JPS6218140B2 - - Google Patents

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JPS6218140B2
JPS6218140B2 JP52159603A JP15960377A JPS6218140B2 JP S6218140 B2 JPS6218140 B2 JP S6218140B2 JP 52159603 A JP52159603 A JP 52159603A JP 15960377 A JP15960377 A JP 15960377A JP S6218140 B2 JPS6218140 B2 JP S6218140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw
raw material
feed
item
shrimp
Prior art date
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Expired
Application number
JP52159603A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5491498A (en
Inventor
Seizo Shibata
Nobuo Nakajima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP15960377A priority Critical patent/JPS5491498A/ja
Publication of JPS5491498A publication Critical patent/JPS5491498A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は魚類または甲殻類餌料の製造法、更に
詳しくは、魚類または甲殻類に対し摂餌行動を起
こさせる能力(以下、摂餌誘引能力と称す)を有
する原料から採取した油状物質を、有効成分とす
る魚類または甲殻類餌料の製造法に関する。 本発明者らは、特にイカ類、エビ類、環形動物
等が上記摂餌誘引能力を持つことを知り、この能
力について研究を進めると同時に、この能力の有
効利用法を研究した結果、かかる魚類または甲殻
類に対し摂餌誘引能力を有する原料から、特定手
段を介して油状物質を分離せしめ、これに各種の
蛋白質素材を混合すれば、従来の餌料に比して摂
餌能力の高い魚類または甲殻類餌料が得られるこ
とを見出し、本発明を完成するに至つた。 即ち、本発明の要旨は、第1に、魚類または甲
殻類に対し摂餌誘引能力を有する原料(以下、単
に原料と略す)を磨砕後、加圧または吸引により
濾過して液化物を得、次いで該液化物より油状物
質を分離せしめ、これに蛋白質素材を混合するこ
とを特徴とする魚類または甲殻類餌料の製造法、
そして第2に、上記原料に、水または少量の塩類
を含む緩衝液を加え、加温しながら攪拌して原料
中の消化酵素により原料の各組織を液化した後、
得られる液化物より油状物質を分離せしめ、これ
に蛋白質素材を混合することを特徴とする魚類ま
たは甲殻類餌料の製造法に存する。 本発明において使用する上記原料としては、イ
カ類、エビ類(アミエビなど)および環形動物
(ゴカイ、イソメなど)が挙げられ、これらの群
から選ばれる少なくとも1種を使用する。勿論、
食用に供される原料にあつては、その正肉部分も
使用してよいが、通常は食用に供しない内臓部分
の使用が経済的に有利である。また、上記原料は
生のものをそのまま使用する。 本発明において使用する蛋白質素材としては、
各種の植物性蛋白質、微生物蛋白質、および魚粉
等の動物性蛋白質が挙げられる。また、本発明に
あつても、一般に使用される餌料添加剤である栄
養剤(蛋白質分解酵素、繊維素分解酵素等の消化
酵素、アミノ酸類、ビタミン類、その他微量栄養
素等の栄養素など)や無機質(無機塩など)、お
よび粘着剤(α―殿粉、小麦粉など)が必要に応
じて使用されてよい。これらの蛋白質素材、栄養
剤、無機質、粘着剤などは粉末状または粉砕物の
形状で使用することが望ましい。 以下、本発明製造法の手順について説明する。 先ず、上記原料から以下に示す方法(また
は)で液化物を得る。 上記原料をそのまま磨砕した後、濾布を用
いた圧搾機内に入れ、加圧圧搾および濾過に
よつて液化物を得る。また、かかる加圧濾過
に代えて吸引濾過を採用してもよい。 上記原料を、要すれば磨砕した後、適量
(好ましくは5〜10倍量(v/w)程度)の
水または少量の塩類を含む緩衝液(PH4.5〜
7.0)に加え、通常60〜80℃に加温しながら
攪拌して原料中の消化酵素により原料の各組
織を液化する。このようにして液化物が得ら
れるが、更に、必要に応じて上記の加圧濾
過に付することが好ましい。 次に、上記液化物を分離処理に付して水分や
夾雑物を除去することにより、目的餌料の有効
成分である油状物質を得る。かかる分離処理
は、例えば超遠心分離機を使用する物理的方法
または化学的手段による方法で実施されてよ
い。なお、上記化学的手段による方法として
は、当該液化物にn―ヘキサン、エーテル、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、酢酸エチル等の
水と混和しない有機溶媒を加え充分に攪拌し、
振つた後有機溶媒層を分離せしめ、次いでかか
る分離液(有機溶媒層)から減圧または常圧下
にて溶媒を除去する方法を採用すればよい。 得られる油状物質に、上述の原料の0.5〜2
倍量(w/w)の蛋白質素材、必要に応じて栄
養剤、無機質や粘着剤を混合し、成形すること
により、粒状あるいはペレツト状の摂餌能力の
高い魚類または甲殻類餌料が得られる。なお、
増量剤として蛋白質素材を採用すれば、従来摂
餌誘引能力のない餌料成分として利用されてい
なかつた蛋白質素材を、摂餌能力の高い餌料原
料とすることが可能となる。 次に、実施例および試験例を挙げて本発明を具
体的に説明する。 実施例 1 生のイソメ2Kgを磨砕後、これを濾布を用いた
圧搾機内に入れ、加圧濾過して約1.5Kgの液化物
を得る。次に、かかる液化物を液―液分離用シヤ
ープレス型超遠心離器で水溶液と油状物質とに分
離する。油状物質の収量は約80gである。 上記油状物質に、2Kgの植物性蛋白質(豊年製
油社製脱脂大豆粉末、以下同様)、25gの栄養剤
(コウキン化学社製ビタミン混合物、以下同様)
と25gの無機質(コウキン化学社製ミネラル混合
物、以下同様)および500gの粘着剤(富士製粉
社製飼料用小麦粉、以下同様)を加え、成形して
ペレツト状の餌料とする。 実施例 2 生のアミエビ2Kgを磨砕後、実施例1と同様に
操作して油状物質200gを得、これに植物性蛋白
質に代え微生物蛋白質(クロレラ)を使用する以
外は実施例1と同様にして餌料とする。 実施例 3 生イカの内臓2Kgを磨砕後、実施例1と同様に
操作して油状物質300gを得、これに植物性蛋白
質に代え魚粉(日本水産社製「北洋フイツシユミ
ール」、以下同様)を使用する以外は実施例1と
同様にして餌料とする。 実施例 4 生のイソメ2Kgに10倍量(v/w)の水20を
加え攪拌しつつ約60℃に加温する。24時間この条
件を保つた後、実施例1と同様に加圧濾過および
遠心分離して油状物質150gを得、これに魚粉1.5
Kg、20gの栄養剤と20gの無機質および380gの
粘着剤を加え、餌料とする。 実施例 5 生イカの内臓2Kgを用い実施例4と同様に操作
して油状物質300gを得、これに植物性蛋白質3
Kg、40gの栄養剤と40gの無機質および800gの
粘着剤を加え、餌料とする。 実施例 6 生のアミエビ2Kgを用い実施例4と同様に操作
して油状物質200gを得、これに微生物蛋白質2
Kg、25gの栄養剤と25gの無機質および500gの
粘着剤を加え、餌料とする。 実施例 7 生イカの内臓2KgにPH6のリン酸塩緩衝液(市
販のマキユバイン氏緩衝液)20を加え攪拌しつ
つ約60℃に加温する。24時間この条件を保つた
後、実例例1と同様に加圧濾過および遠心分離し
て油状物質300gを得、これに植物性蛋白質3
Kg、40gの栄養剤と40gの無機質および800gの
粘着剤を加え、餌料とする。 試験例 1 試験水槽 直径150cm、深さ130cmの水槽を水位100cmに保
つよう海水を給水する。給水量は約28/分で、
水温は22℃に保つ。 供試魚 ふ化後10〜11ケ月の稚真鯛、黒鯛またはハマチ
を25尾使用する。維持餌料としては、餌料用イカ
ナゴを磨砕して与える。 (1) 摂餌試験 水槽中の魚類に対し、試料としては実施例1〜
7で製造した各餌料5gに水10mlを加え、よく練
つて直径3cmの団子として使用する。対照には、
実施例1の植物性蛋白質4g、栄養剤50mg、無機
質50mgおよび粘着剤1gの混合物に、水10mlを加
え試料と同様に団子にして使用する。 これら2つの団子を直接同一水槽中に投入し、
団子についばみの行動を行つた魚の回数を1分間
調べ、これを摂餌率とする。その結果を第1表に
示す(なお、試験はいずれも2回行い、その平均
をもつて表示する。)。
【表】 (2) 造肉試験 水槽は上記試験(1)に使用したものを各魚種毎に
2個を用い、各水槽には稚魚25〜30尾を放養す
る。一方を試験区、他方を対照区とする。それ以
外の条件は摂餌試験の場合と同様である。 試験は実施例1〜7で製造した餌料を試験区、
実施例3の魚粉を対照区に与えて行う。それぞれ
の餌料はペレツト状とし、日間給餌率を魚体重の
4〜6%として50日間飼育を行い、対照区に対す
る試験区の魚の体重増加率を比によつて表わし、
造肉係数とした。その結果を第2表に示す。
【表】 以上、第1および第2表の結果から明らかな如
く、本発明によつて得られる餌料は摂餌効率並び
に餌料効率が優れていることが認められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 生のイカ類、エビ類および環形動物から選ば
    れる原料を磨砕後、加圧または吸引により濾過し
    て液化物を得、次いで該液化物より油状物質を分
    離せしめ、これに蛋白質素材を混合することを特
    徴とする魚類または甲殻類餌料の製造法。 2 原料が生イカの内臓である上記第1項記載の
    方法。 3 原料が生のアミエビである上記第1項記載の
    方法。 4 原料が生のゴカイまたはイソメである上記第
    1項記載の方法。 5 生のイカ類、エビ類および環形動物から選ば
    れる原料に、水または少量の塩類を含む緩衝液を
    加え、加温しながら攪拌して原料中の消化酵素に
    より原料の各組織を液化した後、得られる液化物
    より油状物質を分離せしめ、これに蛋白質素材を
    混合することを特徴とする魚類または甲殻類餌料
    の製造法。 6 原料が生イカの内臓である上記第5項記載の
    方法。 7 原料が生のアミエビである上記第5項記載の
    方法。 8 原料が生のゴカイまたはイソメである上記第
    5項記載の方法。
JP15960377A 1977-12-27 1977-12-27 Production of bait for fishes and crustaceans Granted JPS5491498A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15960377A JPS5491498A (en) 1977-12-27 1977-12-27 Production of bait for fishes and crustaceans

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JP15960377A JPS5491498A (en) 1977-12-27 1977-12-27 Production of bait for fishes and crustaceans

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5491498A JPS5491498A (en) 1979-07-19
JPS6218140B2 true JPS6218140B2 (ja) 1987-04-21

Family

ID=15697303

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15960377A Granted JPS5491498A (en) 1977-12-27 1977-12-27 Production of bait for fishes and crustaceans

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60262557A (ja) * 1984-06-08 1985-12-25 Suriibondo:Kk シラスウナギの餌づけ用飼料
JPS62138149A (ja) * 1985-12-13 1987-06-20 Three Bond Co Ltd シラスウナギの餌つけ用飼料及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5491498A (en) 1979-07-19

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