JPS62186409A - 還元再酸化型半導体コンデンサ用磁器組成物 - Google Patents
還元再酸化型半導体コンデンサ用磁器組成物Info
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- JPS62186409A JPS62186409A JP61027029A JP2702986A JPS62186409A JP S62186409 A JPS62186409 A JP S62186409A JP 61027029 A JP61027029 A JP 61027029A JP 2702986 A JP2702986 A JP 2702986A JP S62186409 A JPS62186409 A JP S62186409A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はチタン酸バリウム系の還元再酸化型半導体コ
ンデンサ用磁器組成物に関する。
ンデンサ用磁器組成物に関する。
(従来技術)
還元再酸化型半導体コンデンサは、誘電体磁器を還元性
雰囲気中で熱処理して半導体化し、次いで酸化性雰囲気
で熱処理を行って表面に誘電体層を形成して、これに電
極を付与することによって得られる。こうして得られた
還元再酸化型半導体コンデンサは、小型大容量化が可能
で比較的優れた誘電率の温度特性を有している。そして
、誘電率の温度特性をさらに改善するためには、特公昭
56−37691号公報や特公昭56−40965号公
報に開示されている組成物のように、Biを添加したも
のが提案されている。
雰囲気中で熱処理して半導体化し、次いで酸化性雰囲気
で熱処理を行って表面に誘電体層を形成して、これに電
極を付与することによって得られる。こうして得られた
還元再酸化型半導体コンデンサは、小型大容量化が可能
で比較的優れた誘電率の温度特性を有している。そして
、誘電率の温度特性をさらに改善するためには、特公昭
56−37691号公報や特公昭56−40965号公
報に開示されている組成物のように、Biを添加したも
のが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、このようなりiを添加した組成物では、
焼成する際にBiが蒸発し、これによって誘電体層の表
面が粗になって磁器組成が不均一かつ不均質となる。こ
のため、誘電体層を薄くし小型大容量を図る場合には、
絶縁抵抗や破壊電圧が著しく低下し、実用性に乏しくな
る。
焼成する際にBiが蒸発し、これによって誘電体層の表
面が粗になって磁器組成が不均一かつ不均質となる。こ
のため、誘電体層を薄くし小型大容量を図る場合には、
絶縁抵抗や破壊電圧が著しく低下し、実用性に乏しくな
る。
それゆえに、この発明の主たる目的は、小型大容量で信
頼性が高く、しかも誘電率の温度特性が良好な還元再酸
化型半導体コンデンサ用磁器組成物を提供することであ
る。
頼性が高く、しかも誘電率の温度特性が良好な還元再酸
化型半導体コンデンサ用磁器組成物を提供することであ
る。
(問題点を解決するための手段)
この発明は、BaTiOsを基体として、Cr2O3を
0.1〜0.5重量%、Nb2O5を0.2〜4.0重
量%、希土類酸化物の少なくとも1種を0.2〜0.7
重量%、およびマンガン成分をMnOに換算して0〜0
.5重量%含んだ、還元再酸化型半導体コンデンサ用磁
器組成物である。
0.1〜0.5重量%、Nb2O5を0.2〜4.0重
量%、希土類酸化物の少なくとも1種を0.2〜0.7
重量%、およびマンガン成分をMnOに換算して0〜0
.5重量%含んだ、還元再酸化型半導体コンデンサ用磁
器組成物である。
この発明の還元再酸化型半導体コンデンサ用磁器組成物
を用いるコンデンサは、たとえば、次のようにして作成
される。すなわち、組成物の基本となるBaTiO3、
添加物であるCrzOt 、 Nb2O5、希土類酸化
物およびMnOもしくは焼成時に分解してMnOとなる
マンガン化合物を調合混合し、この混合物を成形して焼
成し、次いで還元性雰囲気中800〜900℃で熱処理
を行って半導体磁器とした後、酸化性雰囲気中650〜
850℃で熱処理を行って半導体磁器表面に、誘電体層
を形成し、さらに表面に電極を付与し゛て半導体コンデ
ンサが構成される。
を用いるコンデンサは、たとえば、次のようにして作成
される。すなわち、組成物の基本となるBaTiO3、
添加物であるCrzOt 、 Nb2O5、希土類酸化
物およびMnOもしくは焼成時に分解してMnOとなる
マンガン化合物を調合混合し、この混合物を成形して焼
成し、次いで還元性雰囲気中800〜900℃で熱処理
を行って半導体磁器とした後、酸化性雰囲気中650〜
850℃で熱処理を行って半導体磁器表面に、誘電体層
を形成し、さらに表面に電極を付与し゛て半導体コンデ
ンサが構成される。
(発明の効果)
この発明によれば、小型大容量で信頼性が高く、誘電率
の温度特性が良好なコンデンサを得ることができる。さ
らに、焼成時に蒸発するlliなどのような物質が存在
しないため、誘電体層を緻密にすることができ、絶縁抵
抗や破壊電圧の水準が高く信頼性の高いコンデンサが得
られる。また、焼成時に蒸発する物質が存在しないこと
によって、量産しても組成の変動が少なく歩留まりがよ
い。
の温度特性が良好なコンデンサを得ることができる。さ
らに、焼成時に蒸発するlliなどのような物質が存在
しないため、誘電体層を緻密にすることができ、絶縁抵
抗や破壊電圧の水準が高く信頼性の高いコンデンサが得
られる。また、焼成時に蒸発する物質が存在しないこと
によって、量産しても組成の変動が少なく歩留まりがよ
い。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は、以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう
。
は、以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう
。
(実施例)
試料の作成にあたって、所定の原料を別表1の組成とな
るように秤量し、これらに酢酸ビニルのバインダを加え
、ボア)ミルを用いて16時時間式混合した。次に、こ
の混合物を脱水・乾燥し、50メツシユの篩に通して整
粒した後、2500kg/cu!の圧力を加えて、直径
IQmm、厚さ0.5龍に成形する。そして、これを1
300〜1400℃で2時間焼成して、誘電体磁器を得
た。このようにして得た誘電体磁器を、800〜900
℃の還元性雰囲気で1時間熱処理して、半導体磁器とし
た。この半導体磁器に電極用の銀ペーストを塗布し、6
50〜850℃で30分間酸化性雰囲気で焼き付けて、
その磁器表面に誘電体層を形成するとともに電極を形成
し、還元再酸化型半導体コンデンサを得た。
るように秤量し、これらに酢酸ビニルのバインダを加え
、ボア)ミルを用いて16時時間式混合した。次に、こ
の混合物を脱水・乾燥し、50メツシユの篩に通して整
粒した後、2500kg/cu!の圧力を加えて、直径
IQmm、厚さ0.5龍に成形する。そして、これを1
300〜1400℃で2時間焼成して、誘電体磁器を得
た。このようにして得た誘電体磁器を、800〜900
℃の還元性雰囲気で1時間熱処理して、半導体磁器とし
た。この半導体磁器に電極用の銀ペーストを塗布し、6
50〜850℃で30分間酸化性雰囲気で焼き付けて、
その磁器表面に誘電体層を形成するとともに電極を形成
し、還元再酸化型半導体コンデンサを得た。
このようにして作成したコンデンサについて、次に示す
特性をそれぞれの条件や測定方法を用いて測定し、別表
1の結果を得た。
特性をそれぞれの条件や測定方法を用いて測定し、別表
1の結果を得た。
(11常温での誘電率(εat20℃)および誘電体損
失(DF):周波数1k)(z、印加電圧IVr、m、
s、、温度20℃の条件。
失(DF):周波数1k)(z、印加電圧IVr、m、
s、、温度20℃の条件。
(2)常温での面積容量(C/S at 20℃)二周
波数L kHz、印加電圧0.IVrom、s、。
波数L kHz、印加電圧0.IVrom、s、。
温度20℃の条件(ただし、他の特性との比較を容易に
するために、各試料とも電極焼き付は条件を調整するこ
とにより、120nF/cJとした)、。
するために、各試料とも電極焼き付は条件を調整するこ
とにより、120nF/cJとした)、。
(3)絶縁抵抗(IR):温度25°Cで、直流電圧2
5Vを印加した後の60秒間後の値。
5Vを印加した後の60秒間後の値。
(4)破壊電圧(BDV):DCC正圧破壊方式よる値
。
。
(5) キュリ一点(CP)
(6)誘電率の温度特性(TC):+20℃における誘
電率の値を基準とし、−25℃および+85℃での誘電
率の値における変化を百分率で表した値。
電率の値を基準とし、−25℃および+85℃での誘電
率の値における変化を百分率で表した値。
また、BaTiO3を基体とし、これにBizolを1
.0重量%、 ZrO□を1.6重量%およびMnを0
.05重量%添加した組成物を、前述の試料と同じ作成
方法で従来の還元再酸化型半導体磁器コンデンサとした
。そして、前述の(11,(2)、 (3)、 T4)
、 (61の各特性について測定し、これをこの発明に
よる還元再酸化型半導体コンデンサの平均的な特性とと
もに別表2に示した。
.0重量%、 ZrO□を1.6重量%およびMnを0
.05重量%添加した組成物を、前述の試料と同じ作成
方法で従来の還元再酸化型半導体磁器コンデンサとした
。そして、前述の(11,(2)、 (3)、 T4)
、 (61の各特性について測定し、これをこの発明に
よる還元再酸化型半導体コンデンサの平均的な特性とと
もに別表2に示した。
なお、別表1中で*印を付したものはこの発明の範囲外
のものであり、それ以外はこの発明の範囲内のものであ
る。
のものであり、それ以外はこの発明の範囲内のものであ
る。
この別表1から明らかなように、この発明の還元再酸化
型半導体磁器組成物における組成の限定理由は次のとお
りである。
型半導体磁器組成物における組成の限定理由は次のとお
りである。
(1) CrzO,、の添加が0.1重量%未満では
、常温での誘電率が高くなり、誘電率の温度特性が悪く
なる(試料番号1参照)。また、Crz(hの添加が0
.5重量%を超えると、常温での誘電率が低くなる。こ
のため、面積容量を120 n F / cnlとした
とき、表面の誘電体層が非常に薄くなり、絶縁抵抗およ
び破壊電圧が小さくなる(試料番号5参照)。
、常温での誘電率が高くなり、誘電率の温度特性が悪く
なる(試料番号1参照)。また、Crz(hの添加が0
.5重量%を超えると、常温での誘電率が低くなる。こ
のため、面積容量を120 n F / cnlとした
とき、表面の誘電体層が非常に薄くなり、絶縁抵抗およ
び破壊電圧が小さくなる(試料番号5参照)。
(2) N b z Osの添加が0.2重量%未満
ではキュリ一点が高くなり、常温での誘電率が低くなる
。このため、面積容量を120nF/cn!とじたとき
、表面の誘電体層が薄くなり、絶縁抵抗および破壊電圧
が低くなる(試料番号6参照)。また、Nb2O、の添
加が4.0重量%を超えると、キュリ一点が低くなり、
常温での誘電率が低下し、かつ表面に角状の結晶が増大
する。このため、面積容量を120nF/calとした
とき、絶縁抵抗および破壊電圧が低くなる(試料番号9
参照)。
ではキュリ一点が高くなり、常温での誘電率が低くなる
。このため、面積容量を120nF/cn!とじたとき
、表面の誘電体層が薄くなり、絶縁抵抗および破壊電圧
が低くなる(試料番号6参照)。また、Nb2O、の添
加が4.0重量%を超えると、キュリ一点が低くなり、
常温での誘電率が低下し、かつ表面に角状の結晶が増大
する。このため、面積容量を120nF/calとした
とき、絶縁抵抗および破壊電圧が低くなる(試料番号9
参照)。
(3) N d z 03やCeO□などの希土類酸
化物の添加は、還元再酸化速度を大きくし、かつ均一な
磁器組成になるという効果を有し、破壊電圧が改善され
る。しかし、希土類酸化物のBaTi01に対する総重
量%が0.2重量%未満では、不均一な磁器組成になり
(試料番号10および15参照)2O゜7重量%を超え
ると常温での誘電率が高すぎて、誘電率の温度特性が悪
化する(試料番号14および19参照)。これはLaや
Yなど他の希土類酸化物を添加しても同じ結果であった
。
化物の添加は、還元再酸化速度を大きくし、かつ均一な
磁器組成になるという効果を有し、破壊電圧が改善され
る。しかし、希土類酸化物のBaTi01に対する総重
量%が0.2重量%未満では、不均一な磁器組成になり
(試料番号10および15参照)2O゜7重量%を超え
ると常温での誘電率が高すぎて、誘電率の温度特性が悪
化する(試料番号14および19参照)。これはLaや
Yなど他の希土類酸化物を添加しても同じ結果であった
。
(4) MnOの添加は絶縁抵抗を向上させる効果が
ある。しかし、マンガン成分がMnOに換算して0.5
重量%を超えると常温での誘電率が低下する。
ある。しかし、マンガン成分がMnOに換算して0.5
重量%を超えると常温での誘電率が低下する。
このため、面積容量を120nF/cotにしたとき、
表面の誘電体層が薄くなり、絶縁抵抗および破壊電圧が
低下する(試料番号26参照)。なお、実施例ではMn
CO3を添加したが、他のマンガン化合物をMnOに換
算してO−0,5重量%含まれるように添加しても同じ
効果があった。
表面の誘電体層が薄くなり、絶縁抵抗および破壊電圧が
低下する(試料番号26参照)。なお、実施例ではMn
CO3を添加したが、他のマンガン化合物をMnOに換
算してO−0,5重量%含まれるように添加しても同じ
効果があった。
このように、上述の実施例によれば、別表2に示すよう
に、従来に比べて電気的特性が向上した還元再酸化型半
導体コンデンサを得ることができる。
に、従来に比べて電気的特性が向上した還元再酸化型半
導体コンデンサを得ることができる。
なお、この実施例では、希土類酸化物として、NdzO
sおよびCeO□を添加したが、このほかLaやYなど
の他の希土類酸化物を用いてもよい。また、マンガン成
分として、実施例ではMnC03を用いたが、焼成して
MnOをつくる他のマンガン化合物をMnOに換算して
0〜0.5重量%添加してもよ。
sおよびCeO□を添加したが、このほかLaやYなど
の他の希土類酸化物を用いてもよい。また、マンガン成
分として、実施例ではMnC03を用いたが、焼成して
MnOをつくる他のマンガン化合物をMnOに換算して
0〜0.5重量%添加してもよ。
い。
特許出願人 株式会社 村田製作所
代理人 弁理士 岡 1) 全 啓
(ほか1名)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 BaTiO_3を基体として、 Cr_2O_3を0.1〜0.5重量%、 Nb_2O_5を0.2〜4.0重量%、 希土類酸化物の少なくとも1種を0.2〜0.7重量%
、および マンガン成分をMnOに換算して0〜0.5重量%含ん
だ、還元再酸化型半導体コンデンサ用磁器組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61027029A JPS62186409A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 還元再酸化型半導体コンデンサ用磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61027029A JPS62186409A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 還元再酸化型半導体コンデンサ用磁器組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62186409A true JPS62186409A (ja) | 1987-08-14 |
Family
ID=12209645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61027029A Pending JPS62186409A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 還元再酸化型半導体コンデンサ用磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62186409A (ja) |
-
1986
- 1986-02-10 JP JP61027029A patent/JPS62186409A/ja active Pending
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