JPS6333262Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6333262Y2 JPS6333262Y2 JP19060083U JP19060083U JPS6333262Y2 JP S6333262 Y2 JPS6333262 Y2 JP S6333262Y2 JP 19060083 U JP19060083 U JP 19060083U JP 19060083 U JP19060083 U JP 19060083U JP S6333262 Y2 JPS6333262 Y2 JP S6333262Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swinging member
- chain
- pedal
- beater
- foot pedal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はドラム用のフツトペダルの改良に関
する。
する。
一般に、ドラム用のフツトペダルは、皮帯等の
ベルトによつて、ビータと一体に回転する揺動部
材と連結されるのが通常であるが、近年、取付の
耐久性あるいは作動の確実、安定性等の点から、
例えば米国特許第3797356号明細書に見られるよ
うな、揺動部材をスプロケツトによつて構成し、
これとペダル先端とをチエーンで連結した構造の
ものが好まれている。
ベルトによつて、ビータと一体に回転する揺動部
材と連結されるのが通常であるが、近年、取付の
耐久性あるいは作動の確実、安定性等の点から、
例えば米国特許第3797356号明細書に見られるよ
うな、揺動部材をスプロケツトによつて構成し、
これとペダル先端とをチエーンで連結した構造の
ものが好まれている。
このスプロケツトとチエーンによる連結構造の
ものは、皮帯のように使用中にその取付孔が長孔
となつたりあるいはベルト自体が伸びたりするこ
とが無く、またペダルの傾斜角度を任意の位置で
容易に停止したり、または保持できる等の演奏上
の大きなメリツトがある。
ものは、皮帯のように使用中にその取付孔が長孔
となつたりあるいはベルト自体が伸びたりするこ
とが無く、またペダルの傾斜角度を任意の位置で
容易に停止したり、または保持できる等の演奏上
の大きなメリツトがある。
しかしながら、近時音響技術の進歩とともに、
新たな問題として、この構造におけるスプロケツ
トとチエーンの歯合音が、高性能マイク等にノイ
ズとして拾われるということが生じてきた。
新たな問題として、この構造におけるスプロケツ
トとチエーンの歯合音が、高性能マイク等にノイ
ズとして拾われるということが生じてきた。
さらに、この構造においてはスプロケツトとい
う揺動部材を使用するために、演奏時に演奏者の
足の甲部分と該揺動部材の後側部分とが接触した
り、あるいは揺動部材の回転が大きくなり、揺動
時に慣性が働き、細かいビートで連続的に打つと
きに疲労が大きいなどの欠点が指摘されていた。
う揺動部材を使用するために、演奏時に演奏者の
足の甲部分と該揺動部材の後側部分とが接触した
り、あるいは揺動部材の回転が大きくなり、揺動
時に慣性が働き、細かいビートで連続的に打つと
きに疲労が大きいなどの欠点が指摘されていた。
この考案は、この種チエーン連結構造のフツト
ペダルにおけるこのような問題点を一挙に解決す
るために提案されたものであつて、その要旨とす
るところは、ビータのための揺動部材とペダル先
端部とがチエーンによつて連結されてなるドラム
用フツトペダルにおいて、前記揺動部材を前記チ
エーンと歯合する部分歯車より構成するととも
に、該揺動部材の回転軸を前記の部分歯車の歯先
の中心より後方にずらして設けたことを特徴とす
る。
ペダルにおけるこのような問題点を一挙に解決す
るために提案されたものであつて、その要旨とす
るところは、ビータのための揺動部材とペダル先
端部とがチエーンによつて連結されてなるドラム
用フツトペダルにおいて、前記揺動部材を前記チ
エーンと歯合する部分歯車より構成するととも
に、該揺動部材の回転軸を前記の部分歯車の歯先
の中心より後方にずらして設けたことを特徴とす
る。
以下添付の図面に記載した実施例に従つて、具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図はこの考案のドラム用フツトペダルの一
部を切欠断面とした全体側面図、第2図は同じく
その正面図、第3図はビータの打叩時における要
部の断面図、第4図はこの考案の揺動部材の作動
を説明的に示した側面図、第5図は従来の揺動部
材の例を示した側面図である。
部を切欠断面とした全体側面図、第2図は同じく
その正面図、第3図はビータの打叩時における要
部の断面図、第4図はこの考案の揺動部材の作動
を説明的に示した側面図、第5図は従来の揺動部
材の例を示した側面図である。
第1図および第2図に図示したように、この考
案のドラム用フツトペダル10は、ベース11の
両側に支柱12,12が立設され、該支柱の上部
にそれぞれの玉軸受13,13を介して回転軸1
5が架設され、この回転軸15の略中央部にビー
タ取付部材16および該ビータ取付部材と一体回
動する揺動部材20が固着されている。先端部に
パツド18を備えたビータ(打ち棒)19は、前
記ビータ取付部材16に一体に取りつけられる。
案のドラム用フツトペダル10は、ベース11の
両側に支柱12,12が立設され、該支柱の上部
にそれぞれの玉軸受13,13を介して回転軸1
5が架設され、この回転軸15の略中央部にビー
タ取付部材16および該ビータ取付部材と一体回
動する揺動部材20が固着されている。先端部に
パツド18を備えたビータ(打ち棒)19は、前
記ビータ取付部材16に一体に取りつけられる。
一方、ベース11の後方にはヒール31が配設
され、該ヒール31と前記支柱12,12とは屈
曲アーム32,32により連結されるとともに、
ペダル30が軸ピン33によつて該ヒール31元
部に結合される。
され、該ヒール31と前記支柱12,12とは屈
曲アーム32,32により連結されるとともに、
ペダル30が軸ピン33によつて該ヒール31元
部に結合される。
そして、ペダル30は、その先端部29におい
て、L字形ブロツク41を介してチエーン28と
結合されて、該ペダル30の踏力によつて前記揺
動部材を回動し、そのビータ19がドラム面Dを
打叩するように構成されている。なお、第1図中
符号42はL字形ブロツク41に設けられたスリ
ツトで、該スリツトに沿つてチエーンが嵌合され
る。43は小ねじ、44はL字形ブロツク41の
固定ボルトである。
て、L字形ブロツク41を介してチエーン28と
結合されて、該ペダル30の踏力によつて前記揺
動部材を回動し、そのビータ19がドラム面Dを
打叩するように構成されている。なお、第1図中
符号42はL字形ブロツク41に設けられたスリ
ツトで、該スリツトに沿つてチエーンが嵌合され
る。43は小ねじ、44はL字形ブロツク41の
固定ボルトである。
また、第2図に示したように、一方の支柱12
の外側には、前記回転軸15の一端に固着された
扇形板34に戻しコイルばね37が連結されてい
て、該ばねによつてペダル30が自動的に元の位
置に復帰するように構成されている。符号35は
下側ブラケツト、36は戻しコイルばね37の張
り具合を調整するボルトである。
の外側には、前記回転軸15の一端に固着された
扇形板34に戻しコイルばね37が連結されてい
て、該ばねによつてペダル30が自動的に元の位
置に復帰するように構成されている。符号35は
下側ブラケツト、36は戻しコイルばね37の張
り具合を調整するボルトである。
次に、第3図以下の図に基いて、この考案の特
徴的構成に言及すると、この考案における揺動部
材20は、第3図の拡大断面図および第4図の側
面説明図から明らかなように、前記チエーン28
と歯合する歯22を有する部分歯車21より構成
されるとともに、該揺動部材20の回転中心すな
わち回転軸15を前記の部分歯車21の歯先22
の中心Oより後方にずらして設けられている。
徴的構成に言及すると、この考案における揺動部
材20は、第3図の拡大断面図および第4図の側
面説明図から明らかなように、前記チエーン28
と歯合する歯22を有する部分歯車21より構成
されるとともに、該揺動部材20の回転中心すな
わち回転軸15を前記の部分歯車21の歯先22
の中心Oより後方にずらして設けられている。
図において、符号24は揺動部材の重量調整用
の切欠で、26はチエーン28の長さ調節兼固定
ボルトで、27はチエーンの押えカバーをそれぞ
れ表わす。
の切欠で、26はチエーン28の長さ調節兼固定
ボルトで、27はチエーンの押えカバーをそれぞ
れ表わす。
この考案において揺動部材20を部分歯車より
構成することとしたのは、まず第一に、第5図に
図示したような従来のスプロケツト21Aからな
る揺動部材とチエーンとの噛み合いによる歯合音
の発生を極力防ぐために、噛み合いを少なくする
ことであり、第二に揺動部材の小型化ならびに軽
量化である。
構成することとしたのは、まず第一に、第5図に
図示したような従来のスプロケツト21Aからな
る揺動部材とチエーンとの噛み合いによる歯合音
の発生を極力防ぐために、噛み合いを少なくする
ことであり、第二に揺動部材の小型化ならびに軽
量化である。
また、揺動部材20の回転中心すなわち回転軸
15を部分歯車21の歯先22の中心Oより後方
にずらして設けたのは次のような理由による。
15を部分歯車21の歯先22の中心Oより後方
にずらして設けたのは次のような理由による。
すなわち、第4図において、部分歯車21の歯
先22の中心は符号Oで示され、その軌跡は鎖線
Mで示されるが、当該部分歯車21に対する完全
歯車(従来のスプロケツト21A)の移動軌跡は
該鎖線と一致する。この考案においては、このよ
うな完全歯車の移動軌跡の内側で前記揺動部材2
0を回動させることにより、ビータをドラム面に
対してより密接した位置で揺動せしめるのであ
る。換言すれば、揺動部材の回転軸を後方へ偏心
させることにより、ビータの移動距離を短縮する
のである。
先22の中心は符号Oで示され、その軌跡は鎖線
Mで示されるが、当該部分歯車21に対する完全
歯車(従来のスプロケツト21A)の移動軌跡は
該鎖線と一致する。この考案においては、このよ
うな完全歯車の移動軌跡の内側で前記揺動部材2
0を回動させることにより、ビータをドラム面に
対してより密接した位置で揺動せしめるのであ
る。換言すれば、揺動部材の回転軸を後方へ偏心
させることにより、ビータの移動距離を短縮する
のである。
このように、この考案は、チエーン連結構造の
フツトペダルにおける、チエーンと揺動部材との
歯合音の発生という問題を解消ないしは改善する
とともに、当該揺動部材の大きさ、重量に基く、
例えば演奏者の足部との接触、あるいは慣性力の
発生等の不利をことごとく解決することができた
ものである。
フツトペダルにおける、チエーンと揺動部材との
歯合音の発生という問題を解消ないしは改善する
とともに、当該揺動部材の大きさ、重量に基く、
例えば演奏者の足部との接触、あるいは慣性力の
発生等の不利をことごとく解決することができた
ものである。
なお、この考案の開発過程において、前記の歯
合音の発生を完全に防止するためには、次のよう
な構成を採ればよいことを知つた。
合音の発生を完全に防止するためには、次のよう
な構成を採ればよいことを知つた。
すなわち、第4図およびこれと対比される第5
図から理解されるように、揺動部材20の歯22
と歯合するチエーン部分28Aが、該揺動部材2
1の揺動角度範囲R内において、前記歯22から
離脱することの無いように配置することである。
第5図の従来例では、スプロケツト21Aと歯合
するチエーン部分28Bは、該スプロケツト21
Aの揺動角度範囲R内において、前記歯22から
離れたり、噛み合つたりし、その度に歯合音が発
生するのである。もちろん、歯合音を完全に無く
するには、上のような構成が要請されるが、実際
の演奏に際しては、先に述べたように、部分歯車
とすることによつて、噛み合いを減少させるだけ
でも、十分な効果が引き出される。
図から理解されるように、揺動部材20の歯22
と歯合するチエーン部分28Aが、該揺動部材2
1の揺動角度範囲R内において、前記歯22から
離脱することの無いように配置することである。
第5図の従来例では、スプロケツト21Aと歯合
するチエーン部分28Bは、該スプロケツト21
Aの揺動角度範囲R内において、前記歯22から
離れたり、噛み合つたりし、その度に歯合音が発
生するのである。もちろん、歯合音を完全に無く
するには、上のような構成が要請されるが、実際
の演奏に際しては、先に述べたように、部分歯車
とすることによつて、噛み合いを減少させるだけ
でも、十分な効果が引き出される。
第1図はこの考案のドラム用フツトペダルの一
部を切欠断面とした全体側面図、第2図は同じく
その正面図、第3図はビータの打叩時における要
部の断面図、第4図はこの考案の揺動部材の作動
を説明的に示した側面図、第5図は従来の揺動部
材の例を示した側面図である。 10……ドラム用フツトペダル、11……ベー
ス、12……支柱、15……回転軸、19……ビ
ータ、20……揺動部材、21……部分歯車、2
2……歯、28……チエーン、30……ペダル、
O……部分歯車の歯先の中心、R……揺動部材の
揺動角度。
部を切欠断面とした全体側面図、第2図は同じく
その正面図、第3図はビータの打叩時における要
部の断面図、第4図はこの考案の揺動部材の作動
を説明的に示した側面図、第5図は従来の揺動部
材の例を示した側面図である。 10……ドラム用フツトペダル、11……ベー
ス、12……支柱、15……回転軸、19……ビ
ータ、20……揺動部材、21……部分歯車、2
2……歯、28……チエーン、30……ペダル、
O……部分歯車の歯先の中心、R……揺動部材の
揺動角度。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ビータのための揺動部材とペダル先端部とが
チエーンによつて連結されてなるドラム用フツ
トペダルにおいて; 前記揺動部材を前記チエーンと歯合する部分
歯車より構成するとともに、該揺動部材の回転
軸を前記の部分歯車の歯先の中心より後方にず
らして設けたことを特徴とするドラム用フツト
ペダル。 (2) 揺動部材の歯と歯合するチエーン部分が、該
揺動部材の揺動角度範囲内において、前記歯か
ら離脱することの無いように配置された実用新
案登録請求の範囲第1項記載のドラム用フツト
ペダル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19060083U JPS6098896U (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | ドラム用フツトペダル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19060083U JPS6098896U (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | ドラム用フツトペダル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6098896U JPS6098896U (ja) | 1985-07-05 |
JPS6333262Y2 true JPS6333262Y2 (ja) | 1988-09-05 |
Family
ID=30410641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19060083U Granted JPS6098896U (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | ドラム用フツトペダル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6098896U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5208999B2 (ja) | 2010-07-01 | 2013-06-12 | 星野楽器株式会社 | ドラムペダルのベアリング構造 |
-
1983
- 1983-12-09 JP JP19060083U patent/JPS6098896U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6098896U (ja) | 1985-07-05 |
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