JPS62184053A - 成形用不飽和ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

成形用不飽和ポリエステル樹脂組成物

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JPS62184053A
JPS62184053A JP2421286A JP2421286A JPS62184053A JP S62184053 A JPS62184053 A JP S62184053A JP 2421286 A JP2421286 A JP 2421286A JP 2421286 A JP2421286 A JP 2421286A JP S62184053 A JPS62184053 A JP S62184053A
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JP
Japan
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unsaturated polyester
resin
polyester resin
weight
resin composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP2421286A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikata Fukushima
福島 利方
Kaoru Asakawa
浅川 薫
Hiroshi Tashiro
寛 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、低収縮シートモールデングコンパウンド(以
下SMCと称する)等に使用される離型効果に優れた成
形用不飽和ポリエステル樹脂組成物に関するものである
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点)不飽
和ポリエステル樹脂にガラス遷移、炭酸カルシウムなど
の充填剤を添加したSMCは熱可塑性樹脂に比べて曲げ
弾性率が高く、材料コストが安いことから自動車の車体
外板や外装材料とじて使用可能である。しかし、不飽和
ポリエステル樹脂は硬化する場合に寸法収縮率が高く(
例えば10%)、このためにこの組成物から圧縮成形な
どにより得られる成形物はゆがみやクラック、ひけなど
の発生および表面平滑性の欠除などの欠点を有している
。この欠点を改良するために、近年、種々の研究が行わ
れ、特に抗酸縮性熱可塑性樹脂を混合して硬化すること
により実質的に上記欠点のない成形物の製造が可能とな
り、フード、ルーフ、トランクリッドなどの大型部品に
も実用化されはじめている。
このような低収縮SMCでは、従来になく硬化収縮が小
さく、J I 56911に準じた金型と成形物との寸
法を比較した成形収縮が(−)(膨張)の値を示すこと
もある。従って、風呂桶や浄化槽に使用される従来のS
MCとは異なり金型からの脱型が困難である。特に、リ
ブやボスなどを有する表面積の大きい自動車外板におい
ては、脱型の際にリブやボス部、および段部のかけが生
じやすい。
また、一般にSMCにおいては離型剤としてステアリン
酸亜鉛を配合しているが、この効果が不十分なために成
形の際に外部離型剤を兼用している。
成形品の歩留りを考えた場合に、内部離型剤の増量や、
外部離型剤の兼用は効果があるが、しかし塗料の密着性
を損なうばかりか、生産性を低下するという問題点があ
る。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明者らは、上述する問題点に着目して、離型性が良
好で、かつ塗料との密着性、および表面平滑性に優れた
成形用不飽和ポリエステル樹脂組成物′を得ることを目
的とし、この目的を達成するために幾多の研究の結果、
抗収縮熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、脂肪族
エポキシ化合物およびステアリン酸亜鉛を所定の比率で
混合した組成物を含有する成形用不飽和ポリエステル樹
脂組成物を開発し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は抗
収縮熱可塑性樹脂と不飽和ポリエステル樹脂との混合樹
脂100重量部と脂肪族エポキシ化合物1〜4重量部お
よびストアリン酸亜鉛4〜1重量部からなることを特徴
とする。
本発明において用いる不飽和ポリエステル樹脂はマレイ
ン酸、フマル酸などの不飽和酸を1種以上含む酸成分と
プロピレングリコール、ジエチレングリコールなとのグ
リコール成分を用いて得ることができる。この不飽和ポ
リエステル樹脂には、抗収縮熱可塑性樹脂を不飽和ポリ
エステル樹脂lに対して最大5の割合まで含有すること
ができるが、1:4〜1:1の割合で含有するのが好ま
しい。かかる抗収縮熱可塑性樹脂としては、例えばポリ
酢酸ビニノペ飽和ポリエステル、スチレン系熱可塑性エ
ラストマーなどを挙げることができる。
本発明における脂肪族エポキシ化合物としては、例えば
グリコールのジグリシジルエーテル、ポリオールのポリ
グリシシンエーテルおよびモノグリシシンエーテルを示
すことができ、具体的にはプロピレングリコールジグリ
シジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテノ
ペ2−エチルへキシルグリシジルエーテルを例示するこ
とができる。
本発明においては、前記不飽和ポリエステル樹脂と抗収
縮熱可塑性樹脂の混合樹脂100重量部に対して上託脂
肪族エポキシ化合物を1〜4重量部の割合で配合する。
この配合範囲に制限する理由は1重量部未満では離型性
向上効果を十分に発揮できず、4重量部超過ではエポキ
シ化合物が分離することにより表面平滑性を損なうため
である。
更に、本発明においては離型効果としてはステアリン酸
亜鉛と脂肪族エポキシ化合物との相補効果が得られるこ
とを見出した。ステアリン酸亜鉛が1重量部未満の場合
は前記比率で混合した脂肪族エポキシ樹脂との相補効果
が十分に発揮されず、又ステアリン酸亜鉛が、4重量部
超過の場合は成形後の塗料との密着性が十分でなくなる
ために、ステアリン酸亜鉛の抗収縮熱苛塑性樹脂を含有
する不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対する比率
を4〜1重量部とする。また、成形後の塗料との密着性
を損なわないように、脂肪族エポキシ化合物とステアリ
ン酸亜鉛の総計を5重量部以下となるようにする。
本発明の樹脂組成物は上述する各配合成分を通常の手段
で均質に攪拌混合することによって得ることができる。
本発明の上記樹脂組成物には上述する配合成分以外にガ
ラス繊維や炭素繊維などの補強材、炭酸カルシウムやタ
ルクなどの充填剤、酸化マグネシウムなどの増粘剤を含
有することができる。また、必要に応じて通常用いられ
る顔料や可塑剤などを含有することができる。
上述するようにし得た本発明の不飽和ポリエステル樹脂
組成物は硬化剤として、例えばt−ブチルパーベンゾエ
ートなどの過酸化物を用いて硬化することができる。
(発明の効果) 上述したように、本発明によれば、成形用不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物として抗収縮熱可塑性樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、脂肪族エポキシ化合物およびステアリ
ン酸亜鉛を所定の比率で混合した組成物を用いるので、
離型性、塗料との密着性および表面平滑性の優れた成形
用不飽和ポリエステル樹脂組成物を得ることができる。
〔試験1〕工ンジンフード成形時の離型性、塗膜密着性
試験 (実施例1) 無水マレイン酸およびイソフタル酸とプロピレングリコ
ールとから得られた不飽和ポリエステル樹脂30重量部
、アジペート系飽和ポリエステル20重量部、スチレン
50重量部、t−ブチルパーベンゾエート1重量部、酸
化マグネシウム1重量部、炭酸カルシウム200重量部
、ステアリン酸亜鉛3.5重量部、および2−エチルへ
キシルグリシジルエーテル(商品名「デナコールEX−
121Jナガセ化成工業■製)1重量部を配合攪拌しペ
ーストにして本発明の成形用不飽和ポリエステル樹脂組
成物を調製した。
かようにして調製した樹脂組成物についての脱型性、密
着性および表面平滑性を評価するために、上記調製樹脂
組成物にSMCマシンにて繊維長2゜54cm(1イン
チ)のガラス繊維100部を配合してシート状に加工し
た。このシート材料を40℃で2日熟成し、しかる後リ
ブ部を有する約1mX1.2mの自動車用エンジンフー
ドを145℃にて70kg/am2の圧力で3分間プレ
ス成形した。この成形フードは何ら損傷なく容易に脱型
することができた。
また、成形フードにエポキシ系導電性プライマーを16
0℃、30分間にわたり焼付けし、基盤目密着試験(J
IS K5400に準じる)を行ったところ、25/2
5と良好な密着性を示した。
また、触針式表面粗度計を用いて成形フードの56mm
スパンのうねりを測定したところ8μであり、脂肪族エ
ポキシ化合物を添加しない組成物より成形したフードの
表面性と同等であった。
(実施例2) 脂肪族エポキシ化合物としてラウリルアルコールグリシ
ジルエーテルを用いる以外は実施例1と同様の成分を用
い、配合して本発明の樹脂組成物を調製した。
調製樹脂組成物の特性を評価するために実施例1と同様
に2.50cm繊維長のガラス繊維100重量部を含む
シート材料を作り、このシート材料から実施例1と同様
にしてエンジンフードを成形し、評価したところ脱型性
および塗料の密着性いずれも良好であった。
(比較例1) 実施例1に記載した配合成分から脂肪族エポキシ化合物
を除いた比較樹脂組成物を調製し、これに実施例1と同
様に2.50cm (1インチ)繊維長のガラス繊維1
00重量部を含むシート材料を作った。
この比較シート材料を用いて実施例1と同様にプレス成
形したエンジンフードを成形したところ、フード表面お
よびリブ部が型から離れにくく、脱型の際にむしれや欠
けが生じた。
(比較例2) ステアリン酸亜鉛を5.4重量部を用いる以外は比較例
1と同様の配合により比較樹脂組成物を調製し、これに
2.50cm (’ 1インチ)繊維長のガラス繊維1
00重量部を配合してシート材料を作った。
この比較シート材料を実施例1と同様にプレス成形して
エンジンフードを成形したところ、リブ部が型より容易
に離れず、一部欠けが生じた。更に、成形フードにエポ
キシ系導電プライマーを160℃×30分間で焼付し、
基盤目密着試験したところ、20/25と密着性はあま
り良好でなかった。
〔試験2〕テストピースによる離型性試験本例では、離
型性評価のために、実施例1および2で調製した本発明
の樹脂組成物から作ったシート材料を用いてAI箔一体
成形板(200X250 X3IIIIIl平板、成形
条件145℃×3分、70kg/cm2、大型にAI箔
を敷いて成形)を作製し、これより幅25mm、長さ2
00 a+mおよび厚さ3IIII11のテストピース
を切り出した。また、比較の目的のために比較例1およ
び2で調製した比較樹脂組成物から作ったシート材料を
用いて上述すると同様にして比較テストピースを作った
かようにして作った4個のテストピースの先端よりへl
箔を引きはがし、引張り試験機より180゜剥離強度を
測定した。これらの結果を表1に示す。
表1から明らかなように、本発明の樹脂組成物から作っ
たテストピースの離型性が良好であることがわかる。
表1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、抗収縮熱塑性樹脂と不飽和ポリエステル樹脂との混
    合樹脂100重量部と脂肪族エポキシ化合物1〜4重量
    部およびステアリン酸亜鉛4〜1重量部からなることを
    特徴とする成形用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
JP2421286A 1986-02-07 1986-02-07 成形用不飽和ポリエステル樹脂組成物 Pending JPS62184053A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2021131571A1 (ja) * 2019-12-25 2021-07-01

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CN114746483A (zh) * 2019-12-25 2022-07-12 Dic株式会社 片状模塑料用树脂组合物、片状模塑料、成形品及片状模塑料的制造方法
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