JPS6218760Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6218760Y2
JPS6218760Y2 JP9526781U JP9526781U JPS6218760Y2 JP S6218760 Y2 JPS6218760 Y2 JP S6218760Y2 JP 9526781 U JP9526781 U JP 9526781U JP 9526781 U JP9526781 U JP 9526781U JP S6218760 Y2 JPS6218760 Y2 JP S6218760Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
slit
disc
disc springs
slits
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9526781U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS581843U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9526781U priority Critical patent/JPS581843U/ja
Publication of JPS581843U publication Critical patent/JPS581843U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6218760Y2 publication Critical patent/JPS6218760Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、スリツト入り皿ばねを用いた機械
等の防振支持装置に関する。
従来、機械等の防振支持装置は、コイルスプリ
ングなどを用いて機械等を弾性支持させ、その重
量を担持せしめるとともに、機械等から発生した
振動が地盤に伝達されるのを防止している。この
場合、振動効果を大きくするにはコイルスプリン
グのばね定数を出来るだけ小さくすることが望ま
しいが、担持すべき機械等の重量との関係上、ば
ね定数の小さなスプリングを用いれば、それだけ
スプリング自由長さを増やしたり、巻き径の大き
なものを用いたりしなければならなくなつて防振
支持装置全体としては嵩ばつてしまつたり、また
それに伴い高価なものとなる欠点を有していた。
この考案は、これらの欠点を解消し、防振効果
が大きく、構造が簡単で嵩ばらず、しかも、低廉
な防振支持装置を提供することを目的とするもの
である。
この考案は上記した目的を達成するために、従
来用いられていたコイルスプリングに替えてスリ
ツト入り皿ばねを用いたことを特徴とするもので
ある。
本出願人の実験データによれば、スリツト入り
皿ばねは第1図において実線Aで示すようなばね
特性を有し、これを通常のコイルスプリングのば
ね特性を示す点線Bと比較すると、両者のばね定
数が等しくなるC点までは、スリツト入り皿ばね
のばね定数がコイルスプリングのばね定数よりも
大きいが、ばねの変位がC点を越えた領域では両
者の関係は逆転し、スリツト入り皿ばねのばね定
数の方がコイルスプリングのそれよりも小さくな
る特性を有している。従つてC点を越える変位が
加えられるような荷重条件でのスリツト入り皿ば
ねの使用は、通常のコイルスプリングを用いた支
持よりもばね定数をより小さくすることが可能と
なり、防振効果はそれだけ増大するものである。
この出願の考案はこのような知見に基づいてな
されたもので、以下その実施例につき、第2図以
下の図面を参照しながら説明する。
1は円筒状のベース、2は円筒状のキヤツプで
ある。3は複数枚を互いに重ね合わせたスリツト
入り皿ばねであつて、31は中心孔、32は中心
孔31の周縁に半径方向に形成された複数個のス
リツトである。第3図はスリツト32を形成した
一枚の皿ばねの斜視図である。また第4図に示す
ようにスリツト入り皿ばね3A,3B,3C……
の相互間にコロイド状アスフアルト、ポリオレフ
イン系高分子材料、シリコンオイル等の高粘度の
粘性抵抗物質9を介装させることもできる。そし
て、このスリツト入り皿ばね3はその外周縁部を
ベース1とキヤツプ2で該ベース1とキヤツプ2
間に挟持され、かつボルト4によつて固定されて
いる。該スリツト入り皿ばね3の使用枚数は担持
すべき荷重との関係に応じて適宜選定すれば良
い。複数枚のスリツト入り皿ばねを重ね合わせて
配することにより、皿ばね相互間に摩擦が作用
し、この摩擦により効果的な減衰力が発揮でき
る。また、スリツト入り皿ばねの相互間に粘性抵
抗物質9を介装させた場合は、皿ばね相互のすべ
り変位に伴つて粘性抵抗物質9の粘性せん断抵抗
力が作用し、機械振動に一層の減衰力を与えるも
のと期待できる。
すなわち、粘性せん断抵抗は、一般に粘性抵抗
物質の粘性係数、この粘性抵抗物質を介して相対
運動を行う二面間の面積及びその相対速度にそれ
ぞれ比例し、二面間の隙間距離に反比例する。し
かして、この防振支持装置においては二面の隙間
距離は微小隙間に形成され、かつ板面による相対
面積が大きいので、二面間に働く抵抗力は極めて
大きく、機械振動は直ちに吸収される。粘性せん
断抵抗は微小な振動に対しても良好な応答性を示
し、機械振動に対して特に有効である。
5は荷重受け台であつて、上面に機械等の載置
平面51が形成された上半部5Aと、スリツト入
り皿ばね3との係合肩部52が形成された段付き
突出部53を設けた下半部5Bとから成り、該段
付き突出部53はスリツト入り皿ばね3の中心孔
31中に挿入され、係合肩部52が中心孔31の
周縁に係合載置される。
また、キヤツプ2上面中央部には、中央開孔2
1が設けられ、該開孔21には荷重受け台5の下
半部5Bがオイルシール機能を有する軸受8を介
して嵌挿され、荷重受け台5の上下運動を円滑に
し、また荷重受け台5のふらつき、横ずれ等を防
止している。
更に、荷重受け台5の載置平面51の中央部に
は機械等への係合ボルト6が植設され、振動を発
生する機械等は該載置平面51上に支承され該係
合ボルト6に螺着されたナツト7で固定される。
なお係合用ボルト6には必要に応じレベル調整ナ
ツトが螺合されるものであり、該レベル調整ナツ
トを使用した場合、これを適宜回動させることに
よつて機械等の水平調整を容易に行うことができ
るものである。
以上説明したように、この考案の防振支持装置
は、ばね体として従来のコイルスプリングに替え
てスリツト入り皿ばねを用いるとともに、スリツ
ト入り皿ばねのばね特性を考慮した荷重条件で使
用することにより、小さなばね定数の弾性支持が
可能となり、さらに皿ばね間の粘性物質による粘
性せん断抵抗力を付加したことによつて防振効果
の増大が達成されることはもちろん、防振装置全
体を小型化することができ、またその数も少くて
済む等使用上顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はスリツト入り皿ばねの荷重特性を示す
図、第2図は本考案の装置の一部断面側面図、第
3図は一枚の皿ばねの斜視図、第4図は皿ばねの
他の実施態様図である。 1……ベース、2……キヤツプ、21……中央
開孔、3……スリツト入り皿ばね、31……中心
孔、32……スリツト、5……荷重受け台、5A
……上半部、5B……下半部、52……係合肩
部、53……段付き突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 中心孔31の周縁に半径方向のスリツト32
    が複数個設けられたスリツト入り皿ばね3の複
    数枚を互いに重ね合わせ、これらの重ね合わさ
    れた皿ばね3の周辺部をベース1と中央開孔2
    1をもつキヤツプ2とにより挟持固定し、荷重
    受け台5の下半部5Bを前記キヤツプ2の中央
    開孔21に貫通させるとともに、前記スリツト
    入り皿ばね3の中心孔31には前記荷重受け台
    5の下半部5Bの段付き突出部53を該段付き
    突出部53の係合肩部52が該中心孔31の周
    縁に係合されるように挿入させてなる、 ことを特徴とするスリツト入り皿ばねを用い
    た防振支持装置。 2 互いに重ね合わされたスリツト入り皿ばね3
    のそれぞれの間に粘性抵抗物質9を介装させた
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載のスリツ
    ト入り皿ばねを用いた防振支持装置。
JP9526781U 1981-06-29 1981-06-29 スリツト入り皿ばねを用いた防振支持装置 Granted JPS581843U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9526781U JPS581843U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 スリツト入り皿ばねを用いた防振支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9526781U JPS581843U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 スリツト入り皿ばねを用いた防振支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS581843U JPS581843U (ja) 1983-01-07
JPS6218760Y2 true JPS6218760Y2 (ja) 1987-05-14

Family

ID=29890180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9526781U Granted JPS581843U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 スリツト入り皿ばねを用いた防振支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS581843U (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3736052B2 (ja) * 1997-07-14 2006-01-18 株式会社大林組 免振装置
EP1983190A1 (en) * 2007-04-18 2008-10-22 Technology for Ideas Damper and damping structure for a wave energy conversion device
US8172209B2 (en) 2007-09-21 2012-05-08 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fluid filled type vibration damping device
JP5154213B2 (ja) * 2007-09-21 2013-02-27 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置
WO2017019539A1 (en) * 2015-07-24 2017-02-02 Dana Automotive Systems Group, Llc Insulating isolator assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JPS581843U (ja) 1983-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3052435A (en) Vibration damping and shock absorbing resilient engine mounting
US5242147A (en) Machine base isolator
JPH10311369A (ja) 免振装置
JPS6218760Y2 (ja)
JP4836569B2 (ja) 免震台
JPH0254040A (ja) 免震装置及び免震構造物
JPS6034546A (ja) 耐震装置
JP3084544B2 (ja) 液体封入式マウント装置
KR0129596Y1 (ko) 방진구
JP2755868B2 (ja) 免震装置
RU2668759C1 (ru) Пакет кольцевых пружин
JP2915210B2 (ja) 免振装置
JPH0645716Y2 (ja) 除振用ダンパ
JPH0247794Y2 (ja)
JPH0544773A (ja) 動吸振装置
JPS627794Y2 (ja)
JPH1089412A (ja) 振動絶縁装置
JPH022995Y2 (ja)
JPH0443553Y2 (ja)
JPH0123633B2 (ja)
JPH088364Y2 (ja) 防振装置
JPH069261Y2 (ja) 防振・免震装置
JPS5829315Y2 (ja) 防振弾性支持具
JPS5848427Y2 (ja) 防振装置
JPH0520542B2 (ja)