JPS62194351A - 建築用の柱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、ビル等の建築に伴う柱の施工にあたってそ
の工期を短縮し経費の節減をはかり、更になんらの特殊
技術を要することなく完べきな仕上り外観を持つ柱を造
り上げる技術に関するものである。

（従来の技術） これまでの技術では、たとえば鉄筋コンクリート造りの
ビル建築の場合を例にとれば、まず床面かう垂直に立ち
上っている柱筋を中心にしてその回りに所定の寸法、形
状によるコンクリート型ワクを所定の高さまで組み上げ
る。次に上方から生一つり０ コンクリートを流し込んで固める。その後で型ワクを取
り外すという工法である。従って、型ワクを外したあと
の表面は生コンクリートの地ハダそのままであるから、
建物全体の最終仕上げ工程で表面の仕上げ装飾が必要に
なるのは当然である。

そのため従来の技術方法では解決困難な様々な問題欠点
がそこに存在する。

（発明が解決しようとする問題点） 従来技術による柱表面の仕上げ（装飾）の方法としては
、それぞれの仕様予算に応じて車なる塗装からタイルや
クロス張り、樹脂吠付や化粧合板や大理石等の石材や人
造（模造）石張り等の高級なものまで様々である。何れ
にしても多勢の左官塗装、石工など職人や特殊な技能者
の手を借りねばならず、はとんどの場合が建物全体の完
−［引渡し前の突貫五事となるために、しばしば納期の
問題や、少なからぬ予算超過の原因となることが多い。

のみならず、時に丸型柱や段付の高級品の場合には、た
だの一度で使い捨てになるにもかかわらず特別注文の型
ワクにばく大な費用を要し、その什−１二げに天然大理
百等を使用すれば煎論のこと例え人命天理５（テラゾー
）仕−Ｌげであっても、更にその型ワクまでものらねば
ならす、その予算は極めて高価なものになる。しかもそ
れらは一本の柱を継ぎ目無しで仕上げることは、従来技
術ひはとうてい望むべくもない。通常、長さ方向では４
〜５分割、輪切り方向で少くとも２〜４分割して型を凸
る必要がある。そのため装飾材の寸法形駄、真円度や平
行度は完全でないため現場合せによる手直しや凸り替え
は常識である。それでも合せ目や目地の仕上げで完べき
を期すことは、最高級の技術者の手を泊わせても至難な
ことである。

従って施［する側からすれば、特別ｆｒｍ合か、余はど
！〃、い切った工期と予算の裏付でもない限り敬遠した
くなるのも当然のことといえる。これは、柱というもの
の構造上、現場施工する限り常に中から外へ、また下か
ら」二に向ってという工法をとらざるを得ない為の宿命
ともいえるものである。

（問題点を解決するための手段） 以上、従来技術の持つすべての問題点を解決するだめに
本発明では、現場で柱を１告り−にげるとい真上から冠
せ入れるという工法をとるものである。

この場合でも柱素材としては、中空の内部に注入される
生コンの内圧力こ耐え得るものでありさえすれば、従来
から使われているものは何でも使用可能なことはもち論
だが、ここでは例として、装飾柱とｌノでは最も難しく
高級なものとされているへ蒔大理石（テラゾー）の表面
を時っ段（（１柱の場合を説明する。本発明によるもの
では一部の材について全く継ぎ目前しで施［することに
なるが、これは従来の方法技術では、技術的にもまた予
算面からも、とうてい不可６ｇとされているものに属す
る。以下図面により詳述する。

（実施（匍 第１図（Ａ） 流し込みバ・イブレーション若ｊノくけ遠心工法によっ
て製屯された所定の長さ直径、肉厚を持つコンクリ−１
〜製中空のパ、イブ（１）　（大口径のものでは鉄筋入
り）を研削トイレ（２）により円筒研削加工する。混入
されている骨材若しくはタネ石の硬度によってはダイヤ
モンドチップをろう付した刃物を１ψ用する。およそ３
〜５ミリはど削り込んだところでタネ石（４）が露出す
るから、更に粒度の細いト′イシを数種類使ってツヤ出
し研磨を施す。最後に研磨剤を使用して羽布仕−ト−げ
する。

これでテラゾー表面をもった円筒駄の中空の柱材が完成
する。タネ石の色調に合せた染料を白色セメントに混込
すれば効果的で、このままでも装飾円柱として充分使用
に胴える外観を備えている。

（３）は現場でのつり上げ用のフックである。

第１図（１）） ＜Ａ）によって出来た柱に、更に様々な彫刻や装飾用の
段を彫り込めばいっそう高級なものになる。

＠切り方向の切り込みは円筒研削法で、また長さ方向の
彫刻は平面研削用のトイレで切り込１）が、ミゾの扇や
形駄は、ダイヤモンドドレッサーで成形した１−イシを
使うことにより自由に選択出来るから好みのデザインで
加二「が可１ｍである。

第１図（Ｃ） 円柱のみでなく、門、六、角や面をり柱も同様にＩ′ｉ
Ｊ１ｍである。この場合はヅ面研削法で１〜インはワン
型（ダイヤモンドチップが使い良い。もち論様々なデザ
インの彫刻も同様Ｇこｐｌ能“Ｃある。

第２図 以−ヒにより完成ｌ）た柱（１）は、輸送中表面に傷が
つかないように丈夫な保護皮膜（７）を施し現場に送る
。つり上げ用のフック（３）によりタレ・−ンで柱ｉｆ
？１（６）の真−にから冠１士入れて床面（１０）に降
し所定の位置に安定さける・表ｍ１呆護皮模は建物全体
のＩ及終４：＋ニー１．：げｉｈでそのままにしておく
。

第４１図 柱ｍ　（６）に横ＵＪ（ｏ）が結合された接柱上部の保
護皮膜の一部（１６）をはがし、その部分に接続された
階上床　（スラブ）の型ワク　（）３）に生コンクリ−
１へがｍ１ノ込まれると柱の中空部分と−・体となった
強度充分なテラゾー仕上げの段付装飾性が完成する。あ
とは建物の完成を待って柱表面に冠せられたままになっ
ている保護皮膜（７）をはぎ取るだけで何ら手を煩わす
ことはない。

（発明の効果） 図示詳述したように、本発明にかかる中空柱の第１の特
長は従来技術のように現場用−［によることなく柱その
ものを、予め設備の整った工場内で完成しておくことに
ある。これには次のような多くの利点がある。

り表面装飾の全工程がＶ＊Ｓな機械加工で行われるので
製品の品質が均一化され規格化出来るので量産が可能と
なる。また見込生産による曲りだめが出来、図面に合わ
せて切断１）で長さのみをそろえればよいから量産のメ
リットによる工程の合理化と大幅なコストダウンが可能
である。

２）機械加工の特色として従来の手造り製品と較べ各寸
法、平行、真円度の精度が比較にならないほど向上する
。

３）現場施工では必らず必要なコンクリート型やテラゾ
ーｖａのための型が一切不要になるばかりでなく、柱の
中空内部に注入される生コンと柱が完全に密着するので
強度の点でも従来技術より優れている。　（モルタルや
針金、接着剤で張り付けられる従来の装飾材は丸柱の強
度に何らプラスしない）。

４）従来技術ではおよそ考えられなかった継ぎ目無ｉノ
の一体溝造の柱であるために美観、強度の点ではるかに
勝っている。

５）削り込みや彫刻が簡単かつ自由に施せる。

６）予算面と施工の困難さから、従来とかく敬遠され勝
ちであった円型柱がむしろ市り易いこと。

７）表面仕上げについて左官や塗装職などの手を−さい
煩わさないので工期、予算面での節約が大きい。　（完
［時に表面皮膜を引はがすだけである）８）従来使用さ
れている装飾用素材がすべて使用可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図：　　（Ａ）　　（ロ）（Ｃ）は何れも研削法を
示す実施斜視図。 第２図：工法を示す見取図 第３図：工法を示す断面図 第４Ｎ：工法を示す部分断面図 （１）柱本体　　　　　（１１）横筋 （２）研削トイレ　　　　（１２）階−ヒ床面（３）フ
ック　　　　　（１３）スラブ型ワク（４）タネ石　　
　　　（１４）天井位置（５）ロープ　　　　　（１５
）地中バリ横筋（６）柱筋　　　　　　（１６）はがさ
れた皮膜（７）保護皮膜 （８）支え棒 （９）化フン （１０）天面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. あらかじめ製造された中空の柱材を柱筋（はしらきん）
   の真上から冠入する工法により施工することを特長とす
   る建築用の柱。