JPS62174302A - 表面にポ−ラスな層を有する構造部品及びその製造方法 - Google Patents

表面にポ−ラスな層を有する構造部品及びその製造方法

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JPS62174302A
JPS62174302A JP4858686A JP4858686A JPS62174302A JP S62174302 A JPS62174302 A JP S62174302A JP 4858686 A JP4858686 A JP 4858686A JP 4858686 A JP4858686 A JP 4858686A JP S62174302 A JPS62174302 A JP S62174302A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はその表面にポーラスな層を有する構造部品及び
その製造方法に関するものであり、このような構造部品
は人工骨、軸受の一部、吸振合金の購成部分等、多岐に
わたる分野に利用されうる。
(従来の技術) 基材とその表面にポー274層に!する構造部品を造る
方法の一例として、従来、第2図に示すように鋳造法又
は粉末冶金法等により作製した基材部1の表面に合金粉
末3を配し、これらを炉中にて高温度にさらし、合金粉
末6と基材部1との間に固相拡散を起させることにより
、第3図に示すような、基材部31とポーラスな層32
からなる構造部品を製造することが行われていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記した従来法は次の欠点をゼしていた。
まず第1に得られたポーラス層を有する構造部品の強度
特性がポーラス層を有しない場合に比して著しく劣化す
ることである。これは第3図の5として示した部分での
応力集中や、基材部61とポーラス層32を構成する合
金粉末3との間の境界面付近における組織異常が破壊発
生の起点となるためと考えられる。第2に十分な固相拡
散をせしめるためには温度を高くする(融点の90〜9
5%)必要があることで、温度が低い場合には基材部3
1と合金粉末3との固着が十分なものにならない。従っ
て、エネルギー的にコスト高となる。
本発明は、従来法における上記したような欠点に鑑み、
ポーラス層を形成しても強度特性の劣化が少なく、必要
温度が低くても合金粉末と基材部の十分な結合を可能と
する新規な、表面にポーラスな層を有する構造部品とそ
の製造方法を意図するものである。
さらに本発明は上記の発明で得た表面にポーラスな層を
有する構造部品の基材部の強度をより向上した構造部品
の製造方法に係わる発明をも提供するものである。
(問題点を解決する次めの手段) 本発明者らは、鋭意研究の結果圧粉成形によ多形成した
基材部表面に合金粉末を配置し加工後焼結することによ
り、合金粉末と基材部とが強固に結合できること、ま九
固相拡散が従来法よシ容易に進行することを見出し、本
発明に到達した。
すなわち、本発明は要素粉末をベースとして圧粉成形さ
れた基材部と合金粉末を原料とじ該基材部表面に形成さ
れたポーラスな層からなり、該ボー2スな層は上記基材
部表面にくい込むように結合固着されていることを特徴
とする表面にポーラスな層を有する構造部品及び、要素
粉末をベースとする基材部を、圧粉成形した後、平均粒
径100μm以上の合金粉末を該基材部の表面に配し次
いで上記基材部圧粉成形時の圧力の1/10以上の圧力
を加え、それにより得られ表面に合金粉末層を有する複
合圧粉体を焼結することを特徴とする、表面にポーラス
な層を有する構造部品の製造方法に関する。上記方法に
おいて、基材部圧粉成形時の圧力の1/10以上の圧力
は、冷間静水圧成形によシ加えることが特に好ましい。
また本発明は上記の方法で得次、表面にポーラスな層を
有する構造部品の基材部をさらに高強度とするための方
法として、要素粉末をベースとする基材部を圧粉成形し
た後、平均粒径100μm以上の合金粉末を該基材部の
表面に配し、次いで上記基材部圧粉成形時の圧力の1/
10以上の圧力を加え、それによシ得られた表面に合金
粉末層を有する複合圧粉体を焼結する、ことにより得た
焼結材について、さらに基材部部分を熱間静水圧成形も
しくは熱処理を施こし、それにより基材部強度を向上す
ることを特徴とする、表面にポーラスな層を有する構造
部品の製造方法にも関する。
本発明に特に好ましい実施態様としては粉末合金の基本
組成がTL−6Al−AV合金、Co−Cr系合金、F
e−Cr系ステンレス合金、Fe−Cr−Ni  系ス
テンレス合金又は純Ti  である上記の構造部品及び
その製造方法が挙げられる。
以下に本発明の方法を具体的に説明する。
本発明の方法は基本的には次の5段階からなる。すなわ
ち、 1)要素粉末全圧粉成形し、基材部を作製する段階、 2)該基材部の表面にポー2ス層を形成する段階、 3)以上により得られ次複合圧粉体の焼結を行う段階で
ある。
まず第1に要素粉末を用い必要とする構造部品の圧粉成
形を行うが、これは金型ブレス、冷間静水圧成形等通常
行われている粉末成形法のいずれによってもよい。
この際の負荷圧力は基材部成形のためであるのでこれが
余りに低い場合には基材部の成形自体が困難になるのみ
ならず、次工程における圧力負荷で合金粉末3が基材部
表面にくいこんで付着し十分に結合するというよジ、第
4図のbとして示すように基材1の内部まで入りこんで
しまい、基材部表面が凸凹になり、ひどい場合には基材
部の形がくずれた9損傷したりしてしまう。従って用い
る合金様に対応して十分な強度をもつ基材部の成形に必
要な圧力で行うべきである。例えばCo−Cr系合金の
場合はTi−6Al−4V、Fe−Cr系、Fe−Cr
−Ni  系合金よりも低い負荷圧力で成形できる。実
際には0.1 t/cm2以上程度の圧力であるが、特
に限定されるところはない。
次に圧粉成形した基材部の表面にポーラス層を形成する
ため、圧粉成形体の表面に合金粉末を配した後、これを
再度加圧する。この時の加圧によシ合金粉末は基材部の
表面に押しつけられ第1図の4に示すように食い込む様
に結合、固着される。
なお第1図中1は基材部、3は合金粉末、2はポーラス
な層である。
このときの加圧力は、基材部成形時の圧力の1/10以
上が好ましい。これは九に未たない圧力の場合には合金
粉末と基材部との間で十分な固着力が得られないためで
ある。本発明においてポーラス層を形成する合金粉末は
このような圧力にて加圧することにより第1図に示した
ように基材部表面にくいこむように固着し、基材部と合
金粉末の境界面付近の組織に異常をきたさないので、得
られた構造部品の強度特性は劣化が少なく、ポーラス層
を有しない場合の強度に比肩しうる。またこのような加
圧固着によシ、合金粉末表面と基材部との接触面積が大
きく、焼結時の固相拡散の進行による合金粉末と基材部
との結合がより容易に行われる。従って従来法に比べ、
固相拡散に必要な温度が低くてよく、エネルギーロスが
少なくてすむ。
また、このように合金粉末を基材部表面に配した後の圧
力負荷を冷間静水圧成形(C!IP)で行うと、基材部
に残留する空孔をなくすことができる。C工Pによれば
、その圧力負荷状態は、基材部に対し等方的な圧力負荷
が行えることにより、より均一かつ等方的になる。よっ
て基材部には合金粉末を介して、他の圧力負荷法(例え
ば金型プレス)に比べ、よシ大きな力が加えられるため
、基材部の成形体萱度はよシ高くなることになる。この
ような効果からも最初に行う基材部の成形をC工Pで行
うことも好ましい。
この場合にも、焼結後の密度は同じ圧力で行う他の方法
、例えば最も広く行われている圧力負荷法である金型プ
レス法等に比べ高密度になることが期待できる。
又、合金粉末の基材部への固着’ic!IPで行つて有
利な他の理由は、基材部が複雑形状を有している場合に
おいても、C工Pの有する等方等な圧力負荷能力によシ
、効果的に合金粉末を基材部に付着させることができる
ためである。
又、材質がTi  やTi 合金の場合、金型プレスで
は粉末と型との凝着が問題となるため、その成形は困難
であるが、C工Pによる方法は凝着の問題がなく、非常
に有効である。
本発明において用いられる、基材部とその表面に形成さ
れるポーラスな合金の層の材質としては、構造部品の用
途に応じ適宜選択できるが、特に好ましい基材又は合金
粉末の基本組成としては、例えばTi−6Al−4V合
金、Co−Cr系合金、Fe−Cr系ステ/レス合金、
Fe−Cr−Ni  系ステンレス合金、純Ti  等
が挙げられる。
本発明において、基材部と合金粉末の組成の組合せにつ
いては何らの制限もなく、勿論基材部と合金粉末が同(
重のものでもよい。
本発明において基材部周囲に配する粉末は、製品として
得る構造部品に求められるポーラス層の平均空孔径に対
応して、最適な平均粒子径を持つものを選択する。例え
ば人工骨用構造部品としては、骨との結合性の関係で2
0〜200μmの空孔径が好ましいとされているので、
このような場合には基材部表面に配する合金粉末をその
平均粒径が100μm以上のものとすると、最も適当と
される平均空孔径20μm以上のポーラス層が得られる
。平均空孔径が余シに小さくなると、最早ポーラス層と
は言えなくなる。
最後に得られた複合圧粉体の焼結を行う。焼結により、
基材部の焼結進行と共に、合金粉末と基材部の間により
強固な結合力が得られ、表面にポーラスな層を有する構
造部品を炸裂することができる。
焼結の際の温度は、一般に高い程、合金粒末と基材部と
の結合はより強くなるが、本発明の方法では前述のよう
に従来法はどの温度は要しないので、例えばTi−6A
l−4Vの場合はm、pの約78%程度で充分であった
以上述べた方法で得た表面にポーラスな層を有する構造
部品は、ポーラスな層と基材部との固着力は強固で非常
にすぐれている。
しかしながら、この構造部品の基材部は、要素粉末の圧
粉成形及び焼結によっているため、基材部自体の強度は
鋳・鍛造材と比べ、必ずしも高強度を有するとは限らな
い。これは、焼結過程を経た後も気孔等が残留するため
と考えられる。このような場合には、基材部をさらに高
強度なものとする手段を取ることが好ましい。
すなわち、得られた表面ポーラスな焼結材について、さ
らに熱間静水圧成形(HIP)又は熱処理を行う。さら
なるHIPにより基材部の緻密化が可能であり、表面に
形成されたポーラス層を損うことなく基材部の高強度化
が実揚できる。
また、熱処理がポーラスな層を有する基材部の強化に有
効であることは言うまでもない。
表面にポーラスな層を持つ基材部の密度が真密度比で9
41/10以上ある焼結材の場合には、コンテナー等の
密閉容器内に封入することなくHIPを行うことができ
るので、ポーラスな層の空隙を介して、加圧されるAr
  ガスによる基材部の緻密化がよりいっそう可能であ
るい94チ以上の密度の基材部を有する焼結材を得るに
は、要素粉末圧粉成形ベース上に、合金粉末をCIFに
より、結合固着することが有利である。
一般にCIFは金型プレスに比べ、同じ成形圧力でも、
その粉末成形能は高く、高密度の成形体を得ることが可
能である。したがって、CIFによれば真密度比で94
チ以上のものを得ることが、比較的容易であるが、勿論
、金型プレスその他の方法によって、真密度比で94チ
以上のものを得てもよい。また、焼結材を密閉容器内に
封入してHIPを行う場合には、基材部密度94チ以上
としておく盛装はない。
本発明の方法により製造した表面にポーラスな層を有す
る構造部品の利用例を次に示すが、これに限定されるも
のではないことは言うまでもない。
第5図には人工股関節として用いた例を示す図であって
、基材部51からなる人工骨のステムの周囲にポーラス
層52を設けである。該ポーラス層52の存在によシ、
人工骨ステムと人体の骨との間の癒着・結合力が向上す
る。
第6図は軸受に用いた場合を示す図であって、軸受外側
を基材部61とし、内側をポーラス層62をスケルトン
とする構造にする。外側の基材部61は例えばFe−0
u−C系の強度の高い材質とし、ポーラス)d162に
油を含浸したり、或はポーラス層62にZn やSn 
 の低融点金属を含浸したりして用いる。
第7図は吸振合金として用いた場合金示す図で6って、
基材部71の中間層をポーラス層72としたものでめる
っ (実施例) 実施例1 純Ti 粉末、At−V 母合金粉末、純At粉末を原
料とし、(Ti 9 Dチ、At−V 8%、At  
2%を混合)冷間静水圧成形(CIF )にて圧力15
00.3000.6000 kg/cm2で径2゜−、
長さ30−の円柱圧粉成形体を作製した。
これを基材部とし、表面に遠心力アトマイズ法によシ得
た平均粒径530 μm のTi−6Al−4V合金粉
末を配し、C工P圧6000 kg7cm2にて再加圧
し次後、真空中温度1350’Cで5時間焼結を行った
この結果、合金粉末1〜4層がらな9平均空孔径60μ
m以上を有するポーラスな層を表面に有する円柱部材が
得られ次。
実施例2 実施例1と同じ基材用原料を用いてcIP圧力6000
 kliJ/c−にょシ人工股関節成形体を作製した。
さらにポーラス層を形成するために、該人工股関節ステ
ム部の周囲に遠心アトマイズ法によシ得た平均粒子径5
30μmの球状Ti−6Al−4V  粉末を配し、C
IP圧力6000ky/cm”Kよシゴムモールド内で
再加圧した。得られたポーラス層付き人工股関節成形体
を温度1350℃にて5時間真空焼結することにより、
ポーラス層付き人工股関節製品を作製した。ボーラス層
は1〜4層からなり、平均空孔系60μm以上を有する
もので、人工股関節に強固に固着しており、該ポーラス
層と人工股関節境界面での組織異常はなかった。
なお、以上の実施例1及び2で得られた本発明品の疲労
試験を行ったところ、焼結条件が1350℃5時間の条
件であったがポーラス層がない場合の50チ以上の高強
度が得られた。
比較のために同じ組成で従来法によりポーラス層を形成
したところ、1500℃5時間で固相拡孜ヲ行ったにも
かかわらず、その疲労強度はポーラス層が無い場合の3
3チに低下してしまった。これにより、本発明が強度低
下の少ないポーラス層を有する構造部品をエネルギー効
率良く得られることが明らかにわかる。
実施例3 C!o −57Cr  、 Co−60Mo、及び純C
O粉末を用い、C工P圧力5000 kg7cm”によ
シ径50圓、長さ40mmの円柱圧粉体を成形した。
これを基材部とし、表面にCo−Crを主成分とする合
金粒末を配し、C工P圧6000 kg7cm2にて再
加圧を行った後、温度1200℃にて7時間真空焼結を
行った。この結果、合金粉末1〜3層からなる空孔径3
0μm以上のポーラスな層を有するCo−Cr系合金円
柱部材を得た。
従来法では同様のポーラス層を得るには、1330℃7
時間の固相拡散を行ったにもかかわらず、疲労強度はポ
ーラス層なしの場合60チに低下してしまった。
しかし上記の本発明によるものは1200℃7時間とい
う条件にもかかわらずポーラス層の無いものの70%程
度という高い疲労強度が得られた。
実施例4 純II′e 、純Or及び純Ni  粉末を80%、1
8チ、2%の割合で混合し、金型プレス法により400
0ゆ/C−にて径50mm1長さ20鵬の円板状圧粉体
を成形した。これを基材部とし、表面にFe−(jr−
Ni  系ステンレス合金粉末を配し、金型ブレス工法
にて圧力1000 kl、7cm”で再加圧を行った。
得られた複合圧粉体を1200℃にて3時間行った。こ
の結果、合金粉末1〜4層からなる空孔径30μm以上
のポーラスな層を有するPe−Cr−Ni 系ステンレ
ス円板を作製することができた。
同様のものを従来法で作製するには、ポーラス層を施す
ために1300℃3時間の固相拡散を要し次が、両者の
疲労強度を比較したところ、従来法のものは本発明品よ
り30%程度低い値を示した。
実施例5 純Fe  及び純Or 粉末を用い、Fe 85%、C
r15%の配合比で混合の上金型プレス法にて4000
 kg/cm2によりφ50X20の円板状圧粉体を成
形した。これを基材部とし、表面にFe−13Or 合
金粉末を配しCUP法にて圧力1000 kg/cm2
で再加圧を行った。得られた複合圧粉体の焼結’111
50℃で5時間行った。
この結果合金粉末1〜2層からなるポーラスな層を有す
るFe−Cr系ステンレス円板を作製することができた
従来法によれば1350℃で5時間の固相拡散を要する
にもかかわらず得られた円板の疲労強度は本発明による
ものに比して、30%程度低い値を示した。
実施例6 純Ti  粉末、AL−V 母合金粉末、純U粉末を原
料とし、(Ti  90%、At−18%、At2%を
混合)冷間静水圧成形(cxp )にて圧力3000.
6000 kg/cm”で径20mm、長さ30mmの
円柱圧粉成形体を作製した。これを基材部とし、表面に
遠心力アトマイズ法によシ得た平均粒径350μmのT
i−6Al−4V合金粉末を配し、C工P圧4000 
kid/cm”にて再加圧した後、真空中温度1350
℃で5時間焼結を行った。
この結果、合金粉末1〜4層からな9平均空孔径60μ
m以上を有するポーラスな層を表面に有する円柱部材が
得られた。
実施例7 実施例6で得た円柱部材について、その基材部強度’を
増すために、cA)950℃、 i oo。
kg/cm” 、 1時間、および(B) 930℃、
の条件でHIPをそれぞれ行い、円柱部材AおよびBを
得た。得られた表面にポーラスな層を有する円柱部材A
およびBは真密度比で9996以上の密度を有していた
為、H工P処理を行わなかった場合(実施例6)の96
%に比べ、高密度を有する基材部が得られていることが
明らかになった。
実施例8 実施例6で得られた円柱部材について基材部強度を増す
ため、(C)950℃1時間W・θ(水冷)および54
0℃、4時間A−C(空冷)、条件で熱処理を施し、表
面にポーラス層を有する円柱部材Cを得た。
実施例6〜8の円柱部材の比較試験 以上のOIP、HIP、熱処理の基材部強化に対する効
果を調べる為、基材部より引張試片を切シ出し、その常
温強度を調べ念ところ、CIP圧力3000.6000
 klil/cm”で円柱圧粉成形体(基材部)を作成
した焼結材の引張強度はそれぞれ80.86 kg/c
rn”であった。これは金型プレス法にて圧力3000
 kg/c+n2にて作成した場合の強度78 kg/
cm”に比べ高い値であシ、CIPを用いることによる
基材部の高強度化が得られていることが明らかとなった
又、HIP、熱処理を施した材料の強度はそれぞれ96
.120 y/cm2でめった。以上にょシ明らかにC
IP、HIP1熱処理の各処理によシ、基材部の高強度
化が図れたことが明らかになった。
(発明の効果〕 以上詳述したところならびに実施例の結果から明らかな
ように、本発明の表面にポーラスな層を有する構造部品
はポーラス層と基材表面の結合性が良く、従来品に比し
ポーラス層設置による強度劣化が少ないという長所を有
する。また本発明の表面にポーラスな層を有する構造部
品の製造方法は上記した有利な部品を実現しうるのに加
え、従来法よりも熱効率良く行える、さらに基材部をH
IP又は熱処理によってより高強度のものにできる、と
いう効果を奏する、産業上非常に有利な方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の表面にポーラスな層を有する構造部品
の説明図、第2図及び第5図は従来の構造部品及びその
製造方法を説明する図、第4図は基材部の圧粉成形が不
適な場合を説明する図である。 第5図〜第7図は本発明の構造部品の実施態様を説明す
る図であって、第5図は人工股関節、第6図は軸受け、
第7図は吸振合金の場合を示す。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)要素粉末をベースとして圧粉成形された基材部と
    、合金粉末を原料とし該基材部表面に形成されたポーラ
    スな層からなり、該ポーラスな層は上記基材部表面にく
    い込むように結合固着されていることを特徴とする表面
    にポーラスな層を有する構造部品。
  2. (2)合金粉末の基本組成が、Ti−6Al−4V合金
    である特許請求の範囲第(1)項記載の表面にポーラス
    な層を有する構造部品。
  3. (3)合金粉末の基本組成がCo−Cr系合金である特
    許請求の範囲第(1)項記載の表面にポーラスな層を有
    する構造部品。
  4. (4)合金粉末の基本組成がFe−Cr系ステンレス合
    金である特許請求の範囲第(1)項記載の表面にポーラ
    スな層を有する構造部品。
  5. (5)合金粉末の基本組成がFe−Cr−Ni系ステン
    レス合金である特許請求の範囲第(1)項記載の表面に
    ポーラスな層を有する構造部品。
  6. (6)合金粉末が純Tiである特許請求の範囲第(1)
    項記載の表面にポーラスな層を有する構造部品。
  7. (7)要素粉末と合金粉末が同じ基本組成である特許請
    求の範囲第(1)項ないし第(6)項のいずれかに記載
    される表面にポーラスな層を有する構造部品。
  8. (8)要素粉末をベースとする基材部を圧粉成形した後
    、平均粒径100μm以上の合金粉末を該基材部の表面
    に配し、次いで上記基材部圧粉成形時の圧力の1/10
    以上の圧力を加え、それにより得られた表面に合金粉末
    層を有する複合圧粉体を焼結することを特徴とする、表
    面にポーラスな層を有する構造部品の製造方法。
  9. (9)基材部圧粉成形時の圧力の1/10以上の圧力を
    冷間静水圧成形により加える、特許請求の範囲第(8)
    項に記載の表面にポーラスな層を有する構造部品の製造
    方法。
  10. (10)要素粉末をベースとする基材部を圧粉成形した
    後、平均粒径100μm以上の合金粉末を該基材部の表
    面に配し、次いで上記基材部圧粉成形時の圧力の1/1
    0以上の圧力を加え、それにより得られた表面に合金粉
    末層を有する複合圧粉体を焼結することにより得た焼結
    材について、さらに熱間静水圧成形を施し、それにより
    基材部強度を向上することを特徴とする表面にポーラス
    な層を有する構造部品の製造方法。
  11. (11)真密度比94%以上の基材部を有する焼結材に
    ついて、密閉容器内に封入することなく、熱間静水圧成
    形を施こす、特許請求の範囲第(10)項に記載の表面
    にポーラスな層を有する構造部品の製造方法。
  12. (12)要素粉末をベースとする基材部を圧粉成形した
    後、平均粒径100μm 以上の合金粉末を該基材部の
    表面に配し、次いで上記基材部圧粉成形時の圧力の1/
    10以上の圧力を加え、それにより得られた表面に合金
    粉末層を有する複合圧粉体を焼結することにより得た焼
    結材について、さらに熱処理を施こし、それにより基材
    部強度を向上することを特徴とする表面にポーラスな層
    を有する構造部品の製造方法。
  13. (13)合金粉末の基本組成が、Ti−6Al−4V合
    金である特許請求の範囲第(8)項ないし第(12)項
    のいずれかに記載される表面にポーラスな層を有する構
    造部品の製造方法。
  14. (14)合金粉末の基本組成がCo−Cr系合金である
    特許請求の範囲第(8)項ないし第(12)項のいずれ
    かに記載される表面にポーラスな層を有する構造部品の
    製造方法。
  15. (15)合金粉末の基本組成がFe−Cr系ステンレス
    合金である特許請求の範囲第(8)ないし第(12)項
    のいずれかに記載される表面にポーラスな層を有する構
    造部品の製造方法。
  16. (16)合金粉末の基本組成がFe−Cr−Ni系ステ
    ンレス合金である特許請求の範囲第(8)ないし第(1
    2)項のいずれかに記載される表面にポーラスな層を有
    する構造部品の製造方法。
  17. (17)合金粉末が純Tiである特許請求の範囲第(8
    )項ないし第(12)のいずれか記載の表面にポーラス
    な層を有する構造部品の製造方法。
  18. (18)要素粉末と合金粉末が同じ基本組成である特許
    請求の範囲第(8)項ないし第(17)項のいずれかに
    記載される表面にポーラスな層を有する構造部品の製造
    方法。
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