵素を使用
して測定する方法であって沈澱試薬としては従来、ヘパ
リン−カルシウム法、デキストラン硫酸−マグネシウム
法、リンタングステン酸−マグネシウム法等が広く使わ
れている。
これらの沈澱法では血清と沈澱試薬を混合し、一定時間
放置し、3000回転/回転後にて遠心分離させた後、
上澄部分を一定量別の試験管に採取し、化学反応あるい
は酵素反応を行なうというものである。
放置し、3000回転/回転後にて遠心分離させた後、
上澄部分を一定量別の試験管に採取し、化学反応あるい
は酵素反応を行なうというものである。
しかしながら、この方法は検体量を多量必要とする上に
二度の検体採取の手間がかかった。
二度の検体採取の手間がかかった。
これに対し、分離剤を使用した改良法(%開昭56−1
55853 )も報告されている。即ち血清と沈澱試薬
を混合し一定時間放置するまでは前法と同じであるが、
遠心分離の時に分離剤を試験管上にのせ分離し最下部に
沈澱層、中間部分に分離剤、最上部にはHDL分画の上
清を分離させ、上澄部分に直接酵素試薬を分注添加する
方法である。
55853 )も報告されている。即ち血清と沈澱試薬
を混合し一定時間放置するまでは前法と同じであるが、
遠心分離の時に分離剤を試験管上にのせ分離し最下部に
沈澱層、中間部分に分離剤、最上部にはHDL分画の上
清を分離させ、上澄部分に直接酵素試薬を分注添加する
方法である。
この改良法によれば二度の検体採取を必要とせず、検体
が少量で済むという利点がある。ところで現在血液血清
分離剤としては比重1.030〜i、 o s oのシ
リコン・アクリル樹脂等の合成ポリマーが日常検査に一
般に広く普及しているが、これらの血液血清分離剤と従
来の沈澱試薬を組み合せて特開昭56−155853の
方法に従って分離を行なおうとしても、沈澱は分離剤上
に浮上してしまい全く使用できない。これは人の全血比
重は男子1.055〜1.063 、女子1.052〜
1.060、又血漿は1.024〜1.029で同一血
液の血清比 □重は血漿のそれよj!l)0.00
05小さいに過ぎず、使用した上記分離剤の比重が特開
昭56−155853に用いられている分離剤の比重と
異なっていた為であると思われる。
が少量で済むという利点がある。ところで現在血液血清
分離剤としては比重1.030〜i、 o s oのシ
リコン・アクリル樹脂等の合成ポリマーが日常検査に一
般に広く普及しているが、これらの血液血清分離剤と従
来の沈澱試薬を組み合せて特開昭56−155853の
方法に従って分離を行なおうとしても、沈澱は分離剤上
に浮上してしまい全く使用できない。これは人の全血比
重は男子1.055〜1.063 、女子1.052〜
1.060、又血漿は1.024〜1.029で同一血
液の血清比 □重は血漿のそれよj!l)0.00
05小さいに過ぎず、使用した上記分離剤の比重が特開
昭56−155853に用いられている分離剤の比重と
異なっていた為であると思われる。
「発明が解決しようとする問題点」
そこで本発明者は上記の如き一般に普及している分離剤
を用いて血清を完全に沈殿分離させるのに適した沈殿試
薬を種々検討した結果、本発明に到達した。
を用いて血清を完全に沈殿分離させるのに適した沈殿試
薬を種々検討した結果、本発明に到達した。
本発明は検体の沈澱物、分離剤、上澄部分の各分離層を
鮮明に形成させ、かつ精度も高く、従来法とも相関の良
い方法の開発について研究した結果、沈殿試薬に鉛化合
物を添加することによシ目的を達し得ることを見出した
ものである。
鮮明に形成させ、かつ精度も高く、従来法とも相関の良
い方法の開発について研究した結果、沈殿試薬に鉛化合
物を添加することによシ目的を達し得ることを見出した
ものである。
「問題点を解決するための手段」
すなわち、本発明は血清試料にカイロミクロン、超低比
重リポ蛋白および低比重IJ 、39蛋白を沈殿させる
沈殿試薬を添加し、更に比重1.030〜1.050の
ペースト状分離剤を用いて遠心分離し沈殿させ、高比重
リポ蛋白を含む上澄を分離して高比重リポ蛋白コレステ
ロールを測定する高比重リポ蛋白コレステロール測定法
に用いられる沈殿試薬において、0.01〜2. 0w
/v %の水溶性鉛化合物もしくは0.01〜2. 0
w/v %の水溶性鉛化合物、0.5〜5. 0w/v
%の水溶性中性重合体および0.01〜0.2 v/
v ’Aのニッケル化合物を含有し、デキストラン硫酸
ナトリウム、デキストラン硫酸マグネシウム、ヘノクリ
ンマンガン、ヘパリンカルシウム、ポリエチレングリコ
ールから選ばれる化 “合物を主成分とすること
を特徴とする高比重リポ □蛋白コレステロール
測定用沈殿試薬である。
重リポ蛋白および低比重IJ 、39蛋白を沈殿させる
沈殿試薬を添加し、更に比重1.030〜1.050の
ペースト状分離剤を用いて遠心分離し沈殿させ、高比重
リポ蛋白を含む上澄を分離して高比重リポ蛋白コレステ
ロールを測定する高比重リポ蛋白コレステロール測定法
に用いられる沈殿試薬において、0.01〜2. 0w
/v %の水溶性鉛化合物もしくは0.01〜2. 0
w/v %の水溶性鉛化合物、0.5〜5. 0w/v
%の水溶性中性重合体および0.01〜0.2 v/
v ’Aのニッケル化合物を含有し、デキストラン硫酸
ナトリウム、デキストラン硫酸マグネシウム、ヘノクリ
ンマンガン、ヘパリンカルシウム、ポリエチレングリコ
ールから選ばれる化 “合物を主成分とすること
を特徴とする高比重リポ □蛋白コレステロール
測定用沈殿試薬である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の沈殿試薬の主成分は、従来広く使用されている
沈殿試薬の主成分のうちデキストラン硫酸ナトリウム、
デキストラン硫酸マグネシウム、ヘノヤリンマンガン、
ヘノクリンカルシウム、fすx □チレングリ
コール等から選ばれる化合物である。
沈殿試薬の主成分のうちデキストラン硫酸ナトリウム、
デキストラン硫酸マグネシウム、ヘノヤリンマンガン、
ヘノクリンカルシウム、fすx □チレングリ
コール等から選ばれる化合物である。
これ等の主成分に配合される他の化合物は、これ
゛等の化合物を主成分とする従来の沈殿試薬に用いら
れているものがその!ま利用できる。
゛等の化合物を主成分とする従来の沈殿試薬に用いら
れているものがその!ま利用できる。
本発明に用いられる本発明の最も重要な要素である鉛化
合物は水溶性のものであシ、硝酸鉛および酢酸鉛である
。鉛化合物の含有量は0.01〜2、 0w/v %で
ある。0.01 w/v q6未満テハ沈殿分離の効果
に乏しく、逆に濃度をあげると上澄中のHDL−コレス
テロール値の測定値が高くなる傾向にあるので2. 0
w/v %までであシ、好ましくは0、2 w/vチ前
後である。
合物は水溶性のものであシ、硝酸鉛および酢酸鉛である
。鉛化合物の含有量は0.01〜2、 0w/v %で
ある。0.01 w/v q6未満テハ沈殿分離の効果
に乏しく、逆に濃度をあげると上澄中のHDL−コレス
テロール値の測定値が高くなる傾向にあるので2. 0
w/v %までであシ、好ましくは0、2 w/vチ前
後である。
本発明に用いられる水溶性中性重合体は、沈殿を安定さ
せる働きをするものであシ、例えばポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール等
があげられるが好ましくはポリエチレングリコール6o
ooである。
せる働きをするものであシ、例えばポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール等
があげられるが好ましくはポリエチレングリコール6o
ooである。
該重合体の使用濃度は沈殿安定効果の点から0、5〜5
. 0w/v%であシ、好ましくは0.2 w/v %
前後である。
. 0w/v%であシ、好ましくは0.2 w/v %
前後である。
本発明に用いられる二、ケル化合物は沈殿が浮遊しない
ようにしっかシしたものにして分離効果を高める働きを
するものであシ、塩化ニッケル、酢酸ニッケル、硝酸ニ
ッケル、硫酸ニッケル等が挙げられる。
ようにしっかシしたものにして分離効果を高める働きを
するものであシ、塩化ニッケル、酢酸ニッケル、硝酸ニ
ッケル、硫酸ニッケル等が挙げられる。
ニッケル化合物の使用濃度は0.01φ〕未満では効果
に乏しく、逆に濃度をあげるとHDLコレステロール値
の測定値が低めになるので0.01〜0、2 w/vチ
であシ、好ましくはHDLコレステロール値が低めにな
らない0.1 w/v %以下である。
に乏しく、逆に濃度をあげるとHDLコレステロール値
の測定値が低めになるので0.01〜0、2 w/vチ
であシ、好ましくはHDLコレステロール値が低めにな
らない0.1 w/v %以下である。
本発明においてはHDL−コレステロールの測定はすで
に確立されているどのコレステロール定量法を使用して
も良い。
に確立されているどのコレステロール定量法を使用して
も良い。
又分離剤は比重が1.030〜1.050のペースト状
分離剤であシ、現在血液血清分離用に使用されているも
のでコレステロール測定値に影響を与えるものでなけれ
ばすべてのものに適用できる。
分離剤であシ、現在血液血清分離用に使用されているも
のでコレステロール測定値に影響を与えるものでなけれ
ばすべてのものに適用できる。
本発明は以上のような構成であるので、一般に広く使用
されている血液血清分離剤をそのまま使用できるHDL
−コレステロール用測定試薬を提供できる。
。
されている血液血清分離剤をそのまま使用できるHDL
−コレステロール用測定試薬を提供できる。
。
「実施例」
次に実施例によ)本発明およびその効果を詳しく説明す
る。
る。
〈試験方法〉
1、本法
血清0.1−に沈澱試薬0.1 mを加え混和し1゜分
間放置後3000回転/分5分間遠心を行ない分離剤人
シキャップ式容器を試験にのせ更に3000回転/分5
分間遠心操作を行なう。最下部に沈澱物、中間部に分離
剤、最上部にはHDL上溌が形成されるので、この試験
管に直接コレステロール測定試薬を分注し、37℃5分
間加温し室温にもどした後120分以内に試薬ブランク
を対照とし、波長580 nmの吸光度を測定する。
間放置後3000回転/分5分間遠心を行ない分離剤人
シキャップ式容器を試験にのせ更に3000回転/分5
分間遠心操作を行なう。最下部に沈澱物、中間部に分離
剤、最上部にはHDL上溌が形成されるので、この試験
管に直接コレステロール測定試薬を分注し、37℃5分
間加温し室温にもどした後120分以内に試薬ブランク
を対照とし、波長580 nmの吸光度を測定する。
2、従来法
血清0.2Mに沈澱試薬0.2dを加え混和し10分間
放置後3000回転/分10分間遠心させると、下部に
沈澱物、上部にHDL上澄が形成させるので、別の試検
管に上澄0.1 m採取し、コレステロール測定試薬を
分注し、37℃5分間加温し室温にもどした後120分
以内に試薬ブランクを対照とし波長580nmの吸光度
を測定する。
放置後3000回転/分10分間遠心させると、下部に
沈澱物、上部にHDL上澄が形成させるので、別の試検
管に上澄0.1 m採取し、コレステロール測定試薬を
分注し、37℃5分間加温し室温にもどした後120分
以内に試薬ブランクを対照とし波長580nmの吸光度
を測定する。
〈沈澱試薬〉
従来の組成物による沈澱試薬
デキストラン硫酸ナトリウムi、 Oi!−と塩化ナト
リ’7 m 8.5 N−1並びに塩化マグネシウム8
.1y−ヲ80 Qm/の再蒸溜で溶解し混合溶解し、
再蒸溜水を加えて11とする。
リ’7 m 8.5 N−1並びに塩化マグネシウム8
.1y−ヲ80 Qm/の再蒸溜で溶解し混合溶解し、
再蒸溜水を加えて11とする。
本発明の組成物による沈澱試薬
沈澱試薬1
デキストラン硫酸ナトリウム1.0?と塩化ナトリウム
8.5 iPを800m1の再蒸溜水で溶解し、酢酸鉛
3水和物2.0?を1%酢酸溶液20m1に溶かしてお
いたものを添加する。次に塩化マグネシウム8. I
Ji’を混合溶解し再蒸溜水を加えて1ノとする。
8.5 iPを800m1の再蒸溜水で溶解し、酢酸鉛
3水和物2.0?を1%酢酸溶液20m1に溶かしてお
いたものを添加する。次に塩化マグネシウム8. I
Ji’を混合溶解し再蒸溜水を加えて1ノとする。
沈澱試薬2
デキストラン硫酸ナトリウム1.0ノと塩化ナトリウム
8.5 Pを8001/の再蒸溜水で溶解し、ポリエチ
レングリコール600020.0 、Pを加え溶解させ
る。次に酢酸鉛3水和物2.o?を1チ酢酸溶液2oy
K溶かしておいたものを添加する。
8.5 Pを8001/の再蒸溜水で溶解し、ポリエチ
レングリコール600020.0 、Pを加え溶解させ
る。次に酢酸鉛3水和物2.o?を1チ酢酸溶液2oy
K溶かしておいたものを添加する。
次に塩化マグネシウム8.1?、塩化ニッケル0.7ノ
を溶解し、再蒸溜水を加えて11とする。
を溶解し、再蒸溜水を加えて11とする。
くコレステロール測定用試薬〉
コレステロールエステラーゼ500 u/l 、コレス
テロールオキシダーゼ600 u/13、ペルオキシダ
ーゼ5000 u/l、4アミノアンチピリy 0.5
蛎、3−5ジメトキシアニリノプe!パンスルホン酸0
、5 mM 、 p)(7,3、0,2Mリン酸緩衝液
に溶解し再蒸溜水で1)とする。
テロールオキシダーゼ600 u/13、ペルオキシダ
ーゼ5000 u/l、4アミノアンチピリy 0.5
蛎、3−5ジメトキシアニリノプe!パンスルホン酸0
、5 mM 、 p)(7,3、0,2Mリン酸緩衝液
に溶解し再蒸溜水で1)とする。
く分離剤〉
血液血清用分離剤比重1.035〜1.040シリコン
様合成プリマー(商品名タリンシール)実施例1 分離能の比較 表1は本発明の沈澱試薬1および2を用いる方法と従来
の沈澱試薬を用いる方法とで、分離剤を使用した前述の
試験方法1にて分離能を比較したものである。従来法の
組成物と比較して本発明の組成物の分離能は、澄明血清
孔ピ血清とも良好な結果を示している。
様合成プリマー(商品名タリンシール)実施例1 分離能の比較 表1は本発明の沈澱試薬1および2を用いる方法と従来
の沈澱試薬を用いる方法とで、分離剤を使用した前述の
試験方法1にて分離能を比較したものである。従来法の
組成物と比較して本発明の組成物の分離能は、澄明血清
孔ピ血清とも良好な結果を示している。
実施例2
コレステロール測定値の影響
第1図のグラフは従来の組成物による沈澱試薬で、分離
剤を使用しない従来法の試験方法によるコレステロール
測定法と本発明の組成物による沈澱試薬2で分離剤を使
用した試験方法によるコレステロール測定値の相関であ
るが、n=25、y−0,999x−2,0、γ=0.
995と良い相関を示し、コレステロール測定値への影
響は全くないことを示している。
剤を使用しない従来法の試験方法によるコレステロール
測定法と本発明の組成物による沈澱試薬2で分離剤を使
用した試験方法によるコレステロール測定値の相関であ
るが、n=25、y−0,999x−2,0、γ=0.
995と良い相関を示し、コレステロール測定値への影
響は全くないことを示している。
実施例3
同時再現性
表−2は本発明の沈澱試薬2で分離剤を使用した試験方
法により HDL−コレステロール低値検体と高値検体
について同時再現性を調べたものである。検体i n
= 10 、x 31.86 q/dl %SDO,5
29、CVl、66q6又検体2n=10.x89.8
6’f/dt。
法により HDL−コレステロール低値検体と高値検体
について同時再現性を調べたものである。検体i n
= 10 、x 31.86 q/dl %SDO,5
29、CVl、66q6又検体2n=10.x89.8
6’f/dt。
SDo、828、CVo、922% といずれも良好
な結果で、本発明の組成物による沈殿試薬が、精度の良
い試薬であることを示している。
な結果で、本発明の組成物による沈殿試薬が、精度の良
い試薬であることを示している。
表 2
同時再現性
以上のデータよシ拳法が日常検査に充分適用できること
は明らかである。
は明らかである。
「発明の効果」
以上から明らかな如く、本発明によれば分離剤を用いる
血清中の高比重リポ蛋白コレステロール測定法において
、沈殿試薬中に鉛化合物及び必要に応じ水溶性中性重合
体、ニッケル化合物を配合することによシ、優れた沈殿
分離効果と検査処理の効率化をもたらし、しかも、従来
汎用の分離剤と組合せることのできる従来にない優れた
沈殿試薬を提供することが可能となった。
血清中の高比重リポ蛋白コレステロール測定法において
、沈殿試薬中に鉛化合物及び必要に応じ水溶性中性重合
体、ニッケル化合物を配合することによシ、優れた沈殿
分離効果と検査処理の効率化をもたらし、しかも、従来
汎用の分離剤と組合せることのできる従来にない優れた
沈殿試薬を提供することが可能となった。
第1図は、本発明によるコレステロール測定値と従来の
分離剤を使用しない方法によるコレステロール測定値の
相関を示すグラフ図である。 X・・・従来法、y・・・拳法 第1図
分離剤を使用しない方法によるコレステロール測定値の
相関を示すグラフ図である。 X・・・従来法、y・・・拳法 第1図
Claims (1)
- 血清試料にカイロミクロン、超低比重リポ蛋白および低
比重リポ蛋白を沈殿させる沈殿試薬を添加し、更に比重
1.030〜1.050のペースト状分離剤を用いて遠
心分離し沈殿させ、高比重リポ蛋白を含む上澄を分離し
て高比重リポ蛋白コレステロールを測定する高比重リポ
蛋白コレステロール測定法に用いられる沈殿試薬におい
て、0.01〜2.0w/v%の水溶性鉛化合物もしく
は0.01〜2.0w/v%の水溶性鉛化合物、0.5
〜5.0w/v%の水溶性中性重合体および0.01〜
0.2w/v%のニッケル化合物を含有し、デキストラ
ン硫酸ナトリウム、デキストラン硫酸マグネシウム、ヘ
パリンマンガン、ヘパリンカルシウム、ポリエチレング
リコールから選ばれる化合物を主成分とすることを特徴
とする高比重リポ蛋白コレステロール測定用沈殿試薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60157719A JPH0711525B2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 高比重リポ蛋白コレステロ−ル測定用沈殿試薬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60157719A JPH0711525B2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 高比重リポ蛋白コレステロ−ル測定用沈殿試薬 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6219768A true JPS6219768A (ja) | 1987-01-28 |
JPH0711525B2 JPH0711525B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=15655875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60157719A Expired - Lifetime JPH0711525B2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | 高比重リポ蛋白コレステロ−ル測定用沈殿試薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711525B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02187664A (ja) * | 1989-01-17 | 1990-07-23 | Dai Ichi Pure Chem Co Ltd | 高密度リポタンパク質分画剤 |
EP2065708A1 (en) | 2007-11-28 | 2009-06-03 | Fujifilm Corporation | Method for measuring high-density lipoprotein cholesterol |
EP2108961A1 (en) | 2008-04-10 | 2009-10-14 | Fujifilm Corporation | Dry analytical element for measurement of high density lipoprotein cholesterol |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55159158U (ja) * | 1979-05-01 | 1980-11-15 | ||
JPS58127168A (ja) * | 1982-01-25 | 1983-07-28 | Eiken Kagaku Kk | 血清中の高比重リポ蛋白コレステロ−ル定量用組成物 |
-
1985
- 1985-07-17 JP JP60157719A patent/JPH0711525B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55159158U (ja) * | 1979-05-01 | 1980-11-15 | ||
JPS58127168A (ja) * | 1982-01-25 | 1983-07-28 | Eiken Kagaku Kk | 血清中の高比重リポ蛋白コレステロ−ル定量用組成物 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02187664A (ja) * | 1989-01-17 | 1990-07-23 | Dai Ichi Pure Chem Co Ltd | 高密度リポタンパク質分画剤 |
EP2065708A1 (en) | 2007-11-28 | 2009-06-03 | Fujifilm Corporation | Method for measuring high-density lipoprotein cholesterol |
EP2108961A1 (en) | 2008-04-10 | 2009-10-14 | Fujifilm Corporation | Dry analytical element for measurement of high density lipoprotein cholesterol |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0711525B2 (ja) | 1995-02-08 |
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