JPS62172658A - 無電極放電ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、バルブ内に封入した希ガスあるいは金属蒸気
を高周波電磁界によって放電発光させる無電極放電ラン
プに関する。

（背景技術） 一般の白熱電球は照明用として広く利用されているが、
その効率は入力１ワット当り１０〜１５ルーメンと比較
的低く、その寿命もｔｏｏｏ時間程度と短い。また、一
般の螢光ランプは白熱電球に比べて電力効率が良く、寿
命も３０００時間程時間長いことから、一般の白熱電球
の代替として、ねじ口金を備えた小型螢光ランプが各所
で開発されている。さらに、電極を無くすることにより
寿命を大幅に向上させ、しかも小型化を可能とする、い
わゆる無電極放電ランプも各所で開発されている。

第５図は、かかる無電極放電ランプを用いた装置の一イ
ク１１を示すもので、図中１は、中心に筒状の空洞部２
を有する外形が一般の白熱電球の形をしたバルブで、該
バルブ１の内面には螢光体３が塗布され、バルブ１内に
はアルゴン等の希ガスと水銀等の金属蒸気が封入されて
いる。４は上記空洞部２に配設された誘導コイル、５は
高周波発振器、６は電源である。

かかる装置は、高周波発掘器５による高周波出力で誘導
コイル６に誘導磁場を発生させ、さらに電場を誘導させ
る。これによりバルブ１内に封入された金属蒸気を電離
させ、放出した紫外線によって螢光体３を励起させ可視
光をバルブ１外に放射する。

ところで、バルブ１より放、射される可視光の色は、た
とえバルブ１に印加する高周波電圧を変化させても、バ
ルブ１の内面に塗布した螢光体３の種類によって必然的
に決まるものである。それ故、一種類の螢光材料がバル
ブ１内面に塗布されているなら単色、発光色が異なる複
数の螢光材料が塗布されているなら、それらの混色とな
る。つまり、赤色のみの発光あるいは赤色と青色の混色
発光というように、一つのランプで複数の発光色を得る
ことは不可能である。従って、このような無電極放電ラ
ンプを装飾用あるいはディスプレイに用いても、その効
果は低かった。

（発明の目的） 本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、一つのランプで単色発光および混色発光が
得られる無電極放電ランプを提供するにある。

（発明の開示） 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。

実施例１ 第１図は本発明に係る第１の実施例を示すもので、バル
ブｌは外側バルブ１ａと内側バルブ１ｂとより成る二重
構造で、その中心部には前記従来例と同様、筒状の空洞
部２が形成され、該空洞部２には誘導コイル４が配設さ
れている。また、内側バルブ１ｂの内壁面あるいは外壁
面に螢光体３が塗布されている。さらに、両バルブｌａ
、ｌｂ内にはアルゴン等の希ガス、あるいは希ガスに加
えて水銀等の金属蒸気が封入されており、且つ、封入さ
れた希ガスの種類あるいはそのガス圧は、外側バルブ１
ａと内側バルブ１ｂとではそれぞれ異なっている。例え
ば、内側バルブ１ｂ内の方が外側バルブｌａ内よりも始
動しやすいようにガス圧を設定するか、内側バルブｌｂ
内の方が外側バルブｌａ内よりも始動しやすいような種
類のガスを封入しておく。なお、図中５は高周波発振器
、６は電源、７は高周波発振器５の出力を制御する制御
装置である。

次に、上記実施例の動作を説明する。高周波発振器５の
出力をＯから上げていくと、まず、始動電圧が低く設定
しである内側バルブｌｂＯ方が先に点灯、つまり紫外線
を放射し、内側バルブ１ｂの内面あるいは外面に塗布し
た螢光体３によりある発光色をもった可視光を放射する
。そこで、高周波発振器５の出力をさらに上げていくと
、始動電圧の高い外側バルブｌａ内のガスあるいは金属
蒸気が放電し、そのガスが励起されである発光色をもっ
た可視光を放射する。

従って、高周波発振器５の出力を変化させるこ゛とによ
り、一つのランプで螢光体３による発光色と、外側バル
ブｌａ内のガスあるいは金属蒸気による発光色と、螢光
体３による発光色と外側バルブｌａ内のガスあるいは金
属蒸気による発光色の混色が得られることになり、装飾
性の非常に高いランプとなる。

実施例２ 第２図は本発明に係る第２の実施例を示すもので、前記
実施例と異なる点は、内側バルブ１ｂの外周に誘導コイ
ル４を巻回したことである。他の構成は前記実施例と同
様であるので、同等構成に同一符号を付すことにより説
明を省略する。

この実施例においては、前記実施例のように空洞部２を
設ける必要がないので、前記実施例の効果に加え製造が
容易になるという利点がある。

実施例３ 第３図は本発明に係る第３の実施例を示すもので、外側
バルブｌａ内に複数の内側バルブ１ｂが配設され、外側
バルブ１ａの外周に誘導コイル４が巻回されている。ま
た、それぞれの外側バルブ１ａの内面あるいは外面には
螢光体３が塗布されており、その内部にはガスの種類あ
るいはその圧が異なる希ガス、あるいはそれに加えて金
属蒸気が封入されている。

この実施例では、外側バルブ１ａおよび内側バルブ１ｂ
の内、始動電圧の低いバルブから逐次放電を開始し、単
色から４種類の発光色の混色までを発光色とすることが
できる。

実施例４ 第４図は本発明に係る第４の実施例を示すもので、外側
バルブ１ａの内面にのみ螢光体３が塗布されており、内
側バルブ１ｂには螢光体３は塗布されていない。また、
外側バルブ１ａと内側バルブ１ｂには、前記第１、第２
の実施例と同様に希ガスあるいはそれに加えて金属蒸気
が封入されている。誘導コイル４は第３の実施例と同様
、外側バルブ１ａの外周に巻回されている。

この実施例では、高周波出力を上げていくと、内側バル
ブｌｂ内の希ガスあるいは金属蒸気が放電し、ある発光
色を放射する。さらに出力を上げていくと、外側バルブ
１ａ内の希ガスあるいは金属葎気が放電し、それが螢光
体３によっである発光色を放射する。そして、この発光
色が先に放電した内側バルブｔｂによる発光色と混色す
る。従って、この実施例によれば、より装飾性の高いラ
ンプが得られると共に、製造が容易でコスト的にも有利
になる。

（発明の効果） 本発明は上記のように、バルブ内に封入した希ガスもし
くは希ガスと共に封入した金属蒸気を高周波電磁界によ
って放電発光させて成る無電極放電ランプであって、上
記バルブを外側バルブと内側バルブとより成る二重構造
にすると共に、上記それぞれのバルブ内に封入する希ガ
スの種類あるいはそのガス圧を異なるものにしたことを
特徴とするので、上記バルブに印加する高周波電磁界を
変化させれば、一つのランプで単色発光から２種類以上
の混色発光へと発光色を変えることができ、極めて装飾
性の高い無電極放電ランプを安価に提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る第１の実施例を示す簡略図、第２
図は本発明に係る第２の実施例を示す簡略図、第３図は
本発明に係る第３の実施例を示す簡略図、第４図は本発
明に係る第４の実施例を示す簡略図、第５図は従来例を
示す簡略図である。 １ａ・・・外側バルブ、１ｂ・・・内側バルブ、３・・
・螢光体。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）バルブ内に封入した希ガスもしくは希ガスと共に
   封入した金属蒸気を高周波電磁界によって放電発光させ
   て成る無電極放電ランプであって、上記バルブを外側バ
   ルブと内側バルブとより成る二重構造にすると共に、上
   記それぞれのバルブ内に封入する希ガスの種類あるいは
   そのガス圧を異なるものにしたことを特徴とする無電極
   放電ランプ。
2. （２）上記外側バルブおよび内側バルブのいずれか一方
   に壁面に螢光体を塗布した特許請求の範囲第１項記載の
   無電極放電ランプ。