JP2003091276A - ドラム用フットペダル - Google Patents

ドラム用フットペダル

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JP2003091276A JP2002221246A JP2002221246A JP2003091276A JP 2003091276 A JP2003091276 A JP 2003091276A JP 2002221246 A JP2002221246 A JP 2002221246A JP 2002221246 A JP2002221246 A JP 2002221246A JP 2003091276 A JP2003091276 A JP 2003091276A
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延元 前原
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    • G10D13/00Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
    • G10D13/01General design of percussion musical instruments
    • G10D13/02Drums; Tambourines with drumheads
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D13/00Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスドラムに固定したままの状態で、ペダル
本体を演奏者にとって最適な角度(向き)に簡単にセッ
ト可能とする。 【解決手段】 ペダル本体41を回動可能に軸支するヒ
ール42を、基板1のガイド溝2に沿って回動可能とす
る。また、基板1の上面に立設、固定されたフレーム5
と、フレーム5の一対の支柱6,7間に架設され、かつ
ビーター19が固定されているシャフト16と、ペダル
本体41の踏み込み動作をシャフト16に伝達してシャ
フト16及びビーター19を回動させるための踏力伝達
部材22と、踏力伝達部材22の非シャフト側の端部に
連結されてペダル本体41の先端部を回動可能に軸支し
てなる角度調節部材49と、ペダル本体41を角度調節
部材49に対して上方から固定するための固定ねじ56
と、ヒール42を基板1に対して上方から固定するため
の固定ねじ47と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ペダル本体の踏
み込み操作によってバスドラムのドラムヘッドを打撃す
るためのドラム用フットペダルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドラム用フットペダルは
各種、提案されている。例えば、図7〜図11は、特開
平8−146946号公報に記載されたドラム用フット
ペダルであり、以下、その構造の概略を説明する。
【0003】このドラム用フットペダルは、バスドラム
あるいはフットペダルを演奏者の最も演奏しやすい角度
(向き)にセットすることを目的として提案されたもの
である。すなわち、図7及び図8において、100はほ
ぼコ字形のフレーム、101,102は支柱、103は
底板、104は支柱101,102の相互間に支持され
たシャフト、105はシャフト104に固定されたロッ
カー、106はロッカー105に隣接して取り付けられ
たビーター、107はシャフト104に復帰力を与える
ためのスプリング、108は一端がロッカー105の外
周面に固定されたチェーン等の踏力伝達部材、109は
踏力伝達部材108の他端に連結され、かつヒール側が
軸110により支持されたペダル本体、111はフット
ペダル全体をバスドラムのフープに固定するためのクラ
ンプ金具、112はクランプ金具111を駆動するため
の固定ねじ、113はフットペダル全体が床面に対して
ずれるのを防止するためのアンカースクリューである。
【0004】また、図8に詳しく示すように、200は
連結板であり、その後端部はビス201によってペダル
本体109のヒール114に固定され、前端部はビス2
02によってフレーム100の底板103にねじ止めさ
れるものである。なお、203,204は連結板200
の裏面に形成された滑り止めである。
【0005】上記のように構成された従来のフットペダ
ルは、フレーム100が、連結板200に対しビス20
2を中心として相対的に回動可能である。このため、図
9,図10に示すように、バスドラム300のフープ3
01にクランプ金具111によりフレーム100を固定
した状態で、連結板200をペダル本体109と共に回
動できるようになっている。従って、例えば右足でフッ
トペダルを操作する場合には、図9に示す如く聴衆にバ
スドラム300の正面を向けた状態でヒール114が内
側に向くようにペダル本体109をセットすることがで
き、この場合でもビーター106はドラムヘッドをその
直交方向に沿って打撃することができる。従来のフット
ペダルは、このような構造により、演奏者にとって最適
な向きにフットペダル本体109ないしバスドラム30
0をセットできるというものである。
【0006】なお、図11は踏力伝達部材108のねじ
れを防止するための構造を示したものである。図11に
おいて、115は踏力伝達部材108の一端部に取り付
けられた固定金具、116はボルト、117は回転板、
118はペダル本体109の一端部に形成されたねじ孔
であり、固定金具115及び回転板117をボルト11
6によってペダル本体109との間に挟み込んでねじ止
めすることにより、踏力伝達部材108とペダル本体1
09とが連結されている。この構造によれば、踏力伝達
部材108に対するペダル本体109の若干の回動が許
容されるため、図9や図10のようにフレーム100に
対してペダル本体109が相対的に回動した位置にセッ
トされる場合にも、踏力伝達部材108にねじれが生じ
ないように配慮されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術によ
れば、確かにペダル本体109を所望の角度(向き)に
セットすることが可能であるが、以下のような問題があ
る。まず、あらかじめ、フレーム100を連結板200
に対して所望の角度だけ相対的に回動させ、ビス202
を締め付けてからクランプ金具111によりフットペダ
ル全体をバスドラム300のフープ301に固定したと
仮定する。この状態で演奏者がペダル本体109の角度
(向き)に満足できず、更に微調整したい場合には、フ
レーム100を連結板200に軸支している回動中心軸
のビス202をゆるめる必要がある。
【0008】しかしながら、フレーム100をフープ3
01に固定したままビス202をゆるめるには、バスド
ラム300の手前側を若干持ち上げて下方(床面側)か
らドライバー等によってビス202をゆるめる必要があ
り、その作業は極めて煩雑でやりにくいものであった。
また、このような方法をとらない場合には、クランプ金
具111によるクランプを解除してフットペダル全体を
フープ301から取り外した状態でビス202をゆる
め、フレーム100と連結板200との相対的な回動角
度を調整し、その後、ビス202を締め付けてからクラ
ンプ金具111によりフットペダル全体をフープ301
に再度、固定するといった手順を踏まざるを得ない。い
ずれにしても、従来では、ペダル本体109の角度(向
き)のセッティング作業が極めて煩雑でやりにくく、使
い勝手の悪いものであった。
【0009】そこで本発明は、ペダル本体の角度のセッ
ティング作業を容易にすると共に、様々な改良を加えて
使い勝手を向上させたドラム用フットペダルを提供しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、ペダル本体の踏み込み動作
によりビーターを回動させてドラムヘッドを打撃するド
ラム用フットペダルにおいて、ペダル本体をその踏み込
み方向に沿って回動可能に軸支しているヒールと、この
ヒールを水平面内で回動させるほぼ円弧状のガイド溝を
有する基板と、を備え、前記ペダル本体及びヒールを前
記ガイド溝に沿って一体的に回動可能とし、かつ、前記
ヒールを前記ガイド溝に沿った任意の位置で前記基板に
固定可能としたものである。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1に記載し
たドラム用フットペダルにおいて、前記基板の上面に立
設、固定されたフレームと、このフレームの一対の支柱
間に架設され、かつビーターが固定されているシャフト
と、前記ペダル本体の踏み込み動作を前記シャフトに伝
達してこのシャフト及び前記ビーターを回動させるため
の踏力伝達部材と、この踏力伝達部材の非シャフト側の
端部に連結されて前記ペダル本体の先端部を回動可能に
軸支してなる角度調節部材と、前記ペダル本体を前記角
度調節部材に対して上方から固定するための固定ねじ
と、前記ヒールを前記基板に対して上方から固定するた
めの固定ねじと、を備えたものである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2に記載し
たドラム用フットペダルにおいて、前記角度調節部材
は、前記ペダル本体の端面に面接触してペダル本体を位
置決めする角度調節面を有するものである。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3に記載したドラム用フットペダルにおいて、前記ヒ
ールを、前記基板上で前記ガイド溝にほぼ直交する方向
に移動可能に形成したものである。これにより、ヒール
及びペダル本体は演奏者の足の前後方向に移動可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。まず、図1はこの実施形態のフットペダ
ルの斜視図、図2は上面図(便宜的にビーターを取り外
してある)、図3は側面図である。これらの図におい
て、1はほぼ扇形または足ひれ形を呈する平板状の基板
であり、幅広の後端部には円弧状のガイド溝2が形成さ
れている。また、図3に示すように、基板1の裏面の前
後には、滑り止め用にゴム板3,4が貼り付けられてい
る。
【0015】基板1の表面の前端部には、正面から見て
ほぼコ字形のフレーム5が立設されており、このフレー
ム5は一対の支柱6,7と底板8(図2参照)とを備え
ている。なお、支柱6,7の根元にはアンカースクリュ
ー9,10が配置されており、これをねじ込むことによ
って先端部が床面に刺さり、フットペダル全体がずれる
のを防止している。また、11はクランプ金具締め付け
ねじ、12はレバー、13はクランプ金具であり、締め
付けねじ11を締め付けてレバー12の先端部を上方に
回動させ、クランプ金具13の先端部を下降させて底板
8との間にバスドラム(図示せず)のフープを挟み込む
ことにより、フットペダル全体をバスドラムに固定する
ものである。
【0016】支柱6,7の上端部には軸受部14,15
が設けられ、これらの相互間にはシャフト16が回動可
能に架設されている。シャフト16にはロッカー17が
一体的に固定されており、ロッカー17に隣接するビー
ター固定部18には、ビーター19が取り付けられてい
る。また、シャフト16の一端部と支柱7の基端部との
間には、シャフト16に復帰力を与えるためのスプリン
グ20が取り付けられている。
【0017】前記ロッカー17の外周面にはカム部材2
1が固定されており、このカム部材21の外周面に沿う
ように、ロッカー17及びシャフト16と後述するペダ
ル本体41とを連結するチェーンやベルト、タイミング
ベルト等の踏力伝達部材22が取り付けられている。
【0018】一方、41はペダル本体であり、その後端
部は、軸43によってヒール42に対し踏み込み方向に
沿って回動自在に連結されている。ここで、基板1に対
するヒール42の取付構造を、図4を参照しつつ説明す
る。図4に示すごとく、ヒール42には前後方向(ガイ
ド溝2にほぼ直交する方向)に長い長孔44が形成さ
れ、この長孔44の下方には同じく長孔45を有する受
け板46が固着されている。また、47はヒール42を
位置決めして固定するための固定ねじ(キーボルト)で
あり、ワッシャ48を介して前記長孔44,45に挿通
されるものである。基板1の裏面のゴム板4には、基板
1のガイド溝2に適合するガイド溝23が形成されてお
り、これらのガイド溝2,23内にはその長さ方向に沿
って移動可能なナット24が収容可能となっている。な
お、ナット24は、固定ねじ47をねじ込んだ際に固定
ねじ47と一緒に回転しないように紙面の表裏方向に長
く形成されており、ガイド溝2,23の内側面にナット
24の外周面が係止可能となっている。
【0019】図4に示す構造によれば、固定ねじ47を
ワッシャ48を介してヒール42の長孔44及び受け板
46の長孔45に挿通し、基板1側のナット24にねじ
止めすることにより、ヒール42が基板1に固定され
る。また、固定ねじ47をゆるめると、図1,図2に矢
印Aで示すように、ヒール42はガイド溝2に沿った回
動経路上の任意の位置に回動可能であり、ヒール42を
所望の位置に位置決めした状態で固定ねじ47をナット
24に締め付ければ、ヒール42は基板に対して確実に
固定され、ペダル本体41も位置決めされることにな
る。更に、固定ねじ47をゆるめた状態では、長孔4
4,45によってヒール42ひいてはペダル本体41が
前後に無段階で移動可能であるため、水平面に対するペ
ダル本体41の傾斜角度や踏みしろを最適な値に調節す
ることができる。
【0020】次に、ペダル本体41と前記踏力伝達部材
22との連結構造について、図3,図5を参照しつつ説
明する。図3に示すように、踏力伝達部材22とペダル
本体41とは、角度調節部材49を介して連結されてい
る。この角度調節部材49は、後述するようにペダル本
体41を回動可能に軸支することで、踏力伝達部材22
のねじれを防止するための部材としても機能している。
図5(a)は角度調節部材49の上面図であり、この角
度調節部材49は、段部50と平板部51とを有してい
る。段部50は、平板部51側に対面する一対の角度調
節面52,53を備え、平板部51は、ダボ54と段付
き孔である長孔55を有する。
【0021】図5(b)は、角度調節部材49を用いた
連結構造の分解図である。図において、56は固定ねじ
(キーボルト)、57はペダル本体41の先端部に配置
されるストッパである。ストッパ57は、ペダル本体4
1上に置かれる演奏者のつま先が当たる壁板58と底板
59とを有し、底板59はその裏面に突設されたダボ6
0と通孔61とを備えている。また、ペダル本体41の
先端部には、通孔65と、前記ダボ60が嵌合する盲孔
62と、角度調節部材49のダボ54が嵌合する盲孔6
3とが設けられている。ここで、41aは、角度調節部
材49の角度調節面52,53に当接する端面である。
なお、図5(b)において、64は固定ねじ56にねじ
止めされるナットであり、長孔55内に収納されて長孔
55内を若干移動可能となっている。このナット64
は、固定ねじ56と一緒に回転しないように紙面の表裏
方向に長く形成されており、長孔55の内側面にナット
64の外周面が係止可能である。
【0022】上記の構成において、ペダル本体41の上
下にストッパ57と角度調節部材49とを取り付けた状
態で固定ねじ56をナット64にねじ込むことにより、
ペダル本体41、ストッパ57、角度調節部材49が一
体的に固定され、これによって、踏力伝達部材22とペ
ダル本体41とが連結されることになる。その際、前述
したように、ペダル本体41はヒール42側がガイド溝
2に沿って回動可能であるから、これに伴ってペダル本
体41の先端部は角度調節部材49のダボ54を中心と
して回動する。このとき、ペダル本体41の先端部は、
角度調節部材49の長孔55内を移動可能なナット64
及び固定ねじ56により角度調節部材49に連結されて
いるので、ペダル本体41は角度調節部材49に連結さ
れたままの状態で若干の遊びを持って回動することがで
きる。
【0023】また、図6に示す如く、角度調節部材49
の角度調節面52,53は、回動するペダル本体41の
端面41aに面接触可能であり、言い換えれば、端面4
1aが角度調節面52または53に完全に面接触するよ
うな角度にペダル本体41を回動させれば、ペダル本体
41を安定した状態で確実に位置決めすることができ
る。ちなみに、図6において、角度調節部材49の中心
線に対するペダル本体41の中心線の交差角度αの上限
は、角度調節面52,53の傾斜角度によって決まるこ
とが明らかであるが、ペダル本体41の端面41aを角
度調節面52または53に完全に面接触させた際に、前
記交差角度αが例えば15度になるように設定されてい
る。また、この時、図1に示すように、ヒール42は基
板1のガイド溝2のほぼ終端部に達するようになってい
る。なお、ペダル本体41の端面41aが角度調節面5
2または53に完全に面接触しない任意の角度でも、固
定ねじ56を絞め込むことによってペダル本体41と角
度調節部材49とを強固に連結可能であり、演奏者は所
望の角度(向き)でペダル本体41を位置決めすること
ができるものである。
【0024】次に、このフットペダルをバスドラムに固
定してペダル本体41を位置決めする際の手順を説明す
る。まず、クランプ金具13及びフレーム5の底板8に
よってバスドラムのフープを挟み、クランプ金具締め付
けねじ11を締めて基板1及びフレーム5をバスドラム
に固定する。また、アンカースクリュー9,10を締め
て基板1を床面に固定する。
【0025】次いで、ペダル本体41の先端側の固定ね
じ56、ヒール42側の固定ねじ47を若干ゆるめて両
者をフリーな状態にし、ペダル本体41をガイド溝2に
沿って図1,図2の矢印A方向に回動させながら所望の
角度にセットする。また、ヒール42を長孔44,45
に沿って移動させ、ヒール42及びペダル本体41の最
適な前後位置を決める。そして、ペダル本体41の位置
が決まったら、固定ねじ56,47を締め付ければ良
い。これだけの作業により、フットペダル全体をバスド
ラムに対して確実に固定すると共に、ペダル本体41を
演奏者が希望する角度(向き)にセットして固定するこ
とができる。従って、例えばバスドラムのドラムヘッド
を正面(聴衆側)に向けた状態でヒール42が内側に向
くようにフットペダルをセットでき、右利きの演奏者に
とって踏み込み操作のしやすいペダル位置を実現するこ
とができる。勿論、左足でフットペダルを使用する場合
にはペダル本体41及びヒール42を逆の向きに回動さ
せ、固定すればよい。ここで、ドラムヘッドを正面に向
けてセットできることは、音響効果上も好ましいもので
ある。
【0026】また、ペダル本体41を図1に示す角度
(図6に実線で示す角度)でセットしたとしても、角度
調節部材49は正面を向いているため、踏力伝達部材2
2がねじれる心配もない。なお、固定ねじ56,47と
してドラムセットで多用されているキーボルトを使用す
ることにより、ドラムキーによる固定ねじ56,47の
操作が可能になる。
【0027】ペダル本体41の角度や位置を一旦セット
してから微調整したり、再度セットし直す場合には、演
奏者がフットペダルの上方から固定ねじ56,47をゆ
るめてペダル本体41の角度等を調整し、その後、固定
ねじ56,47を再度、締め付ければよい。従って、従
来のようにフットペダルの下方からねじをゆるめたり、
フットペダル自体をドラムセットから取り外す必要もな
く、フットペダルをドラムセットに固定したままの状態
でペダル本体41の角度調節、及びセッティングを行う
ことができる。更に、本発明ではペダル本体41のヒー
ル42側が回動する構造であるため、基板1の形状は、
必然的に演奏者のかかと側が幅広となったほぼ扇形また
は足ひれ形となる。このことは、演奏者の足から加わる
荷重を幅広の基板1によって安定して支持できることを
意味しており、ペダル本体41を高速で激しく往復動さ
せてもフットペダルがずれない安定性をもたらすもので
ある。
【0028】なお、本発明は、図1に示したようにペダ
ル本体を演奏者が希望する角度(向き)に向けて固定し
たフットペダルを提供することにあるため、例えばガイ
ド溝を設けることなく、ペダル本体をあらかじめ所定の
角度(向き)に向けて固定し、ヒール側を回動させない
ようにした構造も均等の範囲に含むものである。
【0029】また、図示されていないが、本発明のフッ
トペダルは、ビーターを2本備えたフットペダルや、2
台のフットペダルをジョイントにより連結して使用する
フットペダルにも適用可能である。更に、図示したフッ
トペダルの細部の構造は本発明の技術的範囲を何ら限定
するものではなく、あくまで一実施形態に過ぎないもの
であり、様々な変形が可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フットペ
ダルをバスドラムに固定したままの状態で、ペダル本体
の角度(向き)を演奏者の希望通りにセットすることが
できる。また、ペダル本体のセッティングは単に固定ね
じの操作とペダル本体の位置決め操作だけで良く、バス
ドラムからフットペダルを取り外したりフットペダルの
下方からねじを操作するといった煩雑な作業が不要であ
り、極めて使い勝手の良いフットペダルを提供すること
ができる。更に本発明は、既存のフットペダルに若干の
改良を加えるだけで製造できるため、低コストで実現可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態を示す上面図である。
【図3】本発明の実施形態を示す側面図である。
【図4】本発明の実施形態における、基板に対するヒー
ルの取付構造を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における、角度調節部材及び
これを用いた連結構造の説明図である。
【図6】本発明の実施形態における動作説明図である。
【図7】従来技術を示す正面図である。
【図8】従来技術を示す側面図である。
【図9】従来技術の使用状態を示す説明図である。
【図10】従来技術の使用状態を示す説明図である。
【図11】従来技術における踏力伝達部材のねじれ防止
構造の説明図である。
【符号の説明】
1:基板 2:ガイド溝 3,4:ゴム板 5:フレーム 6,7:支柱 8:底板 9,10:アンカースクリュー 11:クランプ金具締め付けねじ 12:レバー 13:クランプ金具 14,15:軸受部 16:シャフト 17:ロッカー 18:ビーター固定部 19:ビーター 20:スプリング 21:カム部材 22:踏力伝達部材 23:溝 24:ナット 41:ペダル本体 41a:端面 42:ヒール 43:軸 44:長孔 45:長孔 46:受け板 47:固定ねじ 48:ワッシャ 49:角度調節部材 50:段部 51:平板部 52,53:角度調節面 54:ダボ 55:長孔 56:固定ねじ 57:ストッパ 58:壁板 59:底板 60:ダボ 61:通孔 62:盲孔 63:盲孔 64:ナット 65:通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松添 高志 東京都稲城市東長沼445−23 (72)発明者 前原 延元 東京都板橋区志村3丁目28番7号 (72)発明者 川田 昭男 千葉県柏市松ヶ崎1194−201

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペダル本体の踏み込み動作によりビーター
    を回動させてドラムヘッドを打撃するドラム用フットペ
    ダルにおいて、 ペダル本体をその踏み込み方向に沿って回動可能に軸支
    しているヒールと、 このヒールを水平面内で回動させるほぼ円弧状のガイド
    溝を有する基板と、 を備え、 前記ペダル本体及びヒールを前記ガイド溝に沿って一体
    的に回動可能とし、かつ、前記ヒールを前記ガイド溝に
    沿った任意の位置で前記基板に固定可能としたことを特
    徴とするドラム用フットペダル。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したドラム用フットペダル
    において、 前記基板の上面に立設、固定されたフレームと、 このフレームの一対の支柱間に架設され、かつビーター
    が固定されているシャフトと、 前記ペダル本体の踏み込み動作を前記シャフトに伝達し
    てこのシャフト及び前記ビーターを回動させるための踏
    力伝達部材と、 この踏力伝達部材の非シャフト側の端部に連結されて前
    記ペダル本体の先端部を回動可能に軸支してなる角度調
    節部材と、 前記ペダル本体を前記角度調節部材に対して上方から固
    定するための固定ねじと、 前記ヒールを前記基板に対して上方から固定するための
    固定ねじと、 を備えたことを特徴とするドラム用フットペダル。
  3. 【請求項3】請求項2に記載したドラム用フットペダル
    において、 前記角度調節部材は、前記ペダル本体の端面に面接触し
    てペダル本体を位置決めする角度調節面を有することを
    特徴とするドラム用フットペダル。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載したドラム用
    フットペダルにおいて、 前記ヒールを、前記基板上で前記ガイド溝にほぼ直交す
    る方向に移動可能に形成したことを特徴とするドラム用
    フットペダル。
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