JPS62195054A - 焼付塗料用樹脂組成物 - Google Patents

焼付塗料用樹脂組成物

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JPS62195054A
JPS62195054A JP3650786A JP3650786A JPS62195054A JP S62195054 A JPS62195054 A JP S62195054A JP 3650786 A JP3650786 A JP 3650786A JP 3650786 A JP3650786 A JP 3650786A JP S62195054 A JPS62195054 A JP S62195054A
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JP
Japan
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resin
triazine
weight
acid
resins
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JP3650786A
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Noboru Ogoshi
小越 昇
Mitsuru Otsubo
大坪 満
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規にして有用なる塗料用樹脂組成物に関し、
さらに詳細には、特定のトリアジン系樹脂とアクリル樹
脂を必須の成分とする焼付塗料用樹脂組成物に関する。
〔従来技術とその限界〕
従来より自動車、冷蔵庫、洗濯機、鋼製家具、プレコー
トメタル等を対象とする焼付塗料には、アルキド樹脂や
アクリル樹脂を基体とするメラミン焼付塗料が使用され
ている。アミノアルキド樹脂塗料は低価格で、作業性が
良いことから最も汎用に使用されているが、アクリル樹
脂塗料も耐候性や耐薬品性にすぐれていることから自動
車のメタリック塗装や家電機器類の塗装をはじめ高級焼
付塗料として広く使用されている。しかし、塗料業界に
おいては、目下省資源、省エネルギー、さらには無公害
化の観点から塗料のハイソリッド化が強く要求されてい
る。これに伴い焼付塗料の基体をなすアルキド樹脂やア
クリル樹脂のハイソリラド化の研究が盛んに行われてい
る。ハイソリッド化の手法には多くのものがあり、一般
的にはポリマーの分子量を下げ、多官能性にする手法が
取られるが、ハイソリッド化するにつれて顔料の分散性
、硬化塗膜の物性、耐薬品性、耐溶剤性などの諸特性間
のバランスが取り難くなるという問題が生じ、特に、高
級焼付塗料のイメージを持つアクリル樹脂塗料において
はハイソリッド化の設計が難しい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、前記した従来型樹脂の筒内においてハイ
ソリッド化を図り、なおかつ、光沢や鮮映性がよく、し
かも、物性や耐薬品性、耐溶剤性等のバランスの取れた
樹脂設計を行なうことは困難であると判断し、鋭意、新
規樹脂の開発研究を行った結果、新規に開発したトリア
ジン系樹脂とアクリル樹脂との混合樹脂系において、前
記した高度な要求を充分満足する性質を有することを見
い出し、本発明を完成するに到った。
〔発明の構成〕
この発明を概説すれば、 (A)一般式 で示されるトリアジン系アミノ化合物とホルムアルデヒ
ドとポリオールとを、さらに必要に応じて一価アルコー
ルをも共縮合せしめて得られるトリアジン系樹脂、5〜
90重量%と (B)  水酸基、カルボキシル基、アミド基の内、少
くとも1種以上の官能基を分子中に含有するアクリル樹
脂、5〜80重量% (C)  アミノホルマリンの樹脂、5〜50重量%と
から成焼付塗料用樹脂組成物に関するものである。
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
まず、本発明になる焼付塗料用樹脂組成物を構成する各
成分から説明する。
(j)  (A)成分のトリアジン系樹脂について、本
発明の(A)成分であるトリアジン茶樹は、前掲の一般
式[1)で示されるトリアジン系アミノ化合物とホルム
アルデヒドとポリオールとを、さらに必要に応じて一価
アルコールをも共縮合せしめて調製される。
ここにおいて、前記したトリアジン系アミノ化合物とは
前掲の一般式〔■〕で示されるようなものを指称し、そ
のうちでも最も代表的な化合物はメラミン、ベンゾグア
ナミンまたはアセトグアナミンであるが、勿論、ホルモ
グアナミン、エチルグアナミン、プロピオグアナミンま
たはイソプロピルグアナミンも使用でき、これらのグア
ナミン化合物は単独でも二種以上の混合でも使用しうる
これらのグアナミン化合物は一般に、ジシアンジアミド
とニトリル化合物とから合成されるから〔たとえば、野
村、吉川、加倉井、好日; [有機合成化学J第24巻
、第2号、125頁(1966年)〕、二トリルの種類
によって置換基の異なる各種のグアナミンが得られる。
前記トリアジン系アミノ化合物はホルムアルデヒドと反
応してメチロール化合物を形成することはよく知られて
おり、当該化合物中のアミノ基の数により、反応するホ
ルムアルデヒドの上限モル数が決定される。
すなわち、一つのアミノ基に対しては2モルのホルムア
ルデヒドが付加して2個のメチロール基を生成するので
、トリアジン環に結合したアミノ基の数をnとすれば(
たとえば、グアナミン類の場合はn=2であり、メラミ
ン類の場合にはn=3である。)、最大20モルのホル
ムアルデヒドがこのトリアジン系アミノ化合物に付加反
応されることになる。
このさい、ホルムアルデヒドの使用量としては、前゛記
トリアジン系アミノ化合物の1モルに対してn=20n
になる範囲内が適当であり、nモル未満では後続するポ
リオールおよび一価アルコールとの反応性が低下するの
で好ましくない。逆に20nモルを超える場合には、得
られる共縮合物(トリアジン環含有ポリオール)中にお
ける遊離ホルムアルデヒド分(未反応分)が増加するこ
とになるので好ましくない。
特に好ましいホルムアルデヒドの使用量としては2n±
1 モルになる範囲内である。
本発明においては、上述したホルムアルデヒドのほかに
、アセトアルデヒド、プロピオアルデヒド、グリオキザ
ール、こはく酸アルデヒドまたはクロラールなどの各種
アルデヒド類を必要に応じて併用することは何ら差し支
えない。
、 本発明において、前記したトリアジン系アミノ化合
物と反応させるポリオールとして代表的なものには、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ブタンジオール
、ベンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサ
ンジオール、2.2.4−トリメチル−1,3−ベンタ
ンジオール、ビスフェノール類、水添化ビスフェノール
類またはハロゲン化ビスフェノール類、さらには以上に
掲げられた各種のジオールとアルキレンオキサイド類と
の付加化合物や各種のジオールまたはビスフェノール類
と多塩基酸類との反応によって得られるポリエステルジ
オールなどがある。これらジオール類は、三価以上のア
ルコールと併用しても良く、例えばグリセリン、トリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスリトールまたはソルビトー
ルなどの多価アルコール類、あるいはこれら多価アルコ
ール類とアルキレンオキサイド類との付加化合物や各種
の多価アルコール類またはビスフェノール類と多塩基酸
類との反応によって得られるポリエステルなどが併用さ
れる。
このほか、各種油脂類と各種ポリオールとのアルコーリ
シス反応生成物などの水酸基含有脂肪酸エステルポリオ
ール、または各種高級脂肪酸類と各ポリオールもしくは
エポキシ化合物とのエステル化反応生成物、さらには、
ひまし油なども使用できる。
さらに、前記した如きポリオールと脂肪酸および多価カ
ルボン酸との反応により得られるアルキドポリオールも
使用できる。この場合、脂肪酸として代表的なものには
、やし油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、サフラワー油脂肪酸
、大豆油脂肪酸、米糠油脂肪酸またはトール油脂肪酸な
どの天然油脂類より得られるもの、あるいはパーサティ
ック酸または「パモリーン(PAMOLYN)J  (
米国パーキュレス社製品)の如き合成脂肪酸などがあり
、他方、多価カルボン酸として代表的なものには無水フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸
、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル
酸またはアジピン酸などがある。
このほか、安息香酸やターシャリ−ブチル安息香酸など
を併用することは一向に差し支えない。
また前記したトリアジン系アミノ化合物と反応させる一
価アルコールとして代表的なものには、メタノール、エ
タノール、プロパツール、ブタノールがあり必要に応じ
て、他の一価アルコール、例えばアミルアルコールもし
くはオクタツールの=8= 如き脂肪族アルコール;シクロヘキサノールの如き脂環
式アルコール;またはベンジルアルコールの如き芳香族
アルコールをはじめ、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ルまたはテトラヒドロフルフリルアルコールの如き各種
エーテルアルコール類(セロソルブ類)などが使用でき
る。
前記した原料を用いて調製された本発明になるトリアジ
ン系樹脂は実質的に水酸基価が0であってもよいが、後
述する架橋剤としてのアミノホルマリン樹脂との反応性
を上げるためには、水酸基価は20〜400であること
が好ましい。
なお、本発明に用いられる前記トリアジン系樹脂(A)
の調製方法としては、たとえば特願昭58−14249
1号明細書に記載されているように、■ アルコキシメ
チル化トリアジン系アミノ化合物を出発原料とし、これ
とポリオールとを反応して得る方法と、 ■ トリアジン系アミノ化合物、アルデヒド類およびポ
リオールを、さらには必要に応じて一価のアルコールを
も同時に反応せしめる方法とがある。
(ji)  (B)成分のアクリル樹脂について、本発
明の(B)成分であるアクリル樹脂は、分子内に、水酸
基、カルボキシル基、アミド基のうちのいずれか1種以
上の官能基を含有したアクリル単量体と他ビニル単量体
との共重合によって調製される。
まず水酸基を有するアクリル単量体の代表的なものとし
ては、β−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、β
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、γ−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレートもしくはγ−ヒデ
ロキシブチル(メタ)アクリレートの如きヒドロキシ(
メタ)アクリレート類;ポリエチレングリコールモノ(
メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(
メタ)アクリレート、また、アミド結合を有するアクリ
ル単量体の代表的なものとしては(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、アルコキ
シ(メタ)アクリルアミド、ジメチルアクリルアミドも
しくはダイアセトンアクリルアミドなどがある。
さらに、カルボキシル基を有するアクリル単量体の代表
的なものとしては、メタクリル酸、アクリル酸、クロト
ン酸、フタール酸、無水マレイン酸、イタコン酸および
これらの塩基酸のモノエステル類などがある。
これら官能性単量体はいずれか1種以上用いればよいが
、通常カルボキシル基含有単量体をアクリル樹脂全体の
1〜5重量%となるように含有させた方が、相手成分の
トリアジン系樹脂やアミノホルマリン樹脂との相溶性の
幅を広げる意味と焼付時において、アクリル樹脂、アミ
ノホルマリン樹脂及びトリアジン系樹脂の硬化反応を促
進する酸としての内部触媒効果もあり、有利である。
また、これらの官能基含有アクリル単量体と共重合する
ビニル単量体の代表的なものとしては、メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(
メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレートも
しくはステアリル(メタ)アクリレートの如き各種アル
キル(メタ)アクリレート類;メトキシメチルエチル(
メタ)アクリレートもしくはテトラヒドロフルフリル(
メタ)アクリレートの如き各種エーテルエステル類;ジ
メチルイタコネート、ジエチルイタコネート、ジブチル
イタコネート、ジ−2−エチルヘキシルイタコネートの
如きジアルキルイタコネート類;またはスチレン、ビニ
ルトルエン、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート
、(メタ)アクリロニトリル、塩化ビニル、エチレン、
ビニルピロリドン、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、グリシジル(メタ)アクリレートなどがある。
前記単量体は、公知、慣用の手法によってラジカル重合
され、一般には、樹脂溶液の形で実用に供せられる。
また、本発明の(B)成分としてハイソリッド化や顔料
分散性、更には塗膜性能の向上を目的に、アクリル樹脂
中の官能基を利用して各種の他の樹脂による変性が行わ
れる。例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、セル
ロース・アセテート・ブチレート等へのグラフト共重合
体などが一例としてあげられ、本発明においては、これ
らの変性アクリル樹脂も対象となる。
(iii )  (C)成分のアミノホルマリン樹脂に
ついて、本発明の(C)成分であるアミノホルマリン樹
脂は、(A)および(B)成分の架橋剤であり、一般に
は、メラミン、グアナミン類、尿素とホルムアルデヒド
および炭素数1から4までの1価アルコールを公知、慣
用の手法によって縮合させて調製される。アミノホルマ
リン樹脂は用途に応じて適宜使い分けされるが、自動車
上塗り塗料用、家電塗料用、コイルコーティング塗料用
などの耐候性や保色性を重視する分野にはメチル化メラ
ミン樹脂、ブチル化メラミン樹脂などのメラミン樹脂が
有利である。
前記したように、本発明は1へリアジン系樹脂(A成分
)、アクリル樹脂(B成分)、アミノホルマリン樹脂(
C成分)を必須の構成成分とする焼付塗料用樹脂組成物
に関するものであるが、塗料成分として通常使用される
他の成分を必要に応じて使用されることはいうまでもな
い。例えば、付着性、耐薬品性を改良する目的でエポキ
シ樹脂(エピクロン1050、大日本インキ化学工業■
製など)などを配合したり、展色剤として有機系、無機
系の顔料、硬化触媒、レベリング剤、分散剤、酸化防止
剤、消泡剤などが使用される。
次に、本発明になる焼付塗料用樹脂組成物における各成
分の組成割合について説明する。
本発明の焼付塗料用樹脂組成物に前記した(A)成分と
しての1−リアジン系樹脂を5〜90重量%、(B)成
分としての水酸基、カルボキシル基、アミド基の内、少
くとも1種以上の官能基を分子中に含有するアクリル樹
脂を5〜80重量%、(C)成分としてのアミノホルマ
リン樹脂を5〜50重量%配合(全配合量100重量%
)せしめることによって調製される。各成分中、(C)
成分であるアミノホルマリン樹脂は、(A)成分および
(B)成分に対する架橋剤であり、5〜50重量%の範
囲で使用される。
5重量%以下では硬化性が低く、160℃以下の焼付温
度で硬化させることが難しくなる。また、50重量%以
上では硬化塗膜は極めて脆くなり、実用性に欠ける。一
般的には、10〜30重量%の範囲で使用することが好
ましい。
一方、本発明の樹脂組成物の基本をなす(A)成分およ
び(B)成分は、夫々5〜90重量%および5〜80重
量%の範囲で使用される。
(A)成分であるトリアジン系樹脂が5重量%未満では
、トリアジン系樹脂の持つ顔料分散性やハイソリッド化
の特徴を出し難く、また90重量%以上では(B)成分
であるアクリル樹脂の配合比率が少な過ぎ、耐汚染性、
耐候性、硬度等のアクリル樹脂本来の特徴をもたせるこ
とができない。
以上の理由から各成分の好ましい配合比率は(A)成分
20〜60重量%、(B)成分30〜50重量%、(C
)成分10〜30重量%である。
また、本発明になる焼付塗料用樹脂組成物は、まずトリ
アジン系樹脂単独か若しくは、トリアジン系樹脂にアク
リル樹脂の一部をブレンドしたもので顔料の練肉を行い
、次いでこれを顔料分散体として、アクリル樹脂やメラ
ミン樹脂を混合して塗料を調合する方法が好ましい。
この理由は、トリアジン系樹脂がアクリル樹脂に比べて
顕著に顔料分散性にすぐれており、しかも、各種のアク
リル樹脂との相溶性が良いので、塗料調合」二、大変便
利であるからである。かくして、本願の塗料組成物は、
自動車、家電、プレコートメタル、鋼製家具、缶コーテ
ィング等広範囲な焼付塗料分野に利用される。焼付条件
は、120〜150℃、20分程度で充分であるが、最
終用途や目的に応じて、より高温短時間焼付けや、より
低温硬化させることも可能である。この場合、必要に応
じ、各種の酸性触媒、例えば、無水フタル酸、無水マレ
イン酸、テトラクロロ無水フタル酸等、または、これ等
のアルキルハーフェステル類、トリクロロ酢酸、P−ト
ルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、アルキルナフ
タリンスルホン酸等の有機酸類、鉱酸および燐酸エステ
ル類およびこれ等のアミン塩等を使用すると硬化が促進
されるという効果がある。
〔実施例〕
次に、本発明を参考例、実施例により更に詳しく説明す
るが、本発明はその技術的思想を逸脱しない限り、これ
ら実施例に限定されるものではない。
なお、以下において、「部」は特に断りのない限り、全
て重量基準である。
参考例1(多価アルコール変性トリアジン樹脂の調製)
ネオペンチルグリコール45.7部、無水フタル酸25
.6部、イソフタル酸28.7部を240℃で常法によ
りエステル化反応を行い、ポリオールAを得る。
ポリオールAを62.6部、サイメル#300 (三井
東圧化学■製品、ヘキサメトキシメチロールメラミン)
を24.4部、ネオペンチルグリコール13.1部、キ
シシン8.0部を120℃で8時間脱メタノール反応を
行い、生成物をキシレン/セロソルブアセテ−1〜(重
量比171)混合溶剤で希釈し、不揮発分70.8、粘
度(ガードナー25℃)Y、酸価3.3、水酸基価11
2の樹脂を調製した。
参考例2(多価アルコール変性トリアジン樹脂の調製)
ひまし油9.3部、ネオペンチルグリコール41.0部
を2408Cで常法によりエステル交換反応させ、これ
に、無水フタル酸23.4部、イソフタル酸26.3部
加え、常法によりエステル化反応を行ってポリオールB
を得る。ポリオールBを62.6部、サイメルtt30
024.4部、ネオペンチルグリコール13.1部、キ
シレン8.0部を120℃で8時間、脱メタノール反応
を行い、生成物をキシレン/セロソルブアセテート(重
量比1/1)混合溶剤で希釈し、不揮発分70.2%、
粘度T−U、酸価3.8、水酸基価105の樹脂を調製
した。
参考例3(多価アルコール変性トリアジン樹脂の調製)
参考例1で、ポリオールAの代りにジプロピレングリコ
ール21.0重量部使用した以外は同様の反応により不
揮発分70.1%、粘度X、 −Y、水酸基価240の
樹脂を調製した。
参考例4(多価アルコール変性トリアジン樹脂の調製)
参考例1で、サイメル#300の代りに二カラツクMX
−40(日本カーバイI−@製メチル、ブチル混合エー
テル化メラミン樹脂)を等重量部使用した以外は、同様
な反応しこより不揮発分70.0%、粘度x−y、酸価
2.7、水酸基価136の樹脂を調製した。
参考例5(多価アルコール変性トリアジン樹脂の調製)
サイメル#300474部、トリメチロールプロパン5
4部、1,6−ヘキサンジオール284部、トルエン1
38部、無水フタル酸モノブチルエステル1部を120
℃で15時間、反応によって生成するメタノールとトル
エンとの混合体を留去しつつ反応させ、生成物をセロソ
ルブアセテート300部で希釈し、不揮発分70.9%
、粘度■−W、水酸基価168の樹脂を調製した。
参考例1〜5で調製したトリアジン系樹脂を用いて第1
表から第5表に示される配合組成比により(固形分重量
部比)、焼付塗料用樹脂組成物を=19− 調製した。第1表〜第5表の塗料組成物の調製には、キ
ジロール/ツルペッツ#100/セロソルブアセテート
/n−ブタノール: 60/20/10/1.0(重量
比)を使用した。
次に調製したそれぞれの塗料を亜鉛処理鋼板に塗布し、
しかるのち110℃、130℃、150℃又は170℃
でそれぞれ20分間焼付けを行なって硬化塗膜を得、そ
れぞれの塗膜について性能比較を行なった。
結果を第1〜第5表に示す。また、第1表に、同表に示
される配合組成比により調製したそれぞれの塗料組成物
の粘度をフォードカップ#4で30秒に揃えてハイソリ
ッド塗料となした場合の粘度(秒数)と不揮発分との関
係を示す。さらに第6表に、同表に示される配合組成比
により調製したそれぞれの塗料組成物の粘度をフォード
カップ#4で30秒に揃えてハイソリッド塗料となした
場合の、(A)成分であるトリアジン系樹脂と(B)成
分であるアクリル樹脂の混合比率と不揮発分との関係を
示す。
第1表〜第5表に示されるように、本発明になる焼付塗
料は光沢、肉持ち性等塗膜外観が優れており、又、第1
表及び第6表よりハイソリッド塗料とした場合、一定精
度において本発明の塗料組成物の不揮発分が高くなって
いる事が判明する。
なお、前記したハイソリッド化の点、即ち本発明の焼付
塗料用樹脂組成物が、ハイソリッド塗料として調製され
ることをさらに明確にするため、第1表で示すような配
合組成比により焼付塗料用樹脂組成物を調製した塗料に
ついての希釈粘度曲線を第1図に、第6表で示すような
配合組成比により焼付塗料用樹脂組成物を調製した塗料
についてのトリアジン系樹脂の混合比率〔(トリアジン
系樹脂とアクリデック54−630)の総量に対する比
率(固形分比)〕とNV(不揮発分)の関係を第2図に
示す。
第1図に示された塗料組成物の調製には希釈剤としてキ
シレン/ツルペッツ#100/セロソルブアセテート/
n−ブタノール=60/20/10/10 (重量部比
)を使用した。
第2図に示された塗料組成物の調製には、希釈剤として
キシレン/セロソルブアセテート=5o150 (重量
部比)を使用した。第1図において、実施例及び比較例
の樹脂組成物に対応する曲線は、次の通りである。
実施例−2−一〇−−〇−一 実施例−4−−ムーームーー 比較例−1−−・−−の−一 (以下余白) 第1表 第2表 第3表 第4表 第5表 (注)第1表〜第5表において、使用市販品、使用希釈
溶剤、試験条件、判定方法及び判定基準などの具体的内
容は、次に示す通りである;H,)アクリデックA−4
05大日本インキ化学工業■製熱硬化性アクリル樹脂、
不揮発分=50±1%、粘度(カードナー25℃)=T
−W、色数(ガードナー)=最大で2、酸価=4−8、
溶剤=キジロール、ブタノール [2)スーパーベッカミンJ−820−60、大日本イ
ンキ化学工業■製、ブチル化メラミン樹脂、不揮発分=
60±2%、粘度(ガードナー25℃)=Q−T、色数
(ガードナー)=最大で1、酸価=最大で1 ×3)タイベーク R−580石原産業■製ルチル型酸
化チタン 試験条件: J I S −K−5400に準じた。
膜厚(μ):ケラト科学研究所■、電磁微厚計鉛筆硬度
:三菱ユニ鉛筆によるキズ(左側に示す)及びヤブレ(
右側に示す) の硬度を表示 ラビング性:脱脂綿にキシレンをひたし、下地がでるま
でラビングし、その回数 を表示 光   沢二東京電色■のグロスメータで測定、鏡面6
0゜ 鮮 映 性二目視判定 肉 持 性:目視判定 判定基準:鮮映性、肉持ち性については、次の評価判定
によった。
◎二全く異状を認めず ○:僅かに変化あり したがって◎−〇は殆ど異状は認められないが、注意を
払って見ると変化が確認されるものを意味する。
第6表 14)アクリデック54−630  大日本インキ化学
■製、2液型ウレタン塗料用アクリル樹脂、不揮発分=
60±1%、水酸基価=55、酸価=6〜8、溶剤=ト
ルエン、キジロール、酢酸ブチルX5)トリアジン系樹
脂 大日本インキ化学■製、参考例−1のもの ×6)混合溶剤=キジロール/セロソルブアセテート=
50150 (重量比) 〔発明の効果〕 本発明になる焼付塗料用樹脂組成物は、特定のトリアジ
ン系樹脂、アクリル樹脂、及びアミノホルマリン樹脂を
組合せてなるものであるが、特にトリアジン系樹脂を配
合することにより、トリアジン系樹脂のもの、トリアジ
ン構造、分子量、多官能性から硬度、耐候性、肉持ち性
、外観光沢、相溶性などの特性に優れた改善効果をもた
らすことができる。さらには本発明になる焼付塗料用樹
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明になる焼付塗料用樹脂組成物から調製
した塗料の希釈粘度曲線を、第2図は、本発明になる焼
付塗料用樹脂組成物から調製した塗料のトリアジン系樹
脂の混合比率と不揮発分の関係を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔但し、式中のXは−H、−CH_3、−C_2H_5
    、−C_3H_7、−C_6H_5または−NH_2を
    表わす。〕で示されるトリアジン系アミノ化合物とホル
    ムアルデヒドとポリオールとを、さらに必要に応じて一
    価アルコールをも共縮合させて得られるトリアジン系樹
    脂、5〜90重量%と、 (B)水酸基、カルボキシル基、アミド基の内、少くと
    も1種以上の官能基を分子中に含有するアリル樹脂、5
    〜80重量% (C)アミノホルマリン樹脂、5〜50重量%とから成
    る焼付塗料用樹脂組成物。
JP3650786A 1986-02-22 1986-02-22 焼付塗料用樹脂組成物 Pending JPS62195054A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021130750A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 日油株式会社 密着性向上樹脂用添加剤および樹脂組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021130750A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 日油株式会社 密着性向上樹脂用添加剤および樹脂組成物

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