JPS6217766A - 複写機の用紙排紙機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は、光源およびミラー等の光学系装置が原稿台
の下面を水平に移動し原稿の画像を走査する光学系移動
型の複写機において、複写プロセスを終了した用紙を外
部に排出する用紙排紙機構に関する。

〈発明の概要〉 この発明に係る複写機の用紙排紙機構は、複写機の排紙
部側側面に装着される排紙トレイにより生じるデッドス
ペースを削除して複写機の小型化およびスペースの有効
利用を実現するため、複写プロセス以後の用紙搬送路を
原稿カバーの上面に連続したものである。

〈従来技術とその欠点〉 一般に倍率変換機能等を備え多機能化された中型以上の
複写機では、光学系を構成する光源およびミラー等が原
稿台下面に水平に移動可能に配設されたベース上に固定
されている。この構成により複写プロセス時には感光体
の動作に同期して光学系装置が原稿台下面を水平に移動
し原稿の画像を走査する。以上のようにした所謂光学系
移動型の複写機では、固定された光源の上方において原
稿台が水平に移動し原稿台上の原稿の画像を走査される
原稿台移動型の複写機に比べ、複写機本体の用紙搬送方
向の大きさが変化せず複写機の配設スペースを有効に活
用できる。

しかしながら従来複写プロセスを終了した用紙は、複写
機本体の側面に装着された排紙トレイ上に排紙するよう
にしていたため排紙トレイの装着スペースが必要であっ
た。このため壁面あるいは他の備品と複写機本体との間
に間隔が必要であり、複写機の配設には本体の平面部分
以上の配設スペースを必要とした。

こうした複写機本体に装着される部材により生じるデッ
ドスペースを削除するために用紙カセットを複写機の前
面から内部に挿入し給紙部側のデッドスペースを省略す
るようにしたものは案出されていたが、排紙部側に生じ
るデッドスペースを省略するようにしたものはなかった
。

〈発明の目的〉 この発明の目的は上記従来の欠点に鑑み、排紙トレイの
装着によって複写機本体の排紙部側側面に生じていたデ
ッドスペースを削除し、複写機の配設に必要なスペース
を小型化することができる複写機の用紙排紙機構を提供
することにある。

〈発明の構成および効果〉 この発明の複写機の用紙排紙機構は、光学系移動型の複
写機において、用紙給紙部を始点とし複写プロセス部を
経由する用紙搬送路を、複写プロセス部以後で上方向に
連続し原稿カバーの上面を終点として構成したことを特
徴とする。

以上の構成によりこの発明によれば、複写プロセスを終
了した用紙を複写機の上方に導き、原稿カバーの上面に
排出することができる。したがって原稿カバーの上面を
用紙排紙トレイとして利用することができる。これによ
って従来複写機本体の一方の側面に装着されていた排紙
トレイを無くし、その分の配設スペースを省略すること
ができる。このため複写機の配設スペースを小型化する
ことができ従来設置できなかったスペースにも複写機を
設置することができるようになる。

〈実施例〉 第２図は、この発明の実施例である用紙排紙機構が用い
られる複写機の外観斜視図である。

複写機本体１の正面には用紙給紙口１ａが開設されてお
り、内部に構成された給紙部に用紙カセット６が矢印Ｃ
方向に挿入される。複写機本体１の上面には正面側端部
が矢印ＡまたはＢ方向に回動自在にされた原稿カバー２
が配設されている。

この原稿カバー２の上面には透明の樹脂平板が原稿台に
水平な面の一部に配設され用紙ストッカ２ａが構成され
ている。原稿カバー２の左側面近傍の複写機本体１の上
面は原稿カバー２に対応する高さに突出しており、用紙
排紙口５が開設されている。

第１図は、前記複写機の正面の概略構造図である。

複写機本体１の内部の略中央部には感光体ドラム１１が
配設され、その外周部近傍の帯電チャージャ１２、現像
装置１３、転写チャージャ１４、除電チャージャ１５お
よびクリーナ１６とともに複写プロセス部を構成してい
る。この複写プロセス部の下方には正面から用紙カセッ
ト６が挿入されるとともに、給紙ローラ７が配設された
給紙部が構成されている。複写プロセス部の上方には光
源３１、ミラー３２〜３５およびレンズ３６が配設され
光学系を構成している。

複写機本体１の上面には原稿台３が構成されている。原
稿４が載置されたその上面は、開閉自在に配設された原
稿カバー２により被覆されている。原稿カバー２の上面
にはこれと水平に配設された平板が固定されており、用
紙ストッカ２ａが形成されている。給紙部から複写プロ
セ不部を経由し、原稿カバー２の左側面に形成された用
紙排紙口５までの間には用紙搬送ローラ２１〜２６、剥
離ローラ９および定着ローラ８が配設され図中破線で示
す用紙搬送路が構成されている。

以上の構成により給紙部に挿入された用紙カセット６の
内部に収納された用紙が給紙ローラ７および用紙搬送ロ
ーラ２１．２２の回動により複写プロセス部に導かれる
。感光体ドラム１１の回動に同期して光学系の光源３１
およびミラー３２〜３４が原稿台書の下方を矢印り方向
に移動し、原稿台３上に載置された原稿４の画像を走査
する。

光源３１の光線の原稿４からの反射光がレンズ３６を通
過して感光体ドラム１１の表面に配光されこれを露光し
て静電潜像を形成する。現像装置１３によるトナーの供
給により静電潜像が顕像化され、転写チャージャ１４の
位置において複写用紙の表面にトナーが転写される。剥
離ローラ９および用紙搬送ローラ２３を通過した用紙は
定着ローラ８により加熱および加圧されてトナーを定着
し、用紙排紙ローラ２４〜２６方向に導かれる。これら
用紙排紙ローラ２４〜２６の動作により用紙は用紙排紙
口５から用紙ストッカ２ａ内に排紙される。

このように複写機本体１の内部の下方に構成された給紙
部から複写プロセス部に給紙された用紙を複写機本体１
の上面に配設された原稿カバー２の用紙ストッカ２ａに
排紙するように用紙搬送路を構成することによって従来
第４図に示すように、複写機本体４１の両側部に装着さ
れた排紙トレイ４２および用紙カセット４３により複写
機本体４１の側面と備品５１．５２のそれぞれの間に必
要であったスペースが不必要となり、第３図に示すよう
に複写機本体１の両側面に備品５１．５２を隙間なくつ
けて配設することができる。したがって複写機の配設に
必要なスペースが小型化し今まで配設することができな
かった場所にも十分な機能を有する複写機を設置するこ
とができる。

また、用紙が原稿をセットした原稿台の近傍に排紙され
るため画像形成状態のチェック時または用紙の回収時に
下方に手を伸ばす必要がな（、即座に用紙に手が届き操
作性が極めて良い。同様に用紙の排紙位置と原稿のセン
ト位置が近いため複写作業終了後用紙と原稿とを回収す
る際の作業性が良く、原稿の回収を忘れたりすることが
ない。

なお、用紙カセットを側方から装着する複写機において
も同等支障なくこの発明を実施することができ、用紙排
紙トレイの装着の必要性をなくすことによりその分のデ
ッドスペースを削除することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例Ｉである用紙排紙機構が用い
られる複写機の正面の概略構造図、第２図は同複写機の
外観斜視図、第３図は同複写機の配設状態を示す正面図
、第４図は従来の複写機の配設状態を示す正面図である
。 ２−原稿カバー、２ａ−用紙ストッカ、３−原稿台、　
　５−用紙排紙口、 ２１〜２６−用紙搬送ローラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）開閉自在に配設した原稿カバーにより上面を被覆
   される原稿台の下面を光学系装置が水平に移動し、原稿
   台上に載置された原稿の画像を走査する複写機において
   、 用紙給紙部を始点とし複写プロセス部を経由する用紙搬
   送路を、複写プロセス部以後で上方向に連続し前記原稿
   カバーの上面を終点として構成したことを特徴とする複
   写機の用紙排紙機構。