JPS62187385A - ドラム用フツトペダル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はドラム演奏時に演奏者が足を乗せて踏み込ん
だとき、ビータを回動させてドラムをたたくドラム用フ
ットペダルに関する。

〔従来の技術〕

バスドラム演奏は、ドラムの手前側にフットペダルを設
置し、演奏者がペダルに足を乗せて踏み込んだとき、ペ
ダルと連動して回転するロータを介してビータを回動さ
せドラムをたたくようになっている。

従来、このドラム用フットペダルは、第５図に示すよう
に構成されている。すなわち、１はベースであり、この
ベース１の前部には一対のポスト２．２が立設されてい
る。ベース１の上部には後端を回動自在に枢支したペダ
ル３が設けられ、これは上記ポスト２．２の間を通って
ベース１の前端側へ延長している。また、上記ポスト２
．２の上端部には両端部が回転自在に軸支されたロータ
４が架設され、このロータ４にビータアーム５を介して
ビータ６が取付けられている。さらに、上記ビータアー
ム５の下端部、すなわちロータ４との連結部７には突出
部８が設けられ、上記連結部７と上記ペダル３の先端部
との間は連結部材９によって連結されている。そして、
ペダル３の踏動によって連結部材９を介してロータ４に
回転力が作用し、ロータ４の回転によってビータアーム
５がロータ４を中心として回動するように構成されてい
る。さらに、上記ロータ４の一端部はポスト２を貫通し
て外側へ突出しており、この突出部にはカム１０の一端
が固着されている。このカムＩＯの他端にはコイルスプ
リング１１の一端が連結され、このコイルスプリング１
１の他端は上記ポスト２の下端に連結されている。つま
り、コイルスプリング１１はポスト２の外側面に沿って
張設されており。

ペダル３を踏動したとき回転するロータ４と一体に回動
偏位するカム１０によって引張られる。そして、ペダル
３を戻したとき、コイルスプリング１１の復元力によっ
てロータ４を介してペダル３およびビータ６を復帰する
ようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来のドラム用フットペダルは、つぎの
ような問題点がある。

（ａ）　　復帰力をコイルスプリングに頼っているため
、耐久性がなく、劣化によってスプリングが切れたり、
破損しやすい。

（ｂ）　　コイルスプリングの伸縮時にロータとの連結
部分等にノイズが発生し、演奏の妨げとなる。

（Ｃ）　　ビータがドラムをたたくとき、ペダルの踏み
始めはビータが速く回動するが、踏み終る瞬間、すなわ
ちビータがドラムをたたく直前では回動速度が劣え易い
。

（ｄ）　　ペダルを踏み込むときとペダルを戻すときに
コイルスプリングが揺動しながら伸縮し。

しかも外部に露出しているために演奏者のズボンの裾が
引掛ることがある。

この発明は上述のような事情に着目してなされたもので
、その目的とするところは、ビータおよびペダルの復帰
がスムースに行なえるとともに、ビータの叩打力を安定
にし、しかも耐久性を向上させることができ、演奏者の
ズボンの裾に引掛ることがなく、安心して演奏すること
ができるドラム用フットペダルを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段および作用〕この発明は
、ポストに回転自在に支持されたロータに中空部を設け
、この中空部にトーションバーを挿通し、このトーショ
ンバーの一端を上記ポストに、他端をロータに固定し。

ペダルの踏動によってロータが回転したときのトーショ
ン作用によりビータに復元力を働かせるようにしたこと
にある。

〔実施例〕

以下、この発明を図面に示す一実施例にもとづいて説明
する。

第１図および第２図はドラム用フットペダルの全体を示
すもので、従来と同一構成部分は同一番号を付して説明
を省略する。図中１２はロータである。ロータ１２は中
空状をなしており、この両端部はポスト２，２の上端部
に設けた軸受部１３．１３に回転自在に軸支されている
。そして、このロータ１２の長手方向中間部にはビータ
アーム５の下端部が固着されている。さらに、上記ロー
タ１２の中空部１４にはトーションバー１５が挿通され
ている。このトーションバー１５は、第３図および第４
図に示すように、円柱状軸体１６の両端部１７．１８を
残して外周面に１条もしくは２条以上の螺旋状溝１９を
刻設することにより形成されている。そして、円柱状軸
体１６の両端部１７．１８にはそれぞれ径方向に貫通孔
１７ａ、１８ａが穿設されている。このように構成され
たトーションバー１５の一端部は、上記貫通孔１７ａに
挿入された挿通ピン２０によって一方のポスト２に固着
され、他端部は貫通孔１８ａに挿入された挿通ビン２１
によって上記ロータ１２に固着される。つまり、トーシ
ョンバー１５の一端部は固定的なポスト２に、他端部は
ポスト２に対して回転自在なロータ１２に固定されてい
る。

そして、演奏者がペダル３に足を乗せ踏動すると、連結
部材９を介してロータ１２が回転する。このとき、ロー
タ１２の一端部はトーションバー１５に連結されている
ために、ロータ１２の回転に伴ってトーションバー１５
にトーション作用力が生じるとともにビータアーム５が
回動する。したがって、ビータアーム５とともにビータ
６が回動してドラムをたたくことができ、ペダル３に乗
せた足を離す方向に戻すと、トーションバー１５の復元
力によってロータ１２を介してペダル３およびビータア
ーム５が復帰する。このとき、トーションバー１５はロ
ータ１２の中空部１４に挿通されているためにロータ１
２とトーションバー１５とは同軸的な関係にあり、トー
ション作用がロータ１２の軸心を中心として働くことに
なる。したがって、ペダル３およびビータ６がスムーズ
に復帰してノズル等が発生することはない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、ロータ内に挿
通したトーションバーによってペダルおよびビータを円
滑に回動および復帰させることができるとともに、従来
のコイルスプリングに比べて耐久性を向上させることが
でき、また、ドラムの叩打力も安定し、復帰後のビータ
の振動も減少する。しかも、トーションバーが外部に露
出しないため、演奏者のズボン等に引掛ることはなく、
安心して演奏できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図はこの発明の一実施例を示すもので
、第１図はフットペダルの側面図、第２図は同じく平面
図、第３図はロータの縦断平面図。 第４図はトーションバーの斜視図、第５図は従来のフッ
トペダルの側面図である。 ２・・・ポスト　　　３・・・ペダル １２・・・ロータ　　　１４・・・中空部１５・・・ト
ーションバー 第（図 第２図 第４０ 第５悶

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ペダルの踏動によってロータを回転させるととも
   にこのロータに連結されたビータを回動させてドラムを
   たたくドラム用フットペダルにおいて、一対のポストと
   、これらポストに回転自在に支持された中空部を有する
   ロータと、このロータの中空部に挿通され一端が上記ポ
   ストに、他端が上記ロータに固定されペダルの踏動によ
   ってロータが回転したときのトーション作用によって上
   記ビータに復元力を働かせるトーションバーとを具備し
   たことを特徴とするドラム用フットペダル。
2. （２）トーションバーは、軸体の外周面に１条または複
   数条の螺旋状溝が刻設されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のドラム用フットペダル。