JPS62173193A - 刃物 - Google Patents
刃物Info
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- JPS62173193A JPS62173193A JP1345986A JP1345986A JPS62173193A JP S62173193 A JPS62173193 A JP S62173193A JP 1345986 A JP1345986 A JP 1345986A JP 1345986 A JP1345986 A JP 1345986A JP S62173193 A JPS62173193 A JP S62173193A
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Landscapes
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- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、刈込機に用いられる刈込刃やはさみ。
ヘアカッター、電気カミソリの刃の如く相互に摺動する
可動刃と固定刃とを備えた刃物に関する。
可動刃と固定刃とを備えた刃物に関する。
(背景技術)
従来、この種の刃物のうち例えば刈込刃においては、切
味を長持ちさせるために種々の対策が施されている。す
なわち、例えば第9図に示すように固定刃41の少なく
とも可動刃43との摺動面にセラミック層42を形成し
、このセラミック層42に摺接する可動刃43の刃先部
をセラミック層42により研磨することで可動刃43の
刃先部を鋭利に再生するようにしたものがある。しかし
ながら、これによると一般に接着が困難なセラミック層
42と固定刃41の金属との付着力が弱く、切断時の刃
先部の衝撃や刃先とおしの衝突により第10図に示す如
くセラミック層42の端部が母材としての固定刃41か
ら剥がれてしまい、切味が悪くなるという欠点があった
。
味を長持ちさせるために種々の対策が施されている。す
なわち、例えば第9図に示すように固定刃41の少なく
とも可動刃43との摺動面にセラミック層42を形成し
、このセラミック層42に摺接する可動刃43の刃先部
をセラミック層42により研磨することで可動刃43の
刃先部を鋭利に再生するようにしたものがある。しかし
ながら、これによると一般に接着が困難なセラミック層
42と固定刃41の金属との付着力が弱く、切断時の刃
先部の衝撃や刃先とおしの衝突により第10図に示す如
くセラミック層42の端部が母材としての固定刃41か
ら剥がれてしまい、切味が悪くなるという欠点があった
。
また、これを防止するため、第11図のように固宝刀4
1’の刃先エツジ44からやや内方にセラミック層42
を埋め込む構造も提案されているが、この構造ではセラ
ミック層42の剥離を防止できるものの、刃先エツジ4
4が可動刃43′に直接摺接するため刃先エツジ44が
摩耗してしまうという問題があった。
1’の刃先エツジ44からやや内方にセラミック層42
を埋め込む構造も提案されているが、この構造ではセラ
ミック層42の剥離を防止できるものの、刃先エツジ4
4が可動刃43′に直接摺接するため刃先エツジ44が
摩耗してしまうという問題があった。
更に、第12図に示す如く、固定刃41″′の表面が凸
曲面状になるようにセラミック層42を摺動面およびす
くい面の全面にわたってコーティングしてセラミック層
42の剥離を防ぐ方法も考えられるが、この方法では固
定刃411と可動刃43″との刃先部の直接の衝突が避
けられる反面、前記刃先部に隙間δが存在することによ
って切味が悪くなるという欠点を有していた。
曲面状になるようにセラミック層42を摺動面およびす
くい面の全面にわたってコーティングしてセラミック層
42の剥離を防ぐ方法も考えられるが、この方法では固
定刃411と可動刃43″との刃先部の直接の衝突が避
けられる反面、前記刃先部に隙間δが存在することによ
って切味が悪くなるという欠点を有していた。
(発明の目的)
本発明は上記の点に鑑み提案されたもので、その目的と
するところは、固定刃と可動刃との摺動面の少なくとも
一方にセラミック砥粒とメタルボンドからなるコーティ
ング層を形成することにより、セラミック砥粒の母材か
らの抜脱や剥離を防いで刃先部を常に鋭利な状態で維持
すると共に。
するところは、固定刃と可動刃との摺動面の少なくとも
一方にセラミック砥粒とメタルボンドからなるコーティ
ング層を形成することにより、セラミック砥粒の母材か
らの抜脱や剥離を防いで刃先部を常に鋭利な状態で維持
すると共に。
一方の刃先エツジを再生研磨して切味の向上および長寿
命化を可能にした刃物を提供することにある。
命化を可能にした刃物を提供することにある。
(発明の開示)
以下、図に沿って本発明を説明する。まず、第1図ない
し第5図は本発明を刈込機の刈込刃に適用した場合の第
1実施例を示すもので、第1図は刈込機1の全体構造を
示している。この刈込機1にはその前方に刈込刃2が配
設され、かかる刈込刃2は詳しくは第2@および第3図
に示す如く構成される。すなわち、ほぼ櫛状に形成され
た固定刃3の上面には同じく櫛状の可動刃4が摺動可能
に配設され、その上面には押え板5が僅かな隙間を介し
て配設されている。そして、押え板5にはその長さ方向
に適宜な間隔をおいてガイドブツシュ6が付設され、こ
のガイドブツシュ6を固定刃3側から貫通するネジ7を
蝶ナツト8にて締め付けることで固定刃3.可動刃4お
よび押え板5が一体的に保持されるようになっている。
し第5図は本発明を刈込機の刈込刃に適用した場合の第
1実施例を示すもので、第1図は刈込機1の全体構造を
示している。この刈込機1にはその前方に刈込刃2が配
設され、かかる刈込刃2は詳しくは第2@および第3図
に示す如く構成される。すなわち、ほぼ櫛状に形成され
た固定刃3の上面には同じく櫛状の可動刃4が摺動可能
に配設され、その上面には押え板5が僅かな隙間を介し
て配設されている。そして、押え板5にはその長さ方向
に適宜な間隔をおいてガイドブツシュ6が付設され、こ
のガイドブツシュ6を固定刃3側から貫通するネジ7を
蝶ナツト8にて締め付けることで固定刃3.可動刃4お
よび押え板5が一体的に保持されるようになっている。
しかしてこの実施例では、第4図のように固定刃3の母
材3Aの可動刃4との摺動面およびすくい面の全面にわ
たってコーティング層3Bが形成されている。このコー
ティング層3Bは、詳しくは第5図に示す如く、ニッケ
ル等を主成分とするメタルボンド3aに粒度600〜8
00番のWA研削砥粒等のセラミック砥粒3bを例えば
砥粒率50%にて混在させて構成されるもので、電着法
によってセラミック砥粒3bが表面から露出するように
母材3Aに付着されるものである。ここで電着は、セラ
ミック砥粒3bが混在するニッケル電解液中で被電着部
材(母材3A)に直流電流を流し、ニッケルおよびセラ
ミック砥粒3bを母材3Aにコーティングすることによ
り行なわれる。
材3Aの可動刃4との摺動面およびすくい面の全面にわ
たってコーティング層3Bが形成されている。このコー
ティング層3Bは、詳しくは第5図に示す如く、ニッケ
ル等を主成分とするメタルボンド3aに粒度600〜8
00番のWA研削砥粒等のセラミック砥粒3bを例えば
砥粒率50%にて混在させて構成されるもので、電着法
によってセラミック砥粒3bが表面から露出するように
母材3Aに付着されるものである。ここで電着は、セラ
ミック砥粒3bが混在するニッケル電解液中で被電着部
材(母材3A)に直流電流を流し、ニッケルおよびセラ
ミック砥粒3bを母材3Aにコーティングすることによ
り行なわれる。
このようにして形成された固定刃3の刃先部は、金属製
結合材であるメタルボンド3aと金属製の母材3Aとが
物性的に近似しているためメタルボンド3aが母材3A
から剥がれにくく、ひいてはこのメタルボンド3aによ
り捕捉されているセラミック砥粒3bも剥離しにくい構
造となる。従って、この砥石状のコーティング層3Bが
可動刃4の刃先部と摺接・衝突しても母材3^から剥離
することがなく、母材3Aの刃先部を常に鋭利な状態で
維持することができる。また、可動刃4の刃先部はコー
ティング層3Bのセラミック砥粒3bとの摺接により常
時研削されるため、刃先エツジの再生研磨を自動的に行
なうことができ、常にシャープな可動刃エツジを提供す
ることができるものである。
結合材であるメタルボンド3aと金属製の母材3Aとが
物性的に近似しているためメタルボンド3aが母材3A
から剥がれにくく、ひいてはこのメタルボンド3aによ
り捕捉されているセラミック砥粒3bも剥離しにくい構
造となる。従って、この砥石状のコーティング層3Bが
可動刃4の刃先部と摺接・衝突しても母材3^から剥離
することがなく、母材3Aの刃先部を常に鋭利な状態で
維持することができる。また、可動刃4の刃先部はコー
ティング層3Bのセラミック砥粒3bとの摺接により常
時研削されるため、刃先エツジの再生研磨を自動的に行
なうことができ、常にシャープな可動刃エツジを提供す
ることができるものである。
次に、第6図および第7図は本発明の第2実施例を示し
ている。この実施例は、第6図に示すように可動刃4と
押え板5との間に押えバネ9を配設し、この押えバネ9
による最適な押圧力にて可動刃4を固定刃3″側に押圧
することによりコーティング層3Bのセラミック砥粒3
bによる可動刃4の研削量を調節可能とし、同時に可動
刃4と固定刃3′との間の隙間をなくして切味の向上を
図ったものである。なお、第7図に示す如く、固定刃3
′の母材3Aには可動刃4との摺動面にのみコーティン
グ層3Bが形成されており、第1実施例に比較してコー
ティング部分の減少により刃物のコストを低減すること
が可能である。
ている。この実施例は、第6図に示すように可動刃4と
押え板5との間に押えバネ9を配設し、この押えバネ9
による最適な押圧力にて可動刃4を固定刃3″側に押圧
することによりコーティング層3Bのセラミック砥粒3
bによる可動刃4の研削量を調節可能とし、同時に可動
刃4と固定刃3′との間の隙間をなくして切味の向上を
図ったものである。なお、第7図に示す如く、固定刃3
′の母材3Aには可動刃4との摺動面にのみコーティン
グ層3Bが形成されており、第1実施例に比較してコー
ティング部分の減少により刃物のコストを低減すること
が可能である。
更に、第8図は本発明の第3実施例を示している。この
実施例は、固定刃3″″にはコーティング層を形成せず
、他方の可動刃4′の母材4Aにコーティング層4Bを
形成したもので、コーティング層4Bの構造や組成は先
の実施例と同様である。この実施例においても、第1実
施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
実施例は、固定刃3″″にはコーティング層を形成せず
、他方の可動刃4′の母材4Aにコーティング層4Bを
形成したもので、コーティング層4Bの構造や組成は先
の実施例と同様である。この実施例においても、第1実
施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、以上の各実施例において、セラミック砥粒3bと
してはボラゾン、ダイヤモンド等の各種の研削砥粒や、
アルミナ、シリカ、炭化ホウ素、窒化ホウ素、ジルコニ
ア等の炭化物、酸化物、窒化物等のセラミック材を用い
てもよく1粒度200〜1500番の範囲で砥粒率25
%以上でも同様の効果が得られることが確認されている
。更に、メタルボンド3aの材質として銅やクロム、チ
タン等を用いることも可能である。
してはボラゾン、ダイヤモンド等の各種の研削砥粒や、
アルミナ、シリカ、炭化ホウ素、窒化ホウ素、ジルコニ
ア等の炭化物、酸化物、窒化物等のセラミック材を用い
てもよく1粒度200〜1500番の範囲で砥粒率25
%以上でも同様の効果が得られることが確認されている
。更に、メタルボンド3aの材質として銅やクロム、チ
タン等を用いることも可能である。
(発明の効果)
以上のように本発明によれば、互いに摺接する固定刃と
可動刃との少なくとも一方の母材の摺動面に、セラミッ
ク砥粒をメタルボンドに混在させてなるコーティング層
を形成し、前記セラミック砥粒の一部を前記コーティン
グ層の表面から露出させたから、コーティング層と母材
との強力な付着力によりセラミック砥粒の抜脱や剥離を
生じるおそれがなく、このコーティング層によって一方
の刃の刃先部を常に鋭利な状態で保護することができる
。
可動刃との少なくとも一方の母材の摺動面に、セラミッ
ク砥粒をメタルボンドに混在させてなるコーティング層
を形成し、前記セラミック砥粒の一部を前記コーティン
グ層の表面から露出させたから、コーティング層と母材
との強力な付着力によりセラミック砥粒の抜脱や剥離を
生じるおそれがなく、このコーティング層によって一方
の刃の刃先部を常に鋭利な状態で保護することができる
。
また、セラミック砥粒が他方の刃の刃先部を再生研磨す
ることから常時、鋭利な刃先エツジを保つことができ、
切味の向上と共に刃ないし刃物全体の長寿命化を図るこ
とができる等の効果がある。
ることから常時、鋭利な刃先エツジを保つことができ、
切味の向上と共に刃ないし刃物全体の長寿命化を図るこ
とができる等の効果がある。
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例を示すもので
、第1図は刈込機の斜視図、第2図は刈込刃の斜視図、
第3図は第2図のA−A拡大断面図、第4図は第2図の
B−B拡大断面図、第5図は第4図におけるC部拡大説
明図、第6図および第7図は本発明の第2実施例を示す
要部拡大断面図、第8図は本発明の第3実施例を示す要
部拡大断面図、第9図ないし第12図は従来例を示す要
部断面図である。 3.3’、3”・・・固定刃 4,4′・・・可動
刃3A、4A・・・母材 3B 、 4B・・・コ
ーティング層3a・・・メタルボンド 3b・・・
セラミック砥粒9・・・押えバネ 特許出願人 松下電工株式会社。 代理人 弁理士 高 山 敏 夫゛−1゛\ − (ほか1名) 第1図 第3図 第4図 3 第5図 第6図 3′7 第7f21 3′ 第8図 4゛
、第1図は刈込機の斜視図、第2図は刈込刃の斜視図、
第3図は第2図のA−A拡大断面図、第4図は第2図の
B−B拡大断面図、第5図は第4図におけるC部拡大説
明図、第6図および第7図は本発明の第2実施例を示す
要部拡大断面図、第8図は本発明の第3実施例を示す要
部拡大断面図、第9図ないし第12図は従来例を示す要
部断面図である。 3.3’、3”・・・固定刃 4,4′・・・可動
刃3A、4A・・・母材 3B 、 4B・・・コ
ーティング層3a・・・メタルボンド 3b・・・
セラミック砥粒9・・・押えバネ 特許出願人 松下電工株式会社。 代理人 弁理士 高 山 敏 夫゛−1゛\ − (ほか1名) 第1図 第3図 第4図 3 第5図 第6図 3′7 第7f21 3′ 第8図 4゛
Claims (4)
- (1)互いに摺接する固定刃と可動刃との少なくとも一
方の母材の摺動面に、セラミック砥粒をメタルボンドに
混在させてなるコーティング層を形成し、前記セラミッ
ク砥粒の一部を前記コーティング層の表面から露出させ
たことを特徴とする刃物。 - (2)コーティング層を固定刃の摺動面およびすくい面
の全面にわたって形成してなる特許請求の範囲第1項記
載の刃物。 - (3)メタルボンドとしてのニッケルボンド中に、セラ
ミック砥粒として粒度600〜800番のWA研削砥粒
を砥粒率ほぼ50%にて混在させてコーティング層を形
成してなる特許請求の範囲第1項記載の刃物。 - (4)押えバネにより可動刃を固定刃に押圧してなる特
許請求の範囲第1項記載の刃物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1345986A JPS62173193A (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 刃物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1345986A JPS62173193A (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 刃物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62173193A true JPS62173193A (ja) | 1987-07-30 |
Family
ID=11833729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1345986A Pending JPS62173193A (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 刃物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62173193A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023105988A1 (ja) * | 2021-12-06 | 2023-06-15 | 株式会社村田製作所 | カット刃 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51753A (ja) * | 1974-06-22 | 1976-01-06 | Masayoshi Urabe | Tetsukinkonkuriitoenkeiko |
-
1986
- 1986-01-24 JP JP1345986A patent/JPS62173193A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51753A (ja) * | 1974-06-22 | 1976-01-06 | Masayoshi Urabe | Tetsukinkonkuriitoenkeiko |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023105988A1 (ja) * | 2021-12-06 | 2023-06-15 | 株式会社村田製作所 | カット刃 |
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