JPS62189255A - 高架橋スラブ施工用走行移動型枠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、鉄道、道路等の高架橋スラブを連続的に打設
することのできる高架橋スラブ施工用の走行移動式型枠
装置に関するものである。

［従来の技術］ コンクリート高架橋等の工事は、殆ど同じ形状の構造物
を連続的に構築する工事であるため、その型枠施工にお
いては、工事の省力化と能率化の上から、移動式型枠に
よる工法が採用されるようになってきた。

この種移動式型枠工法は、例えば特公昭５６−３７３６
３号公報に示されているように、支保工を組んでその上
に型枠を組立て、その型枠の移動を円型クレーン等のよ
うな大型なりレーンを使って行うようにしている。その
た・め、特別大きなりレーンを設置しなければならない
ばかりでなく、そのクレーンの設置や移動のために広い
専用敷地が必要となり、経費も増大する。また、山間部
や橋脚が非常に高い場合には、大型クレーンの設置が極
めて困難となるので、そのような工事においては移動式
の型枠を使用することができず、旧来の手組み、手払い
による非能率で多くの人手を要する型枠施工にならざる
を得ないという実情である。

「発明が解決しようとする問題点」 本発明者は、この種移動式型枠による工法の問題点を解
決するため、さきに、特開昭５８−９４５０４号公報に
示すような、型枠を走行移動させるようにした工法の開
発を行ってきた。

本発明は、前記の発明を更に改善することにより、施工
の経済性を一層向上させると共に、作業の容易性と安全
性と能率性とを高め得ることのできる走行移動式の型枠
装置を提供しようとするものである。

「問題点を解決するための手段」 本発明の高架橋スラブ施工用走行移動型枠装置を、実施
例に対応する図面を参照して説明すると、高架橋スラブ
２の長さ方向に所定の間隔をおいて列設した橋脚１，１
．１　′、　　１　　’に、該橋脚に取付けのブラケッ
ト３．３を介して該スラブ２の中力向に沿う横動用レー
ル４を架設すると共に、各橋脚１．１の外側面に、１−
面にローラ６を設けたブラケット５を取付け、それらの
ローラ６．６上に、列設した橋脚１，１間の２倍以上の
長さを有する可動支持桁７をスラブ２の長さ方向に滑動
自在に載架し、前記橋脚１．１．１　　”、　　１　　
”間の対向する横動用レール４．４上には、高架橋スラ
ブ２の巾の数分割中に形成したスラブ型枠体１１を昇降
調節自在に設けると共に、横動用レール４上を走行する
車輪９．９を設けた走行型枠装置Ａ、Ａの複数個を並列
ｆｃ架し、また、前記の可動支持桁７上には、横動用レ
ール４に隣接して走行型枠装置へをその車輪９，９を介
して移乗支持すると共に、可動支持桁７の長さ方向に走
行できる台車１６を設けたことを特徴とする、高架橋ス
ラブ施工用走行移動型枠装置。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

図において１，１　′は施工する高架橋スラブ２の巾方
向に所定の間隔をおいて列設された橋脚で、この一対の
橋脚１．１　′は高架橋スラブ２の長さ方向に、はぼ等
間隔をおいて複数列設されており、それら橋脚１，１′
、１，１　゛・・・・・・の上には高架橋スラブ２が構
築施工される。

この高架橋スラブ２は、その横断面からみると、一般に
は、橋脚１，１　′間にある中央部分ａと、その両側に
あって橋脚１，１　′より外方に突出した張出部分ｂ　
、ｂとが連続した形となっている（ｆｊＳ１図参照）。

本発明の実施例は、このような高Ｉ！Ａｌｉ！Ｉｆスラ
ブ２の施工を対象としたものとして説明するが、しかし
、本発明は、前記の張出部分ｔｉ　、ｂを持たないよう
な高架橋スラブの施工にも適用可能である。

高架橋スラブ２の巾方向に立設された各村の橋脚ｌ、１
　′の隣の対の橋脚１．１　′との対向面側、即ち橋脚
１．１　′のスラブ２の巾方向に沿う側面の上部には、
それぞれブラケット３゜３・・・・・・が取付けられ、
その上に高架橋スラブ２の＋ｊ１方向に沿って艮く形成
した横動用レール４ｆ４が架設される。このレール４は
、その一端部は橋脚ｌの外端で終わっているが、他端部
は他の橋脚１　′の外端より突出し、高架橋スラブ２の
張出部分すの外端部近（まで延長されている。

なお、この横動用レール４は、図示のように工形鋼自体
を適用してもよく、或は工形鋼の上に別途レールを敷設
したものでもよい。また、各村の橋脚の一方の橋脚１，
１・・・・・・の外面側にも、前記のブラケット３より
低い位置にそれぞれブラケット５．５が取付けられ、各
ブラケット５゜５の上面には、スラブ２の巾方向に沿う
軸回りに回動自在としだローラ６．６が設けられている
。そして、それらロー２６，６の上には、スラブ２の長
さ方向に列設した橋脚１，１・・・・・・間の２倍以上
の長さを有する可動支持桁７がスラブ２の長さ方向に滑
動自在に載架されており、この可動支持桁７の上面両側
には全長１こわたり縦動用レール８，８が形成されてい
る。

Ａ、Ａ・・・・・・はそれぞれ対向して架設した横動用
レール４，４間に載架する走行型枠装置で、各同様に形
成されており、断面が方形状をなした架台１０の両端部
下面に前記の横動用レール４に係合して走行できる車輪
９，９が取付けられ、また、その上面部にはバフ材にせ
き板を取付けた型枠体１１が、架台１０に上下動調節自
在に設けた調節ポル）１２．１２・・・・・・により昇
降自在に取付けられた構造となっている。そして、この
走行型枠装置Ａの巾は、可動支持桁７の長さ方向に沿っ
て移動できる巾に形成されている。

このようにｈ１成した走行型枠装置Ａは、ｍ１図、ｆ５
４図に示すように、横動用レール４，４に車輪９，９を
介して並列載架する。そして、可動支持桁７上には所要
高さの支保工」３（第１図参照）を介して、高架橋スラ
ブ２の一方の張出部分すの下側にあてる端部型枠体ｉ４
ａを架設すると共に、並列した各走行型枠装置Ａ、Ａ・
・・・・・の外端部に位置するものには、高架橋スラブ
２の張出品分すの下側の形状に応じた形の端部型枠体１
４１〕が架設されるのである。更に、可φｈ支持桁７に
は、後述するように、支保工１３及び端部型枠体１４ａ
を撤去した後で各走行型枠装置Ａ、Ａを可動支持桁７上
で移ｇ！ｈさせるための台、ｆｌＬ１６．１６　（第２
図参照）が設けられるようになっている。この台１１１
１６は、可動支持桁７のレール８．８の上に、横動用レ
ール４と平行でほぼ同じ高さのＲ置し−ル１５に前記の
レール８．８上を走行できる車輪１７．１７を高さ調節
装置１８．１８を介して取付けた構造となっている。

次に、上述のように構成された本発明装置の施工の態様
について説明すると、１図のように複数個の走行型枠装
置Ａ、Ａを横動用レール４．４上に並列載架すると共に
、ブラケット５゜５１：に可動支持桁７を載架し、その
上に端部型枠体１４ａを支持して支保工１３を設置する
。そして、他の型枠体１１．１４ｂの上下位置は各調節
ポル）　１２．１２・・・・・・の操作によって設定す
る。

そして、型枠体１１．１４ａ　、　１４ｂの上に高架橋
スラブ２の鉄筋を組立てコンクリートを打設する。コン
クリートの硬化後は、第２図に示すように、各走行型枠
装置Ａの調節ポル［２，１２を操作して型枠体１１を降
下させコンクリートより離型すると共に、端部型枠体１
４ａ　、　１４ｂ及び支保工１３を撤去する。ついで、
可動支持桁７のレー／ｌ／８．８上に台１１１１１６を
載置して、その載置レール１５を横動用レール４の延長
上に位置させると共に、高さｇｆｆ６装ｒ！ｉ１８の調
節によりレール１５の高さをレール４の高さに合わせる
。そして走行型枠装置Ａ、Ａ・・・・・・のうち可動支
持桁７に近い装置へを、横動用レール４，４上を走行さ
せて、その車輪９，９を台す１１６のレール１５上に移
乗させる　（ｆｊＳ３図参照）。続いて、台車１６上に
移動した走行型枠装置Ａを押進して、第５図に示したよ
うに、支持桁７のレール８，８上を台車１６を介して走
行移動させ、次の施工区間であル橋脚１．１開に移動し
て、台車１６のレール１５゜１５を次の橋脚に取付けた
横動用レール４，４に合致させ、その走行型枠装置へを
同レール４゜４上に移乗させて次の橋脚１，１間に挿入
架設するのである。

このようにして走行型枠装置Ａの移動が終えたなら、台
車１６．１６を元の位置に戻して次の走行型枠装置Ａを
台車１６．１６上に移乗させ、同様にして次の橋脚１，
１間に挿入架設し、上述の作文を繰り返して走行型枠装
置Ａ、Ａ・・・・・・のすべての移動を終えるのである
。次いで、可動支持桁７を各ブラケット５，５のローラ
６．６上を滑動させて、更に次の径間に走行型枠装置Ａ
。

Ａ・・・・・・を移動させる為の準備を終える。そして
各型枠体１１．１１．１４ａ　、　１４ｂ及び支保工１
３を所定の位置にセットし、スラブ２の鉄筋組立、コン
クリート打設へと進める。

以上の方法を繰り返すことにより、多径間の高架橋スラ
ブ２の施工を順次行うことがでさる。

１発明の効果」 以上説明したように、本発明の装置によれば、高架橋ス
ラブの型枠装置は、これを訊スラブの１３力向に数分割
して各橋脚に架設した横動用し−ル上に走行自在に載架
するようにし、しがも各型枠装置は各橋脚間にわたって
設けた可動支持桁に移乗させて走行移動するようにした
ので、スラブコンクリートを打設するための型枠装置は
、小型にできて取扱いが容易であり、その設置や移動は
クレーンを用いることなくすべて走行移動によって行う
ことができ、その作業が安全で能率よく行えると共に、
型枠支持のための支保工やクレーン設置のための用地等
も殆ど必要なく、また、型枠装置を縦動させる支持桁も
滑動するように設けたので、施工区間毎に支持桁を設置
換えすることなく、したがって、高架スラブの型枠施工
が極めて省力的、能率的、経済的に行い得るという優れ
た効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明装置の一実施例を略示したもので、第１図
は走行型枠装置を並置して高架橋スラブの型枠をセット
した状態を示す正断面図、？ｔＳ２図は型枠を離型して
支持桁上に台車を載置したところを示す正断面図、第３
図は台申上に走行型枠装置を移乗させたところを示す正
断面図、１４図は走行型枠装置及び支持桁の架設状態を
示す１１１１面図、第５図は走行型枠装置を台車に移乗
させて次の橋脚間に移動させたところを示す側面図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高架橋スラブの長さ方向に所定の間隔をおいて列設した
   橋脚に、該橋脚に取付けのブラケットを介して該スラブ
   の巾方向に沿う横動用レールを架設すると共に、各橋脚
   の外側面に、上面にローラを設けたブラケットを取付け
   、それらのローラ上に、列設した橋脚間の２倍以上の長
   さを有する可動支持桁をスラブの長さ方向に滑動自在に
   載架し、前記橋脚間の対向する横動用レール上には、高
   架橋スラブの巾の数分割巾に形成したスラブ型枠体を昇
   降調節自在に設けると共に、横動用レール上を走行する
   車輪を設けた走行型枠装置の複数個を並列載架し、また
   、前記の可動支持桁上には、横動用レールに隣接して走
   行型枠装置をその車輪を介して移乗支持すると共に、可
   動支持桁の長さ方向に走行できる台車を設けたことを特
   徴とする、高架橋スラブ施工用走行移動型枠装置。