JPS6218677Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6218677Y2
JPS6218677Y2 JP8716279U JP8716279U JPS6218677Y2 JP S6218677 Y2 JPS6218677 Y2 JP S6218677Y2 JP 8716279 U JP8716279 U JP 8716279U JP 8716279 U JP8716279 U JP 8716279U JP S6218677 Y2 JPS6218677 Y2 JP S6218677Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
cylinder
cylinder block
opening
waterway
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8716279U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS566922U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8716279U priority Critical patent/JPS6218677Y2/ja
Publication of JPS566922U publication Critical patent/JPS566922U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6218677Y2 publication Critical patent/JPS6218677Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシリンダーを連設し、隣り合うシリン
ダ間の共通一枚の壁部にドリル加工の水路を設け
たシリンダーの冷却装置に関する。
従来のこの種の装置としては、例えば実公昭52
−52113号公報記載のようにシリンダブロツク頂
面からシリンダ周りの下方冷却水路に向けて斜め
のドリル穴を明け、下方から上方へ冷却水を流す
ものがある。しかしながら、かかる補助水路をド
リル加工する場合、ドリル刃を斜にして開口する
ため該ドリル刃が変形し折損等生ずるばかりか、
シリンダ壁面に沿つて開口しているため水量を増
すことができなかつた。又、シリンダブロツク頂
面からドリル加工するため、該ドリル座部を頂面
に設けねばならず水路用開口の増加、加工時の傷
やバリによるヘツドガスケツトの水洩れ等に不利
であつた。
本考案はかかる不具合を改善したもので、ドリ
ル穴水路の上流側に水流と対向する様にシリンダ
壁に突部を設けてドリル穴内を流れる水量を増す
ようにすると共に、該突部と対向する位置で、ヘ
ツドボルト下部のシリンダブロツク壁にドリル等
加工用開口を設けて、ドリル加工を容易となし、
水路断面積の増加防止、加工による傷やバリの発
生を防止して、ヘツドガスケツトの水洩れを防止
した、冷却装置を得ることを目的とする。
以下、本考案を図面に基いて詳細に説明する。
第1図、第2図において1はシリンダヘツド、
2はシリンダブロツク、3はシリンダ、4は夫々
のシリンダを隔成する共通一枚のシリンダ壁、5
は主水路である。主水路5は、シリンダブロツク
2の鋳造時鋳砂(図示せず)除去等により形成さ
れる。この際、隣り合うシリンダ間の壁部4に突
部10を同時に形成して、この突部10より前記
壁部4を貫通して反対側の主水路5に傾斜して補
助水路6をドリル加工する。11はシリンダブロ
ツク2の壁部7に設けた開口で、ヘツドボルト8
の螺着するボス部21の下部に位置する。12は
開口11に装着する盲プラグである。
シリンダ3を冷却する主水路5内の水は矢印の
ように連通水路14を介してシリンダ3の下方か
ら上方のシリンダヘツド1側に流れる。この水流
は平面を有する突部10に当り、その一部が加圧
された状態で補助水路6、後述する突部20を介
して反対側の主水路5に流出する。尚、前記突部
10は通路断面積の大きい主水路5内に突設し、
補助水路6の開口端面を該補助水路6の軸方向に
略直角にしてある。一方、突部20は前記補助水
路6が反対側の主水路5に開口する部分に形成さ
れ、その開口面を前記突部10と同様補助水路6
の軸方向に略垂直に形成してある。これら突部1
0,20の開口面を補助水路6の軸方向に略垂直
にすることでドリル加工を容易にする。また、反
対側の主水路5に突出した突部20によりその後
流近傍に負圧状態を発生して補助水路6内の冷却
水を吸引して補助水路6内の冷却水の流通を容易
にする。
更に、補助水路6の開口端は、ブロツク2の上
側デツキ部の連通水路14に開口し、ヘツドガス
ケツト13に接しないため、また、ヘツドガスケ
ツト13にそのための新らたな孔を設ける必要が
ないため、水洩れ発生等を完全に防げる。又、頂
面部9に開口した従来の連通水路14部は全く変
更しないので、通路断面積の増大もなくヘツドガ
スケツト13のシール性に全く悪影響がない。
尚、前記シリンダブロツク壁7に設けた開口1
1は補助水路6をドリル加工する際に用いるのは
勿論のこと、シリンダブロツク成形時の鋳砂除去
に使用しても良く、また突部10端面のドリル座
を研磨するためのエンドミル等の研磨機(図示せ
ず)を挿入するために用いてもよい。又、ヘツド
ボルト8下部の厚みのあるボス部21のすぐ下の
ブロツク壁7に開口11を設けたので、シリンダ
ブロツク2の強度の大きい所であると共に高温と
なるシリンダヘツド1の燃焼室側に極力近づけ
て、かつ十分な加工用穴径(10〜40mm)が確保で
きる。
一方、シリンダヘツド1側の燃焼室壁部19の
肉厚もシリンダブロツク2の隣り合うシリンダ間
の共通一枚の壁部4に対応して幅狭となり、この
シリンダヘツド1がアルミ合金の場合、鋳鉄シリ
ンダブロツクより熱および圧力変形が大きくな
る。
一方、第3図、第4図にも示すようにヘツドガ
スケツト13にはステンレスの円環状グロメツト
15を連接してあり、その幅狭部15aを変形し
易い前記シリンダヘツド1側に配設し、面圧を高
めてシール性の向上を計つている。15bは幅広
部、16は金網入りアスベスト等により形成され
たガスケツト基材である。
ここで、17は水穴、18はボルト穴、であ
る。また、ヘツドボルト8のシリンダ列方向の間
隔L〓〓シリンダ幅方向の間隔Lとをシリンダ中
心に対して等しくしてあるので、シリンダヘツド
1及びヘツドガスケツト13の面圧が均一とな
り、シール性が一層向上する。尚、補助水路用の
開孔はドリル加工に限らず、その他の開孔し得る
手段を用いて形成してもよいことはいうまでもな
い。
以上説明したように本考案の冷却装置による
と、ヘツドボルトのボス部下部のブロツク壁に開
口を設け、この開口より補助水路用のドリル加工
を行うので、シリンダブロツク頂面に加工傷や水
路面積の拡大が全くなく、ガスケツトのシール性
を十分確保できる。
また、補助水路への冷却水流入開口部には主水
路の冷却水流と対向する平面を有する突部を形成
したので該補助水路を流通する冷却水量を増加す
ることができ、共通一枚のシリンダ壁の冷却効果
を著しく増大することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシリンダブロツクの頂面形状
を示す平面図、第2図は本考案に係る機関の要部
縦断面図、第3図はヘツドガスケツトの平面図、
第4図は第3図における部分拡大断面をそれぞれ
示し、Aは−線、Bは−線より切断した
図である。 1……シリンダヘツド、2……シリンダブロツ
ク、3……シリンダ、4……共通一枚の壁部、5
……主冷却水路、6……補助水路、7……ブロツ
ク壁、10……突部、11……開口部、14……
連通水路、15……グロメツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隣り合うシリンダ間に共通一枚の壁部を形成す
    ると共に、シリンダヘツドとシリンダブロツクを
    螺着するヘツドボルト下部のシリンダブロツク壁
    に開口部を設け、この開口部と対応する位置の上
    記壁部に主冷却水路の上向き冷却水流と対向する
    平面を有する突部を設け、この開口部を介して上
    記突部から前記平面に直角で、かつ上記壁部に斜
    上方向のドリル穴を形成し、このドリル穴の他端
    をシリンダブロツクとシリンダヘツド間を連通す
    るシリンダブロツク・デツキ部の連通水路部に開
    口する補助水路を形成したことを特徴とする内燃
    機関のシリンダブロツク。
JP8716279U 1979-06-26 1979-06-26 Expired JPS6218677Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8716279U JPS6218677Y2 (ja) 1979-06-26 1979-06-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8716279U JPS6218677Y2 (ja) 1979-06-26 1979-06-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS566922U JPS566922U (ja) 1981-01-21
JPS6218677Y2 true JPS6218677Y2 (ja) 1987-05-13

Family

ID=29320396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8716279U Expired JPS6218677Y2 (ja) 1979-06-26 1979-06-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6218677Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329163Y2 (ja) * 1981-03-02 1988-08-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS566922U (ja) 1981-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4083333A (en) Cylinder head construction for an internal combustion engine
JP3601077B2 (ja) エンジンのシリンダヘッド
US7069885B2 (en) Cylinder head
JPS6218677Y2 (ja)
JPS63176648A (ja) 改良シリンダブロック冷却手段を備える内燃機関
JP3554457B2 (ja) 金型鋳造製シリンダヘッドの冷却構造
JP2604041Y2 (ja) 内燃機関のシリンダブロック
JP3282922B2 (ja) シリンダブロックの構造及び製造方法
JPH05312037A (ja) 内燃機関のシリンダブロック
JPH08296494A (ja) シリンダブロックの冷却装置
JPS6224021Y2 (ja)
JPH0140215B2 (ja)
JPS6123634Y2 (ja)
JP2001200753A (ja) エンジンのシリンダヘッド構造
JPH018657Y2 (ja)
JP2964091B2 (ja) 水冷式ディーゼルエンジン
JPS6346675Y2 (ja)
JPS6346646Y2 (ja)
JPS6023483Y2 (ja) 内燃機関のシリンダブロツク
JPH10103151A (ja) 内燃機関における吸気ポートの構造
JPH0261354A (ja) 内燃機関用シリンダブロックの摩耗低減装置
JPH0960555A (ja) 内燃機関のシリンダヘッド
JPS5852344Y2 (ja) 3弁式シリンダヘツド
JP2717286B2 (ja) 4サイクルエンジンの冷却装置
JP2554249Y2 (ja) 内燃機関のシリンダヘッド