JPS62194987A - 自動二輪車のスイングア−ム式前輪懸架装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はスイングアームを介して前輪を操舵自在に懸架
する自動二輪車に関する。

（従来の技術） 前輪をナックルアームで支持し、車両中間部から前方に
上下一対のスイングアームな延出し、車両中心線上且つ
前輪の上方で前記スイングアーム前端とナックルアー１
・とを操舵自在に枢支した自動二輪車は、特開昭５４−
１０２７３９号及び特開昭５７−１５０８７号において
既に知られている。

そして、前輪の上方でナックルアームを支持する上スイ
ングアームを、特開昭５４−１０２７３９号では三角フ
レームで構成し、また特開昭５７−１５０８７号では平
面視Ａ字状を呈するＡ形フレームで構成している。

（発明が解決しようとする問題点） そのため従来の自動二輪車では、前輪の上方に例えばラ
ジェータ等のエンジン補機類や、排気管等のエンジン構
成部材を配設する場合、三角フレームやＡ形フレームか
らなるスイングアームによりスペース的に制約を受ける
不具合があった。

本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発
明の目的とする処は、前輪の上方でナックルアームを支
持するスイングアームにより制約を受けず１例えばラジ
ェータや排気管の他の部材を配設する上で有利な自動二
輪車のスイングアーム式前輪懸架装置を提供するにある
。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記目的を達成するため、スイングアーム（１
３）を、車両中心線（５７）より車幅方向一側方に偏位
させた箇所で前後方向に延出し、前端（６７）をナック
ルアーム（１１）に、後端（ＢＩＤ）を前記車両中間部
に夫々枢支し。

前記スイングアーム（１３）の車幅方向他側方で前輪（
３）の上後方の空間部（８９）、（１８３）にラジェー
タ（７３）、排気管（＋８５）等の他の部材を配設した
。

（作用） 車幅方向一側方に偏位して配設したスイングアーム（１
３）の車幅方向他側の空間部（８９）　、（１８３）に
、ラジェータ（７３）、排気管（７Ａ）等のスイングア
ーム（！３）以外の部材をスイングアーム（１３）に干
渉することなく配設できる。

（実施例） 以下、本発明の好適一実施例を添付図面に従って説明す
る。

第１図は自動二輪車の概略側面図、第２図は上スイング
アーム部分の平面図を示す。

（１）は自動二輪車、（３）は前輪、（５）は後輪で、
前後に突出する気筒（７Ａ）　、（７Ｂ）を備えるＶ型
エンジン（７）は前後輪（３）、（５）の間に配設する
。

前輪（３）のアクスル（９）はナックルアーム（１１）
で回転自在に支持し、ナックルアーム（１１）はエンジ
ンケース（７Ｃ）の前部から前方に延出する上下のスイ
ングアーム（１３）、（１５）を介してリーディング式
に且つ片持ち式に懸架支持し、後輪（５）はエンジンケ
ース（７Ｃ）の後部から後方に延出するリヤフォーク（
１７）を介して懸架支持する。

エンジン（７）の下部及び後部には夫々緩衝器（１９）
、（２１）を配設し、下スイングアーム（１５）と緩衝
器（１９）とをアーム（２３）を介して連結し、リヤフ
ォーク（１７）と緩衝器（２１）とをプログレジブリン
ク機構（２５）を介して連結する。

前記ナックルアーム（１１）は前輪（３）の内側でアク
スル（９）を片持ち式に支持する下部（ＩＩＡ）と、下
部（ＩＩＡ）から外側方に湾曲しつつ上方に延出する延
出部（ＩＩＢ）と、延出部（ＩＩＢ）端で前輪（３）の
上後方に位首する上端部（ＩＩＧ）とで構成し、下部（
ＩＩＡ）にはブレーキキャリパ（２７）を取着する。

曲記上ドのスイングアーム（１３）　、（１５）は夫々
軸（２９）、（３１）を介して基部をエンジンケース（
７Ｃ）に枢支し、先部をナックルアーム（１１）の上部
（ＩＩＣ）と下部（ＩＩＡ）にジヨイントを介して転舵
可能に枢支し、前記エンジンケース（７Ｃ）の前部と上
下のスイングアーム（１３）　、　（１５）とナックル
アーム（１１）とでリンク運動機構（３３）を構成する
。

ハンドル（３５）はハンドルボス）　（３７）を介して
回転自在に支持し、前輪（３）の操舵はハンドル（３５
）操作によりリンク（３９）、（４１）、（４３）から
なるステアリングリンク機構（４５）を介し転舵軸（４
７）を中心にナックルアーム（１１）と一体に前輪（３
）を転舵することで行う。

前記ハンドルポスト（３７）はエンジンケース（７Ｃ）
に結合したモノコックボディ（４９）で支持（４９ａ）
　。

（４９ｂ）　　Ｌ、前後の気筒（７Ａ）　、　（７Ｂ）
テ画成さレルｖバンクスペースには気化器（５１）　、
（５１）を配設し、ハンドル（３５）の後方で気化器（
５１）、（５１）の−に方にエアクリーナ（５３）を配
設し、エアクリーナ（５３）の後方に燃料タンク（５５
）を配設する。

前記」下スイングアーム（１３）は前輪（３）の転舵軸
（４７）を通る前後方向の車両中心線（５７）から車幅
方同左側に偏位させた第１アーム（６１）と、第１アー
ム（６１）から分岐する第２アーム（６３）とで構成す
る。

前記第１アーム（６１）は車両中心線（５７）と間隔を
おき且つ車両中心ｍ　（５７）に略平行して前後方向に
直線的に延出する縦部（６１Ａ）と、縦部（８１＾）の
前端から湾曲部（８１Ｂ）を介して車両中心線（５７）
側に斜めに延出する傾斜部（ｅｔｃ）とで構成する。

前記縦部（ｅｌＡ）後端の取付部（８１０）はエンジン
ケース（７Ｃ）に軸支し、傾斜部前端（１３１Ｅ）はジ
ヨイント（６５）、軸（６７）を介してナックルアーム
上端（ＩＩＣ）に結合する。

前記第２アーム（６３）は第１アーム（６１）の縦部（
ＥＩＩＡ）の前端寄り箇所から車幅方向に沿って右方に
延出する横部（８３Ａ）と、横部（８３Ａ）の外端から
湾曲部（１３３Ｂ）を介して後方に延出する縦部（８３
（：）とで構成し、縦部（８３Ｇ）後端の取付部（ｅ３
ｒ）をエンジンケース（７Ｃ）に軸支する。

そして実施例では第１アーム（８１）の傾斜部（ｅｔｃ
）及び縦部（ＥｉｌＡ）前端の右側方で、且つ第２アー
ム（８３）の横部（８３Ａ）の前方に空間部（６９）を
画成し、また、第１．第２アーム（８１）、（８３）の
縦部（８１Ａ）。

（Ｅｉ３Ｇ）の間で横ｉ　（８３Ａ）の後方に空間部（
７１）を画威し、空間部（６９）にラジェータ（７３）
を配設し、空間部（７１）にエンジン（７）の前気筒（
７Ａ）を配設した。

本実施例は前記のように構成し、上スイングアーム（１
３）を車両中心線（５７）から車幅方向一側方に偏位さ
せた第１アーム（６１）と、第１アーム（６１）から分
岐する第２アーム（６３）とで構成し、第１アーム（Ｂ
１）の車幅方向他側に空間部（８９）、（７１）を画成
したので、これら空間部（８９）　、（７１）を利用し
チラシエータ（７３）やエンジン（７）の前気筒（７Ａ
）をスイングアーム（１３）に干渉することなく配設で
きる。更にラジェータ（７３）を前輪（３）の上後方の
旧スイングアーム（１３）相もの高さに低く配設できる
ので、エアクリーナ（５３）の容量を大きく確保し。

ハンドル（３５）を下げることも可能となる。

次に第３図、第４図を参照して本発明の第２゜第３実施
例を説明する。

第３図及び第４図は夫々第２、第３実施例に係るスイン
グアーム部分の平面図を示す。

第２実施例に係るスイングアーム（１３Ｇ）では第２ア
ーム（１８３）の横＠ｌ、（１８３Ａ）の長さを前記ス
イングアーム（１３）よりも短くし、第２アーム（１１
３３）の縦部（ｔｅ３ｃ）を車両中心線（５７）の左側
に偏位させた。

そして第１アーム（１８１）の傾斜部（１８１ｃ）の右
側方に空間部（１８１）を、第２アーム（１８３）の縦
部（１８３Ｇ）の右側方に空間部（１８３）を夫々画成
し、空間部（１８１）、（１８３）に夫々ラジェータ（
７３）、前気筒（７Ａ）の排気管（１８５）を配設した
。

第３実施例に係るスイングアーム（２３０）では、第１
アーム（２Ｅｉｌ）の縦部（２８１Ａ）の前部寄りに湾
曲部（２８１Ｆ）を形成して該湾曲部（２８１Ｆ）より
後方に位置する縦部（２ｅｌＡ）の部分（２ｅｌＧ）を
前記第１．第２実施例よりも更に車幅外方に偏位させ、
且つ湾曲１　（２８３Ｆ）を介して前記縦部部分（２８
１Ｇ）と対称的に第２アーム（２６３）を分岐させた。

第３実施例では第１．第２アーム（２８１）　、（８３
）の右側方に空間部（２８１）を画成し、空間部（２８
１）にラジェータ（７３）を配設した。

尚実施例においては他の部材としてラジェータ、排気管
を示したが、他の部材は例えばエアクリーナ等の吸気系
部材やプリーザタンク、燃料タンク等であってもよい。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように本発明によれば、車幅方向
一側方に偏位して配設したスイングアームの他側方で且
つ前輪の上後方にスイングアームに干渉することなくラ
ジェータや、排気管等の他の部材を配設することができ
、車両をコンノぐクトにすると共に、該部材位置を低く
して低重心化を図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動二輪車の概略側面図、第２図は１：スイン
グアーム部分の平面図、第３図及び第４図は夫々第２、
第３実施例に係るスイングアーム部分の平面図である。 （１）は自動二輪車、（３）は前輪、（５）は後輪、（
７）はエンジン、（１３）は上スイングアーム、（１５
）は下スイングアーム、（６１）は第１アーム、　（６
３）は第２アーム、（Ｅ１９）　、（７１）は空間部で
ある。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）前輪をナックルアームで回転自在に支持し、 車両中間部から前方にスイングアームを延出し、 車両中心線上且つ前輪の上方で前記スイングアーム前端
   とナックルアームとを操舵自在に枢支した自動二輪車に
   おいて、 前記スイングアームを、車両中心線より車幅方向一側方
   に偏位させた箇所で前後方向に延出し、前端をナックル
   アームに、後端を前記車両中間部に夫々枢支し、 前記スイングアームの車幅方向他側方で前輪の上後方の
   空間部にラジエータ、排気管等の他の部材を配設したこ
   とを特徴とする自動二輪車のスイングアーム式前輪懸架
   装置。
2. （２）前記スイングアームは、 車両中心線より車幅方向一側方に偏位させた箇所で前後
   方向に延出し、前端をナックルアームに、後端を前記車
   両中間部に夫々枢支した第１アームと、 前記第１アームの長手方向中間部から車幅方向他側方に
   分岐し、後端を前記車両中間部に枢支した第２アームと
   で構成されている前記特許請求の範囲第１項記載の自動
   二輪車のスイングアーム式前輪懸架装置。