JPS62190757A - バイポ−ラトランジスタ - Google Patents
バイポ−ラトランジスタInfo
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- JPS62190757A JPS62190757A JP3204586A JP3204586A JPS62190757A JP S62190757 A JPS62190757 A JP S62190757A JP 3204586 A JP3204586 A JP 3204586A JP 3204586 A JP3204586 A JP 3204586A JP S62190757 A JPS62190757 A JP S62190757A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、高周波増幅用のバイポーラトランジスタに関
するもので、特に自動利得制御(A IIjOmajf
c G atn Contro+、以下A G Cと
略記する)に用いられるフォワードA G C用バイポ
ーラトランジスタの構造に関するものである。
するもので、特に自動利得制御(A IIjOmajf
c G atn Contro+、以下A G Cと
略記する)に用いられるフォワードA G C用バイポ
ーラトランジスタの構造に関するものである。
(従来の技術)
フォワードAGC用トランジスタはTV受像機の高周波
増幅段或いは映像IF回路等に使用される。 フォワー
ドAGCというのは、信号入力が大きくなったときにト
ランジスタのコレクタ電流(Ic)を増加させて電力料
1?(Gρ)を下げ、逆に信号入力が小さくなったとき
にはIcを減少させてG、を上げ、信号入力レベルが変
動しても常にほぼ一定の信号出力となるよう自動的に利
得制御を行う働きをいう。 したがってフォワードAG
C用トランジスタとしては第3図に示すGpIc特性を
持つことが必要である。 第3図の横軸はTcs縦軸は
Gρ (又は電流増幅率)で、実線aはフォワードAG
C用トランジスタ、破線bは一般の高周波トランジスタ
のでれそれの概略の特性を示すものである。 動作時に
は最人利j9のコレクタ電流1c+以−Lのバイアス電
流(斜線範囲)で使用される。 フォワードAGC用1
〜ランジスタは、高周波増幅用であると共に前記A G
CIl!能を持つ必要がある。 このため]レクタ領
域の直列抵抗を過電に大きくしてへGO機能を持たける
と共に入出力の容量が小さくなる構造としている。
増幅段或いは映像IF回路等に使用される。 フォワー
ドAGCというのは、信号入力が大きくなったときにト
ランジスタのコレクタ電流(Ic)を増加させて電力料
1?(Gρ)を下げ、逆に信号入力が小さくなったとき
にはIcを減少させてG、を上げ、信号入力レベルが変
動しても常にほぼ一定の信号出力となるよう自動的に利
得制御を行う働きをいう。 したがってフォワードAG
C用トランジスタとしては第3図に示すGpIc特性を
持つことが必要である。 第3図の横軸はTcs縦軸は
Gρ (又は電流増幅率)で、実線aはフォワードAG
C用トランジスタ、破線bは一般の高周波トランジスタ
のでれそれの概略の特性を示すものである。 動作時に
は最人利j9のコレクタ電流1c+以−Lのバイアス電
流(斜線範囲)で使用される。 フォワードAGC用1
〜ランジスタは、高周波増幅用であると共に前記A G
CIl!能を持つ必要がある。 このため]レクタ領
域の直列抵抗を過電に大きくしてへGO機能を持たける
と共に入出力の容量が小さくなる構造としている。
第5図は従来のフォワードAGC用トランジスタの1例
を示す断面図である。 比抵抗3〜6Ω・amのN形シ
リコン基板(]コレクタ領域1の表面にP形ベース領域
2、N+形]ニミッタ領域3を各々選択的に形成する。
を示す断面図である。 比抵抗3〜6Ω・amのN形シ
リコン基板(]コレクタ領域1の表面にP形ベース領域
2、N+形]ニミッタ領域3を各々選択的に形成する。
シリコン基板1の厚さを研磨によって120〜150
μmにすることによりコレクタ領域1の抵抗を適度の大
きさになるよう形成し”CフォワードAGC用の高周波
トランジスタを構成していた。 なお4はSiO2膜、
5はエミッタ電極、6はベース電極、7はコレクタ電極
、8はリードフレームのペレッl−1着ベッドである。
μmにすることによりコレクタ領域1の抵抗を適度の大
きさになるよう形成し”CフォワードAGC用の高周波
トランジスタを構成していた。 なお4はSiO2膜、
5はエミッタ電極、6はベース電極、7はコレクタ電極
、8はリードフレームのペレッl−1着ベッドである。
フォワードAGC用トランジスタでは、高周波の利得及
び低電圧でのAGC特竹を共に良くするためには、]レ
クタ領域の厚さ即ちシリコン基板の厚さを薄クシ1つそ
の比抵抗を大きくして、コレクタ抵抗を適度の大きさと
覆ることが有用である。 しかしながら従来技術の1〜
ランジスタでは、シリコン基板を薄くしていくと基板の
強αが充分でなくなり、ウェーハを取り扱う(ハンドリ
ング)とき基板の割れ等が発生し、製品の歩留りが著し
く低下し、安価に製品を提供できないという問題があっ
た。 このため実用上の厚みは120f1m程度が限界
であり、これがまた特t’l改良のための隘路となって
いる。
び低電圧でのAGC特竹を共に良くするためには、]レ
クタ領域の厚さ即ちシリコン基板の厚さを薄クシ1つそ
の比抵抗を大きくして、コレクタ抵抗を適度の大きさと
覆ることが有用である。 しかしながら従来技術の1〜
ランジスタでは、シリコン基板を薄くしていくと基板の
強αが充分でなくなり、ウェーハを取り扱う(ハンドリ
ング)とき基板の割れ等が発生し、製品の歩留りが著し
く低下し、安価に製品を提供できないという問題があっ
た。 このため実用上の厚みは120f1m程度が限界
であり、これがまた特t’l改良のための隘路となって
いる。
このような問題点に対し、従来技術として不純物濃度の
大きい低比抵抗のN+形シリコン基板上に所望の厚さの
高抵抗のエピタキシャル成長層を設けて]レクタ領域と
し、その領域内にベース及びエミッタ領域を形成する技
術が考えられる。
大きい低比抵抗のN+形シリコン基板上に所望の厚さの
高抵抗のエピタキシャル成長層を設けて]レクタ領域と
し、その領域内にベース及びエミッタ領域を形成する技
術が考えられる。
しかしこの場合には、N+形基板の不純物がエピタキシ
ャル層へしみ出し、境界近傍のエピタキシャル層の低抵
抗化や逆にファントム層発生による高抵抗化等、電気的
に不安定な層を生じ易く、更にエピタキシャル層内の平
坦度が悪化し、高周波トランジスタとしての微細なパタ
ーンが形成しにくいという問題が生ずる。 又高抵抗で
厚いエピタキシャル層を形成するためには工程が長時間
どなり且つ使用材料も高価なため、製造コストが高くな
るという問題点もある。
ャル層へしみ出し、境界近傍のエピタキシャル層の低抵
抗化や逆にファントム層発生による高抵抗化等、電気的
に不安定な層を生じ易く、更にエピタキシャル層内の平
坦度が悪化し、高周波トランジスタとしての微細なパタ
ーンが形成しにくいという問題が生ずる。 又高抵抗で
厚いエピタキシャル層を形成するためには工程が長時間
どなり且つ使用材料も高価なため、製造コストが高くな
るという問題点もある。
(発明が解決しようとする問題点)
前記の如くフォワードA G C用トランジスタでは高
比抵抗で厚さの薄いコレクタ領域とすることが要求され
る。 しかし従来技術では薄い]レクタ領域とするため
には薄いシリコン基板を必要とし、そのためウェーへの
機械的強度が不充分で歩留り低下の原因となっている。
比抵抗で厚さの薄いコレクタ領域とすることが要求され
る。 しかし従来技術では薄い]レクタ領域とするため
には薄いシリコン基板を必要とし、そのためウェーへの
機械的強度が不充分で歩留り低下の原因となっている。
又このため更に基板を薄くしてより良い特性とするこ
ともできない。 使方低抵抗のシリコン基板上にエピタ
キシャル成長層を設け、このエピタキシャル層内にトラ
ンジスタを形成する方法では、前記の如くシリコン基板
からエピタキシャル層への不純物拡散等の問題があって
常に安定した特性のフォワードAGCl−ランジスタを
生産性良く得ることは困難である。
ともできない。 使方低抵抗のシリコン基板上にエピタ
キシャル成長層を設け、このエピタキシャル層内にトラ
ンジスタを形成する方法では、前記の如くシリコン基板
からエピタキシャル層への不純物拡散等の問題があって
常に安定した特性のフォワードAGCl−ランジスタを
生産性良く得ることは困難である。
本発明の目的は、前記問題点を解決するもので、充分な
機械的強(9)を有する基板を使用し、高比抵抗で厚さ
の薄いコレクタ領域を形成し、良好なAGC特性とより
高利得が得られる構造のフォワードAGC用トランジス
タを提供することである。
機械的強(9)を有する基板を使用し、高比抵抗で厚さ
の薄いコレクタ領域を形成し、良好なAGC特性とより
高利得が得られる構造のフォワードAGC用トランジス
タを提供することである。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
本発明のバイポーラトランジスタは、厚さ 10μmな
いし100μm及び比抵抗3ΩCmないし1000cm
のN形シリコン単結晶基板と高不純物濃度のN+シリコ
ン基板とを直接密着接合してなる複合半導体基板を使用
し、公知のフォワードAGC用トランジスタとほぼ同様
に、前記N形シリコン単結晶基板内に選択的にP形ベー
ス領域を形成し、このベース領域内に選択的にN+形エ
ミッタ領域を形成し、ベース領域とエミッタ領域とを除
くN形シリ]ン甲結晶基板のその他の部分を]レクタ領
域とするNPN形バイポーラ1〜ランジスタである。
いし100μm及び比抵抗3ΩCmないし1000cm
のN形シリコン単結晶基板と高不純物濃度のN+シリコ
ン基板とを直接密着接合してなる複合半導体基板を使用
し、公知のフォワードAGC用トランジスタとほぼ同様
に、前記N形シリコン単結晶基板内に選択的にP形ベー
ス領域を形成し、このベース領域内に選択的にN+形エ
ミッタ領域を形成し、ベース領域とエミッタ領域とを除
くN形シリ]ン甲結晶基板のその他の部分を]レクタ領
域とするNPN形バイポーラ1〜ランジスタである。
なお前記N+シリ]ン基板は、シリコンを主成分とする
基板、例えばシリコン単結晶基板やシリコン多結晶基板
等に高濃度のN彫工細物をドープした基板である。 又
前記発明は、NをPに、PをNに変換したPNP形バイ
ポーラトランジスタであっても差支えない。 以下の説
明は便宜」−NPN形トランジスタについて述べる。
基板、例えばシリコン単結晶基板やシリコン多結晶基板
等に高濃度のN彫工細物をドープした基板である。 又
前記発明は、NをPに、PをNに変換したPNP形バイ
ポーラトランジスタであっても差支えない。 以下の説
明は便宜」−NPN形トランジスタについて述べる。
(作用)
本発明のトランジスタにおいては、N形シリ]ン単結晶
基板とN+形シリコン基板とを直接密着接合した複合半
導体基板を使用するが、N形シリコン単結晶基板は、フ
ォワードAGC用トランジスタを形成する領域で、N+
形シリコン基板はシリコン単結晶基板を支持する支持板
の作用をする。
基板とN+形シリコン基板とを直接密着接合した複合半
導体基板を使用するが、N形シリコン単結晶基板は、フ
ォワードAGC用トランジスタを形成する領域で、N+
形シリコン基板はシリコン単結晶基板を支持する支持板
の作用をする。
N+形シリコン基板は、充分な機械的強度を有する板厚
に設計されるので、シリコン単結晶基板の厚さは機械的
強度の制限を受けないで所望の薄い厚さにすることが可
能である。 又N+形シリコン基板の抵抗は、単結晶基
板に形成されるl・ランジスタの特性に対し、無視でき
る低抵抗とすることが必要で、例えば不純物濃度101
8CIII−3以上とすることが好ましい。
に設計されるので、シリコン単結晶基板の厚さは機械的
強度の制限を受けないで所望の薄い厚さにすることが可
能である。 又N+形シリコン基板の抵抗は、単結晶基
板に形成されるl・ランジスタの特性に対し、無視でき
る低抵抗とすることが必要で、例えば不純物濃度101
8CIII−3以上とすることが好ましい。
N形シリコン単結晶基板の厚さとその比抵抗は、この基
板に形成されるフォワードAGC用トランジスタのコレ
クタ領域の厚さと]レクタ抵抗値を決定する主な要因で
ある。 厚さ10μmないし100μm及び比抵抗30
Cmないし100Ωcmの単結晶基板を使用することに
より、コレクタ抵抗を適酊の大きさとすることが可能と
なる。 厚さ 10μm未満或いは比抵抗30cm未満
の単結晶基板では、コレクタ抵抗値が過少となり、有用
なへGC特性を得ることが難しい。 又厚さが1100
I1或いは比抵抗が100Ωcmを越える単結晶基板で
はコレクタ抵抗が過大となり、高周波利得の低下が著し
くなる。
板に形成されるフォワードAGC用トランジスタのコレ
クタ領域の厚さと]レクタ抵抗値を決定する主な要因で
ある。 厚さ10μmないし100μm及び比抵抗30
Cmないし100Ωcmの単結晶基板を使用することに
より、コレクタ抵抗を適酊の大きさとすることが可能と
なる。 厚さ 10μm未満或いは比抵抗30cm未満
の単結晶基板では、コレクタ抵抗値が過少となり、有用
なへGC特性を得ることが難しい。 又厚さが1100
I1或いは比抵抗が100Ωcmを越える単結晶基板で
はコレクタ抵抗が過大となり、高周波利得の低下が著し
くなる。
複合半導体基板を使用するので、厚さ10μmないし1
00μmの薄いN形シリコン単結晶基板に、機械的破損
のおそれなしにフォワードAGC用トランジスタを形成
できる。
00μmの薄いN形シリコン単結晶基板に、機械的破損
のおそれなしにフォワードAGC用トランジスタを形成
できる。
(実施例)
第1図は本発明の第1の実施例のバイポーラトランジス
タの断面図である。 このバイポーラ]・ランジスタは
、(イ)厚さ50μm、比抵抗2oΩcIl11結晶の
面方位(111)のN形シリコン単結晶基板11の一主
面と、2x 10110l8のアンチモン(Sb )を
含有する高不純物濃度のN+形多結晶シリコン基板10
の一主面とを直接密着接合してなる複合半導体基板3o
と、(ロ)単結晶基板11内に選択的に形成されるP形
のベース領域12と、(ハ)ベース領域12内に選択的
に形成されるN+形のエミッタ領域13とを具備してい
るフォワードAGC用トランジスタである。
タの断面図である。 このバイポーラ]・ランジスタは
、(イ)厚さ50μm、比抵抗2oΩcIl11結晶の
面方位(111)のN形シリコン単結晶基板11の一主
面と、2x 10110l8のアンチモン(Sb )を
含有する高不純物濃度のN+形多結晶シリコン基板10
の一主面とを直接密着接合してなる複合半導体基板3o
と、(ロ)単結晶基板11内に選択的に形成されるP形
のベース領域12と、(ハ)ベース領域12内に選択的
に形成されるN+形のエミッタ領域13とを具備してい
るフォワードAGC用トランジスタである。
次にこのトランジスタの製造方法について説明する。
厚さ400μmのN形シリコン単結晶基板(つ工−ハ)
11と厚さ400μmのN+形多結晶シリコン基板(ウ
ェーハ)10とを準備し、各々の被接9一 台面を鏡面研磨して表面粗さ500X以下に形成する。
11と厚さ400μmのN+形多結晶シリコン基板(ウ
ェーハ)10とを準備し、各々の被接9一 台面を鏡面研磨して表面粗さ500X以下に形成する。
次にこの鏡面を清浄な水で数分程度水洗し、室温でス
ピンナー処理のような脱水処理を実施する。 この処理
工程では前記鏡面に吸着していると想定される水分はそ
のまま残し、過剰な水分を除去するもので、この吸着水
分が殆ど揮散する100℃以上の加熱乾燥を避ける。
次にこれらの処理を経た基板10および11を例えばク
ラス1以下の清浄な大気雰囲気に設装置して、その鏡面
間に貢物が実質的に介在しない状態で相互に密着して接
合する。 このようにして形成された複合半導体基板3
0に1000℃60分の熱処理を加え、接合強度を増大
した後、単結晶基板11側の主面をメカニカル及びケミ
カルに研磨し、総厚み450μm(したがって単結晶基
板11の厚さは5071m)とすると共に表面を平滑に
する。 次にこの複合基板30を1000℃、60分間
水蒸気雰囲気中で酸化し、表面に膜厚0.181xmの
酸化III (S i 0211!I)14を形成する
。 次に光蝕刻法によりベース領域12以外の表面をレ
ジストで覆い、電圧40 kVでドーズ量5X 101
4/ cm2のf3” (硼素)イオンを注入する。
ピンナー処理のような脱水処理を実施する。 この処理
工程では前記鏡面に吸着していると想定される水分はそ
のまま残し、過剰な水分を除去するもので、この吸着水
分が殆ど揮散する100℃以上の加熱乾燥を避ける。
次にこれらの処理を経た基板10および11を例えばク
ラス1以下の清浄な大気雰囲気に設装置して、その鏡面
間に貢物が実質的に介在しない状態で相互に密着して接
合する。 このようにして形成された複合半導体基板3
0に1000℃60分の熱処理を加え、接合強度を増大
した後、単結晶基板11側の主面をメカニカル及びケミ
カルに研磨し、総厚み450μm(したがって単結晶基
板11の厚さは5071m)とすると共に表面を平滑に
する。 次にこの複合基板30を1000℃、60分間
水蒸気雰囲気中で酸化し、表面に膜厚0.181xmの
酸化III (S i 0211!I)14を形成する
。 次に光蝕刻法によりベース領域12以外の表面をレ
ジストで覆い、電圧40 kVでドーズ量5X 101
4/ cm2のf3” (硼素)イオンを注入する。
しかる後に1000℃30分の熱処理を行いイオンを
活性化しP形ベース領域12を形成する。 次にこのP
形ベース領域12の表面酸化膜をエミッタ領域13の表
面部分のみ選択的に除去し、電圧50kV、ドーズ量5
x 1016/cm2でAs4 (砒素)イオンを注入
した後、950℃30分の熱処理を施しN+形エミッタ
領域13を形成する。 次にベース領域12及びエミッ
タ領域13のそれぞれの表面にベース及びエミッタの各
電極孔を開け、Al98%、3i 2%からなるAt
Si合金をスパッタにより厚さ1.5μmに形成し、
写真蝕剣法により分離してベース電極16及びエミッタ
電極15を形成する。 しかる後、複合基板30の多結
晶シリコン基板10側の裏面を機械的に研磨し約160
μmの厚さとする。 次に褒面に金合金を主体とした多
層膜(コレクタ電極)17をスパッタにより形成する。
活性化しP形ベース領域12を形成する。 次にこのP
形ベース領域12の表面酸化膜をエミッタ領域13の表
面部分のみ選択的に除去し、電圧50kV、ドーズ量5
x 1016/cm2でAs4 (砒素)イオンを注入
した後、950℃30分の熱処理を施しN+形エミッタ
領域13を形成する。 次にベース領域12及びエミッ
タ領域13のそれぞれの表面にベース及びエミッタの各
電極孔を開け、Al98%、3i 2%からなるAt
Si合金をスパッタにより厚さ1.5μmに形成し、
写真蝕剣法により分離してベース電極16及びエミッタ
電極15を形成する。 しかる後、複合基板30の多結
晶シリコン基板10側の裏面を機械的に研磨し約160
μmの厚さとする。 次に褒面に金合金を主体とした多
層膜(コレクタ電極)17をスパッタにより形成する。
このようにして製造されたウェーハは試験後0.41
11111角程度の単位ベレットに分割され、各ベレッ
トはリードフレームのベレット装着ベッド18に接着さ
れ、エミッタ電極15、ベース電極16は各々ワイヤボ
ンディングによってリードフレームの各々の電極(図示
なし)に接続される。
11111角程度の単位ベレットに分割され、各ベレッ
トはリードフレームのベレット装着ベッド18に接着さ
れ、エミッタ電極15、ベース電極16は各々ワイヤボ
ンディングによってリードフレームの各々の電極(図示
なし)に接続される。
本実施例では単結晶基板の厚さを50μmとしたが、多
結晶シリコン基板に支持されているので機械的強度は充
分で、所望により更に薄い厚さとすることも可能である
。 なお多くの場合、単結晶基板は厚さ3011IIl
ないし80μm1比抵抗3Ωcmないし20ΩCl1l
のとき、高周波特性とAGC特性との兼ね合いで決まる
良い適度の大きさのコレクタ抵抗値を得ることができ、
好ましい実施態様である。
結晶シリコン基板に支持されているので機械的強度は充
分で、所望により更に薄い厚さとすることも可能である
。 なお多くの場合、単結晶基板は厚さ3011IIl
ないし80μm1比抵抗3Ωcmないし20ΩCl1l
のとき、高周波特性とAGC特性との兼ね合いで決まる
良い適度の大きさのコレクタ抵抗値を得ることができ、
好ましい実施態様である。
第4図は従来のトランジスタと本発明のトランジスタと
の電力利得対電圧の依存性を示す特性図である。 横軸
はコレクタ電圧Vc(ボルト)、縦軸は電力利得Gp(
dB)であって、実線Cは本発明のトランジスタ、破線
dは従来のトランジスタの特性である。 この図から本
発明のトランジスタは特に低電圧での利得が大きいこと
がわかる。
の電力利得対電圧の依存性を示す特性図である。 横軸
はコレクタ電圧Vc(ボルト)、縦軸は電力利得Gp(
dB)であって、実線Cは本発明のトランジスタ、破線
dは従来のトランジスタの特性である。 この図から本
発明のトランジスタは特に低電圧での利得が大きいこと
がわかる。
第2図は本発明の第2の実施例のバイポーラトランジス
タの断面図を示す。 なお同図において第1図と同符号
は、同一部分又は相当部分をあられす。 このトランジ
スタは、より高周波での使用が可能となるように、エミ
ッタ及びベースの各電極を2層構造として入出力容量を
減少させたものである。 本実施例ではN+形エミッタ
領域13を形成するのに、As+イオン注入に代えて、
Asをドープした多結晶シリコン21を用い、その上に
第1層のエミッタ電極15を形成した。
タの断面図を示す。 なお同図において第1図と同符号
は、同一部分又は相当部分をあられす。 このトランジ
スタは、より高周波での使用が可能となるように、エミ
ッタ及びベースの各電極を2層構造として入出力容量を
減少させたものである。 本実施例ではN+形エミッタ
領域13を形成するのに、As+イオン注入に代えて、
Asをドープした多結晶シリコン21を用い、その上に
第1層のエミッタ電極15を形成した。
第1層のエミッタ電極15及びベース電極16の上に層
間絶縁膜としてプラズマCVD法により膜厚3μ囮のS
iO2膜22膜形2し、その上に第2層目のエミッタ電
極25及びベース電極26を設けた。 なおこの断面図
では例えばエミッタ電極15は互いに分離されているが
、立体的には互いに電気的に接続されていることは勿論
である。
間絶縁膜としてプラズマCVD法により膜厚3μ囮のS
iO2膜22膜形2し、その上に第2層目のエミッタ電
極25及びベース電極26を設けた。 なおこの断面図
では例えばエミッタ電極15は互いに分離されているが
、立体的には互いに電気的に接続されていることは勿論
である。
これによりコレクタとベース間或いはコレクタとエミッ
タ間の寄生容量は減少し高周波特性は改善される。 又
23は、電圧50kV1ドーズ量1×1016/Cl1
12のB” (硼素)イオン注入により形成されたベ
ースコンタクトP+層であり、ベース抵抗を下げ、高周
波特性の改善を図る為のものである。
タ間の寄生容量は減少し高周波特性は改善される。 又
23は、電圧50kV1ドーズ量1×1016/Cl1
12のB” (硼素)イオン注入により形成されたベ
ースコンタクトP+層であり、ベース抵抗を下げ、高周
波特性の改善を図る為のものである。
本実施例ではN+形シリコン基板として多結晶シリコン
基板を使用したが、(1,1,1)、(1,0,0)等
の面方位の単結晶板を使用しても差支えなく、この場合
面方位や結晶周期の連続性は必ずしも必要ではない。
基板を使用したが、(1,1,1)、(1,0,0)等
の面方位の単結晶板を使用しても差支えなく、この場合
面方位や結晶周期の連続性は必ずしも必要ではない。
[発明の効果]
以上述べたように本発明の構成によれば、従来技術では
達成困難であった高比抵抗、薄形のコレクタ領域を持つ
フォワードAGC用トランジスタを高歩留りで安定に製
造できる。 又トランジスタを形成するシリコン単結晶
基板の機械的強度による制限が無くなり、設計に対する
自由度が増加する。 これらにより良好なフォワードA
GC特性を保ちながら、より高利得、特に低電圧での利
輸の高い高性能のフォワードAGC用トランジスタを提
供することができる。
達成困難であった高比抵抗、薄形のコレクタ領域を持つ
フォワードAGC用トランジスタを高歩留りで安定に製
造できる。 又トランジスタを形成するシリコン単結晶
基板の機械的強度による制限が無くなり、設計に対する
自由度が増加する。 これらにより良好なフォワードA
GC特性を保ちながら、より高利得、特に低電圧での利
輸の高い高性能のフォワードAGC用トランジスタを提
供することができる。
第1図は本発明の第1の実施例のバイポーラトランジス
タの断面図、第2図は本発明の第2の実施例の断面図、
第3図はフォワードAGC用トランジスタの一般的な利
得対コレクタ電流特性図、第4図は本発明及び従来のフ
ォワードAGC用トランジスタのそれぞれの利得対コレ
クタ電圧特性図、第5図は従来のバイポーラトランジス
タの断面図である。 10・・・高不純物濃度の一導電形シリコン基板(N+
形シリコン基板)、 11・・・一導電形シリコン単結
晶基板(N形シリコン単結晶基板)、12・・・反対導
電形ベース領域(P形ベース領域)、13・・・一導電
形エミッタ領域(N+形エミッタ領域)、 30・・・
複合半導体基板。
タの断面図、第2図は本発明の第2の実施例の断面図、
第3図はフォワードAGC用トランジスタの一般的な利
得対コレクタ電流特性図、第4図は本発明及び従来のフ
ォワードAGC用トランジスタのそれぞれの利得対コレ
クタ電圧特性図、第5図は従来のバイポーラトランジス
タの断面図である。 10・・・高不純物濃度の一導電形シリコン基板(N+
形シリコン基板)、 11・・・一導電形シリコン単結
晶基板(N形シリコン単結晶基板)、12・・・反対導
電形ベース領域(P形ベース領域)、13・・・一導電
形エミッタ領域(N+形エミッタ領域)、 30・・・
複合半導体基板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 厚さ10μmないし100μm及び比抵抗3Ωcm
ないし100Ωcmの一導電形シリコン単結晶基板の一
主面と高不純物濃度の一導電形シリコン基板の一主面と
を直接密着接合して成る複合半導体基板と、前記一導電
形シリコン単結晶基板内に選択的に形成される反対導電
形のベース領域と、前記反対導電形ベース領域内に選択
的に形成される一導電形のエミッタ領域とを具備するこ
とを特徴とするバイポーラトランジスタ。 2 一導電形シリコン単結晶基板の厚さが30μmない
し80μm及び比抵抗が3Ωcmないし20Ωcmであ
る特許請求の範囲第1項記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3204586A JPS62190757A (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | バイポ−ラトランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3204586A JPS62190757A (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | バイポ−ラトランジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62190757A true JPS62190757A (ja) | 1987-08-20 |
Family
ID=12347891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3204586A Pending JPS62190757A (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | バイポ−ラトランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62190757A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4826081A (ja) * | 1971-08-06 | 1973-04-05 | ||
JPS4926455A (ja) * | 1972-07-11 | 1974-03-08 | ||
JPS50154071A (ja) * | 1974-05-27 | 1975-12-11 | ||
JPS58138024A (ja) * | 1982-02-12 | 1983-08-16 | Toshiba Corp | 半導体素子の製造方法 |
JPS6051700A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-23 | Toshiba Corp | シリコン結晶体の接合方法 |
-
1986
- 1986-02-18 JP JP3204586A patent/JPS62190757A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4826081A (ja) * | 1971-08-06 | 1973-04-05 | ||
JPS4926455A (ja) * | 1972-07-11 | 1974-03-08 | ||
JPS50154071A (ja) * | 1974-05-27 | 1975-12-11 | ||
JPS58138024A (ja) * | 1982-02-12 | 1983-08-16 | Toshiba Corp | 半導体素子の製造方法 |
JPS6051700A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-23 | Toshiba Corp | シリコン結晶体の接合方法 |
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