JPS62183838A - 空気清浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、脱臭フィルタを備えた室内用空気清浄装置に
関する。

〔発明の背景〕

従来、室内用空気清浄装置に内蔵される脱臭フィルタに
は、各種ガスや臭気を物理的に吸着する活性炭・中和反
応により特定のガスを選択吸収する酸性脱臭剤、アルカ
リ性脱臭剤などを孝独または混合して用いているものが
あるが。

高湿度の雰囲気中では、活性炭は表面の細孔中に水分を
吸着して脱臭能力の低下を来たし、また酸性脱臭剤の中
には、過マンガン酸カリのように、水分の存在下では亜
硫酸ガス、二酸化窒素等と反応して容器を腐食する強酸
を生成するものがあり、また水分の混入により酸性脱臭
剤とアルカリ性脱臭剤との間で中和反応を起こす等の問
題があった。

これらの問題点に対処するため、上記の各種脱臭剤にシ
リカゲルのような粒状の除湿剤を混入することも行なわ
れている。しかし、これでは、除湿剤と脱臭剤との接触
面積が比較的小さいために除湿効果が十分でなく、また
除湿剤が水分により飽和した場合、除湿剤から脱臭剤へ
の水分の移行を防止できなかった。上記従来技術に関連
する文献としては、実開昭５８−１６１６５０号公報、
実開昭５９−８２５５６号公報等が挙げられる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、高湿度の雰囲気中でも、脱実能力の低
下や強酸の生成による容器の腐食などを生じることなく
、良好な脱臭性能を維持できる脱臭フィルタを備えた空
気清浄装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、脱臭フィルタを備えた空気清浄装置に３いて
、脱臭フィルタ乞除湿剤層とそれよりも気流下流側に配
１１された１ｍまたは２棟以上の脱臭剤層と乞有し、少
なくともその除湿剤層と脱臭剤層との間に空気層を有す
る構成としたことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図〜第１０図により説明す
る。

第１図、第３図、第４図％第５図、２ｇ６図、＠７図お
よび第９図において、空気清浄装置１の外殻を形成する
筐体２は空気取入口３と空気吹出口４を有し、空気取入
口３がら空気吹出口４に至る筐体２内部の空気流路に、
気流上流側より除しん部５、脱臭フィルタ６、送風機７
が順次設けられている。

脱臭フィルタ６はいずれも気流方向に多層構造となって
２つ１例えは第１図に示す第１実施例では、脱臭フィル
タ６が気流上流側より除湿剤層１７．空気層１８、脱臭
剤層１９（１）順に配ｔＩＬされた３層Ｓ造からなって
いる。

第２図に示すように１本実施例に２ける脱臭フィルタ６
リフイルタ枠８（工、空気流入口９゜望気流出口１０ぢ
よび各層の間ｌそれぞれ多孔板１１で仕切って、内部に
３つの小′１Ｍ１２，１３．１４　を形成し、９１面に
除湿剤出入口１５、脱臭剤出入口１６を設けた構造とな
って葛り、気流方向の最上流側の小ｆｉ１２にはシリカ
ゲルのような＃湿剤を充填して除湿剤層１７な形成し、
最下流側の小室１４には活性炭火主体と゛した脱臭剤を
充填して脱臭剤１−１９を形成するつ中間の小室１３は
何も充填しないで、空気１１８として用いる。

本実施例にＳい°Ｃ，空気清浄！Ｔｆｉｌの外部の空気
は送風ＩＩ！７の吸込作用により空気取入口３から筐体
２内に流入し、この流入した゛空気はまず除しん部５ｙ
！ｌ−通り粉じんを除去される。粉じん除去後、脱臭フ
ィルタ６に流入した空気は、除湿剤層１７を通り水分を
除去された後、空気層１８を経由して脱臭剤層１９に流
入し、ここで活性炭により脱臭され清浄空気となって脱
臭フィルタ６から流出し、この清浄空気が送風＋１ｆｉ
７により加圧され、空気吹田口４から外部に排出される
。

本実施例によれば、通常は脱臭剤層１９に流入する空気
が気流上流側の除湿剤層１７により乾燥空気となってい
るため、脱臭剤として使用される活性炭の細孔が水分で
ａすることがなく、シたがって、空気清浄装置への流入
空気が高ｆｉ度であっても、脱臭能力は低下しない。ま
た、除湿剤層１７と脱臭剤層１９との間に空気層１８が
介在しているため、除湿剤層１７内の除湿剤が水分によ
り飽和するに至った場合でも、除湿剤層１７から脱臭剤
層１９への水分の移行を防止できる。

ような酸性脱臭剤からなる脱臭剤層２００３層孕造とし
たものである。過マンガン酸カリはアンモニア等のアル
カリ性ガスに対して吸着能力のすぐ１また脱臭剤である
が、水分の存在下では、亜硫酸ガスと反応して硫酸を生
成しく　３８０２　＋２　ＫＭｎＯ４４−２Ｈ２Ｏ−ｐ
　Ｋ２ＳＯ３＋　２　Ｈ２ＳＯ４＋　２Ｍｎ０２）。

望だ二酸化窒素と反応して硝酸を生成する（３ＮＯ２＋
ＫＮｔｏｏ４＋ＨｚＯ−＋ＫＮＯ３＋　２　ＨＮＯａ　
−）ｂＡｎＯｚ　）。

このため、容器の腐食が問題となるが１本実施例によれ
ば、気流方向の最上流側に配置した除湿剤層１７により
流入空気から水分を除去し、除湿剤）′＠１７の下流側
直後に設けた空気層１８により除湿剤層１７から脱臭剤
層２０への水分の移行をなくしたため、上記のような過
マンガン酸カリと亜硫酸ガス、二酸化窒素等との反応に
よる強酸の生成を防止することができる。

第４図に示す第３実施例は、脱臭フィルタ６を除湿剤層
１７、空気層１８、第１脱臭剤層２０．第２脱臭剤層２
１０４層構造とし、過マンガン酸カリのような酸性脱臭
剤からなる第１脱臭剤層２０でアンモニア等のアルカリ
性ガスを吸着させ、苛性ソーダ、苛性カリ等のアルカリ
性脱臭剤からなる′ｊｐＪ２脱臭剤層２１で亜硫酸ガス
、二酸化窒素等の酸性ガスを吸着させるようにしたもＱ
ノである。

本実施例においても、気流方向の最上流側にシリカゲル
等からなる除湿剤層１７を配直し、除湿剤層１７の下流
側直後に空気層１８を設けであるため、ｉｉ１脱臭剤層
２０と第２脱共剤Ｉ壷２１が近接していても、酸性脱臭
剤からなる第１脱臭剤層２０とアルカリ性脱臭剤からな
る第２脱臭剤層２１との間で水分の混入による中和反応
を起こすことを防止できる。

第５図に示す第４実施例は、脱臭フィルタ６を気流上流
側よりシリカゲル等からなる除湿剤層１７、空気層１Ｂ
、過マンカン酸カリのような酸性脱臭剤からなる第１脱
臭剤層２０、空気層１８゜活性炭を主体とした脱臭剤か
らなる第２脱臭剤層１９の順に配置した５層構造とした
ものである本実施例によれば、アンモニア等のアルカリ
性ガスに対してすぐれた吸着能力を持つ酸性脱臭剤から
なる第１脱臭剤層２０が活性炭を主体とした脱臭剤から
なる第２脱臭剤層１９より前に配置されているため、ア
ンモニア等のアルカリ性ガスの高濃匿雰囲気中において
も、各種ガスや臭気に対する活性炭の脱臭能力の持続が
図れ、かつ気流方向の最上流側に配置した除湿剤層１７
と空気層１８により、第１実施例３よび第２実施例と同
様に、高湿度下での過マンカン酸カリと亜硫酸ガス、二
酸化窒素等の反応による強酸の生成や、活性炭の吸湿に
よる脱臭能力の低下を防止できる。

第６図に示す第５実施例は、第１図における脱臭剤層１
９をざらに細分化したものである。本実施例によれば、
細分化した脱臭剤層１９の寿命が終了したもσ）だけを
交換できるりで、経済的であり、脱臭性能を一定に保つ
ことができる。

第３図、ＷＪ４図、ｍ５図に示す他の実施例においても
、脱臭剤層１９，２０．２１を細分化することにより上
Ｈｒ２と同様の効果が得られる。

第７図に示す第６実施例は、第１図における除湿剤層１
７と脱臭剤層１９０両方を細分化したものである。本実
施例によれば、細分化した除湿剤層１７および脱臭剤層
１９の寿命が終了したものだけをヌ換できるので経済的
であり、かつ除湿性能および脱臭性能を一定に保つこと
ができる６第８−は本実施例における脱炎フィルタ６の
フィルタ枠８を示し、第２図に２けるフィルタ枠８の小
室１２．１４をざらに細分化した構造となりている。

′ＩＰＪ９図に示す第７実施例は、除湿剤層１７′に６
よび脱臭剤層１９を細分化し、かつ第１０図に示すよう
罠細分化した除゛湿剤層１７、脱臭剤層１９．［よぴ空
気層１８の各層ごとにフィルタ枠を分割して。

気流方向の両面に多孔板１１を有し、その間に小室１２
，１３．１４を画成する独立した小箱８′として構成し
たものである。本実施例によれば、細分化した除湿剤層
１７および脱臭剤層１９をそれぞれの小箱８′ごと交換
できるので、保守が容易である。

また、除湿剤層１７の主成分としてシリカゲルな用いる
場合、シリカゲルの再生温度は２００℃以下であるため
、その温度に耐え得るような材料（ステンレス鋼等）で
小箱８′を形成すれば、除湿剤層１７’に小箱８′に納
めたまま加熱することで再生ができる。したがって、再
生が容易でありかつ繰り返し再生使用ができるので経済
的である。

上記各実施例に３いて、脱臭剤層１９，２０．２１に流
入する空気は空気層１８により整流されるため、脱臭剤
層１９，２０．２１内の気流分布が均一となり。

脱臭剤層の各部の寿命を均一化する効果もある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、脱臭フィルタの脱臭剤層に流入する空
気は前置した除湿剤層によりあらかじめ水分を除去され
、また除湿剤層の下流側直後に空気層を設けたことによ
り、除湿剤層で吸着された水分が脱臭剤層へ移行するこ
ともないので、脱臭剤層の主成分である活性炭の吸湿に
よる脱臭能力の低下、酸性脱臭剤として使用される過マ
ンカン酸カリと亜硫酸ガス、二酸化窒素等との反応によ
る強酸の生成、酸性脱臭剤とアルカリ性脱臭剤との間の
中和反応による脱臭能力の低下などを防止でき、これに
より雰囲気に対応した脱臭剤を選定して脱臭効果を上げ
ることができ、かつ高湿度の雰囲気中でも良好な脱臭性
能を持続させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の縦断面図、第２図は第１図
の実施例における脱臭フィルタ部の斜視断面図、第３図
、第４図、第５図、第６図、第７図、第９図はそれぞれ
異なる他の実施例の縦断面図、第８図、第１０図はそれ
ぞれ第７図。 第９図の実施例における脱臭フィルタ部の斜視断面図で
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 脱臭フィルタを備えた空気清浄装置において、脱臭フィ
   ルタを、除湿剤層とそれよりも気流下流側に配置された
   １種または２種以上の脱臭剤層とを有し、少なくともそ
   の除湿剤層と脱臭剤層との間に空気層を有する多層構造
   としたことを特徴とする空気清浄装置。