JPS62177739A - カセツト式テ−プレコ−ダ−の動作切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分骨 本発明は、カセットテープを使用するカセット式テープ
レコーダーに関し、特に電動機の回転力を利用して動作
切換を行なうように構成きれたカセット式テープレコー
ダーの動作切換装置に係る。

（ロ）従来の技術 カセットと呼ばれる容器内に磁気テープが収納されてい
るカセットテープを使用するカセット式テープレコーダ
ーが普及しているが、斯かるテーブレフーダーの磁気ヘ
ラｒは、再生動作時停止位置より磁気テープと接触する
再生位置に変位するように構成されている。また、カセ
ット式テープレコーダーの動作切換装置は、切換操作釦
への押圧力によって駆動機構の切換及び磁気ヘッドの再
生位置への変位動作を行なうようにした機械式のものと
プランジャーの吸引力を利用して切換えるようにした電
子式のものとが一般的であるが、最近では電動機の回転
力を利用して切換えるようにしたものが普及している。

斯かる電動機の回転力を利用して動作切換を行なう技術
としては、例えば特開昭６０−１５７７４９号公報に開
示されたものがある。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 前述した公報には、電動機の回転力によって磁気ヘッド
を停止位置より再生位置に変位せしめるようにした技術
が記載されているが、斯かる技術では再生操作に伴なう
トリガー動作時駆動歯車に切換歯車を噛合させるために
該切換歯車を回転せしめる構成として専用のカム及びス
プリングを使用しているので構成が複雑になるという問
題があった。本発明は、斯かる点を改良した動作切換装
置を提供しようとするものである。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明の動作切換装置は、電動機により回転駆動せしめ
られる駆動歯車と、再生操作に伴なうトリガー動作時非
トリガー位置よりトリガー位置に変位するトリガー部材
と、該トリガー部材のトリガー位置への変位時噛合位置
へ回転変位すると共に前記駆動歯車と噛合し、且つ該駆
動歯車の回転力によって所定の位置まで回転する切換歯
車と、該切換歯車と一体的に回転するべく該切換歯車に
形成されている切換用カムと、該切換用カムの回転によ
り動作位置に変位すると共に磁気ヘッドが載置されてい
る摺動基板を再生位置に変位せしめる切換摺動板と、前
記摺動基板を停止位置方向へ付勢すると共に停止操作時
該摺動基板を再生位置より停止位置へ復帰せしめる復帰
用スプリングとより構成されている。

（ホ）作用 本発明は、磁気ヘッドが載置されている摺動基板を停止
位置方向へ付勢するべく設けられている復帰用スプリン
グの付勢力を利用して切換歯車の噛合位置への回転変位
動作を行なうようにしたものである。

〈へ）実施例 図面は、何れも本発明の動作切換装置に関し、第１図は
停止状態を示す平面図、第２図、第３図及び第４図は異
なる状態を示す要部の平面図である。図において、（１
）は固定基板に矢印（Ａ）及び（Ｂ）方向への変位を可
能に取付けられていると共に磁気ヘッド（２）が固定さ
れている摺動基板であり、復帰用スプリング（３〉によ
って停止位置であ゛る矢印（Ａ）方向へ付勢されている
。（４）は第１方向への再生動作時ピンチローラ−（図
示せず）との協働によって磁気テープを定速駆動せしめ
る第１キヤブスクン軸であり、電動機（図示せず）によ
って反時計方向に回転駆動きれるように構成されている
。（５）は第１方向の反対方向である第２方向への再生
動作時ピンチローラ−（図示せず）との協働によって磁
気テープを定速駆動せしめる第２キヤプスタン軸であり
、電動機によって時計方向に回転駆動きれると共に駆動
歯車（６〉が一体的に回転するべく取付けられている。

（７）は再生動作状態への切換時前記駆動歯車（６）に
噛合って回転駆動きれると共にテープレコーダーを再生
状態に切換える切換歯車であり、その歯の一部には欠歯
部（８）が設けられている。（９）は前記切換歯車（７
）と一体的に回転するべくその上面（図において）に形
成されている切換用カムであり、図示した如く回転軸（
１０）を中心として径が変化するようにされている。ま
た前記切換用カム（９）の一部には切換歯車（７）を駆
動歯車（６）に噛合わせるべく回転せしめる制御部（１
１）が形成されている。（１２）は前記切換歯車（７）
の下面に形成されている阻止片であり、該切換歯車（７
）の回転動作を制御すると共に非切換動作時における該
切換歯車（７）の位置を規制する作用を有している。（
１３）は再生操作時押圧されて矢印（Ｂ）方向へ変位せ
しめられる再生用操作レバー、（１４）は固定基板に軸
（１５）によって回動可能に取付けられていると共にス
プリング（１６）によって非トリガー位置である反時計
方向に回動付勢されているトリガー部材であり、非トリ
ガー位置にあるとき前記切換歯車（７）に形成されてい
る阻止片（１２）と当接し該切換歯車（７）の回転動作
を阻止する阻止ピン（１７）が形成されていると共に前
記再生用操作レバー（１３）の矢印（Ｂ）方向への変位
により時計方向であるトリガー位置に回動変位せしめら
れるように構成されている。（１８）は固定基板に矢印
（Ａ）及び（Ｂ）方向への変位を可能に取付けられてい
ると共に連結スプリング（１９）によって前記摺動基板
（１）と連結されている切換摺動板、（２０）は該切換
摺動板（１８）に形成されている制御ビンであり、前記
切換歯車（７）に形成されている切換用カム（９）との
協働により前記切換摺動板り１８）を動作位置である矢
印（Ｂ）方向へ変位せしめる作用を有している。斯かる
構成において、連結スプリング（１９）の弾性力は復帰
用スプリング（３）の弾性力より大になるように設定さ
れていると共に摺動基板（１）は第１図に示した停止位
置より更に矢印（Ａ）方向への変位を可能にされている
。以上の如く本発明の動作切換装置は構成されており、
次に動作について説明する。

第１図に示した停止状態では、トリガー部材（１４）は
非トリガー位置にあり、該トリガー部材（１４）に形成
されている阻止ビン（１７）が切換歯車（７）に形成さ
れている阻止片（１２）と当接した状態にある。そして
、斯かる停止状態にあるとき切換摺動板＜１８）に形成
されている制御ビン（２０）は、第２図に示すように切
換歯車（７）に形成されている切換用カム（９）の一部
に設けられている制御部（１１）を構成する第１傾斜部
（ｌｌａ）に当接した状態にある。

斯かる状態にあるとき摺動基板（１）を停止位置である
矢印（Ａ）方向へ付勢する復帰用スプリング（３）の付
勢力が連結スプリング（１９）を介して切換摺動板（１
８）に作用するため、該切換摺動板（１８）に形成され
ている制御ビン（２０）は矢印（Ａ）方向への押圧力を
受けた状態にある。従って、第２図より明らかなように
切換歯車（７）は軸（１０）を中心として反時計方向へ
の回転変位力を受けた状態にある。しかしながら前記切
換歯車（７〉は、阻止片（１２）とトリガー部材（１４
）の阻止ビン（１７）との協働によって反時計方向への
回転を阻止された状態にあり、該切換歯車（７）は駆動
歯車（６）に噛合うことはない。斯かる停止状態にある
ときに使用者が再生操作をすると再生用操作レバー（１
３）が押圧されて矢印（Ｂ）方向へ変位せしめられると
共に電動機に′Ｗｔ源が供給されて回転を開始する。前
記再生用操作レバー（１３）が矢印（Ｂ）方向へ変位す
るとトリガー部材（１４）が押圧されてスプリング（１
６）の付勢力に抗して時計方向であるトリガー位置に回
動変位せしめられる。前記トリガー部材（１４）がトリ
ガー位置に回動変位すると該トリガー部材（１４）に形
成されている阻止ビン（１７）と切換歯車（７）に形成
されている阻止片（１２）との当接関係が断たれる。そ
の結果、切換歯車（７）の噛合位置への回転変位の阻止
動作が解除され、該切換歯車（７）は制御ビン〈２０）
の押圧力によって反時計方向に少しく回転せしめられ、
第３図に示す状態になる。斯かる状態にあるとき制御ビ
ン（２０）は切換用カム（９）に形成されている制御部
（１１）の頂点（ｌｌｂ）に当接した状態にあり、切換
歯車（７）に対して反時計方向へ回転付勢する状態にあ
る。そして電動機の回転によって時計方向へ回転駆動さ
れている駆動歯車（６）に切換歯車（７）に形成されて
いる歯が噛合い第４図に示した状態になる。斯かる状態
にあるとき制御ビン（２０）は切換用カム（９）に形成
されている制御部（１１）の第２傾斜部（ｌｉｅ）に当
接した状態にある。斯かる動作が行なわれると制御ビン
（２０）は矢印（Ａ）方向へ少しく変位することになる
が、斯かる動作によって駆動歯車（６）に加わる負荷が
軽くなり、駆動歯車（６）と切換歯車（７）との噛合動
作を円滑に行なうことができる。このようにして切換歯
車（７）が駆動歯車（６）に噛合うと該駆動歯車（６）
の回転が切換歯車（７〉に伝達され、該切換歯車（７）
は反時計方向に回転せしめられる。前記切換歯車（７）
が反時計方向に回転すると該切換歯車（７）に形成され
ている切換用カム（９）も回転するので、その回転に伴
なって制御ビン（２０）は矢印（Ｂ）方向への変位力を
受けて変位せしめられる。前記制御ビン（２０）が矢印
（Ｂ）方向への変位力を受けると該制御ビン（２０）が
形成されている切換摺動板（１８）は矢印（Ｂ）方向で
ある動作位置に変位せしめられる。前ｉ己切換摺動板（
１８）が動作位置に変位すると該切換摺動板（１８）と
連結スプリング（１９）にて連結されている摺動基板（
１）は矢印（Ｂ）方向への変位力を受け、復帰用スプリ
ングク３）の付勢力に抗して矢印（Ｂ）方向である再生
位置に変位せしめられる。前記摺動基板（１）が再生位
置に変位せしめられると駆動歯車（６）と切換歯車（７
）との噛合い動作が該切換歯車（７）に形成されている
欠歯部（８）の働きによって解除きれる。前記摺動基板
（１〉再生位置まで変位するとロック機構（図示せず）
の働きによって該摺動基板（１）は動作位置にロック保
持される。従って、該摺動基板（１）に載置されている
磁気ヘッド（２）が磁気テープに接触せしめられテープ
レコーダーは再生動作状態になる。そして、斯かる動作
が行なわれたときには、トリガー部材（１４）はスプリ
ング（１６）の付勢力によって第１図に示した非トリガ
ー位置に回動復帰せしめられており、切換歯車（７）の
駆動歯車（６）との再度の噛合動作を阻止する状態にあ
る。

以上の如く、再生動作状態への切換動作は行なわれるが
、斯かる再生動作状態にあるときに停止操作をすると再
生位置にロック保持されていた摺動基板（１）のロック
が解除きれる。その結果、摺動基板（１〉は復帰用スプ
リング（３）の付勢力によって停止位置である矢印（Ａ
＞方向へ摺動変位せしめられ、第１図に示した停止状態
になる。

＜ト）発明の効果 本発明の動作切換装置は、電動機の回転力を利用して動
作切換を行なうカセット式テープレコーダーにおいて、
切換用カムが形成されている切換歯車の駆動歯車と噛合
う噛合位置への回転変位動作を磁気ヘッドが載置されて
いる摺動基板を停止位置へ復帰せしめるべく設けられて
いる復帰用スプリングの付勢力を利用して行なうように
したので専用のカム及びスプリングを設ける必要がなく
構成が簡単になるという利点を有している。

【図面の簡単な説明】

図面は、何れも本発明の動作切換装置に関し、第１図は
停止状態を示す平面図、第２図、第３図及び第４図は異
なる状態を示す要部の平面図である。 主な図番の説明 （１）・・・摺動基板、　（３）・・・復帰用スプリン
グ、（６）・・・駆動歯車、　（７）・・・切換歯車、
　（９）・・・切換用カム、（１２）・・・阻止片、　
　（１４）・・・トリガー部材、　（１７）・・・阻止
ピン、　（１８）・・・切換摺動板、（２０）・・・制
御ビン。 出願人　　三洋電機株式会社　外１名 代理人　　弁理士　　佐　野　静　夫 第１図 第２１２１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）電動機により回転駆動せしめられる駆動歯車と、
   再生操作に伴なうトリガー動作時非トリガー位置よりト
   リガー位置に変位するトリガー部材と、該トリガー部材
   のトリガー位置への変位時噛合位置へ回転変位すると共
   に前記駆動歯車と噛合し、且つ該駆動歯車の回転力によ
   って所定の位置まで回転する切換歯車と、該切換歯車と
   一体的に回転するべく該切換歯車に形成されている切換
   用カムと、該切換用カムの回転により動作位置に変位す
   ると共に磁気ヘッドが載置されている摺動基板を再生位
   置に変位せしめる切換摺動板と、前記摺動基板を停止位
   置方向へ付勢すると共に停止操作時該摺動基板を再生位
   置より停止位置へ復帰変位せしめる復帰用スプリングと
   より成り、再生操作に伴なうトリガー動作時前記復帰用
   スプリングの付勢力にて前記切換歯車の噛合位置への回
   転変位動作を行なうようにしたことを特徴とするカセッ
   ト式テープレコーダーの動作切換装置。