JPS6218774B2 - - Google Patents
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- JPS6218774B2 JPS6218774B2 JP54009975A JP997579A JPS6218774B2 JP S6218774 B2 JPS6218774 B2 JP S6218774B2 JP 54009975 A JP54009975 A JP 54009975A JP 997579 A JP997579 A JP 997579A JP S6218774 B2 JPS6218774 B2 JP S6218774B2
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- damping force
- valve
- hole
- leaf valve
- shock absorber
- Prior art date
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Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 43
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 27
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/34—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
- F16F9/348—Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は四輪車等に於て、車輪と車体間に介在
されるカートリツヂ式シヨツクアブソーバの使用
に好適な油圧緩衝器の減衰力発生装置に関する。
されるカートリツヂ式シヨツクアブソーバの使用
に好適な油圧緩衝器の減衰力発生装置に関する。
この種従来の油圧緩衝器はスピンドルと一体に
アウターチユーブを結合したストラツド型シヨツ
クアブソーバと、スピンドルに外筒を起立固定
し、この外筒内に交換用のシヨツクアブソーバを
着脱させるカートリツヂ式シヨツクアブソーバと
が知られており、これらはいずれもピストンロツ
ドが重要な強度部材となつていると同時に双方共
同一直径、同一材質である必要がある。即ち従来
のシヨツクアブソーバは第1図に示すようにスピ
ンドル1に外筒2を溶接等で起立固定し、この外
筒2内に交換可能なシヨツクアブソーバ3を挿入
したものである。シヨツクアブソーバ3はアウタ
ーチユーブ4と同芯にインナーチユーブ5を配設
し、これらのチユーブ4,5の上部はベアリング
10に固定され、このベアリング10にはピスト
ンロツド6が貫通して外部に突出し、又ピストン
ロツド6はピストン7を介してインナーチユーブ
5内を摺動自在に挿入され、ピストン7はインナ
ーチユーブ5内で上下二つの油室8,9を区画
し、上方の油室8はベアリング10に設けた孔1
1を介してアウターチユーブ5内側のガス室12
と通じ、又下方の油室9はベースバルブを介して
ガス室12下方のタンク13に通じている。
アウターチユーブを結合したストラツド型シヨツ
クアブソーバと、スピンドルに外筒を起立固定
し、この外筒内に交換用のシヨツクアブソーバを
着脱させるカートリツヂ式シヨツクアブソーバと
が知られており、これらはいずれもピストンロツ
ドが重要な強度部材となつていると同時に双方共
同一直径、同一材質である必要がある。即ち従来
のシヨツクアブソーバは第1図に示すようにスピ
ンドル1に外筒2を溶接等で起立固定し、この外
筒2内に交換可能なシヨツクアブソーバ3を挿入
したものである。シヨツクアブソーバ3はアウタ
ーチユーブ4と同芯にインナーチユーブ5を配設
し、これらのチユーブ4,5の上部はベアリング
10に固定され、このベアリング10にはピスト
ンロツド6が貫通して外部に突出し、又ピストン
ロツド6はピストン7を介してインナーチユーブ
5内を摺動自在に挿入され、ピストン7はインナ
ーチユーブ5内で上下二つの油室8,9を区画
し、上方の油室8はベアリング10に設けた孔1
1を介してアウターチユーブ5内側のガス室12
と通じ、又下方の油室9はベースバルブを介して
ガス室12下方のタンク13に通じている。
ところがストラツド型シヨツクアブソーバのア
ウターチユーブ外筒2はその径が決つているこ
と、及びピストンロツド6が強度メンバーである
ことからその外径を太くしなければならないとい
うことからカートリツヂ型シヨツクアブソーバで
はどうしても上部油室8が小さくなつてしまう。
なぜならば、外筒2の直径が決つていることから
これにアウターチユーブ4を挿入するにはアウタ
ーチユーブ4の直径を小さくしなければならず、
又アウターチユーブ4の直径が小さくなればそれ
だけインナーチユーブ5の直径も小さくなる。又
ピストンロツド6自体は太くなければならない為
太いピストンロツドとインナーチユーブ5によつ
て規制される上部油室8の直径は小さくなる分け
である。この場合ピストンロツドの挿入体積が大
きい為アウターチユーブ4とインナーチユーブ5
とで区画されるタンク室13の容量は大きくしな
ければならず、結局狭くなるのは上部油室8だけ
となる。
ウターチユーブ外筒2はその径が決つているこ
と、及びピストンロツド6が強度メンバーである
ことからその外径を太くしなければならないとい
うことからカートリツヂ型シヨツクアブソーバで
はどうしても上部油室8が小さくなつてしまう。
なぜならば、外筒2の直径が決つていることから
これにアウターチユーブ4を挿入するにはアウタ
ーチユーブ4の直径を小さくしなければならず、
又アウターチユーブ4の直径が小さくなればそれ
だけインナーチユーブ5の直径も小さくなる。又
ピストンロツド6自体は太くなければならない為
太いピストンロツドとインナーチユーブ5によつ
て規制される上部油室8の直径は小さくなる分け
である。この場合ピストンロツドの挿入体積が大
きい為アウターチユーブ4とインナーチユーブ5
とで区画されるタンク室13の容量は大きくしな
ければならず、結局狭くなるのは上部油室8だけ
となる。
上記のようにカートリツヂ式シヨツクアブソー
バではストラツド式シヨツクアブソーバに比べて
上部油室8の直径が小さく、この為一般的には伸
側の減衰力はストラツド式シヨツクアブソーバに
比べてピストン部の通過流量、いいかえれば、ピ
ストンの伸側受圧面積×ピストン速度、が少いだ
け出しにくいものである。
バではストラツド式シヨツクアブソーバに比べて
上部油室8の直径が小さく、この為一般的には伸
側の減衰力はストラツド式シヨツクアブソーバに
比べてピストン部の通過流量、いいかえれば、ピ
ストンの伸側受圧面積×ピストン速度、が少いだ
け出しにくいものである。
従つて本発明の目的は上部油室が狭いカートリ
ツヂ式シヨツクアブソーバのような場合でも十分
伸側減衰力が得られるようにした油圧緩衝器の減
衰力発生装置を提供することである。
ツヂ式シヨツクアブソーバのような場合でも十分
伸側減衰力が得られるようにした油圧緩衝器の減
衰力発生装置を提供することである。
以下本発明の実施の一態様を図面について説明
する。
する。
第2図は本発明の減衰力発生装置を設けたピス
トンの縦断面図を示し、このピストンは第1図と
同じ油圧緩衝器のインナーチユーブ5内に摺動自
在に挿入される。
トンの縦断面図を示し、このピストンは第1図と
同じ油圧緩衝器のインナーチユーブ5内に摺動自
在に挿入される。
ピストン14の中央にはピストンロツド6の基
端小径部15が貫通してナツト16でピストン1
4側に固着されている。ピストン14の下端には
下側の液室9に解放された空間17が穿たれ、こ
の空間17内にナツト16を収納させているが、
この空間17は必ずしも必要でなくピストン14
の下端にピストンロツド6を後述のように突出し
てナツト16で固定してもよい。
端小径部15が貫通してナツト16でピストン1
4側に固着されている。ピストン14の下端には
下側の液室9に解放された空間17が穿たれ、こ
の空間17内にナツト16を収納させているが、
この空間17は必ずしも必要でなくピストン14
の下端にピストンロツド6を後述のように突出し
てナツト16で固定してもよい。
ピストン14の胴部には一つもしくは複数の伸
側通孔18とこれと並列に配設された圧側背面絞
りポートたるポート19とが軸方向に穿たれて上
下の液室8,9を通じさせるようになつている。
側通孔18とこれと並列に配設された圧側背面絞
りポートたるポート19とが軸方向に穿たれて上
下の液室8,9を通じさせるようになつている。
ピストン14の上端には第3図に示すように1
枚もしくは複数枚重ね合せた伸側リーフバルブ2
0と環座21とノンリターンバルブ22が配設さ
れ、ノンリターンバルブ22は伸側リーフバルブ
20と協働しながらポート19上部口端のみを開
閉するようになつている。ピストン14の上部外
周にはたこ足状の複数の支持脚23が固定され、
この支持脚23の間を通して上部液室8は通孔1
8,19と通じるようになつており、リーフバル
ブ20と環座21とノンリターンバルブ22はそ
の外周が支持脚23の内側で支えられることによ
りピストン14の上部から横方向にずれないよう
に保持されている。
枚もしくは複数枚重ね合せた伸側リーフバルブ2
0と環座21とノンリターンバルブ22が配設さ
れ、ノンリターンバルブ22は伸側リーフバルブ
20と協働しながらポート19上部口端のみを開
閉するようになつている。ピストン14の上部外
周にはたこ足状の複数の支持脚23が固定され、
この支持脚23の間を通して上部液室8は通孔1
8,19と通じるようになつており、リーフバル
ブ20と環座21とノンリターンバルブ22はそ
の外周が支持脚23の内側で支えられることによ
りピストン14の上部から横方向にずれないよう
に保持されている。
リーフバルブ20上には軸方向に通孔24を一
つもしくは複数穿つた支持部材25を上下移動自
在に配設し、この支持部材25と支持脚23間に
はスプリング40その他の弾性部材を介在させ、
このスプリング40の復元力により支持部材25
を介して常時リーフバルブ20及びノンリターン
バルブ22をいつしよに通孔18及びポート19
の上部口端を閉じる方向に押圧している。通孔1
8の下部口端にはサブリーフバルブ26が開閉自
在に配設されている。
つもしくは複数穿つた支持部材25を上下移動自
在に配設し、この支持部材25と支持脚23間に
はスプリング40その他の弾性部材を介在させ、
このスプリング40の復元力により支持部材25
を介して常時リーフバルブ20及びノンリターン
バルブ22をいつしよに通孔18及びポート19
の上部口端を閉じる方向に押圧している。通孔1
8の下部口端にはサブリーフバルブ26が開閉自
在に配設されている。
サブリーフバルブ26の中央部は直接ナツト1
6の上端面とピストン14の下端面間に挾持され
てもよいが図示のようにサブリーフバルブ26下
側にサブリーフバルブ26より径が小さい環座2
7を介在して挾持させてもよい。
6の上端面とピストン14の下端面間に挾持され
てもよいが図示のようにサブリーフバルブ26下
側にサブリーフバルブ26より径が小さい環座2
7を介在して挾持させてもよい。
次にピストン14には縦方向に且つ通孔18と
並列に一つもしくは複数の背面絞りポート19と
しての通孔を穿ち液室8,9を連通させている
が、このポート19を通過する時に発生するスウ
イツシユ音は一つのポートより複数の同一面積に
よるポートで分割した方が小さいということか
ら、ポート19は複数分割してある。
並列に一つもしくは複数の背面絞りポート19と
しての通孔を穿ち液室8,9を連通させている
が、このポート19を通過する時に発生するスウ
イツシユ音は一つのポートより複数の同一面積に
よるポートで分割した方が小さいということか
ら、ポート19は複数分割してある。
上記の油圧緩衝器では伸長時にピストン14が
上昇し、この時上側液室8の油が通孔24よりリ
ーフバルブ20を撓ませながら通孔18に流出
し、この時リーフバルブ20の作用で伸側の減衰
力が発生する。しかも通孔18からの油はサブリ
ーフバルブ26を押し開いて下部液室9に流出す
る。又逆に圧縮時にはピストン14が下降し、液
室9の油がポート19を介して流出し、しかもノ
ンリターンバルブ22、リーフバルブ20をいつ
しよに押し開いて上部液室8に流出し、又一部の
油はベースバルブを介してタンク室13に流出
し、この時ベースバルブとポート19の作用で圧
側の減衰力が得られる。
上昇し、この時上側液室8の油が通孔24よりリ
ーフバルブ20を撓ませながら通孔18に流出
し、この時リーフバルブ20の作用で伸側の減衰
力が発生する。しかも通孔18からの油はサブリ
ーフバルブ26を押し開いて下部液室9に流出す
る。又逆に圧縮時にはピストン14が下降し、液
室9の油がポート19を介して流出し、しかもノ
ンリターンバルブ22、リーフバルブ20をいつ
しよに押し開いて上部液室8に流出し、又一部の
油はベースバルブを介してタンク室13に流出
し、この時ベースバルブとポート19の作用で圧
側の減衰力が得られる。
即ち、ベースバルブの減衰力の不足分をポート
19が補うこととなり、所望通りの減衰力が得ら
れるものである。しかもサブリーフバルブ26に
はオリフイスを穿つていないことからサブリーフ
バルブ26の強度上の不安を解消させ、ポート1
9も希望する径及び個数にすることが可能であ
る。又ピストン14が縮む時はサブリーフバルブ
26によつて通孔18が閉じられ、ポート19だ
けが油の通路となる為背面絞りが実現するもので
ある。
19が補うこととなり、所望通りの減衰力が得ら
れるものである。しかもサブリーフバルブ26に
はオリフイスを穿つていないことからサブリーフ
バルブ26の強度上の不安を解消させ、ポート1
9も希望する径及び個数にすることが可能であ
る。又ピストン14が縮む時はサブリーフバルブ
26によつて通孔18が閉じられ、ポート19だ
けが油の通路となる為背面絞りが実現するもので
ある。
上記のように伸側行程の減衰力は、支持部材2
5の通孔24を通つた作動油が伸側リーフバルブ
20に作用してその内周部のたわみによつて生ず
る支持部材25との間の隙間、通孔18、サブリ
ーフバルブ26の外周たわみによつて生ずるピス
トン14との間の隙間を通過することによつて生
ずる分けであるが、ノンリターンバルブ22はこ
の時ポート19を閉じ、これにより背面ポート1
9を通る油量を一方向にのみ制限している。ノン
リターンバルブ22の上面とリーフバルブ20と
の間に設けた環座21はその内周がリーフバルブ
20のたわみの支持点になり、且つその厚みによ
つてリーフバルブ20のたわみ量を一定範囲に制
限する。このようにポート19の上側にノンリタ
ーンバルブ22と環座21及びリーフバルブ20
を積層配設することによつて伸側作動に対する減
衰力に関し低速から高速の流速域共に全て、少な
くとも2段階の減衰力発生機構に油流を通過させ
る事ができる。
5の通孔24を通つた作動油が伸側リーフバルブ
20に作用してその内周部のたわみによつて生ず
る支持部材25との間の隙間、通孔18、サブリ
ーフバルブ26の外周たわみによつて生ずるピス
トン14との間の隙間を通過することによつて生
ずる分けであるが、ノンリターンバルブ22はこ
の時ポート19を閉じ、これにより背面ポート1
9を通る油量を一方向にのみ制限している。ノン
リターンバルブ22の上面とリーフバルブ20と
の間に設けた環座21はその内周がリーフバルブ
20のたわみの支持点になり、且つその厚みによ
つてリーフバルブ20のたわみ量を一定範囲に制
限する。このようにポート19の上側にノンリタ
ーンバルブ22と環座21及びリーフバルブ20
を積層配設することによつて伸側作動に対する減
衰力に関し低速から高速の流速域共に全て、少な
くとも2段階の減衰力発生機構に油流を通過させ
る事ができる。
上記の構成ではポート19の上側にノンリター
ンバルブ22、環座21、リーフバルブ20を重
ね、又通孔18の下部口端にサブリーフバルブ2
6を配設させただけのものであるが、ピストン速
度の低速・中速域におけるオリフイス特性の設定
に関する各種の実施例として、例えば第4図に示
すようにサブリーフバルブ26が当接するピスト
ン14のバルブシート部に一つもしくは複数の切
欠き41を形成したものでも使用可能であり、ま
た、第8図のように環座21とリーフバルブ20
間に切欠きバルブ28を介在させ、この切欠きバ
ルブ28の下面には環座21の内周から外周にま
たがつて開口する通孔29を形成して通孔18と
上部油室8側を通じさせるようにしてもよく、更
に、この通孔29の構成は、第9図に示すように
切欠きバルブを設けることなく環座22自体に上
部油室8と通孔18を通じさせる切欠き、孔、そ
の他同様の通孔21aを設けても使用可能である
ほか、第10図、第11図のように板状バルブの
外周端部を切欠いたものでもよく、その他同様の
ものでも使用可能である。この場合、第10図、
第11図のものは環座21とリーフバルブ20間
に切欠きバルブ42を介装し、切欠きバルブ42
の外周には一つもしくは複数の切欠き43による
通孔を形成し、この切欠き43を介して通孔18
を上部油室8側に通じさせるようにしたものであ
る。
ンバルブ22、環座21、リーフバルブ20を重
ね、又通孔18の下部口端にサブリーフバルブ2
6を配設させただけのものであるが、ピストン速
度の低速・中速域におけるオリフイス特性の設定
に関する各種の実施例として、例えば第4図に示
すようにサブリーフバルブ26が当接するピスト
ン14のバルブシート部に一つもしくは複数の切
欠き41を形成したものでも使用可能であり、ま
た、第8図のように環座21とリーフバルブ20
間に切欠きバルブ28を介在させ、この切欠きバ
ルブ28の下面には環座21の内周から外周にま
たがつて開口する通孔29を形成して通孔18と
上部油室8側を通じさせるようにしてもよく、更
に、この通孔29の構成は、第9図に示すように
切欠きバルブを設けることなく環座22自体に上
部油室8と通孔18を通じさせる切欠き、孔、そ
の他同様の通孔21aを設けても使用可能である
ほか、第10図、第11図のように板状バルブの
外周端部を切欠いたものでもよく、その他同様の
ものでも使用可能である。この場合、第10図、
第11図のものは環座21とリーフバルブ20間
に切欠きバルブ42を介装し、切欠きバルブ42
の外周には一つもしくは複数の切欠き43による
通孔を形成し、この切欠き43を介して通孔18
を上部油室8側に通じさせるようにしたものであ
る。
このような場合に於て、低速域においては切欠
きバルブ28,42の通孔29,43又は環座2
1の通孔21aを使用して低速オリフイスを決め
るものである。又通孔18の下方に切欠き41を
設けることにより油量は通孔29,43もしくは
21a及び切欠き41における二つの直列オリフ
イスを通過することになり同一減衰力値である場
合には各オリフイスの減衰力負担を軽くすること
ができる。即ちピストン14の上流、下流間の圧
力差を二つのオリフイスにより分割でき、特に高
い減衰力を発生する場合の急激な圧力降下を避け
ることができるものである。又中速域においては
リーフバルブ20とサブリーフバルブ26が直列
に作用するので減衰力を分割負担することが可能
である。尚サブリーフバルブ26は図示の場合一
枚であるが、減衰力値によつてはこれを複数枚重
ねるが、その厚みを変えて剛性を変え減衰力値を
調節することが可能である。
きバルブ28,42の通孔29,43又は環座2
1の通孔21aを使用して低速オリフイスを決め
るものである。又通孔18の下方に切欠き41を
設けることにより油量は通孔29,43もしくは
21a及び切欠き41における二つの直列オリフ
イスを通過することになり同一減衰力値である場
合には各オリフイスの減衰力負担を軽くすること
ができる。即ちピストン14の上流、下流間の圧
力差を二つのオリフイスにより分割でき、特に高
い減衰力を発生する場合の急激な圧力降下を避け
ることができるものである。又中速域においては
リーフバルブ20とサブリーフバルブ26が直列
に作用するので減衰力を分割負担することが可能
である。尚サブリーフバルブ26は図示の場合一
枚であるが、減衰力値によつてはこれを複数枚重
ねるが、その厚みを変えて剛性を変え減衰力値を
調節することが可能である。
更に高速域においては支持部材25の通孔24
とピストン14の通孔18を直列にすることによ
りそれぞれ減衰力を分割負担させることができ
る。このように本発明では全ての流速域において
減衰力値の分割負担が可能である為、同一減衰力
値に対しては部品の機械的応力を低く押え、寿命
を長くする事ができ、同一の機械的応力であれば
減衰力値を高くすることができるものである。
とピストン14の通孔18を直列にすることによ
りそれぞれ減衰力を分割負担させることができ
る。このように本発明では全ての流速域において
減衰力値の分割負担が可能である為、同一減衰力
値に対しては部品の機械的応力を低く押え、寿命
を長くする事ができ、同一の機械的応力であれば
減衰力値を高くすることができるものである。
第5図は他の実施態様に係り、これはピストン
ロツド6の小径部15aを下方に延長し、ナツト
30の下端にフランジ状のスプリングシート31
を設け、ナツト30の上方外周には断面L状その
他同様のバルブ押え32を上下移動自在に挿入
し、このバルブ押え32とスプリングシート31
間にスプリング33を介装し、スプリング押え3
2がサブリーフバルブ26を通孔18の口端を閉
じる方向に押圧させたものである。第2図の実施
態様では中速域のピストン側減衰力分担をサブリ
ーフバルブ26によつて行なつていたものである
が、第5図の場合にはスプリング33を変えるこ
とにより初期荷重とばね定数を調節し、減衰力負
担を自由に変えることができるものである。
ロツド6の小径部15aを下方に延長し、ナツト
30の下端にフランジ状のスプリングシート31
を設け、ナツト30の上方外周には断面L状その
他同様のバルブ押え32を上下移動自在に挿入
し、このバルブ押え32とスプリングシート31
間にスプリング33を介装し、スプリング押え3
2がサブリーフバルブ26を通孔18の口端を閉
じる方向に押圧させたものである。第2図の実施
態様では中速域のピストン側減衰力分担をサブリ
ーフバルブ26によつて行なつていたものである
が、第5図の場合にはスプリング33を変えるこ
とにより初期荷重とばね定数を調節し、減衰力負
担を自由に変えることができるものである。
更に第6図は本発明の他の実施態様に係り、こ
れは第5図の実施態様のノンリターンバルブと環
座を変形して一体にしたものである。
れは第5図の実施態様のノンリターンバルブと環
座を変形して一体にしたものである。
即ち、第7図のように水平部37と下方に傾斜
する傾斜部38からなりノンリターンバルブ39
をポート19の上部口端に開閉自在に配設し、傾
斜部38をバルブとして使用したものである。こ
の場合には環座とノンリターンバルブを一体化す
ることにより部品点数を少なくし、構造をコンパ
クトにし、組付けを簡単にしたもので作用、効果
は第5図の場合と全く同じである。
する傾斜部38からなりノンリターンバルブ39
をポート19の上部口端に開閉自在に配設し、傾
斜部38をバルブとして使用したものである。こ
の場合には環座とノンリターンバルブを一体化す
ることにより部品点数を少なくし、構造をコンパ
クトにし、組付けを簡単にしたもので作用、効果
は第5図の場合と全く同じである。
以上のように本発明はピストン伸側通孔と、こ
の通孔と並列に圧側背面絞りポートを穿つて上下
の油室を通じさせ、伸側通孔の上部口端には伸側
リーフバルブを開閉自在に配設し、下部口端には
サブリーフバルブを開閉自在に配設するととも
に、背面絞りポートの上部口端にはノンリターン
バルブを上記伸側リーフバルブと協働して開閉可
能に環座を介して積層配設したことを特徴とする
ものである。
の通孔と並列に圧側背面絞りポートを穿つて上下
の油室を通じさせ、伸側通孔の上部口端には伸側
リーフバルブを開閉自在に配設し、下部口端には
サブリーフバルブを開閉自在に配設するととも
に、背面絞りポートの上部口端にはノンリターン
バルブを上記伸側リーフバルブと協働して開閉可
能に環座を介して積層配設したことを特徴とする
ものである。
これにより、本発明には次の効果がある。
伸側減衰力に関し、伸側通孔にはリーフバル
ブとサブリーフバルブとからなる二段階の減衰
力発生手段を有するので、同一の高減衰力値を
発生させる場合にはリーフバルブとサブリーフ
バルブの減衰力負担を軽くでき、機械的応力を
低くおさえることができるから、バルブの剛性
上有利になり、寿命も長くすることができる。
又、同一発生応力である場合には伸側減衰力を
無理なく高く設定することができ、伸側作動に
応じてピストンを通過する作動油が小流量であ
つても高減衰力を容易に発生することができ
る。
ブとサブリーフバルブとからなる二段階の減衰
力発生手段を有するので、同一の高減衰力値を
発生させる場合にはリーフバルブとサブリーフ
バルブの減衰力負担を軽くでき、機械的応力を
低くおさえることができるから、バルブの剛性
上有利になり、寿命も長くすることができる。
又、同一発生応力である場合には伸側減衰力を
無理なく高く設定することができ、伸側作動に
応じてピストンを通過する作動油が小流量であ
つても高減衰力を容易に発生することができ
る。
一方、圧側減衰力に関しては、圧側背面絞り
ポートによる背面絞り効果によりピストン部で
の圧側減衰力を効果的に負担することができ、
高い減衰力値が得られる。更に、ノンリターン
バルブによつてピストン上部油室に負圧を発生
させることなく、又、急激な圧力変化がないの
でスイツシユ音の発生も防止できる。
ポートによる背面絞り効果によりピストン部で
の圧側減衰力を効果的に負担することができ、
高い減衰力値が得られる。更に、ノンリターン
バルブによつてピストン上部油室に負圧を発生
させることなく、又、急激な圧力変化がないの
でスイツシユ音の発生も防止できる。
リーフバルブとノンリターンバルブが環座を
介して積層されているので、バルブを組み付け
る位置が半径方向に小さくできる。
介して積層されているので、バルブを組み付け
る位置が半径方向に小さくできる。
尚、第5図及び第6図については、スプリン
グ33を介在させたことにより、伸側減衰力値
がかなり高くなる。高速域の減衰力が引き上げ
られるのはスプリング33のばね常数の効果に
よるものである。
グ33を介在させたことにより、伸側減衰力値
がかなり高くなる。高速域の減衰力が引き上げ
られるのはスプリング33のばね常数の効果に
よるものである。
以上は主としてカートリツヂ式シヨツクアブソ
ーバについて述べたが、本発明は一般化された構
造であるからストラツド型シヨツクアブソーバ、
標準型シヨツクアブソーバにも使用できることは
いうまでもない。
ーバについて述べたが、本発明は一般化された構
造であるからストラツド型シヨツクアブソーバ、
標準型シヨツクアブソーバにも使用できることは
いうまでもない。
第1図はシヨツクアブソーバの一部切欠き縦断
側面図、第2図は本発明の減衰力発生装置を組込
んだピストンの拡大縦断側面図、第3図はリーフ
バルブ部の拡大断面図、第4図はサブリーフバル
ブ部の拡大断面図、第5図、第6図は他の実施態
様に係るピストン部の拡大縦断側面図、第7図は
第6図のノンリターンバルブの拡大断面図、第8
図、第9図、第10図は他の実施態様に係るリー
フバルブ部の拡大断面図、第11図は第10図の
切欠きバルブの平面図である。 14…ピストン、18…通孔、19…ポート、
20…リーフバルブ、21…環座、22…リター
バルブ、21a…通孔、26…サブリーフバル
ブ、27…切欠き、28…バルブ、29…通孔、
33…スプリング。
側面図、第2図は本発明の減衰力発生装置を組込
んだピストンの拡大縦断側面図、第3図はリーフ
バルブ部の拡大断面図、第4図はサブリーフバル
ブ部の拡大断面図、第5図、第6図は他の実施態
様に係るピストン部の拡大縦断側面図、第7図は
第6図のノンリターンバルブの拡大断面図、第8
図、第9図、第10図は他の実施態様に係るリー
フバルブ部の拡大断面図、第11図は第10図の
切欠きバルブの平面図である。 14…ピストン、18…通孔、19…ポート、
20…リーフバルブ、21…環座、22…リター
バルブ、21a…通孔、26…サブリーフバル
ブ、27…切欠き、28…バルブ、29…通孔、
33…スプリング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ピストンに伸側通孔と、この通孔と並列に圧
側背面絞りポートを穿つて上下の油室を通じさ
せ、伸側通孔の上部口端には伸側リーフバルブを
開閉自在に配設し、下部口端にはサブリーフバル
ブを開閉自在に配設するとともに、背面絞りポー
トの上部口端にはノンリターンバルブを上記伸側
リーフバルブと協働して開閉可能に環座を介して
積層配設したことを特徴とする油圧緩衝器の減衰
力発生装置。 2 伸側リーフバルブと環座間に通孔を形成した
切欠きバルブを介装した特許請求の範囲第1項記
載の油圧緩衝器の減衰力発生装置。 3 環座に通孔を形成した特許請求の範囲第2項
記載の油圧緩衝器の減衰力発生装置。 4 通孔の下端に切欠きを設けた特許請求の範囲
第1項、第2項、又は第3項記載の油圧緩衝器の
減衰力発生装置。 5 サブリーフバルブがスプリングによつて閉じ
る方向に押圧された特許請求の範囲第1項記載の
油圧緩衝器の減衰力発生装置。 6 環座とノンリターンバルブを一体化した特許
請求の範囲第1項記載の油圧緩衝器の減衰力発生
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP997579A JPS55107141A (en) | 1979-01-31 | 1979-01-31 | Damping force generator for hydraulic shock absorber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP997579A JPS55107141A (en) | 1979-01-31 | 1979-01-31 | Damping force generator for hydraulic shock absorber |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55107141A JPS55107141A (en) | 1980-08-16 |
JPS6218774B2 true JPS6218774B2 (ja) | 1987-04-24 |
Family
ID=11734907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP997579A Granted JPS55107141A (en) | 1979-01-31 | 1979-01-31 | Damping force generator for hydraulic shock absorber |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55107141A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59113334A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-30 | Tokico Ltd | 油圧緩衝器 |
JPS59113332A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-30 | Tokico Ltd | 油圧緩衝器 |
JPS59113333A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-30 | Tokico Ltd | 油圧緩衝器 |
JPS59117932A (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-07 | Tokico Ltd | 油圧緩衝器 |
JPS60101242U (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-10 | カヤバ工業株式会社 | シヨツクアブソ−バの減衰力発生装置 |
JPH0439478Y2 (ja) * | 1986-08-07 | 1992-09-16 | ||
JPH0425547Y2 (ja) * | 1986-08-29 | 1992-06-18 | ||
DE4445926C1 (de) * | 1994-12-22 | 1996-04-18 | Fichtel & Sachs Ag | Teleskop-Schwingungsdämpfer |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53166826U (ja) * | 1977-03-30 | 1978-12-27 | ||
JPS5553795Y2 (ja) * | 1977-04-21 | 1980-12-12 |
-
1979
- 1979-01-31 JP JP997579A patent/JPS55107141A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55107141A (en) | 1980-08-16 |
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