JPS62178342A - 高純度薬品用容器 - Google Patents

高純度薬品用容器

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JPS62178342A
JPS62178342A JP61020408A JP2040886A JPS62178342A JP S62178342 A JPS62178342 A JP S62178342A JP 61020408 A JP61020408 A JP 61020408A JP 2040886 A JP2040886 A JP 2040886A JP S62178342 A JPS62178342 A JP S62178342A
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Japan
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polyethylene
container
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average molecular
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良雄 松本
正明 内田
吉岡 常已
山下 知宏
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Mitsubishi Kasei Corp
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Mitsubishi Kasei Corp
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高純度薬品用ボトルIIEするものである。詳
しくは、半導体等の電子部品等?加工する際等に用いる
高純度の硫酸や硝酸等の薬品を収容、運搬する際に用い
るボトルに関するものである。
〔従来の技術〕
近年、半導体等の電子部品は極めて高密度化されておυ
、エツチング等の加工に当って用いられる薬品も極めて
高純度のものが要求されている。すなわち、この稲の加
工に用いる薬品に不純物や倣細な塵(ダスト)等が混入
した場合、半導体等の微細加工に当って、エツチング不
良部分等が生じ、不良製品の増加、収率の低下。
品質安定性の低下等の問題を生起するためである。
現在、この棟の高純度薬品はI&麓な品質管理下に製造
されておシ、工場内での不純物やダスト等の混入はほと
んど完全に防止されているが。
出荷の際に用いる容器から不純物やダストが混入する場
合があシ、この改善が望まれていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のこの種の薬品を収容、運搬する容器としては、ポ
リエチレン製の単層の容器が用いられており、特に硝酸
等、光に当ると変色や変質する薬品用容器の場合には、
ポリエチレンにカーボンブラックとチタンホワイト及び
群清ヲ混入して灰色に着色したボトル等が用いられてい
る。
しかしながら、この着色・単層ボトルの場合。
薬品を収容して運搬等分桁なう際、震動等が加わシ、容
器内で薬品が揺動すると、ポリエチレン中の添加物が溶
出して薬品中に混入した夛、容器の内壁から微細なダス
トが発生し、薬品中に混入すると云う問題がある。本発
明は、薬品中にポリエチレン中の添加剤やダストの混入
することの少ない容器を提供することを目的とするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明の要旨はポリエチレンを吹込成形して
なる高純度薬品用容器であって、該容器は多層構造とさ
れておシ、最内層が、実質的に脂肪酸金属塩及びヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤を含有するポリエチレンで
構成され、最内層以外の少なくとも一層を遮光剤を含有
するポリエチレンで構成したことを特徴とする高純度薬
品用容器に存する。
以下図面を用いて本発明の容器(ボトル)の−例につき
更に詳細に説明する。
第1図は本発明の容器の一例の縦断面図である。図中/
はボトル、−は最内層%Jは遮光層を示す。
ボトル/はポリエチレンを用いて吹込成形されたもので
あシ少なくとも内層側と外層側の一層からなる。
最内層コを構成するポリエチレンとしては。
メルトインデックス(、TI8 K 1.り60に準拠
して測定したもの)が八o i / / o分取下、好
ましくはo、5yyio分以下のものが好適に用いられ
る。メルトインデックス(以下、M工と略称する。)が
この範囲を外れると容器成形時のドローダウンによる成
形不良を生ずるのみでなく、薬品中へのダストの混入の
増加及び容器のインパクト強度の低下をきたし好ましく
ない。
また、密贋(J工8に4りt、or<準拠して測定した
もの)は、0.9Sざg/cIIt以上、好ましくは0
.9 1. tIi/art以上のものが好適に用いら
れる。
密度がこの範囲を外れると薬品中へのダストの混入の増
加及び容器の耐久強度低下が急激に増加し好ましくない
。これ等ダストの発生及び耐久強度の低下はi′1M度
化と対応して増加する三級炭素が酸などの攻Sを受は易
いためと理解される。
さらに1本発明においては最内層を構成するポリエチレ
ンはM工密度以外に数平均分子量(in)が3.0×1
0” 〜1.コX104でxi平均分子量(■w)と数
平均分子if (■n)との比(■w/■n )が15
以上、望ましくは15〜30で、且つ2平均分子フヨ(
2)と1址平均分子量(■w)  との比(M Z/■
w )がj−gの範囲のものを用いるとさらに望ましい
最内層を構成するポリエチレンに含有させる脂肪酸金属
塩は残留塩素の捕捉及び成形時の滑剤効果と目的に添加
される。沙11としてはカルシウム、マグネシウム、バ
リウムのようなアルカリ土類金属のステアリン酸塩など
があげられる。
これらの添加剤の含有量は収容した薬品中への溶出と考
慮し、効果を得る最@量とする事が必要で、通常θ、/
!−0,0/重量ルー0.0くは、0./ 0−0.0
 /重量Sの範囲がとられる。
ヒンダードフェノール系酸化防止剤はポリエチレンの劣
化を防止するための酸化防止剤として添加され1例えば
、ペンタエリスチル−テトラ七 キス(j −(s、s−ジ−7−プチルーq−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕、オフタデシル−j −
(j、j’−ジ−オーブチル−q−ヒドロキシフェニル
)プロピオネート、ユ、 & −’; −℃−ブチルー
p−クレゾールなどがあげられるが、これらの添加剤の
含有量は、収容薬品中への溶出を考慮し、Ol−〜0.
0 /重t%、好ましくは0./〜0.0 /重4に方
がよい。
添加には上記添加量を越えても成形安定性の向上に顕著
な効果が認められな員ばか)か、ポリエチレン中の添加
剤の薬品中への溶出が急波に増加しダストの増加t−ま
ねき不都合である。
ま次、下限値以下の場合には、容器成形時にポリエチレ
ンの劣化、肌荒れ等が発生し、ダストの増加をまねき好
ましくない。
上記以外の添加剤を更(添加することは収容薬品中への
溶出が問題となるので添加しない。
すなわち、実質上、脂肪酸金属塩とヒンダードフェノー
ル系酸化防止剤のみを含有するポリエチレンとすること
が肝要である。
ボトル/の遮光層32構成するポリエチレンは前述した
最内層=1に構成するポリエチレンと同様のポリエチレ
ンで良いが、慝・度、メルトインデックス等が異なるポ
リエチレンを用いても良いRft、層3を構成するポリ
エチレンには遮光剤が混入される。
遮光剤としては、カーボンブラック、チタンホワイト等
の無機系の着色剤や各−の有機系の顔料、染料、紫外線
吸収剤等、アルミニウム等の金属粉等、ポリエチレンに
添加することによシ元の透過と防止し得るものであれば
どのようなものであっても良い。本発明においては遮光
剤は最内層のポリエチレンには添加されないので、収容
する薬品によって遮光剤の種類?選択するような必要は
ない。
遮光剤の含有量は遮5Y:畑°の、81i類、遮光層J
の厚さ等によシ異なシ適宜決定すれば良い。例えばカー
ボンブラックを遮光剤として用いる場合にはポリエチレ
ンに対して0.02〜o、!重量%程度で良い。
・〔実施例〕 以下に実施例によって本発明を具体的に説明するが1本
発明は、その要旨をこえない限シ以下の実施例に限定さ
れるものではない。
実施例/〜q 密度θ、9 A x 11/C1/1.メルトインデッ
クス0.3 !r、51//θ分の高密度ポリエチレン
(■n: l:J×10”。
M w/M n =−〇、 ■z/■w=a )又は密
度0.り66y/d、メルトインデックスO,j j 
11// 0分の高密度ポリエチレン(■n 6ざJ 
X / 0” 、 ■w/■n= 20゜M z/M 
w =7〕パウダーを用い、下記第1表に示す。脂肪酸
金属塩及びヒンダードフ二ノール系酸化防止剤ヲブレン
ドしてペレット化した。
これを内層とし、外層樹脂として上記と同様の処方のポ
リエチレ/にカーボンブラックをo、/重量S添加した
樹脂を用い、一層押出ダイよりバリンンを押出し、厚さ
/1111で、内容積5OO−の容器を成形した。
成形したボトルに39%高純度硫酸を充填し。
密栓後λ週間後のダスト増加量を測定した。ダスト量の
測定はハイアツクロイフ社製、「ダストカウンターQ1
00BJを用騒た。
ダストの評価法としては、薬品/aJt中の003μm
以上のダスト数を用いた。
一週間後のダスト増加率 Q:元酸のダスト数の一倍以下 Δ:    l     −倍以上q倍以下X:   
  7    4を倍以上 比較例/〜コ 実施例で用い比ポリエチレン(脂肪酸金属塩とヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤は含有していない)にカーボ
ンブラック0.7重量方、チタンホワイト0.!rMg
;%を配合し、実施例と同構造の単層ボトルを成形した
得られたボトルを実施例と同様な方法でダストの増加i
t−測定した。
A:オクタデシル−3−(,7,よ−ジーt−ブチルー
l−ヒドロキシフェニル)グロビオネート B:ペンタエリスチル−テトラキス〔J−3、!−ジー
t−ブチルーダーヒドロキシフェニル)グロビオネート a : II、q′−チオビス(J−メチル−6−を−
ブチルフェノール) Dニトリモノフォスフエイトとトリジノニルフォスフエ
イトとの混合物(アデヵアーガス社裂マーク3コq) Eニステアリン酸カルシウム ?=カーボンブラック G=チタンホワイト 〔発明の効果〕 本発明の容器は高純度薬品を収容するのに用いられ、容
器からの添加物の溶出や、ダストの発生が極めて少ない
ので、高純度薬品が汚染されることがなく、該薬品を半
導体の微細加工等に用^て不都合を起すようなことがな
い。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の容器の一例の縦断面図である。 図中7はボトル、コは最内層、3は遮光層をそれぞれ示
す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエチレンを吹込成形してなる高純度薬品用容
    器であつて、該容器は多層構造とされており、最内層が
    実質的に脂肪酸金属塩及びヒンダードフエノール系酸化
    防止剤のみを含有するポリエチレンで構成され、最内層
    以外の少なくとも一層が遮光剤を含有するポリエチレン
    で構成されていることを特徴とする高純度薬品用容器。
  2. (2)最内層のポリエチレンはメルトインデックスが1
    .0g/10分以下、密度が0.958g/cm^3以
    上のポリエチレンである特許請求の範囲第1項記載の高
    純度薬品用容器。
  3. (3)最内層のポリエチレンは数平均分子量(■n)が
    5.0×/10^3〜1.2×10^4で、重量平均分
    子量(■w)と数平均分子量との比(■w/■n)が1
    5以上、2平均分子量(■z)と重量平均分子量(■w
    )との比(■z/■w)が5〜8のポリエチレンである
    特許請求の範囲第1項記載の高純度薬品用容器。
  4. (4)最内層のポリエチレン中の脂肪酸金属塩の含有量
    がポリエチレンに対して0.15〜0.01重量%、ヒ
    ンダードフエノール系酸化防止剤の含有量がポリエチレ
    ンに対して0.2〜0.01重量%である、特許請求の
    範囲第1項に記載の高純度薬品用容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999028379A1 (en) * 1997-11-27 1999-06-10 Solvay (Societe Anomyme) Peracid-stable polymeric containers
JP2013223715A (ja) * 2012-03-19 2013-10-31 Pola Pharma Inc 抗真菌医薬組成物が充填された樹脂容器
US9480746B2 (en) 2014-04-21 2016-11-01 Pola Pharma Inc. Resin container filled with antifungal pharmaceutical composition

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