JPS62187645A - ポンプ起動負荷軽減型液圧供給装置 - Google Patents
ポンプ起動負荷軽減型液圧供給装置Info
- Publication number
- JPS62187645A JPS62187645A JP2934186A JP2934186A JPS62187645A JP S62187645 A JPS62187645 A JP S62187645A JP 2934186 A JP2934186 A JP 2934186A JP 2934186 A JP2934186 A JP 2934186A JP S62187645 A JPS62187645 A JP S62187645A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- accumulator
- piston
- pump
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 81
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 claims description 24
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 abstract description 8
- 230000009467 reduction Effects 0.000 abstract description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 230000009471 action Effects 0.000 description 6
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は高圧で液を蓄える高圧アキュムレータとそれに
液を供給する高圧ポンプとを含む液圧供給装置に関する
ものであり、特にその起動時におけるポンプ駆動装置の
負荷軽減に関するものである。
液を供給する高圧ポンプとを含む液圧供給装置に関する
ものであり、特にその起動時におけるポンプ駆動装置の
負荷軽減に関するものである。
従来の技術
上記のような液圧供給装置は、例えば特開昭59−50
848号公報に記載されている自動車用液圧ブレーキ装
置において使用される。この液圧ブレーキ装置は、ブレ
ーキペダルとその操作に応じてブレーキ液圧を発生させ
るマスクシリンダとの間に液圧式のブースタが設けられ
て、ブレーキペダルに加えられる操作力を倍力してマス
クシリンダに伝達するようになっており、このブースタ
を作動させるための液圧源として使用されるのである。
848号公報に記載されている自動車用液圧ブレーキ装
置において使用される。この液圧ブレーキ装置は、ブレ
ーキペダルとその操作に応じてブレーキ液圧を発生させ
るマスクシリンダとの間に液圧式のブースタが設けられ
て、ブレーキペダルに加えられる操作力を倍力してマス
クシリンダに伝達するようになっており、このブースタ
を作動させるための液圧源として使用されるのである。
このようにすれば、ブレーキ非作動時に比較的小形の高
圧ポンプで液を汲み上げて高圧アキュムレータに蓄えて
おき、ブレーキ作動時に十分な量の高圧液をブースタに
供給することができる。
圧ポンプで液を汲み上げて高圧アキュムレータに蓄えて
おき、ブレーキ作動時に十分な量の高圧液をブースタに
供給することができる。
液圧ブレーキ装置にはさらに、ブレーキの車輪に対する
回転抑制力が路面の摩擦係数との関係において過大であ
るために車輪が路面に対してスリップすることを防止す
るアンチロック装置や、車両の発進時あるいは加速時に
駆動輪の駆動力が過大であるために駆動輪が路面に対し
てスリップすることを防止するトラクションコン1−ロ
ール装置等が設けられることがあり、これらの液圧源と
してもこの種の液圧供給装置が使用される。
回転抑制力が路面の摩擦係数との関係において過大であ
るために車輪が路面に対してスリップすることを防止す
るアンチロック装置や、車両の発進時あるいは加速時に
駆動輪の駆動力が過大であるために駆動輪が路面に対し
てスリップすることを防止するトラクションコン1−ロ
ール装置等が設けられることがあり、これらの液圧源と
してもこの種の液圧供給装置が使用される。
発明が解決しようとする問題点
上記のように高圧アキュムレータと高圧ポンプとを含む
液圧供給装置においては、高圧アキュムレータ内の液圧
が下限値まで低下したとき高圧ポンプが起動されて液の
補給を開始し、高圧アキュムレータ内の液圧が上限値に
達したとき高圧ポンプが停止させられるのであるが、下
限値といってもブースタ等を作動させるのには十分な高
さであることが必要であるため、例えば140kg/c
rAというように高い値に設定される。したがって、高
圧ポンプは起動時からこの高い液圧に抗して液を高圧ア
キュムレータに押し込むことが必要であり、高圧ポンプ
の駆動装置にはポンプ起動時にこの高い液圧に基づく負
荷と高圧ポンプおよび駆動装置自体の慣性負荷との両方
が重複して掛かるため、ポンプ駆動装置が大形でコスト
の高いものとなることを避は得ないという問題が生ずる
。
液圧供給装置においては、高圧アキュムレータ内の液圧
が下限値まで低下したとき高圧ポンプが起動されて液の
補給を開始し、高圧アキュムレータ内の液圧が上限値に
達したとき高圧ポンプが停止させられるのであるが、下
限値といってもブースタ等を作動させるのには十分な高
さであることが必要であるため、例えば140kg/c
rAというように高い値に設定される。したがって、高
圧ポンプは起動時からこの高い液圧に抗して液を高圧ア
キュムレータに押し込むことが必要であり、高圧ポンプ
の駆動装置にはポンプ起動時にこの高い液圧に基づく負
荷と高圧ポンプおよび駆動装置自体の慣性負荷との両方
が重複して掛かるため、ポンプ駆動装置が大形でコスト
の高いものとなることを避は得ないという問題が生ずる
。
また、ポンプ駆動装置として直流電動モータが多く使用
されるのであるが、この場合には、起動電流が極めて大
きくなり、ブラシの消耗が激しく、かつモータの寿命も
短くなってしまうという不都合が生ずる。
されるのであるが、この場合には、起動電流が極めて大
きくなり、ブラシの消耗が激しく、かつモータの寿命も
短くなってしまうという不都合が生ずる。
また、ポンプ駆動装置として、自動車駆動用のエンジン
等地の目的で設けられている駆動源と、その駆動源と高
圧ポンプとを接続・遮断するクラッチとを含むものも使
用可能であり、この場合には起動時の負荷が大きければ
容量の大きいクラッチが必要となり、また、エンジン等
駆動源の負荷変動が大きくなるという不都合も生ずるの
である。
等地の目的で設けられている駆動源と、その駆動源と高
圧ポンプとを接続・遮断するクラッチとを含むものも使
用可能であり、この場合には起動時の負荷が大きければ
容量の大きいクラッチが必要となり、また、エンジン等
駆動源の負荷変動が大きくなるという不都合も生ずるの
である。
以上、自動車用液圧ブレーキ装置の液圧供給装置を例と
して説明したが、他の目的で使用されるものにおいても
同様な問題が発生する。
して説明したが、他の目的で使用されるものにおいても
同様な問題が発生する。
本発明は以上の事情を背景として、特殊な形式の液圧供
給装置、すなわち、上記高圧アキュムレータおよび高圧
ポンプに加えて、高圧アキュムレータより低圧で蓄えた
液を高圧ポンプに供給するピストン式のチャージングア
キュムレータと、そのチャージングアキュムレータに液
を供給するチャージングポンプとを含む液圧供給装置に
おいて、チャージングアキュムレータを利用することに
よってポンプ起動負荷を軽減し、上述の問題を解決する
ことを目的として為されたものである。
給装置、すなわち、上記高圧アキュムレータおよび高圧
ポンプに加えて、高圧アキュムレータより低圧で蓄えた
液を高圧ポンプに供給するピストン式のチャージングア
キュムレータと、そのチャージングアキュムレータに液
を供給するチャージングポンプとを含む液圧供給装置に
おいて、チャージングアキュムレータを利用することに
よってポンプ起動負荷を軽減し、上述の問題を解決する
ことを目的として為されたものである。
問題点を解決するための手段
そのために本発明に係る液圧供給装置は、(al概して
有底円筒状を成して前記チャージングアキュムレータの
ハウジングに液密にかつ限られた距離12]動可能に嵌
合され、内側にチャージングアキュムレータのピストン
を摺動可能に収容してそのピストンとの間に蓄圧室を形
成するバ・ソファピストンと、(blその蓄圧室に蓄え
られた液を少量ずつ漏らす漏洩手段と、(C)バッファ
ピストンの底壁を間に挟んで蓄圧室とは反対側に形成さ
れたバ・ノファ室と、高圧ポンプと高圧アキュムレータ
とをつなぐ高圧液通路とを連通させる第一連通路と、(
d)バッファピストンの底壁を貫通して形成され、バッ
ファ室と蓄圧室とを連通させる第二連通路と、(81そ
の第二連通路に設けられて、バッファ室から蓄圧室に向
かう向きの液の流れを阻止する逆止弁と、(flその逆
止弁の弁子とチャージングアキュムレータピストンとの
いずれか一方に設けられ、チャージングアキュムレータ
ピストンが蓄圧室の容積が最小となる前進端にある状態
では他方に当接して逆止弁を開く開弁突起と、(glバ
ッファピストンを、バッファ室に向かつて付勢し、その
付勢力が、チャージングアキュムレータの蓄液圧と等し
い液圧がバッファ室に作用してもバッファピストンヲ前
進端に保持し、そのチャージングアキュムレータの蓄液
圧と高圧アキュムレータの下限液圧との間に設定された
バッファ液圧が作用するときはバッファピストンの後退
を許容する大きさに設定されたスプリングとを含むよう
に構成される。
有底円筒状を成して前記チャージングアキュムレータの
ハウジングに液密にかつ限られた距離12]動可能に嵌
合され、内側にチャージングアキュムレータのピストン
を摺動可能に収容してそのピストンとの間に蓄圧室を形
成するバ・ソファピストンと、(blその蓄圧室に蓄え
られた液を少量ずつ漏らす漏洩手段と、(C)バッファ
ピストンの底壁を間に挟んで蓄圧室とは反対側に形成さ
れたバ・ノファ室と、高圧ポンプと高圧アキュムレータ
とをつなぐ高圧液通路とを連通させる第一連通路と、(
d)バッファピストンの底壁を貫通して形成され、バッ
ファ室と蓄圧室とを連通させる第二連通路と、(81そ
の第二連通路に設けられて、バッファ室から蓄圧室に向
かう向きの液の流れを阻止する逆止弁と、(flその逆
止弁の弁子とチャージングアキュムレータピストンとの
いずれか一方に設けられ、チャージングアキュムレータ
ピストンが蓄圧室の容積が最小となる前進端にある状態
では他方に当接して逆止弁を開く開弁突起と、(glバ
ッファピストンを、バッファ室に向かつて付勢し、その
付勢力が、チャージングアキュムレータの蓄液圧と等し
い液圧がバッファ室に作用してもバッファピストンヲ前
進端に保持し、そのチャージングアキュムレータの蓄液
圧と高圧アキュムレータの下限液圧との間に設定された
バッファ液圧が作用するときはバッファピストンの後退
を許容する大きさに設定されたスプリングとを含むよう
に構成される。
作用
以上のように構成された液圧供給装置において、高圧ポ
ンプおよびチャージングポンプが停止している状態では
、バッファピストンおよびチャージングアキュムレータ
ピストンが前進端にあり、逆止弁が開いて高圧液通路う
くチャージングアキュムレータの蓄圧室に連通している
。
ンプおよびチャージングポンプが停止している状態では
、バッファピストンおよびチャージングアキュムレータ
ピストンが前進端にあり、逆止弁が開いて高圧液通路う
くチャージングアキュムレータの蓄圧室に連通している
。
高圧アキュムレータに液を補給する必要が生じてチャー
ジングポンプおよび高圧ポンプが起動されれば、チャー
ジングポンプは直ちにポンプ作用を開始するのであるが
、高圧ポンプはその吐出液がバッファ室に比較的低圧で
吸収されるため、一定時間実質的なポンプ作用を行わな
い。すなわち、高圧ポンプから吐出された液は開いた逆
止弁を通過してチャージングアキュムレータの蓄圧室に
流入し、チャージングアキュムレータピストンが小距離
後退して逆止弁が閉じた後は、バ・ソファピストンを後
退させつつバッファ室へ流入するのである。なお、チャ
ージングアキュムレータの蓄圧室にはチャージングポン
プの吐出液も流入するため、高圧ポンプから蓄圧室に流
入する液の量は正確には決まらないが、少なくともバ・
ノファ室の最大容積に相当する量の液を吐出するまでは
高圧ポンプが実質的なポンプ作用を為さないことが保証
される。
ジングポンプおよび高圧ポンプが起動されれば、チャー
ジングポンプは直ちにポンプ作用を開始するのであるが
、高圧ポンプはその吐出液がバッファ室に比較的低圧で
吸収されるため、一定時間実質的なポンプ作用を行わな
い。すなわち、高圧ポンプから吐出された液は開いた逆
止弁を通過してチャージングアキュムレータの蓄圧室に
流入し、チャージングアキュムレータピストンが小距離
後退して逆止弁が閉じた後は、バ・ソファピストンを後
退させつつバッファ室へ流入するのである。なお、チャ
ージングアキュムレータの蓄圧室にはチャージングポン
プの吐出液も流入するため、高圧ポンプから蓄圧室に流
入する液の量は正確には決まらないが、少なくともバ・
ノファ室の最大容積に相当する量の液を吐出するまでは
高圧ポンプが実質的なポンプ作用を為さないことが保証
される。
バッファピストンが後退端まで後退すれば、高圧ポンプ
の吐出液はバッファ室に流入不能となり、高圧アキュム
レータに対する液の補給が開始される。これにより高圧
ポンプ本来の負荷がポンプ駆動装置に掛かるのであるが
、この時までにはチャージングポンプおよび高圧ポンプ
を含むポンプ装置全体ならびにその駆動装置が定常運転
速度に達しており、慣性負荷は消滅している。
の吐出液はバッファ室に流入不能となり、高圧アキュム
レータに対する液の補給が開始される。これにより高圧
ポンプ本来の負荷がポンプ駆動装置に掛かるのであるが
、この時までにはチャージングポンプおよび高圧ポンプ
を含むポンプ装置全体ならびにその駆動装置が定常運転
速度に達しており、慣性負荷は消滅している。
高圧アキュムレータに十分な量の液が蓄えられ、液圧が
上限液圧に達すれば、高圧ポンプおよびチャージングポ
ンプが停止させられる。この時点においては、チャージ
ングアキュムレータピストンは後退位置にあり、逆止弁
が閉じられているため高圧液通路およびバッファ室には
高圧の液が閉じ込められることとなるが、チャージング
アキュムレータの蓄圧室に蓄えられた液は漏洩手段によ
って徐々に漏洩させられるため、チャージングアキュム
レータピストンが前進端に向かって移動する。
上限液圧に達すれば、高圧ポンプおよびチャージングポ
ンプが停止させられる。この時点においては、チャージ
ングアキュムレータピストンは後退位置にあり、逆止弁
が閉じられているため高圧液通路およびバッファ室には
高圧の液が閉じ込められることとなるが、チャージング
アキュムレータの蓄圧室に蓄えられた液は漏洩手段によ
って徐々に漏洩させられるため、チャージングアキュム
レータピストンが前進端に向かって移動する。
そして、このピストンが前進端近傍位置まで復帰したと
き、逆止弁が開き、高圧液通路およびバッファ室内の液
がチャージングアキュムレータの蓄圧室側へ流出するこ
とが許容されてバ・ソファピストンが原位置(前進端)
へ復帰し、かつ高圧液通路の液圧が解消される。
き、逆止弁が開き、高圧液通路およびバッファ室内の液
がチャージングアキュムレータの蓄圧室側へ流出するこ
とが許容されてバ・ソファピストンが原位置(前進端)
へ復帰し、かつ高圧液通路の液圧が解消される。
発明の効果
このように、本発明に係る液圧供給装置においては、ポ
ンプ起動時から一定時間の間、高圧ポンブが実質的なポ
ンプ作用を為さないため、ポンプ起動時にポンプ駆動装
置に掛かる負荷が小さくて済み、重量およびコストの低
いポンプ駆動装置を使用することが可能となる効果が得
られる。
ンプ起動時から一定時間の間、高圧ポンブが実質的なポ
ンプ作用を為さないため、ポンプ起動時にポンプ駆動装
置に掛かる負荷が小さくて済み、重量およびコストの低
いポンプ駆動装置を使用することが可能となる効果が得
られる。
また、ポンプ駆動装置として直流電動モータを使用する
場合には、起動電流が低くて済むこととなり、ブラシの
消耗が低減し、モータの寿命が長くなる効果が得られ、
また、他の目的で設けられている駆動源をポンプ駆動用
に利用する場合には、その駆動源のポンプ起動に伴う負
荷変動が低減する効果が得られる。
場合には、起動電流が低くて済むこととなり、ブラシの
消耗が低減し、モータの寿命が長くなる効果が得られ、
また、他の目的で設けられている駆動源をポンプ駆動用
に利用する場合には、その駆動源のポンプ起動に伴う負
荷変動が低減する効果が得られる。
さらに、ポンプ停止中に高圧液通路に高圧が閉じ込めら
れることがないため、高圧液通路にゴム製の高圧ホース
やシール部材が用いられている場合には、それらの寿命
が長くなる効果も得られる。
れることがないため、高圧液通路にゴム製の高圧ホース
やシール部材が用いられている場合には、それらの寿命
が長くなる効果も得られる。
実施例
以下、本発明を自動車のアンチロック型液圧ブレーキ装
置の液圧供給装置に適用した場合の一実施例を図面に基
づいて説明する。
置の液圧供給装置に適用した場合の一実施例を図面に基
づいて説明する。
第1図はアンチロック型液圧ブレーキ装置の系統図であ
り、図中10はブレーキペダル、12はマスクシリンダ
である。マスクシリンダ12は2つの互いに独立した加
圧室を備えたタンデム型のものであり、各加圧室に発生
させられた液圧は液通路14および16によって、それ
ぞれ前輪ブレーキのフロントホイールシリンダとf&輪
ジブレーキりャホイールシリンダとに伝達されるのであ
るが、図にはリヤ側の系統のみが代表的に示されている
。
り、図中10はブレーキペダル、12はマスクシリンダ
である。マスクシリンダ12は2つの互いに独立した加
圧室を備えたタンデム型のものであり、各加圧室に発生
させられた液圧は液通路14および16によって、それ
ぞれ前輪ブレーキのフロントホイールシリンダとf&輪
ジブレーキりャホイールシリンダとに伝達されるのであ
るが、図にはリヤ側の系統のみが代表的に示されている
。
液通路16は、プロボーショニングバルブ18および液
圧制御装置20を備えて、マスクシリンダ12とリヤホ
イールシリンダ22とを接続している。プロボーショニ
ングバルブ18はマスクシリンダ12の液圧を一定の比
率で減圧するものであるが、良く知られたものであるた
め説明は省略する。液圧制御装置20は液圧制御部24
とバイパス部25とを備えている。液圧制御部24は方
向切換弁26と液圧制御ピストン28とを備え、液圧室
30の液圧に応じてリヤホイールシリンダ22の液圧を
制御するものであり、バイパス部は方向切換弁32とバ
イパスピストン34とを備え、液圧室36に液圧が作用
しなくなったとき、マスクシリンダ12とリヤホイール
シリンダ22とをバイパス通路38を経て連通させるも
のである。
圧制御装置20を備えて、マスクシリンダ12とリヤホ
イールシリンダ22とを接続している。プロボーショニ
ングバルブ18はマスクシリンダ12の液圧を一定の比
率で減圧するものであるが、良く知られたものであるた
め説明は省略する。液圧制御装置20は液圧制御部24
とバイパス部25とを備えている。液圧制御部24は方
向切換弁26と液圧制御ピストン28とを備え、液圧室
30の液圧に応じてリヤホイールシリンダ22の液圧を
制御するものであり、バイパス部は方向切換弁32とバ
イパスピストン34とを備え、液圧室36に液圧が作用
しなくなったとき、マスクシリンダ12とリヤホイール
シリンダ22とをバイパス通路38を経て連通させるも
のである。
上記液圧制御部24の液圧室30の液圧は増減圧切換用
電磁弁40と緩急制御用電磁弁42とによって制御され
る。増減圧切換用電磁弁40はソレノイド43の励磁、
消磁に伴って液圧室30を緩急制御用電磁弁42および
液通路44を経てレギュレータ46に連通させる状態と
、液通路48を経てリザーバ50に連通させる状態とに
切り換えられ、液圧室30の液圧を増減圧させるもので
ある。一方、緩急制御用電磁弁42は、ソレノイド52
に供給されるパルス状励磁電流のデユーティ比が変えら
れることによって、開状態にある時間と閉状態にある時
間との比率が変えられ、増圧および減圧の緩急を制御す
るものである。すなわち、両電磁弁40.42は、液圧
制御装置20を介して間接的にリヤホイールシリンダ2
2の液圧を制御し、後輪がロック状態に陥ることを防止
するのである。ソレノイド43および52の励磁。
電磁弁40と緩急制御用電磁弁42とによって制御され
る。増減圧切換用電磁弁40はソレノイド43の励磁、
消磁に伴って液圧室30を緩急制御用電磁弁42および
液通路44を経てレギュレータ46に連通させる状態と
、液通路48を経てリザーバ50に連通させる状態とに
切り換えられ、液圧室30の液圧を増減圧させるもので
ある。一方、緩急制御用電磁弁42は、ソレノイド52
に供給されるパルス状励磁電流のデユーティ比が変えら
れることによって、開状態にある時間と閉状態にある時
間との比率が変えられ、増圧および減圧の緩急を制御す
るものである。すなわち、両電磁弁40.42は、液圧
制御装置20を介して間接的にリヤホイールシリンダ2
2の液圧を制御し、後輪がロック状態に陥ることを防止
するのである。ソレノイド43および52の励磁。
?’f4磁は図示しないマイクロコンピュータを主体と
するコントローラによって行われるのであるが、この制
御は良く知られているので詳細な説明は省略する。
するコントローラによって行われるのであるが、この制
御は良く知られているので詳細な説明は省略する。
前記レギュレータ46は制御ピストン60と方向切換弁
62とを備えており、制御ピストン60の片側の液圧室
64には液通路66によってマスクシリンダ12の液圧
が導かれるようになっている。制御ピストン60はこの
マスクシリンダ圧の増減に基づいて方向切換弁62を、
液圧室68を高圧アキュムレータ70に連通する状態と
、リザーバ50に連通ずる状態と、いずれにも連通しな
い状態とに切り換え、それによって高圧アキュムレータ
70の液圧をマスクシリンダ圧より所定値商い液圧まで
減圧し、前記緩急制御用電磁弁42と液圧制御装置20
とに供給する。
62とを備えており、制御ピストン60の片側の液圧室
64には液通路66によってマスクシリンダ12の液圧
が導かれるようになっている。制御ピストン60はこの
マスクシリンダ圧の増減に基づいて方向切換弁62を、
液圧室68を高圧アキュムレータ70に連通する状態と
、リザーバ50に連通ずる状態と、いずれにも連通しな
い状態とに切り換え、それによって高圧アキュムレータ
70の液圧をマスクシリンダ圧より所定値商い液圧まで
減圧し、前記緩急制御用電磁弁42と液圧制御装置20
とに供給する。
上記高圧アキュムレータ70には、逆止弁72を介して
高圧液通路74の一端が接続されている。
高圧液通路74の一端が接続されている。
高圧液通路74の他端はポンプ装置76に接続されてい
るが、この高圧液通路74の一部は高圧ゴムホース78
によって形成されている。ポンプ装置76は、ポンプモ
ータ80によって駆動されるようになっており、ポンプ
モータ80は高圧アキュムレータ70に設けられた液圧
スイッチ82の出力信号に基づいて起動、停止させられ
、それによって高圧アキュムレータ70内の液圧が予め
定められた一定範囲に保たれるようになっている。
るが、この高圧液通路74の一部は高圧ゴムホース78
によって形成されている。ポンプ装置76は、ポンプモ
ータ80によって駆動されるようになっており、ポンプ
モータ80は高圧アキュムレータ70に設けられた液圧
スイッチ82の出力信号に基づいて起動、停止させられ
、それによって高圧アキュムレータ70内の液圧が予め
定められた一定範囲に保たれるようになっている。
84はリリーフバルブである。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては高
圧アキュムレータ70.高圧液通路74゜ポンプ装置7
6等によって液圧供給装置が構成されているのであるが
、その主要部であるポンプ装置76は第2図に示すよう
に、共通のブロック90にチャージングポンプ92.チ
ャージングアキュムレータ94および2個の高圧ポンプ
96が組み込まれ、吸入ボート98から液を吸入して2
段階に加圧し、吐出ボート100から吐出するものであ
る。
圧アキュムレータ70.高圧液通路74゜ポンプ装置7
6等によって液圧供給装置が構成されているのであるが
、その主要部であるポンプ装置76は第2図に示すよう
に、共通のブロック90にチャージングポンプ92.チ
ャージングアキュムレータ94および2個の高圧ポンプ
96が組み込まれ、吸入ボート98から液を吸入して2
段階に加圧し、吐出ボート100から吐出するものであ
る。
チャージングポンプ92はハウジング102内にプラン
ジャ104が摺動可能かつ実質的に液密に嵌合され、ス
プリング105によって一方向に付勢されたものであり
、偏心駆動軸106が前記ポンプモータ80により回転
させられるとき、ヘアリング108を介してプランジャ
104が往復動させられるようになっている。このプラ
ンジャ104の往復動に伴ってポンプ室110の容積が
増減し、吸入通路112から吸入弁114を経て液が吸
入され、吐出弁116を経てチャージング通路118へ
吐出されるのである。チャージング通路118は二股に
別れて2個の高圧ポンプ96につながっているが、この
チャージング通路118は前記チャージングアキュムレ
ータ94にもつながっている。
ジャ104が摺動可能かつ実質的に液密に嵌合され、ス
プリング105によって一方向に付勢されたものであり
、偏心駆動軸106が前記ポンプモータ80により回転
させられるとき、ヘアリング108を介してプランジャ
104が往復動させられるようになっている。このプラ
ンジャ104の往復動に伴ってポンプ室110の容積が
増減し、吸入通路112から吸入弁114を経て液が吸
入され、吐出弁116を経てチャージング通路118へ
吐出されるのである。チャージング通路118は二股に
別れて2個の高圧ポンプ96につながっているが、この
チャージング通路118は前記チャージングアキュムレ
ータ94にもつながっている。
チャージングアキュムレータ94のハウジングは有底円
筒部材120とブロック90の一部とによって形成され
ている。そして、ブロック90によって形成されている
部分に、概して有底円筒状を成すバッファピストン12
2が液密かっ摺動可能に嵌合され、その内側にピストン
124が摺動可能に嵌合されている。その結果、ピスト
ン124とバッファピストン122との間に蓄圧室12
5が形成され、バッファピストン122の底壁を挟んで
蓄圧室125の反対側には、バッファ室126が形成さ
れている。バッファピストン122はスプリング127
によって前進方向、すなわちバッファ室126の容積が
減少する方向に付勢されており、ピストン124もスプ
リング128によって前進方向に付勢されている。バッ
ファピストン122は有底円筒部材120に当接するま
で距離りだけ後退することが可能である。
筒部材120とブロック90の一部とによって形成され
ている。そして、ブロック90によって形成されている
部分に、概して有底円筒状を成すバッファピストン12
2が液密かっ摺動可能に嵌合され、その内側にピストン
124が摺動可能に嵌合されている。その結果、ピスト
ン124とバッファピストン122との間に蓄圧室12
5が形成され、バッファピストン122の底壁を挟んで
蓄圧室125の反対側には、バッファ室126が形成さ
れている。バッファピストン122はスプリング127
によって前進方向、すなわちバッファ室126の容積が
減少する方向に付勢されており、ピストン124もスプ
リング128によって前進方向に付勢されている。バッ
ファピストン122は有底円筒部材120に当接するま
で距離りだけ後退することが可能である。
上記蓄圧室125は、バッファピストン122の側壁部
に形成された連通孔129とピストン124に形成され
たリリー・フ通路130とによって、前記チャージング
通路118と常時連通させられている。リリーフ通路1
30は、一端が蓄圧室125に開口し、他端はピストン
124の外周面に開口している。この外周面の開口は常
にはバッファピストン122の側壁部によって塞がれて
いるが、ピストン124がバッファピストン122に対
して一定距離後退すればバッファピストン122の側壁
から外れ、リリーフ通路130が低圧室132と連通し
て、蓄圧室125内の液が低圧室132へ流出すること
が許容される。この位置がピストン124の後退端なの
である。リリーフ通路130と低圧室132とはさらに
、オリフィス133によって連通させられており、蓄圧
室125内の液が常時僅かずつ低圧室132へ洩れるよ
うにされている。すなわち、オリフィス133が漏洩手
段を成しているのであるが、ピストン124とバッファ
ピストン122との嵌合クリアランスを適宜の大きさと
することによって、漏洩手段とすることも可能である。
に形成された連通孔129とピストン124に形成され
たリリー・フ通路130とによって、前記チャージング
通路118と常時連通させられている。リリーフ通路1
30は、一端が蓄圧室125に開口し、他端はピストン
124の外周面に開口している。この外周面の開口は常
にはバッファピストン122の側壁部によって塞がれて
いるが、ピストン124がバッファピストン122に対
して一定距離後退すればバッファピストン122の側壁
から外れ、リリーフ通路130が低圧室132と連通し
て、蓄圧室125内の液が低圧室132へ流出すること
が許容される。この位置がピストン124の後退端なの
である。リリーフ通路130と低圧室132とはさらに
、オリフィス133によって連通させられており、蓄圧
室125内の液が常時僅かずつ低圧室132へ洩れるよ
うにされている。すなわち、オリフィス133が漏洩手
段を成しているのであるが、ピストン124とバッファ
ピストン122との嵌合クリアランスを適宜の大きさと
することによって、漏洩手段とすることも可能である。
上記蓄圧室125はさらに、バッファピストン122の
底壁中央部に形成された連通路134によってバッファ
室126に連通させられている。
底壁中央部に形成された連通路134によってバッファ
室126に連通させられている。
そして、連通路134にはバッファ室126から蓄圧室
125に向かう向きの流れを阻止する逆止弁135が設
けられ、ピストン124にこの逆止弁135を開く開弁
突起136が設けられている。
125に向かう向きの流れを阻止する逆止弁135が設
けられ、ピストン124にこの逆止弁135を開く開弁
突起136が設けられている。
ピストン124が前進端にある状態で開弁突起136が
逆止弁135の弁子に当接して弁座から押し離すように
されているのである。
逆止弁135の弁子に当接して弁座から押し離すように
されているのである。
高圧ポンプ96は、ハウジング140にプランジャ14
2が摺動可能かつ実質的に液密に嵌合されるとともに、
スプリング144によってヘアリング108を介して偏
心駆動軸106に押し付けられたものである。したがっ
て、偏心駆動軸106が回転すればプランジャ142が
往復動し、ポンプ室146の容積が増減してチャージン
グ通路118から吸入弁148を経て液が吸入され、吐
出弁150から前記高圧液通路74の一部を成す吐出通
路152へ吐出される。この際、チャージングアキュム
レータ94が高圧ポンプ96に積極的に液を押し込むた
め、高圧ポンプ96が効率的にポンプ作用を為すことと
なる。上記吐出通路152は連通路154によってバッ
ファ室126に連通させられている。
2が摺動可能かつ実質的に液密に嵌合されるとともに、
スプリング144によってヘアリング108を介して偏
心駆動軸106に押し付けられたものである。したがっ
て、偏心駆動軸106が回転すればプランジャ142が
往復動し、ポンプ室146の容積が増減してチャージン
グ通路118から吸入弁148を経て液が吸入され、吐
出弁150から前記高圧液通路74の一部を成す吐出通
路152へ吐出される。この際、チャージングアキュム
レータ94が高圧ポンプ96に積極的に液を押し込むた
め、高圧ポンプ96が効率的にポンプ作用を為すことと
なる。上記吐出通路152は連通路154によってバッ
ファ室126に連通させられている。
以上のように構成された液圧ブレーキ装置において、高
圧アキュムレータ70に十分な量の液が蓄えられている
状態ではポンプモータ80が停止させられ、へソファピ
ストン122およびピストン124が前進端にあり、蓄
圧室125およびバッファ室126の容積が最小の状態
にある。また、逆止弁135が開4かれており、吐出通
路152゜バッファ室126および蓄圧室125が互い
に連通している。
圧アキュムレータ70に十分な量の液が蓄えられている
状態ではポンプモータ80が停止させられ、へソファピ
ストン122およびピストン124が前進端にあり、蓄
圧室125およびバッファ室126の容積が最小の状態
にある。また、逆止弁135が開4かれており、吐出通
路152゜バッファ室126および蓄圧室125が互い
に連通している。
高圧アキュムレータ70の液圧が下限液圧まで低下し、
ポンプモータ80が起動されれば、チャージングポンプ
92と高圧ポンプ96とが同時に作動を開始する。チャ
ージングポンプ92は起動と同時にポンプ作用を始め、
チャージングアキュムレータ94に液を供給するのであ
るが、高圧ポンプ96は一定時間実質的なポンプ作用を
為さない。逆止弁135が開いている間は高圧ポンプ9
6の吐出液がチャージングアキュムレータ94の蓄圧室
125に還流し、逆止弁135が閉じた後はバッファ室
126に吸収されるからである。チャージングポンプ9
2の吐出量が2つの高圧ポンプ96の吐出量の和より一
定量多くされてているため、ポンプ装置76の運転に伴
ってチャージングアキュムレータ94内の液量が漸増し
、まずピストン124がバッファピストン122に対し
て後退して逆止弁135が閉じられ、その後、バッファ
ピストン122が後退するのである。そのようにスプリ
ング127,128のばね特性が選定されているのであ
り、チャージングアキュムレータ94の蓄液圧(正確に
は、通弁135が閉じる瞬間の液圧)より一定値だけ高
いバッファ液圧でバッファピストン22が後退すること
となる。これによって、起動から一定時間の間はポンプ
モータ80に高圧ポン196本来の高い負荷は掛からず
、はぼチャージングアキュムレータの蓄液圧に等しい液
圧に基づく負荷と、ポンプ装置76およびポンプモータ
80の慣性負荷とのみが掛かることとなる。ポンプモー
タ80の起動負荷が小さくて済むのであり、それによっ
てポンプモータ80が小形のもので済み、またそれの耐
久性が向上することとなる。
ポンプモータ80が起動されれば、チャージングポンプ
92と高圧ポンプ96とが同時に作動を開始する。チャ
ージングポンプ92は起動と同時にポンプ作用を始め、
チャージングアキュムレータ94に液を供給するのであ
るが、高圧ポンプ96は一定時間実質的なポンプ作用を
為さない。逆止弁135が開いている間は高圧ポンプ9
6の吐出液がチャージングアキュムレータ94の蓄圧室
125に還流し、逆止弁135が閉じた後はバッファ室
126に吸収されるからである。チャージングポンプ9
2の吐出量が2つの高圧ポンプ96の吐出量の和より一
定量多くされてているため、ポンプ装置76の運転に伴
ってチャージングアキュムレータ94内の液量が漸増し
、まずピストン124がバッファピストン122に対し
て後退して逆止弁135が閉じられ、その後、バッファ
ピストン122が後退するのである。そのようにスプリ
ング127,128のばね特性が選定されているのであ
り、チャージングアキュムレータ94の蓄液圧(正確に
は、通弁135が閉じる瞬間の液圧)より一定値だけ高
いバッファ液圧でバッファピストン22が後退すること
となる。これによって、起動から一定時間の間はポンプ
モータ80に高圧ポン196本来の高い負荷は掛からず
、はぼチャージングアキュムレータの蓄液圧に等しい液
圧に基づく負荷と、ポンプ装置76およびポンプモータ
80の慣性負荷とのみが掛かることとなる。ポンプモー
タ80の起動負荷が小さくて済むのであり、それによっ
てポンプモータ80が小形のもので済み、またそれの耐
久性が向上することとなる。
バッファピストン122が有底円筒部材120に当接す
ればそれ以上は後退不能となり、高圧ボ。
ればそれ以上は後退不能となり、高圧ボ。
ンブ96の吐出液は最早バッファ室126には流入し得
す、吐出ポート100から高圧アキュムレータ70に供
給される。これによってポンプモータ80には高圧ポン
196本来の負荷が掛かることとなるが、この時にはポ
ンプ装置76およびポンプモータ80自体の慣性負荷が
消滅している。
す、吐出ポート100から高圧アキュムレータ70に供
給される。これによってポンプモータ80には高圧ポン
196本来の負荷が掛かることとなるが、この時にはポ
ンプ装置76およびポンプモータ80自体の慣性負荷が
消滅している。
高圧アキュムレータ70内の蓄液量が増加し、液圧が上
限液圧に達すれば、ポンプモータ80が停止させられる
。この時点においては、チャージングアキュムレータ9
4のピストン124が後退位置にあり、逆止弁135が
閉じているため、バッファ室126および高圧液通路7
4内には高圧液が閉じ込められ、高圧ゴムホース78に
は高い液圧が作用している。しかし、チャージングアキ
ュムレータ94には漏洩手段としてのオリフィス133
が設けられているため、蓄圧室125内の液は徐々に低
圧室132側へ漏洩し、ピストン124が前進する。ピ
ストン124が前進端近傍に達すれば、開弁突起136
が逆止弁135を開くため、バッファ室126および高
圧液通路74内の液がチャージングアキュムレータ94
の落圧室125側へ流れることが可能となり、高圧液通
路7、■内の高液圧が解消され、ポンプ装置76の停止
中は高圧ゴムポース78に高い液圧が作用し続けること
が回避される。
限液圧に達すれば、ポンプモータ80が停止させられる
。この時点においては、チャージングアキュムレータ9
4のピストン124が後退位置にあり、逆止弁135が
閉じているため、バッファ室126および高圧液通路7
4内には高圧液が閉じ込められ、高圧ゴムホース78に
は高い液圧が作用している。しかし、チャージングアキ
ュムレータ94には漏洩手段としてのオリフィス133
が設けられているため、蓄圧室125内の液は徐々に低
圧室132側へ漏洩し、ピストン124が前進する。ピ
ストン124が前進端近傍に達すれば、開弁突起136
が逆止弁135を開くため、バッファ室126および高
圧液通路74内の液がチャージングアキュムレータ94
の落圧室125側へ流れることが可能となり、高圧液通
路7、■内の高液圧が解消され、ポンプ装置76の停止
中は高圧ゴムポース78に高い液圧が作用し続けること
が回避される。
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、これは文
字通り例示であり、例えば、開弁突起を逆止弁の弁子に
設けて、これとチャージングアキュムレータピストンと
の当接によって逆止弁が開くようにすることが可能であ
り、また、チャージングポンプ、ヂャージングアキュム
レータ、高圧ポンプ等の構成を変更し、あるいは自動車
用液圧ブレーキ装置の液圧供給装置以外に本発明を適用
する等、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施
した態様で本発明を実施することができる。
字通り例示であり、例えば、開弁突起を逆止弁の弁子に
設けて、これとチャージングアキュムレータピストンと
の当接によって逆止弁が開くようにすることが可能であ
り、また、チャージングポンプ、ヂャージングアキュム
レータ、高圧ポンプ等の構成を変更し、あるいは自動車
用液圧ブレーキ装置の液圧供給装置以外に本発明を適用
する等、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施
した態様で本発明を実施することができる。
第1図は本発明の一実施例であるポンプ起動負荷軽減型
液圧供給装置を備えたアンチロック型液圧ブレーキ装置
の一部を示す系統図である。第2図は第1図における液
圧供給装置の主体を成すポンプ装置の詳細を示す正面断
面図である。 70:高圧アキュムレータ 72:逆止弁 74:高圧液通路76:ポンプ装
置 78:高圧ゴムホース80:ポンプモーフ 92
:チャージングボンブ94:チャージングアキュムレー
タ 96:高圧ポンプ 102:ハウジング104ニブラ
ンジヤ 112:吸入通路114:吸入弁 116
:吐出弁 118:チャージング通路 122:バソファピストン 124:ピストン 125:蓄圧室 126:バッファ室 133ニオリフイス134:連通
路 135:逆止弁 136:開弁突起
液圧供給装置を備えたアンチロック型液圧ブレーキ装置
の一部を示す系統図である。第2図は第1図における液
圧供給装置の主体を成すポンプ装置の詳細を示す正面断
面図である。 70:高圧アキュムレータ 72:逆止弁 74:高圧液通路76:ポンプ装
置 78:高圧ゴムホース80:ポンプモーフ 92
:チャージングボンブ94:チャージングアキュムレー
タ 96:高圧ポンプ 102:ハウジング104ニブラ
ンジヤ 112:吸入通路114:吸入弁 116
:吐出弁 118:チャージング通路 122:バソファピストン 124:ピストン 125:蓄圧室 126:バッファ室 133ニオリフイス134:連通
路 135:逆止弁 136:開弁突起
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 液を高圧で蓄え、必要に応じて対象装置に供給する高圧
アキュムレータと、 その高圧アキュムレータに高圧液通路を経て液を供給す
る高圧ポンプと、 その高圧ポンプに接続され、前記高圧アキュムレータよ
り低圧で蓄えた液を高圧ポンプに供給するピストン式の
チャージングアキュムレータと、そのチャージングアキ
ュムレータに液を供給するチャージングポンプと を含む液圧供給装置であって、 概して有底円筒状を成して前記チャージングアキュムレ
ータのハウジングに液密にかつ限られた距離摺動可能に
嵌合され、内側にチャージングアキュムレータのピスト
ンを摺動可能に収容してそのピストンとの間に蓄圧室を
形成するバッファピストンと、 その蓄圧室に蓄えられた液を少量ずつ漏らす漏洩手段と
、 前記バッファピストンの底壁を間に挟んで前記蓄圧室と
は反対側に形成されたバッファ室と前記高圧液通路とを
連通させる第一連通路と、 前記バッファピストンの底壁を貫通して形成され、前記
バッファ室と前記蓄圧室とを連通させる第二連通路と、 その第二連通路に設けられて、前記バッファ室から前記
蓄圧室に向かう向きの液の流れを阻止する逆止弁と、 その逆止弁の弁子と前記チャージングアキュムレータピ
ストンとのいずれか一方に設けられ、チャージングアキ
ュムレータピストンが前記蓄圧室の容積が最小となる前
進端にある状態では他方に当接して逆止弁を開く開弁突
起と、 前記バッファピストンを、前記バッファ室に向かって付
勢し、その付勢力が、前記チャージングアキュムレータ
の蓄液圧と等しい液圧が前記バッファ室に作用してもバ
ッファピストンを前進端に保持し、そのチャージングア
キュムレータの蓄液圧と前記高圧アキュムレータの下限
液圧との間に設定されたバッファ液圧が作用するときは
バッファピストンの後退を許容する大きさに設定された
スプリングと を含むことを特徴とするポンプ起動負荷軽減型液圧供給
装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2934186A JPH0643183B2 (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | ポンプ起動負荷軽減型液圧供給装置 |
DE19873704232 DE3704232A1 (de) | 1986-02-13 | 1987-02-11 | Druckerzeugungsvorrichtung mit einer einrichtung zur druckentlastung |
US07/014,584 US4729221A (en) | 1986-02-13 | 1987-02-13 | Pressure generating device with pressure relief means |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2934186A JPH0643183B2 (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | ポンプ起動負荷軽減型液圧供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62187645A true JPS62187645A (ja) | 1987-08-17 |
JPH0643183B2 JPH0643183B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=12273530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2934186A Expired - Lifetime JPH0643183B2 (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 | ポンプ起動負荷軽減型液圧供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643183B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5435637A (en) * | 1992-10-14 | 1995-07-25 | Nippondenso Co., Ltd. | Hydraulic brake control system for vehicle |
JP2006283099A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Tdk Corp | 希土類合金微粉の製造方法 |
-
1986
- 1986-02-13 JP JP2934186A patent/JPH0643183B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5435637A (en) * | 1992-10-14 | 1995-07-25 | Nippondenso Co., Ltd. | Hydraulic brake control system for vehicle |
JP2006283099A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Tdk Corp | 希土類合金微粉の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0643183B2 (ja) | 1994-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6347842B1 (en) | Braking hydraulic pressure source apparatus wherein assisting pressure is electrically controlled to establish predetermined overall boosting ratio | |
US7690736B2 (en) | Braking system for vehicle | |
US4831826A (en) | Hydraulic brake system | |
US6195995B1 (en) | Hydraulic brake system with device for active braking | |
US5322363A (en) | Hydraulic modulator for anti-lock brake and traction control system for vehicle | |
US4729221A (en) | Pressure generating device with pressure relief means | |
JPH106954A (ja) | ポンプ装置およびブレーキ制御装置 | |
JP5927093B2 (ja) | ブレーキ装置 | |
EP0820913B1 (en) | Automatic brake fluid pressure control device | |
JP3184523B2 (ja) | 自動車用液圧ブレーキシステムの制動圧制御装置 | |
JPS62187645A (ja) | ポンプ起動負荷軽減型液圧供給装置 | |
JP2004189217A (ja) | アンチロックブレーキシステム用ポンプ | |
JPS62187647A (ja) | ポンプ起動負荷軽減型液圧供給装置 | |
JP2015145185A (ja) | ブレーキ装置 | |
JP4411727B2 (ja) | ブレーキ液圧源およびブレーキ装置 | |
JP3706760B2 (ja) | プランジャ型油圧ポンプ | |
JPS62187646A (ja) | 高圧ホ−ス保護型液圧供給装置 | |
JPH10299642A (ja) | 液圧ポンプ | |
JPH0423719Y2 (ja) | ||
JPH0893650A (ja) | ポンプ制御装置 | |
JPH08104217A (ja) | ブレーキシステム | |
JPH1081223A (ja) | ブレーキ制御装置 | |
KR100437210B1 (ko) | 안티록 브레이크 시스템 | |
JPH0930388A (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
JP3134685B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 |