JP4465439B2 - 発電・冷凍システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コージェネレーションシステムとして利用し得るようにしたアンモニア・水混合媒体タービンシステムとアンモニア吸収式冷凍システムとを組み合わせてハイブリッド化した発電・冷凍システム、すなわち、アンモニア・水混合媒体を用いた発電・冷凍システムに関するものであり、特に、アンモニア・水混合媒体タービンシステムとアンモニア吸収式冷凍システムとの間でアンモニア・水混合媒体を共有させる構成により、システム全体としての動作効率を向上させ得るようにした点を特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】
〔研究の経緯〕
アンモニア・水混合媒体タービンシステムに関する研究において、本願出願人および発明者は、これまでに、エネルギーの有効利用を図るべく、中・低温熱源からのエネルギー回収に有用な共通技術の一つとして、低沸点媒体を作動流体とするタービンシステム(以下、LTSという)を対象に、主としてその力学的挙動の解明を意図する研究を展開してきた。
【0003】
〔参考文献〕
なお、この研究に関連する参考文献としては、次のものがある。
◆参考文献1:日本機械学会論文集、1994年、B編、No.60−527、282〜289頁、「スチームタービンとR11タービンよりなる直結型バイナリータービンシステムの力学的挙動に関する研究(第1報、システムの動的特性に関する回路論的モデル)」
【0004】
◆参考文献2:日本機械学会論文集、1998年、III巻、No.98−1、437〜438頁、「直結型バイナリータービンシステムの力学的挙動に関する研究(第9報,R123を用いたシステムの動的特性)」
◆参考文献3:日本エネルギー学会、1998年、第7回日本エネルギー学会大会論文集、225〜228頁、「混合媒体(R134a/R123)を用いた直結型バイナリータービンに関する研究」
【0005】
◆参考文献4:九州大学大型計算機センター、1997年発行、「流体の熱物性値プログラム・パッケージPROPATH」第10巻、第2版、455〜463頁、「PROPATHグループ」
◆参考文献5:ASME(The American Society ofMechanical Engineers)Paper、1988年、No88−GT−140、「The Design of a 3MW Kalina Cycle Experimental Plant」
◆参考文献6:中部電力研究資料、第81号,1988年11月、82〜88頁、「アンモニア・水混合流体サイクルによる高効率発電システムの基礎研究」
◆参考文献7:三菱重工技報、Vol.29−3、1992年5月、214〜219頁、「アンモニア・水混合流体サイクル高効率発電システムの研究」
【0006】
◆参考文献8:「火力原子力発電」誌、1994年2月号、64〜71頁、「アンモニア・水混合流体サイクル発電試験結果」
◆参考文献9:日本機械学会、第4回動力・エネルギー技術シンポジウム論文集、1994年、85〜90頁、「アムモニア−水混合物によるカリナ・サイクルの基本特性」
◆参考文献10:早稲田大学理工学研究所報告、No.86、1979年、1〜119頁、「低沸点媒体タービンシステム研究会」
◆参考文献11:日本機械学会編纂、1983年、丸善発行、「流体の熱物性値集」
【0007】
◆参考文献12:日本冷凍協会発行、1989年、「吸収冷凍機とヒートポンプ」、23頁
◆参考文献13:日本冷凍協会発行、1993年、「冷凍空調便覧 I」、217頁
◆参考文献14:日本エネルギー学会、第6回日本エネルギー学会大会論文集、1997年、211〜214頁、「混合媒体サイクルの運転動作点に関する調査」
◆参考文献15:日本機械学会論文集、1994年、No.60−578、282〜289頁、「スチームタービンとR11タービンよりなる直結形バイナリータービンシステムの力学的挙動に関する研究」
【0008】
◆参考文献16:日本エネルギー学会、1997年、第6回日本エネルギー学会大会論文集、199〜202頁、「R123を用いた直結形バイナリータービンシステムに関する研究」
◆参考文献17:日本機械学会、1998年、第8回設計工学・システム部門講演会論文集、No.98−32、527〜530頁、「混合媒体(R134a/R123)を用いた直結形バイナリータービンシステムの力学的挙動とそのモデル化」
◆参考文献18:日本機械学会、1998年、第8回設計工学・システム部門講演会論文集、No.98−32、523〜526頁、「潜熱性熱源に対するアンモニア・水混合媒体タービンについて」
【0009】
◆参考文献19:特公平4−27367号「エネルギー発生方法」
◆参考部分20:日本冷凍機協会論文集、1994年、VOL.21、No.2、177〜187頁、「大型アンモニア低温吸収式冷凍設備の経済性評価」
◆参考文献21:日本冷凍機協会論文集、1991年、85〜88頁、「低温大容量アンモニア吸収式冷凍プラントの能力測定方法」
【0010】
〔研究の内容〕
ここに述べる研究の内容は、主として、参考文献14・18にまとめられているものである。
作動流体として用いる低沸点媒体として、初期には、参考文献1のようなCFC−11を、最近では、参考文献2のようなHCFC−123、参考文献3のようなHCFC−123とHFC−134aとの混合媒体を取り上げ、一方、システム形態としてはスチームタービンとその排気を熱源とするLTSを組み合わせるバイナリタービンシステムを取り上げてきた。これら十数年に及ぶ研究成果を踏まえて、新たにアドバンスト・コージェネレーションシステム(Advanced Co−generation System)(以下、ACGSという)に関する研究を行った。
【0011】
この研究におけるACGSの全容については後述するが、本願発明者等は、そのボトミングサイクル、すなわち、熱力学的にみて最下位となる熱サイクルの一主要部を担う、アンモニア・水混合媒体(以下、AWMという)を作動流体とするタービンシステムの運転動作については参考文献14にまとめ、また、同システムの出力特性については、サイクル論的視点から考察した結果、次のようなACGS構想にもとづくシステムの構成を参考文献18により提案した。
【0012】
〔ACGS構想の概要〕
このACGS構想でのシステム全体の概念図を図10に示す。図10の構成は、ガスタービン(A)→同期発電機(B)による系統、スチームタービン(C)→AWMタービン(D)→誘導発電機(E)による系統、アンモニア吸収式冷凍機(F)、氷蓄熱システム(G)、太陽光発電システム(H)などによって構成されている。
【0013】
そして、このACGSの構成では、都市ガス(I)を燃料としてガスタービン(A)(30000[rpm]/690[kW])を駆動することにり、同期発電機(B)(6.6[kV]/740[kVA])から電力を得る。
【0014】
また、ガスタービン(A)の排気(577[℃]/180[m3/min])は排熱回収ボイラ(J)に供給され、高圧水蒸気(K)(2[MPa]/2.2[t/h])を発生する。この高圧水蒸気(K)はスチームタービン(C)(3000[rpm]/45[kW])に供給され、それによって誘導発電機(E)(440[V]/132[kW])を駆動する。
【0015】
スチームタービン(C)の排気(0.6[MPa])は2つのボトミングサイクルに供給される。その1つのボトミングサイクルは、AWMを作動流体とするタービンシステム、すなわち、AWMタービンシステム(D)の熱サイクルであり、このAWMタービンシステム(D)はスチームタービン(C)に直結した誘導発電機(E)の両軸(E1・E2)のうちの他方の軸(E2)に直結するように構成にしてある。
【0016】
また、誘導発電機(E)の出力は、ガスタービン(A)に直結した同期発電機(B)と連系して利用に供する。この連系には、太陽光発電システム(H)(20kW/400[V])からの出力もインバータ(図示せず)を介して接続される。そして、これら3つの発電出力は独自の連系のもとに独立電源の形態を成し、その上で商電系統(M・N)に連系されており、当面は、ACGSを設備する施設内、例えば、早稲田大学の喜久井町キャンパス内で使用しない余剰電力(M)については電力会社、例えば、東京電力に売電する。
【0017】
他の1つのボトミングサイクルは、冷媒にアンモニア、吸収剤に水を用いる冷凍サイクル、すなわち、いわゆるアンモニア吸収式冷凍機(F)の熱サイクルであって、吸収作用を行うための作動流体、すなわち、吸収液としてAWMを用いることにより、−5[℃]の冷熱(100USRT)を発生する。発生した冷熱は、一部を氷蓄熱システム(G)に供給しながら、昼間における別の所定の施設の冷房用冷熱、例えば、昼間の喜久井町キャンパスの研究棟の冷房用冷熱として利用するように構成し、夜間にはアンモニア吸収式冷凍機(F)を停止させるため、その間の冷房用冷熱は氷蓄熱システム(G)によって得るように構成する。
【0018】
上記の2つのAWMサイクル、すなわち、AWMタービンシステムにおけるAWMが循環するサイクルと、アンモニア吸収式冷凍機(F)におけるAWMが循環するサイクルとに対するスチームタービン(C)からの水蒸気(C1)の供給は、AWMタービンシステム(D)に対する水蒸気(C11)と、アンモニア吸収式冷凍機に対する水蒸気(C12)との比率が、夏季には、ほぼ1:1にされ、また、冬季には、水蒸気(C1)の大半がAWMタービンシステム(D)に供給されるとともに、残りの一部が暖房用に利用される。
【0019】
なお、上述の2つのボトミングサイクルを、いずれも、AWMを作動流体として構成したのは、将来的には、AWMを共有させてハイブリッド化した新たな発電・冷凍サイクルをもつACGSとすることを一連の研究の目標としたためである。
【0020】
〔AWMタービンシステム〕
ガスタービン(A)の排気ガスなどの顕熱性熱源に対しては、作動流体にAWMを用いるようにした図11のKalina−1型サイクル構成と、図12のKalina−2型サイクル構成とに示すようなカリーナサイクルが理論的に有効であることは、例えば、参考文献5などにより周知である。
【0021】
なお、Kalina−1型サイクル構成と、Kalina−2型サイクル構成との動作の内容は、参考文献5〜7・参考文献19により周知なので、ここでは、その説明を省略する。
【0022】
そして、AWMは、蒸発する際、図13に示すように非等温蒸発を行うため、向流型の熱交換器、例えば、図11の低圧凝縮器のように熱交換する各流体を対向方向に流通するようにした熱交換器を用いて熱交換を行う場合、熱源と作動流体との温度差を小さくでき、水あるいはアンモニア単体を用いた場合よりも高い熱回収を実現できることが知られている。
【0023】
これらのカリナーサイクルを、そのまま水蒸気のような潜熱性熱源に対して用いた場合には、図14に示すように、顕熱性熱源の場合とは違い、AWMを用いる有効性は低いことも知られている。
【0024】
そこで、本願発明者等は、ACGSにおけるボトミングサイクルとしての機能と役割とを十分に留意した図15に示すようなW−MTS型サイクル構成を提案するとともに、次のような〔サイクル論的算定調査〕により、主として、潜熱性熱源に対するW−MTS型サイクル構成の有効性を明らかにした。
【0025】
図15のW−MTS型サイクル構成における主要部分は、図21のような参考文献14における混合媒体サイクルのフローと同様の構成になっており、回収熱交換器(Recuperator)の部分は、参考文献14では再生器と言っている部分に相当するものである。
【0026】
まず、図21の混合媒体サイクルのフローにおける動作を説明すると、高圧凝縮器からのAWMの基準濃度の液が高圧ポンプによって蒸発器に圧送され、蒸発器で全量が気化し、AWMタービンに流入する。AWMタービンを出た蒸気は、回収熱交換器、すなわち、再生器で予冷された後に、セパレータからのAWMの低濃度液で稀釈されてAWMの中濃度の蒸気になり、低圧凝縮器に流入する。
【0027】
そして、AWMの中濃度の蒸気を低圧凝縮器で凝縮して得られるAWMの中濃度の液の一部は、回収熱交換器、すなわち、再生器で予熱された後にセパレータに流入して、AWMの高濃度蒸気と低濃度液とに分離される。
【0028】
さらに、高濃度蒸気は高圧凝縮器・蒸発器を経て再びAWMタービンへ、また、前者の低濃度液は減圧弁・低圧凝縮器・高圧凝縮器・蒸発器を経てAWMタービンへという循環を繰り返す。
【0029】
図15のW−MTS型サイクルの構成では、図21のセパレータがセパレータ1の部分になっており、さらに、高圧凝縮器と蒸発器との間に予熱器1・予熱器2を、蒸発器とAWMタービンとの間にセパレータ1を設けるとともに、セパレータ1・セパレータ2からのAWMの液を予熱器1・予熱器2と各減圧弁(e)を通した後に低圧凝縮器に流入させるように変更している。
【0030】
〔サイクル論的算定調査〕
サイクル論的算定調査として、上記の参考文献5により開示された上記のKalina−1型サイクル構成と、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)と、上記のW−MTS型サイクル構成とに対して、各システムでの出力特性の算定調査を行った。
【0031】
この算定において仮定した条件は次のとおりである。
(1)タービンでは等エントロピー変化とする。
(2)ポンプでは等エントロピー変化とする。
(3)減圧弁(e)においては等エンタルピー変化とする。
(4)ピンチ点温度差、すなわち、各熱交換部分におけるAWMにもとづく流体と他の流体との間における最小の温度差は10[K]とする。
(5)AWMは凝縮器出口(d)において飽和液とする。
(6)配管、熱交換器などにおける圧力損失は無視する。
(7)セパレータにおいては乾き飽和蒸気と飽和液とに完全に分離する。
【0032】
そして、この仮定にもとづき、図19・図20に示すような顕熱性熱源と潜熱性熱源を対象に算定を行った。なお、AWMの物性値は上記の参考文献4に記載された内容を用いて導いている。
【0033】
〔顕熱性熱源についての考察〕
システム出力を、[システム出力]=[タービン出力]−[ポンプ動力]として、算定した顕熱性熱源を用いた場合におけるシステム出力の算定結果を図16に示す。この算定によって、Kalina−1型サイクル構成とW−MTS型サイクル構成との各セパレータ入口(a)の温度と、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)とW−MTS型サイクル構成との各タービン入口(b)の圧力には、蒸発器入口(c)の濃度をパラメータとするとき、それぞれシステム出力が最大となる最適点が存在することを見出した。
【0034】
そして、図16は、蒸発器入口(c)の濃度とシステム出力の関係を示したものあり、図16によれば、W−MTS型サイクル構成とKalina−1型サイクル構成では、蒸発器入口(c)の濃度0.6[kg/kg]で最大値をとり、また、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)では、蒸発器入口(c)の濃度が高いほどシステム出力が上がることがわかる。
【0035】
また、W−MTS型サイクル構成では、Kalina−1型サイクル構成およびKalina−2型サイクル構成(地熱用)に比べ、システム出力は同一の濃度に対していずれも高く、濃度0.6[kg/kg]では、Kalina−1型サイクル構成に比べて約16%、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)に比べて約28%の向上が得られている。
【0036】
したがって、上記の参考文献18で提案したW−MTS型サイクル構成は、顕熱性熱源に対して、上記の参考文献5によるKalina−1型サイクル構成およびKalina−2型サイクル構成(地熱用)よりもシステム効率において優位性があるといえる。
【0037】
〔潜熱性熱源についての考察〕
潜熱性熱源を用いた場合のシステム出力の算定結果を図17に示す。この場合にも、算定によってKalina−1型サイクル構成とW−MTS型サイクル構成とのセパレーター入口(a)の温度と、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)とW−MTS型サイクル構成のタービン入口(b)の圧力とには、蒸発器入口(c)の濃度をパラメータにとったときに、それぞれ、システム出力が最大となる最適点が存在することを見出した。
【0038】
そして、この算定結果をもとに、図16と同様に整理したものが図17であり、図17によれば、W−MTS型サイクル構成、Kalina−1型サイクル構成、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)では、いずれも水単体、アンモニア単体に近い程システム出力が向上していることがわかる。
【0039】
これは蒸発器での交換熱量が、図14に示すように、蒸発器入口(c)の濃度においては、あまり差異がなく、サイクル効率の傾向がそのままシステム出力の傾向となるためである。
【0040】
しかし、当然のことながら、蒸発器入口(c)の濃度が水単体に近づくにしたがい、タービン出口(f)の圧力は負圧となり、タービン出口(f)での体積流量の著しい増加をもたらす。一方、蒸発器入口(c)の濃度がアンモニア単体に近づくにしたがい、タービン入口(b)の圧力が著しく高圧になる。したがって、各機器の設計、システムの運転等を留意すると、蒸発器入口(c)の濃度は0.4〜0.7[kg/kg]とするのが妥当と考えられる。
【0041】
また、W−MTS型サイクル構成では、Kalina−1型サイクル構成よりも、そのシステム出力が高く、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)と比べても、若干ではあるがシステム出力が高い。さらに、W−MTS型サイクル構成とKalina−2型サイクル構成(地熱用)とのタービン入口(b)の圧力とシステム出力の関係を図18に示す。図18において、同一の出力と濃度のもとでは、W−MTS型サイクル構成によればタービン入口(b)の圧力を低くすることができることがわかる。
【0042】
したがって、W−MTS型サイクル構成は、潜熱性熱源の場合においても、従来のKalina−1型サイクル構成およびKalina−2型サイクル構成(地熱用)よりも、システム効率において優位性があるといえる。
【0043】
ここで、図13・図14における2次媒体とは、図11・図12・図15の各蒸発器に与えられる水蒸気(g)を1次媒体としたときには、図11・図12・図15の構成におけるAWMの循環系全体を指すものであることは言うまでもない。
【0044】
上記の結果から、アンモニア・水混合媒体を用いたKalina−1型サイクル構成と、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)と、W−MTS型サイクル構成について、主としてシステム出力の算定を行った範囲では、W−MTS型サイクル構成の方が、顕熱性熱源のみならず、潜熱性熱源に対しても高い優位性をもつわけである。
【0045】
つまり、顕熱性熱源を用いた場合には、Kalina−1型サイクル構成とKalina−2型サイクル構成(地熱用)とに比較して、W−MTS型サイクル構成のシステム出力では約16%、約28%向上され、また、潜熱性熱源を用いた場合には、Kalina−1型サイクル構成と比較して約28%向上されるとともに、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)と比較した場合には、同一の出力と濃度においてタービン入口(b)の圧力を低く抑えうるなど、W−MTS型サイクル構成の方が優れている。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術において、AWMタービンシステムにおけるAWMを循環するサイクルと、アンモニア吸収式冷凍機におけるAWMを循環するサイクルとによる2つのボトミングサイクルを、作動流体とするAWMを共有して、ACGSの一助とするハイブリッド化した構成を得るには、AWMタービンシステムの如何なる部分におけるAWMの流動と、アンモニア吸収式冷凍機の如何なる部分におけるAWMの流動とを連携づければ、最も効率のよいコージェネレーションシステム(Co−generation System)(以下、CGSという)を提供し得るかという課題がある。
【0047】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述のような、アンモニア・水混合媒体(以下、AWMという)を作動流体とするタービンシステム(以下、AWMタービンシステムという)と、前記AWMを吸収液とするアンモニア吸収式冷凍システムとを組み合わせてハイブリッド化した発電・冷凍システムであって、前記AWMタービンシステムの出口から流出するAWMを凝縮する凝縮部分(低圧凝縮器112)に向けて前記AWMタービンシステムの予熱部分(予熱器120、121)から流出し前記AWMタービンシステムの出口から流出するAWMに合流する前記AWM120x、121xを分流して、前記アンモニア吸収式冷凍システムの吸収部分における前記AWM212xに合流する合流手段102、101と、前記凝縮部分から流出する前記AWM112xを分流して、前記アンモニア吸収式冷凍システムの吸収部分(吸収器212)から流出した前記AWM(以下、吸収流出AWMという)212yに合流する合流手段103と、前記吸収流出AWM212yを分流して、前記AWMタービンシステムの前記凝縮部分に流入する前記AWM112yに合流する合流手段201とを具備することを特徴とする発電・冷凍システムであり、さらにアンモニア吸収式冷凍システムの吸収部分から流出するAWMの全溶液流量に対する、AWMタービンシステムの前記凝縮部分へ分流するAWMの溶液流量の比で定義する流量比(Rh)が0.5を越えないようにして、システム効率の向上を可能にして、上述の課題を解決し得るようにしたものである
【0048】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態として、上記の従来技術におけるAWMタービンとアンモニア吸収式冷凍機との組み合わせ構成、すなわち、ハイブリッドシステムに、この発明を適用した実施例を説明する。
【0049】
【実施例】
以下、図1〜図9により実施例を説明する。ここで、図1のAWMハイブリッドシステム500におけるAWMタービンシステム100の部分は図2のAWMタービンシステム100と同一の構成、また、アンモニア吸収式冷凍システム200の部分は図3のアンモニア吸収式冷凍システム200と同一の構成をもつ部分であり、さらに、図2のAWMタービンシステム100の部分は、上記の従来技術における図15のW−MTS型サイクル構成のタービンを図10のAWMタービンシステム(D)として、図10の誘導発電機(E)を連結した構成に相当するものである。
【0050】
そして、図3のアンモニア吸収式冷凍システム200における主要部分の構成は、同図の構成から明らかなように、参考文献20・21におけるアンモニア吸収式冷凍設備の構成と同様の構成になっているので、その動作を参考文献20・21の記載にもとづいて説明すると、発生器215で蒸発したアンモニア蒸気は、吸収器212で稀溶液に吸収されて、アンモニア濃溶液になる。
【0051】
このアンモニア濃溶液は、溶液ポンプ213により高圧の発生器215に送られる。アンモニア濃溶液は発生器215で加熱され、アンモニアと水の混合蒸気が発生する。このAWMの蒸気は精溜塔211で高純度のアンモニア蒸気になり、その後、凝縮器で液化される。液化されたアンモニアは蒸発器で再び蒸発する。発生器で生じた稀溶液は、溶液熱交換器で濃溶液により冷却されて吸収器に入り、再びアンモニア蒸気を吸収するという循環動作を行う。なお、上記の説明における蒸気・稀溶液・濃溶液・混合蒸気などは、図3のアンモニア吸収式冷凍システム200では、AWMでの蒸気・稀溶液・濃溶液・混合蒸気などに相当することは言うまでもない。また、図3の構成におけるサブクーラ(Sub cooler)の部分は、参考文献20・21では冷媒過冷却器と言っている部分に相当するものである。
【0052】
〔ハイブリッドシステムの概要〕
図1のAWMハイブリッドシステム500におけるAWMタービンシステム100とアンモニア吸収式冷凍システム200とのハイブリッド化は、ハイブリッドシステムの構成単位となる両システムが個々に当該システムとして有効であるものとし、これら両システムは、いずれも単独システムとしての実用運転に供し得ることを前提にして構成したものであり、図2のAWMタービンシステム100と、図3のアンモニア吸収式冷凍システム200とにおける●印の箇所をハイブリッド化のための分流点とし、×印の箇所をハイブリッド化のための合流点としているものである。
【0053】
そして、このハイブリッド化により、AWMハイブリッドシステム500を発電機能と冷凍機能と備えるCGSとして構成したものであって、図1に示すように、AWMタービンシステム100からアンモニア吸収式冷凍システム200へのAWMの流れを、流路101・102・103による3系統の合流によって行うとともに、アンモニア吸収式冷凍システム200からAWMタービンシステム100へのAWMの流れを流路201による1系統の合流によって行うことにより、これら両システムにおけるボトミングサイクルのハイブリッド化を実現しているものである。
【0054】
つまり、これらの分流と合流とは、主として、AWMタービンシステム100に対してはタービン111の出口(f)側に対するAWMの低濃度溶液の供給を行い、アンモニア吸収式冷凍システム200に対しては精溜塔211に対するAWMの高濃度溶液の供給を行うことによって、両システムの能力向上を図ることを基本概念としているものである。
【0055】
そして、概括的には、上述のようなアンモニア・水混合媒体、すなわち、AWMを作動流体とするタービンシステム、すなわち、AWMタービンシステム100と、同様のAWMを吸収液とするアンモニア吸収式冷凍システム200とを組み合わてハイブリッド化した発電・冷凍システム、すなわち、AWMハイブリッドシステム500において、AWMタービンシステム100の予熱部分、例えば、予熱器120・121から低圧凝縮部分、例えば、低圧凝縮器112側へ流出するAWM120x・121xをアンモニア吸収式冷凍システム200の吸収部分、例えば、吸収器212におけるAWM212xに合流し、また、AWMタービンシステム100の低圧凝縮部分、例えば、低圧凝縮器112から流出するAWM112xをアンモニア吸収式冷凍システム200の吸収部分、例えば、吸収器212から流出したAWM212yに合流し、さらに、アンモニア吸収式冷凍システム200の吸収部分、例えば、吸収器212から流出したAWM212yをAWMタービンシステム100の低圧凝縮部分、例えば、低圧凝縮器112に流入するAWM112yに合流するようにした各合流手段を設けたことを特徴とした構成を有するものである。
【0056】
〔算定調査〕
ここで、単位システムとしてのAWMタービンシステム100とアンモニア吸収式冷凍システム200を、それぞれ単独運転する場合と、ハイブリッド化したAWMハイブリッドシステム500として運転する場合とについて、出力特性の比較を行うことにより、ハイブリッド化の有効性を確認する。
【0057】
この確認は、次のような算定調査により行ったものであり、ハイブリッド化の度合いは、アンモニア吸収式冷凍システム200の吸収器212から流出するAWMの全溶液流量と、AWMタービンシステム100の低圧凝縮器112へ分流するAWMの溶液流量の比で定義する流量比(Rh)によって表し、また、AWMタービンシステム100の出力の評価は、タービン111の出力からポンプ動力、すなわち、低圧ポンプ113と高圧ポンプ114に要する動力を除いたシステム出力(WT)によって行ったものである。
【0058】
そして、算定時の主たる仮定は、次のようになっている。
(1)タービン111の有効効率は40%とする。
(2)アンモニア吸収式冷凍システム200の能力は100USRT(一定)とする。
(3)ポンプ113・114・213の前後では等エントロピー変化を行うものとする。
(4)減圧弁11・116・214の前後では等エンタルピー変化を行うものとする。
(5)配管、熱交換器等での熱・圧力損失はないものとする。
(6)セパレータ117・118では乾き飽和蒸気と飽和液とに分離する。
(7)供給水蒸気(g)(0.7[MPa]/2.2[t/h])は乾き飽和蒸気とする。
(8)冷却水入口(n)の温度は32[℃]とする。
(9)ブライン出口(r)の温度は−5[℃]とする。
【0059】
なお、各熱交換部分におけるピンチ点温度差Δθp、すなわち、各熱交換部分におけるAWMにもとづく流体と他の流体との間における最小の温度差は個々に異なるものとし、実用に則して定めている。そして、算定結果を図4〜図9に示す。
【0060】
〔AWMハイブリッドシステムの評価〕
図4は上記の算定結果における流量比(Rh)=0.5までの運転が可能であって、その範囲では、流量比(Rh)の増加が、AWMタービンシステム100のシステム効率と、アンモニア吸収式冷凍システム200の成績係数(Coffficient Of Performance)(以下、COPという)との両方の向上に有効であることがわかる。
【0061】
つまり、AWMタービンシステム100とアンモニア吸収式冷凍システム200とを別個の2つの単位システムとして単独で運転する場合と比較すると、システム出力で4.2%、COPで6.7%の向上が得られるので、ハイブリッド化の意義が十分認められることになる。
【0062】
また、流量比(Rh)=0.5以上では、AWMタービンシステム100において、タービン111の出口(f)側へのAWMの低濃度溶液の供給が著しく損なわれ、例えば、一部の管路で逆流するなどの不都合が生ずるので、動作点として採用し難いことになる。
【0063】
これらのことは、図5における算定結果によって、さらに、明らかである。つまり、図5は、流量比(Rh)の変化にもとづく、AWMタービンシステム100における蒸発器119のピンチ点温度差Δθp=10[K]に対する熱交換量QTEと、アンモニア吸収式冷凍システム200における発生器215のピンチ点温度差Δθp=10[K]に対する交換熱量QRDとの関係を示しており、図5によれば、ハイブリッド化によって発生器215への供給する水蒸気(g)の量は減少するので、アンモニア吸収式冷凍システム200に対する水蒸気(g)をその量だけ削減することができ、その削減分をAWMタービンシステム100に供給することが可能になり、これによって、AWMタービンシステム100のシステム効率と、アンモニア吸収式冷凍システム200のCOPとの両方の向上が同時に可能になるわけである。
【0064】
次に、AWMの熱的諸元の動作を判断するために、アンモニア冷凍システム200中におけるAWMのアンモニア蒸発温度θREを対象として、システム出力との関係に対する算定結果を図6に、COPとの関係に対する算定結果を図7に、また、交換熱量QTEとの関係に対する算定結果を図8に、熱交換料QRDとの関係に対する算定結果を図9に示す。
【0065】
これら図6〜図9よれば、蒸発温度θREの上昇がシステム出力及びCOPの向上をもたらすことがわかる。しかし、上述のように、蒸発温度θREの上昇に伴い、両方のシステムの運転に対する有効な動作点の範囲が縮小することに留意を要する。
【0066】
以上の算定結果から、AWMハイブリッドシステム500では、両方のシステムの運転に対する有効な動作点の範囲が狭くなる点を除けば、図4〜図9の算定結果のようにパラメータとなる多くの要素が、AWMタービンシステム100とアンモニア吸収式冷凍システム200とに相乗的に作用するので、全システム、すなわち、AWMハイブリッドシステム500の有効性の向上に結びつくことになるわけである。
【0067】
【発明の効果】
この発明によれば、以上のように、CGS、すなわち、コージェネレーションシステムのボトミングサイクルを構成するAWMタービンシステムとアンモニア吸収式冷凍システムとにおいて、作動流体とするAWMをタービンシステムとアンモニア吸収式冷凍システムとで共有するようにした発電・冷凍システムにすることで、コージェネレーションシステム全体として動作効率を向上させた構成を提供することができるなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図9はこの発明の実施例を、図10〜図21は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】全体ブロック構成図
【図2】要部ブロック構成図
【図3】要部ブロック構成図
【図4】要部動作特性図
【図5】要部動作特性図
【図6】要部動作特性図
【図7】要部動作特性図
【図8】要部動作特性図
【図9】要部動作特性図
【図10】全体ブロック構成図
【図11】要部ブロック構成図
【図12】要部ブロック構成図
【図13】要部動作特性図
【図14】要部動作特性図
【図15】要部ブロック構成図
【図16】要部動作特性図
【図17】要部動作特性図
【図18】要部動作特性図
【図19】要部動作条件図
【図20】要部動作条件図
【図21】要部ブロック構成図
【符号の説明】
100 AWMタービンシステム
101 流路
102 流路
103 流路
112 低圧凝縮器
112x AWM
112y AWM
113 低圧ポンプ
114 高圧ポンプ
119 蒸発器
120 予熱器
120x AWM
121 予熱器
121x AWM
111 AWMタービン
200 アンモニア吸収式冷凍システム
201 流路
211 精溜塔
212 吸収器
212x AWM
212y AWM
213 溶液ポンプ
214 減圧弁
215 発生器
500 AWMハイブリッドシステム(発電・冷凍システム)
(A) ガスタービン
(B) 同期発電機
(C) スチームタービン
(C1) 水蒸気
(C11) 水蒸気
(C12) 水蒸気
(D) AWMタービンシステム
(E) 誘導発電機
(E1) 軸
(E2) 軸
(F) アンモニア吸収式冷凍機
(G) 氷蓄熱システム
(H) 太陽光発電システム
(I) 都市ガス
(J) 排気ガスボイラ
(K) 高圧水蒸気
(M) 売電
(N) 買電
(a) セパレータ入口
(b) タービン入口
(c) 蒸発器入口
(d) 凝縮器出口
(e) 減圧弁
(f) タービン出口
(g) 加熱側流体
(n) 冷却水入口
(r) ブライン出口
Claims (2)
- アンモニア・水混合媒体(以下、AWMという)を作動流体とするタービンシステム(以下、AWMタービンシステムという)と、前記AWMを吸収液とするアンモニア吸収式冷凍システムとを組み合わせてハイブリッド化した発電・冷凍システムであって、
前記AWMタービンシステムの出口から流出するAWMを凝縮する凝縮部分に向けて前記AWMタービンシステムの予熱部分から流出し前記AWMタービンシステムの出口から流出するAWMに合流する前記AWMを分流して、前記アンモニア吸収式冷凍システムの吸収部分における前記AWMに合流する合流手段と、
前記凝縮部分から流出する前記AWMを分流して、前記アンモニア吸収式冷凍システムの吸収部分から流出した前記AWM(以下、吸収流出AWMという)に合流する合流手段と、
前記吸収流出AWMを分流して、前記AWMタービンシステムの前記凝縮部分に流入する前記AWMに合流する合流手段とを具備することを特徴とする発電・冷凍システム。 - アンモニア吸収式冷凍システムの吸収部分から流出するAWMの全溶液流量に対する、AWMタービンシステムの前記凝縮部分へ分流するAWMの溶液流量の比で定義する流量比(Rh)が0.5以下となるようにすることを特徴とする請求項1に記載の発電・冷凍システム。
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