JPS62186887A - 模様縫いミシンの模様選択装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は模様縫いミシンの模様選択装置に関し、内蔵す
る複数個の模様カムの内から択一的に適宜選択したカム
に接触するカム接触子を介し、そのカム面変化量を針棒
に伝達して、種々の縫模様を得るジグザグミシン等に利
用される。

（従来の技術） 従来この種の装置として、いずれも本出願人の出願に係
る発明及び考案、即ち実公昭４５−２５７０９号（以下
Ａ技術という）、及び特公昭４７−２９８３号（以下Ｃ
技術という）、並びに実公昭５５−３４９３０号（以下
Ｃ技術という）等の技術が知られている。

前記Ａ技術では、１　（［１ｉ１のダイヤル軸の回動操
作において、■模様当りのダイヤル回転川内を区分し、
カム接触子をして夫々の最初の角内で離乳、次の回動角
内で選択、最後の回動角内でカムに係合させるようにし
た。しかし限られた分割の各角度内に、ｌ　ｌＩ？ａの
模様カムが配される事からして、ミシンに配設し得る模
様カムの個数には、おのずと制限が課せられる事になる
。

Ｂ技術では、カム接触子に移動操作を伝達する連動部分
にバネ手段を介在させ、前記接触子のカム離脱は、ミシ
ン上軸回転と同期的に一回転に一回宛離隔する作動が与
えられている。従って、この場合、カムの選択操作レバ
ーを操作した直後化ら、カム切替が行われるまでに、最
大で一針近くのおくれを生じる。

Ｃ技術では、第３〜４図に示す如く、１　ｆｔａｉｌの
操作軸２０によって、接触子２１の離脱用上げカム２２
と選択カム２３とを同時に作動させ、選択カム２３によ
る接触子２１の移動する径路中に接触体２４を介し、バ
ネ手段２５を設け、接触子２１が模様カム２６の周上で
、隣接カムの周縁との係合により移動を阻まれている時
には、前記バネ手段２５のＭ撓で移動を暫時待つ間に、
前記Ｍｌｔ　ｍ用上げカム２２の作用で接触子２１がカ
ム周上からの離脱を与えられ、同時にバネの復元により
新しい被選択位置に移行する様にされている。このＣ技
術は、前記Ａ及びＢ技術を補い更に有用性が付加されて
いる。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、上記Ｃ技術においても （１）隣接模様カムへの接触子移動が阻れたときは、コ
イルスプリング２５の圧か選択ダイヤルトルクに負荷さ
れる。

（２）接触子移動量分だけ選択カム２３のリフトをとる
必要があり、該カムの斜面が急勾配になる。

（３）接触体２４は片押しとなり、コジレが生じて作動
の円滑性を害する恐れがある。

上記理由にもとづき模様選択ダイヤル２７の操作がやや
重くなる傾向がある。また、上記接触体２４の良好な作
動性を得る為には寸法制度に注意を要し、製作面で面１
１１を伴うという難点があった。

本発明では、上記これら好ましからぬ点の排除を計った
ものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 上記課題をＩＷ決するため、本発明では次のような手段
を講じた。即ち、 模様カム群の支軸に平行して設けた各支持軸の夫々に、
選択カム、接触子９選択腕支えを介する２明の選択腕の
各々を配置し、模様選択ダイヤルの回動操作で前記選択
カムを回動せしめて、接触子をして選択腕を介して択一
的に模様カムを選択せしめるようにした。

そして、前記２（ＩＩｉｌの選択腕は選択腕支えを支点
として重合し、その一つ（大）は一端に接触子を軸方向
に移動させる係合ピンを備え、他の一つ（小）は選択カ
ムのカムリフトと係合するピンを介して移動するように
し、この両ビンの選択腕されえ支点までの距ｌ１ｌｉ差
に応じて、前記接触子孫合ピンの移動量が拡大されるよ
うにした。そして、最選択腕間にコイルスプリングを張
設した。

（作用） 模様選択ダイヤルを予め割り出された角度分に従い回動
すると、ギヤー噛合い駆動により選択カムが指定された
角度分だけ回動する。そこで一方の選択腕（小）は、該
腕に設けたピンが前記選択カムのカムリフト面に当接し
ており、このカム面変化に従って移動する。

この際、他の選択腕（大）の移動は、前記選択腕（小）
のピンをガイドとして行われるので、その先端のピン（
接触子に係合しこれを横移動せしめる）の移動量は、前
記選択腕（小）ピンの動きより理論的に拡大されたもの
となる。

また、隣接模様カムの周縁との係合で接触子の横移動が
阻まれるときは、１１？７記摸様選択ダイヤルの操作に
連動する月１脱川上カムを介して、ガイド部祠が接触子
を模様カム周上から離脱させる方向へ付勢しているので
、このとき、選択ダイヤルの操作には、大小の選択腕間
に張設したコイルスプリング圧がトルクとして負荷され
るが、この負荷は別に設けた選択腕（人）間の選択腕ス
プリングにより、はぼ相殺される程度にまで軽減化され
る。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について、第１．２図にもとづ
き説明する。

■は本発明装置の取付枠で、２は多数の模様カム３及び
送り制御カム３°が取付けられた模様カム軸である。

４．５．６は前記模様カム軸２に並列して設けられた選
択カム軸、接触子軸１選択腕軸で、これら各軸の夫々に
は、軸上に遊嵌される選択カム７゜軸上に移動可能な接
触子８，８”、及び軸上に固定される選択腕支え９，９
゛の夫々が設けられろ。

１０は模様選択ダイヤル軸で模様選択ダイヤル１１が固
着され、１２．１２’　及び１３．１３’　の夫々は選
択腕（大）及び選択腕（小）である。そして、この両選
択腕１２．１２’　及び１３．１３’の基部は、前記選
択支え９．９°に支え部材１４゜１４’　を支点として
揺動可能に支持される。

１５．１５“は前記選択腕（小）１３．１３’の一端部
に固着されたピンで、その中間部分は選択腕（大）１２
．１２’　に設けた通孔１２ａ、１２　ａｌ　に挿通さ
れ該腕１２．１２’　の移Ｇ）ｓをガイドする。そして
該ピン１５，１５°の先端部は選択カム７のカムリフト
面７ａ、７ａ’　に夫々係合する。

１６．１６’　は、選択腕（大）１２，１２°の＆ｉ部
に固着されたピンで、該ピン１６．１６’は前記ピン１
５．１５’　　とは向きが逆であり、前記接触子８，８
゛のポス部に設けた凹溝８ａ　（８ａ’）に係合してい
る。

１７．１７’　は、選択腕（大）１２．１２’　と（小
）１３，１３°の間に張設されたコイルスプリングで、
１８は前記選択腕（大）双方間に張設した選択腕スプリ
ングである。

次に本実施例の作用について述べる。さきにも述べたが
模様選択ダイヤル１１を回動操作すると、図示せぬ選択
ギヤー及び選択カムギヤーの噛合駆動を介して、選択カ
ム７が回動する。

そして該カム７のカムリフト面？ａ、？ａ’に接合する
ピン１５．１５’　を介し、選択腕（小）１３．１３”
が揺動する。

これに伴い選択腕（大）１２．１２’　も揺動し、その
一端部のピン１６，１ｆ３°により、接触子８゜８′は
接触子軸５上を軸方向に移動せしめられる。

第２図中の記号１．　　Ｌは夫々図における支え部材１
４とピン１３及び１２の中心距離を示すが、この両者ピ
ンの間にＬ／ｌ比分だけ揺動（移動）量が拡大される。

このことは次の】Ｊ果樹で説明するが、該揺動拡大量は
選択カム７のカムリフ！−７ａ。

７ａ’　を縮小する点におき替え得ることである。

また模様選択ダイヤル１１の操作に連動して、図示せぬ
接触子離脱用上カムが作動し、ガイド部材１９を介して
接触子８を第２図矢示方向へ離間せしめる。このとき隣
接カムの周縁との係合で接触子８の移動が阻まれると、
コイルスプリング１７゜１７’　の張力がダイヤル回動
トルクに負荷される。

しかしこのスプリング荷重は接触子８，８”が移動でき
る最少値でよいので、選択腕スプリング１８で吸収され
ダイヤルトルクに大きく影響することがない。

〔発明の効果〕

本発明の課題の一つである選択ダイヤルの操作を軽くす
るため、カムの斜面を長（とり勾配をゆるくする事も考
えられるが、この場合ダイヤルの一回転で得られる模様
の数が少なくなる。仮に模様が多くとれる方法でも、構
成が大型となり、取扱い操作が煩わしくなる。

また、接触体のコジレによる摺動不良を防止するために
は、接触体の軸受部にベアリングを用いる手段もあるが
、部品の増）」旧精度の確保等を要し高価となる。

本発明では、 （１）接触子を移動させる選択腕（大）と選択カムで［
多動を受ける選択腕（小）との間にＩ、／ρ比分だけ移
動量を拡大して、これに関連する選択カムのカム斜面を
ゆるやかになし得、従ってダイヤルトルクが軽減された
。

（２）選択腕（大）と選択腕（小）の夫々のビンの向き
が逆であるため、各選択腕に加わる傾き荷重が分配され
、コジレが防止されてダイヤルトルクに影響しない。

（３）隣接模様カムへの接触子移動が阻まれたとき、コ
イルスプリング圧が選択ダイヤルトルクに負荷されるが
、この荷重は接触子が移動し得る最小限とされダイヤル
トルクへの影響が少ない。そしてこれ等の構成が簡単で
あり、製作面でも安置である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の構成平面説明図、第２図は第１図
の側面図（一部断面）、第３及び４図は従来技術の説明
図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の模様カムの内から択一的に選択したカムの
   プロフイルに従い、種々の縫模様を得る模様縫いミシン
   において、 前記模様カムの支軸と平行する各支持軸の夫々に選択カ
   ム及び接触子並びに選択腕支えの夫々が配設され、前記
   選択カムは模様選択ダイヤルの操作により回転的に支持
   され、また前記接触子は当該支持軸上で移動可能に枢止
   され、前記選択腕支えの部材を支点として、接触子を移
   動せしめる選択腕のピンの距離と選択カムのカムリフト
   を介して移動する別の選択腕のピンの距離との間に、Ｌ
   ／ｌの拡大比が得られる手段を備え、前記両選択腕間に
   コイルスプリングを設けてなる模様縫いミシンの模様選
   択装置。
2. （２）複数の模様カムの内から択一的に選択したカムの
   プロフイルに従い、種々の縫模様を得る模様縫いミシン
   において、前記模様カムの支軸と平行する各支持軸の夫
   々に選択カム及び接触子並びに選択腕支えの夫々が配設
   され、前記選択カムは模様選択ダイヤルの操作により回
   転的に支持され、また前記接触子は当該支持軸上で移動
   可能に枢止され、前記選択腕支えの支え部材を支点とし
   て、接触子を移動せしめる選択腕のピンの距離と選択カ
   ムのカムリフトを介して移動する別の選択腕のピンの距
   離との間に、Ｌ／ｌの拡大比が得られる手段を備え、前
   記両選択腕間にはコイルスプリングが張設されて該両選
   択時に設けられた夫々のピンは互に相反する向きに配置
   されてなる模様縫いミシンの模様選択装置。