JPS62197349A - β−アルミナ系焼結体の製造法 - Google Patents

β−アルミナ系焼結体の製造法

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JPS62197349A
JPS62197349A JP61035211A JP3521186A JPS62197349A JP S62197349 A JPS62197349 A JP S62197349A JP 61035211 A JP61035211 A JP 61035211A JP 3521186 A JP3521186 A JP 3521186A JP S62197349 A JPS62197349 A JP S62197349A
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JP
Japan
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sintered body
alumina
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sintering
amount
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JP61035211A
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English (en)
Inventor
貞夫 森
栄治 渡辺
正則 吉川
前野 茂夫
鶴岡 重雄
哲雄 小山
中沢 哲雄
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Hitachi Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 未発FiAは新規なβ−アルミナ系焼結体の製造法に関
する。
〔発明の背景〕
アルカリ金属としてNaを主に添加する場合、β−アル
ミナは、よく知られているようにNaイオンの導電性が
ある。電場により、β−アルミナの固体内をNaイオン
だけが移動し、電子は移動しない。この性質を利用して
、β−アルミナはN a / 8二次電池の隔膜材、N
aセンサ、あるいは表示素子等の広範な用途が期待され
ている。特に近年、エネルギー問題が関心を持たれ、電
力貯蔵用N a / S二次電池への用途が注目されて
いる。
β−アルミナはNaイオンだけを通すという性質を利用
して様々な応用が期待されている。
β−アルミナ系焼結体は1500C以上の高温で焼結す
るため、焼結中にN a * Oその他アルカリ成分が
蒸発してしまう。そのために目的とする組成のβ−アル
ミナ系焼結体を製造することが困難である。
Na2O等のアルカリ成分の蒸発を防止するため、超急
速加熱法で焼結する技術(特公昭52−8842)、あ
るいけ成形体を白金るつぼ等に密封して急速加熱法で焼
結する技術(特公昭57−15063 )が提案されて
いる。急速加熱法でβ−アルミナ系成形体を焼結する場
合、加熱時の炉内の温度分布が大きくなる。このため、
焼結体に熱応力が発生し、焼結体に変形あるいは、キレ
ン等が生じ高寸法精度のβ−アルミナ系焼結体が得られ
ない。また、炉の使用条件も厳しいため炉の耐久性等の
点で多くの難点がある。
もう一つの従来技術にホットプレス法がある。
成、形体を加圧しながら焼結しNa2O成分等のアルカ
リ成分の蒸発を防止して焼結する方法である。
この方法で製造したβ−アルミナ系焼結体の特性は良好
である。しかし、形状が単純なものを製造するには効果
的であるが、例えば、Na/S電池に適用される袋管状
の焼結体を製造するのは困難である。
このように従来技術は、焼結時のアルカリ成分の蒸発を
防止する観点から生まれたものであるが。
高寸法精度の焼結体の製造、及び、複雑形状の焼結体の
製造は困難である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は目的とする組成のβ−アルミナ系焼結体
を変形、キレン等の欠陥発生なしで裂造戸 するβ−アルミl系焼結体の製造法を提供するにある。
〔発明の概要〕
本発明はNa2O粉7.5〜14.5重量係、残部Al
tos 粉の混合粉からなる成形体を低速加熱1.0〜
25℃/分で焼結することを特徴とするβ−アルミナ系
焼結体の製造方法である。この発明によれば、高寸法精
度で緻密かつイオン伝導度の大きいβ−アルミナ系焼結
体を製造することができる。%に5〜2007分が好ま
しい。
体鷹珊田ミN a / S二次電池用隔膜材として使用
するβ−アルミナ系焼結体の製造において、Na2O成
分等アルカリ成分を目的とする量より過剰に添加した成
形体を低速加熱で焼結することにより、目的とする組成
を有したβ−アルミナ系焼結体を高密度でしかも高寸法
精度で製造できる。
本発明の利点は1袋管のみならず、形状の複雑な焼結体
が高寸法精度で得られる点である。
β−アルミナ系焼結体の製造技術上の問題点は、焼結時
のN a * O成分等アルカリ成分の蒸発である。
その九め、急速加熱による焼結法が提案されている。こ
の従来法は、焼結温度に至るまでの加熱時間をできるか
ぎ力短くし、Na2O成分の蒸発を防止しようとする方
法である。急速加熱法による方法では目的とする組成の
β−アルミナ系焼結体を得やすい利点はある。しかし、
その反面、炉内に温度分布が生じ、焼結が均一でない恐
れが十分にある。この結果、焼結体にキレンや変形が生
じ、複雑形状、あるいは高寸法精度の焼結体を得るのが
困難である。
複雑な形状の成形体を焼結するには炉内の温度分布をな
くシ、低速加熱で焼結するのが望ましいが、低速加熱で
焼結するとNa2O成分が蒸発し。
得られた焼結体のNano成分等アルカリ成分が不足し
て、焼結体の特性が低下する。特性が良いβ−アルミナ
系焼結体を高い寸法精度で製造するには、この相反する
問題点を解決しなければならない。そこで加熱速度とア
ルカリ成分の蒸発量とのに関する知見を得ることにより
この問題点を解決した。
Na!0成分の蒸発量の大部分は焼結温度に達するまで
に蒸発してしまう。即ち、成形体は比表面積的5m”/
gと表面積が大きい微粒子から成り立っているため焼結
温度(1550cm1650c)に違するまでのNa2
O成分の蒸発が激しい。Nano成分の蒸発量は焼結温
度に達するまでの時間即ち。
加熱速度の逆数にほぼ比例する。蒸発量m、即ち、(原
料中のNano量−焼結体のNa鵞O)/(原料中のN
ano量)と加熱速度の関係は次式のようになり、はぼ
加熱速度の逆数に比例する。
a、 bは0.21(a (0,27、0(b (0,
03なる範囲の数である。適切な加熱速度の範囲1.0
〜20℃/分をとると0.01 (m(0,30(D範
囲になる。目的とする焼結体中のNa2O量を基準にす
ると、γ、即ち、(原料中のNano it ) / 
(・焼結体中のNano量)は次式のようKなる。
r=1/(1−m)       ・・・・・・(2)
式(1)の上限と下限をとるとrの範囲は1.01(r
(1,43となる。目的とする焼結体中のNano量よ
り1〜43%過剰のNa2Oを添加した原料の成形体を
焼結するととKより低速加熱による焼結でも良好なβ−
アルミナ系焼結体が得られる。
次に過剰量及び加熱速度の上述の適切な範囲について説
明する。過剰量を多くすると原理的にはより小さい加熱
速度で焼結できるが、過剰量及び加熱速度には適切々範
囲がある。多量のNa2Oが焼結中に蒸発すると焼結体
の組成が不均一になる恐れがある。しかし、不均一の範
囲が次に述べる許容範囲内ならば問題はない。即ち、β
−アルミナ系化合物の中でイオン導電性が高いβ“−ア
ルミナ系のN a * O組成範囲は7.5〜1O05
重量%であり、組成の不均一がこの範囲内であれば、特
性低下を抑制できる。許容範囲は上述の組成範囲から3
0優程度である。即ち、蒸発量の許容範囲は30−程度
である。この蒸発量に相当する加熱速度は式(1)にm
 = 0.3を代入することKよ)0.7〜1.007
分と求まる。この加熱速度よシ小さい加熱速度で焼結す
ると焼結体の組成の不均一が本質的な問題となる。即ち
、加熱速度の下限は1.007分である。蒸発量を越え
る過剰量のNa5Oを添加すると焼結時にNano成分
が蒸発してもβ−アルミナ系焼結体中のNa2O成分が
β−アルミナ系化合物のNa2O組成範囲を越えるため
、イオン導電性がないNaAlomが焼結体中に残シ、
イオン導電性、強度等の特性が低下する。
β−アルミナ袋管の真円度(最大径/最小径)は加熱速
度が20℃/分を越えると焼結が均一でなくなり著るし
く変形を擢曇することを確認した。
これに伴ない強度も低下する。上述の加熱速度の下限1
.007分を考慮すると、加熱速度の適切な範囲は1.
0〜20℃/分である。Na2O成分が7.5〜10.
5重1チの良好なβ−アルミナ系焼結体を製造するには
、目的とする焼結体の組成より1〜431Nat06過
剰添加した7、7〜14.3重量−の組成範囲の原料か
ら成る成形体を1.0〜20℃/分の加熱速度で焼結す
る方法が有効であることを以上述べたように実験で確認
した。
■ N―!0成分を過剰に添加したβ−アルミナ系焼結
体製造原料の成形体をつくる。
■ 白金あるいはマグネシア系等の容器に成形体を配置
する。
■ 成形体を炉に入れて、加熱速度20c/m以下の条
件で焼結する。焼結温度は1500〜1700Cであシ
時間は60分以下である。
■ 必要に応じて1250〜tsso cの温度で30
〜600mのアニールを行う。
以上の工程で製造したβ−アルミナ系焼結体の相対密度
け97チ以上であシ、イオン導電性も極めて良好であシ
強度も高い。
β−アルミナ系焼結体の製造において、その安定化剤と
して一価あるいは二価の金属イオンを添加使用する技術
が提案されている。本発明においても、これらの安定化
剤を使用することは有効であり、当然のことながら安定
化剤を含むβ−アルミナ系焼結体も本発明の範囲に含ま
れる。
〔発明の実施例〕
実施例! 全容器、マグネシア容器に入れて1600Cまで0.7
〜40℃/分の加熱速度で昇温し1600C×6分で焼
結した後5Nazo成分の蒸発量を化学分析によシ調べ
た。その結果を第1図に示す。最もアルカリ雰囲気保持
に有効である白金容器において加熱速度tO℃/―で約
2チのNa2Oの成分の損失が認められた。マグネシア
系容器はNa2O成分の損失が白金容器より大きく、同
じ加熱速度では約8−であった。一方、袋管開口部の真
円度を調べた結果が第2図である。加熱速度が25℃/
分になると真円度(最大径/最小径)が1.01〜1.
03となシ変形している。30℃/分以上ではその変形
が著るしい。得られた袋管の組織と圧環強度を調べた。
加熱速度が30℃/分のものは焼結が不均一でしかも充
分でない。しかし、加熱速度を20℃/分、L5℃/分
を小さくすると組織は細くなる。特に、加熱速度が5G
/分のものは、数μm程度の微細な組織であシ均一であ
る。
この袋管の圧環強度は215〜230MPa  であシ
強度は高い。第3図に示すように、加熱速度が25〜2
0℃/分の範囲では圧環強度は170MPa以上である
。しかし、加熱速度がi、 o ’cより小さいと1組
成の不均一のために強度が低下する。一方、加熱速度が
20℃/分より大きいと。
焼結の不均一が生じ1強度が低下する。25℃/分の加
熱速度では% 150MPa以下である。
図中、いずれも41が白金容器及びA2がマグネシア容
器で焼結したものである。
実施例2 様々の組成の成形体φ20X140mをマグネシア容器
中で加熱速度2.5及び10℃/G、焼結1600C×
6〜12分、7二−ルl 400CX1時間の条件でβ
−アルミナ系焼結体を製造した。その組成と特性値を第
1表(15c/分)、及び第2表(10℃/分)に示す
。抵抗率はN a / Na通電で測定した。表には、
Na/8電池の使用温度である350Cでの値を示した
第1表、第2表から1本発明によって得られた焼結体の
密度は相対密度971以上であシ、しかも抵抗率は4〜
8Ω(7)と低(N a / S電池として十分に使用
できるものである。第1表の試料No。
4.5の焼結体の抵抗率が高いのは、 Na5Oの過剰
添加量が多すぎるため、焼結体中にイオン導電性のない
NaA10sが残っていることKよるものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、真円度の高いβ−アルミナ系焼結体を
製造することができる。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、Na_2O粉7.5〜14.5重量%を含み、残部
    Al_2O_3粉の混合粉からなる成形体を1.0〜2
    5℃/分の加熱速度で焼結することを特徴とするβ−ア
    ルミナ系焼結体の製造法。
JP61035211A 1986-02-21 1986-02-21 β−アルミナ系焼結体の製造法 Pending JPS62197349A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02123670A (ja) * 1988-11-01 1990-05-11 Ngk Insulators Ltd ナトリウム−硫黄電池用ベータアルミナ管の焼成方法
JPH08104559A (ja) * 1995-08-10 1996-04-23 Ngk Insulators Ltd ナトリウム−硫黄電池用ベータアルミナ管の焼成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02123670A (ja) * 1988-11-01 1990-05-11 Ngk Insulators Ltd ナトリウム−硫黄電池用ベータアルミナ管の焼成方法
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