JP2562432Y2 - ドラムペダルのビータ振幅調整機構 - Google Patents

ドラムペダルのビータ振幅調整機構

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JP2562432Y2
JP2562432Y2 JP1991038099U JP3809991U JP2562432Y2 JP 2562432 Y2 JP2562432 Y2 JP 2562432Y2 JP 1991038099 U JP1991038099 U JP 1991038099U JP 3809991 U JP3809991 U JP 3809991U JP 2562432 Y2 JP2562432 Y2 JP 2562432Y2
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beater
roller
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drum pedal
roller mounting
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JP1991038099U
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Inventor
芳輝 星野
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星野楽器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はドラムペダルのビータ
振幅調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】バスドラムのビータ機構においては、図
7ないし図9に示されるように、ドラムペダル装置90
のベース91の両側に支柱92,92を立設し、該支柱
92,92の上部にそれぞれ設けられた玉軸受け93,
93を介してビータ回動軸94が回動自在に枢支され
る。
【0003】この回動軸94の略中央部にはビータ取付
部材110と該ビータ取付部材110と一体に回動する
ホイル部材120が取り付けられ、ビータ115は前記
ビータ取付部材110に止めネジ116によって固定さ
れている。
【0004】ホイル部材120はスプロケットまたは部
分スプロケットなどからなり、その外周には一端を前記
ホイル部材120に固定されたチェーン121が巻着さ
れる。
【0005】そして、チェーン121の他端はフットペ
ダル95の先端に接続されていて、図7の矢印Aのよう
に該フットペダル95を踏み込むことによりチェーン1
21が引き下げられ、ホイル部材120が回動しもって
ビータ取付部材110が回動してビータ115がドラム
面Dを打叩する。
【0006】一方、前記回動軸94の端部にはカム部材
100が止めネジ101によって固定されている。この
カム部材100は図10に示されるような略扇形状を有
していて、扇の要に相当する部分には前記回動軸94が
挿通される軸受孔102が形成されるとともに、複数の
ローラ取付孔103,103,103が取り付けられて
いる。
【0007】このローラ取付孔103の一つにローラ取
付ボルト104が螺着され、図のように、このローラ取
付ボルト104に嵌着されたローラ105を介して吊り
リング106が吊設される。
【0008】吊りリング106の先端にはスプリング1
07の上端が係着され、該スプリング107の下端は支
柱92の外側に設けられた下側ブラケット109に係着
される。このスプリング107の付勢力によってビータ
115は自動的に元の位置に戻る。符号108は前記ス
プリング107の張力を調整する調節ボルト、130は
ドラムフープ押さえ用クランプである。
【0009】上述のような従来装置におけるビータ11
5の振幅は、前記カム部材100に形成された複数のロ
ーラ取付孔103の位置を選択して前記カム部材100
の傾きを変えることによって、ビータ取付部材110の
傾きを変え、もってビータ115とドラム面Dとの距離
を変化させて行なわれる。
【0010】しかしながら、かかる従来機構にあって
は、ビータの振幅位置は前記ローラ取付孔103の位置
によって段階的に決定されるので演奏者の好みや演奏形
態による微妙な調整が困難であった。また、ビータ振幅
位置の調整に際して、その都度ローラ取付ボルト104
を外してスプリング107を掛け替えなければならず調
整に手間がかかっていた。
【0011】また、ツインペダルを有するドラムセット
を使用する場合では、隣合うビータの振幅位置にずれを
生じることがある。このような場合、調節ボルト108
によってビータ回動用スプリング107の張力を調節し
多少の位置調整を行なうことができるが、この方法では
ビータ115を回動させるスプリング107の力が変わ
るため、ドラム面Dを打叩するビータ115のスピード
も変わってしまい目的とするドラムの音質が得られない
といった問題があった。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、上記した
従来装置における問題点に鑑み提案されたものであっ
て、スプリングの張力を変えることなくビータの振幅位
置の調整ができ、加えて微妙な調節も容易に行なうこと
のできるドラムペダルのビータ振幅調整機構を提供する
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案は、
支柱に回動自在に枢支されたビータ回動軸の端部にカム
部材を固設し前記カム部材にローラを介してスプリング
を張設してなるドラムペダルにおいて、前記カム部材に
前記ビータ回動軸を中心とする円弧状のローラ取付溝を
設け該取付溝にローラを調節可能に固定しうるようにし
たことを特徴とするドラムペダルのビータ振幅張設機構
に係る。
【0014】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説
明する。図1はこの考案のビータ振幅調整機構が設けら
れたドラムペダルの側面図、図2はその一部を切欠断面
とした正面図、図3はその要部拡大断面図、図4はカム
部材とローラとの位置関係を示す正面図および背面図、
図5はこの考案機構の作動例を示す側面図、図6は同じ
く他の例を示す側面図である。
【0015】図1および図2に示されるように、この考
案のドラムペダルのビータ振幅調整機構10は、図7に
示したような従来のドラムペダル装置90のビータ回動
軸94の端部96に固設されたカム部材20よりなる。
なお、図中の符号において図7と同一の符号は同一の部
材を表す。
【0016】前記カム部材20は図のような略扇形状を
有しており、扇の要に相当する部分には前記回動軸94
が挿通される軸受孔21が形成されるとともに、前記ビ
ータ回動軸94を中心点とする円弧線上には、その円弧
形状に沿った長穴状のローラ取付溝22が設けられてい
る。そして、その裏側は後述するローラ取付部材30の
締付ナット35が摺動可能に嵌め込まれる凹部34が形
成されている。このカム部材20は図2のように前記回
動軸94に止めネジ11によって固定される。
【0017】図3からよりよく理解されるように、前記
カム部材20のローラ取付溝22には装置の外側方向か
らローラ取付部材30が挿通される。
【0018】このローラ取付部材30は、ビータ115
が演奏者の所望の振幅位置に保持されるように前記カム
部材20に傾きを付与するためのもので、ローラ取付部
31と本体部32とネジ部33とからなる。
【0019】ローラ取付部31には、図のように、ロー
ラ105が嵌着され、該ローラ105を介してスプリン
グ107が張設されて支柱92に固定される。本体部3
2は前記カム部材20のローラ取付溝22内を摺動する
ようになっていて、ビータ115が所望の振幅位置に保
持される位置に調節され締付ナット35をネジ部33に
螺着して前記カム部材20の裏側からローラ取付溝22
に締着固定される。符号39はワッシャーである。な
お、図のように前記ローラ取付部31の先端部分はチュ
ーニング用キーによって調整できるように四角形状に形
成されることが好ましい。
【0020】図4にカム部材20とローラ105との位
置関係を示す。 (a)はローラ取付溝22の中央にローラ105を固定
した例である。符号30はローラ取付部材、35は締付
ナットである。 (b)はローラ取付溝22の右端にローラ105を固定
した例で、カム部材20が右側に傾斜されて固定され
る。図5に示されるように、カム部材20が右側に傾斜
されることによって、ビータ回動軸94が右に回動しビ
ータ取付部材110が右に回動して、もってビータ11
5の振幅距離を狭める。 (c)はローラ取付部材30を摺動させてローラ105
をローラ取付溝22の左端に固定した例で、カム部材2
0に左方向への傾斜を付与している。この場合では、図
6に示されるように、ビータ取付部材110が左に回動
してビータ115の振幅を大きくする。
【0021】
【考案の効果】以上図示し説明したように、この考案の
ドラムペダルのビータ振幅調整機構によれば、ビータの
振幅位置の細かい調整が可能となり演奏者の微妙な要求
を満たすことができる。また、ツインペダルの場合でも
スプリングの張力を変える必要がないので、ドラムの音
質はそのままでビータ振幅位置が自由に調節できる。加
えて、スプリングを取り外さずに手軽に調整でき、この
考案は大きな利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のビータ振幅調整機構が設けられたド
ラムペダルの側面図である。
【図2】その一部を切欠断面とした正面図である。
【図3】その要部拡大断面図である。
【図4】カム部材とローラとの位置関係を示す正面図お
よび背面図である。
【図5】この考案機構の作動例を示す側面図である。
【図6】同じく他の例を示す側面図である。
【図7】従来のドラムペダルのビータ振幅調整機構を示
す側面図である。
【図8】その一部を切欠断面とした正面図である。
【図9】その要部拡大断面図である。
【図10】カム部材の正面図である。
【符号の説明】
10 ビータ振幅調整機構 20 カム部材 30 ローラ取付部材 35 締付ナット 90 ドラムペダル装置 92 支柱 94 ビータ回動軸 96 フットペダル 105 ローラ 107 スプリング 115 ビータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に回動自在に枢支されたビータ回動
    軸の端部にカム部材を固設し前記カム部材にローラを介
    してスプリングを張設してなるドラムペダルにおいて、
    前記カム部材に前記ビータ回動軸を中心とする円弧状の
    ローラ取付溝を設け該取付溝にローラを調節可能に固定
    しうるようにしたことを特徴とするドラムペダルのビー
    タ振幅調整機構。
JP1991038099U 1991-04-24 1991-04-24 ドラムペダルのビータ振幅調整機構 Expired - Lifetime JP2562432Y2 (ja)

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JPH04124295U JPH04124295U (ja) 1992-11-12
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