JPS62182384A

JPS62182384A - 装飾用木板付型材の製造方法

Info

Publication number: JPS62182384A
Application number: JP60171750A
Authority: JP
Inventors: 成川　劭; 浅野　一良
Original assignee: Fujisash Co Ltd
Current assignee: Fujisash Co Ltd
Priority date: 1985-08-06
Filing date: 1985-08-06
Publication date: 1987-08-10
Also published as: JPH0579789B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ１発明の目的（産業上の利用分野）この発明に係る装飾用木板付型材の製造方法は、一般家
庭、旅館、料亭等の窓開口に装着するサツシ枠やガラス
障子を構成するためのアルミニウム製押出型材の側面に
、装飾用の木板を不離に添着する場合に使用する。

（従来の技術）各種建造物の窓開口に、アルミニウム製押出型材により
造られたサツシ枠や、同押出型材で造られた框により周
囲を囲まれたガラス障子を建て込むことが広く行なわれ
ているが、全屈光沢を有するアルミニウム製押出型材は
冷たい感じがするために、近年家屋の高級化指向ととも
に嫌われるようになり、アルミニウム表面をブロンズ色
としたリ、更に木目を付けるような表面処理を行なうよ
うにしている。

ところが、近年更に高級指向が強くなり、又冬期にサツ
シ枠や框の室内側面に結露が生じるのを防止する目的も
併せて、サツシ枠や框を構成する押出型材の屋内側面に
装飾用の木板を添設することが行なわれるようになって
来た。

（発明が解決しようとする問題点）ところが、従来は押出型材の側面に装飾用木板を添設す
るのに、接着剤を使用したり、或は装飾用木板を挿通し
たねじを押出型材に設けたねじ孔に螺合させたりしてい
たため、取付作業が面倒であった。

本発明の装飾用木板付型材の製造方法は、上述のような
面倒を解消するものである。

ｂ８発明の構成（問題を解決するための手段）本発明の装飾用木板付型材の製造方法は、側面に凹部と
凸部との少なくとも一方を有するアルミニウム製押出型
材と、一方の側面に凹部と凸部との少なくとも一方を有
する装飾用木板とを、−上記門凸部を有する側面同士を
隙間をあけて対向させた状ｙＥ；で組合せ、両面間の隙
間の下方開口を塞いだ状態でこの隙間に液状の硬化性合
成樹脂を注入し、この樹脂を上記隙間の内側で硬化させ
ることにより、型材の側面に装飾用木板を不離にＩＩ＝
Ｈするものである。

押出型材の装飾用木板と対向する側面には、液状の硬化
性合成樹脂を注入するのに先立って離型剤を塗布してお
き、上記合成樹脂と押出型材の側面との摺りが良好にな
るようにしている。

このように合成樹脂と接触する押出型材の側面に離型剤
を塗布するのは次のような理由による。

即ち、押出型材と装飾用木板との間の隙間に注入する合
成樹脂は、熱溶融性のものを加熱溶融して使用するか、
或は２液に分れた液状の合成樹脂を混合することにより
硬化するｚ液性のものを使用するが、いずれの種類の合
成樹脂を使用する場合に於いても、注入時に於ける液状
合成樹脂の温Ｉｆｆ　ハ８０〜２００℃程度にもなる。

このため、合成樹脂の注入により押出型材と装飾用板と
の温度が一ヒ昇すると、熱膨張率の大きいアルミニウム
製の押出型材は木製の装飾用板よりも相当余分に熱膨張
する。このように押出型材が８Ｗｌ張し、更に冷却後に
収縮する際、前述のように隙間に注入された合成樹脂の
表面と押出型材の側面とが摺動して、この押出型材が単
に長さ方向に伸縮するのであれば問題は無いが、隙間に
注入された合成樹脂が押出型材の側面に付着すると、こ
の押出型材は長さ方向に伸長できなくなり、その結果第
５図に誇張して示すように彎曲してしまう、この状態の
まま合成樹脂が固化すると、出来上った装飾用木板付型
材の形状が歪んだものになる。

これに対して、前述のように押出型材の側面で合成樹脂
と接触する部分に離型剤を塗布すれば、合成樹脂注入に
伴う温度上昇時には押出型材は合成樹脂と付着すること
なく長さ方向に伸長し、この押出型材が第５図に示すよ
うに彎曲することはない。

更に、押出型材の変形防止を完全にするためには、押出
型材と装飾用木板との間の隙間に液状の合成樹脂を注入
するのに先立ち、押出型材をこの液状合成樹脂の温度程
度にまで加熱しておく。

このように押出型材を予め加熱膨張させておくと、合成
樹脂の注入時に押出型材が伸長することはなくなり、離
型剤を塗布した押出型材の側面と合成樹脂とが摺れ動く
のは、この合成樹脂が固化後、押出型材の温度が低下し
てこの押出型材の全長が縮む場合のみとなる。

（実　施　例）次に、図示の実施例を説明しつつ本発明を更に詳しく説
明する。

第１図は本発明の製造方法により造られた装飾用木板付
型材によりサツシ枠の下枠ｌとガラス障子の下框２とを
構成した例を示している。

このうちます下枠１について見ると、この下枠ｌを構成
するアルミニウム製押出型材３の上面屋内寄り（第１図
右寄り）部分に形成された立壁４の屋内側面には凹部５
を形成し、この凹部５の開口上縁部に傾斜突条６を形成
している。更に、上記０壁４よりも少し屋内側に寄った
押出型材３のＬ隅角部には、装飾用木片７の下隅角部を
当接させる段部８を形成している。又、この装飾用木片
７の上記立壁４と対向する而には互いに傾斜方向の異な
る２個の傾斜凹部９．９を形成している。

装飾用木板７の下隅角部を押出型材３の段部８に当接さ
せた際に上記立壁４と装飾用木板７との間に形成される
隙間、及び上記各凹部５．９内には合成樹脂１０が充填
されており、この合成樹脂ｌＯによって押出型材３と装
飾用木板７とを不離に結合している。

又、下框２を構成する押出型材１１の室内側面中央部に
は丁字形の西岸１２が、同面上端部には下向の傾斜突条
１３が、それぞれ形成されている。更に、上記室内側面
の下端部には室内側に向けて延出する水平壁１４が形成
されている。この水モ壁１４の基部で１合成樹脂ｌＯを
充填する隙間の厚さに相当するだけの幅を有する部分は
厚肉部１４ａとし、この厚肉部１４ａよりも先端寄り部
分で装飾用木板７の厚さに相占するだけの幅を有する部
分を薄肉部１４　ｂとし、この薄肉部１４ｂと上記厚肉
品１４ａとの境目部分に、装飾用木板７の下隅角部を当
接させるための段部１５を形成している。この装飾用木
板７の押出型材１１と対向する而には互いに傾斜方向の
異なる３個の凹部９．９を形成しており、装飾用木板の
下隅角部を押出型材１１の段部１５に当接させた際に押
出型材１１の室内側面と装飾用木板７との間に形成され
る隙間、及び上記凹部９．９内には１合成樹脂１０を充
填して、この合成樹脂１０によって、上記押出型材１１
と装飾用木板７とを不離に結合している。

上述のような押出型材３．１１と装飾用木板７とを合成
樹脂ｌＯにより不離に結合して成る装飾用木板付型材を
造るには、いずれも装飾用木板７の下隅角部を押出型材
３．１１の室内側端部近くに形成した段部８．１５に当
接させ、押出型材３．１１の室内側面と装飾用木板７の
室外側面との間に有底の空間を形成した後、この空間内
に上部開口から液状の硬化性合成樹脂を注入し、この合
成樹脂を１２空間内で硬化させる０合成樹脂の注入に先
立ち、各押出型材３，１１の表面で合成樹脂１０と接触
する部分にはいずれも離型剤を塗布しておく、このよう
な離型剤塗布の手段としては、刷毛塗り、スプレー塗り
等どのような手段でも良い、更に、押出型材３．１１の
断面型状等の条件により、この押出型材３．１１の変形
防止を−居確実に行なう必要がある場合は、ｌｌｎ剤の
塗布を行なうとともに、合成樹脂１０の注入に先立ち押
出型材３、ｌｌを加熱しておくことは、前述の通りであ
る。

尚、液状の合成樹脂を注入する場合、押出型材３．１１
と装飾用木板７とは、万力様の治具により両側から不離
に押えるようにしても良いが、第３図に示すような第一
のローラ組１６と、第４図に示すような第二のローラ組
１７とを、第２図に示すよら【゛、液状の合成樹脂を上
記押出型材３．１１と装飾用木板７との間の空間内に注
入するための注入ノズル１８の前後に配設し、両ローラ
組１６．１７の間に押出型材３．１１と装飾用木板７と
を連続的に送り込みつつ、上記空間内への液状合成樹脂
の注入を行なうようにすれば、装飾用木板付型材の製造
を能率良く行なえるようになる。

このうち、注入ノズル１８の前側（押出型材ｌｌと装飾
用木板７とを組合せたものが、第２図に矢印ａで示すよ
うに左から右に向けて移動する場合、同図左側）に位こ
する第一のローラ組１６は、第３図に示すような上ロー
ラ１９と下ローラ２０とを、上記押出型材１１及び装飾
用木板７の高さに見合うだけの間隔をあけて上下に配設
している。

このうち、横軸２１を中心として回転自在な上ローラ１
９の外周面には、押出型材１１の上端部を内嵌させるた
めの幅広の溝２２と、装飾用木板７の」二端部を内嵌さ
せるための比較的輻の狭い溝２３とが、１いに間隔をあ
けて形成されている。

一方、上記横軸２１の直下方に位置する横軸２４を中心
として回転自在な下ローラ２０の外周面には、押出型材
１１の下端両側部に形成されたバッキング装着用の突条
の２５ａ、２５ｂを嵌合させるための溝２６ａ、２６ｂ
と、この押出型材１１の段部１５に下隅角部を当接させ
た装飾用木板７の下端部室内側面を支えるためのフラン
ジ状の大径部２７とをそれぞれ形成している。

次に、注入ノズル１８の後側に位置する第二のローラ組
エフは、横軸２８と中心として回転する七ローラ２９と
、上記横軸２８の直下方に位置する下ローラ３１とを、
第４図に示すように、押出型材１１及び装飾用木板７の
高さに見合うだけの間隔をあけて上下に配設している。

このうちの下ローラ３１は、前記した第一のローラ組１
６に用いる下ローラ２０と同じ形状のものを使用する。

一方、横軸２８を中心として回転する上ローラ２９の外
周面には、互いに間隔をあけて位置する押出型材１１と
装飾用木板７との上端部をいずれも内嵌させることので
きる幅広の＄４３２を形成している。この溝３２の中間
部には、上記装飾用木板７の押出型材側に端縁部を当接
させて、この装飾用木板７が押出型材１１に向けて倒れ
るのを防止する高さの低い突条３３を形成している。

ト述のように、それぞれ上下ローラから成る第一、第二
の両ローラ組は、液状の合成樹脂を押出型材１１と装飾
用木板７との間の空間内に充填するための注入ノズル１
８の前後に複数組ずつ設けて、上記押出型材１１と装飾
用木板７とが各ローラ組の間を円滑に送られるようにし
ている。

以上に述べた通り構成される装飾用木板付型材の製造装
置により、アルミニウム製の押出型材ｌｌの室内側面に
装飾用木板７を添着する場合、曲片１２と傾斜突条１３
とを形成した押出型材１１の室内側面と傾斜凹部９．９
を形成した装飾用木板７の室外側面とを対向させて１両
部材１１．７を第２図に示すように第一のローラ組１６
を構成する上下両ローラ１９．２０の間に押し込む、押
出型材１１の室内側面、厚肉部１４ａの北面のように１
合成樹脂と接触する部分には予め離型剤を塗布しておき
、更に必要に応じてこの押出型材１１を注入ノズル１８
から送り出される樹脂と同じ程度の温度にまで加熱して
おく。

第一のローラ組１６の上下ローラ１９．２０の間に押出
型材１１と装飾用木板７とを押し込むことにより、両部
材１１．７の間には合成樹脂を注入すべく−に方が開口
した隙間３４が形成されるので、両部材１１．７をその
まま第２図に矢印ａで示すように後方に送り、注入ノズ
ル１８によりこの隙間３４の内側に上方の開口から液状
の合成樹脂を注入する。

こｅように間に介在する隙間３４の内側に液状の合成樹
脂１０を注入された押出型材１１と装飾用木板７とは、
そのまま第二のローラ組１７の上下両ローラ２９．３１
の間に押し込まれ、この第二のローラＭ１１７の上下両
ローラ２９．３１は、上記合成樹脂ｌＯが硬化するまで
の間、−上記両部材１１．７の間の隙間が広がるのを防
止するが、押出型材１１の長さ方向に亘る熱膨張、収縮
は許容し、この押出型材１１ｆＩ＜彎曲することを防止
する。

隙間３４内に注入する合成樹脂は、いずれの合成樹脂を
使用する場合でも粘度が高く、硬化前に於いても水飴状
であるため、長尺（通常６ｍ程度）な押出型材１１と装
飾用木板７との長さ方向両端に存在する隙間３４の開口
から、この合成樹脂が流失することはない、但し、長さ
の短い装飾用木板付型材を製作する場合は、上記隙間３
４の両端開口は、樹脂注入に先立ってテープ等により塞
いでおく。

尚、上述の実施例は、第１図に於いて下框２として使用
する装飾用木板付型材を製造する場合について述べたが
、下枠ｌとして使用する型材を製造する場合も、はぼ同
様にして行なうことができる。但し、下枠ｌに用いる押
出型材３の場合、室内側端部の突条３５が装飾用木板７
よりも突出しているため、この装飾用木板７を押出型材
３に向けて押圧するために、各ローラ組には、上下ロー
ラの他、竪軸を中心として回転し、外周面を一上記装飾
用木板７の室内側面に当接させる側方ローラを設ける必
要がある。

Ｃ３発明の効果本発明の装飾用木板付型材の製造方法は、以北に述へた
通り構成されるので、製作が容易で体裁の良い製品が安
定して得られ、更に長期間経過後に於いても、押出型材
と装飾用木板とが分離することがない。更に、押出型材
３と合ｒＩｉ、樹脂１０との間に介在する離型剤は、装
飾用木板付型材の使用時に於いても両部材３、ｌＯの摺
動が円滑に行なわれるようにするため、夏季に押出型材
３が直射日光により昇温（条件によるが７０℃以上にも
達する場合がある。）シた場合にも、押出型材３の熱膨
張に伴って装飾用木板付型材が変形するのを防＋にする
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の製造方法により造られた型材を用いた
下枠と下框とを示す縦断面図、第２図は製造装置の１例
を示す略側面図、第３図は第２図の拡大Ａ−Ａ断面図、
第４図は同Ｂ−Ｂ断面図、第５図は型材の変形状態を誇
張して示す平面図である。ｌ：下枠、２：下框、３：押出型材、４・７１１ｆｉ、
５：凹部、６：＃ｉ斜突条、７：装飾用木板、８、段部
、９：傾斜凹部、１０１合成樹脂、１１・押出型材、１
２：西岸、１３・傾斜突条、１４：水上壁。１４ａ：厚
肉部、１４　ｂ　＋　Ｎ！肉部、１５：段部、１６：第
一のローラ組、１７：第二のローラ組、１８：注入ノズ
ル、１９：上ローラ、２０ニドローラ、２１：横軸、２
２．２３・溝。２４：横軸、２５ａ、２５ｂ：突条、２６ａ、２６ｂ：
溝、２７：大径部、２８：横軸、２９：上ローラ、３０
：横軸、３１：下ローラ、３２：溝、３３：突条、３４
：隙間、３５：突条。特許出願人　　不二サッシ株式会社代　理　人　　　小　山　欽造（ほか１名）第１図第２図ゝ１手続７市正書（方式）％式％２、究明の名称　装飾用木板付型材の製造方法３、補正
をする者・１９件との関係　特許出願人（５００）不二サッシ株式会社４、代理人〒１０５５、補正命令の【１＋１　　昭和６２年２月４日６、　
補ｉＥにより増加する発明のａＯ７、補ｉ１Ｅの対象明１ｊｌＵ　；、１の図面の簡単な説明の欄８、補正の
内容

Claims

【特許請求の範囲】

（１）側面に凹部と凸部との少なくとも一方を有し、こ
の側面に離型剤を塗布したアルミニウム製押出型材と、
一方の側面に凹部と凸部との少なくとも一方を有する装
飾用木板とを、上記凹凸部を有する側面同士を隙間をあ
けて対向させた状態で組合せ、両面間の隙間の下方開口
を塞いだ状態でこの隙間に液状の硬化性樹脂を注入し、
この樹脂を上記隙間の内側で硬化させることにより、型
材の側面に装飾用木板を不離に添着する装飾用木板付型
材の製造方法。
（２）側面に凹部と凸部との少なくとも一方を有し、こ
の側面に離型剤を塗布したアルミニウム製押出型材と、
一方の側面に凹部と凸部との少なくとも一方を有する装
飾用木板とを、上記凹凸部を有する側面同士を隙間をあ
けて対向させた状態で組合せ、上記アルミニウム製押出
型材を加熱した後、両面間の隙間の下方開口を塞いだ状
態でこの隙間に液状の硬化性樹脂を注入し、この樹脂を
上記隙間の内側で硬化させることにより、型材の側面に
装飾用木板を不離に添着する装飾用木板付型材の製造方
法。