JPS62194475A - 静止誘導機器の内部放電監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は変圧器等の静止誘導機器内で発生する内分放
電を監視する装置に関する。

〔従来の技術〕

変圧器等の静止誘導機器内部に発生した内部放電（部分
放電）を検出する方法としては、第３図に示す如く、静
止誘導機器１のタンク接地線２にコロナパルス検出器３
を取付けて電気回路に発生する電気パルスを検出する電
気的方法と、静止誘導機器１のタンク壁１ａに形成され
た開口部に取付枠■を介して超音波が減衰しにくい性質
の部材５を取付けて構成した検出器取付部に超音波検出
器６を設けて該超音波検出器６で部分放電による超音波
を検出する音響的方法とが知られており、従来は、超音
波検出器６の出力を増幅器７で増幅した超音波信号とコ
ロナパルス検出器３が出力するコロナパルス信号とをブ
ラウン管オシロスコープ８に導いて波形観測し、内部放
電を監視するようにし、コロナパルス信号と超音波信号
との検出時間差を測定して部分放電の位置標定を行うよ
うにしている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上記コロナパルス信号は静止誘導機器内で発
生した部分放電の電荷量以外に外部で発生した放電電荷
量も含んでいるため、コロナパルス信号によって部分放
電電荷量の正確な値を測定することが困難であると問題
があった。

この発明は上記問題を解決するためになされたもので、
外部放電によるノイズの侵入を防止して従来に比し正確
に内部放電の電荷量を測定することができる静止誘導機
器の内部放電監視装置を得ることを目的とする。

Ｃ問題を解決するための手段〕 この発明は上記目的を達成するため、内部放電を検出す
る複数個の超音波検出器が出力する検出信号の出力順位
第１位と第２位の出力時間差を測定する時間差測定器、
上記出力順位第１位の出力の最大振幅を測定するピーク
検出器、上記時間差と上記出力順位第１位の出力を発生
した超音波検出器の上記所定部位に基づき該所定部位か
ら内部放電発生位置までの距離を演算する距離演算器、
上記最大振幅と上記距離に基づき内部放電電荷量を演算
する電荷量演算器及び該演算器の出力を表示する表示装
置を具える構成としたものである。

〔作用〕

この発明では、越音波信号の大きさと基準位置から部分
放電位置間距離を用いて部分放電電荷量を演算により測
定するので、外部放電によるノイズの侵入を防止し、機
器内部における部分放電電荷量の測定精度を高めること
ができる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図である。

同図において、６−１．６−２、・・・５−ｎは超音波
検出器であって、静止誘導機器１のタンク壁１ａの高さ
方向に所定間隔を隔てて該タンク壁１ａに部材５を介し
て取付けられている。この部材５は、図示されていない
が、第３図で説明した取付枠４に固着されている。超音
波検出器６−１．６−２、・・・６−ｎが出力する超音
波信号はそれぞれ増幅器７−１．７−２、・・・７−ｎ
を通して時間差測定器９に導かれると共にピーク検出器
１０に導かれる。時間差測定器９は超音波検出器６−１
．６−２、・・・５−ｎが出力する超音波信号の出力順
位（検出順位）を判定して最初に到来した超音波信号（
これを第１検出Δｔを測定する。ピーク検出器１０は上
記第１検出信号の最大振幅Ｐを測定する。

１）は距離演算器であって、時間差測定器９が測定した
時間差Δｔと、第１検出信号及び第２検出信号が導かれ
、上記Δｔと、第１及び第２検出信号を出力した超音波
検出器の位置に基づき、第１検出信号を出力した超音波
検出器の位置から部分放電個所までの距離ｌを演算する
。１２は電荷量演算器であって、超音波信号の大きさに
対する部分放電電荷量を距離をパラメータとして予め測
定したデータを有しており、距離演算器１）が演算した
距離ｌと最大振幅Ｐから部分放電電荷量Ｑを演算する。

この演算値は判定器１４において、設定値と比較され該
判定器１４は上記演算値が該設定値を越えた場合には静
止誘導機器の異常、設定値以下の場合には正常と判定す
る。１３は表示装置であって、電荷量測定器１２が演算
した部分放電電荷量Ｑと判定器１４の判定結果を表示す
る。

この構成においては、部分放電電荷量を、予め測定して
おいた、越音波信号の振幅に対する部分放電電荷量の距
離をパラメータとするデータを有する電荷量演算器１２
に超音波信号最大振幅Ｐと距離ｌを導いて部分放電電荷
量Ｇを求めるので、コロナパルス検出器を用いる従来の
場合きょうなノイズの侵入がないので、部分放電電荷量
を正確に測定することができる。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明した通り、部分放電を音響的に検出
し該検出信号を演算処理して部分放電電荷量を測定する
構成としたことにより、機器の外部で発生した放電によ
るノイズの混入を防止することができるきので、従来の
電気的検出手段を併用する場合に比し、機器内部で発生
した部分放電の電荷量を正確に測定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示すブロック図、第２図は
上記実施例の動作を説明するための波形タイムチャート
、第３図は従来の部分放電検出手段を説明するだめの回
路図である。 図において、１ａ・−タンク壁、６−１．６−２・・・
・６−ｎ−超音波検出器、９一時間差測定器、１０−ピ
ーク検出器、１）−距離演算器、１２−電荷量演算器、
１３−表示装置、１４−判定器 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）静止誘導機器タンク壁の複数の所定部位にそれぞ
   れ取付けられて該静止誘導機器の内部放電を検出する複
   数個の超音波検出器、これら超音波検出器の出力が導か
   れ出力順位第１位と第２位の出力時間差を測定する時間
   差測定器、上記超音波検出器の出力が導かれ上記出力順
   位第１位の出力の最大振幅を測定するピーク検出器、上
   記時間差と上記出力順位第１位の出力を発生した超音波
   検出器の上記所定部位に基づき該所定部位から内部放電
   発生位置までの距離を演算する距離演算器、上記最大振
   幅と上記距離に基づき内部放電電荷量を演算する電荷量
   演算器及び該演算器の出力を表示する表示装置を具える
   ことを特徴とする静止誘導機器の内部放電監視装置。
2. （２）電荷量演算器が、超音波振幅に対する部分放電電
   荷量を距離をパラメータとして予め測定したデータに基
   づき部分放電電荷量を演算することを特徴とする静止誘
   導機器の内部放電監視装置。
3. （３）電荷量演算器の演算結果を設定値と比較して静止
   誘導機器の正常・異常を判定する判定器を有し、判定結
   果が表示装置により表示されることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項または記載の静止誘導機器の内部放電監
   視装置。