JPS62190362A

JPS62190362A - 多重効用吸収冷凍機

Info

Publication number: JPS62190362A
Application number: JP3126786A
Authority: JP
Inventors: 雅裕古川
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1986-02-14
Filing date: 1986-02-14
Publication date: 1987-08-20
Anticipated expiration: 2009-11-16
Also published as: JPH0692857B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、吸収器からの稀溶液を高温発生器および低温
発生器で順に濃縮して吸収器へ戻す多１効用吸収冷凍機
に係り、特にこのような多重効用吸収冷凍機における溶
液を高温発生器の廃熱の回収によって濃縮するもの（以
下、この種の多重効用吸収冷凍機という）［関する。

（ロ）従来の技術この種の多重効用吸収冷凍機の従来の技術として１例え
ば特公昭５７−２０５４３号公報にみられるように、低
温発生器から低温溶液熱交換器へ至る濃溶液管路に高温
発生器から出た排熱流体の熱回収により低温発生器から
の濃溶液をさらに濃縮する補助発生器を配備すると共に
この補助発生器の気相部と凝縮器の気相部とを連通させ
る管路を配備したものが知られている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点濃溶液を廃熱で濃縮する補助発生器の備えられた従来の
ものにおいては、稀溶液を廃熱で濃縮するものにくらべ
、同圧条件下では溶液の沸騰温度が高くなるため、廃熱
の温度レベルを冒くてる必要があり、その分、廃熱の回
収率が低下する問題点をもつ。この問題点を解消するた
めの従来の技術として１例えば特開昭６０−８００６０
号公報にみられるように、吸収器から高温発生器へ送ら
れる稀溶液の一部を分流させてこれを高温発生器からの
廃熱で濃縮しつつ低温発生器へ合流させるものが提案さ
れている。しかし、稀溶液の一部を分流させて濃縮する
従来のものは、負荷その他の外部条件の影響による高温
発生器側と補助発生器側の圧力変化の度合を異にするた
め、稀溶液の配分に変動を来たし、これに伴なって熱回
収率が変化てろ上に溶液の循環不良や溶液の偏在などを
引起しやすく、場合によっては発生器の空焚きを生じる
など１種々の問題点を有している。

本発明は、これらの問題点に鑑み、高効率かつ安定的に
高温発生器の廃熱を回収しつつ溶液を濃縮することの可
能なこの種の多重効用吸収冷凍機の提供を目的としたも
のである。

に）問題点を解決するための手段本発明は、上記の問題点を解決する手段として。

この種の多重効用吸収？＠凍機の吸収器から高温発生器
へ至る溶液流路の途中に高温発生器の廃熱で吸収器から
の稀溶液の全量を濃縮する補助発生器を配備する構成に
すると共にこの補助発生器の気相部と凝縮器の気相部と
を連通させる構成にしたものである。

←七　作用本発明の多重効用吸収冷凍機は、沸騰温度の低い稀溶液
の全量を廃熱で濃縮する構成としたものであるから、濃
溶液を廃熱でａ縮する構成のものにくらべ廃熱を低温レ
ベルまで回収する機能〔作用〕を発揮し、その分、廃熱
の回収率を高め得る。

また、吸収器から流出した溶液の全量を補助発生器、高
温発生器、低温発生器の順序でシリーズに流しつつ濃縮
する構成にでると共にこれら発生器で分離した冷媒を凝
縮器経由で蒸発器へ導く構成としたものであるから、吸
収器からの溶液を補助発生器と高温発生器とに分配して
濃縮する構成のもののように溶液の配分を外部条件の変
ｋＪＪに即応させて詞整する必要もなく、簡便かつ安定
的に廃熱を溶液側に回収できる。

（へ）災施例第１図は本発明によるこの種の多重効用吸収冷凍機の一
実施例を示した概略構成説明図である。

２４１図において、（ＩＩは高温発生器、（２）は低温
発生器（３）および凝縮器（４）より成る発生凝縮器、
（５）は蒸発器（６）および吸収器（７）より成る蒸発
吸収器、（８）は低温溶液熱交換器、（９１は高温溶液
熱交換器、ＣＰ、）は冷媒液用ポンプ、（Ｐい）は稀溶
液用ポンプであり、これら機器を冷媒用管路ＧＯ１，Ｑ
υ、冷媒液流下用管路Ｑ２１．冷媒液還流用管路α３１
．（１４）、高温発生器（１）で濃縮された溶液〔以下
、中間溶液という〕用の管路（１５＋、　（１６１，低
温発生器（３）で濃縮された溶液〔以下、濃溶液という
〕用の管路α７１、（１８１、吸収器（７）で希釈され
た溶液〔以下、稀溶液という〕用の管路ＣＬ９１．０（
＋１、（２＋１．ｃ！２オヨび溶液用管路（２３１［ヨ
’）接続して従来の多重効用吸収冷凍機と同様の冷媒〔
水〕および溶液〔臭化リチウム水溶液〕の循環路を形成
している。

ｃ！４１は高温発生器（１１の燃焼加熱室、［Ｆ］）は
高温発生器（１１に備えたバーナー、　Ｃ２５１は低温
発生器（３）の給熱器、（２Ｇ＋は凝縮器（４１の冷却
器、額は蒸発器（６）の熱父換器ｉ唱１吸収器（７）の
冷却器である。また、Ｃ２９１゜艶は熱交換器□□□と
接続した冷水用管路であり、Ｃ３１）。

′ｃ３訳峙は冷却器■＆、艶と直列に接続した冷却水用
管路である。なお、多重効用吸収冷凍機をヒートポンプ
として用いる場合には、管路ｃ！９）、Ｃ３０Ｊを流れ
る冷水は熱交換器（２７）の熱源用冷水として活用され
、管路ｃ３１＋、　Ｃ３２１，Ｃ３３を流れる冷却水は
取得用温水として活用される。

そして、　（Ｇｌは吸収器（７１から高温発生器（１）
へ至る溶液流路の途中に配備された補助発生器であり。

かつまた、この補助発生器の気相部は管路鯛）を介して
凝縮器（４）の気相部と連通している。□□□は補助発
生器（Ｇの加熱器で、この加熱器は燃焼加熱呈翻からの
排ガスの流れるダクトα；）、Ｃ１７１と接続されてい
る。なお、補助発生器（Ｇは、その溶液の位置水頭の方
が高温発生器（１１の内圧よりも大きくなるように、高
温発生器（１）の上方に配備され１いる。なお、溶液用
管路ｃ２３１には、破線で示すように、ポンプ（ＰＡ）
を備えても良い。

このように構成された多重効用吸収冷凍機〔以下１本機
という〕においては、先ず、稀溶液用ホンブ（ＰＬＡ）
により吐出される稀溶液の全量が浴液熱交換器（８１，
（９１経由で補助発生器ＦＧＩＫ流入する。

補助発生器（Ｇ内の圧力は凝縮器（４）内のそれとほぼ
同圧に保たれているので、この圧力に相当する飽和温度
で溶液は沸騰しつつ濃縮される。そして。

８１縮された溶液は溶液用管路の経由で高温発生器山へ
流下し、ここでさらに濃縮されて中間溶液となる。次い
で、中間溶液は高温溶液熱交換器（９）経由で低温発生
器（３）・＼流れてここでさらに濃縮されて濃溶液とな
り、濃溶液は低温溶液熱交換器（８）を経由して吸収器
（７）へ戻り、ここで濃溶液は冷媒を吸収して再び稀溶
液となる。すなわち１本機においては、第２図に示すよ
うな溶液サイクルを構成する。第２図は溶液サイクルの
デユーリング線図で、縦軸に圧力、横軸に温度、パラメ
ータに濃度を表わしている。

本機において、高温発生器ｔＩＩ内の飽和温度はＴｅな
いしＴｆＣ第２図参照〕℃であり、これら温度よりも高
温の廃ガスが燃焼加熱呈（財）から排出される。−万、
補助発生器（Ｇ内の飽和温度はＴｃないしＴｄＣ第２第
２照参照〕であり、この発生器の加熱器Ｃ３５＋の伝熱
面積を十分に大きくすることによって、廃ガスの熱をＴ
　ｄ　’Ｃ近くまで回収することも可能となる。

このよ５に、本機は、沸騰温度の高い濃溶液〔例えば第
２図に示したＴ　ｈ　’Ｃの沸騰温度（飽和温度）の！
ｌ！溶液〕を補助発生器で濃縮する従来のものにくらべ
、廃熱を低温レベルまで回収でき。

熱回収率を向上させ得る。

また１本機は、稀溶液用ポンプにより吐出される稀溶液
の一部を補助発生器に流入させる従来のものにくらべ、
この発生器での溶液流量も多くなるため、廃熱との交換
熱蓋も増え、熱回収率を向上できる。さらに１本機は、
溶液をシリーズに循環させているので、溶液の循環を良
好に保つための補助発生器と高温発生器への溶液の配分
の調整を行なう必要もなく、簡便かつ安定的に廃熱を回
収できる。

第３図は本発明によるこの種の多重効用吸収冷凍機の他
の実施例を示した概略構成説明図である。

この図の実施例において、第１図に示した実施例と同様
の構成機器には同一の符号を付している。

第３図に示した実施例において、補助発生器（Ｇは低温
溶液熱交換器（８）から高温溶液熱交換器（９）へ至る
途中の溶液流路に配備されると共に蒸発吸収器（２）内
に配備された構成となっている。なお、儲は廃ガスの顕
熱回収器、Ｃ１０は廃ガスの排出用ダクト、（ＰＡ月１
溶液用ポンプ、Ｇ１ｏ＋、（４υは稀溶液用管路、　（
４２）、　（４３，（４４）は溶液用管路である。

第４図は第３図の実施例のものにおける溶液サイクルの
チューリング線図で５この図から明らかなように本実施
例のものも第１図に示した実施例のものと同様に廃熱を
高効率かつ安定的に回収できる。

（ト）　発明の効果以上のとおり１本発明の多重効用吸収冷凍機は。

高温発生器の廃熱を低温レベルまで稀溶液の潜熱として
多重に回収する機能を発揮し、従来のこの棟の多重効用
吸収冷凍機よりも熱回収を高効率かつ安定的になし得る
効果をもたらす。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による多重効用吸収冷凍機の一実施例を
示した概略構成説明図、第２図は第１図に示した実施例
のものにおける溶液サイクルのチューリング線図、第３
図は本発明による多重効用吸収冷凍機の他の実施例を示
した概略構成説明図であり、第４図は第３図に示した実
施例のものにおける溶液サイクルのデユーリング線図で
ある。ｆｉ＋・・・高温発生器、（２）・・・発生凝縮器、（
３）・・・低温発生器、（４）・・・凝縮器、（５）・
・・蒸発吸収器。（６）・・・蒸発器、（７）・・・吸収器、（８）・・
・低温溶液熱交換器、（９）・・・高温溶液熱交換器、
　α’Ｉ１１．　（２０ｉ、　（２１１゜の・・・管路
、ｃ！３１・・・溶液用管路、　　　（ＰＬＡ）・・・
稀溶液用ポンプ、（０・・・補助発生器、Ｃ３４］・・
・管路。Ｃ３５１・・・加熱器、Ｃ３６１，Ｃ３η・・・ダクト
、　　　ＣＰ、）・・・溶液用ポンプ、　　（４０）、
（４υ・・・稀溶液用管路、（４２１，（８゜０４）・
・・溶液用管路。出願人　三洋電機株式会社　外１名代理人　弁理士　　佐　野　静　夫第１図第２　ｒ′、１ｍＷ１１４）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）高温発生器、この発生器で濃縮した溶液をこの発
生器からの冷媒の熱でさらに濃縮する低温発生器、これ
ら両発生器からの冷媒の凝縮器、蒸発器、この蒸発器か
らの冷媒を低温発生器からの濃溶液で吸収する吸収器、
溶液熱交換器などの機器を配管して冷媒と溶液の循環路
を形成した多重効用吸収冷凍機において、吸収器から高
温発生器へ至る溶液流路の途中に高温発生器の廃熱で吸
収器からの稀溶液の全量を濃縮する補助発生器が配備さ
れ、かつ、この補助発生器の気相部が凝縮器の気相部と
連通されていることを特徴とした多重効用吸収冷凍機。