JPS62179909A - 繊維強化プラスチツクシ−トのスタンピング成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はガラス知謀Ｍ等の強化繊維を混入した熱可塑性
の連続したプラスチックシートを所定の形状に載面して
プラスチックシート片としたちのをスタンピング成形す
る方法に関するものである。

（従来の技術） この種の繊維強化プラスチックシートは軽量にして剛性
に富むため、鉄板の代替材料として広い範囲に亘って利
用されている。具体的な使用に当たっては、まず連続し
たプラスチックシートを所定の形状に＠断してプラスチ
ックシー１−片とし、このプラスチックシート片を金型
内でスタンピング成形し、ｆｆｌ　１１に端末のパリ取
りをして所望の形状の成形品を得るのである。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記のような従来の方法で得た成形品で
は、パリ取りをした端部にガラスｌｌｉ　Ｉｆｆ　’Ｈ
の強化繊維が露出されることになる。このため、成形品
の見栄えが悪いた番ノでなく、この成形品を作業者が組
立てる時に、この成形品の端部から露出したガラス繊維
等が作業者の手に刺さって掻痒窓を与え、作業能率を低
下させる結果となっていた。一方、この露出した強化繊
維を除去するには、数分間水洗いした後に水切り乾燥す
る等の後処理が必四となるため、コストアップを引き起
こすと言った問題が生じていた。

本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、
その目的はパリ取りをした成形品の端部からガラス繊維
等の強化繊維が露出されることなく、見栄えが良くかつ
作業性が良好にして大幅なコストアップを伴わない繊維
強化プラスチックシートのスタンピング成形方法を提供
するにある。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するため本発明の方法によれば、先づ
強化繊維が混入されてなる連続したプラスチックシート
を所定の形状に４＆断してプラスチックシート片とする
。次に、このプラスチックシート片の少なくとも戦前さ
れた端縁部を上記ｍ維は通過させないが溶融したプラス
チックシートは通過させるメツシュの被覆シートで被う
。次いで、このプラスチックシート片を金型内でスタン
ピング成形して上記被覆シートを成形品内に埋入するよ
うしてなるのである。

（作　用） 上記のように本発明によって繊維強化プラスチツクシー
１〜をスタンピング成形すると、金型の熱によってプラ
スチックシート片を構成するプラスチックが溶融して流
動化し、ｗＩｉシートのメツシュを通過して金型の内面
全体に行き回る。一方、プラスチックシート片中の強化
繊維は被覆シートのメツシュを通過することができず、
被覆シートの内側に留まることになる。このようにして
スタンピング成形が終了し、金型内のプラスチックが冷
却固化されると、被覆シートは成形品の内部に埋設され
て外部に表われず、パリ取りした成形品の端部にも強化
ＩＩ　Ｍが露出されることはない。

（実　施　例） 以下に本発明の好適な実施例について、添附図面を参照
にして説明する。

第１図は連続した繊維強化プラスチックシート１とこれ
を所定の寸法に戦前して得られた繊維強化プラスチック
シート片２とを示している。このプラスチックシート１
はポリプロピレンまたナイロン等の熱可塑性樹脂に無数
のガラスの知謀Ｎ３を混入したもので、このガラス短繊
維の！１組径は一般的に３０μ程度のものである。この
プラスチックシート１は通常シート状に押出し成形され
る時にガラス短繊維がその長手方向の両側端面から外部
に露出しないようにされる。従って、このプラスデック
シート１を戦前して得られたプラスチックシート片２は
、その戦前された端面４のみにガラス短繊維３が露出さ
れることになる。

本発明では、所定の寸法に戦前されたプラスナックシー
１〜片２の叔断喘面４、即ちガラス１１組が露出した端
部、を被覆シート５で覆う。この被覆シー［・５は但コ
ス１−のポリエステルまたはポリプロピレン繊維等から
なる織布または不織布で、そのメツシュ（織布の場合は
網目、不織布の場合は透孔を意味りる）はガラス短繊維
を通過させない程度のものとすることである。この被覆
シー１〜５にＪ：ってこの戦前端面４を安定的に被覆す
るには、適宜の間隔毎に被覆シート５をプラスチックシ
ート片２に熱溶着してやれば良い。

次に、上記のように被覆シート５を波谷したプラスチッ
クシート片２を所定の内面形状を有する上金型６と下金
型７とで加熱圧着して所定の形状にスタンピング成形す
る。このプラスチックシート片２は両金型６，７間のキ
ャビティ８の空隙よりも予め若干肉厚に形成されており
、またこのキャビティ８の平面寸法よりも予め若干小さ
く形成されている。従って、プラスチックシート片２を
１下の金型６，７間に挾／υで型締めすると、金型６．
７の熱によってプラスチックが第３図の状態から溶融し
はじめる。このプラスチックが溶融して流紡性を帯びる
と、第４図に承りように、このプラスチックは被覆シー
ト５のメツシュを通過して４：ヤビティ８の隅々まで到
達する。一方、ガラス短繊維３はこの被覆シート５のメ
ツシュを通過することができず、被覆シート５の内側に
留まることになる。尚、この被覆シート５は金型内面と
の接触抵抗によって、金型と最初に接した位置に保持さ
れることになる。

上記のようにスタンピング成形した後に、金型内面を冷
ＩＪ１シて、プラスチックを固化させて金型をｌ／ｎ　
＜と、第５図に示されたような成形品９が得られる。こ
のように金型から取り出した成形品９には通常バリ１０
が付いているので、矢印を付した位置においてこのバリ
１０を切除して所望の成形品を１ワるのである。

尚、本発明の上記実施例では、プラスチックシート片２
の載嵌端面のみを被覆シート５によって覆っているが、
必要な場合にはその他の端面を含めて全周囲を被覆シー
ト５によって覆っても良いし、或いは極端な場合にはプ
ラスチックシート片２の全体を被覆シート５によってく
るむようにしても良い。

（効　果） 」ス上のように本発明に係る！Ｉ維強化プラスチックシ
ートのスタンピング成形方法によれば、プラスデックシ
ート片がスタンピング成形される際に、このプラスチッ
クシート片の少なくとも載嵌された端縁部が、強化繊維
は通過させないが溶融したプラスチックは通過させるメ
ツシュの被覆シニトで覆われているため、パリ取りした
後にも強化繊維が成形品の端８１１から外部に露出され
ず、成形品の見栄えが良く、また成形品が組立部品の場
合には作ｇ、時に強化繊維が手指等に刺さることがない
ため作業性を良好なものとすることができる。

また、上記被覆シートはプラスチックシート片の戦前端
部を被覆するように取り付けるだけで良く、また、低コ
ストの被覆シートを用いることができるから、上記の効
果に比してそのロス１−アップの程度は極めて小さなも
のとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は強化繊維が混入されてなる連続したプラスデッ
クシートを小幅のプラスチックシート片に載嵌した状態
を示す斜視図、第２図はプラスチックシー１−片の載断
された端縁部に被覆シートを覆せた状態を示す斜視図、
第３図及び第４図は第２図のプラスチックシート片を金
型内でスタンピング成形する工程を示す縦断面図、第５
図は第４図のスタンピング成形によって得られた成形品
及びパリ取り位置を示す縦断面図である。 １・・・・・・・・・連続したプラスチックシート２・
・・・・・・・・プラスチックシート片３・・・・・・
・・・ガラス短繊維　５・・・・・・・・・被覆シート
６．７・・・金　型　　　　９・・・・・・・・・成形
品１０・・・・・・パ　リ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 強化繊維が混入されてなる連続したプラスチックシート
   を所定の形状に載断してプラスチックシート片とし、該
   プラスチックシート片の少なくとも載断された端縁部を
   、該繊維は通過させないが溶融したプラスチックは通過
   させるメッシュの被覆シートで被い、該プラスチックシ
   ート片を金型内でスタンピング成形して該被覆シートを
   成形品内に埋入するようにしてなることを特徴とする繊
   維強化プラスチックシートのスタンピング成形方法。