JPS5852344Y2 - 3弁式シリンダヘツド - Google Patents

3弁式シリンダヘツド

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Publication number
JPS5852344Y2
JPS5852344Y2 JP1979173708U JP17370879U JPS5852344Y2 JP S5852344 Y2 JPS5852344 Y2 JP S5852344Y2 JP 1979173708 U JP1979173708 U JP 1979173708U JP 17370879 U JP17370879 U JP 17370879U JP S5852344 Y2 JPS5852344 Y2 JP S5852344Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
intake
cylinder head
port
fuel valve
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979173708U
Other languages
English (en)
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JPS5690438U (ja
Inventor
光 古門
忠士 山本
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP1979173708U priority Critical patent/JPS5852344Y2/ja
Publication of JPS5690438U publication Critical patent/JPS5690438U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5852344Y2 publication Critical patent/JPS5852344Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は3弁式シリンダヘッドの燃料弁と吸気弁との配
置に関するものであり、シリンダヘッドの冷却性を向上
させて弁間の亀裂を防止すると共に、鋳造性の向上等を
図ったものである。
内燃機関においてシリンダヘッドはシリンダの蓋となり
、ピストンと共に燃焼室を形成するから高温高圧を受け
るため、冷却水通路を設けて冷却を行なうが、一般のデ
ィーゼル機関の場合、中央に燃料噴射弁の取付孔である
燃料弁ポートを設け、その周囲に吸気弁、排気弁の取付
孔及びこれに連通ずる吸気、排気の通路である吸気ポー
ト、排気ポートを形成し、これらの孔の周囲を水ジャケ
ットとして冷却水を流し、かつ下面は燃焼室の上面であ
る湯面ななしており、燃焼によるガス圧及び熱応力に耐
えねばならないためシリンダヘッドは複雑な構造となる
又、機関の性能に影響する吸排気弁の大きさは、弁が開
いた時の空気又はガスの流速により決筐るため、吸、排
気弁各1個の2弁式では流速が高くなり過ぎ、この点を
考慮して小型大出力を目的としたディーゼル機関では、
吸気2弁、排気1弁を有する3弁式機関とする場合が多
く、この場合、吸、排気弁各2個の4弁式シリンダヘッ
ドと較べて構造が簡単で製造費用が安くなると共に、4
弁式では燃料弁をロッカールーム内に設けざるを得ない
が、3弁式では燃料弁をロッカールーム外から挿入し得
るから燃料弁の保全が容易となり、かつ、燃料弁周囲の
冷却水通路の構造が簡単となる等の多くの利点を有して
いる。
しかし、3弁式の場合、2弁式と較べれば構造の複雑性
は免れず、特にシリンダ径が100ミリ以下の機関では
小型化する程、シリンダヘッド鋳造上、肉厚や水ジャケ
ットの厚さの限界や燃料弁の小型化の限界等があり、湯
面の肉厚が凸凹となったり、各ポート間及びポートと燃
料弁間において駄肉の付き過ぎ等により水ジヤケツト内
の冷却水の流れが不均一となり、冷却が円滑に行なわれ
ず、吸気ポートや排気ポートの温度差、海面温度の不均
一性が大きくなり、歪みを生じたり亀裂を生じる危倹性
があり、かつ、燃料弁の冷却も不十分となり、温度も上
昇するため燃料弁の耐久性が低下する等の不都合も生じ
るものである。
本考案は上記の如き従来の3弁式シリンダヘッドの有す
る欠点を解消せんとす・るものであり、燃料弁ポートが
2個の吸気弁の間に設けられていると共に、上記燃料弁
ポートがロッカールーム外から斜めに湯面に向って穿設
されて釦り、かつ、前記燃料弁ポートと2個の吸気弁ポ
ートとがその壁体を共通とする如き構成を特徴とする3
弁式シリンダヘッドの提供を目的とする。
以下、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した
実施例につき更に詳しく説明する。
第1図は一実施例に係る3弁式シリンダヘッドの横断面
図であり、第2図は第3図におけるI−■断面図である
図においてシリンダヘッド1Q爆面2に斜めに設けた燃
料弁先端挿入孔3に向って斜めに穿設された燃料弁を装
着するための燃料弁ポート5はシリンダヘッド1に垂直
に穿設された2個の吸気弁挿入孔7.9の間に設けられ
てかす、該燃料弁ポート5と、上記吸気弁挿入孔7,9
に連通ずる左右の吸気ポーNL13とは一連の共通した
壁体15により隔てられている。
即ち、燃料弁ポート5は上記壁体15内に斜めに穿設さ
れていると共に、該壁体15が左右吸気ポー)11 、
13の右、左側壁を形成しているのである。
上記吸気弁挿入孔7,9に対し燃料弁ポート5とは反対
側には排気ポート17と連通する1個の排気弁挿入孔1
9がシリンダヘッド1に垂直に穿設されており、上記吸
気弁挿入孔7,9及び排気弁挿入孔19は三角形の各頂
点をなす如く配列され、上記吸気弁挿入孔7.9及びこ
れを覆う壁体21.23、排気弁挿入孔19及びこれを
覆う壁体25、吸気ポート11,13、排気ポート17
及びこれを覆う壁体15,15’、27は一連の水ジャ
ケット29,31.33により囲まれている。
上記水ジャケラ)29,31の底面を構成する底壁35
,37より上方へ隆起する膨出部39゜41中に穿設今
れた冷却用ノズル43.45は、その入口部に管雇手を
螺着するための螺子部47゜49を刻設していると共に
、その出口5L53において水ジャケット33と連通し
、かつ、膨出部39.41を貫通するガイド孔55.5
7により水ジャケラ)29.31と連通している。
なお、59はシリンダヘッド1のシリンダブロックへの
取付ボルトを挿入するための孔である。
次に、上記実施例の作用を説明すると、清水冷却器又は
ラジェータを通って冷却された冷却水は冷却用ノズル4
3.45内へ流入し、各出口51゜53より水ジャケッ
ト33へ流れ込んで燃料弁ポート5に挿入された燃料弁
を冷却し、次いで水ジャケラ)29,31に流入する。
又、冷却用ノズル43.45に入った冷却水の一部はガ
イド孔55.57から直接水ジャケラ)29.31に入
り、前記した水ジャケット33より流入した冷却水と合
流し、燃焼室上部である底壁35,37及び排気弁挿入
孔19に嵌着された排気弁や排気ポート17を冷却しつ
つシリンダヘッド1外へ流出する。
本考案は以上述べた如く燃料弁ポートが2個の吸気弁挿
入孔の間に設けられていると共に、上記燃料弁ポートが
ロッカールーム外から斜めに湯面に向って穿設され、か
つ、前記燃料弁ポートと2個の吸気弁ポートとが共通の
壁体で覆われ、燃料弁ポートの側壁が吸気ポートの側壁
と同一であるから、吸気弁と燃料弁との距離及び吸気弁
同志の距離が縮重る為、高温の排気弁挿入孔と低温の吸
気弁挿入孔のセンター距離が大きくなるため、温度勾配
が小さくなり弁間亀裂が生じなくなり、鋳造性も向上す
るため燃料弁ポートと吸気ポートの間の壁を極端に薄く
製作しても熱の不同がなく、冷却水の入る虞れがないの
で何等問題とならず、シリンダヘッドの重量軽減となる
又、燃料弁が吸気ポート内の空気の流れで冷却され、燃
料弁の耐久性も向上すると共に、吸排気弁間距離が広く
できる結果、水ジャケットの厚さを大きくすることがで
き、冷却水の流れが円滑となるため冷却性能が著しく向
上すると共に、管路中にスケール等が溜り局部過熱を生
じたり、水流″の停滞により水中のガス、空気、水蒸気
が分離して溜り局部的に過熱を生じることがないから、
弁間壁に亀裂を生じる虞れがなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例に係る3弁式シリンダヘッドの横断面
図であり、第2図は第1図におけるI−■断面図である
。 1・・・・・・シリンダヘッド、2・・・・・・湯面、
5・・・・・・燃料弁ポート、7,9・・・・・・吸気
弁挿入孔、ICl3・・・・・・吸気ポート、15・・
・・・・壁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気2弁及び排気1弁をもつ3弁式シリンダヘッドにお
    いて、燃料弁ポート5を2個の吸気弁挿入孔7,9の間
    に設け、かつ該燃料弁ポート5をロッカールーム外から
    斜めに湯面2に向って穿設すると共に、前記燃料弁ポー
    ト5の壁体と2個の吸気ポーNl、13の壁体とを共通
    の壁体15となしたことを特徴とする3弁式シリンダヘ
    ッド。
JP1979173708U 1979-12-14 1979-12-14 3弁式シリンダヘツド Expired JPS5852344Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979173708U JPS5852344Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 3弁式シリンダヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979173708U JPS5852344Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 3弁式シリンダヘツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5690438U JPS5690438U (ja) 1981-07-18
JPS5852344Y2 true JPS5852344Y2 (ja) 1983-11-29

Family

ID=29684481

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979173708U Expired JPS5852344Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 3弁式シリンダヘツド

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JP (1) JPS5852344Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4853280A (ja) * 1971-11-08 1973-07-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4853280A (ja) * 1971-11-08 1973-07-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5690438U (ja) 1981-07-18

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