JPS6219545A - ジメチルナフチルカルビノ−ル類の製造方法 - Google Patents

ジメチルナフチルカルビノ−ル類の製造方法

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JPS6219545A
JPS6219545A JP60159924A JP15992485A JPS6219545A JP S6219545 A JPS6219545 A JP S6219545A JP 60159924 A JP60159924 A JP 60159924A JP 15992485 A JP15992485 A JP 15992485A JP S6219545 A JPS6219545 A JP S6219545A
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carbinols
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dimethylnaphthyl
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Takashi Terauchi
隆 寺内
Tadashi Nakamura
忠 中村
Shoichi Hoshi
正一 星
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Kureha Corp
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/27Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation
    • C07C45/28Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation of CHx-moieties
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C33/00Unsaturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C33/18Monohydroxylic alcohols containing only six-membered aromatic rings as cyclic part
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/347Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups
    • C07C51/367Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups by introduction of functional groups containing oxygen only in singly bound form

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 崖1」Jυv1汰肛 本発明は、ナフタレン環に少くとも1(ll!lのジメ
チルカルビノール基を有するナフタレン誘導体(以下ジ
メチルナフチルカルビノール類と称する)の新規な製造
方法に関する。
本発明によって製造されるジメチルナフチルカルビノー
ル類は容易に重縮合可能なナフタレン誘導体に変換し得
るので、プラスチック原料、特にエンジニアリングプラ
スチックの原料として利用される。
l米夏肢止 従来、イソプロピル基を核に有する芳香族化合物の酸化
方法として、分子状酸素による自動酸化が知られている
が、芳香族カルビノール類の合成についてはその研究報
告例が少なく、就中ジメチルナフチルカルビノール類の
合成についての研究は皆無に等しいのが現状である。
また、上記酸化に過硫酸イオンを用いる方法についても
芳香族カルビノール類の合成に関する研究も皆無である
。因に、ジメチルナフチルカルビノールならびにα、α
、α−α′−テトラメチルー2.6−ナフタレンジメタ
ツール自体は文献掲載の公知化合物であるが、これら化
合物自体の合成を目的とした製造法は未だ知られていな
い。
而して、水酸基やカルボキシル基を有するナフタレン化
合物は、最近、いわゆるエンジニアリングプラスチック
の原料として注目されていることから、重縮合可能なナ
フタレン化合物に容易に誘導し得るジメチルナフチルカ
ルビノール類のプラスチック原料中間体としての有用性
が増大しており、その工業的製造方法の開発が要望され
ると共に、その確立が課題となっている。
因に、α、α、αづα′テトラメチルー2,6−ナフタ
レンジメタツールを、アセトニトリル又は1.4−ジオ
キサン中で無機酸の存在下に過酸化水素で酸化すること
により、2,6−ナフタレンジオールを高収率で得るこ
とは、本出願人により提案されている(特願昭60−1
23819号)。
■が ンしようとする。 占 本発明は、上述した現状に鑑みなされたものであって、
イソプロピル基を有するナフタレン化合物を出発物質と
し、該化合物を極性有機溶媒中で過硫酸イオンにより酸
化することにより、ジメチルナフチルカルビノール類を
工業的に有利に製造することに成功したものである。
したがって、本発明は、ナフタレン環に少くとも1個の
イソプロピル基を有するナフタレン誘導体からジメチル
ナフチルカルビノール類を高収率で製造し得る方法を提
供することを目的とする。
以下本発明の詳細な説明する。
光皿傅標底 本発明の特徴は、ナフタレン環に少くとも1個のイソプ
ロピル基を有するナフタレン誘導体を、極性有機溶媒中
で過硫酸イオンにより酸化してジメチルナフチルカルビ
ノール類を製造すること、および上記過硫酸イオンによ
る酸化を第1鉄イオンおよび/又は塩素イオンの存在下
で行なって、転化率と収率を−そう向上させることにあ
る。
すなわち、本発明は、ナフタレン環に結合したイソプロ
ピル基が極性有機溶媒中で、過硫酸イオンにより酸化さ
れてジメチルカルビノール基に転換されるという知見に
基づいてなされたものである。
。 占を ンするための 本発明において用いる出発物質は、ナフタレン環に1個
又は2個以上のイソプロピル基を有するイソプロピルナ
フタレン類であって、例えばモノイソプロピルナフタレ
ン、ジイソプロピルナフタレン等のほかに、イソプロピ
ルナフタレンカルボン酸のようなイソプロピル基ととも
に他の置換基を有する化合物であってもよい。
本発明で用いる極性有機溶媒は、上記出発物質としての
イソプロピルナフタレン類を熔解するとともに水と混合
し得る有機溶媒であればよく、ニトリル類、ケトン類、
アルデヒド類、カルボン酸類、アルコール類、エステル
類、アミド類、エーテル類、スルホキシド類もしくはフ
ルオロカーボン類等の広範囲な種類から適宜選択し得る
が、就中アセトニトリル、アセトンならびに酢酸が特に
好ましい。
本発明では、前記出発物質としてのイソプロピルナフタ
レン類を、上記極性有機溶媒と水との混合溶媒に溶解し
、過硫酸イオンを存在させて激しく攪拌して酸化する。
ここで用いる過硫酸イオンは過硫酸塩(例えば過硫酸ア
ンモニウム)の水溶液としてイソプロピルナフタレン類
の上記溶媒溶液に滴下するか、もしくは上記混合溶媒中
に過硫酸塩を熔解させておいてもよい。
上記酸化を行なうための反応系におけるイソプロピルナ
フタレン類の濃度はとくに制限されないが、通常は0.
01〜50重量%、好ましくは0.1〜20重量%で行
なう。また、反応系における過硫酸イオンの量は、出発
物質イソプロピルナフタレン類におけるイソプロピル基
1モルに対して0.05〜10モル、好ましくは0.1
〜5モル存在させるとよい。
上述のようにして、イソプロピルナフタレン類を、極性
有機溶媒中で過硫酸イオンと反応させることにより、ジ
メチルナフチルカルビノール類を高収率で得ることがで
きる。
本発明では、更に、上記反応系に第1鉄イオン又は塩素
イオンもしくは双方のイオンの共存下に酸化を行なうこ
とにより、ジメチルナフチルカルビノール類の収率を−
そう向上させることができる。これらのイオンは第1鉄
塩ならびに無機塩化物もしくは塩化第1鉄の形態として
反応系に添加される。第1鉄塩としては Fe5Q◆7
1)20を例示し得、無機塩化物としては NaC1を
例示し得る。
これらのイオンの添加量は、第1鉄イオンではイソプロ
ピルナフタレン類におけるイソプロピル基1モルに対し
て0.001モル以上、好ましくは0.01〜6モルで
あり、塩素イオンではイソプロピル基1モルに対して0
.01モル以上、好ましくは0.1〜25モルである。
なお、反応系に添加された第1鉄イオンの一部は過硫酸
イオンにより酸化されて第2鉄イオンになるので、反応
系内に予め第2鉄イオンを共存させておいても支障がな
い。
本発明での反応条件は、反応により得られる酸化生成物
のうちいずれを主目的物とするかにより異なるも、通常
、反応温度は0〜120℃、反応時間は1分〜50時間
の範囲で決めるとよく、溶媒の量は、イソプロピルナフ
タレン類、過硫酸塩、更には第1鉄塩ならびに無機塩化
物の全てを熔解し得る量であればよい。
例えば、2.6−ジイツプロビルナフタレンを出発物質
として用いる場合、酸化生成物としてジメチル−(6−
イソプロビル−2−ナフチル)−カルビノール、α、α
、<l−テトラメチル−2,6−ナフタレンジメタツー
ルおよびジメチル−(6−アセチル−2−ナフチル)−
カルビノールが生成するが、これらのうちジメチル−(
6−イソプロビル−2−ナフチル)−カルビノールを主
目的物とするときは、反応条件は比較的緩和でよいが、
ジメチル=(6−アセチル−2−ナフチル)−カルビノ
ールを主目的物とするときは、上記の場合に比べて、−
そう苛酷な反応条件を必要とする。
なお、本発明の実施に当って、反応は酸素雰囲気下もし
くは不活性ガス雰囲気下のいずれでもよく、反応時の圧
力も特に制限されない、また、反応様式は回分式、連続
式のいずれも可能であり、反応終了後の後処理も、中和
、アルカリ処理、減圧蒸留、有機溶媒による抽出、晶析
等の通常の分離、精製の操作を適宜組合わせることによ
り、生成したジメチルナフチルカルビノール類を分離し
得る。
3」廊1.肢 本発明によると、媒体として極性有機溶媒を用い、過硫
酸イオンで酸化を行なうことにより、後記実施例に示す
ように、イソプロピルナフタレン類からジメチルナフチ
ルカルビノール類を高収率で得ることができ、殊に、反
応系に第1鉄イオンならびに塩素イオンを共存させるこ
とにより、出発物質としてのイソプロピルナフタレン類
の転化率はほとんど100%に達し、ジメチルナフチル
カルビノール類の収率も80%を越える。したがって、
本発明によると、プラスチック原料として有用なジメチ
ルナフチルカルビノール類を工業的に有利に製造するこ
とが可能となる。
因に、後記比較例にみられるように、イソプロピルナフ
タレン類を水のみを媒体として用いて過硫酸イオンによ
り酸化を行なってもジメチルナフチルカルビノール類は
ほとんど得られない。
以下に実施例を示して、本発明およびその効果を更に具
体的に説明する。
実施例1 攪拌機を備えた500IIllのフラスコに、β−イソ
プロピルナフタレン1.7g (0,01モル)、水1
00n+ 1、およびアセトニトリル100a+ 1を
仕込み、77℃に加熱した後、空気雰囲気下に激しく攪
拌しながら、過硫酸アンモニウム4.6g (0,02
モル)を含む水溶液20m lを滴下ロートで5分かけ
て滴下した。その後、攪拌下に77℃で120分間加熱
後、生成したジメチルナフチルカルビノール類を高速液
体クロマトグラフィーで定量した。結果を表1に示す。
実施例2 攪拌機を備えた500n 12のフラスコに、2,6−
ジイツプロピルナフタレン5.3g (0,025モル
)、水60m1l、およびアセトニトリル120a+ 
IIを仕込み、75℃に加熱した後、空気雰囲気下に激
しく攪拌しながら、過硫酸アンモニウム17.1g(0
,075モル)を含む水溶液60m lを滴下ロートで
60分かけて滴下した。その後、生成したジメチルナフ
チルカルビノール類を高速液体クロマトグラフィーで定
量した。生成したジメチルナフチルカルビノール類は、
ジメチル=(6−イソプロビル−2−ナフチル)−カル
ビノール うα、α、′α′−テトラメチルー2,6−ナフタレン
シメタノール ジメチル−(6−アセチル−2−ナフチル)−カルビノ
ールリ の3種類である。結果を表2に示す。
実施例3 攪拌機を備えた1000m lのフラスコに、2.6−
ジイツブロビルナフタレン5.3g(0,025モル)
、水20抛l、アセトニトリル20On+ Itおよび
過硫酸アンモニウム34.2g(0,15モル)を仕込
み、65℃に加熱た後、空気雰囲気下に激しく攪拌しな
がら、65で25分間加熱した後、生成したジメチルナ
フチルカルビノール類を高速液体クロマトグラフィーで
定量した。生成したジメチルナフチルカルビノール類は
、実施例2に於いて記した3種類である。
結果を表2に示す。
実施例4 攪拌機を備えた1000m lのフラスコに、2.6−
ジイツプロピルナフタレン5.3g (0,025モル
)、水50m j2、アセトニトリルLoom 7!お
よび塩化ナトリウム5.8g(0,1モル)を仕込み、
70℃に加熱した後、空気雰囲気下に激しく攪拌しなが
ら、過硫酸アンモニウム34.2g(0,15モル)を
含む水溶液100m 1)とFe50*71)2027
.8g(0,1モル)を含む水溶液200m lを、各
々滴下ロートで50分かけて滴下した。その後、生成し
たジメチルナフチルカルビノール類を高速液体クロマト
グラフィーで定量した。生成したジメチルナフチルカル
ビノール類は実施例2に於いて記した3種類である。結
果を表2に示す。
実施例5 攪拌機を備えた10100Oのフラスコに、2.6−ジ
イツプロピルナフタレン5.3g (0,025モル)
、水100n+ Il、アセトニトリル100w+ I
l 、過硫酸アンモニウム34.2g(0,15モル)
および塩化ナトリウム5.88(0,1モル)を仕込み
、65℃に加熱した後、空気雰囲気下に激しく攪拌しな
がら、Fe5(14・71)207.0g(0,025
モル)を含む水溶液50m l!を滴下ロートで25分
かけて滴下した。その後、生成したジメチルナフチルカ
ルビノール類を高速液体クロマトグラフィーで定量した
。生成したジメチルナフチルカルビノール類は実施例2
に於いて記した3種類である。結果を表2に示す。
実施例6 攪拌機を備えた1000a+ 1のフラスコに、2,6
−ジイツブロビルナフタレン10.6g(0,05モル
)、水200+w 12、アセトニトリル200rs 
1、過硫酸アンモニウム54.8g (0,24モル)
および塩化ナトリウム1).7g(0,2モル)を仕込
み、65℃に加熱した後、空気雰囲気下に激しく攪拌し
ながら、Fe50吟・71)206.3g(0,023
モル)を含む水溶液45vs lを滴下ロートで45分
かけて滴下した。その後、生成したジメチルナフチルカ
ルビノール類を高速液体クロマトグラフィーで定量した
。生成したジメチルナフチルカルビノール類は実施例2
に於いて記した3種類である。結果を表2に示す。
実施例7 過硫酸アンモニウムの代わりに、過硫酸ナトリウム57
.1g (0,024モル)を仕込んだ点を除き、実施
例6と同様の操作を行なった。生成したジメチルナフチ
ルカルビノール類の分析方法と種類も実施例6と同じで
ある。結果を表2に示す。
実施例8 攪拌機を備えた1000m j!のフラスコに、2.6
−ジイツプロビルナフタレン10.6g(0,05モル
)、水200m l、アセトニトリル200n+ j!
 、過硫酸アンモニウム54.8g(0,24モル)お
よび塩化ナトリウム23.4g(0,4モル)を仕込み
、65℃に加熱した後、空気雰囲気下、激しく攪拌しな
がら、FeSO471)207,6g(0,027モル
)を含む水溶液55m Itを滴下ロートで55分かけ
て滴下した。その後、生成したジメチルナフチルカルビ
ノール類を高速液体クロマトグラフィーで定量した。生
成したジメチルナフチルカルビノール類は、ジメチル−
(6−アセチル−2−ナフチル)−カルビノールが生成
しなかった点を除き、実施例2に於いて記した生成物と
同じである。結果を表2に示す。
実施例9 攪拌機を備えた10001) Nのフラスコに、2.6
−ジイツプロピルナフタレン5.3g(0,025モル
)、水20oI1)、アセトニトリル200+s l、
過硫酸アンモニウム34.2g(0,15モル)および
塩化ナトリウム5.8g(0,1モル)を仕込み、65
℃に加熱した後、空気雰囲気下に激しく攪拌しながら、
65℃で25分間加熱した後、生成したジメチルナフチ
ルカルビノール類を高速液体クロマトグラフィーで定量
した。生成したジメチルナフチルカルビノール類は実施
例8に於いて記した2種類である。結果を表2に示す。
実施例1O 攪拌機を備えた1000m lのフラスコに、2.6−
ジイツプロピルナフタレン5.3g(0,025モル)
、水200ta l、アセトニトリル200++ ji
、過硫酸アンモニウム34.2g(0,15モル)およ
び塩化ナトリウム5.8g(0,1モル)を仕込み、6
5℃に加熱した後、空気雰囲気下に激しく攪拌しながら
、Fe50吟・71)207.0g(0,025モル)
を含む水溶液501)1を滴下ロートで25分かけて滴
下した。その後、生成したジメチルナフチルカルビノー
ル類を高速液体クロマトグラフィーで定量した。生成し
たジメチルナフチルカルビノール類は、実施例2に於い
て記した3種類である。結果を表2に示す。
本実施例の結果と実施例9の結果を比べれば、鉄イオン
の存在がジメチルナフチルカルビノール類の収率増加に
著しい効果を示すことは明白である。
実施例1) 攪拌機を備えた1000m j2のフラスコに、2.6
−ジイツプロピルナフタレン5.3g(0,025モル
)、水200t* l、アセトニトリル200麟lおよ
び過硫酸アンモニウム34.2g(0,15モル)を仕
込み、55℃に加熱した後、空気雰囲気下に激しく攪拌
しながら、Fe50吟7H2034,8g(0,125
モル)を含む水溶液250II1)2を滴下ロートで1
25分かけて滴下した。その後、生成したジメチルナフ
チルカルビノール類を高速液体クロマトグラフィーで定
量した。生成したジメチルナフチルカルビノール類は、
実施例2に於いて記した3種類である。結果を表2に示
す。
実施例12 塩化ナトリウム5.8gを仕込液に加えた点を除き、実
施例1)と同様の操作を行なった。生成したジメチルナ
フチルカルビノール類の分析方法と種類も実施例1)と
同じである。結果を表2に示す。
本実施例の結果と実施例1)の結果を比べれば、塩素イ
オンの存在がジメチルナフチルカルビノール類の収率増
加に著しい効果を示すことは明白である。
次に、本発明による極性有機溶媒を用いない場合を比較
例として示す。
比較例1 攪拌機を備えた1000m lのフラスコに、2.6−
ジイツプロビルナフタレン5.3g(0,025モル)
、水400−l、過硫酸アンモニウム34.2g(0,
15モル)および塩化ナトリウム5.8g(0,1モル
)を仕込み、70℃に加熱した後、空気雰囲気下に激し
く攪拌しながら、Fe50略4H2027,8g(0,
1モル)を含む水溶液200m IIを滴下ロートで1
00分かけて滴下した。その後、生成したジメチルナフ
チルカルビノール類を高速液体クロマトグラフィーで定
量した。生成したジメチルナフチルカルビノール類は、
実施例2に於いて記したジメチル−(6−イソプロビル
−2−ナフチル)−カルビノールのみであった。結果を
表2に示す。
比較例2 攪拌機を備えた1000m Itのフラスコに、2.6
−ジイツブロピルナフタレン5.3g(0,025モル
)、水40(1m Itおよび過硫酸アンモニウム34
.2g(0,15モル)を仕込み、70℃に加熱した後
、空気雰囲気下に激しく攪拌しながら、100分間反応
を行ない、生成したジメチルナフチルカルビノール類を
高速液体クロマトグラフィーで定量した。生成したジメ
チルナフチルカルビノール類は、比較例1に於いて記し
た生成物と同一であった。結果を表2に示す。
比較例1及び比較例2の結果と実施例の結果とを比べれ
ば、アセトニトリルがジメチルナフチルカルビノール類
の収率増加に極めて著しい効果を示すことは明白である
実施例14 本実施例は、極性有機溶媒として、アセトンが有効であ
ることを示す具体例である。
攪拌機を備えた500ta Ilのフラスコに、2.6
−ジイツプロビルナフタレン1.1g(0,005モル
)、水50ta lアセトン50m l 、過硫酸アン
モニウム6.8g(0,03モル)および塩化ナトリウ
ム1.2g(0,02モル)を仕込み、57℃に加熱し
た後、空気雰囲気下に激しく攪拌しながら、Fe50+
44H202,8g(0,01モル)を含む水溶液50
I1)を滴下ロートで50分かけて滴下した。その後、
生成したジメチルナフチルカルビノール類を高速液体ク
ロマトグラフィーで定量した。生成したジメチルナフチ
ルカルビノール類は、ジメチル−(6−アセチル−2−
ナフチル)−カルビノールが生成しなかった点を除き、
実施例2に於いて記した生成物と同じである。結果を表
3に示す。
実施例14 本実施例は、極性有機溶媒として、酢酸が有効であるこ
とを示す具体例である。
攪拌機を備えた500vg Itのフラスコに、2.6
−ジイツプロビルナフタレン1.1g(0,005モル
)、水501)1酢酸50m l 、過硫酸アンモニウ
ム6.8g(0,03モル)および塩化ナトリウム1.
2g(0,02モル)を仕込み、65℃に加熱した後、
空気雰囲気下に激しく攪拌しながら、Fe5O(7Hz
01.4g(0,005モル)を含む水溶液25−1を
滴下ロートで25分かけて滴下した。その後、生成した
ジメチルナフチルカルビノール類゛を高速液体クロマト
グラフィーで定量した。生成したジメチルナフチルカル
ビノール類は、実施例13に於いて記した2種類である
。結果を表3に示す。
実施例15 本実施例は、イソプロピル基のほかに他の官能基をも含
むイソプロピルナフタレン類を、極性有機溶媒中で過硫
酸イオンを含む水溶液により酸化して、ジメチルナフチ
ルカルビノール類を製造する例を示したものであり、本
発明がイソプロピル基のほかに他の官能基をも含むイソ
プロピルナフタレン類にも有効であることを示したもの
である。
攪拌機を備えた30(1m lのフラスコに、6−カル
ポキシー2−イソプロピルナフタレン1.1g(0,0
05モル)、水40R1)、アセトニトリル40va 
l 、過硫酸アンモニウム3.4g(0,015モル)
および塩化ナトリウム5.8g(0,1モル)を仕込み
、70℃に加熱した後、空気雰囲気下に激しく攪拌しな
がら、Fe50*41)202.1g(0,0076モ
ル)を含む水溶液30n+ 1を滴下ロートで60分か
けて滴下した。その後、生成した下記式のジメチル−(
6−カルポキシー2−ナフチル)−カルビノール を高速液体クロマトグラフィーで定量した。結果を表4
にしめす。
手続補正書 昭和60年10月1日 2、発明の名称 ジメチルナフチルカルビノール類の製
造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称   (1)0)呉羽化学工業株式会社4、代理
人 住 所 東京都港区東新橋2丁目7番7号新橋国際ビル
8、?!正の内容 明細書を下記のとおり補正する。
+l)  第9頁第2行〜10行目に[酸化生成物とし
てジメチル−(6−イツプロピルー・−−−−−−−−
・・・−−−−−−−−一−−−−−カルビノールを主
目的物とするときは、」とあるを「酸化生成物として6
−イツプロピルーα、α−ジメチル−2−ナフタレンメ
タノール、α、α、at、ri−テトラメチル−2,6
−ナフタレンジメタツールおよび6−アセチル−α、α
−ジメチルー2−ナフタレンメタノールが生成するが、
これらのうち6−イツプロビルーα、α−ジメチル−2
−ナフタレンメタノールを主目的物とするときは、反応
条件は比較的緩和でよいが、6−アセチル−α7α−ジ
メチル−2−ナフタレンメタノールを主目的物とすると
きは、」に補正する。
(2)第13頁第1)行〜12行目に「ジメチル−(6
−イツブロビルー2−ナフチル)−カルビノール」とあ
るを[6−イツプロビルーα、α−ジメチル−2−ナフ
タレンメタノール」に補正する。
(3)第14頁第2行に「ジメチル−(6−アセチル−
2−ナフチル)−カルビノール」とあるを「6−アセチ
ル−α、α−ジメチルー2−ナフタレンメタノール」に
補正する。
(4)  第18頁第3行〜4行目に「ジメチル−(6
−アセチル−2−ナフチル)−カルビノール」とあるを
「6−アセチル−α、α−ジメチルー2−ナフタレンメ
タノール」に補正する。
(5)第21頁下から第3行〜2行目に「ジメチル−(
6−イソプロビル−2−ナフチル)−カルビノール」と
あるを「6−イソプロビル−α。α−ジメチル−2−ナ
フタレンメタノール」に補正する。
(6)第24頁下から第5行〜4行目に「ジメチル−(
6−アセチル−2−ナフチル)−カルビノール」とある
を「6−アセチル−α、α−ジメチルー2−ナフタレン
メタノール」に補正する。! (7)第27頁末行〜第28頁第1行目に「ジメチルー
(6−カルボキシ−2−ナフチル)−カルビノール」と
あるを「6−カルボキシ−α、α−ジメチルー2−ナフ
タレンメタノール」に補正する。
(8)第29頁表4における選択率を示す式中に「生成
したジメチル−(6−カルボキシ−2−ナフチル)−カ
ルビノールのモル数」とあるを[生成した6−カルボキ
シ−α、α−ジメチルー2−ナフタレンメタノールのモ
ル数」に補正スる。
□000

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ナフタレン環に少くとも1個のイソプロピル基を
    有するナフタレン誘導体を、極性有機溶媒中で過硫酸イ
    オンにより酸化することを特徴とするジメチルナフチル
    カルビノール類の製造方法。
  2. (2)ナフタレン環に少くとも1個のイソプロピル基を
    有するナフタレン誘導体を、極性有機溶媒中で第1鉄イ
    オンおよび/又は塩素イオンの存在下に、過硫酸イオン
    により酸化することを特徴とするジメチルナフチルカル
    ビノール類の製造方法。
  3. (3)極性有機溶媒が、アセトニトリル、アセトンおよ
    び酢酸から成る群から選択されるものである特許請求の
    範囲第(1)項乃至第(2)項のいずれかに記載の製造
    方法。
JP60159924A 1985-07-19 1985-07-19 ジメチルナフチルカルビノ−ル類の製造方法 Pending JPS6219545A (ja)

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