JPS6219590A - 4−置換10−シアノメチレン−チエノ〔4,3−e〕ベンゾ−アゼピン、その製法及び用途 - Google Patents

4−置換10−シアノメチレン−チエノ〔4,3−e〕ベンゾ−アゼピン、その製法及び用途

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JPS6219590A
JPS6219590A JP61161009A JP16100986A JPS6219590A JP S6219590 A JPS6219590 A JP S6219590A JP 61161009 A JP61161009 A JP 61161009A JP 16100986 A JP16100986 A JP 16100986A JP S6219590 A JPS6219590 A JP S6219590A
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ゲルト・シユタイナー
ハンス−ユルゲン・テツシエンドルフ
リリアーネ・ウンガー
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BASF SE
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D495/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D495/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D495/04Ortho-condensed systems
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
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    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な40位で置換された10−シアノメチ
レン−チエノ〔4,3−e〕ベンゾ−アゼピン、その製
造法及びこの化合物を有効成分とする医薬(鎮静剤、睡
眠剤、精神安定剤、筋弛緩剤、抗パーキンソン症剤等)
に関する。
中心の7員複素環(この環は塩基性置換基例えばN−メ
チルピペラジン基により置換されていてもよい)へのジ
ベンゾ構造を有する3環系化合物が、神経弛緩作用を有
することは公知である。その6環化合物の例は、例えば
アルッナイミツテルフオルシュング25巻712〜72
0頁(1975年)の綜説から知られるように、ジベン
ゾ[b、e ] (1,4)−ジアゼピン(クロザピ/
)、ジベンゾ[b、f] C1,4]−チアゼピン(ク
ロチアピン)、ジベンゾCb、f ) (L4〕−オキ
サゼピン(ロキサピン)又はモルフアントリジン(ペル
ラピン)のN−メチルピペラジン誘導体である。西独特
許出願公開2.918778号及び同5057971号
各明細書には、6−置換11−アルキレン−モルフアン
トリジンならびに5−置換9−シアノメチレン−ジチェ
ノC314b : 4’+3’  e )アゼピンが、
価値ある薬理上の性質を有することが記載されている。
本発明者らは、次式 (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、1〜3個の炭素
原子を有するアルキル基、トIJフルオルメチル基又は
1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基を意味し、A
はアミン基−NR”R”で、R1及びR2はそれが結合
する窒素原子と一緒になって5員ないし7員の飽和環を
意味し、これは他の異種原子として1個の窒素原子又は
酸素原子を含有してもよく、この場合追加として存在す
る窒素原子は1〜3個の炭素原子を有するアルキル基、
2〜3個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基、ア
ルキル基及びアルコキシ基中に1〜6個の炭素原子を有
するアルコキシアルキル基、シクロアルキル環中に3〜
7個の炭素原子を有するシクロアルキル基もしくはシク
ロアルキルメチル基又は2〜5個の炭素原子を有するア
ルキニル基により置換されていてもよく、そしてさらに
N−オキシドの形の酸素原子により置換されていてもよ
く、あるいはAはアミン基−NHR”で、R3は2〜7
個の炭素原子を有するアミノアルキル基を意味し、この
場合アミン窒素原子は1〜5個の炭素原子を有するアル
キル基により置換されていてもよく又は5員ないし7員
の飽和環の構成部分であってもよく、この環はさらに他
の異種原子として1個の窒素原子又は酸素原子を含有し
てもよく、この場合存在する窒素原子は1〜3個の炭素
原子、を有するアルキル基又は2〜6個の炭素原子を有
するヒドロキシアルキル基により置換されていてもよい
)で表わされる4−置換10−シアノメチレン−チエノ
〔4,3−e)ペンゾーアセヒン及びその生理的に容認
される酸付加塩が、優れた薬理作用を有することを見出
した。
Rは特に水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基−ト
リフルオルメチル基又はメトキシ基である。
Aのためのアミン基−N R’ R”は、好ましくはピ
ペラジニル基、ホモピペラジニル基、ピペリジニル基及
びモルホリニル基である。特に好ましい−N R” R
”は、47メチルピペラジニル基、4−メチル−4−オ
キシ−ピペラジニル基、4−エチルピペラジニル基及び
N−メチル−ホモピペラジニル基である。
R3のためのア′ミノ基−NHR’としては、2−ジメ
チルアミノエチル−及び2−ピペリジン−1−イル−エ
チル基が特に好ましい。
本発明の式■の化合物は、シス−トランス異性体1a及
びbとして存在する。
このシス−トランス異性体は、例えば分別結晶又はカラ
ムクロマトグラフィにより分割できる。
個々の異性体の位置付けは、例えば実施例に示されるよ
うにX線構造分析により行われる。
前記の意味から下記の化合物が、特に好ましくかつ有効
である。
シス、トランス−10−シアノメチレン−4−(4−メ
fルーヒヘラジンー1−イル)−チェノ(4,3−IB
:lベンゾーアゼピンシス−10−シアノメチレン−4
−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ(4
,3−e〕ペンシーアゼピン トランス−10−シアノメチレン−4−(4−メチル−
ピペラジン−1−イル)−チェノC4,3二e〕ベンゾ
−アゼピン シス、トランス−7−クロル−10−シアノメチレン−
4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ(
4,3−e)ベンゾ−アゼピンシス−7−クロル−10
−シアノメチレン−4−(4−メチル−ピペラジン−1
−イル)−チェノ(4,3−e〕ベンゾ−アゼピン トランス−7−クロル−10−シアノメチレン−4−(
4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ〔4,5
−e〕ベンゾ−アゼピンシス、トランス−7−フルオル
−10−シアノメチレン−4−(4−メチル−ピペラジ
ン−1−イル)−チェノC4,6−e)ペンゾーアゼビ
シス、トランス−7−メチル−10−シアノメチレン−
4−(4−メチルーヒヘラジンー1−イル)−チェノ(
4,3−e)ベスゾーアゼピンシス、トランス−7−)
リアルオルメチル−10−シアノメチレン−4−(4−
メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ(4,3−e
〕ベンゾ−アゼピン シス、トランス−7−メドキシー10−シアノメチレン
−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ
〔4,5−e)ベンゾ−アゼピン シス、トランス−10−シアノメチレン−4−ピペラジ
ン−1−イル−チェノ(4,3−e〕ペンシーアゼピン 実施例が示すように、個々の場合にシス異性体及びトラ
ンス異性体への分割は、特に大きい費用なしで行われる
式■の本発明の化合物は、次式 タ CN (Rは前記の意味を有し、Zは求核性に脱離する基であ
る)の化合物を、求核性化合物AH(Aは式rの場合と
同じ意味を有する)と反応させ、生成物を所望により純
粋なシス異性体及びトランス異性体に分割し、及び/又
は所望により得られた化合物をN−オキシドとなし、及
び/又は生理的に容認される酸による酸付加塩にするこ
とにより、製造される。
Zのための求核性に脱離する基としては、ハロゲン原子
特に臭素原子又は塩素原子があげられる。
反応は好ましくは過剰量の使用アミンAH(これは同時
に溶剤及び場合により酸結合剤として役立つ)の存在下
に行われる。場合により不活性溶剤、例えば環状飽和エ
ーテル特にテトラヒドロフラン又はジオキサン、ペンゾ
ール又はベンソール系炭化水素例えばドルオール、キジ
ロール、メシチレン又はデカヒドロナフタリン、あるい
は中性極性溶剤例えばジメチルポルムアミドの存在下に
操作してもよい。当量のアミンA)(を用いて操作する
場合は、さらに1当量の不活性塩基例えばトリエチルア
ミンを添加せねばならない。
反応は普通は80〜150’Cで、一般に3〜10時間
で終了する。場合により空気酸素の遮断及び不活性ガス
例えば窒素の中での操作が好ましい。反応に際しては、
求核性化合物AHを2〜20倍モル過剰で使用すること
が有利である。
式■の化合物からN−オキシドの製造は、常法により好
ましくはエタノール溶液中で過酸化水素水溶液(30重
量%)を用いて行われる。
生理的に容認される酸による酸付加塩の製造も、同様に
常法により行われる。
式■の出発化合物は、次式 CN (Rは式■の場合の意味を有する)の10−シアノメチ
レン−チェノ[:4,3−e〕ベンゾ−4゜5−ジヒド
ロ−アゼピン−4−オンを、溶剤及び触媒量のN、N−
ジメチルアニリンの存在下に、過剰のハロゲン化剤例え
ばオキシ塩化燐と、還流温度に3〜5時間加熱し、得ら
れたイミノクロリドを、過剰のオキシ塩化燐を留去し、
そして水性2相系で精製したのち、塩素化炭化水素例え
ば塩化メチレンを用いて抽出することにより単離する。
式I[1の新規な10−シアノメチレン−チェノ[4,
3−e]ベンゾ−4,5−ジヒドロ−アゼピン−4−オ
ン(式中のRは式■の場合の意味を有スる)は、カルボ
ニルーオレフィ7 化により、次式 %式% −アゼピンー4,10−ジオンを、次式(これらの式中
、Rは1〜3個の炭素原子を有するアルキル基を意味す
る)のホスホン酸エステルと、ウィツテイヒ−ホルナー
反応の条件下で不活性溶剤特にジメチルホルムアミドの
中テ、当モル量の塩基好ましくはナトリウムアルコラー
ド、水素化ナトリウム又はナトリウムアミドの存在下に
、20〜80℃の温度で反応させるか、あるいは次式 %式% (phはフェニル基である)のホスホニウム塩と、古典
的ウィツテイヒ反応の条件下で、中性有機溶剤特に飽和
脂肪族又は飽和環状のエーテル、例えばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン又はジオキサン、あるいは好ま
しくはジメチルホルムアミドの中で、当モル量の塩基特
にナトリウムメチラート又はナトリウムアミド、あるい
は有機金属化合物例えばブチルリチウムの存在下に、2
0〜100℃の温度で反応させることにより製造される
式■の新規なチェノ[:4.3−e〕ベンゾ−4゜5−
ジヒドロ−アゼピン−4,10−ジオン(Rは式Iの場
合と同じ意味を有する)は、フリーデル−クラフト環化
法により、次式 のチオフェン−6,4−ジカルボン酸ベンズアミドを、
当モル量のジシクロへキシルカルボジイミドの存在下に
、N−ヒドロキシこはく酸イミドと反応させて、次式 の活性エステルに変え、次いでこれを二極性中性溶剤例
えばジメチルホルムアミドの中で、5〜8倍過剰の塩化
アルミニウムの存在下にフリーデル−クラフト法により
、50〜120℃の温度で1〜3時間反応させて環化さ
せる。
最初の反応(■→■)は不活性有機溶剤例えばテトラヒ
ドロフランの中で行われ、室温で1〜6時間で終了する
。沈殿した尿素を吸引濾過し、式■の活性エステルを単
離する。
弐■のチオフェン−3,4−ジカルボン酸ベンズアミド
は、チオフェン−3,4−ジカルボン酸無水物を対応す
るアニリンと、テトラヒドロフラン中で室温で1〜5時
間反応させることにより、簡単に得られる。
式■の本発明の化合物は、普通は微黄色ないし黄色の結
晶の形で得られ、そして普通の有機溶剤好ましくは低級
アルコール例えばエタノールから再結晶することにより
、あるいはカラムクロマトグラフィにより精製される。
必要に応じ個々のシス異性体及びトランス異性体への分
割が、塩素化炭化水素好ましくは塩化メチレン、低級1
価アルコール好ましくはメタノール又はエタノール、又
は飽和脂環族炭化水素好ましくはシクロヘキサンから分
別結晶することにより、あるいはカラムクロマトグラフ
ィにより、特に塩化メチレン及びメタノール(99:1
ないし85:15)を用いて行われる。
式!の遊離の置換された10−シアノメチレン−チエノ
〔4,3−e〕ペンシーアゼピンを、常法により薬理学
的に容認される酸の酸付加塩に変えることができ、その
場合好ましくは当量の対応する酸の溶液が添加される。
薬理学的に容認される酸は、例えば塩酸、燐酸、硫酸、
メタンスルホン酸、アミドスルホン酸、マレイン酸、フ
マル酸、しゆう酸、酒石酸及びくえん酸である。
本発明の化合物は、薬理実験によれば価値ある性質を有
する。その鎮静筋弛緩作用、抗モノアミン化作用及び中
枢抗コリン作用によって、本物質は鎮静剤/睡眠剤、副
及び主精神安定剤ならびに抗パーキンソン病剤として使
用できる。
したがって本物質は、中枢神経障害例えば特に不安状態
、不眠症、内因性及び外因性の精神病及びパーキンソン
病の治療に適する。
前記の種々の作用は、本発明の化合物において組み合わ
せて発現する。個々の異性体(異性体分割を行ったもの
)は特に優れた作用を有しう  る 。
活性試験のためには下記の方法が用いられた。
1、鎮静作用 各3匹の雌性NMRI−マウスの4〜8群に、供試物質
を経口投与する。新しい環境により誘発された見当識運
動過剰を、供試物質投与の60分後に30分間にわたっ
て、光電気的方法により測定する。
ED50としては、偽薬処理した対照と比較して、見当
識運動過剰を50%減少する用量を定める。
λ抗アポモルフイン作用 (抗ドーパミン作用) 適当な環境(例えば金網)にあるマウスに対シ、アポモ
ルフインはよじ登り性を増加スル。
アポモルフインの投与後、動物を30分間観察し、よし
登りをすべての2分間について得点により測量する。供
試物質はアポモルフイン投与の60分後に経口投与する
。ED50として、対照群と比較して得点値を50%減
少させる用量を算出する。
3、 L −5−HTP−拮抗作用 (セロトニン拮抗作用) セロトニンの前医薬であるL−5−ヒドロキシトリプタ
ミン(L−5HTP)はラットに(316rn9/kg
、腹腔内)1頭振り、ふるえ及び前肢運動のような症候
により特徴づけられる興奮像を起こさせる。L−5HT
Pの投与後1時間にわたり動物を観察し、生起する症候
をすべての10分間について得点により測量する。供試
物質はL−5HTP投与の1時間前に経口投与する。E
D50として、対照群において観察された得点値を平均
して50%減少させる用量を算出する。
4、抗コリン作用 10匹の雌性NMRI−マウスの群に、致死量(0,8
251n9/kg)のフィゾスチグミンを皮下投与する
。このフィゾスチグミン投与の60分前に、供試物質を
経口投与する。ED50として、フィゾスチグミンによ
る動物の死を50%保護する用量を定める。
試験結果をまとめて次表に示す。
本発明の化合物の多数がこの実験(鎮静剤、副又は主の
精神安定剤が中枢抗コリン作用において定型的に有効で
ある)において良好な作用を示した。比較物質は少な(
とも鎮静及び抗モノアミンの作用を示すが、明らかに数
値が大きかった(10倍まで)。抗コリン作用は多数の
化合物において低下し、このことは臨床上の利用に際し
て、抗コリン性副作用に関して好適である。
異性体を分離すると、シス異性体(実施1例1)は鎮静
及び抗モノアミン作用が優れていることが知られ、この
場合抗コリン作用は強(低下する。これに対しトランス
異性体(実施例1)は、逆に鎮静及び抗モノアミンの作
用は若干弱いが抗コリン作用が優れている。抗コリン作
用は比較物質のそれよりも強い。
したがって本発明はさらに、式■の化合物又はその薬理
学的に容認される酸付加塩を有効成記の薬理学的性質に
より定められる。
本発明の化合物は普通のように、経口的、非経口的、静
脈内又は筋肉内に投与できる。用量は患者の年令、状態
及び体重及び投与様式によって異なる。普通は1日の有
効物質量は、経口投与で体重1 kgにつき約1〜2o
my/に9、非経口投与で体重1ゆにつき0.1〜2■
/kyである。
新規化合物は固形又は液状の製剤形、例えば錠剤、薄膜
錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、糖衣錠、坐剤、溶液
、軟膏、クリーム剤又は噴霧剤として用いられる。これ
らは常法により製造される。その場合有効物質は普通の
製剤助剤、例えば錠剤結合剤、賦形剤、保存剤、錠剤崩
壊剤、流動性調節剤、軟化剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤
、溶剤、遅延剤、抗酸化剤及び/又は噴射ガスを用いて
加工される(ズツカーら著ファルマツオイテイツシエ・
テクノロイ−19フ8年チーメ出版社発行参照)。こう
して得られた製剤は、有効物質を普通は0.1〜99重
量%の量で含有する。
実施例1 A、出発物質の製造: a)チオフェン−3,4−ジカルボン酸ベンズアミド ドルオール200m1中のチオフェン−3,4−ジカル
ボン酸無水物18.0g(117mM)に、トルオ−/
L/ ’l Q ml中の7=すylo、9g(117
mM )を、室温でよく攪拌しながら訓諭する。
次いで2〜′5時間攪拌したのち、沈殿した固形物を吸
引濾過し、ドルオールでよく洗浄し、まず空気中で続い
て真空で乾燥する。収量28g(98%)、融点161
〜163℃。
b) 4.5−ジヒドロ−チェノ[4,3−e〕ベンゾ
−アゼピン−4,10−ジオン チオフェン−3,4−ジカルボン酸ベンズアミド17.
5 El (71mM )をテトラヒドロフラン300
 mlに溶解し、よく攪拌しなからN−ヒドロキシこは
く酸イミド8.2g(71mM)及びN、N’−ジシク
ロヘキシル−カルボジイミド14゜7 g(71mM 
)を添加する。反応混合物を室温で2時間攪拌したのち
、沈殿した尿素を吸引濾過し、少量のテトラヒドロフラ
ンで洗浄し、F液を蒸発乾固する。残留物を、AICi
s 70 g(526mM )及びジメチルホルムアミ
ド10゜51nlの溶融混合物に、90℃の内部温度で
よく攪拌しながら少量ずつ加入する。反応混合物をさら
に90℃に2時間保持したのち、熱いままで氷上に注加
し、塩酸で酸性となし、しばらく攪拌したのち淡褐色の
固形物を吸引済過する。
生成物を水洗したのち空気乾燥する。生成物が次の反応
のための充分な純度で15.6g(94%)得られる。
C)シス、トランス−10−シアノメチレン−4,5−
ジヒドロ−チェノC4,5−e〕ペンシーアゼピン−4
−オン (シス、トランス−異性体混合物) この物質を製造するためには、4,5−ジヒドロ−チェ
ノ(4,3−e〕ベンゾ−アゼピン−4゜10−ジオン
のカルボニル−オレフィン化を、ウィツテイヒ−ホルナ
ー反応(a)又は古典的ウイツテ化合成(b)により下
記のように行う。
a)  4.5−ジヒドロ−チェノ[4,3−e〕ペン
シーアゼピン−4,1o−ジオン8.8 g(38,5
mM)を、ジメチルホルムアミド7Qmlに熱時溶解し
、窒素雰囲気中で攪拌する。次いでジェチルーシアノメ
チルーホスホネー) 8.0 g(45mM )及びジ
メチルホルムアミド10m1に溶解したナトリウムメチ
ラート(30%)8.1 g(45mM)を、同時に徐
々に滴加する(色の増加及び温度上昇がウィツテイヒ反
応の開始を示す)。寥温で12時間攪拌したのち、反応
混合物を氷水に注加し、沈殿した固形物を吸引濾過する
。粗生成物を水でよ(洗浄したのち乾燥し、エタノール
から再結晶する。10−シアノメチレン−4゜5−ジヒ
ドロ−チェノ(4,3−e〕ペンシーアゼピン−4−オ
ンが無色結晶として8.8g(91%)得られる。融点
〉265℃。
b)トリフェニル−シアノメチル−ホスホニウムクロリ
ドをジメチルホルムアミドに溶解しておき、これに30
%ナトリウムメチラート溶液の1モル当量を滴加するか
、あるいは1モル当量の水素化ナトリウムを添加し、続
いて4.5−量を添加する。反応混合物を50〜80℃
で5〜8時間攪拌したのち、氷水に注加し、塩化メチレ
ンで数回抽出する。乾燥し、そして有機相を蒸発濃縮し
たのち、粗生成物をエタノールから再結晶する。融点2
65℃以上の無色結晶が収率65%で得られる。融点〉
265℃。
B、目的物質の製造 シス−及びトランス−10−シアノメチレン−4−(4
−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ[4,3−
e]ペンシーアゼピンa)  1,1.2− )、 y
 りoルxり:y10 Qml中の10−シアノメチレ
ン−4,5−ジヒドロ−チェノ(4,3−e)ベンゾ−
アゼピン−4−オン(シス、トランス−異性体混合物)
 110.9 (44mM )に、オキシ塩化燐30m
A!及びN、N−ジメチルアニリン1.0 mlを添加
し、窒素雰囲気中で還流下に0.5時間煮沸する。過剰
のオキシ塩化燐及びジメチルアニリンをオイルポンプの
真空で完全に留去したのち、残留物を塩化メチレンと水
の間で分配し、水相を塩化メチレンを用いて2回抽出し
、−緒にした有機相を希塩酸及び水でよく洗浄する。有
機相を乾燥したのち蒸発濃縮すると、次の反応に使用す
るに充分な純度を有する4−クロル−10−シアノメチ
レン−チエノ〔4,5−e〕ベンゾ−アゼピンが11.
6g(98%)得られる。
この生成物11.6 、!i’ (45mM )をジメ
チルホルムアミド7Qmlに溶解し、N−メチルヒヘラ
ジン10m/(90mM)及びトリエチルアミン10m
10m1(75を添加しく強い発熱反応が起こる)、1
00℃で窒素中で2〜3時間攪拌する。暗色の均質な反
応混合物を冷却したのち氷水に注加し、淡黄色の粗生成
物である1〇−シアノメチレン−4−(4−メチル−ピ
ペラジン−1−イル)−チェノ(4,3−e〕ペンシー
アゼピンを吸引F遇する。真空乾燥箱中で乾燥したのち
、粗生成物を活性炭を添加してエタノールから再結晶す
るか、あるいはカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、
展開剤塩化メチレン/メタノール9515 )により精
製する。淡黄色の10−シアノメチレン−4−(4−メ
fルーピペラジンー1−イル)−チェノC4,3−e〕
ぺ/シーアゼピンが、融点90〜92℃のシス、トラン
ス異性体混合物の形で11.6g(81%)得られる。
b)シス、トランス異性体を分割するため、この異性体
混合物をエタノールから分別結晶する。
第一分画として黄色結晶3.1gが単離され、これは薄
層クロマトグラム(シリカゲル、展開剤ドルオール/メ
タノール85/15 )によると、2.9gが結晶析出
する。これは薄層クロマトグラム(シリカゲル、展開剤
トルオ−ルーメタノール85/15 )によると、主と
して極性異性体すかう成る。
濃化された生成物a及びbをさらにエタノールから再結
晶すると、実際上純粋なシス異°性体及びトランス異性
体が得られる。
X線構造分析は、aの場合はシス異性体の、そしてbの
場合はトランス異性体の10−シアノメチレン−4−’
(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ(4j
−e〕ベンゾーアゼビ/であることを示している。融点
:シス異性体aは191〜19!l’c、トランス異性
体すは220〜221℃。
(a)          (b) 実施例2 シス、トランス−10−シアノメチレン−4−(4−メ
チル−4−オキシ−ピペラジン−1−イル)−チェノ[
4,3−e”lベンゾ−アゼピンシス、トランス−10
−シアノメチレン−4−(4−メチル−ピペラジン−1
−イル)−チェノ(4,3−e)ベンゾ−アゼピン(実
施例1参照)2.8g(8,4mM)を熱エタノール1
00 mlに溶解し、30%過酸化水素1.5 rnl
を添加する。5時間還流加熱したのち、過剰の過酸化水
素を、反応混合物に添加された小さい白金板を用いて2
時間還流加熱することにより分解する。濾過したのち、
F液を蒸発濃縮し、得られたN−オキシドをカラムクロ
マトグラフィ(シリカゲル、展開剤塩化メチレン/メタ
ノール9515)により精製する。黄色結晶が1.8 
g(66%)単離される。
実施例1及び2と同様にして、対応する置換アミンを使
用して下記の化合物が得られる。
3、シス、トランス−7−クロル−10−シアノメチレ
ン−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ[
4,3−8〕ペンシーアゼピン 3a、シス−7−クロル−10−シアノメチレン−4−
(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ[4,
3−e〕ベンゾ−アゼピン 6b、トランス−7−クロル−10−シアノメチレン−
4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ(
4,5−e〕ベンゾ−アゼピン 4、シス、トランス−7−フルオル−10−シアノメチ
レン−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チ
ェノ(4,3−e)ベンゾ−アゼピン 5、シス、トランス−7−メチル−10−シアノメチレ
ン−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェ
ノ[:4.3−eEベンゾ−アゼピン 6、シス、トランス−7−ドリフルオルメチルー10−
シアノメチレン−4−(4−メチル−ピペラジ/−1−
イル)−チェノ〔4,3−e〕ベンゾ−アゼピン 7、シス、トランス−7−メドキシー10−シアノメチ
レン−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チ
ェノC4,3−e〕ぺ/シーアゼピン 8、シス、トランス−10−シアノメチレン−4−ピペ
ラジン−1−イル)−チェノ〔4,3−e〕ベンゾ−ア
ゼピン 9、シス、トランス−10−シアノメチレン−4−(4
シエチルービベラシン−1−イル)−チェノ〔4,3−
e)ベンゾ−アゼピン10、シス、トランス−10−シ
アノメチレ/−4−(N’−メチル−ホモピペラジン−
1−イル)−チェノC4,5−e〕ベンゾ−アゼピン 11、シス、トランス−10−シアノメチレン−4−(
2−ピペリジン−1−イルーエチル−アミノ)−チェノ
[4,3−e]ベンゾ−アゼピン 12、シス、トランス−10−シアノメチレン−4−(
2−ジメチルアミノ−エチルアミノ)−チェノI:4.
3−e〕ペンシーアゼピン13、シス、トラン°スー1
0−シアノメチレン−4−(4−シクロプロピル−ピペ
ラジン−1−イル)−チェノ[4,3−e〕ベンゾ−ア
ゼピン 14、シス、トランス−10−シアノメチレン−4−(
4−シクロプロピルメチル−ピペラジン−1−イル)−
チェノI:4.3−e〕ベンゾーアゼピン 15、シス、トランス−10−シアノメチレン−4−(
4−プロピン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−チ
ェノ[4,3−e]ベンゾ−アゼピン 16、トランス−6−クロル−10−シアノメチレン−
4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−チェノ[
:4,3−e〕ベンゾ−アゼピン 実施例19 製錠機を用いて常法により下記の組成の錠剤を製造する
実施例1の化合物(シス体)    4C11n9とう
もろこし殿粉       120rn9ゼラチン  
          13・51n9乳糖      
45■ エーロシル(顕微鏡的に微細な化 学的に純粋な珪酸)    2.25■ばれいしょ殿粉
(6%のり状5    6.75■実施例20 常法により下記組成の糖衣錠を製造する。
実施例1の化合物(シス体)   20η心物質   
          60rn9糖衣材料      
      60■心物質は、とうもろこし殿粉9部、
乳糖3部及びルビスコールVA64(ビニルピロリドン
−酢酸ビニル共重合物60 : 40、Pharm、 
Ind。
1962.586参照)から成る。糖衣材料は、粗糖5
部、とうもろこし殿粉2部、炭酸カルシウム2部及びタ
ルク1部から成る。製造された糖衣錠に、続いて耐胃液
性の被膜をかける。
実施例21 実施例1の化合物(シス体)10gを、食塩を添加して
水5000mA!に溶解し、0. I N−NaOH溶 を用いてpHを6.0にして血液等張^液を製造する。
この溶液を5 mlずつアンプルに充填し、滅菌する。
出願人 バスフ・アクチェンゲゼルシャフト代理人 弁
理士 小 林 正 雄 手続補正書(自発 ) 昭和61年1り月?日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼  I (式中Rは水素原子、ハロゲン原子、1〜3個の炭素原
    子を有するアルキル基、トリフルオルメチル基又は1〜
    3個の炭素原子を有するアルコキシ基を意味し、Aはア
    ミノ基−NR^1R^2で、R^1及びR^2はそれが
    結合する窒素原子と一緒になつて5員ないし7員の飽和
    環を意味し、これは他の異種原子として1個の窒素原子
    又は酸素原子を含有してもよく、この場合追加として存
    在する窒素原子は1〜3個の炭素原子を有するアルキル
    基、2〜3個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基
    、アルキル基及びアルコキシ基中に1〜3個の炭素原子
    を有するアルコキシアルキル基、シクロアルキル環中に
    3〜7個の炭素原子を有するシクロアルキル基もしくは
    シクロアルキルメチル基又は2〜5個の炭素原子を有す
    るアルキニル基により置換されていてもよく、そしてさ
    らにN−オキシドの形の酸素原子により置換されていて
    もよく、あるいはAはアミノ基−NHR^3で、R^3
    は2〜7個の炭素原子を有するアミノアルキル基を意味
    し、この場合アミン窒素原子は1〜5個の炭素原子を有
    するアルキル基により置換されていてもよく又は5員な
    いし7員の飽和環の構成部分であつてもよく、この環は
    さらに他の異種原子として1個の窒素原子又は酸素原子
    を含有してもよく、この場合存在する窒素原子は1〜3
    個の炭素原子を有するアルキル基又は2〜3個の炭素原
    子を有するヒドロキシアルキル基により置換されていて
    もよい)で表わされる4−置換10−シアノメチレン−
    チエノ〔4,3−e〕ベンゾ−アゼピン及びその生理的
    に容認される酸付加塩。 2、Rが水素原子、塩素原子又は弗素原子で、Aがピペ
    リジン、ピペラジン又はホモピペラジンの残基で、これ
    は環窒素原子がメチル基、エチル基、β−ヒドロキシエ
    チル基、シクロプロピル基又はプロピオニル基により置
    換されていてもよく及び/又はN−オキシドの形で存在
    してもよいことを特徴とする、特許請求の範囲第1項に
    記載の化合物。 3、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ II (式中Rは後記の意味を有し、そしてZは求核性に脱離
    する基を意味する)で表わされる化合物を、アミンAH
    (Aは後記の意味を有する)と反応させ、そして得られ
    た化合物を所望によりN−オキシドとなし及び/又は生
    理的に容認される酸による酸付加塩にすることを特徴と
    する、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼  I (式中Rは水素原子、ハロゲン原子、1〜3個の炭素原
    子を有するアルキル基、トリフルオルメチル基又は1〜
    3個の炭素原子を有するアルコキシ基を意味し、Aはア
    ミノ基−NR^1R^2で、R^1及びR^2はそれが
    結合する窒素原子と一緒になつて5員ないし7員の飽和
    環を意味し、これは他の異種原子として1個の窒素原子
    又は酸素原子を含有してもよく、この場合追加として存
    在する窒素原子は1〜3個の炭素原子を有するアルキル
    基、2〜3個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基
    、アルキル基及びアルコキシ基中に1〜3個の炭素原子
    を有するアルコキシアルキル基、シクロアルキル環中に
    3〜7個の炭素原子を有するシクロアルキル基もしくは
    シクロアルキルメチル基又は2〜5個の炭素原子を有す
    るアルキニル基により置換されていてもよく、そしてさ
    らにN−オキシドの形の酸素原子により置換されていて
    もよく、あるいはAはアミノ基−NHR^3で、R^3
    は2〜7個の炭素原子を有するアミノアルキル基を意味
    し、この場合アミン窒素原子は1〜5個の炭素原子を有
    するアルキル基により置換されていてもよく又は5員な
    いし7員の飽和環の構成部分であつてもよく、この環は
    さらに他の異種原子として1個の窒素原子又は酸素原子
    を含有してもよく、この場合存在する窒素原子は1〜3
    個の炭素原子を有するアルキル基又は2〜3個の炭素原
    子を有するヒドロキシアルキル基により置換されていて
    もよい)で表わされる4−置換10−シアノメチレン−
    チエノ〔4,3−e〕ベンゾ−アゼピン及びその生理的
    に容認される酸付加塩の製法。 4、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼  I (式中Rは水素原子、ハロゲン原子、1〜3個の炭素原
    子を有するアルキル基、トリフルオルメチル基又は1〜
    3個の炭素原子を有するアルコキシ基を意味し、Aはア
    ミノ基−NR^1R^2で、R^1及びR^2はそれが
    結合する窒素原子と一緒になつて5員ないし7員の飽和
    環を意味し、これは他の異種原子として1個の窒素原子
    又は酸素原子を含有してもよく、この場合追加として存
    在する窒素原子は1〜3個の炭素原子を有するアルキル
    基、2〜3個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基
    、アルキル基及びアルコキシ基中に1〜3個の炭素原子
    を有するアルコキシアルキル基、シクロアルキル環中に
    3〜7個の炭素原子を有するシクロアルキル基もしくは
    シクロアルキルメチル基又は2〜5個の炭素原子を有す
    るアルキニル基により置換されていてもよく、そしてさ
    らにN−オキシドの形の酸素原子により置換されていて
    もよく、あるいはAはアミノ基−NHR^3で、R^3
    は2〜7個の炭素原子を有するアミノアルキル基を意味
    し、この場合アミン窒素原子は1〜5個の炭素原子を有
    するアルキル基により置換されていてもよく又は5員な
    いし7員の飽和環の構成部分であつてもよく、この環は
    さらに他の異種原子として1個の窒素原子又は酸素原子
    を含有してもよく、この場合存在する窒素原子は1〜3
    個の炭素原子を有するアルキル基又は2〜3個の炭素原
    子を有するヒドロキシアルキル基により置換されていて
    もよい)で表わされる4−置換10−シアノメチレン−
    チエノ〔4,3−e〕ベンゾ−アゼピン及びその生理的
    に容認される酸付加塩を有効成分として含有する治療剤
JP61161009A 1985-07-11 1986-07-10 4−置換10−シアノメチレン−チエノ〔4,3−e〕ベンゾ−アゼピン、その製法及び用途 Pending JPS6219590A (ja)

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CA1267894A (en) 1990-04-17
DE3666433D1 (en) 1989-11-23
EP0209022B1 (de) 1989-10-18

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