JP2001073717A - 発電・冷凍システム - Google Patents

発電・冷凍システム

Info

Publication number
JP2001073717A
JP2001073717A JP29144199A JP29144199A JP2001073717A JP 2001073717 A JP2001073717 A JP 2001073717A JP 29144199 A JP29144199 A JP 29144199A JP 29144199 A JP29144199 A JP 29144199A JP 2001073717 A JP2001073717 A JP 2001073717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
awm
turbine
ammonia
low
turbine system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29144199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4465439B2 (ja
Inventor
Takumi Hashizume
匠 橋詰
Yoshiharu Amano
嘉春 天野
Masafumi Akiba
雅史 秋葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Waseda University
Original Assignee
Waseda University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Waseda University filed Critical Waseda University
Priority to JP29144199A priority Critical patent/JP4465439B2/ja
Publication of JP2001073717A publication Critical patent/JP2001073717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4465439B2 publication Critical patent/JP4465439B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems
    • Y02B30/625Absorption based systems combined with heat or power generation [CHP], e.g. trigeneration
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 AWM(アンモニア・水混合媒体)を作動流
体とするタービンシステムとAWMを吸収液とするアン
モニア吸収式冷凍システムとの組み合わせによる合理的
で高効率化した発電・冷凍システムを提供する。 【解決手段】 AWMタービンシステム100の予熱部
分120・121から低圧凝縮部分112側へ流出する
AWM120x・121xをアンモニア吸収式冷凍シス
テム200の吸収部分212におけるAWM212xに
合流し、AWMタービンシステム100の低圧凝縮部分
112から流出するAWM112xをアンモニア吸収式
冷凍システム200の吸収部分212から流出したAW
M212yに合流し、さらに、アンモニア吸収式冷凍シ
ステム200の吸収部分212から流出したAWM21
2yをAWMタービンシステム100の低圧凝縮部分1
12に流入するAWM112yに合流するようにした各
合流手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コージェネレー
ションシステムとして利用し得るようにしたアンモニア
・水混合媒体タービンシステムとアンモニア吸収式冷凍
システムとを組み合わせてハイブリッド化した発電・冷
凍システム、すなわち、アンモニア・水混合媒体を用い
た発電・冷凍システムに関するものであり、特に、アン
モニア・水混合媒体タービンシステムとアンモニア吸収
式冷凍システムとの間でアンモニア・水混合媒体を共有
させる構成により、システム全体としての動作効率を向
上させ得るようにした点を特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】〔研究の経緯〕アンモニア・水混合媒体
タービンシステムに関する研究において、本願出願人お
よび発明者は、これまでに、エネルギーの有効利用を図
るべく、中・低温熱源からのエネルギー回収に有用な共
通技術の一つとして、低沸点媒体を作動流体とするター
ビンシステム(以下、LTSという)を対象に、主とし
てその力学的挙動の解明を意図する研究を展開してき
た。
【0003】〔参考文献〕なお、この研究に関連する参
考文献としては、次のものがある。 ◆参考文献1:日本機械学会論文集、1994年、B
編、No.60−527、282〜289頁、「スチー
ムタービンとR11タービンよりなる直結型バイナリー
タービンシステムの力学的挙動に関する研究(第1報、
システムの動的特性に関する回路論的モデル)」
【0004】◆参考文献2:日本機械学会論文集、19
98年、III巻、No.98−1、437〜438
頁、「直結型バイナリータービンシステムの力学的挙動
に関する研究(第9報,R123を用いたシステムの動
的特性)」 ◆参考文献3:日本エネルギー学会、1998年、第7
回日本エネルギー学会大会論文集、225〜228頁、
「混合媒体(R134a/R123)を用いた直結型バ
イナリータービンに関する研究」
【0005】◆参考文献4:九州大学大型計算機センタ
ー、1997年発行、「流体の熱物性値プログラム・パ
ッケージPROPATH」第10巻、第2版、455〜
463頁、「PROPATHグループ」 ◆参考文献5:ASME(The American
Society ofMechanical Engi
neers)Paper、1988年、No88−GT
−140、「The Design of a 3MW
Kalina Cycle Experimenta
l Plant」 ◆参考文献6:中部電力研究資料、第81号,1988
年11月、82〜88頁、「アンモニア・水混合流体サ
イクルによる高効率発電システムの基礎研究」 ◆参考文献7:三菱重工技報、Vol.29−3、19
92年5月、214〜219頁、「アンモニア・水混合
流体サイクル高効率発電システムの研究」
【0006】◆参考文献8:「火力原子力発電」誌、1
994年2月号、64〜71頁、「アンモニア・水混合
流体サイクル発電試験結果」 ◆参考文献9:日本機械学会、第4回動力・エネルギー
技術シンポジウム論文集、1994年、85〜90頁、
「アムモニア−水混合物によるカリナ・サイクルの基本
特性」 ◆参考文献10:早稲田大学理工学研究所報告、No.
86、1979年、1〜119頁、「低沸点媒体タービ
ンシステム研究会」 ◆参考文献11:日本機械学会編纂、1983年、丸善
発行、「流体の熱物性値集」
【0007】◆参考文献12:日本冷凍協会発行、19
89年、「吸収冷凍機とヒートポンプ」、23頁 ◆参考文献13:日本冷凍協会発行、1993年、「冷
凍空調便覧 I」、17頁 ◆参考文献14:日本エネルギー学会、第6回日本エネ
ルギー学会大会論文集、1997年、211〜214
頁、「混合媒体サイクルの運転動作点に関する調査」 ◆参考文献15:日本機械学会論文集、1994年、N
o.60−578、282〜289頁、「スチームター
ビンとR11タービンよりなる直結形バイナリータービ
ンシステムの力学的挙動に関する研究」
【0008】◆参考文献16:日本エネルギー学会、1
997年、第6回日本エネルギー学会大会論文集、19
9〜202頁、「R123を用いた直結形バイナリータ
ービンシステムに関する研究」 ◆参考文献17:日本機械学会、1998年、第8回設
計工学・システム部門講演会論文集、No.98−3
2、527〜530頁、「混合媒体(R134a/R1
23)を用いた直結形バイナリータービンシステムの力
学的挙動とそのモデル化」 ◆参考文献18:日本機械学会、1998年、第8回設
計工学・システム部門講演会論文集、No.98−3
2、523〜526頁、「潜熱性熱源に対するアンモニ
ア・水混合媒体タービンについて」
【0009】◆参考文献19:特公平4−27367号
「エネルギー発生方法」 ◆参考部分20:日本冷凍機協会論文集、1994年、
VOL.21、No.2、177〜187頁、「大型ア
ンモニア低温吸収式冷凍設備の経済性評価」 ◆参考文献21:日本冷凍機協会論文集、1991年、
85〜88頁、「低温大容量アンモニア吸収式冷凍プラ
ントの能力測定方法」
【0010】〔研究の内容〕ここに述べる研究の内容
は、主として、参考文献14・18にまとめられている
ものである。作動流体として用いる低沸点媒体として、
初期には、参考文献1のようなCFC−11を、最近で
は、参考文献2のようなHCFC−123、参考文献3
のようなHCFC−123とHFC−134aとの混合
媒体を取り上げ、一方、システム形態としてはスチーム
タービンとその排気を熱源とするLTSを組み合わせる
バイナリタービンシステムを取り上げてきた。これら十
数年に及ぶ研究成果を踏まえて、新たにアドバンスト・
コージェネレーションシステム(Advanced C
o−generation System)(以下、A
CGSという)に関する研究を行った。
【0011】この研究におけるACGSの全容について
は後述するが、本願発明者等は、そのボトミングサイク
ル、すなわち、熱力学的にみて最下位となる熱サイクル
の一主要部を担う、アンモニア・水混合媒体(以下、A
WMという)を作動流体とするタービンシステムの運転
動作については参考文献14にまとめ、また、同システ
ムの出力特性については、サイクル論的視点から考察し
た結果、次のようなACGS構想にもとづくシステムの
構成を参考文献18により提案した。
【0012】〔ACGS構想の概要〕このACGS構想
でのシステム全体の概念図を図10に示す。図10の構
成は、ガスタービン(A)→同期発電機(B)による系
統、スチームタービン(C)→AWMタービン(D)→
誘導発電機(E)による系統、アンモニア吸収式冷凍機
(F)、氷蓄熱システム(G)、太陽光発電システム
(H)などによって構成されている。
【0013】そして、このACGSの構成では、都市ガ
ス(I)を燃料としてガスタービン(A)(30000
[rpm]/690[kW])を駆動することにり、同
期発電機(B)(6.6[kV]/740[kVA])
から電力を得る。
【0014】また、ガスタービン(A)の排気(577
[℃]/180[m3/min])は排熱回収ボイラ
(J)に供給され、高圧水蒸気(K)(2[MPa]/
2.2[t/h])を発生する。この高圧水蒸気(K)
はスチームタービン(C)(3000[rpm]/45
[kW])に供給され、それによって誘導発電機(E)
(440[V]/132[kW])を駆動する。
【0015】スチームタービン(C)の排気(0.6
[MPa])は2つのボトミングサイクルに供給され
る。その1つのボトミングサイクルは、AWMを作動流
体とするタービンシステム、すなわち、AWMタービン
システム(D)の熱サイクルであり、このAWMタービ
ンシステム(D)はスチームタービン(C)に直結した
誘導発電機(E)の両軸(E1・E2)のうちの他方の
軸(E2)に直結するように構成にしてある。
【0016】また、誘導発電機(E)の出力は、ガスタ
ービン(A)に直結した同期発電機(B)と連系して利
用に供する。この連系には、太陽光発電システム(H)
(20kW/400[V])からの出力もインバータ
(図示せず)を介して接続される。そして、これら3つ
の発電出力は独自の連系のもとに独立電源の形態を成
し、その上で商電系統(M・N)に連系されており、当
面は、ACGSを設備する施設内、例えば、早稲田大学
の喜久井町キャンパス内で使用しない余剰電力(M)に
ついては電力会社、例えば、東京電力に売電する。
【0017】他の1つのボトミングサイクルは、冷媒に
アンモニア、吸収剤に水を用いる冷凍サイクル、すなわ
ち、いわゆるアンモニア吸収式冷凍機(F)の熱サイク
ルであって、吸収作用を行うための作動流体、すなわ
ち、吸収液としてAWMを用いることにより、−5
[℃]の冷熱(100USRT)を発生する。発生した
冷熱は、一部を氷蓄熱システム(G)に供給しながら、
昼間における別の所定の施設の冷房用冷熱、例えば、昼
間の喜久井町キャンパスの研究棟の冷房用冷熱として利
用するように構成し、夜間にはアンモニア吸収式冷凍機
(F)を停止させるため、その間の冷房用冷熱は氷蓄熱
システム(G)によって得るように構成する。
【0018】上記の2つのAWMサイクル、すなわち、
AWMタービンシステムにおけるAWMが循環するサイ
クルと、アンモニア吸収式冷凍機(F)におけるAWM
が循環するサイクルとに対するスチームタービン(C)
からの水蒸気(C1)の供給は、AWMタービンシステ
ム(D)に対する水蒸気(C11)と、アンモニア吸収
式冷凍機に対する水蒸気(C12)との比率が、夏季に
は、ほぼ1:1にされ、また、冬季には、水蒸気(C
1)の大半がAWMタービンシステム(D)に供給され
るとともに、残りの一部が暖房用に利用される。
【0019】なお、上述の2つのボトミングサイクル
を、いずれも、AWMを作動流体として構成したのは、
将来的には、AWMを共有させてハイブリッド化した新
たな発電・冷凍サイクルをもつACGSとすることを一
連の研究の目標としたためである。
【0020】〔AWMタービンシステム〕ガスタービン
(A)の排気ガスなどの顕熱性熱源に対しては、作動流
体にAWMを用いるようにした図11のKalina−
1型サイクル構成と、図12のKalina−2型サイ
クル構成とに示すようなカリーナサイクルが理論的に有
効であることは、例えば、参考文献5などにより周知で
ある。
【0021】なお、Kalina−1型サイクル構成
と、Kalina−2型サイクル構成との動作の内容
は、参考文献5〜7・参考文献19により周知なので、
ここでは、その説明を省略する。
【0022】そして、AWMは、蒸発する際、図13に
示すように非等温蒸発を行うため、向流型の熱交換器、
例えば、図11の低圧凝縮器のように熱交換する各流体
を対向方向に流通するようにした熱交換器を用いて熱交
換を行う場合、熱源と作動流体との温度差を小さくで
き、水あるいはアンモニア単体を用いた場合よりも高い
熱回収を実現できることが知られている。
【0023】これらのカリナーサイクルを、そのまま水
蒸気のような潜熱性熱源に対して用いた場合には、図1
4に示すように、顕熱性熱源の場合とは違い、AWMを
用いる有効性は低いことも知られている。
【0024】そこで、本願発明者等は、ACGSにおけ
るボトミングサイクルとしての機能と役割とを十分に留
意した図15に示すようなW−MTS型サイクル構成を
提案するとともに、次のような〔サイクル論的算定調
査〕により、主として、潜熱性熱源に対するW−MTS
型サイクル構成の有効性を明らかにした。
【0025】図15のW−MTS型サイクル構成におけ
る主要部分は、図21のような参考文献14における混
合媒体サイクルのフローと同様の構成になっており、回
収熱交換器(Recuperator)の部分は、参考
文献14では再生器と言っている部分に相当するもので
ある。
【0026】まず、図21の混合媒体サイクルのフロー
における動作を説明すると、高圧凝縮器からのAWMの
基準濃度の液が高圧ポンプによって蒸発器に圧送され、
蒸発器で全量が気化し、AWMタービンに流入する。A
WMタービンを出た蒸気は、回収熱交換器、すなわち、
再生器で予冷された後に、セパレータからのAWMの低
濃度液で稀釈されてAWMの中濃度の蒸気になり、低圧
凝縮器に流入する。
【0027】そして、AWMの中濃度の蒸気を低圧凝縮
器で凝縮して得られるAWMの中濃度の液の一部は、回
収熱交換器、すなわち、再生器で予熱された後にセパレ
ータに流入して、AWMの高濃度蒸気と低濃度液とに分
離される。
【0028】さらに、高濃度蒸気は高圧凝縮器・蒸発器
を経て再びAWMタービンへ、また、前者の低濃度液は
減圧弁・低圧凝縮器・高圧凝縮器・蒸発器を経てAWM
タービンへという循環を繰り返す。
【0029】図15のW−MTS型サイクルの構成で
は、図21のセパレータがセパレータ1の部分になって
おり、さらに、高圧凝縮器と蒸発器との間に予熱器1・
予熱器2を、蒸発器とAWMタービンとの間にセパレー
タ1を設けるとともに、セパレータ1・セパレータ2か
らのAWMの液を予熱器1・予熱器2と各減圧弁(e)
を通した後に低圧凝縮器に流入させるように変更してい
る。
【0030】〔サイクル論的算定調査〕サイクル論的算
定調査として、上記の参考文献5により開示された上記
のKalina−1型サイクル構成と、Kalina−
2型サイクル構成(地熱用)と、上記のW−MTS型サ
イクル構成とに対して、各システムでの出力特性の算定
調査を行った。
【0031】この算定において仮定した条件は次のとお
りである。 (1)タービンでは等エントロピー変化とする。 (2)ポンプでは等エントロピー変化とする。 (3)減圧弁(e)においては等エンタルピー変化とす
る。 (4)ピンチ点温度差、すなわち、各熱交換部分におけ
るAWMにもとづく流体と他の流体との間における最小
の温度差は10[K]とする。 (5)AWMは凝縮器出口(d)において飽和液とす
る。 (6)配管、熱交換器などにおける圧力損失は無視す
る。 (7)セパレータにおいては乾き飽和蒸気と飽和液とに
完全に分離する。
【0032】そして、この仮定にもとづき、図19・図
20に示すような顕熱性熱源と潜熱性熱源を対象に算定
を行った。なお、AWMの物性値は上記の参考文献4に
記載された内容を用いて導いている。
【0033】〔顕熱性熱源についての考察〕システム出
力を、[システム出力]=[タービン出力]−[ポンプ
動力]として、算定した顕熱性熱源を用いた場合におけ
るシステム出力の算定結果を図16に示す。この算定に
よって、Kalina−1型サイクル構成とW−MTS
型サイクル構成との各セパレータ入口(a)の温度と、
Kalina−2型サイクル構成(地熱用)とW−MT
S型サイクル構成との各タービン入口(b)の圧力に
は、蒸発器入口(c)の濃度をパラメータとするとき、
それぞれシステム出力が最大となる最適点が存在するこ
とを見出した。
【0034】そして、図16は、蒸発器入口(c)の濃
度とシステム出力の関係を示したものあり、図16によ
れば、W−MTS型サイクル構成とKalina−1型
サイクル構成では、蒸発器入口(c)の濃度0.6[k
g/kg]で最大値をとり、また、Kalina−2型
サイクル構成(地熱用)では、蒸発器入口(c)の濃度
が高いほどシステム出力が上がることがわかる。
【0035】また、W−MTS型サイクル構成では、K
alina−1型サイクル構成およびKalina−2
型サイクル構成(地熱用)に比べ、システム出力は同一
の濃度に対していずれも高く、濃度0.6[kg/k
g]では、Kalina−1型サイクル構成に比べて約
16%、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)に
比べて約28%の向上が得られている。
【0036】したがって、上記の参考文献18で提案し
たW−MTS型サイクル構成は、顕熱性熱源に対して、
上記の参考文献5によるKalina−1型サイクル構
成およびKalina−2型サイクル構成(地熱用)よ
りもシステム効率において優位性があるといえる。
【0037】〔潜熱性熱源についての考察〕潜熱性熱源
を用いた場合のシステム出力の算定結果を図17に示
す。この場合にも、算定によってKalina−1型サ
イクル構成とW−MTS型サイクル構成とのセパレータ
ー入口(a)の温度と、Kalina−2型サイクル構
成(地熱用)とW−MTS型サイクル構成のタービン入
口(b)の圧力とには、蒸発器入口(c)の濃度をパラ
メータにとったときに、それぞれ、システム出力が最大
となる最適点が存在することを見出した。
【0038】そして、この算定結果をもとに、図16と
同様に整理したものが図17であり、図17によれば、
W−MTS型サイクル構成、Kalina−1型サイク
ル構成、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)で
は、いずれも水単体、アンモニア単体に近い程システム
出力が向上していることがわかる。
【0039】これは蒸発器での交換熱量が、図14に示
すように、蒸発器入口(c)の濃度においては、あまり
差異がなく、サイクル効率の傾向がそのままシステム出
力の傾向となるためである。
【0040】しかし、当然のことながら、蒸発器入口
(c)の濃度が水単体に近づくにしたがい、タービン出
口(f)の圧力は負圧となり、タービン出口(f)での
体積流量の著しい増加をもたらす。一方、蒸発器入口
(c)の濃度がアンモニア単体に近づくにしたがい、タ
ービン入口(b)の圧力が著しく高圧になる。したがっ
て、各機器の設計、システムの運転等を留意すると、蒸
発器入口(c)の濃度は0.4〜0.7[kg/kg]
とするのが妥当と考えられる。
【0041】また、W−MTS型サイクル構成では、K
alina−1型サイクル構成よりも、そのシステム出
力が高く、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)
と比べても、若干ではあるがシステム出力が高い。さら
に、W−MTS型サイクル構成とKalina−2型サ
イクル構成(地熱用)とのタービン入口(b)の圧力と
システム出力の関係を図18に示す。図18において、
同一の出力と濃度のもとでは、W−MTS型サイクル構
成によればタービン入口(b)の圧力を低くすることが
できることがわかる。
【0042】したがって、W−MTS型サイクル構成
は、潜熱性熱源の場合においても、従来のKalina
−1型サイクル構成およびKalina−2型サイクル
構成(地熱用)よりも、システム効率において優位性が
あるといえる。
【0043】ここで、図13・図14における2次媒体
とは、図11・図12・図15の各蒸発器に与えられる
水蒸気(g)を1次媒体としたときには、図11・図1
2・図15の構成におけるAWMの循環系全体を指すも
のであることは言うまでもない。
【0044】上記の結果から、アンモニア・水混合媒体
を用いたKalina−1型サイクル構成と、Kali
na−2型サイクル構成(地熱用)と、W−MTS型サ
イクル構成について、主としてシステム出力の算定を行
った範囲では、W−MTS型サイクル構成の方が、顕熱
性熱源のみならず、潜熱性熱源に対しても高い優位性を
もつわけである。
【0045】つまり、顕熱性熱源を用いた場合には、K
alina−1型サイクル構成とKalina−2型サ
イクル構成(地熱用)とに比較して、W−MTS型サイ
クル構成のシステム出力では約16%、約28%向上さ
れ、また、潜熱性熱源を用いた場合には、Kalina
−1型サイクル構成と比較して約28%向上されるとと
もに、Kalina−2型サイクル構成(地熱用)と比
較した場合には、同一の出力と濃度においてタービン入
口(b)の圧力を低く抑えうるなど、W−MTS型サイ
クル構成の方が優れている。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におい
て、AWMタービンシステムにおけるAWMを循環する
サイクルと、アンモニア吸収式冷凍機におけるAWMを
循環するサイクルとによる2つのボトミングサイクル
を、作動流体とするAWMを共有して、ACGSの一助
とするハイブリッド化した構成を得るには、AWMター
ビンシステムの如何なる部分におけるAWMの流動と、
アンモニア吸収式冷凍機の如何なる部分におけるAWM
の流動とを連携づければ、最も効率のよいコージェネレ
ーションシステム(Co−generation Sy
stem)(以下、CGSという)を提供し得るかとい
う課題がある。
【0047】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
なアンモニア・水混合媒体、すなわち、AWMを作動流
体とするタービンシステム、すなわち、AWMタービン
システムと、同様のAWMを吸収液とするアンモニア吸
収式冷凍システムとを組み合わてハイブリッド化した発
電・冷凍システムにおいて、AWMタービンシステムの
予熱部分から低圧凝縮部分側へ流出するAWMをアンモ
ニア吸収式冷凍システムの吸収部分におけるAWMに合
流し、また、AWMタービンシステムの低圧凝縮部分か
ら流出するAWMをアンモニア吸収式冷凍システムの吸
収部分から流出したAWMに合流し、さらに、アンモニ
ア吸収式冷凍システムの吸収部分から流出したAWMを
AWMタービンシステムの低圧凝縮部分に流入するAW
Mに合流するようにした各合流手段を設けることによ
り、システム効率の向上可能にして、上述の課題を解
決し得るようにしたものである。
【0048】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、上
記の従来技術におけるAWMタービンとアンモニア吸収
式冷凍機との組み合わせ構成、すなわち、ハイブリッド
システムに、この発明を適用した実施例を説明する。
【0049】
【実施例】以下、図1〜図9により実施例を説明する。
ここで、図1のAWMハイブリッドシステム500にお
けるAWMタービンシステム100の部分は図2のAW
Mタービンシステム100と同一の構成、また、アンモ
ニア吸収式冷凍システム200の部分は図3のアンモニ
ア吸収式冷凍システム200と同一の構成をもつ部分で
あり、さらに、図2のAWMタービンシステム100の
部分は、上記の従来技術における図15のW−MTS型
サイクル構成のタービンを図10のAWMタービンシス
テム(D)として、図10の誘導発電機(E)を連結し
た構成に相当するものである。
【0050】そして、図3のアンモニア吸収式冷凍シス
テム200における主要部分の構成は、同図の構成から
明らかなように、参考文献20・21におけるアンモニ
ア吸収式冷凍設備の構成と同様の構成になっているの
で、その動作を参考文献20・21の記載にもとづいて
説明すると、発生器215で蒸発したアンモニア蒸気
は、吸収器212で稀溶液に吸収されて、アンモニア濃
溶液になる。
【0051】このアンモニア濃溶液は、溶液ポンプ21
3により高圧の発生器215に送られる。アンモニア濃
溶液は発生器215で加熱され、アンモニアと水の混合
蒸気が発生する。このAWMの蒸気は精溜塔211で高
純度のアンモニア蒸気になり、その後、凝縮器で液化さ
れる。液化されたアンモニアは蒸発器で再び蒸発する。
発生器で生じた稀溶液は、溶液熱交換器で濃溶液により
冷却されて吸収器に入り、再びアンモニア蒸気を吸収す
るという循環動作を行う。なお、上記の説明における蒸
気・稀溶液・濃溶液・混合蒸気などは、図3のアンモニ
ア吸収式冷凍システム200では、AWMでの蒸気・稀
溶液・濃溶液・混合蒸気などに相当することは言うまで
もない。また、図3の構成におけるサブクーラ(Sub
cooler)の部分は、参考文献20・21では冷
媒過冷却器と言っている部分に相当するものである。
【0052】〔ハイブリッドシステムの概要〕図1のA
WMハイブリッドシステム500におけるAWMタービ
ンシステム100とアンモニア吸収式冷凍システム20
0とのハイブリッド化は、ハイブリッドシステムの構成
単位となる両システムが個々に当該システムとして有効
であるものとし、これら両システムは、いずれも単独シ
ステムとしての実用運転に供し得ることを前提にして構
成したものであり、図2のAWMタービンシステム10
0と、図3のアンモニア吸収式冷凍システム200とに
おける●印の箇所をハイブリッド化のための分流点と
し、×印の箇所をハイブリッド化のための合流点として
いるものである。
【0053】そして、このハイブリッド化により、AW
Mハイブリッドシステム500を発電機能と冷凍機能と
備えるCGSとして構成したものであって、図1に示す
ように、AWMタービンシステム100からアンモニア
吸収式冷凍システム200へのAWMの流れを、流路1
01・102・103による3系統の合流によって行う
とともに、アンモニア吸収式冷凍システム200からA
WMタービンシステム100へのAWMの流れを流路2
01による1系統の合流によって行うことにより、これ
ら両システムにおけるボトミングサイクルのハイブリッ
ド化を実現しているものである。
【0054】つまり、これらの分流と合流とは、主とし
て、AWMタービンシステム100に対してはタービン
111の出口(f)側に対するAWMの低濃度溶液の供
給を行い、アンモニア吸収式冷凍システム200に対し
ては精溜塔211に対するAWMの高濃度溶液の供給を
行うことによって、両システムの能力向上を図ることを
基本概念としているものである。
【0055】そして、概括的には、上述のようなアンモ
ニア・水混合媒体、すなわち、AWMを作動流体とする
タービンシステム、すなわち、AWMタービンシステム
100と、同様のAWMを吸収液とするアンモニア吸収
式冷凍システム200とを組み合わてハイブリッド化し
た発電・冷凍システム、すなわち、AWMハイブリッド
システム500において、AWMタービンシステム10
0の予熱部分、例えば、予熱器120・121から低圧
凝縮部分、例えば、低圧凝縮器112側へ流出するAW
M120x・121xをアンモニア吸収式冷凍システム
200の吸収部分、例えば、吸収器212におけるAW
M212xに合流し、また、AWMタービンシステム1
00の低圧凝縮部分、例えば、低圧凝縮器112から流
出するAWM112xをアンモニア吸収式冷凍システム
200の吸収部分、例えば、吸収器212から流出した
AWM212yに合流し、さらに、アンモニア吸収式冷
凍システム200の吸収部分、例えば、吸収器212か
ら流出したAWM212yをAWMタービンシステム1
00の低圧凝縮部分、例えば、低圧凝縮器112に流入
するAWM112yに合流するようにした各合流手段を
設けたことを特徴とした構成を有するものである。
【0056】〔算定調査〕ここで、単位システムとして
のAWMタービンシステム100とアンモニア吸収式冷
凍システム200を、それぞれ単独運転する場合と、ハ
イブリッド化したAWMハイブリッドシステム500と
して運転する場合とについて、出力特性の比較を行うこ
とにより、ハイブリッド化の有効性を確認する。
【0057】この確認は、次のような算定調査により行
ったものであり、ハイブリッド化の度合いは、アンモニ
ア吸収式冷凍システム200の吸収器212から流出す
るAWMの全溶液流量と、AWMタービンシステム10
0の低圧凝縮器112へ分流するAWMの溶液流量の比
で定義する流量比(R)によって表し、また、AWM
タービンシステム100の出力の評価は、タービン11
1の出力からポンプ動力、すなわち、低圧ポンプ113
と高圧ポンプ114に要する動力を除いたシステム出力
(W)によって行ったものである。
【0058】そして、算定時の主たる仮定は、次のよう
になっている。 (1)タービン111の有効効率は40%とする。 (2)アンモニア吸収式冷凍システム200の能力は1
00USRT(一定)とする。 (3)ポンプ113・114・213の前後では等エン
トロピー変化を行うものとする。 (4)減圧弁11・116・214の前後では等エンタ
ルピー変化を行うものとする。 (5)配管、熱交換器等での熱・圧力損失はないものと
する。 (6)セパレータ117・118では乾き飽和蒸気と飽
和液とに分離する。 (7)供給水蒸気(g)(0.7[MPa]/2.2
[t/h])は乾き飽和蒸気とする。 (8)冷却水入口(n)の温度は32[℃]とする。 (9)ブライン出口(r)の温度は−5[℃]とする。
【0059】なお、各熱交換部分におけるピンチ点温度
差Δθp、すなわち、各熱交換部分におけるAWMにも
とづく流体と他の流体との間における最小の温度差は個
々に異なるものとし、実用に則して定めている。そし
て、算定結果を図4〜図9に示す。
【0060】〔AWMハイブリッドシステムの評価〕図
4は上記の算定結果における流量比(R)=0.5ま
での運転が可能であって、その範囲では、流量比
(R)の増加が、AWMタービンシステム100のシ
ステム効率と、アンモニア吸収式冷凍システム200の
成績係数(Coffficient Of Perfo
rmance)(以下、COPという)との両方の向上
に有効であることがわかる。
【0061】つまり、AWMタービンシステム100と
アンモニア吸収式冷凍システム200とを別個の2つの
単位システムとして単独で運転する場合と比較すると、
システム出力で4.2%、COPで6.7%の向上が得
られるので、ハイブリッド化の意義が十分認められるこ
とになる。
【0062】また、流量比(R)=0.5以上では、
AWMタービンシステム100において、タービン11
1の出口(f)側へのAWMの低濃度溶液の供給が著し
く損なわれ、例えば、一部の管路で逆流するなどの不都
合が生ずるので、動作点として採用し難いことになる。
【0063】これらのことは、図5における算定結果に
よって、さらに、明らかである。つまり、図5は、流量
比(R)の変化にもとづく、AWMタービンシステム
100における蒸発器119のピンチ点温度差Δθp=
10[K]に対する熱交換量QTEと、アンモニア吸収
式冷凍システム200における発生器215のピンチ点
温度差Δθp=10[K]に対する交換熱量QRDとの
関係を示しており、図5によれば、ハイブリッド化によ
って発生器215への供給する水蒸気(g)の量は減少
するので、アンモニア吸収式冷凍システム200に対す
る水蒸気(g)をその量だけ削減することができ、その
削減分をAWMタービンシステム100に供給すること
が可能になり、これによって、AWMタービンシステム
100のシステム効率と、アンモニア吸収式冷凍システ
ム200のCOPとの両方の向上が同時に可能になるわ
けである。
【0064】次に、AWMの熱的諸元の動作を判断する
ために、アンモニア冷凍システム200中におけるAW
Mのアンモニア蒸発温度θREを対象として、システム
出力との関係に対する算定結果を図6に、COPとの関
係に対する算定結果を図7に、また、交換熱量QTE
の関係に対する算定結果を図8に、熱交換料QRDとの
関係に対する算定結果を図9に示す。
【0065】これら図6〜図9よれば、蒸発温度θRE
の上昇がシステム出力及びCOPの向上をもたらすこと
がわかる。しかし、上述のように、蒸発温度θREの上
昇に伴い、両方のシステムの運転に対する有効な動作点
の範囲が縮小することに留意を要する。
【0066】以上の算定結果から、AWMハイブリッド
システム500では、両方のシステムの運転に対する有
効な動作点の範囲が狭くなる点を除けば、図4〜図9の
算定結果のようにパラメータとなる多くの要素が、AW
Mタービンシステム100とアンモニア吸収式冷凍シス
テム200とに相乗的に作用するので、全システム、す
なわち、AWMハイブリッドシステム500の有効性の
向上に結びつくことになるわけである。
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、CG
S、すなわち、コージェネレーションシステムのボトミ
ングサイクルを構成するAWMタービンシステムとアン
モニア吸収式冷凍システムとにおいて、作動流体とする
AWMを共有するようにした発電・冷凍システムによれ
ば、コージェネレーションシステム全体として動作効率
を向上させた構成を提供することができるなどの特長が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図9はこの発明の実施例を、図10〜図
21は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりであ
る。
【図1】全体ブロック構成図
【図2】要部ブロック構成図
【図3】要部ブロック構成図
【図4】要部動作特性図
【図5】要部動作特性図
【図6】要部動作特性図
【図7】要部動作特性図
【図8】要部動作特性図
【図9】要部動作特性図
【図10】全体ブロック構成図
【図11】要部ブロック構成図
【図12】要部ブロック構成図
【図13】要部動作特性図
【図14】要部動作特性図
【図15】要部ブロック構成図
【図16】要部動作特性図
【図17】要部動作特性図
【図18】要部動作特性図
【図19】要部動作条件図
【図20】要部動作条件図
【図21】要部ブロック構成図
【符号の説明】
100 AWMタービンシステム 101 流路 102 流路 103 流路 112 低圧凝縮器 112x AWM 112y AWM 113 低圧ポンプ 114 高圧ポンプ 119 蒸発器 120 予熱器 120x AWM 121 予熱器 121x AWM 111 AWMタービン 200 アンモニア吸収式冷凍システム 201 流路 211 精溜塔 212 吸収器 212x AWM 212y AWM 213 溶液ポンプ 214 減圧弁 215 発生器 500 AWMハイブリッドシステム(発電・冷凍シス
テム) (A) ガスタービン (B) 同期発電機 (C) スチームタービン (C1) 水蒸気 (C11) 水蒸気 (C12) 水蒸気 (D) AWMタービンシステム (E) 誘導発電機 (E1) 軸 (E2) 軸 (F) アンモニア吸収式冷凍機 (G) 氷蓄熱システム (H) 太陽光発電システム (I) 都市ガス (J) 排気ガスボイラ (K) 高圧水蒸気 (M) 売電 (N) 買電 (a) セパレータ入口 (b) タービン入口 (c) 蒸発器入口 (d) 凝縮器出口 (e) 減圧弁 (f) タービン出口 (g) 加熱側流体 (n) 冷却水入口 (r) ブライン出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G081 BA02 BA11 BB03 BB07 BC07 BD04 DA03 DA14 3L093 AA01 BB01 BB23 BB26 BB29 LL05 MM07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンモニア・水混合媒体(以下、AWM
    という)を作動流体とするタービンシステム(以下、A
    WMタービンシステムという)と、前記AWMを吸収液
    とするアンモニア吸収式冷凍システムとを組み合わてハ
    イブリッド化した発電・冷凍システムであって、 前記AWMタービンシステムの予熱部分から低圧凝縮部
    分側へ流出する前記AWMを前記アンモニア吸収式冷凍
    システムの吸収部分における前記AWMに合流する第1
    の合流手段と、 前記AWMタービンシステムの前記低圧凝縮部分から流
    出する前記AWMを、前記アンモニア吸収式冷凍システ
    ムの吸収部分から流出した前記AWM(以下、吸収流出
    AWMという)に合流する第2の合流手段と、 前記吸収流出AWMを前記AWMタービンシステムの前
    記低圧凝縮部分に流入する前記AWMに合流する第3の
    合流手段とを具備することを特徴とする発電・冷凍シス
    テム。
JP29144199A 1999-09-06 1999-09-06 発電・冷凍システム Expired - Lifetime JP4465439B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29144199A JP4465439B2 (ja) 1999-09-06 1999-09-06 発電・冷凍システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29144199A JP4465439B2 (ja) 1999-09-06 1999-09-06 発電・冷凍システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001073717A true JP2001073717A (ja) 2001-03-21
JP4465439B2 JP4465439B2 (ja) 2010-05-19

Family

ID=17768918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29144199A Expired - Lifetime JP4465439B2 (ja) 1999-09-06 1999-09-06 発電・冷凍システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4465439B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003232226A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Hitachi Zosen Corp ガスタービン発電設備
CN100390476C (zh) * 2005-10-13 2008-05-28 中国科学院工程热物理研究所 功-冷联供的跨寂态正逆耦合热力循环系统及方法
JP2015068512A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 株式会社前川製作所 液体製造方法及び液体製造設備
JP2016534281A (ja) * 2013-09-05 2016-11-04 エコージェン パワー システムズ エル.エル.シー.Echogen Power Systems, L.L.C. 選択的に変更可能な作業流体回路を有する熱機関システム
CN114198173A (zh) * 2021-11-04 2022-03-18 合肥通用机械研究院有限公司 一种全回热布雷顿循环与吸收式制冷集成的电冷联供系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003232226A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Hitachi Zosen Corp ガスタービン発電設備
CN100390476C (zh) * 2005-10-13 2008-05-28 中国科学院工程热物理研究所 功-冷联供的跨寂态正逆耦合热力循环系统及方法
JP2016534281A (ja) * 2013-09-05 2016-11-04 エコージェン パワー システムズ エル.エル.シー.Echogen Power Systems, L.L.C. 選択的に変更可能な作業流体回路を有する熱機関システム
JP2015068512A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 株式会社前川製作所 液体製造方法及び液体製造設備
CN114198173A (zh) * 2021-11-04 2022-03-18 合肥通用机械研究院有限公司 一种全回热布雷顿循环与吸收式制冷集成的电冷联供系统
CN114198173B (zh) * 2021-11-04 2023-10-13 合肥通用机械研究院有限公司 一种全回热布雷顿循环与吸收式制冷集成的电冷联供系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4465439B2 (ja) 2010-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10247050B2 (en) Energy tower of multi-energy-form output for stepwise recovering waste heat of a gas engine
US20130087301A1 (en) Thermoelectric energy storage system and method for storing thermoelectric energy
CN102449271B (zh) 蒸气动力循环装置
US20140125060A1 (en) Solar cooling, heating and power system
CN107939548B (zh) 新型内燃机余热利用冷热电联供系统及其工作方法
WO2019114536A1 (zh) 构造冷源能量回收系统、热力发动机系统及能量回收方法
CN102094772B (zh) 一种太阳能驱动的联供装置
CN102435000A (zh) 一种基于氨水混合工质的太阳能冷电联供系统
CN110905747A (zh) 一种利用高温太阳能和lng冷能的联合动力循环发电系统
CN109519243B (zh) 超临界co2和氨水联合循环系统及发电系统
WO2023178872A1 (zh) 基于高低参数组合熔盐实现火电机组改造的系统及方法
Chen et al. Performance Analysis and Evaluation of a Supercritical CO 2 Rankine Cycle Coupled with an Absorption Refrigeration Cycle
CN106403283B (zh) 热水型热泵系统
CN110259537B (zh) 一种二氧化碳朗肯循环动力系统及其操作方法
JP4465439B2 (ja) 発電・冷凍システム
CN103726975B (zh) 低品位热源驱动的两级渗透浓差做功装置及方法
CN215001823U (zh) 一种基于双级吸收式热泵的地热能梯级供暖系统
CN115111806A (zh) 一种基于能量梯级利用的热电联供系统及方法
CN209539413U (zh) 一种低参数热回收系统
CN114370354A (zh) 一种适用于发动机变工况的余热回收系统及方法
CN209857428U (zh) 冷热双效分流式能量回收系统
JPS6187908A (ja) 発電及び冷凍又はヒ−トポンプサイクルの複合装置
CN113587471A (zh) 一种双级压缩与吸收式高温热泵复合的冷热联供系统
CN208547140U (zh) 地热能冷热电联产系统
CN218723440U (zh) 一种带尖端冷却空冷岛复合循环利用系统

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060906

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060906

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3