JPS62197111A - 凝集反応装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は内部に汚泥と凝集剤を入れ、これを撹拌羽根
で撹拌して凝集する凝集反応槽に関する。

（従来の技術） 本出願人が提案した実開昭６７−１！：１９号公報で、
汚泥と凝集剤を底部に受入れ、フロック化した凝集汚泥
を上部から流出させる槽と、上記槽の中心部に縦設さｎ
た回転軸に上下方向に複数段取付けられた撹拌羽根を備
えた凝集反応槽は公知である。

（発明が解決しようとする問題点） 凝集反応では、新しく槽内に導入する汚泥と−，７− 凝集剤（高分子ポリマーなと）が、既に槽内でフロック
化した凝集汚泥と迅速に混合、接触することが反応の進
行上好ましい。

しかし、従来の反応槽の回転軸に放射状に取付けられた
撹拌羽根は上段のものも、下段のものもすべて槽の高さ
方向に一定幅の平板形であるため、槽内の底部、上部に
は水平な旋回流しか起らず、導入した汚泥、凝集剤を凝
集汚泥に迅速に混合、接触させる機能が不充分で、槽内
での滞溜時間を長く必要とし、且つ槽内全体の容積を有
効に利用できていない。

（問題点を解決するための手段） そこで本発明は回転軸に上下方向に複数段取付けられる
撹拌羽根のうち、下段のものを、回転軸に取付けられる
基部が檜の高さ方向に幅が狭く、端部が槽の高さ方向に
幅が広い羽子板形とし、上段の撹拌羽根は槽の高さ方向
に幅が一定な平板形としたことは特徴どする。

（作　用） これにより新しい汚泥と凝集剤が導入される槽の底部で
は羽子板形撹拌翼が旋回し、槽の上部では平板形撹拌翼
が旋回する。

羽子板形撹拌翼は旋回により槽内底部の中心部の汚泥を
幅の広い端部によって外側に噴き出す。

この流れは旋回しながら槽の内周付近では上昇流と下降
流に別ｎ、上昇流は平板形撹拌翼の旋回による水平旋回
流と接触しながら中心部に向は下降し、又、下降流は底
面に沿って中心部に向は上昇する。かくして槽内底部で
は刷子板形撹拌羽根により旋回する上下の循環流が生じ
、槽内上部では水平旋回流が生じる。

（実施例） 図示の実施例に８いて、／は円筒形の造粒槽。

コは上記槽／の中心部に縦設さｎ、モータ、変速機によ
り回転駆動さｎる回転軸、３とｌＩは汚泥と凝集剤を槽
内底部に供給する給泥管と薬注管、Ｓは凝集汚泥の流出
口を示す。

この実施例では上記回転軸コに上下二段に撹拌羽根が／
１１０　’の位相で放射状に取付けてあり、下段の、槽
内底部で旋回するもの６は回転軸に−よ− 取付く全長の約半分程の基部６αの幅が槽の高さ方向に
狭く、残りの端部６ｂの幅は槽の高さ方向に広い羽子板
形である。具体的にはＡａ及び６ｂは槽の幅方向でｌニ
ア、高さ方向で／：３程度の割合である。又、上段の、
槽内上部で旋回するもの７は全長にわたり幅が槽の高さ
方向に一定で、広い平板形である。

従って回転軸：Ｉを駆動すると、槽内上部では平板形撹
拌羽根７による水平旋回流αが生じ、槽内底部では刷子
板形撹拌羽根により、前述の作用の項で述べた旋回する
上下の循環流ｂ％　ｂ′が生じる。これにより給泥管３
と薬注管ダから槽内底部に導入された新しい汚泥と凝集
剤は上下の循環流す、ｂ’に乗って槽内で既にフロック
化した凝集汚泥と効率よく混合、接触して良好に凝集し
、又、こうして凝集した汚泥は水平な旋回流αに乗って
熟成、造粒さｎ、強度を増して逐次流出口５から流出す
る。

そして、図示の様に刷子板形撹拌羽根６の幅が広い端部
６ｂを羽根の旋回方向に対し後退する様に屈曲させる（
例えばａ！ｒＯ）と、この端部が旋回循環流を槽の内周
に向かって押出す傾向は高まるためより強力な旋回循環
流が得られ、混合、接触効率はより向上する。

又、槽の内周下端部に撹拌羽根の旋回方向に延長し、先
端に向かって次第に内周から離れる直線状又は図示の如
き屈曲した案内板ｇを設けると、下の循環流ｂ′が槽底
に沿って中心部に向は上向するのを補助でき、同様に混
合、接触効率を向上することかできる。

尚、この実施例では上下各段の撹拌羽根６．７０回転軸
コに対する取付は枚数は一枚宛であるが１等間隔に３枚
或いはそれ以上でもよい。又、上下の段数も一段に限ら
ず３段或いはそｎ以上でもよい。

更に、給泥管３．薬注管ダは底面の中心部に汚泥、凝集
剤を供給する様に図示したが、槽の内周下端部から槽内
に供給する様にしてもよい。

上述したような凝集槽、具体的には以下の条件の槽を用
いて凝集させた結果１強度の強い造粒汚泥が得られた。

槽容量：　１００ｔ　、回転軸の回転数：　４ＩＯｒ％
５両攪両肩拌羽根さ：　４１Ｏｃｍ　ｓ平羽根の幅：　
ｇ　ｃＩｎ、刺子板形羽根Ａａの長さ：１０ｃｒＲ。

刺子板形羽根ｂａの幅：４１譚、刺子板形羽根６ｂの長
さ：１０ｃｍ、刺子板形羽根６ｂの幅’　”　Ｃｎｌ　
ｓ両肩拌羽根の末端速度：　ｒＯｍ／ｍｉｎ　、汚泥滞
溜時間＝６分、なお、これは槽容量な１００１　とした
場合の一例であって、槽を大型化する場合は羽根等も相
似的に大きく丁ｎば良い。

たｙし、造粒には撹拌羽根の末端速度が影響するのでそ
の速度を約ｌＩ８〜＆Ｏｍ／ｍｉｎとなるよう回転数ン
変化させることが重要である。

（発明の効果） 本発明によれば槽内の全体の容積を有効に利用し、槽内
に導入される新しい汚泥、凝集剤を槽内で既にフロック
化した凝集汚泥と効率よく混合、接触させて良好な凝集
状態を作り出し、強度のある造粒を効率よく行うことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の檜を一部切除して示した説
明図、第２図は第１図の■−■線での断面図で、図中、
ｌは槽、コは回転軸、６は刺子板形撹拌羽根、７は平板
形撹拌羽根を示す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）汚泥と凝集剤を底部に受入れ、フロック化した凝
   集汚泥を上部から流出させる槽と、上記槽の中心部に縦
   設された回転軸に上下方向に複数段取付けられた撹拌羽
   根を備えた凝集反応槽において、 上記撹拌羽根のうち下段のものを、回転軸 に取付けられる基部が槽の高さ方向に幅が狭く、端部が
   槽の高さ方向に幅が広い羽子板形とし、上段の撹拌羽根
   は槽の高さ方向に幅が一定な平板形としたことを特徴と
   する凝集反応槽。
2. （２）特許請求の範囲（１）の凝集反応槽において下段
   の羽子板形撹拌羽根の端部は旋回方向に対し後退する様
   に屈曲している凝集反応槽。
3. （３）特許請求の範囲（１）又は（２）の凝集反応槽に
   おいて、槽の底部内周には撹拌羽根の旋回方向に槽の内
   周から次第に離れる彎曲した補助板が設けてある凝集撹
   拌槽。
4. （４）特許請求の範囲（１）から（３）のどれか一つの
   凝集反応槽において、槽は造粒槽である凝集撹拌槽。