JPS62191079A - ポリマ−ゲルの固定化方法 - Google Patents

ポリマ−ゲルの固定化方法

Info

Publication number
JPS62191079A
JPS62191079A JP3195386A JP3195386A JPS62191079A JP S62191079 A JPS62191079 A JP S62191079A JP 3195386 A JP3195386 A JP 3195386A JP 3195386 A JP3195386 A JP 3195386A JP S62191079 A JPS62191079 A JP S62191079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer gel
substrate
coupling agent
silane coupling
raw material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3195386A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoko Yoshinaga
吉永 曜子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3195386A priority Critical patent/JPS62191079A/ja
Publication of JPS62191079A publication Critical patent/JPS62191079A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基板上に強固に接合され、容易に分離するこ
とのないポリマーゲルの固定化方法に関する。
〔従来の技術〕
架橋高分子がつくるゲルには、液体成分として水を含有
するヒドロゲルと、有機溶媒を゛含有するオルガノゲル
とが存在する。これらゲルの構造の安定性は、架橋高分
子自体の構造や、液体成分との間の分子間力等により変
化することが知られている。また、液媒で膨潤したゲル
状のポリマーが、温度、溶媒組成、PH,電場等の周囲
の環境条件によって、可逆的な相転移により相分離を起
すことについても既に公知である。ゲル状のポリマーは
、この相転移により、溶媒で膨潤した準透明状態から、
白濁状態を経て、脱溶媒された収縮状態へと変化する。
このようなゲル状のポリマーの有する可逆的な相転移特
性を利用して、ゲルを各種の記録媒体、表示デバイス、
スイッチ素子等の種々の新規な用途へ応用することが検
討されつつある。
ポリマーゲルをこのような用途へ応用する場合に、ポリ
マーゲルに対して電界や熱を選択的にあるいは均一に効
率よく加えるには、所定の基板にポリマーゲルが固定(
接合)されることが望ましいが、基板にポリマーゲルを
固定する技術は従来知られていなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記要望に答えるべく基板上にポリマ
ーゲルを強固に固定する方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記本発明の目的は以下に示す本発明の方法により達成
される。
すなわち、本発明のポリマーゲルの固定化方法は、基板
上に重合性を有するシランカップリング剤を塗布する工
程と、該基板上でポリマーゲルの原料モノマー混合物を
重合する工程とを有することを特徴とする。
〔発明を実施するための好適な態様〕
本発明の方法は、先ず、基板上に重合性を有するシラン
カー2ブリング剤を塗布する。シランカップリング剤の
塗布方法としては種々の方法が採用できるが、例えば揮
発性の溶剤で希釈したものを塗布してもよいし、箱釈溶
剤中に基板を浸漬した後これを取り出して乾燥させても
よい、シランカップリング剤の塗布は、単分子膜以上の
厚さを有せばよく、できるだけ均一な薄膜として形成す
るのがよい、ただし、乾燥に際してはシランカップリン
グ剤が重合、分解等を生じないように留意する必要があ
る。
シランカップリング剤は、異なる二つの官能基を有する
ケイ素化合物で、異種の物質の界面での接着性の向上剤
として使用されている。本発明の方法に用いられる重合
性を有するシランカップリング剤としては、ビニル基を
有するシランカップリング剤が適当であり、代表的なも
のとして以下のような化合物が挙げられる。
C)I2−CHSiCh 、 CH2−CH5I(OC
H3)3、CH21=CHS l (OC2F15)3
、CH2=CH5+ (OC2山0CH3)3、CH2
H2COH)3C00C3H&5l(OCCH3)3 
、CH2−()ICH3SiCh、CH2−ClO2H
4CH2N HC2H4N HC3H(、S i (C
H30)3、ポリマーゲルをそのLに形成する基板とし
ては種々のものを使用することが可能であるが、ガラス
、酸化シリコン等の無機酸化物や無a窒化物は、シラン
カップリング剤を介してその上に形成されるポリマーゲ
ルとの密着力を効果的に発揮させるためには好ましいも
のである。しかし、これらに限定されず、各種の金属、
シリコン等の半導体等も基板として使用できる。
次いで、このようにしてシランカップリング剤が塗布さ
れた基板上に、所望のポリマーゲルを構成するための原
料上ツマ−を1例えばスペーサを使用して載せた状態で
重合を実施する。原料上ツマ−の重合は、予め原料モノ
マー混合物中に重合開始剤を添加しておいてもよいし、
エネルギー線を照射して開始する等、従来公知の各種方
法が採用できる。
ポリマーゲルの原料モノマーとしては、例えばプロピレ
ン、イソブチン等のアルケン類、酢酸ビニル、アクリル
アミド、α−メチルスチレン、メタクリル酸メチル等の
ビニル化合物、ブタジェン、イソプレン等のジエン類な
どの重合性モノマーと、例えばジビニルベンゼン、エチ
レンジメタクリレート等の重合反応を起し得る部位を分
子内1こ複数持つ化合物またはグリシジルメタクリレ−
1・、N−メチロールアクリルアミド等の重合反応を起
し得る部位と、縮合あるいは付加反応を起こし得る部位
とを持つ化合物(架橋剤)との組合わせが挙げられる。
中でもアクリル(メタ)アミド系のモノマーであるN−
エチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メ
タ)アクリルアミド、N−インプロピル(メタ)アクリ
ルアミド、N−イソプロピルメタクリルアミF、N−シ
クロプロピル(メタ)アクリルアミド、N、 N−エチ
ルメチル(メタ)アクリルアミド、N、N−ジエチル(
メタ)アクリルアミド、N−アクリルピロリドン、N−
アクリルピペリジンが特に好適に用いられる。また、好
適な架橋剤としては、N、N−メチレンビスアクリルア
ミドおよびエチレングリコールジメタクリレート等が挙
げられる。
このポリマーゲルの重合時にポリマーゲルの原料モノマ
ーと基板上の重合性を有するシランカップリング剤とが
共重合するため、ポリマーゲルが基板上に強固に接合す
る。
重合が完了した後、未反応上ツマ−を洗節除去し、生成
した基質ポリマーに所望の溶媒を吸収させることにより
、基板に固定化されたポリマーゲルが得られる。
ポリマーゲルを構成する溶媒としては、水あるいはメタ
ノール、エタノール等のアルコール類;アセトン、メチ
ルエチルケトン等のケトン類;ペンタン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン等の炭化水素系溶媒類;テトラクロロエタ
ン、ジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒類
;酢酸イソアミル、ギ耐エチル等のエステル類;ジオキ
サン、ジグリム等のエーテル類;ジメチルホルムアミド
、ジメチルアセトアミド等のアミド類ニジメチルスルホ
キシド等の含硫溶媒類などの有機溶媒およびこれらの混
合溶媒ならびにこれらに過塩素酸リチウム、プロピオン
酸アンモニウム等の塩類、尿素、グリコース等の有機化
合物などを添加した溶液が挙げられる。
〔発明の効果〕
本発明の方法により、基板上に強固に固定化されたポリ
マーゲルを製造することが可能となった。基板上に接合
され、基板と一体化したポリマーゲルは一定した挙動を
示し1表示デバイス等に用いるのに好適なものである。
また、ポリマーゲルに対して所定の処理を実施する場合
に、基板とポリマーゲルとが一体化しているのでその移
動操作が確実に実施できるという利点もある。
〔実施例〕
以下、本発明の方法を実施例によって説明するが、これ
らによって本発明が限定されるものではない。
・実施例1 3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.0
1モル%、酢酸5重量%および水5重f−%を含有する
エタノール中に、洗浄したITO基板を12時間浸漬し
、その後この基板を取り出し、室温で乾燥し、基板のシ
ランカップリング剤処理を実施した。
インブチルメタクリレート2g、エチレングリコールジ
メタクリレート30mgおよびアゾビスインブチロニト
リル5mgをエタノール25m1に溶解させてポリマー
ゲルの原料子ツマー混合物とした。このモノマー混合物
を窒素バブルした後、窒素雰囲気下に、25u1厚のス
ペーサーを載せたL記シランカップリング剤処理した基
板上に流し入れた後、テフロン板を載せて千ツマー混合
物を60℃で3時間重合させた0反応完了後、エタノー
ル中で洗浄し、基板に固定化されたポリマーゲルが得ら
れた。
シランカップリング剤処理をしていない基板を用いた以
外は、上記と全く同様にしてポリマーゲルを製造した場
合には、エタノールでの洗浄時にポリマーゲルが基板か
ら容易に分離したのに対し、本発明の方法によるものは
、基板から分離することなく良好な接着性を示した。
実施例2 N−β−(N−ビニルベンジルアミノ)エチル−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン(CI(2=CHC6
H4CH2NHC2H4NH(CI(30)3SiC:
5H6)  1重量%および酢酸1重量%を含有する水
溶液中に、洗浄したガラス基板を30分間浸漬し、その
後この基板を取り出し、室温で乾燥し、基板のシランカ
ップリング剤処理を実施した。
イソプロピルアクリルアミド 2.4g、メチレンビス
アクリルアミド40mg、過硫酸アンモニウム201g
およびテトラメチルエチレンジアミン60μを水30t
iに溶解させてポリマーゲルの原料モノマー混合物とし
た。このモノマー混合物を窒素バブルした後、窒素雰囲
気下に、  0.1m■厚のスペーサーを載せた上記シ
ランカップリング剤処理した基板上に流し入れた後、テ
フロン板を載せモノマー混合物を室温で1時間重合させ
た0反応完了後、水中で洗浄し、基板に固定化されたポ
リマーゲルが得られた。このゲルは基板から分離するこ
となく良好な接着性を示した。
実施例3 ビニルエトキシシラン1重量%、酢酸1重量%を含有す
る水溶液中に、洗浄したガラス基板を24時間浸漬し、
その後この基板を取り出し、室温で乾燥し、基板のシラ
ンカップリング剤処理を実施した。
メタクリルアミド2.7g、メチレンビスアクリルアミ
ド40■g、過硫酸アンモニウム20mgおよびテトラ
メチルエチレンジアミン60μを水30mJに溶解させ
てポリマーゲルの原料子ツマー混合物とした。このモノ
マー混合物を窒素バブルした後、窒素雰囲気下に、0.
1mm厚のスペーサーを載せた上記シランカップリング
剤処理した基板上に流し入れた後、テフロン板を載せて
モノマー混合物を室温で5時間重合させた。反応完了後
、水中で洗節し、基板に固定化されたポリマーゲルが得
られた。このゲルは基板から分離することなく良好な接
着性を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基板上に重合性を有するシランカップリング剤を塗布す
    る工程と、該基板上でポリマーゲルの原料モノマー混合
    物を重合する工程とを有することを特徴とするポリマー
    ゲルの固定化方法。
JP3195386A 1986-02-18 1986-02-18 ポリマ−ゲルの固定化方法 Pending JPS62191079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3195386A JPS62191079A (ja) 1986-02-18 1986-02-18 ポリマ−ゲルの固定化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3195386A JPS62191079A (ja) 1986-02-18 1986-02-18 ポリマ−ゲルの固定化方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62191079A true JPS62191079A (ja) 1987-08-21

Family

ID=12345320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3195386A Pending JPS62191079A (ja) 1986-02-18 1986-02-18 ポリマ−ゲルの固定化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62191079A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017067816A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 コニカミノルタ株式会社 中間転写体および画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017067816A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 コニカミノルタ株式会社 中間転写体および画像形成装置
US9897945B2 (en) 2015-09-28 2018-02-20 Konica Minolta, Inc. Intermediate transferrer and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6188716B2 (ja) 接着テープ組成物及びその組成物から製造される接着テープ
JPH02160802A (ja) アクリル系粘着テープ
CN110452620A (zh) 光学胶带及其制备方法、光学胶
JPS5846235B2 (ja) 電子線照射に曝露せしめることにより硬化し得る感圧熱熔融接着剤の製造法
JP2006500433A (ja) 少なくとも一つの親水性ブロックを含むブロックコポリマーをベースにした湿った媒体用接着剤組成物
JPH0260981A (ja) アクリル系粘着テープもしくはシートの製造方法
JP2000081701A5 (ja)
CN106256840A (zh) 粘合剂组合物
JPH0216787B2 (ja)
JPH0457974B2 (ja)
JPH0384011A (ja) 光重合性組成物および粘着剤の製造法
JPS62191079A (ja) ポリマ−ゲルの固定化方法
Ryu et al. Wettability and adhesion characteristics of photo-crosslinkable adhesives for thin silicon wafer
JPS6210181A (ja) 感圧性接着テ−プ類の製造法
JP2626978B2 (ja) 感圧性接着剤組成物
CN108977103B (zh) 一种仿生bopet基材的制备方法和基于该基材的丙烯酸酯压敏胶及其制备方法
JPH0414153B2 (ja)
JPS6076587A (ja) 感圧性接着テ−プ類の製造法
JPS5991182A (ja) 感圧性接着テ−プ類の製造法
JPS59179677A (ja) 感圧性接着テ−プの製造方法
JP3888933B2 (ja) 粘着テープ
JP3886176B2 (ja) 接着シ―ト類の製造方法
JPS5991181A (ja) 感圧性接着テ−プ類の製造方法
JPH06172660A (ja) 被覆微粒子
JPH02196880A (ja) 粘着剤組成物