JPS62176063A - 溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの製法 - Google Patents

溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの製法

Info

Publication number
JPS62176063A
JPS62176063A JP61016322A JP1632286A JPS62176063A JP S62176063 A JPS62176063 A JP S62176063A JP 61016322 A JP61016322 A JP 61016322A JP 1632286 A JP1632286 A JP 1632286A JP S62176063 A JPS62176063 A JP S62176063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolyte
tile
sheet
electrolyte tile
plasticizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61016322A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikumasa Nishimura
生眞 西村
Junji Nakamura
中村 淳次
Goro Saito
悟朗 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP61016322A priority Critical patent/JPS62176063A/ja
Publication of JPS62176063A publication Critical patent/JPS62176063A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/14Fuel cells with fused electrolytes
    • H01M8/141Fuel cells with fused electrolytes the anode and the cathode being gas-permeable electrodes or electrode layers
    • H01M8/142Fuel cells with fused electrolytes the anode and the cathode being gas-permeable electrodes or electrode layers with matrix-supported or semi-solid matrix-reinforced electrolyte
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04276Arrangements for managing the electrolyte stream, e.g. heat exchange
    • H01M8/04283Supply means of electrolyte to or in matrix-fuel cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/14Fuel cells with fused electrolytes
    • H01M2008/147Fuel cells with molten carbonates
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2300/00Electrolytes
    • H01M2300/0017Non-aqueous electrolytes
    • H01M2300/0048Molten electrolytes used at high temperature
    • H01M2300/0051Carbonates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、′溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの
製法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
溶融炭e塩燃料電池(以下= MCFCと(・う)は、
それぞれの工程で製造した所要の形状と特性を有する電
極板、電解質タイルおよび各種の電池構成部品を用いて
第3図のように構成される。第3図において1は電解質
タイル、2および3は多孔質のニッケルもしくはニッケ
ル合金からなる電極で、3のカソード電極は酸化ニッケ
ルの多孔質板になっている。さらに第3図の4はセル枠
であり、これと押え板5の間には絶縁板6が挿入され。
これらと前記電解質タイル1および電極2,3をボルト
7、ナツト8によって締付ける構造になっている。そし
て、これを電気炉に装入して650°Cまで昇温したの
ち、燃料および酸化剤をアノード側とカソード側電極に
配設されたガス室10から供給することにより1両電極
には電気エネルギーが発生する。この電気エネルギーは
コレクター9を介してセル枠4に伝わり、これを電流取
り出し線11によって外枠にとり出すことができる。
上記構成の電解質タイルの電解質としてアルカリ金属炭
酸塩を用い、高温(500°〜800℃)で作動するM
CFCでは、電気化学的反応は下記のfil、(2)式
のように進行し、イオン伝導は炭酸イオン(S00)に
よって行なわれる。
アノード:H2二″″03→H20+CO2÷2e−(
1)カソード:1/202+C02+2e−+CO2−
121この電池は作動温度が500°C以上と高いため
反応送度が速く、常温型燃料電池のように高価な白金属
の触媒を必要とせず、また常温では反応しに(い安価な
燃料でも高電流密度が得られるなどの特長がある。
しかしながら、動作温度が高(腐食性の強いアルカリ金
属炭酸塩を使用していることによって。
■電極では、電極を構成するニッケル粒子の成長と腐食
による電気化学的特性の劣化、■電解質タイルでは1組
み立て中の破損および保持材であるリチウムアルミネー
トの電解質保持能力低下とヒートサイクルによる破損、
■セル枠、コレクターなどの電池構成材料では腐食の進
行、などが問題になってくる。
ところで1MCFCの構成においては、電解質タイルが
とくに重要な役割を担っており、電池の運転中に電解質
タイルに穴やクラックなどの欠陥が発生すると燃料と空
気の混合すなわちクロスオーバが起こり、電池出力性能
を喪失させる致命的な原因となる。このためMCFCの
電解質タイルには以下の性能を具備することが要求され
る。
fil  機械的強度が高いこと。
(2)  ヒートサイクルをうけてもクラックなどの欠
陥が発生しないこと (3)  耐熱性にすぐれていること (4)電解質が安定に保持できること (5)  イオン導電性を有すること また。 M CF Cの製造コストの中で電解質タイル
は大きな比重を占めているので、経済性にすぐれた材質
と簡便な製造工程の開発も要請されている。
MCFCの電解質タイルは、電解質融体を保持するため
の保持材と電解質であるアルカリ金属炭酸塩とからなっ
ている。保持材としては、これまでの研究経過からアル
ミナと炭酸リチウムを原料として炭酸塩混合法などで合
成されたりチウムアルミネートが最適とされ、最も多く
用いられている。
リチウムアルミネートにはγ−1α−およびβの6つの
同素体があるが、融体保持と機械的強度の観点からγも
しくはαが使用される。電解質としては、アルカリ金属
炭酸塩の中で共晶組成を有する炭酸リチウムと炭噛カリ
ウムの混合吻が用いられる。両者の共晶組成は475%
炭酸リチウム−52、54炭酸カリウム(重量比)であ
り、その共晶温度は約491℃である。また、リチウム
アルミネート保持材と共晶組成電解質の割合(重量比)
は、通常5対5から4対6の範囲が一般的である。
これまで知られているM CF Cの電解質タイルの製
造方法は以下の通りである。
ill  γ−リチウムアルミネートと共晶組成電解質
の混合粉末を常温で加圧成形し500°C前後で焼結す
るいわゆるペースト法。
(2)  γ−リチウムアルミネートと共晶組成電解質
の混合粉末を460°〜490°Cの温度範囲で0.6
〜1.0ton/−の圧力で加圧し、この加圧状態を1
5〜150分間保持するいわゆるホントブレス法。
(3)  γ−リチウムアルミネートにバインタ゛−を
添加して1〜3.5tonハの圧力で成形し、焼結して
保持材のみでマトリックスを作成した後に電解質融体を
含浸するいわゆるマトリックス法。
前記のペースト法では、成形圧力を高くすると成形体に
クラックが発生しやすく、また焼結時のクラック発生を
防止するためその昇温・降温速度には細心の注意が必要
である。このように昇降温に時間がかかるため生産性に
劣るという問題がある。さらに、この方法で得られる電
解質タイルのかさ密度は、その理論値の高々85係前後
であるため機械的強度が弱く、燃料電池のヒートサイク
ル中に欠陥を発生しやすいという欠点を有する。
ホットプレス法はペースト法に比べて電解質タイルのか
さ密度を向上させることは容易であり。
機械的強度もすぐれたものが得られるという利点がある
。ただ、電解質タイルのかさ密度を高めるためにはその
加圧力を高めることが必要であり。
このためには大型プレス装置が不可欠で設備費が高価に
なるという欠点がある。ホットプレス法においても、電
解質タイルの欠陥発生をさけろためには昇降温速度をで
きる限り低下させろことが必要なので、ペースト法と同
様に生産性に雑煮がある。
れ マトリックス法といわ−る中にはドクターブレード法、
カレンダー法および電気泳動法などがある。これらの方
法は、ペースト法およびホントプレス法に比べて電解質
タイルの大面積化は容易であるが、製造工程が複雑で高
温焼結が必要なため。
製造コストが高(なるという傾向をもち、かつ成形時の
強度が極めて低く、取扱い中に破損しやすいという欠点
がある。
したがって1以上の方法で製造された電解質タイルを用
いて構成したM CF Cは、電池出力性能が不十分、
電解質タイルの機械的強度が劣るため大面積化が困難お
よび製造工程が複雑で、コストが高いという問題を有す
る。また1以上の方法の電解質タイルを用いて構成した
M CF Cでは、650℃の運転温度まで昇温する際
は1時間当り60℃以下でないと電解質タイルが破損す
る場合も多い。
かつこれら電解質タイルはヒートサイクルに対しても弱
いという欠点もある。
〔発明の目的〕 この発明の目的は、新規な方法で製造したシート状物を
電解質保持材に用いて電池構造物にした後、該構造物を
昇温する過程でシート状物に電解質を含浸することで 
M CF CMの組み立て作業と大型化が容易でかつ経
済性と電池出力性能にすぐれたMCFCを提供すること
にある。
〔発明の要点〕
発明者らが本発明を知見し、それを完結させるに至った
経緯をまず説明する。
セラミック多孔質体としては、従来から素焼き陶器ある
いは一定の粗さをもつセラミック粒子を焼結したような
連続した気孔をもつ多孔質体あるいは発泡ガラスのよう
に独立した気泡をもつ多孔質体が知られている。また、
近年セラミックフオームのように軟質ウレタンフオーム
の発泡を利用した連続気孔型のセラミック多孔質体でセ
ラミック部と気孔部との体積比が全く逆転したような海
綿状のセラミック多孔質体がある。このようなセラミッ
ク多孔質の作り方を電解質タイル保持材のマトリックス
の製造に応用しようと意図した。しかし、前記の作り方
では以下の欠点があるため電解質タイル保持材マトリッ
クスの製造は困難であることがわかった。
(1)  セラミック多孔質体としての硬さと緻密性が
°不十分。
(2)気孔部に各種の無機物質や電解質を充てんして使
用する場合はイオン通過性や電子伝導性に欠けるものが
ある。
(3)  イオン通過性や電子伝導性は満足しても気孔
部の空孔径が大きいため、各種の無機物質や電解質が気
孔部から流出しやすい。
一方、セラミックのシートを作る場合の方法としては、
射出成形法、押出成形法、静水圧プレス法および抄紙性
以外の方法では30Cn1以上の大面積以上の大面積の
セラミックシートを作ると表面が割れたり1反ったりし
て均一な性状のものな得にくいと℃・つ難点がある。
これに対し、抄紙法は焼結性無機物質の粉体と木材パル
プ、天然接離1合成繊維のうちから選択された少なくと
も一種の有機質繊維材を湿式混合し、凝集されたのち抄
造してシート状物を得るものである。この方法は他のも
のに比べて薄板で大面積のシートが容易に製造でき、か
つシート状物は可撓性を有し折曲げ等も自在で機械的取
り扱いの面でも優れている。抄紙法で得たシート状物を
焼成することで有機質繊維材は焼失し、薄くて大面積の
セラミック多孔質体が容易に製造できる。
この多孔質体は、緻密で強度があり、気孔率が高く細孔
が迷路のようになって連続している。
本発明者らは、この抄紙法の特徴と利点に着眼し、これ
をM CF Cの電解質タイルに応用した発明を、先に
特願昭58−181485号として出願した。
また、特願昭59−201291号として出願した発明
は、抄紙法により形成したシート状物を電解質タイルの
保持材として電池に組み込んだ後。
運転温度まで昇温する過程で有機質繊維材を焼失飛散さ
せ、こσノ有機質榎維材がぬけた細孔部分に電解質融体
を含浸して電解質タイルとすることにより1作業性、経
済性をより向上しようとしたちのである。
本発明は、これらの発明を更に改良したもので、アルミ
ナファイバーをシート状物の補強材とし添加し、更に、
従来の抄紙法で使用した有機繊維材を全く添加せず、そ
のかわりに、結合剤、可塑剤を用いる事により、シー、
ト状物の結着性、可ψ性を保ちながら650℃という低
温焼成でも従来と同等あるいはそれ以上の強度をもち、
しかも平均細孔径を小さくしようとしたものである。
本発明では、アルミナファイバーをシート状物の乾燥全
重量に対して10〜60重量%としている。アルミナフ
ァイバーを10重重量上り少なくすると補強の効果が不
十分であり、30重量幅より多くすると炭酸塩を溶融含
浸させる際にアルミナファイバーがリチウム塩と反応し
て組成及び結晶構造が変化し、ヒートサイクルとともに
強度が劣化してしまう。
本発明に用いる水溶性結合剤の例としては、澱粉、デキ
ストリン、アルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース
、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
メチルエチルセルロース、酢酸セルロース、ポリビニル
アルコール、ポリアクリル酸塩、スチレン・ブタジェン
系エマルジョン等の天然あるいは合成の親水性結合剤の
中から選択される少な(とも一種をあげることができる
一方、可塑剤としては、グリセリン、エチンングリコー
ル、トリエチレングリコール等のグリコール類の中から
選択される少なくとも一種を用いることがあげられる。
また、有機繊維材を添加せず、かわりに水溶性結合剤と
可塑剤を用いるのは、有機繊維材を添加した従来の系で
はシート状物の結着性、可塑性は満足しても、完全な焼
結体にならない650℃という低温焼成において、シー
ト状物の強度、気孔率、平均細孔径の点で満足のいくも
のにするためである。
さらに結合剤の量を3〜25重量係と規定しているのは
3憾以下では7−ト状物に結着性を付与できずシート状
物を乾燥するとクラックが入る。
また254以上では結着力は増加するが650“Cでの
焼成後のシート状物の気孔率が太き(なりすぎ、また多
量の結合剤は抄造時の炉水性を悪化させ作業能率が落ち
る。可塑剤についても3〜20重量係の規定しているが
、3重8%以下ではシート状物に可塑性を付与できず、
また20重重量板上では結合剤と同様に650°Cでの
焼成物の気孔率が大きくなりすぎ、抄造時の炉水性を悪
化させる事になるからである。
〔発明の実施例〕
以下に本発明の詳細な説明する。
製造方法は、まず10〜30重量係のアルミナファイバ
ーと平均粒径1μm以下のりチウムアルミネートをシー
ト状物の乾燥全重量に対して3〜20重量係となる水溶
性結合剤及び可塑剤を溶解した水溶液中で湿式混合し、
さらに固形分に対して5〜30倍程度の重量の水を加え
て湿式混合し、抄造に適する水性スラリーに調整し、凝
集剤を添加し凝集させ抄造機にて抄造し、厚さ0.5〜
2.071111の厚さのシート状物に成形する。
このシート状物を第6図に示した電解質タイル1の保持
剤として用いて第1図の電池構造物に組み立てる。第1
図において、21は電解質粉末を入れたアルミナルツボ
であり、このアルミナルツボは押え板の周辺部に穴を加
工し、その部分に設置されている。そして、アルミナル
ツボに連結しているアルミナ製パイプ22はシート状物
に接している。この電池構造物は第1図の電気炉2・3
に装入され、650℃運転温度まで昇温する。木材パル
プは450℃付近から焼失を開始し、480゜〜490
°Cでは完全に焼失飛散する。そして約490°C付近
で電解質成分が融液となり、木材パルプが抜けた細孔部
分に電解質が象浸を開始する。
500℃位の温度になると、シート状物の細孔部分には
電解質が完全に含浸して電解質タイルとなり、MSFC
として完成する。
なお、シート状物へ含浸するために必要な電解質成分は
前記ではアルミナルツボに用意する例を説明したが、こ
れ以外にセル枠に溝を加工し、この部分に所要量の電解
質成分を充填しておく方法も可能である。
次に本発明の具体的な実施例を述べる。なお。
組成は全て重量比である。
〈実施例1> (A)試料の調整 (Bl凝集剤 アルミナファイバー7部を湿式叩解しりチウムアルミネ
ート40部を加えたものに水あるいは温水に溶解したポ
リビニールアルコール水溶液23部とトリエチレングリ
コール3部を加え湿式混合し、更に水を加えて1000
部とし1〜10分程度攪拌し水性スラリーを作る。その
中へあらかじめ作っておいたポリアクリルアミド系アニ
オン凝集剤(サンフロックAH・200Pのo、i4水
溶液)を30部添加し、1分程度攪拌し、さらにあらか
じめ作っておいたポリアクリルアミド系カチオン凝集剤
(サンフロックC−009Pの0.1係水溶液)を20
部添加し、1分程攪拌し凝集フロックを作成する。
以上のようにして凝集した試料を抄造機で抄造して30
(1m角で厚み0.5〜2.0 mのシート状物にする
このシート状物から、気孔率、細孔径測定用のサンプル
を切り出し、電池作動温度650°Cで焼成を行なった
結果、気孔率で55〜65係、平均細孔径で0.1〜1
.0μmであり、既知の通りのMCFC用電解質保持タ
イルに要求される数値を満足するものであった。
さらに上記サンプルの残りから250rrIM角のもの
を切り出して電解質タイル用保持材とし、さらに200
mIIの多孔質ニッケル電極板として第1図のように電
池構造物に組み立てる。第1図のアルミナルツボには共
晶組成電解質(475%炭酸リチウム−52,5%炭酸
カリウム)粉末を入れて。
これを電気炉に装填する。
その後、1時間当り120℃の昇温速度で昇温し、65
0℃まで昇温する過程で木材パルプを焼失飛散させると
ともに電解質を含浸させた。この場合のタイル保持材と
電解質の割合は45:55であった。前記工程で構成し
たMCFCの燃料極にはAir+30 ’b CO2、
空気極にはH2+CO2のガスな供給して単セル試験を
行った。この際に得られた電流−電圧曲線を第2図に示
す。この特性は従来方法で製造した電解質タイルによっ
て構成したM CF Cのそれと同等かそれ以上であり
、本発明の有効性が実証された。また、この単セル試験
および別に行ったヒートサイクル試験でも電解質タイル
に欠陥の発生は認められず1本発明のMCFCは耐久性
、寿命特性の面でも優れていることが裏付けられた。
〈実施例2〉 仄)試料の調整 fBl凝集剤 以上のような組成fAl、 fBlを用いて、以下は実
施例1と全く同様にしてMOFCを構成した。この場合
も電解質保持タイルの気孔率、平均郁孔径及びこれに炭
酸塩を含浸した電解質タイルの電池性能は実施例1と同
等であることが確認された。
なお1本実施例ではM CF Cの運転温度である65
0°Cまでの昇温速度を1時間当り120℃としたが、
この昇温速度は1時間当り200°Cまでの範囲である
ならば、電解質タイルに欠陥は発生しないという結果も
得られている。
(4)発明の効果 以上述べたように1本発明によれば、抄紙法で製造した
りチウムアルミネート、アルミナファイバー、結合剤、
可塑剤よりなるシート状物を電解質タイル保持材として
電池を組み立てたのち、MCFCの運転温度に昇温する
過程でシート状物に連続した細孔を形成するとともに、
この細孔に電解質融体を含浸させて電解質タイルとする
ことでタイルの破損を防止するとともに1組立作業の簡
略化を図ることができ、経済性、耐久性および電池性能
にすぐれたMCFC’を提供できる。また。
この発明によればM CF Cの大型化も容易であるの
で高温型燃料電池の開発促進に寄与するところ大である
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す燃料電池の側断面図、第
2図は本発明による単セル試験の電流−電圧を示すグラ
フ、第3図は従来の燃料電池を示す側面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)空気極、燃料極、電解質タイルおよびセル枠より
    構成される溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの製法
    において、リチウムアルミネートの粉体と、アルミナフ
    ァイバーを水溶性結合剤及び、可塑剤とともに湿式混合
    して水性スラリーとなし、凝集し抄造して得たシート状
    物を電解質タイル保持材として電池構造物に組み立てた
    後、該構造物を650℃まで昇温する過程で前記結合剤
    及び可塑剤を焼失飛散させるとともに、炭酸リチウムと
    炭酸カリウムからなる電解質成分をシート状物に含浸し
    て電解質タイルとすることを特徴とする溶融炭酸塩型燃
    料電池の電解質タイルの製法。
  2. (2)アルミナファイバーの添加量がシート状物の乾燥
    全重量の10〜30重量%である特許請求の範囲(1)
    項記載の電解質タイルの製法。
  3. (3)結合剤が、澱粉、デキストリン、アルギン、塩、
    カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒド
    ロキシプロピルセルロース、メチルエチルセルロース、
    酢、セルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル
    酸塩、スチレン・ブタジエン系エマルジョン等の天然あ
    るいは合成の親水性結合剤の中から選択される少なくと
    も一種でその添加量がシート状物の乾燥全質量の3〜2
    5重量%である特許請求の範囲第(1)項記載の電解質
    タイルの製法。
  4. (4)可塑剤がグリコール類の中から選択される少なく
    とも一種でその添加量がシート状物の乾燥全重量の3〜
    20重量%である特許請求の範囲第(1)項記載の電解
    質タイルの製法。
JP61016322A 1986-01-28 1986-01-28 溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの製法 Pending JPS62176063A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61016322A JPS62176063A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61016322A JPS62176063A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62176063A true JPS62176063A (ja) 1987-08-01

Family

ID=11913244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61016322A Pending JPS62176063A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62176063A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0597368A1 (de) * 1992-11-13 1994-05-18 Mtu Motoren- Und Turbinen-Union Friedrichshafen Gmbh Verfahren zur Herstellung einer Lithiumaluminat-Matrixschicht für eine Schmelzcarbonat-Brennstoffzelle
JPH06290799A (ja) * 1992-09-30 1994-10-18 Hitachi Ltd 溶融炭酸塩型燃料電池の電解質板の製造方法
JP2008123831A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Central Res Inst Of Electric Power Ind 電解質保持板形成用スラリー組成物、電解質保持板形成用グリーンシート及びこれらを用いた電解質保持板並びにこれらの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5871564A (ja) * 1981-09-30 1983-04-28 ユナイテツド・テクノロジ−ズ・コ−ポレイシヨン 溶融炭酸塩燃料電池用マトリツクス材料
JPS58129777A (ja) * 1982-01-29 1983-08-02 Hitachi Ltd 燃料電池

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5871564A (ja) * 1981-09-30 1983-04-28 ユナイテツド・テクノロジ−ズ・コ−ポレイシヨン 溶融炭酸塩燃料電池用マトリツクス材料
JPS58129777A (ja) * 1982-01-29 1983-08-02 Hitachi Ltd 燃料電池

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06290799A (ja) * 1992-09-30 1994-10-18 Hitachi Ltd 溶融炭酸塩型燃料電池の電解質板の製造方法
EP0597368A1 (de) * 1992-11-13 1994-05-18 Mtu Motoren- Und Turbinen-Union Friedrichshafen Gmbh Verfahren zur Herstellung einer Lithiumaluminat-Matrixschicht für eine Schmelzcarbonat-Brennstoffzelle
JP2008123831A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Central Res Inst Of Electric Power Ind 電解質保持板形成用スラリー組成物、電解質保持板形成用グリーンシート及びこれらを用いた電解質保持板並びにこれらの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3976181B2 (ja) 固体酸化物燃料電池単セル及びこれを用いた固体酸化物燃料電池
KR20100047703A (ko) 용융탄산염 연료전지용 전해질 함침 강화 매트릭스 및 이의제조방법
CN101894956B (zh) 含有取向柱状孔的阳极支撑体的制备方法
JPS62176063A (ja) 溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの製法
JPH0350387B2 (ja)
JPS63138662A (ja) 溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの製法
JPH01120774A (ja) 溶融炭酸塩型燃料電池の電解質タイルの製法
JPS58129777A (ja) 燃料電池
JP3592839B2 (ja) 電解質板、セラミック補強材及びセラミック焼結体の各製造方法
JP2013149630A (ja) 溶融炭酸塩形燃料電池の繊維強化電解質板の製造方法
JPS58129781A (ja) 溶融塩型燃料電池
JPS63289772A (ja) 溶融炭酸塩型燃料電池用電解質タイルの製法
JPS62133676A (ja) 溶融炭酸塩型燃料電池用電解質タイルの製法
JPS5987767A (ja) 溶融塩型燃料電池電極の製造方法
CN103137979A (zh) 中温固体氧化物燃料电池复合阴极及其制备方法
JPH0548581B2 (ja)
JPS62145663A (ja) 溶融炭酸塩燃料電池の電解質板の製造方法
JPH0259592B2 (ja)
JPS58119161A (ja) 溶融塩燃料電池用電極の製造法
JPH0520870B2 (ja)
JPH10112329A (ja) 溶融炭酸塩型燃料電池および溶融炭酸塩型燃料電池電解質板用保持材の製造方法
JP3177768B2 (ja) 溶融炭酸塩型燃料電池及びその電解質板用シートの製造方法
JPS6017865A (ja) 溶融塩燃料電池
CN118060540A (zh) 一种提升传统Ni基复合陶瓷阳极支撑体孔隙率的方法
KR100215422B1 (ko) 용융탄산염 연료전지용 전해질 지지체 제조방법