JP2000263997A - レンガ片を使用したコンクリート打込み工法a及びその工法によるモザイク作品b - Google Patents
レンガ片を使用したコンクリート打込み工法a及びその工法によるモザイク作品bInfo
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- JP2000263997A JP2000263997A JP11108403A JP10840399A JP2000263997A JP 2000263997 A JP2000263997 A JP 2000263997A JP 11108403 A JP11108403 A JP 11108403A JP 10840399 A JP10840399 A JP 10840399A JP 2000263997 A JP2000263997 A JP 2000263997A
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- mosaic work
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】加工を取り入れることによって、表現の幅を広
げ美術工芸品としての価値を高める。 【解決手段】土台部モルタル1を打ち込んだ後、その表
面にモザイク3を接着用モルタル4で接着し、レンガ粉
末を挿入した上層部モルタル5を打ち込む。全体が完全
に硬化した段階で表面を研削・研磨し、光沢ある面6を
作り出す。更に、その面をサンドブラストマシンにより
レリーフ加工する。
げ美術工芸品としての価値を高める。 【解決手段】土台部モルタル1を打ち込んだ後、その表
面にモザイク3を接着用モルタル4で接着し、レンガ粉
末を挿入した上層部モルタル5を打ち込む。全体が完全
に硬化した段階で表面を研削・研磨し、光沢ある面6を
作り出す。更に、その面をサンドブラストマシンにより
レリーフ加工する。
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分解]本発明は美術工芸に関し、特
に詳しくはレンガ片を使用したコンクリート打込み工法
A及びその工法によるモザイク作品Bに関する。
に詳しくはレンガ片を使用したコンクリート打込み工法
A及びその工法によるモザイク作品Bに関する。
[従来の技術]古代ローマ時代に流行した床の舗装技術
であり、イタリア語でコッチョペーストCOCCIO
PESTOと呼ばれる。レンガ片と白セメントによるモ
ルタルをハンマーで打ち込み、モザイクを施す箇所に穴
を開け大理石片を埋め込み、その箇所に同質モルタルを
打ち込み固める。全体が完全に硬化した段階で表面を研
削及び研磨しモザイク作品として完成させる。
であり、イタリア語でコッチョペーストCOCCIO
PESTOと呼ばれる。レンガ片と白セメントによるモ
ルタルをハンマーで打ち込み、モザイクを施す箇所に穴
を開け大理石片を埋め込み、その箇所に同質モルタルを
打ち込み固める。全体が完全に硬化した段階で表面を研
削及び研磨しモザイク作品として完成させる。
[発明が解決しようとする課題]モザイクを施すと同時
にモルタルを打ち込む為、ハンマーの衝撃によりモザイ
クの形状が乱れ図案に正確に完成させることが難しい。
又ハンマーによる打ち込みの強弱によりレンガ片の粒子
の密度が変化し表面に色むらを生じること、又従来床面
装飾として使われてきたがその表面にレリーフ加工を取
り入れることによって表現の幅を広げ、オブジェや工芸
品としての価値を見い出すことができるA、Bを提供す
ることにある。
にモルタルを打ち込む為、ハンマーの衝撃によりモザイ
クの形状が乱れ図案に正確に完成させることが難しい。
又ハンマーによる打ち込みの強弱によりレンガ片の粒子
の密度が変化し表面に色むらを生じること、又従来床面
装飾として使われてきたがその表面にレリーフ加工を取
り入れることによって表現の幅を広げ、オブジェや工芸
品としての価値を見い出すことができるA、Bを提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段]上記の目的を達成するた
め「請求項1」の発明は、モルタルを土台部・上層部と
二段階に分けて打ち込み、モザイクは土台部表面に施す
工程と上層部モルタルにレンガ粉末をレンガ片重量の3
〜8%混入する工程、及びその表面を研削、研磨し光沢
ある面を出す工程とを有すること。又「請求項2」の発
明は「請求項1」に記載した工程によって完成した表面
にサンドブラストマシンによるレリーフ加工を加えたモ
ザイク作品であること。又「請求項3」の発明は前記
「請求項1」及び「請求項2」の発明によって作られた
モザイク作品である。「請求項4」の発明は「請求項
3」の発明により作られたモザイク作品が建材として舗
装及び装飾パネル又はオブジェ等の工芸美術品として使
用されること。
め「請求項1」の発明は、モルタルを土台部・上層部と
二段階に分けて打ち込み、モザイクは土台部表面に施す
工程と上層部モルタルにレンガ粉末をレンガ片重量の3
〜8%混入する工程、及びその表面を研削、研磨し光沢
ある面を出す工程とを有すること。又「請求項2」の発
明は「請求項1」に記載した工程によって完成した表面
にサンドブラストマシンによるレリーフ加工を加えたモ
ザイク作品であること。又「請求項3」の発明は前記
「請求項1」及び「請求項2」の発明によって作られた
モザイク作品である。「請求項4」の発明は「請求項
3」の発明により作られたモザイク作品が建材として舗
装及び装飾パネル又はオブジェ等の工芸美術品として使
用されること。
[発明の作用及び効果]モルタルを土台部・上層部と二
段階に分けて打ち込み、モザイクを土台部表面に施す工
法はモルタルの硬化時間に追われながらモザイクを施し
ていた制約から解放され時間にゆとりを持って制作でき
ることから、従来の工法に比べより複雑で正確なモザイ
ク装飾が可能となった。更にレンガ粉末を一定量上層部
モルタルに混入することによって色彩の均一性を保ち、
色むらをなくした。サンドブラストマシンによるレリー
フ加工を行ったモザイク作品は従来の床の舗装工法から
工芸美術品として用途の幅を広げる効果を生んだ。本発
明の実施品として建築物床面及び壁面装飾品、小物入
れ、灰皿、文鎮、オブジェ作品。
段階に分けて打ち込み、モザイクを土台部表面に施す工
法はモルタルの硬化時間に追われながらモザイクを施し
ていた制約から解放され時間にゆとりを持って制作でき
ることから、従来の工法に比べより複雑で正確なモザイ
ク装飾が可能となった。更にレンガ粉末を一定量上層部
モルタルに混入することによって色彩の均一性を保ち、
色むらをなくした。サンドブラストマシンによるレリー
フ加工を行ったモザイク作品は従来の床の舗装工法から
工芸美術品として用途の幅を広げる効果を生んだ。本発
明の実施品として建築物床面及び壁面装飾品、小物入
れ、灰皿、文鎮、オブジェ作品。
[発明の実施の形態]本発明の実施例を図等を参照しな
がら説明する。「図1」は欲する寸法に仮枠2を設置し
その中に土台部モルタル1を打ち込み(A)。ハンマー
で打ち固めた土台部モルタル1の表面にモザイク大理石
片3を施す。モザイク接着用モルタル4としてレンガ粉
末と白セメントに適量の接着強化剤を混入すること
(B)。土台部モルタル1とモザイク接着用モルタル4
が完全に硬化したところで上層部モルタル5を打ち込
む。このモルタルには色の濃度を調節するために上層部
モルタル用のレンガ片の重量比で3〜8%のレンガ粉末
を混入すること(C)。上層部モルタルが完全に硬化し
た段階で、表面を研削(細かな穴がある場合は、モザイ
ク接着用モルタル4と同質のモルタルでその穴をふさい
だ後)・研磨し光沢ある平面6又は凹凸面を作り上げる
こと(D)。以上を説明している。「図2」は「図1」
(D)の拡大断面図である。「図3」は「図1」で説明
した工程によって完成したモザイク作品の平面図であ
る。「図4」は「図3」説明した工程によって完成した
モザイク作品表面をサンドブラストマシンによってレリ
ーフ加工されたモザイク作品の表面の変化7を示してい
る。
がら説明する。「図1」は欲する寸法に仮枠2を設置し
その中に土台部モルタル1を打ち込み(A)。ハンマー
で打ち固めた土台部モルタル1の表面にモザイク大理石
片3を施す。モザイク接着用モルタル4としてレンガ粉
末と白セメントに適量の接着強化剤を混入すること
(B)。土台部モルタル1とモザイク接着用モルタル4
が完全に硬化したところで上層部モルタル5を打ち込
む。このモルタルには色の濃度を調節するために上層部
モルタル用のレンガ片の重量比で3〜8%のレンガ粉末
を混入すること(C)。上層部モルタルが完全に硬化し
た段階で、表面を研削(細かな穴がある場合は、モザイ
ク接着用モルタル4と同質のモルタルでその穴をふさい
だ後)・研磨し光沢ある平面6又は凹凸面を作り上げる
こと(D)。以上を説明している。「図2」は「図1」
(D)の拡大断面図である。「図3」は「図1」で説明
した工程によって完成したモザイク作品の平面図であ
る。「図4」は「図3」説明した工程によって完成した
モザイク作品表面をサンドブラストマシンによってレリ
ーフ加工されたモザイク作品の表面の変化7を示してい
る。
【図1】制作工程を示した断面図。
【図2】「図1」(D)の拡大断面図。
【図3】「図1」で示した工程によって完成したモザイ
ク作品の平面図。ここに示すモザイク図案は一例であ
る。
ク作品の平面図。ここに示すモザイク図案は一例であ
る。
【図4】「図1」(A)〜(D)によって完成したモザ
イク作品の表面をサンドブラストマシンにより、レリー
フ加工した断面図。
イク作品の表面をサンドブラストマシンにより、レリー
フ加工した断面図。
【図1】(A)1.土台部モルタル 2.仮枠 (B)3.モザイク(大理石片) 4.モザイク接着用モルタル (C)5.上層部モルタル (D)6.表面を研削・研磨し平滑、光沢ある面を示
す。
す。
【図4】7.サンドブラストマシンによりレリーフ加工
した箇所を示す。
した箇所を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】一.モルタルを土台部・上層部と二段階に
分けて打ち込み、モザイクは土台部表面に施す工程と. 一.上層部モルタルにレンガ粉末をレンガ片重量の3〜
8%混入する工程と. 一.表面を研削及び研磨し光沢ある面を出す工程とを有
することを特徴とするA. - 【請求項2】一.研磨した面にサンドブラストマシンに
よるレリーフ加工を行ったモザイク作品を特徴とする
「請求項1」記載のA. - 【請求項3】一.前記「請求項1」又は「請求項2」の
工程によって作られたモザイク作品B. - 【請求項4】一.建材として舗装及び装飾パネル、又は
オブジェ等の工芸美術品として使用する「請求項3」記
載のモザイク作品B.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11108403A JP2000263997A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | レンガ片を使用したコンクリート打込み工法a及びその工法によるモザイク作品b |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11108403A JP2000263997A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | レンガ片を使用したコンクリート打込み工法a及びその工法によるモザイク作品b |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000263997A true JP2000263997A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=14483882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11108403A Pending JP2000263997A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | レンガ片を使用したコンクリート打込み工法a及びその工法によるモザイク作品b |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000263997A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014208588A (ja) * | 2014-06-03 | 2014-11-06 | 治郎 杉本 | テラゾの製造方法 |
KR101824045B1 (ko) * | 2017-08-11 | 2018-01-31 | (재)대구기계부품연구원 | 크리스탈 칩을 이용한 프린팅 시스템 및 이를 이용한 프린팅 방법 |
IT201800004019A1 (it) * | 2018-03-27 | 2019-09-27 | Paola Lenti S R L | Metodo di realizzazione e posa di una struttura di rivestimento |
-
1999
- 1999-03-11 JP JP11108403A patent/JP2000263997A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014208588A (ja) * | 2014-06-03 | 2014-11-06 | 治郎 杉本 | テラゾの製造方法 |
KR101824045B1 (ko) * | 2017-08-11 | 2018-01-31 | (재)대구기계부품연구원 | 크리스탈 칩을 이용한 프린팅 시스템 및 이를 이용한 프린팅 방법 |
IT201800004019A1 (it) * | 2018-03-27 | 2019-09-27 | Paola Lenti S R L | Metodo di realizzazione e posa di una struttura di rivestimento |
EP3546675A1 (en) * | 2018-03-27 | 2019-10-02 | Paola Lenti S.r.l. | Method for the realization and laying of a coating structure |
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