JPS62181796A - 植物性色素の製造方法 - Google Patents

植物性色素の製造方法

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JPS62181796A
JPS62181796A JP2653986A JP2653986A JPS62181796A JP S62181796 A JPS62181796 A JP S62181796A JP 2653986 A JP2653986 A JP 2653986A JP 2653986 A JP2653986 A JP 2653986A JP S62181796 A JPS62181796 A JP S62181796A
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JP
Japan
Prior art keywords
anthocyanin
calli
brassica
ability
red
Prior art date
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Pending
Application number
JP2653986A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Koda
隆俊 香田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
San Ei Kagaku Co Ltd
Sanei Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
San Ei Kagaku Co Ltd
Sanei Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、食品ことに食用の色素に係るものであり、
天然系の赤色色素を工業的に有利に収得することを目的
とする。
〔従来の技術〕
食用赤色色素としては、その製造上の素材の区別から、
合成系のものと天然系のものとに分かれる。この発明は
、天然系の赤色色素アントシアニン系に係るものである
アントシアニン系色素の含有量が多いものとしては、ブ
ドウ(果皮及び果汁)、紫トウモロコシ、ベリー類、及
びアブラナ属植物に入る赤キャベツなどがあげられる。
この発明は、これら植物のうち、アブラナ属植物のもの
に属する。
アブラナ属植物、特に赤キャベツ(紫キャベツともいう
)から赤色色素を採取する技術としては、すでに特開昭
55−25460″赤色系色素の製造法”、同59−2
23’16”アントシアニン色素の製造法、同60−1
77076”赤キヤベツ色素の収得法”が知られている
が、これらには欠点がある。詳しく扛、出発材料を赤キ
ャベツの葉の皮質に限定している点である。そこで、よ
り生産性の高い採取法の創出が当業者の課題となる。
この発明は、とのに’Kltliにだいする1つの解答
である。以下に、この発明を説明する。
〔発明の説明〕
この発明は、植物細胞培養という人工的手段によって植
物性赤色色素アントシアニンを生産するものである。
アブラナ属植物に属する植物の葉、茎、花、根、為I2
柄などにはアントシアニン色素が含まれていることが知
られており、特に赤キャベツ(9rassicaole
racea L、 Var、capitata L、)
、葉ボタン(13rassicao1eracea L
、var、capitata L、χ赤カブ(Bras
sicaRapa L、\アカナ(Brassica 
Rapa L、 War、AkanaMakinoχ紫
カリ7 ? 7− (Brassica olerac
ea L var。
botrytis L、)、紫コールラビ(Brass
ia oleracea L。
warogongylodes I、、)などに多く存
在する。
これらのアブラナ属植物の生活活性を有する葉、茎、花
、根あるいは種子その他の組織又は細胞を出発原料とし
て、公知の植物細胞培養の要領に従って、アントシアニ
ン生産能を有する培養細胞塊(以下、カルスという)を
誘導し、培地中で増殖させ、生成したアントシアニン色
素を採取するという方法である。
培地としては、固形培地の場合と、液体培地の場合があ
り、いずれをも採用することができる。
固形培地の場合1&:説明すると、膠質たとえば、ジェ
ランガム、寒天、カッパーカラギーナンなどの水性培地
を作り、これに窒素源として硝酸カリウム、その他を、
熱源として炭素化合物たとえば、シ目糖、グルコース、
フラクトース、糖蜜、ソの他を、徽址成分として、無機
化合物たとえば、リン酸塩、カリウム塩、カルシウム塩
、マグネシウム塩、その他を、さらに要すれば有機化合
物としてアミノ酸、ビタミン、ココナツミルり、麦芽抽
出物、酵母エキス、カゼイン加水分解物、その他を加え
る。
上記諸物質の他、植物ホルモン物質を加えてもよい。植
物ホルモンとしては、オーキシン類単独あるいはこれと
サイトカイニン類と併用してもよい。植物ホルモン物質
を使用する場合、これらのものの培地中濃度は、オーキ
シン類が約10〜10−7モN/(1,サイトカイニン
類が約10〜10−7モ/L/7gでよい。
つぎに、液体培地の場合を説明すると、その基本成分は
、既記の固形培地の場合に加えた膠質を投入しないほか
は、上に例示した固形培地の構成冬物質を上記の量にお
いて使用すればよい。ただし、この際には、増殖工程中
常時無菌の空気を均質に供給し、要すれば軽度に攪拌す
ればよい。
そこで、このような培地に安定したアントシアニン色素
生産能を有する既記の力pスを置床あるいは投入する。
系の温度を細胞増殖の至適温度範囲内に置く。アブラナ
属植物の至適温度は、発明者の実験によれば、約15〜
80℃でよい。この際、pHが問題となるが、弱酸性な
いし中性の範囲内、例えば、pH4,0〜r1.0見当
でよい。暗所、明所の何れでも培養することができるが
、工業生産上有利なのは前者の暗所培養である。
明所培養の場合を説明すると、太陽光ないし可視光を軽
度に照射する。可視光を使用する場合、約100/I/
クス以上約4.500 /l/クス相当のものでさしつ
かえない。
このようにすると、培養系内で、時間の経過につれてカ
ルスはその大きさと、数を増す。
カルスの培養期間は、固形培地で約14〜28日間ぐら
い、液体培地で約10〜25日間がよい。
また、カルスを液体培地に移植して培養すると、懸濁状
態の培養#l胞(以下、懸濁培養細胞という)が得られ
ることもこの発明の技術範囲に属する。
カルスあるいは懸濁培養細胞が所望の量に至っ走時点で
、系から力ρスあるいは懸濁培養細胞のみを採取する。
それには、脱水濾過、遠心分離等の方法を用いればよい
収得した細胞群から、その含有するアントシアニン色素
を抽出液を用いて抽出する。抽出液としては、鉱酸(例
え、ば、塩酸、硫酸その他)又は有板酸(例えば、クエ
ン酸、リンゴ酸その他)を含有する酸性水又はアルコー
ル水を用いる。このようにすると力〃スに含有するアン
トシアニン糸色素は抽出液中に移行する。
抽出した色素液を濾過し、濃縮あるいは低温乾固して目
的の赤色色素が得られる。
ここに、この発明はその目的を達しおえる。
〔作用および効果〕
アブラナ属植物の生体の葉、茎、花、種子等どの部分か
らでも培養細胞出発物を季節の如何に関係なく採取する
ことができる。まだ、培養工程も同様に季節の如何に関
係なく工業的計画において実施することができる。従っ
て、天然植物から製造する場合と比較して、生産性の向
上が著しい。
(実験例) 説明 ■カルスの誘導部位 赤キャベツ及び葉ボタンの力〃スを常法によシ誘導した
ときに使用した部位 ■カルス置床量 ■で誘導したカルスを以下の固形培地を用いて3回線代
培養し九カルスを用いた。
■培地組成 第1表の通シ 第1表 硝酸カリウム               1900
 #硝酸アンモニウム             16
50 〃塩化カルシウム・2Hz0         
  440  II硫酸マグネシウム・7HzO370
)19リン酸第−カリウム             
170 7IEDTAナトリウム          
   37.3  〃硫酸第一鉄・ 7H2027,8
n 硫酸マンガン・4HzO22,3〃 硫酸亜鉛・4H*0              8.
6 IIクイ−1酸                
               6.2  II沃化カ
リウム                0.83  
#モリブデン酸ナトリウム・2Ht0        
 0.25n硫酸第1銅・5HzOO,025〃 塩化コバμト・6Ht0              
0.025〃ミオイノシトール           
     100〃チアミン塩酸塩         
        0.4  #ナフタレン酢酸    
           1.86#シヨ糖      
                  30?ジエラン
ガム                  2部以上の
成分に水を加え1eとした均質培地を三角フラスコに分
注し、綿栓後、オートクレーブにて殺菌したものを固形
培地として使用した。
■培養条件 PH5,8 温度 25℃ 光照射   30001vクス 日  数     8週間 ■カルスの色濃度 得られたカルスを2%(重量、以下同じ)塩酸メタノ−
! 100 mlに24時間浸漬後、濾過した色素液を
用いて測定。61度は、色価(E 10%1個 以下同じ)で表わした。
■得られた色素液の色相 ■で得た色素液を一定濃度に希釈後潤色計(日本電色株
式会社、製式ND−504AA)でり。
a、bを測定し、マンセルの色相に変換したもの。
実施例1 赤キャベツの生葉5Pを中止洗剤でよく洗い、70 V
/V%エタノールについで1%次亜塩素酸ソーダに浸漬
して、常法に従い殺菌したものを、適当な大きさ、例え
ば約5sm角の大きさに切り、固形培地(pH6,9)
に置床した。固形培地としては、5XS1表の組成から
ナフタレン酢酸を抜き、2.4−ジクロロフェノキシ酢
酸2.gl#llIしたものを使用した。このものを2
6℃の恒温とし、約8000/L/クスの光照射下に置
き培養した。
2週間後、葉の断面よ抄力〃スが形成されるので、この
力μスを、更に、第1表の組成の固形培地(pH6,0
)に移植し、27℃の恒温とし、約8500ルクスの光
照射下に置き3週間、培養し、部分的に赤色を有する力
ρスが得られた。この力〜スの赤色部分を、史に同じ固
形培地に移植し、同じ条件下で10回継代培養を行ない
安定に色素を生産するカルスを得た。
とのカルスの1部を上記継代培養に用いた固形培地上に
移植し、27℃の恒温とし、約4000μクスの光照射
下に置き8週間培婢することにより全体が暗赤色Ki色
し九カルス100fを得た。
このものを真空凍結乾燥機で乾燥し、乾燥カルス7、8
 fを得た。このものの色価は45.2であった。次い
で、乾燥力〃スを2%塩酸メタノ−μ500 xiに、
5°C・24時間浸漬し、赤色色票を抽出後、吸引濾過
により赤色色素液を得た。p液は鯉明な紫赤色であった
この色素液を40°Cで減圧濃縮し、色価42のC糊液
(マンセル表示の色相8.0RP)を′14?得た。
実施例2 実施例1によって得られた安定に赤色白系を生産する赤
キャベツの暗赤色カルスを、第1表の組成からジェラン
ガムを除いた液体培地中に移植し、267Cの恒温とし
、約4000/L/クスの光照射下で振枦培養を行なっ
た。この培養を15日間続けて後培養を打ち切り、含水
率92%の力〃ス1002を得た。
このものの色価は4.2であった。これを296塩酸メ
タノ−IVleに浸IF(5°c、24時間)して後、
濾過した。
PM、は澄明な紫赤色(マンセル表示の色相8.2RP
)であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アブラナ属植物の培養細胞を色素採取源とすることを特
    徴とする赤色色素製造法。
JP2653986A 1986-02-07 1986-02-07 植物性色素の製造方法 Pending JPS62181796A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1293539A1 (en) * 2000-05-26 2003-03-19 San-Ei Gen F.F.I., Inc. Deodorized colorant of brassicaceae plant

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