JPS62197262A - 設定値変更履歴の記憶及び表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は射出成形機、プレス機械、ダイキャストマシン
、工作機械、プロセス制御プラント等に利用できる設定
値変更履歴の記憶及び表示方法に関するものである。

（従来の技術） 従来の射出成形機等の設定値変更履歴の記憶及び表示方
法は、全設定値又はその１部分の変更結果を一括してま
とめて記憶及び表示させる方法であった。即ち、従来方
法は良品を得る為の成形条件を、再利用する際の操作性
を高めるのに使用するのが目的であった。

射出成形機等の運転立上り時や試打調整時に行う成形条
件の設定値変更の際、各設定値を個別にその変更内容を
記憶し、表示させる方法及び装置は従来な（、それらの
変更経緯はオペレータの記録又は記憶に頼っていた。

生産現場でのオペレータの記録は、データの写し間違い
や記録忘れなど、正確さを欠（きらいがあり、調整手順
が前後したり、後もどりしたりして良品が成形出来る条
件を見つけるのに長時間を要する。更にオペレータの記
憶に頼った場合は、一層混乱が増大すると共に、調整方
法がオペレータ個人のノウハウとなってしまい顕在化さ
ｔに（℃１゜ また全設定値又はその１部分の変更結果を一括してまと
めて記憶１表示させる装置を使って変更経緯をたどる事
は可能ではあるが、１つの設定項目を変更するごとに変
更しない他項口と共に一括してまとめて記憶、表示する
ため装置の記憶容量が太き（なると共に、オペレータに
とって変更経緯をたどる事は自分自身の記録に比べ、極
端に作業性が悪化するため、現実には活用出来なかった
。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、従来の射出成形機等の設定値変更履歴の記憶
及び表示方法に於いて、変更経緯をオペレータの記録又
は記憶に頼っていたことより発生する問題点を解決しよ
うとするものである。

（問題点を解決するための手段） このため本発明は、射出成形機等の温度、圧力、速度、
時間、位置などの各種成形条件を設定するデータ設定手
段と、設定値、実測値、計算値などの運転操作を行うの
に必要な各種データを表示するデータ表示手段とを備え
た射出成形機等の制御装置に於いて、機械の運転立上り
時や試打調整時、あるいは連続生産運転中の外的要因変
化時などに行うオペレータの設定値変更作業に対して各
設定項目ごとにその変更内容を記憶するとともに表示す
るようにしてなるもので、これを問題点解決のための手
段とするものである。

（作　　用） 温度、圧力、速度、時間、位置などの各種の設定値を記
憶できる装置を使って、各設定項目ごとに良品を成形す
るまでに行う設定値変更の時刻。

変更内容などを、ＣＲＴや液晶表示装置などの適当な表
示装置に表示させる。

（実施例） 以下本発明を図面の実施例について説明すると、第１図
は本発明方法を実施する射出成形機の制御装置のブロッ
ク図であり１図中１は射出成形機等の機械本体（以後機
械と称す）に設置した圧力。

温度などの各種検出端や、油圧シリンダ、ヒータ電力な
どを操作するアクチュエータなどの入出力機器である。

２はオペレータと機械を結ぶパイル制御部であり、機械
制御部である入出力機器１とは制御入出力装置３によっ
て結ばれている。

このパネル制御部２に前記制御入出力装置３、記憶装置
４、ＣＰＵ５、ＣＲＴ６、プリンタ７、入力キーボード
８で構成されており、記憶装置４は予め定められた実行
プログラム及び設定値、実測値、計算値など各種データ
を記憶する。ＣＲＴ６は機械の運転操作や生産管理に必
要な情報を文字、数字、図表、グラフなどで表示する装
置である。プリンタ７ば、必要なデータを記録紙に記録
する。入力キーボード８は、オペレータが機械の運転に
必要なデータを設定する装置である。またＣＰＵ５はパ
ネル制御部２の各構成要素が予め定められた機能をはだ
す為に一演算、判断、指令等をし、パネル制御部全体の
制御を実行する。

第２図は機械の運転に必要なデータを、オペレータが入
力キーボード８から入力した結果をＣＲＴ６に表示した
画面の１部分を示し、動作の選択、時間１位置、圧力、
回転数などの制御量の設定値が判る様になっている。な
お、第２図は画面「４−ＡＪの１例で、スクリュ回転数
の変更位置［ＬＳＲ２Ｊの設定値「７０．５ｗｎ　Ｊを
変更する直前の状態を示す。

第１表は本発明に関する表示例を示し、第２図に示した
ＣＲＴ　６に表示されているデータが、過去どの様に変
更されたか、その変更経緯をオペレータが判る様にＣＲ
Ｔ　６に表示した画面の１部分であり、左より設定変更
した月日と時刻、設定項目が表示される画面記号、設定
変更項目、変更後の設定値、変更前の設定値を夫々表示
する。

次に作用を説明すると、射出成形機を運転するのに必要
な各種の設定値は、試打調整時や運転立上り時および連
続運転中の外的要因変化時など、その状態に応じてオペ
レータにより設定値変更操作が行われる。今、機械のあ
る状態に於いて、設定値変更の必要性が生じたとすると
、オペレータは入力キーボード８により変更しようとす
る設定項目を指定する。第２図の例では、スクリュ回転
数２０係から５０％への切換位置Ｉ−Ｌ　Ｓ　Ｒ２Ｊの
データ部９が指定さ扛、表示されている［７０．５咽、
Ｊから新しいデータに変更され様としている瞬間のＣＲ
Ｔ６の表示状態を示していることが分る。またオペレー
タが人力キーボード８により新しいデータを入力すると
、指定された項目のデータが新データに書き換えられ、
旧データは消える。従って第２図の表示は、常に最新の
設定値が表示されていることになる。またこの時点で、
記憶装置４には人力された新データが新たに登録され、
旧データは旧データとして登録変更される。

第１表の表示例は、現在までの変更履歴までが表示され
ている。即ち、シャットオフバルブが１からＯ（ＯＮか
らＯＦＦ’　）となった事を示している。

今、前記したオペレータ操作が実施されると、新データ
が登録され、旧データである［７０．５ｍｍ　Ｊが旧デ
ータとして登録される。第１表のＣＲＴ６の表示は、シ
ャットオフバルブ以下の表示が１段づつ下に移動し、最
上段には今実施した変更内容（時刻、画面記号、変更項
目、変更後データ、変更前データ）が表示される。また
プリンタ７は前記の如き設定値の変更経緯を適宜プリン
トアウトして記録する。

なお、前記の実施例は、ＣＲＴ表示装置を使った例を記
載しであるが、表示装置としては液晶表示装置、螢光表
示装置、プラズマディスプレイ装置、ＬＥＤ表示装置な
ど各種の表示装置の適用が可能である。また変更内容の
表示方法は、本表示例に制限されない。更に変更項目の
表示数は、使用する制御装置の容量によってきまり、表
示器の表示項目数には制限されない。また表示器を使わ
ずに、直接プリンタで記録する場合もある。

第１表 （発明の効果） 以上詳細に説明した如く本発明は構成されているので、
良品を得るための成形条件の調整時間が短縮される。ま
たオペレータの変更手順と変更量が顕在化さ肚、オペレ
ータのノウハウの蓄積が可能となる。更に成形条件管理
がしやすくなる等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を実施する装置のブロック図、第
２図は本発明の１実施例を説明する為のＣＲＴによる設
定値表示画面の１部の説明図である。 図の主要部分の説明 ２・・・パネル制御部　　４・・・記憶装置５・・ＣＰ
Ｕ（中央演算処理装置） ６・・・ＣＲＴ（表示装置）　　７・・プリンタ８・・
・入力キーボード

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 射出成形機等の温度、圧力、速度、時間、位置などの各
   種成形条件を設定するデータ設定手段と、設定値、実測
   値、計算値などの運転操作を行うのに必要な各種データ
   を表示するデータ表示手段とを備えた射出成形機等の制
   御装置に於いて、機械の運転立上り時や試打調整時、あ
   るいは連続生産運転中の外的要因変化時などに行うオペ
   レータの設定値変更作業に対して各設定項目ごとにその
   変更内容を記憶するとともに表示することを特徴とする
   設定値変更履歴の記憶及び表示方法。