JPH06108804A - 発電システム - Google Patents

発電システム

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JPH06108804A
JPH06108804A JP26152592A JP26152592A JPH06108804A JP H06108804 A JPH06108804 A JP H06108804A JP 26152592 A JP26152592 A JP 26152592A JP 26152592 A JP26152592 A JP 26152592A JP H06108804 A JPH06108804 A JP H06108804A
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JP
Japan
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condenser
heat
pipe
piping
refrigerant
Prior art date
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Pending
Application number
JP26152592A
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English (en)
Inventor
Yasushi Mori
康 森
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電システムの効率を高める。 【構成】 ボイラ、タービン、コンデンサ、ポンプを備
えた発電システムにおいて、同システムのメインループ
内のガスを熱源とする吸収冷凍機を設け、同冷凍機で発
生した冷熱によって前記コンデンサを冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の発電システムの第1の例の
系統図である。図において、1はタービン、3は前記タ
ービンの下流側に連るコンデンサ、4は同コンデンサに
連るポンプ、5は同ポンプに連るボイラ、151,15
2,154,155は以上の各部を連絡して閉じた回路
を作る配管、6は煙突、261,262は熱源流体の流
れる配管、24はコンデンサ3に連る冷却水配管、2は
前記タービン1に連る発電機である。
【0003】本システムにおいて、作動流体はボイラ5
で配管261を流れる熱源流体から加熱され蒸気となっ
て配管151を流れ、タービン1で仕事をする。タービ
ン1で仕事をした作動流体は配管152を流れコンデン
サ3に入り、例えば海水など配管24を流れる冷却水で
冷却され復水する。復水は配管154を通ってポンプ4
に送られ、昇圧されて配管155を通ってボイラ5に入
る。以上のサイクルは繰り返される。
【0004】図4は従来の発電システムの第2の例の系
統図である。図において、30はセパレータ、31は熱
交換器である。201および202はセパレータ30に
連り、熱交換器31を経てコンデンサ3に入る液成分が
流れる配管である。156は熱交換器31からボイラ5
に連る配管である。上記以外の部分は第1の例と同じで
ある。
【0005】本システムにおいて、作動流体はタービン
1で仕事をした後配管152を通ってコンデンサ3に入
る。コンデンサ3にて冷却され凝縮した作動流体は配管
154を通りポンプ4で加圧されて熱交換器31に入
る。ボイラ5で沸騰した作動流体はセパレータ30に入
り、蒸気成分と液成分とに分けられて蒸気成分は配管1
51を通ってタービン1に送られ仕事をする。液成分は
配管201を通って熱交換器31で熱交換した後、配管
202を通ってコンデンサ3に入る。ボイラ熱源の熱源
流体は配管261よりボイラ5に入り配管262を通っ
て煙突6より放出される。また、コンデンサ3の冷却水
は系外より取込まれ配管24を通った後、系外に捨てら
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の第1の例で
は、使用熱源の種類によっては配管152内のタービン
排気の温度が高くなって、コンデンサ3において配管2
4を通して外部に捨てる熱エネルギーがかなり大きくな
り、ボイラ5で得た総エネルギーをタービン1で十分に
仕事として回収できないという不具合があった。
【0007】また、従来技術の第2の例では熱交換器8
によりセパレータ7で分離した液のもつ熱を回収し、ボ
イラ5の入口の作動流体を加熱する。従って、ボイラ5
入口の作動流体温度が高くなり、これによりボイラ6出
口の配管262を通って外部に放出される熱源流体の温
度も上昇する。よって、熱交換器8によってプラント内
の余剰熱は回収できるものの、ボイラ5での熱源流体か
らの熱回収は逆に減少するという不具合があった。
【0008】本発明は、上記各例における熱エネルギー
の系外への排出を減少させた高効率の発電システムを提
供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、ボイラ、タービン、コンデンサ、ポ
ンプを備えた発電システムにおいて、次の特徴を有する
発電システムに関するものである。 (1)上記発電システムのメインループ内のガスを熱源
とする吸収冷凍機を設け、同冷凍機で発生した冷熱によ
って上記コンデンサを冷却すること。 (2)上記ボイラから排出された熱源ガスを熱源とする
吸収冷凍機を設け、同冷凍機で発生した冷熱によって上
記コンデンサを冷却すること。
【0010】
【作用】従来はメインループ内のガス熱はコンデンサで
冷却されて外部へ排出されていた。またボイラの熱源流
体のガスの熱は使用後、煙突から排出されていた。これ
らの熱を吸収冷凍機に導き、冷熱を発生させてコンデン
サを冷却することによって前記の熱が有効に利用される
と共にコンデンサにおいて従来にも増してタービン排出
ガスを冷却することができるので、タービンの背圧を低
下させ、タービンの出力を向上させ、効率的な発電を行
うことができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の回路図である。
これは従来の第1の例の改良に係るものであり、従来の
回路(図3)に吸収冷凍機を付加した構成となってい
る。図において、7は発生器、8は吸収器、9は熱交換
器、10は凝縮器、11は蒸発器、12,13,14は
ポンプである。上記各部を結ぶ配管については作用の説
明と共に後述する。上記各部によって吸収冷凍回路が構
成される。161,162,163は蒸発器11とコン
デンサ3を結ぶ配管である。タービン1の下流側に連る
配管152は発生器7に連り、配管153を介してコン
デンサ3に連っている。上記以外の部分は従来のシステ
ムと同じである。
【0012】次に上記実施例における吸収冷凍機の作用
について述べる。図において、 (1)発生器7内の冷媒はメインループの配管152か
らの熱により加熱され、低沸点媒体の一部は蒸気となっ
て配管20を通って凝縮器10に送られる。低沸点媒体
が蒸発した後の残りの冷媒は、配管211を通って熱交
換器9に送られる。 (2)配管211を通って熱交換器9に入った冷媒は、
配管222を通って同熱交換器に流入する冷媒と熱交換
した後、配管212を通って吸収器8に送られる。 (3)配管212を通って吸収器8に流入した冷媒は、
そこで配管18を通って流入する低沸点媒体と混合した
後、配管25を通る冷却水により冷却され復液する。 (4)吸収器8で復液した冷媒は配管221、冷凍機用
ポンプ13、配管222を通り、熱交換器9に入り、こ
こで先に述べた配管211から流入する冷媒と熱交換し
た後、配管223を通って発生器7に流入する。 (5)配管231,232と冷凍機用ポンプ12で構成
される循環ループは吸収器8の性能改善ループである。 (6)発生器7で発生した低沸点媒体蒸気は、配管20
を通って凝縮器10に入り、配管24を通る冷却水で冷
却され復液する。 (7)凝縮器10で復液した低沸点媒体は配管19を通
り蒸発器11に入る。 (8)蒸発器11に流入した低沸点媒体は蒸発器11内
の配管163の表面で蒸発し、その時の気化熱は配管1
63内を流れる流体を冷却し、気化した低沸点媒体は配
管18を通って吸収器8に流入する。 (9)配管171,172、冷凍機ポンプ14で構成さ
れる循環ループは、蒸発器性能改善ループである。 (10)一例として、低沸点媒体として水、冷媒として
リチウム水溶液が用いられる。
【0013】本実施例の回路は、上述の作用を有する吸
収冷凍サイクルを備え、同吸収冷凍サイクルの熱源とし
てタービン出口の排気蒸気を配管152,153で回収
し、発生した冷水を配管161,162,163によっ
てコンデンサ3に供給し、コンデンサ冷却水として使用
するものである。これにより、従来技術では外部に捨て
ていた熱エネルギーを有効に利用することができる。ま
た、発生した冷水をコンデンサ3の冷却水として使用し
たことにより、タービン出口蒸気の復水温度を従来技術
より低下させることができるため、タービン背圧を従来
技術より低下させることができ、これによりタービン1
の発生動力を増大させることが可能となる。
【0014】図2は本発明の第2実施例の回路図であ
る。これは従来技術の第2の例の改良に係るものであ
り、従来の回路(図4)に吸収冷凍機を付加した構成と
なっている。図において、7は発生器、8は吸収器、9
は熱交換器、10は凝縮器、11は蒸発器、12,1
3,14はポンプであり、これらの各部を結ぶ配管と共
に、上記各部によって吸収冷凍回路が構成されている。
この構成は基本的に第1実施例の吸収冷凍回路と同じで
あるから、作用の説明は省略する。上記以外の部分は発
電システムの回路であり、従来技術の第2の例と同じで
ある。
【0015】本実施例においては、配管261を流れる
熱源流体は、ボイラ5で発電回路の作動流体に熱を与え
た後、配管262によって吸収冷凍サイクルの熱源とし
て使用される。吸収冷凍サイクルの蒸発器11において
発生した冷熱は配管161によってコンデンサ3の冷却
水として使用される。
【0016】本実施例においても、従来技術では外部に
捨てていた熱源流体の熱を回収し冷熱を発生させること
によって、エネルギ利用効率を向上させることができ
る。発生した冷熱をコンデンサ3の冷却水として使用す
ることにより、コンデンサ3で凝縮・復液する作動流体
温度を低下させることができる。作動流体の復液温度を
低下させることによって、タービン背圧を低下させるこ
とができるのでタービン出力が増し、熱回収効率が増大
する。
【0017】
【発明の効果】本発明の発電システムにおいては、同シ
ステムのメインループ内のガスあるいは、ボイラから排
出された熱源ガスを熱源とする吸収冷凍機を設け、同冷
凍機で発生した冷熱によってコンデンサを冷却するの
で、効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図。
【図2】本発明の第2実施例の回路図。
【図3】従来の発電システムの第1の例の回路図。
【図4】従来の発電システムの第2の例の回路図。
【符号の説明】
1 タービン 2 発電機 3 コンデンサ 4 ポンプ 5 ボイラ 6 煙突 7 発生器 8 吸収器 9 熱交換器 10 凝縮器 30 セパレータ 31 熱交換器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ、タービン、コンデンサ、ポンプ
    を備えた発電システムにおいて、同システムのメインル
    ープ内のガスを熱源とする吸収冷凍機を設け、同冷凍機
    で発生した冷熱によって前記コンデンサを冷却すること
    を特徴とする発電システム。
  2. 【請求項2】 ボイラ、タービン、コンデンサ、ポンプ
    を備えた発電システムにおいて、前記ボイラから排出さ
    れた熱源ガスを熱源とする吸収冷凍機を設け、同冷凍機
    で発生した冷熱によって前記コンデンサを冷却すること
    を特徴とする発電システム。
JP26152592A 1992-09-30 1992-09-30 発電システム Pending JPH06108804A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26152592A JPH06108804A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 発電システム

Applications Claiming Priority (1)

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JPH06108804A true JPH06108804A (ja) 1994-04-19

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ID=17363114

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JP26152592A Pending JPH06108804A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 発電システム

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JP (1) JPH06108804A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097742A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 General Electric Co <Ge> 吸水式チラーに統合されたランキンサイクル
WO2018110473A1 (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 川崎重工業株式会社 冷却系統を備えるガスタービンシステム

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991012